JPH0485387A - 蓄熱材 - Google Patents

蓄熱材

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JPH0485387A
JPH0485387A JP2200916A JP20091690A JPH0485387A JP H0485387 A JPH0485387 A JP H0485387A JP 2200916 A JP2200916 A JP 2200916A JP 20091690 A JP20091690 A JP 20091690A JP H0485387 A JPH0485387 A JP H0485387A
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百瀬 千秋
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中河原 清
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蓄熱材に関し、更に詳しくは蓄熱成分として大
量のパラフィン類を含有する新規な蓄熱材に関する。
〔従来の技術〕
従来蓄熱材はその原理から物質の顕熱を利用するもの、
物質の相変化潜熱を利用するもの、物質の化学反応熱を
利用するもの等がある。現在実用的な面より物質の相変
化潜熱を利用する蓄熱材が注目を集めており、蓄熱式空
調機器、蓄熱式建材、各種保温器具や装置等に利用され
つつある。
この相変化潜熱を利用する蓄熱材の一つとしてパラフィ
ン類を蓄熱成分として用いた所謂有機蓄熱材がある。こ
の有機蓄熱材は安価であるので従来から注目されている
。この場合、パラフィン類は固体から液体への相変化時
に蓄熱し、液体から固体への相変化時に放熱する作用を
なす。このためパラフィン類を利用するには液化時に流
動して漏れないような対策が要求さる。現在、この対策
として(1)有機高分子の中空ポールやカプセル内にパ
ラフィン類を収容する方法、(2)溶融したパラフィン
浴にポリオレフィンのベレットやシート等の成形体を浸
漬して該ポリオレフィン成形体中にパラフィンを浸透含
浸する方法等が提案されている。
しかし上記の各方法は、以下に述べる問題がある。即ち
、 +11の中空ポールやカプセルはそれを収容する有機高
分子の膜が厚い場合は、パラフィンを収容する容積が小
さくなって含有パラフィン量、而して蓄熱量が少なくな
る。逆に有機高分子の膜が薄い場合は、パラフィンを収
容する容積が大となるが、長期の使用中に膜が破れてパ
ラフィンが流出する問題がある。また更に、一般に中空
ポールやカプセルは、それらの多数個を大きな袋や箱内
に詰め込まれた状態で使用される場合が多く、中空ポー
ルやカプセル同志間に蓄熱の観点からは無駄な空間が必
然的に生しるので上記の袋や箱の全体を蓄熱材として見
たときには含有パラフィン量はそれ程大きくはならない
という欠点もある。
(2)の浸透含浸する方法は、その方法によってたとえ
ばポリオレフィン成形体に7帽1%以上もの大量のパラ
フィンを含浸させ得ることが知られており、またパラフ
ィンを含浸したポリオレフィン成形体の場合はfl)に
おける膜の破損のような問題もない長所がある。しかし
ながらこの方法で製造した蓄熱材は、含浸パラフィンが
徐々に移行して蓄熱材の表面が比較的短期間内にべと付
くという致命的な欠点がある。蓄熱材の表面がパラフィ
ンによりべと付くと周囲の他物を汚染し、この汚染が種
々の問題を惹起する。
〔解決を要すべき問題点〕
本発明の課題は、大量のパラフィン類を含有し、而して
蓄熱量が大きい蓄熱材を開発することにある。本発明の
他の課題は、大量のパラフィン類を含有するもパラフィ
ン類の移行並びにそれによる前記のようなべと付き問題
が改善された蓄熱材を開発することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の課題は、蓄熱成分としてのパラフィン類と、該パ
ラフィン類100重量部あたり5〜30重量部の炭化水
素系有機高分子からなるバインダ成分とが機械的手段に
て混合されてなることを特徴とする蓄熱材によって達成
される。
〔発明の構成並びに作用〕
炭化水素系有機高分子バインダ成分とパラフィン類とを
機械的手段にて混合して−様な組成物とした場合、たと
え該パラフィン類の使用量が上記の如く大量(この量は
バインダ成分100重量部あたりのパラフィン類量に換
算すると、333〜2000重量部になる。)であって
も、驚くべきことに、得られた組成物は成形加工性に冨
み、しかもパラフィン類の成形体表面への移行問題が後
記実施例と比較例との対比にて明らかにされる通り高度
に改善される0機械的手段による均一混合と言う一見常
識的とも思われる手段にて、本発明者が知る限り従来何
人も成し得なかった本発明の目的が達成されることは、
まさに予想外のことと言わざるを得ない。
本発明において炭化水素系有機高分子とパラフィン類と
は機械的手段にて−様な組成物を得るべく混合されるこ
とが肝要である。該機械的手段にての混合とは、パラフ
ィン類と炭化水素系有機高分子の双方中の少なくとも1
成分の溶融物に残余の成分が少な(とも膨潤好ましくは
溶解することにより、あるいは高温度により、混合対象
となる何れの成分も外力にて流動変形し得る状態におい
て攪拌、混合、あるいは混練する行為を意味する。
たとえば100〜200℃に保持されたパラフィン類の
溶融物に炭化水素系有機高分子を溶解し、得られる高温
度の溶液を攪拌混合する態様、混合各成分が軟化する温
度、たとえば50〜250℃の2本ロール、バンバリー
ミキサ、押出機、2軸混練押出機等の通常の混線機を使
用して混線混合する態様等が例示される。混合の程度は
、可及的に充分であることが好ましいが、一般には1〜
150分程度の混合を行って目視にて一様に混合された
と判断される程度で本発明の目的は達成される。
本発明に於いて蓄熱成分として使用されるパラフィン類
としては、JIS K 712Nプラスチツクの転移温
度測定方法)に従って測定した7 11111 Xが使
用温度、即ち室温〜100℃好ましくは室温〜80℃前
