JPH048430Y2 - - Google Patents

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JPH048430Y2
JPH048430Y2 JP1984196697U JP19669784U JPH048430Y2 JP H048430 Y2 JPH048430 Y2 JP H048430Y2 JP 1984196697 U JP1984196697 U JP 1984196697U JP 19669784 U JP19669784 U JP 19669784U JP H048430 Y2 JPH048430 Y2 JP H048430Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電子写真複写機の冷却装置、更に詳し
くはフアン等の送風装置を用いた冷却装置に関す
る。
従来の技術 電子写真複写機においては一般に感光体ドラム
の回りに帯電装置、露光装置、現像装置、転写装
置、クリーニング装置がこの順で設けられてお
り、感光体ドラムから離れて定着装置が設けられ
ている。これらのうち露光装置は感光体ドラム上
に静電潜像を形成するためのもので、感光体ドラ
ムの回転と同期して走査露光する照射ランプを有
している。この照射ランプは高照度で発光させる
ために熱の発生を避けられないのは周知の事実で
あり、また定着装置も記録紙上に転写されたトナ
ー像を熱を利用して定着させるために熱の発生を
避けられない。
従つて長時間複写動作を継続していると、これ
らの熱によりオペレーターが容易に触れることの
できるプラテンガラス等が高温になつたり、感光
体が温度変質を起こしたりすることがあるため、
従来の複写機においては通常これを回避する目的
で、複写機ハウジングに送風フアンからなる冷却
装置を設けている。
考案が解決しようとする問題点 露光装置及び定着装置から発生する熱を効果的
に放熱するためには、それぞれの装置の近傍に送
風フアンを配設する必要があり、従来の複写機に
おいては、それぞれの熱発生源専用の送風フアン
を複数個設けていた。そのために、装置の小形
化、製造コストの削減、騒音の低減の面で問題が
あつた。また、複写機通電中は常時送風フアンを
作動させているために複写機外の埃を吸い込み、
機内の汚れ、特に露光走査系におけるレンズ、反
射ミラー、露光ランプ、プラテンガラスの汚れが
顕著になり、画像にカブリ等を生ずるというコピ
ー品質の低下の問題もあつた。
従つて本考案の目的は、単一の送風フアンだけ
でも十分な冷却効果を発揮でき、走査露光部にお
いては必要時だけ冷却し各部材の汚れを最小限に
おさえることのできる複写機の冷却装置を提供す
ることにある。
問題点を解決するための手段 従来技術の問題点を解決するために、本考案は
複写機ハウジング内を排気する送風手段からなる
複写機の冷却装置において、複写機ハウジング内
で走査露光手段を隔離する遮蔽部材、該遮蔽部材
に設けられた開口を開閉する開閉部材、吸入口を
該開口及びハウジング内の非隔離部に向け排気口
をハウジング外に向けて密着させた送風手段、単
位時間あたりの露光時間を積算すると共に該積算
露光時間と設定時間とを比較することにより該開
閉部材を開閉する開閉制御手段を設けたことを特
徴とする複写機の冷却装置を提供する。
作 用 上記の遮蔽手段及び送風手段を設けることによ
り複数個の送風手段が不要となり、単位時間あた
りの積算露光時間により開閉部材を開閉せしめ走
査露光部の冷却を選択的に行なうため複写機ハウ
ジング外からの埃の吸入が少なくなり、走査露光
部の各部材の汚れを最小限に押えることが可能と
なる。
実施例 以下本考案の実施例につき更に詳細に説明す
る。
本考案の冷却装置の構成の説明の前に先ず開閉
部材の構成並びに動作について説明する。第2−
A図及び第2−B図は開閉部材2の概略構成図で
あり、それぞれ開及び閉の状態を表している。開
閉部材2は円周方向に複数個に区切られた等面積
の扇型形状の窓を交互に開口させた円盤状部材1
0及び10′を同軸上に重ね合わせた構成から成
り、両者は同じ位置が開口している。円盤状部材
10′は軸12に固定されており、円盤状部材1
0は軸12を中心に回動自在に取付けられている
ので、第2−A図に示したように全く重なつたと
きに全開となる。(第2−A図において円盤状部
