JPH0453644Y2 - - Google Patents

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JPH0453644Y2
JPH0453644Y2 JP4648486U JP4648486U JPH0453644Y2 JP H0453644 Y2 JPH0453644 Y2 JP H0453644Y2 JP 4648486 U JP4648486 U JP 4648486U JP 4648486 U JP4648486 U JP 4648486U JP H0453644 Y2 JPH0453644 Y2 JP H0453644Y2
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  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は複写機に関し、さらに詳細にいえ
ば、往復動する光学部を有する上半部がホームポ
ジシヨン側に突出形成されて、小形化の達成が容
易な複写機に関する。
〈従来の技術〉 従来から往復動する光学部を有する複写機の内
部を冷却するために、 複写機本体の下半部に吸気孔を形成している
とともに、吸気孔から吸入された空気を上方に
吹出す吹出しフアンを有しており、さらに往復
移動する反射鏡に、空気をコンタクトガラスに
向かつて案内するエアガイドを取付けた構成の
複写機(実開昭53−111731号公報参照)、 定着装置の上方に吸込みフアンを取付け、複
写処理部からモータ近傍を通して熱気を吸出す
とともに、複写紙搬送部から熱定着装置近傍を
通して熱気を吸出すようにした複写機(実開昭
56−153950号公報参照)、および 往復動可能な光学部2′と、レンズ27およ
び反射鏡28を有するレンズユニツト25とを
有する上半部13をホームポジシヨン側に突出
形成し、下半部14のホームポジシヨン側所定
位置に吸出しフアン5を取付けた構成の複写機
(第3図、および第4図参照) が提供されていた。
そして、上記の構成を採用することにより、
吸出しフアンから吐出される空気をコンタクトガ
ラスに導いて、コンタクトガラスを冷却すること
ができる。
また、上記の構成を採用することにより、複
写処理部、および複写紙搬送部のみならず、発熱
量が多いモータ、および熱定着装置をも効果的に
冷却することができる。
さらに、上記の構成を採用することにより、
ホームポジシヨン側からの吸気、および露光終了
側からの吸気によりコンタクトガラス11を冷却
することができるともに、複写機全体としての小
形化を達成することができる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記の構成の複写機においては、外気を直接
コンタクトガラスに吹付ける、いわゆる吹付け方
式を採用しているのであるから、外気に含まれて
いるごみ、ちり等がコンタクトガラスの下面に付
着し易いという問題がある他、エアガイドにより
外気が導かれる部分と、他の部分との冷却効率が
異なり、全体的な冷却が困難であるという問題が
ある。
また、上記の構成の複写機においては、複写
機内部の空気を吸込みフアンにより外部に吸出
す、いわゆる吸出し方式を採用しているのである
から、上記吹付け方式の如き問題がないが、複写
機の構成が全体として大型化するという問題があ
るのみならず、コンタクトガラスを冷却するため
に、図示していない専用フアンを取付ける必要が
あり、構成の複雑化、およびコストアツプを招く
という問題もあり、さらには、浮遊トナーがモー
タに付着し、付着量が増加すると複写紙搬送部に
落下する可能性があるとともに、モータが存在す
ることに起因する吸込み力の低下が生じるという
問題がある。
さらに、上記の構成の複写機においては、光
学部の位置に対応して、ホームポジシヨン側から
の吸気と、露光終了側からの吸気との割合が変化
するのであり、これら両吸気を吸込みフアンによ
り外部の吸出すようにしているのであるから、第
3図に示すように、両吸気の合流点における冷却
効率が低下し、コンタクトガラスの部分的な異常
昇温を招くという問題があるとともに、光源より
低速で往復動する反射鏡の取付け位置が、レンズ
ユニツトの光軸との関係により定まり、反射鏡の
上部空間よりも下部空間の方が広くなるのである
から、第4図に示すように、吸気の大部分が下部
空間を通して吸込みフアンに導かれ、コンタクト
ガラスのホームポジシヨン側における冷却が充分
に行なわれないという問題がある。
〈考案の目的〉 この考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
であり、複写機全体としの小形化を達成し、しか
もごみ、ちり等を付着させることなくコンタクト
ガラスの全面を効果的に冷却することができる複
写機を提供することを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この考案の複写
機は、複写処理部、および複写紙搬送部を有する
下半部のホームポジシヨン側所定位置に吸込みフ
アンを取付けているとともに、光源ほり低速で移
動する反射鏡の所定位置に、反射鏡の下方空間を
通しての吸気を抑制する吸気抑制部材を取付けて
いるものである。
〈作用〉 以上の構成の複写機であれば、複写機本体の、
ホームポジシヨン側に突出形成された上半部に位
置する光学部を往復動させるとともに、下半部に
位置する複写処理部、および複写紙搬送部を駆動
することにより、原稿に対応する複写画像を形成
する場合において、光源からの熱を受けてコンタ
クトガラスが昇温するのであるが、下半部のホー
ムポジシヨン側所定位置に取付けた吸込みフアン
により、上記上半部を通して外気を吸込み、しか
もホームポジシヨン側からの吸気の大部分を、吸
気抑制部材により効果的にコンタクトガラス下面
に導くことにより、コンタクトガラスを冷却する