後の温度域にある有機化合物が使用される。但しこの際
の室温とは、本発明の蓄熱材がその稼働中に遭遇する最
低温度を意味する。
パラフィン類の好ましい具体例としては、各種パラフィ
ン、ロウ、ワックス等、ステアリン酸、バルミチン酸等
の脂肪酸やポリエチレングリコール等のアルコール類等
を例示することが出来る。
上記した使用温度において、パラフィン類のあるものは
唯1つの結晶転移温度を有しくこの場合はその温度がT
□8となる。)、またあるものは2以上の多数の結晶転
移温度を有する。2種以上のパラフィン類の混合物も2
以上の多数の結晶転移温度を存する場合が多い。それら
の場合においては、最高の結晶転移温度がT mmxに
該当する。
本発明で使用するパラフィン類は、必ずしも明確な融点
(全体が固体から液体に相変化する温度)を示すものに
限定しないが、多くのパラフィン類については、一般に
T1.8が融点に該当する。使用温度において2以上の
多数の結晶転移温度を有するパラフィン類の場合、それ
ら全ての結晶転移温度を蓄熱に利用することが出来る。
これ等パラフィン類の1種が、または2種以上が同時に
使用される。2種以上を使用する場合、互いの最高結晶
転移温度の異なる2種以上を使用することが特に好まし
い。その場合は、パラフィン類の選択とその比率を自由
に選択することにより蓄熱温度や放熱温度を適宜に調節
することができる大きな利点がある。併用される2種以
上のパラフィン類の選択は特に制限はないが、互いに混
合性の良いものが好ましい。2種以上のパラフィン類の
混合比率も特に制限はなく、任意の比率で使用しうるが
、希望する蓄熱温度、放熱温度をえる目的からして、通
常各々5〜95重量%の範囲で使用する。好ましい併用
例、その割合は後述する実施例で示される。
本発明に於いて炭化水素系有機高分子としては主鎖が基
本的に炭化水素であり、主鎖中における他の成分(例え
ば○、N、Si、ハロゲン等)の含有量は10重量%以
下、好ましくは5重量%以下である炭化水素系有機高分
子の1種または2種以上が用いられる。かかる炭化水素
系有機高分子例を以下に示す。
(1)、ポリオレフィン系ポリマー類:ポリメチレン、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのα−オレフィンの
ホモポリマー、メチレンを主体としてエチレン、プロピ
レン等が共重合したもの、エチレンを主体としてメチレ
ン、プロピレン、さらには炭素数4〜12のα−オレフ
ィン等が共重合したもの、プロピレンを主体として他の
オレフィンが共重合したもの、などのオレフィン同志の
コポリマー、エチレン、プロピレン、ブテンなどのαオ
レフィンと他のモノマー、たとえば酢酸ビニル、アクリ
ル酸エチル、メタクリル酸エチル等、とのコポリマー及
び、これ等の軽度にハロゲン化されたポリマー等が挙げ
られる。これ等は、非結晶性〜低結晶性でも良いし、結
晶性でも良い。非結晶性〜低結晶性のものは、炭化水素
ゴム類に分類される場合もある。
(2)、熱可塑性エラストマー類:ゴム並びにプラスチ
ックスの分野で「熱可塑性エラストマー」として知られ
ている、あるいは知られ得るもののうち、少なくとも前
記した室温以上で且つ使用したパラフィン類のT、□+
IO℃の温度域では、好ましくは少なくとも室温以上で
且っT□8+20℃の温度域では、ゴム弾性を有するも
のが使用される。勿論、T+eax + 20℃より高
温度でもゴム弾性を持続するものも使用出来る。具体的
にはスチレン系、オレフィン系、ウレタン系、エステル
系等の各種の従来公知の熱可塑性エラストマーのなかか
ら上記条件に適合したものが適宜に選択して使用される
。好ましい具体例としては、スチレン系ブロック共重合
体エラストマー及びオレフィン系エラストマーである。
この際のスチレン系ブロック共重合体エラストマーとし
ては、たとえばA−B−A (但しAはポリスチレン、
Bはポリブタジェン、ポリイソプレン、またはこれ等に
水素を付加したエチレン・ブチレン等を示す)を例示出
来る。またオレフィン系熱可塑性エラストマーとしては
、たとえばエチレン−プロピレン共重合体やエチレン−
プロピレン−ジエン三元共重合体にポリエチレンまたは
ポリプロピレンが混合された混合物、エチレン−プロピ
レン共重合体やエチレン−プロピレン−ジエン三元共重
合体にエチレンまたはプロピレンがグラフト重合された
もの等を例示することが出来る。
(3)、炭化水素系ゴム類:天然ゴム、スチレン−ブタ
ジェン−共重合ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、エ
チレン−プロピレン共M合体ゴム、エチレン−プロピレ
ン−ジエン三元共重合体ゴム、エチレン−酢酸ビニル共
重合体ゴム、エチレンエチルアクリレート共重合体ゴム
等が例示される。
バインダ成分としての炭化水素系有機高分子は架橋性、
非架橋性のいずれであってもよいが、架橋して用いる場
合は架橋状態で、非架橋のまま用いる場合は非架橋の状
態で、それぞれプラスチックス性であるよりもゴム的性
質を有するもののほうがパラフィン類を安定に内蔵し得
て、移行の問題が一層少ないので特に好ましい。この観
点からは、(2)の熱可塑性エラストマー類、(3)の
炭化水素系ゴム類、及びfi+のポリオレフィン系ポリ
マー類では、エチレンを主体として炭素数4〜12のα
オレフィン等が共重合したもの、エチレン、プロピレン
、ブテンなどのα−オレフィンと他の千ツマ−1たとえ
ば酢酸ビニル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル
等、とのコポリマー等、あるいはその加硫体や架橋体が
好ましい。ポリエチレン、ポリプロピレン等のα−オレ
フィンホモポリマーでもその架橋体も好ましいものの1
種である。
炭化水素系有機高分子の使用量は、パラフィン類100
重量部に対して5〜30重量部である。5重量部未満で
は、得られる組成物の柔軟性が低下して脆くなる傾向が
あると共にT max以上に於いてパラフィン類が滲み
出し、あるいは溶融し易くなる傾向があり、一方30重
