JPH0483345A - バイポーラトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
バイポーラトランジスタおよびその製造方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
関する。
て電流駆動能力が大きいという優れた特徴を有している
。このため、近年、SiのみならずGaAsなとの化合
物半導体を用いたパイポーラトランジスタの研究開発が
盛んに行われてしする。特に、化合物半導体を用いたバ
イポーラトランジスタは、エミッタ・ベース接合をペテ
ロ接合に構成でき、ベースを高濃度にしてもエミッタ注
入効率を大きく保てるなど利点は大きい。
るための半導体チップの断面図である。
と、n −GaAsからなるコレクタ層3と、p −G
aAsからなるベース層4と、n−Alo25Gao、
7.ASからなるエミッタ層5と、AuGeNiからな
るエミ・ツタ電極9と、AuZnNiからdるベース電
極18と、AuGeNiからなるコレクタ電極11とか
ら構成されて!/)る。
に厚さを70〜1100n、 p型不純物濃度を10
cm 台に設定することが多い。p型不純物としテハ
、例えば分子線エピタキシー法(以降、MBE法と称す
)によりベース層を形成する場合には、Be′!Jτ用
いられることが多い。第3図では、エミ・ツタ・ベース
接合部が階段接合型となっているが、この他にエミッタ
・ベース接合部において、AlxGa1−xASエミッ
タ層のAI組成Xを徐々に変化させて傾斜接合型とした
ものもよく用いられる。
ンジスタの製造方法を説明するための工程順に示した半
導体チップの断面図である。
aAsからなる半絶縁性基板1上にn −GaAs層3
、p−GaAs層4およびn Alo、2.Gao7
5A8層5を順次、MBE法により形成する。
GeNiからなるエミッタ電極9およびその上のSiO
2膜12全12した後、これをマスクとしてn−Al。
−GaAs層4を露出すると同時にエミッタ層を形成
する。続いてSiO2膜12全12クとしてp −Ga
As層4上にAuZnN418を自己整合的に形成する
。
レジスト膜17を形成し、これをマスクとして、AuZ
nNi層18をエツチングしてベース電極を形成した後
、エツチングによりp −GaAs層4とn −GaA
s層3の表面を除去し、さらにホトレジスト膜17をマ
スクとしてn −GaAs層3の表面にオーミック金属
のAuGeNi層11を上方から蒸着する。
オフを行ってエミッタ電極を形成し、第3図に示すよう
な構造のバイポーラトランジスタができる。
る。(1)式においてτはエミッタ時定数、τ8はベー
ス走行時間、τ。はコレクタ走行時間、τ。。はコレク
タ時定数であり、(2)式においてrbはベース抵抗、
CBoはベース・コレクタ間容量である。
が、また、f を増大させるためには几の低減が有効で
あることがわかるがミベース層厚についてみればこの両
者は相反する要求である。つまり、ベース層を薄くする
ことにより、τ8を低減しらを増大させた場合には、r
、が増大してfmaxが著しく劣化してしまうため、従
来、r を低下させずにベース層を〜70nm以下の厚
さにするのは非常に困難であった。
4を露出することによりエミッタ層を形成する工程(ベ
ース面出し工程)が非常に重要な工程の一つである。つ
まり、p −GaAs層4が充分に露出されない場合に
は、ベース層とベース電極との間のコンタクト抵抗が高
く、そのためベース抵抗が高くなってしまう。
まうと、ベース層が薄くなってしまい、これもまたベー
ス抵抗を増大させる原因となる。従来、ベース抵抗を増
大させずにベース面出し工程を行うことは非常に困難で
あった。さらに、ベース層が非常に薄くなった場合には
、ベース電極金属18が拡散してコレクタ層まで到達し
てしまうという問題も生じてくる。
しく低減して、それによってベース層厚を〜70nm以
下に薄層化するのを可能とし、高速・高周波特性の著し
く改善されたバイポーラトランジスタおよびその製造方
法を提供することにある。
びエミッタ層(もしくはエミッタ層、ベース層、コレク
タ層)が順次形成されたバイポーラトランジスタにおい
て、p型ベース層が、III族元素としてGa、 AI
、 Inの少なくとも一種、V族元素としてAs、 P
の中の少なくとも一種を有するIII −V族化合物半
導体からなり、ベース電極との間に前記ベース層と同等
もしくは前記ベース層よりも大なる正孔濃度を有するC
ドープGaAsからなるコンタクト層を有することを特
徴としている。
半絶縁性基板上に第1導電型の第1の半導体層、第2導
電型の第2の半導体層および第1導電型の第3の半導体
層を順次積層させる工程と、前記第3の半導体層上に第
1の絶縁体からなる所定のパターンのマスクを形成する
工程と、前記マスクを用いて前記第3の半導体層をエツ