ことができる。
〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によつて詳細に説
明する。
第1図はこの考案の複写機の一実施例を示す概
略図であり、上面にコンタクトガラス11、およ
び原稿押え12を有する複写機本体1の上半部1
3に光学系2を有していつとともに、下半部14
に複写処理部3、複写紙搬送部4、および吸込み
フアン5を有し、しかも上半部13が下半部14
よりもホームポジシヨン側に突出形成されてい
る。尚、上記複写機本体1の内部には、上半部1
3と下半部14とを区画するための仕切り板15
が取付けられており、また、上記下半部14の両
側面には、それぞれ給紙カセツト16、受け皿1
7が装着されている。但し、上記給紙カセツト1
6は抜取り可能に装着されている。さらに、上半
部13のホームポジシヨン側、および露光終了側
にそれぞれ吸気孔18,19を形成しているとと
もに、下半部14のホームポジシヨン側に排気孔
10を形成している。
上記光学系2は、光源21、反射鏡22,2
3,24、およびレンズユニツト25から構成さ
れている。そして、レンズユニツト25は、仕切
り板15の上面に取付けられたケーシング26の
内部にレンズ27、および反射鏡28を取付けて
ある。
そして、光源21、および反射鏡22を所定速
度で移動させるとともに、反射鏡23,24を光
源21の移動速度の1/2の速度で同一方向に移動
させることによりコンタクトガラス11の上にセ
ツトされた原稿を照明し、原稿からの反射光を反
射鏡22,23,24、レンズ27、および反射
鏡28を通して複写処理部3に導くことができ
る。
また、上記反射鏡23,24を支持する支持体
29の所定位置には、反射光光路に影響を及ぼさ
ないように、吸気抑制板20が取付けられてお
り、吸気抑制板20の下端縁を仕切り板15に近
接させることにより、仕切り板15との間を通る
吸気を抑制することができるようにしている。
尚、上記吸気抑制板20の取付けは、上記反射鏡
23,24の高さ調節を行なうことにより、直角
度を調節した後に行なうことが、仕切り板15と
の衝突を防止することができて好ましい。
さらに、上記コンタクトガラス11とケーシン
グ26とにより形成される空間は、上記光源2
1、および反射鏡22が、余りゆとりのない状態
で、しかも衝突することのない状態で移動し得る
ように形成されている。
尚、以下の説明において、光源21、および反
射鏡22,23,24を光学部2′と総称する。
上記複写処理部3は、一方向に回転する感光体
ドラム31の周囲に、帯電チヤージヤ32、現像
装置33、転写チヤージヤ34、分離ベルト3
5、クリーナ36、および除電ランプ37をこの
順に配設した構成であり、帯電チヤージヤ3にに
より均一帯電させられた感光体ドラム31の表面
に原稿からの反射光を照射することにより静電潜
像を形成し、現像装置33によりトナー像に顕像
化し、転写チヤージヤ34によりトナー像を用紙
上に転写し、分離ベルト35により用紙を感光体
ドラム31から剥離させ、クリーナ36により残
留トナーを回収し、除電ランプ37により残留電
荷を消失させる。
上記複写紙搬送部4は、給紙カセツト16から
用紙を一枚ずつ送り込む給紙コロ41、給紙路4
2、停止状態において用紙の先端補正を行なうと
ともに、静電潜像の先端と同期させて用紙の二次
給紙を行なうレジストローラ43、給紙路44、
分離ベルト35により感光体ドラム31から剥離
された用紙に搬送力を付与する搬送ローラ45、
搬送路46、用紙上に転写されたトナー像を加熱
定着する熱定着装置47、および用紙を受け皿1
7の上に排出する排出ローラ48を有している。
そして、上記レジストローラ43の上流側、およ
び排出ローラ48の上流側に、それぞれ用紙検出
用(ジヤム検出用)のスイツチ49を取付けてい
る。
上記吸込みフアン5は、一端52が上半部13
と連通され、他端53が排気孔10と連通される
ケーシング51の内部に回転可能に収容されてい
るものであり、図示しない駆動源により回転駆動
されることにより、上半部13から空気を吸込ん
で、排気孔10を通して外部に吐出するようにし
ている。そして、上記仕切り板15の所定位置
に、通気ダクト54を形成しているとともに、通
気ダクト54の一端部に、上記帯電チヤージヤ3
2と対向する開口55を形成しているとともに、
通気ダクト54の他端56を上記吸込みフアン5
に臨ませている。
また、各部に駆動力を伝達するモータは、複写
機が小型である関係上、小出力のものでよいか
ら、図示しない側板の外側に取付けることがで
き、特別に冷却を行なわせることは必要でない。
上記の構成の複写機におけるコンタクトガラス
冷却動作を以下に説明する。
光学部2′がホームポジシヨンにおいて停止し
ている状態、即ち、光源21、および反射鏡2
2,23,24がホームポジシヨン側に位置する
状態(第1図中実線参照)においては、レンズユ
ニツト25のケーシング26とコンタクトガラス
11との間が完全に開放された状態であり、しか
もホームポジシヨン側は光源21、反射鏡22,
23,24、および吸気抑制板20により吸気経
路が大幅に閉塞された状態であるから、吸気孔1
9から吸入される空気(図中矢印A参照)の量が
多く、吸気孔18から吸入される空気(図中矢印
B参照)の量が少なくなる。そして、これら空気
は、吸込みフアン5のほぼ直上位置で合流された
状態で吸込みフアン5により吸込まれ、排気孔1
0を通して外部に吐出される。
したがつて、コンタクトガラス11の、露光終
了側部分が効果的に冷却される。
光学部2′が移動可能限界位置まで移動した状
態、即ち、光源21と反射鏡22が露光終了位置
まで移動するとともに、反射鏡23,24がレン
ズユニツト25に近接する位置まで移動した状態
(第1図中破線参照)においては、レンズユニツ
ト25のケーシング26とコンタクトガラス11
との間は光源21、および反射鏡22によりほぼ