量部を超える過大量ではパラフィン類の使用量が少なく
なって蓄熱量もそれに比例して少なくなる。而して炭化
水素系有機高分子の好ましい使用量は、パラフィンIi
 100重量部に対して10〜30重量部である。
炭化水素系有機高分子の架橋や加硫(以下それらをまと
めて架橋という)を所望する場合は、それはパラフィン
類との混合中あるいは混合の後に行われる。
架橋の方法としては、一般に用いられるでいる化学架橋
、シラン架橋(水架橋)、及び照射架橋等いずれも採用
出来る。
上記組成物を化学架橋するためには、用いた炭化水素系
有機高分子を架橋させうる化学架橋剤を使用する。
該化学架橋剤としては、前記(3)の炭化水素系ゴム類
では硫黄系架橋剤が好ましく用いられ、また天然ゴム、
スチレン−ブタジェン−共重合ゴム、ブチルゴムではp
−キシレンジオキシム等のオキシム類架橋剤も使用出来
る。また天然ゴム、エチレン−プロピレン共重合体ゴム
、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム、エ
チレン酢酸ビニル共重合体ゴム等や(11のポリオレフ
ィン系ポリマー類ではジクミルパーオキサイド等の有機
過酸化物架橋剤も用いることが出来る。該化学架橋剤の
使用量は炭化水素系有機高分子100重量部に対し、0
.5〜20重量部程度が好ましい。
また上記の化学架橋に於いて、硫黄系架橋剤を用いる場
合には必要に応し架橋促進剤を使用することも出来る。
この架橋促進剤としては、たとえばジフェニルグアニジ
ン等のグアニジン系促進剤、2−メルカプトベンゾチア
ゾール等のチアゾール系促進剤、テトラメチルチウラム
ジスルフィド等のチウラム系促進剤を例示出来、その他
アルデヒドーアミン系化合物、アルデヒド−アンモニア
系化合物、ジチオカルバメート系化合物等の、通常ゴム
の加硫促進剤として用いられるものを使用することが出
来る。更には酸化亜鉛等の金属酸化物、トリエタノール
アミン等のアミン類も使用出来る。
オキツム類を架橋剤として使用した場合には、硫黄、上
記加硫促進剤の他に酸化鉛を助剤として使用することが
好ましい。
有機過酸化物を架橋剤として用いた場合には、硫黄、オ
キシム類、上記加硫促進剤の他にビニルトリス(β−メ
トキシエトキシ)シラン等のシラン系カップリング剤、
アクリルエステル系化合物等を架橋助剤として使用する
こともできる。
これ等の架橋促進剤、架橋助剤等の使用量は、所望の架
橋度を得るに適した量で使用されれば良く、炭化水素系
有機高分子100重量部に対し、通常0〜30重量部程
度である。
化学架橋の方法は、いずれの架橋剤を用いた場合でも、
通常のゴム、プラスチックスの架橋の場合と同様の温度
並びに時間の加熱で、従って通常100〜250℃、数
分〜数時間の加熱でよい。
シラン架橋するためには、加水分解しうるシラン系化合
物、及び有機過酸化物を用いる。
シラン系化合物としては、−船底RR’  S 1Yt
(但し、Rは1価のオレフィン性不飽和を含む炭化水素
基又はハイドロカーボンオキシ基、Yは加水分解しうる
有機基、Roは基Rまたは基Yを表す)で表される化合
物が使用され、具体例としてはビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメチルジメトキ
シシラン等があげられる。シラン系化合物は、炭化水素
系有機高分子100重量部に対して一般に0.05〜1
0重量部、特に0.5〜5重量部で使用さる。該シラン
系化合物は、後記する有機過酸化物の作用により、炭化
水素系有機高分子にグラフトされ、かつ水により該高分
子間に架橋点を形成する作用をなす。
有機過酸化物としては、その分解温度以上、特に100
℃以上の温度に於いて前記高分子に遊離ラジカルを発生
させ得る化合物が使用され、具体例してたとえばジクミ
ルパーオキサイド、2.5−ジメチル2,5.−ジ(t
−ブチルパーオキシ)−ヘキシン−3等が挙げられる。
有機過酸化物は、前記高分子100重量部に対して一般
にo、oos〜2重量部、特に0.05〜0.5重量部
で使用される。
シラン架橋に於いては、必要に応しシラン系化合物の縮
合触媒を使用することも出来る。この際の縮合触媒とし
ては、通常シラノール縮合触媒として知られているもの
が使用され、たとえばジプチル錫ジラウレート、酢酸第
一錫、ナフテン酸鉛、カプリル酸亜鉛の如きカルボン酸
塩、チタン酸エステル、キレート化合物の如き有機金属
化合物等が挙げられる。この種縮合触媒の使用量は前記
高分子100重量部に対し、0.1重量部以下程度であ
り、該縮合触媒は水による架橋反応を促進する効果を有
する。
シラン架橋に於いては、架橋に先立って、前記したシラ
ン化合物を予め炭化水素系有機高分子にグラフトさせて
おく必要がある。このグラフト工程は次のようにして行
う。
まず、パラフィン類と炭化水素系高分子、必要に応じて
使用される後述するような各種の添加剤さらにシラン系
化合物、及び有機過酸化物等の所定量を互いに予備的に
混合する。この混合は2本ロール等の通常の混合機で混
合しても良いが、かきまぜる程度でも良い。尚、この際
シラン系化合物は揮散し昌いので極力密閉状態で添加す
るのが良く、また次工程の押出機等の密閉混合機内で直
接混合するのが良い。
予備混合された組成物は次いで有機酸化合物の分解温度
以上、好ましくは140℃以上に設定された密閉混合機
内で少なくとも30秒以上充分に混合される。この工程
で有機過酸化物が高分子にラジカルを発生させ、シラン
系化合物がグラフトされる。而して炭化水素系高分子が
水架橋性となり、しかもパラフィン類とも均一に混合さ
れることによって水架橋性の均一組成物が得られる。こ
の際の密閉混合機としては、押出機、二軸混練押出機等
の通常のものが使用できる。かくして得た均一組成物、
あるいはそれを所望の形状に成形加工した物品の水架橋
は、通常の水架橋性有機高分子と同様に、含有水分や空
気中の水分等の極値かな水分によって進行するので特に
架橋操作を施さなくても良いが、必要な場合は温水に浸
漬する等の手段により促進架橋させても良い。
照射架橋に於いては、必要に応じ照射架橋助剤が用いら
れる。この場合の架橋助剤は一般的に用いられるものが