チングにより所定の厚さになるまで除去した後、第2の
絶縁体からなる側壁を形成する工程と、前記第1および
第2の絶縁体をマスクとして、前記第3の半導体層、も
しくは前記第3の半導体層および前記第2の半導体層の
一部、をエツチングにより除去した後、少なくとも原料
ガスの一つに有機III族元素原料を含む分子線エピタ
キシー法により、前記第2の半導体層上に第2導電型の
第4の半導体層を選択的に形成する工程とを含むことを
特徴としている。
、Wはエミッタ幅、Lはエミッタ長、”EBはエミッタ
メサとベース電極間距離、ρ。はベース電極にはRおよ
び、eを低減することが必要であるが、実際の素子にお
いては(3)式の右辺第3項の占める割合が非常に大き
く、Pcの低減が特に重要な課題である。
加させるのが一つの手段である。MBE法は成長膜厚お
よび不純物濃度の制御性、均一性に優れることから、特
に化合物半導体のバイポーラトランジスタの結晶成長に
非常に有効であるが、MBE法によりベース層を形成す
る場合、通常、p型不純物として用いられるBeが〜5
X10 am 以上の濃度になると、エミッタ側成長
結晶中への拡散が増大してしまうという問題がある(ワ
イ・シー・パオ他(Y、 C。
ド・フィツクス(Journal of Applie
d Physics)、60巻、1986年201頁に
報告されている)。
外部ベース層とベース電極の間に高不純物濃度のベース
コンタクト層を形成するのが有効である。特に、III
族原料に有機金属を使用した分子線エピタキシー法(以
降、MOMBE法と称す)を用いれば、〜10 cm
のC濃度を有する高濃度p型GaAs層が比較的容易
に形成できることが、例えばティー。
ーナル・オブ・クリスタル°グロウス(Journal
of Crystal Growth)、95巻、1
989年、145頁に報告されており、しかも選択成長
が可能であることがら、このベースコンタクト層の形成
に非常に適していると考えられる。
ついて、オーミック金属(Ti/Pt/AuおよびAu
Mn/Au)に対する接触抵抗率を測定した結果を示す
。
ドープGaAs層はMOMBE法により形成した。接触
抵抗率はいずれもノンアロイの結果である。MOMBE
法により高C濃度のp型GaAs層を形成することによ
って、アロイを行っていないにもかかわらず、非常に低
い接触抵抗率が得られることがわかる。
再成長等によりベースコンタクト層を設けた場合に特に
問題となるのは、ベース層とベースコンタクト層の接合
界面における接触抵抗である。下記にMBE法により形
成したBeドープp−GaAs層(ベース層に相当する
)とMOMBE法によりその上に選択再成長したCドー
プp −GaAs層(ベースコンタクト層に相当する)
との接合界面における接触抵抗率1’eiの評価結果を
示す。
非常に小さく、従来例におけるベース層とベース電極金
属との間の接触抵抗よりも充分に小さい値に抑え得るこ
とがわかる。
タにおいては、ベース抵抗が著しく低減されると期待で
きる。第5図にベース層厚WBとベース抵抗r、の関係
を求め、本発明と従来のバイポーラトランジスタについ
て比較して示した。エミッタサイズは1μm×10μm
、ベース電極幅は、5□m、エミッタメサとベース電極
間の距離を0.2μmとし、ベース電極金属としてはT
iPtAuを想定してノンアロイの場合について求めた
。ベース不純物濃度はとした。第5図より、本発明にお
いてはベース抵抗が著しく低減されていることがわかる
。
合について、ベース電極幅LEとベース抵抗r、の関係
を本発明と従来のバイポーラトランジスタについて比較
したものである。第6図に示すように、ベース抵抗低減
の効果は特にベース電極幅が小さくなるにつれて、即ち
、素子が微細化されるにつれて顕著になっており、これ
はバイポーラトランジスタの特性向上をはかる上で非常
に好都合である。
に、f を劣化させることなくベース層をax 薄層化してflを増大させることが可能となる。また、
ベースコンタクト層の厚さをある程度厚くしとやれば、
ベース電極金属が拡散してコレクタ層まで到達してしま
うような問題も回避できるとともに、エミッタ・ベース
を平坦化して配線の段切れを低減することもできる。
。
タを説明するための半導体チップの断面図である。
と、n −GaAsからなるコレクタコンタクト層(3
X10 cm 、400nm)2と、n −GaAs
からなるコレクタ層(5刈Ocm 、400nm)3
と、p −GaAsからなド層(3X10 cm 、
50nm)6と、n−GaAsからなるエミッタコンタ
クト層(3X10 cm 、50nm)7と・p−G
aAsからなるベースコンタクト層(4X10 cm3
00nm)8と、AuGeNiからなるエミッタ電極9
と、TiPtAuからなるベース電極1oと、AuGe
Niからなるコレクタ電極11と、5102膜12.1
3と、絶縁領域14トにより構成されている。
る。