材10′は同10に重なつているために図示され
ていない。) 更に、円盤状部材10はL字型部材13を介し
て接続されているソレノイド3の作用により軸1
2の回りを回動するが、その回動範囲は円盤状部
材10の円周に設けられたノブ14が該円周の外
側に近接配置されるストツパー11−a及び11
−bにより制限される範囲である。ストツパー1
1−aはそれにノブ14が当接しているときに円
盤状部材10,10′の開口部が重なり開閉部材
が全開になる位置に設けられており、ストツパー
11−bは同じくノブ14が当接しているときに
円盤状部材10,10′の開口部が互いに他の開
口していない部分に重なり開閉部材が全閉になる
位置に設けられている。ソレノイド3は図示しな
い開閉制御手段からソレノイド励磁電流が入力さ
れたときに開閉部材を全開にするように作用し、
該励磁電流の供給が中止されるとソレノイド内部
に設けられた図示しないバネ材等の付勢部材の作
用により元の状態、即ち、開閉部材が全閉になる
ように構成されている。開閉部材2に開閉動作を
させるための駆動手段としては、本実施例におい
てはソレノイドとL字型部材の組合せによつてい
るが、モーター類等の回転駆動手段とカムとの組
合せによつてもよい。また、本実施例では図示し
た様に円盤状部材に開口を3個設けているが、こ
の個数を増やした方がソレノイドの動作範囲を小
さくでき装置構成上有利である。
第1図は前述した開閉部材を用いた本考案の冷
却装置の構成を示す概略一部断面側面図であり、
図示しないレンズ、反射鏡及び照射ランプ16か
ら成る走査露光部8は、遮蔽部材6により定着装
置15並びに感光体ドラム7等の他の複写機の装
置から隔離されている。遮蔽部材6に設けられた
開口部には開閉部材2が配設されており、配設位
置の非隔離側には送風フアン1が設けられてい
る。送風フアン1はその内部に回転駆動する複数
の羽根板1−aを有しており、該羽根板の回転軸
と同一な二方向から吸入して、該回転軸に対して
所望する垂直な方向に排気する。従つて送風フア
ン1の吸入口の一つを開閉部材2に接続し、他の
吸入口1−bを定着器15並びに感光体ドラム7
を有する非隔離部に向け、更に排出口を複写機ハ
ウジングの外に向けて配設し送風フアンを作動さ
せることにより、開閉部材2が閉じているときに
は該非隔離部の排気、開閉部材2が開いていると
きには隔離された走査露光部と非隔離部との全体
の排気がなされ、開閉部材の開閉駆動を制御する
ことにより、必要なときに走査露光部の放熱冷却
を行なうことが可能となる。
5は単位時間あたり、例えば1分間あたりの照
射ランプ16の照射時間の積算値を計時する積算
計であり電気的または光学的検知手段を含んで構
成されており、その出力は開閉部材2の開閉を制
御する開閉制御手段4に接続されている。開閉制
御手段4はあらかじめメインテナンスマンが設定
した設定時間と積算計5の出力積算値とを比較し
て、出力積算値が設定時間を上回つたときに遮蔽
部材6に固定されたソレノイド3の励磁電流を流
すように構成されており複写機ハウジング内に設
けられている。当該設定時間は、あらかじめオペ
レーターが触れる可能性のある部分、例えばプラ
テンガラス9表面の温度が電気用品取締り法で規
制されている温度に達するまでの単位時間あたり
の積算露光時間を明確にしておき、安全率及び発
熱作用のオーバーシユーテイングを見込んでその
時間より少なく設定しておくことが望ましい。
次に本考案の冷却装置の動作について説明す
る。オペレーターが複写機の主電源を入れると送
風フアン1が作動を開始し、定着装置15及び感
光体ドラム7を含む非隔離部が排気される。そし
て複写動作が繰り返されて単位時間あたりの積算
露光時間が設定時間(例えば便宜的に1分間あた
り30秒間とする)を越えると、開閉部材が開き走
査露光部8の排気が開始される。複写動作が中断
されたり複写の頻度が少なくなつたりして1分間
あたりの積算計5の積算値が30秒間を下回ると、
開閉部材2は再び閉じて走査露光部の放熱冷却は
中止される。このように単位時間あたりの積算露
光時間を計時して必要時だけ走査露光部の排気を
行うので、複写機外部の埃等の吸込みを最小限に
おさえることができる。尚、単位時間あたりの複
写回数の計数値をもつて、単位時間あたりの露光
時間の積算値を推定してもよい。
上述した実施例においては、複写機通電時は常