全て用いられ、たとえばトリアリルイソシアネート、ト
リアリルシアネート、トリメチロールプロパン、トリメ
タクリレート、ジアリルイソフタレート等が例示される
。この架橋助剤の使用量は炭化水素系有機高分子100
重量部に対し、0.05〜10重量部、特に0.5〜5
重量部で使用される。−船釣には本蓄熱材成形後に、あ
るいは可能な場合は成形中〜前に、放射線や電子線等に
て約5〜30Mradの線量を照射して架橋する。
本発明の蓄熱材を架橋するに際しては、いずれの架橋方
法を採用するにしてもその架橋度はJISC3005に
従って測定してゲル分率にして1重量%以上(下記の注
参照)、好ましくは2重量%以上である。架橋度が1%
以上、好ましくは2%以上とすることより、蓄熱材の温
度が使用したパラフィン類のT□8以上となっても溶融
や滴下することなく形状保持を可能とする。
注:本発明においてゲル分率は、測定に供した組成物全
重量に対する検出ゲル分の重量%と定義される。以下に
おいても同様である。
本発明において炭化水素系有機高分子からなるバインダ
成分は、下記Aあるいはその架橋物またはBの材料であ
ると特に好ましい。かかる場合、パラフィン類とバイン
ダ成分とのCompatibilityが特に良好であ
るので前記した機械的手段にて両者が混合されなくとも
、その他の手段にても本発明における必要量(即ちパラ
フィン類100重量部あたり炭化水素系有機高分子が5
〜30重量部となる量)を炭化水素系有機高分子粒子に
含有させ得ることができ、そうして得た組成物またはそ
の成形品では含有パラフィン類の移行並びにそれによる
表面べた付きの問題が高度に解決される。勿論、それら
の場合においても機械的手段による混合を施すほうが好
ましい。
A、前記(3)の炭化水素系ゴム類と前記(1)のポリ
オレフィン系ポリマー類との併用系:この場合のポリオ
レフィン系ポリマー類としては、特にその成分としてポ
リメチレン、ポリエチレン、ポリスチレンなどのホモポ
リマー、メチレンを主体としてエチレン、プロピレン等
が共重合したもの、エチレンを主体としてメチレン、プ
ロピレン、ブテン等が共重合したもの、プロピレンを主
体として他のオレフィンが共重合したものなどオレフィ
ン同志のコポリマー、エチレン、プロピレン、ブテンな
どのオレフィンと他のモノマー、たとえば酢酸ビニル、
アクリル酸、メタクリル酸等とのコポリマー等であり、
これ等は1種または2種以上で使用されるが、就中JI
S K 712Nプラスチツクの転移温度測定方法)に
よって測定される最高結晶転移温度(通常は融点に該当
する。)が使用したパラフィン類のT□8より少なくと
も10’C高い高結晶性のもの、好ましくはT□8より
少なくとも20℃高いものが使用される。特にこれ等結
晶性ポリオレフィンの転移温度は、蓄熱材を床暖房装置
等の熱源を設けてなる蓄熱装置や器具等に温調装置を取
付けて使用する場合には、用いるパラフィン類のT、l
lKよりも充分に高いことが好ましい。
たとえばパラフィン類のT、、、lが46℃の場合には
結晶性ポリオレフィンの当該転移温度は60℃以上、好
ましくは80’C以上、より好ましくは100’C以上
である。この結晶性ポリオレフィンは、炭化水素系ゴム
類との併用下で適度な柔軟性を有しつつ確実に形状保持
性をも達成する。しかも脆くなくシート成形しても割れ
を生ぜず充分なる保持性を維持するものである。三成分
の配合割合は、パラフィンIf 100重量部に対し、
炭化水素系ゴム類1〜20重量部、好ましくは5〜15
重量部、ポリオレフィン系ポリマー類1〜20重量部、
好ましくは5〜15重量部である。この混合系において
は蓄熱材は非架橋状態でもよいが、ゲル分率にして少な
くとも1重量%、好ましくは少なくとも2重量%となる
ように適当な方法、たとえば前記した化学架橋法、水架
橋法、照射架橋法、就中水架橋法にて架橋されているこ
とが好ましい。
B、前記(2)の熱可塑性エラストマー類:就中、パラ
フィン類の少なくともT□8以下ではゴム弾性を示すも
のが好ましい。この場合、T as8以下の温度ではゴ
ム弾性を有するが故に、パラフィン類をうまく包み込ん
だ状態で該熱可塑性エラストマーで良好に担持出来るの
で混合物の取扱いが容易であり、割れ難くなり、シート
状もしくは板状への成形が容易である。更に上記エラス
トマーはT1.8より高温度においてもゴム弾性を持続
するために、本発明の蓄熱材は熔融したり滴下すること
もない。
本発明においては、以下に述べるような種々の変形実施
態様が包含される。前記AあるいはBのバインダ成分を
採用して、且つパラフィン類を機械的手段を用いること
なく混合する場合においても、以下の変形実施a探測は
可能である。
本発明の蓄熱材を直接熱交換型蓄熱装置に適用する場合
、本発明蓄熱材に比重調節材を混合して該装置で使用す
る熱媒体の比重と同一比重としておくと、本発明蓄熱材
の浮き上がりや沈降の問題がなくなる。この結果、熱媒
体との熱交換が効率良く行われ、惹いては蓄熱性及び放
熱性が大きく向上し、特に100℃以下の低温度エネル
ギー源からの熱の回収に極めて有効となる。比重調節材
としては、熱媒体の比重が本蓄熱材の比重より大の場合
には高比重材が用いられ、逆の場合には低比重材が用い
られる。
高比重材としては、比重1以上、好ましくは2〜15程
度のものであり、好ましい具体例は、各種金属、金属酸
化物、無機質フィラー等を例示でき、更に詳しくは金属
としてはアルミニウム、鉄や鉛の粉末、金属酸化物とし
ては、ZnO、TiO、PbO等、また無機質フィラー
としては、タルク、タレ、シリカ、炭酸カルシウム、ガ
ラス等が例示できる。低比重材としては、ガス(一般的
に発泡させる)、シラスバルーン等のバルーン、各種発
泡体等が用いられる。一般的に上記したパラフィン類と
、有機高分子性バインダ成分とからなる組成物の比重は
0.8〜1.0程度であるので、高比重材を含有させる
ことが多い。これら比重調節材は、使用する熱媒体の種
類に応じて蓄熱材の比重がこの熱媒体の比重とほぼ同一
となるように適当な量で配合される。また表面を箔等で
覆うことも可能である。