完全に閉塞された状態であり、しかもホームポジ
シヨン側は完全に開放された状態であるから、吸
気孔18から吸入される空気(図中矢印B′参照)
の量が多く、吸気孔19から吸入される空気(図
中矢印A′参照)の量が非常に少なくなる。そし
て、これら空気は、吸込みフアン5のほぼ直上位
置で合流された状態で吸込みフアン5により吸込
まれ、排気孔10を通して外部に吐出される。
したがつて、コンタクトガラス11の、ホーム
ポジシヨン側部分が効果的に冷却される。
また、上記両状態の中間の状態(第2図参照)
においては、レンズユニツト25のケーシング2
6とコンタクトガラス11との間が光源21、お
よび反射鏡22によりかなり閉塞された状態であ
り、しかもホームポジシヨン側も光源21、反射
鏡22,23,24、および吸気抑制板20によ
り吸気経路がかなり閉塞された状態であるから、
吸気孔18から吸入される空気(図中矢印B参
照)の量と、吸気孔19から吸入される空気(図
中矢印A参照)の量とがほぼ等しくなる。そし
て、これら空気は、光源21および反射鏡22
と、反射鏡23,24との中間位置で合流された
状態で吸込みフアン5により吸込まれ、排気孔1
0を通して外部に吐出される。
したがつて、コンタクトガラス11の、光源2
1および反射鏡22に近接する箇所、および反射
鏡23,24に近接する箇所が効果的に冷却され
る。
以上の説明から見ると、各状態において、冷却
が良好に行なわれる箇所と、冷却が良好には行な
われない箇所とが発生しているが、これらの箇所
は各状態を通じて変化しないのではなく、絶えず
変化しているのであるから、全体としてみれば、
コンタクトガラス11の全面を効果的に冷却する
ことができる。
また、上記各動作を行なつている間は、通気ダ
クト54を通して複写処理部3の空気をも吸込ん
で外部に吐出しているのであるから、感光体ドラ
ム31の近傍の高温空気を吸込むことにより感光
体ドラム31の温度上昇を防止することができ、
さらには、浮遊しているトナーを吸込んで外部に
吐出することにより、複写機本体1の内部におけ
るトナーの付着、複写紙搬送部4への落下等を防
止することができる。
〈考案の効果〉 以上のようにこの考案は、反射鏡23,24の
下部空間を通る吸気を抑制し、吸気の大部分が反
射鏡23,24の上部空間を通るので、コンタク
トガラスのごみ、ちり等が付着する可能性を著し
く低減させるとともに、コンタクトガラスの全面
にわたる効果的な冷却を行なうことができるとい
う特有の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の複写機の一実施例を示す概
略図、第2図は複写動作途中状態を示す概略図、
第3図、および第4図は従来例を示す概略図。 1……複写機本体、2……光学系、2′……光
学部、3……複写処理部、4……複写紙搬送部、
5……吸込みフアン、11……コンタクトガラ
ス、13……上半部、14……下半部、20……
吸気抑制板、21……光源、22,23,24…
…反射鏡。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複写機本体の上半部に往復動可能な光学部を有
    しているとともに、下半部に複写処理部、および
    複写紙搬送部を有しており、かつ上半部がホーム
    ポジシヨン側に突出形成されている複写機におい
    て、下半部のホームポジシヨン側所定位置に吸込
    みフアンを取付けているとともに、光源より低速
    で移動する反射鏡の所定位置に、反射鏡の下方空
    間を通しての吸気を抑制する吸気抑制部材を取付
    けていることを特徴とする複写機。
JP4648486U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH0453644Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4648486U JPH0453644Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4648486U JPH0453644Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62158439U JPS62158439U (ja) 1987-10-08
JPH0453644Y2 true JPH0453644Y2 (ja) 1992-12-16

Family

ID=30866188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4648486U Expired JPH0453644Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JP (1) JPH0453644Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9309035B2 (en) 2009-06-25 2016-04-12 Yushin Co., Ltd. Self-standing liquid package bag with a flat film valve

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9309035B2 (en) 2009-06-25 2016-04-12 Yushin Co., Ltd. Self-standing liquid package bag with a flat film valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62158439U (ja) 1987-10-08

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