に送風フアンを作動させておき、必要に応じてそ
の作用をもつて遮蔽部材で隔離した走査露光部を
放熱冷却せしめる構成となつているが、他にも選
択的に放熱冷却せしめるべき部材を複数個有する
複写機においては、例えば第3図に示したよう
に、回転駆動する複数の羽根板28を内部に有す
る送風フアン21に吸入部の中央部にしきり板2
7を設け、その両側に滑動自在な開閉部材22を
4個配設し、該開閉部材を夫々専用のソレノイド
23に接続した構成とすることができる。
また、本考案の冷却装置は複写機に限ることな
く、複数の発熱部を有する他の機器、例えばプリ
ンター、電算機等の事務機器にも応用できるのは
勿論である。
考案の効果 本考案においては、走査露光手段を隔離するた
めの遮蔽部材を設け、走査露光手段及び複写機内
部の定着装置等の他の装置の冷却に単一の送風フ
アンを共用させているために、従来の複写機に比
べてその構成部品の数を減少でき、製造コストの
削減、装置の小形化、騒音の低減が可能になると
いう効果を奏する。
また、単位時間あたりの積算露光時間を計時し
てそれが設定時間を上回る冷却必要時に限定して
走査露光部の通風を行うので、走査露光部への外
部の埃の取込みを最小限に押えることが可能とな
り、その構成部品である照射ランプ、レンズ、反
射鏡等の汚れが少なくなり、画像のカブリ等のコ
ピー品質の低下を防止するためのメインテナンス
の工数を減少できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の冷却装置を用いた複写機の概
略構成一部断面側面図、第2−A図は本考案の冷
却装置に用いた開閉部材の全開状態を示す平面
図、第2−B図は該開閉部材の全閉状態を示す平
面図、第3図は本考案の他の実施例を示す概略構
成図である。 1……送風フアン、2……開閉部材、3……ソ
レノイド、4……開閉制御手段、5……露光時間
積算計、6……遮蔽板、7……感光体ドラム、8
……走査露光部、9……プラテンガラス、15…
…定着装着、16……照射ランプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複写機ハウジング内を排気する送風手段からな
    る複写機の冷却装置において、複写機ハウジング
    内で走査露光手段を隔離する遮蔽部材、該遮蔽部
    材に設けられた開口を開閉する開閉部材、吸入口
    を該開口及びハウジング内の非隔離部に向け排気
    口をハウジング外に向けて密着させた送風手段、
    単位時間あたりの露光時間を積算すると共に該積
    算露光時間と設定時間とを比較し、該積算露光時
    間が設定時間を上回つた場合は前記開閉部材を開
    き、前記積算露光時間が前記設定時間を下回つた
    場合は前記開閉部材を閉じる開閉制御手段を設け
    たことを特徴とする複写機の冷却装置。
JP1984196697U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH048430Y2 (ja)

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JPS61114449U JPS61114449U (ja) 1986-07-19
JPH048430Y2 true JPH048430Y2 (ja) 1992-03-03

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196696A (ja) * 1984-03-30 1984-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載用音響再生装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196696A (ja) * 1984-03-30 1984-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載用音響再生装置

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JPS61114449U (ja) 1986-07-19

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