本発明の蓄熱材が比較的高温度に熱せられるような場合
、例えば蓄熱式床暖房等に用いられる場合には、JIS
 K 2220 r滴点試験方法」の5.4項で測定し
た滴点が少なくとも80’C1好ましくは少なくとも1
00℃のものが実用上望ましい。本発明蓄熱材の滴点は
、必撃に応じて適意向上剤を添加することにより高める
ことができる。この際使用する滴点向上剤としては、本
発明蓄熱材の滴点の上昇が達成し得るもの、好ましくは
パラフィン類と炭化水素系高分子性バインダ成分とから
なる組成物の滴点を少なくとも5℃上昇せしめうるもの
、特に好ましくは10℃上昇せしめ得るもの、別言すれ
ば満点向上剤自体の融点もしくは軟化点が80℃以上、
好ましくは100℃以上のものが有効に使用される。な
お、本発明蓄熱材の製造時における混練性の観点から融
点もしくは軟化点が200 ’C未満好ましくは180
℃未満の滴点向上剤が好ましい。
かかる滴点向上剤としては、分子量800〜6000の
ポリエチレンワックス類、ステアリン酸マグネシウム、
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等
の脂肪酸と金属、たとえばLi、Mg、Am!、Ca、
Ba、Zn、、Cd、Pd等との金属石鹸類、メチレン
ビス・ステアロアミド、エチレンビス・オレイルアミド
、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸アミドI!(
アマイドワックス類)、シリカ、クレー等の無機フィラ
ー類、ポリウレア等の反応型滴点向上剤類等が例示でき
る。これら滴点向上剤の使用量は、パラフィン類と炭化
水素系高分子性バインダ成分との2成分のみからなる組
成物100重量部に対して1〜10重量部程度である。
本発明蓄熱材は、一般に実用形状において充分な機械的
強度を有することが好ましい。良好な機械的強度を有す
ると、蓄熱のための外部からのエネルギー供給、蓄熱後
の高温度における初期形状の維持等が容易となる。蓄熱
材を建材として使用する場合にも有利である。また深夜
電力を利用する蓄熱式床暖房にこの種の蓄熱材を適用し
ようとする場合、機械的強度が高いと自重で変形する等
の問題がなく、而して限られた空間内に能率良くしかも
所望の形状あるいは配置状態に設置することが可能とな
る。
本発明蓄熱材は、かかる目的から必要に応じて補強材を
適用してその機械的強度を向上させることができる。補
強材としては、ガラス繊維、セラミック繊維、ロックウ
ール、カーボン繊維、金属繊維、金属線等の無機繊維・
線類、ポリアミド、ポリエステル、フェノール樹脂、麻
、木綿、パルプ、ジュート等の合成または天然の有機繊
維等が例示される。それら繊維はたとえば外径1〜10
00μ艶程度であり、アスペクト比(長さ:外径の比)
にして10〜1000程度に細断して組成物に混合して
もよく、あるいは紐、ワイヤ、不織布、織布、網等の゛
状態で用いてもよい。一般に本発明蓄熱材が板やシート
状である場合、不織布、織布、網等の補強材を1枚以上
内蔵積層する状態で使用するのが好ましく、本発明蓄熱
材が細いあるいは太い長尺体である場合は中心に紐、ワ
イヤ等の補強材をその中心に入れる状態で使用するのが
好ましい。
またパラフィン類と有機高分子性バインダ成分とからな
る組成物の板の片面、好ましくは両面に金網を配して補
強するも好ましい0本発明蓄熱材を構成する組成物は、
成形加工性に優れているのでシート状、棒状、ハネカム
状、管状等積々の形態に成形、あるいは成形架橋して実
用に供し得るが上記の細断補強材の混合は、本発明蓄熱
材のあらゆる形態に対して一般に有効であり、またその
上に紐、ワイヤ、不織布、織布、相等補強材を併用する
もよい。
機械的混合にて調製された本発明蓄熱材組成物は、その
ままで、あるいは若干冷却して成形される。成形は型に
流し込み所望のシート状、板状としても良く、また本発
明蓄熱材はパラフィン類のT、1.以下になると固形化
するのでブロック状番こした後、ペレット化してプレス
成形機、押出成形機、射出成形機等、通常の成形機を用
いて所望の形状に成形される。またフィルム、布、繊維
等の上に付着、あるいは塗布、あるいは含浸させてシー
ト状、板状としても良い。更にまたポリエチレン等の袋
にバック詰めにして冷却過程でシート、板状とすること
もできる。
蓄熱に要する長時間はさほど問題とならず、寧ろ放熱を
緩慢化させて長時間使用することが要求される場合、本
発明の蓄熱材を発泡状態にて使用することが勧められる
。蓄熱材の発泡は、一般に蓄熱材の成形時に、もしくは
成形後に行われる。
たとえば押出成形、プレス成形、射出成形等の工程で発
泡させても良いし、成形した後に加熱発泡する方法も採
用出来る。
発泡は任意の方法で行ってもよい。たとえば重炭酸ナト
リウム、N、N’−ジニトロソ・ペンタメチレンテトラ
ミン、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニト
リル、P、 P’−オキシビスベンゼンスルホニルヒド
ラジド、トルエンスルホニルヒドラジド等の分解性発泡
剤を用いる化学発泡方法、フロン、空気、窒素、炭酸ガ
ス、水等の膨張性発泡剤を用いる物理発泡方法等である
。特に均一発泡させる必要はないが、周知の成核剤を併
用して均一発泡させることも好ましい。
蓄熱材の発泡度(発泡体中に占める空隙部の容積%)は
、本発明蓄熱材の使用目的によって変わるが5%程度の
低度発泡でもかなり放熱量遅延効果があり、一般には1
0〜90%程度が適当である。
なお良好な発泡成形品を得るためには、一般に組成物は
架橋されていることが好ましい6組成物の架橋は前記し
た各種の方法で行なってよく、成形工程や発泡工程の前
、中、後のいずれの段階で行ってもよい。架橋の方法と
しては、前記した化学架橋、シラン架橋、及び照射架橋
等、いずれも採用出来る。蓄熱材を架橋するに際して、
いずれの架橋方法を採用するにしても、その架橋度(組
成物全体としての見掛は上のゲル分率)は、JISC3
005に従って測定して1重量%以上、特に2重量%以
上とすることが好ましい。架橋度を1%以上、好ましく
は2%以上とすることより、蓄熱材の温度が使用したパ
ラフィン類のT。X以上となってもそれが溶融や滴下す
ることなく形状保持を可能とする。
本発明蓄熱材はその使用に際しては、原則的には従来の
この種蓄熱材の使用態様がすべて採用出来るが、特にシ
ート状の本発明蓄熱材を防護フィルム、たとえばポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステ゛ル等のフィルム
で被覆し、この上から更にアルミニウムの如き金属箔を
用いて均熱化層を設けるのが好ましい。また前記フィル
ムとアルミニウム等の金属箔をはり合わせたラミネート
フィルムで被覆しても良い。
本発明に於いては、更に上記成分の他に必要に応して各
種の添加剤を配合することができる。たとえば、老化防
止剤、酸化防止剤、着色剤、顔料、帯電防止剤の他、用
途に応じて防黴剤、難燃剤、防凧剤を、更には伝熱性向
上のために金属粉、金属繊維、金属酸化物、カーボン、
カーボンファイバー等を使用することが出来る。
〔実施例〕
以下に実施例並びに比較例を示して本発明の詳細な説明
する。以下において部、%は特に記載しない限り、すべ
て重量部、重量%である。
比較例1 高密度ポリエチレン(密度: 0.945 、MI:0
.4)100部、ビニルトリメトキシシラン2部、ジク
ミルパーオキシド0.09部をあらかじめ密閉容器で予
備混合し、これをシリンダー温度200℃に調整したL
/D:28、シリンダー径:30鶴の押出機に供給しス
クリュー回転数6Orpmで押出ししてシラングシフト
ポリエチレンとし、粒径約3fiのペレットに細断した
後、70℃温水に24時間浸漬して架橋させて架橋ポリ
エチレンペレット(ゲル分率:62%)を得た。これを
温度140℃に保持した融点58℃のパラフィン(13
5Fパラフィン使用)の浴に5時間浸漬してパラフィン
を浸透含浸させた。その後、該ペレットを取り出して直
ちに表面に付着せるパラフィンを石油ベンジンにて溶解
除去して乾燥したパラフィン含浸架橋ポリエチレンペレ
ットを得た。そのペレットにおけるパラフィン含有量は
、79.3%(パラフィン100部あたり架橋ポリエチ
レン26部)と充分な含浸が達成された。しかし下記の
滲み出し試験を行ったところ、パラフィンの滲み出しが
生じて不良と評価された。
滲み出し試験: 25℃で60分保持し、30分かけてパラフィン類の融
点よりも20℃高い温度に加熱してその温度に60分保
持し、60分かけて再び25°Cに冷却するヒートサイ
クルを4回行う。4回目に加熱した時における蓄熱材の
表面を調べ、パラフィン類の滲み出しが全く見られず乾
燥状態にある場合を優、パラフィンの滲み出しが僅かに
生して多少粘着性が増大するが概して乾燥状態にあると
見做し得る場合を良、パラフィンの滲み出しのために表
面が濡れた状態となる場合を不良と評価する。
実施例1 比較例1で使用したものと同し未架橋の高密度ポリエチ
レン26部と135Fパラフィン100部とを130℃
に温度調節した2本ロールで混練混合して均一な組成物
とした。ついで平均粒径約3ml11のペレットとし、
このペレット126部、ビニルトリメトキシシラン2.
4部、及びジクミルパーオキシド0.18部を密閉容器
で予備混合し、比較例1と同じ押出機、及び同じ押出条
件で押出しし、型に流し込んで厚さ3鶴の板状とした後
、70℃温水に24時間浸漬して架橋させて板状蓄熱材
(ゲル分率:10%)を得た。この蓄熱材につき上記の
滲み出し試験を行ったところ、優と評価された。
実施例2 実施例1と同一組成比、即ちパラフィン100部、高密
度ポリエチレン26部、ビニルトリメトキシシラン2.
4部、及びジクミルパーオキシド0.18部をバレル温
度を200℃に保持した2軸押出機にて混線押出して型
に流し込んで厚さ3鶴の板状蓄熱材を得た。この蓄熱材
につき滲み出し試験を行ったところ、優と評価された。
比較例2 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量=2
5%、MI:3)のペレット(平均粒径:約3am)を
温度60℃に保持した融点47℃のパラフィン(115
Fパラフィン使用)の浴に24時間浸漬し、パラフィン
を浸透含浸させた。その後、該ベレー/ トを取り出し
て直ちに表面に付着せるパラフィンを石油ベンジンにて
溶解除去して乾燥したエチレン酢酸ビニル共重合体ペレ
ットを得た。そのペレットにおけるパラフィン含有量は
、56.5%(パラフィン100部あたりエチレン−酢
酸ビニル共重合体77部)と含浸蓋が不充分であった。
また下記の滲み出し試験においても不良と評価された。
実施例3 比較例2で使用したパラフィン100部とエチレン−酢
酸ビニル共重合体25部とを、温度130℃に保持した
混合容器に投入して60分間充分に攪拌混合して均一な
組成物とし、型に流し込んで厚さ3鶴の板状蓄熱材を得
た。この蓄熱材につき上記の滲み出し試験を行ったとこ
ろ、優と評価された。
実施例4 実施例3のエチレン−酢酸ビニル共重合体に代わって低
密度ポリエチレン(密度:0.920、MI:0.4)
を用いた点においてのみ異なり、他は同様の方法並びに
条件で厚さ3mmの板に成形した。この板につき滲み出
し試験を行ったところ、優と評価された。
実施例5〜16、比較例3 第1表及び第3表に示す組成について、まずパラフィン
、マイクロクリスタリンワックス、ステアリン酸等のパ
ラフィン類からなる温度130〜180℃の高温浴を用
意し、これに炭化水素系有機高分子並びにその他の配合
成分を投入して約60〜120分間攪拌混合して均一な
溶融組成物とした。次に得られた熔融組成物を型に流し
込んで空冷し、1301IIl×110fi×21mの
板状物とした。各実施例につき、第1表〜第3表に示す
特性を以下の方法で測定した。
最大蓄熱温度:本発明蓄熱材は、使用したパラフィン類
の示す結晶転移温度特性が反映した蓄熱特性を示す。最
大蓄熱温度とは、最も大きな蓄熱あるいは吸熱を示す温
度であって、多くの場合パラフィン類のT1,8または
融点おいて、あるいはその近傍温度で現れる。この温度
をJIS K 7121に準じてDSC装置で測定した
形状保持性:2麹厚の板から10m角の小片を切り出し
、これを5枚重ねて高さ10 m (10tm立方体)
の試験試料を得る。これを表示の温度に保持したオープ
ン中にて120分加熱し、この加熱後における試料の変
化有無を目視観察する。略々原形を保っているものを良
とし、変形したものや溶融したものを不良とした。
滲み出し:各蓄熱材をポリエチレンフィルム袋中に封入
し、最大蓄熱温度よりも20℃高い温度に24時間放置
してパラフィン類が分離しているかどうかを目視観察し
た。はとんど異常のないものを良とした。不良は明らか
に分離が認められるものである。
なお、第1表並びに後続の第2表〜第10表において、
組成物の割合は全て部数で示されており、また成分材料
の表示に下記の括弧内に示す略称が使用されている。
マイクロクリスタリンワックス(MCワックス)、熱可
塑性エラストマー(TPエラストマー)、エチレン−プ
ロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)、低密度ポリエチレン
(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPR)、直鎖
状低密度ポリエチレン(LLDPE) 、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体(EEA) 、エチレンブテ
ン−1共重合体(、l1i8)、塩素化ポリエチレン(
CI−PE)、ポリエチレン(PE)、ビニルトリメト
キシシラン(VTMO5) 、ビニルトリエトキシシラ
ン(VTEO5) 、ジクミルパーオキサイド(DCP
) 、ジブチル錫ジラウレート(DBTDL) 、)リ
アリルイソシアヌレート(TAIC)。
実施例17〜20 第4表に示す組成を予め密閉容器で予備混合し、これを
シリンダー温度を200℃に調整した2軸混練押出機に
供給し、スクリュー回転数4Orpmで押出し、これを
型に流し込み、水冷して21厚の板状蓄熱材を得た。こ
の際、実施例15ではパラフィン類と炭化水素系ポリマ
ーを2本ロールで混合し、チ・ノブ化した後予備混合に
供した。他の実施例、比較例は組成成分を表示の比に計
量した後、全体をそのまま予備混合に供した。
尚、架橋度はJIS C−3005に準し、溶剤として
キシレンを用いキシレンの沸点で抽出することによって
測定した。
実施例21〜24 第5表に示す組成を2本ロールにて混線混合し、プレス
架橋して130m X 110wm X 2tmの蓄熱
材を得た。このプレス架橋条件については、実施例18
が150℃×30分、実施例22〜24が165℃×3
0分である。
実施例25〜30 第6表に示す組成について充分均一に混合した後、成形
して厚さ5fiの蓄熱材を得た。この際、実施例25.
27.28.30は、130℃〜180℃に加熱した容
器中で充分攪拌混合し、溶融混合物を型に流し込んで成
形した。実施例26.29は室温でロール混合した後、
165℃で30分プレス成型した。
各実施例及び比較例につき、第6表に示す特性を前記の
方法で測定した。ただし最大蓄熱温度、蓄熱温度範囲、
最大放熱温度、放熱温度範囲についてはJIS K 7
121に準してDSC装置で測定した。
これらの特性は、使用したパラフィン類の示す結晶転移
温度特性が反映した本蓄熱材の蓄熱、放熱特性を表すも
ので、最大蓄熱温度とは、最も大きな蓄熱或いは吸熱を
示す温度であり、この最大蓄熱温度以外に目立った蓄熱
を示す温度がある場合にはかかる温度を、またある温度
範囲で蓄熱が認められた場合にはその温度範囲を「蓄熱
温度範囲」として示した。一方、放熱についても蓄熱と
同様に最大放熱温度、及び放熱温度範囲を用いて示した
実施例31〜33 第7表に示す組成について、実施例5と同じ方法で混合
し、型に流し込んで厚さ2fiの蓄熱材を得た。尚、同
表における*6〜*8にて示す材料は、滴点向上剤とし
て使用されたものである。各蓄熱材の滴点はJIS K
 222Or滴点試験方法」の5.4項で測定した。
実施例34〜36 第8表に組成と特性を示す。
実施例34については、150℃に加温した容器内で組
成成分を充分攪拌混練して型に流し込み、8枚のガラス
クロス間に積層成形して厚さ15mの板状蓄熱材とした
。尚、形状保持性は、次の方法で測定評価した。
形状保持性: 1Qaa X IQcmの蓄熱材を金網
の上に置き、最大蓄熱温度よりも20℃高い雰囲気温度
に120分間加熱し、目視観察した。形状的に見て大略
原形を保っているものを良とした。不良は溶融滴下が見
られたものである。
実施例35については、まずパラフィンだけを容器中で
150℃に加熱して溶融しておき、ポリエチレンとEP
DM、並びにガラス繊維細断補強材とを加えて100分
間攪拌し、均一に混合した溶融混合物を型に流し込んで
厚さ15mの蓄熱材とした。
尚、形状保持性は次の方法で測定、評価した。
形状保持性:巾20m、長さ20cmの短冊状の蓄熱材
を80℃のオープン中に120分間吊し、原形保持性を
調べた。異常のないものを良、垂れ下がりが著しいもの
を不良とした。
実施例36については、シリンダー温度200℃の2軸
混練押出機で混線混合し、外径1mのSUSワイヤーを
補強心材として外径5鶴の棒状の蓄熱材とした。次いで
これを温水に浸漬して架橋させた後特性を評価した。尚
、形状保持性は次の方法で測定評価した。
形状保持性:最大蓄熱温度よりも20℃高温のオープン
中で蓄熱材の両端を支持して120分間加熱し、変形状
況、垂れ下がり状態を目視観察した。
殆ど変形のない場合を良とした。
実施例37〜39 第9表に示す各組成を機械的に混合して均一組成物とし
、次いで表示の方法並びに条件について架橋、発泡した
蓄熱材を得た。
尚、実施例37の場合はプレス成形法にて架橋、発泡、
成形を同時に行い、実施例38と39の場合は発泡、成
形の後に各架橋を行った。各実施例の放熱時間は次の方
法で測定した。
放熱時間:300mm X 300m X 20mの蓄
熱材(但し実施例38.39の場合は2IIIIIl板
を10枚重ねる。)を0.1fi厚のポリエチレンシー
ト袋中に封入し、さらにポリエチレン/アルミニウム/
ポリエステル(30,1711/25 tt ta /
25μ嘗)の三層アルミラミネートでヒートシールによ
り封入して蓄熱材を作成した。
これを、最大蓄熱温度よりも10℃高いオープン中で加
熱して充分蓄熱させたのち20℃の室温中に放置して、
蓄熱温度が最大蓄熱温度よりも20℃低い温度まで低下
する時間を測定した。
実施例40〜42 pbo、ガラス繊維などの比重調節材を配合した第1O
表に示す各組成を均一に機械的に混合した。次いで実施
例40の場合はプレス成形し、実施例41の場合はプレ
ス成形架橋し、実施例42の場合はプレス成形し次いで
温水中での水架橋を行った。各実施例の蓄熱材を約5f
i角のベレット状とした。
各実施例の蓄熱材は、室温において比重が1.00と水
の比重に等しい。各蓄熱材を水を熱媒体とする攪拌装置
付きの直接熱交換型蓄熱槽内に約1/2の容積を占める
程度に充填し、蓄熱及び放熱を繰り返した。この問答蓄
熱材は、水中において偏在やブロックキングを生しるこ
となく水中を均一に移動して良好な蓄熱−放熱サイクル
を繰り返した。
C以下余白〕 第2表 第3表 *9:チバガイギー社製 商品名イルガノフクス1010 第4表 *7:ポリ(2,2,4− トリメチル ■。
シヒF口千ノリ/) 第6表 *7:チバガイギー社製 商品名イルガノックス1010 第6表(続き) *l:135°Fパラフィン * 2 : 115“Fパラフィン 7:チバガイギー社製 間品名イルカノックスILIILI 第7表 * 1 : 115°Fパラフィン *2:スチレン−エチレンブチレン−スチレンブロック
* 1  : 115  。
Fパラフィン *8:エチレンビスステアロアミド *9:チバガイギー社製 商品名イロガノソクス101
0*8ニガラスクロス 第9表 *5:チハガイギー社製 商品名イルガノックス101
0* 6 : P、P’−オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジド*7:アゾジカルボンアミド 第10表 * 1  : 135  。
Fパラフィン *4:ポリ(2,2,4 トリメチル−1,2− ジヒドロキノリン) *4:チバガイギー社製 商品名イルガノックス1010 実施例43.44 実施例5並びに実施例37の各組成物を用い、各実施例
と同じ方法で混合し、同じ操作で800mm x250
g+m X 20a+sの板状蓄熱材とした。これらを
それぞれ0.1m+6厚のポリエチレンシート袋中に封
入し、さらにポリエチレン/アルミニウム/ポリエステ
ル(30μm725μs /25 、!IIB )の三
層アルミラミネートシートでヒートシールにより封入し
て実施例43(実施例5の組成)、実施例44(実施例
37の組成)の蓄熱材を得た。
各実施例の蓄熱材2枚の間に100v、67賀の発熱ヒ
ータを挿入した構造のサンドインチ体を作製し、該サン
ドインチ体を床材とその下に設けた断熱材層との間に設
置して蓄熱式床暖房ユニットを構成した。該蓄熱式床暖
房ユニット中の上記発熱線ヒータに、8時間通電−その
後16時間は電源切断、の工程を1サイクル(24時間
)とする通電サイクルを課して床面温度を連続測定した
結果、28℃に昇温した後はいずれの実施例も26〜2
8℃で24時間経過後も安定していた。
実施例45 実施例14の組成物を実施例14と同し方法で混合し、
同し操作で300mm X 350m+* X 2hm
の板状蓄熱材とした。これを0.11厚のポリエチレン
シート袋中に封入し、さらにポリエチレン/アルミニウ
ム/ポリエステル(30μm/25μm /25 μm
)の二層アルミラミネートシートでヒートシールにより
封入し、両面に約5鶴厚の発泡断熱材を介し、これを布
袋に入れ、蓄熱式座布団を作成した。これをオーブンで
加熱蓄熱させ、野外パーティで座布団として使用したと
ころ、約4時間の間、暖かく快適であった。気温は約1
0℃であった。尚、蓄熱作業は蓄熱材間に発熱ヒーター
線を介在させておけば通電で容易に蓄熱できる。この場
合のヒーター線は100v、30賀〜5〇−程度で良い
〔発明の効果〕
本発明の蓄熱材は、30kcal/kg以上、好ましく
は35kcal/kg以上の高いレベルの潜熱を有し、
しかも使用したパラフィン類のTwaxまたは融点近傍
の高温度においても溶融、滴下、相分離、液体のブリー
ド等の面で大きく改善されており、シート状に成形して
も割れることがなく適度な柔軟性を有する。以上により
本発明の蓄熱材は、たとえば深夜電力を利用する蓄熱式
床暖房、蓄熱槽等に適用して施工が容易であり、しかも
長期安全運転上に頗る存利である。またマント等の民生
用、蓄熱用建材等としても有用である。
(以上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)蓄熱成分としてのパラフィン類と、該パラフィン
    類100重量部あたり5〜30重量部の炭化水素系有機
    高分子からなるバインダ成分とが機械的手段にて混合さ
    れてなることを特徴とする蓄熱材。 (2)炭化水素系有機高分子がポリオレフィン系ポリマ
    ー類である特許請求の範囲第1項の蓄熱材。 (3)炭化水素系有機高分子が熱可塑性エラストマー類
    である特許請求の範囲第1項の蓄熱材。 (4)炭化水素系有機高分子が炭化水素系ゴム類である
    特許請求の範囲第1項の蓄熱材。(5)蓄熱成分として
    のパラフィン類と、該パラフィン類100重量部あたり
    炭化水素系有機高分子からなるバインダ成分5〜30重
    量部とからなり、該バインダ成分として、(1)熱可塑
    性エラストマー、(2)炭化水素系ゴム類とポリオレフ
    ィン系ポリマー類との併用系からなる群から選ばれた少
    なくとも1種を用いることを特徴とする蓄熱材。 (6)パラフィン類と炭化水素系有機高分子とが機械的
    手段にて混合されてなる特許請求の範囲第6項の蓄熱材
    。 (7)炭化水素系有機高分子が最終的に架橋されてなる
    特許請求の範囲第6項または第7項の蓄熱材。
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