体チップの断面図である。
絶縁性基板1上にn −GaAs層2および3、p −
GaAs層4、n−Alo2.Gao、7.As層5、
n −AlxGa、Asグレーデツド層(x:0.25
−+O)6、n −GaAs層7をMBE法により、成
長温度600°Cで順次形成した後、バイポーラトラン
ジスタを形成する部分を除いた他の部分にHを注入し絶
縁領域14を形成する。
上にオーミック金属のAuGeNi層9を蒸着し、5t
O2膜12と所定のパターンを有するホトレジスト膜1
5を順次形成した後、このホトレジスト膜15をマスク
として、5102膜12を反応性イオンビームエツチン
グ、AuGeNi層9をイオンミリング法により順次、
除去する。
を行ないホトレジスト膜15を除去した後、SiO2膜
12全12クとして、n −GaAs層7、n−AlG
aAs8As層6をC12をエツチングガスに用いた反
応性イオンビームエツチングにより除去し、さらに所定
の厚さになるまで同様にしてn A10.2sGao
、75AS層5をエツチングする。続いて、全面にSi
O2膜13全13した後、これをCF4をエツチングガ
スに用いた反応性イオンビームエツチングで除去するこ
とにより、n−GaAs層7、n−AlxGa1−xA
s層6およびn−Alo、25Gao、7.AS層5の
側面に8102膜13からなる側壁を形成する。この場
合、5to2膜13の下の薄いn”0.25Gao、7
sAs層5は完全に空乏化することが望ましく、厚さと
しては数10nm程度に設定すれば保護層として機能す
る。その効果については、例えば、羽山他、電子情報通
信学会技術報告、ED89−147巻、1989年、6
7頁に報告されている。また、この薄いn Alo、2
sGao、7.As層5は、ベース層のシート抵抗がS
iO2膜13全13において局部的に増大するのを防ぐ
機能も果たしている。
び13をマスクとして、リン酸、過酸化水素および水の
混合液によりn −Alo、25Gao75As層5を
エツチングして除去し、p −GaAs層4表面を露出
した後、トリメチルガリウム(Ga(CHa)a)およ
び固体Asを成長原料に用いたMOMBE法により、5
10212および13をマスクとして、p −GaAs
層4上にp −GaAs層8を成長温度450°Cで選
択的に形成する。続いて、バイポーラトランジスタの活
性領域を覆う所定のパターンのホトレジスト膜を形成し
、それをマスクとして絶縁領域14上のp −GaAs
層8および4を順次エツチングして除去した後、ホトレ
ジスト膜16を形成し、さらに上方より、TiPtAu
層1oを蒸着する。
を行ないホトレジスト膜16を除去した後、所定のパタ
ーンのホトレジスト膜17を形成し、ベース電極の幅が
所定の値に成るようにする。続いて、ホトレジスト膜1
7をマスクとしてイオンミリング法によりTiPtAu
層10をエツチングして除去し、さらに、リン酸、過酸
化水素および水の混合液によりp −GaAs層8.4
およびn −GaAs層3をj頃次エツチングにより除
去してn −GaAs層2表面を露出する。
s層2のオーミック金属であるAuGeNi層11を上
方から蒸着する。
トオフを行なって、第1図に示すような構造のバイポー
ラトランジスタができる。
sからなるものについて述べたが、本発明はこれに限定
されず、例えばp −AlGaAsからなるベース層の
A1組成を徐々に変化させてグレーデッドベース構造と
したもの、AlInAs/InGaAs系やInP/I
nGaAs系へテロ接合バイポーラトランジスタの場合
のようにベース層がp −InGaAsからなるもの、
あるいはp −AlInGaAsやp −InGaAs
P等からなるものについても同様に適用でき、効果は同
様である。
のについて述べたが、本発明はこれに限定されず、コレ
クタアップ型のものについても同様に適用できる。
の多くを占めていたベース層とベース電極金属との間の
接触抵抗が著しく低減されるとともに、ベース面出し工
程の際のオーバーエツチング等に起因するベース抵抗増
大の影響が低減されるため、ベース抵抗を著しく低減さ
せることができる。それに伴いベース層の薄膜化が可能
となることから、最大発振周波数のみならず遮断周波数
をも増大させることができる。その結果、ウェハー全体
にわたって高速・高周波特性の優れた化合物半導体バイ
ポーラトランジスタを実現できるという効果がある。
施例の構造を説明するための半導体チップの断面図、第
2図(a)〜(e)は第1図のバイポーラトランジスタ
の製造方法を説明するための工程順に示した半導体チッ
プの断面図、第3図は従来のバイポーラトランジスタの
構造を説明するための半導体チップの断面図、第4図(
a)〜(c)は第3図のバイポーラトランジスタの製造
方法を説明するための工程順に示した半導体チップの断
面図、第5図は本発明および従来のバイポーラトランジ
スタにおけるベース抵抗とベース層厚との関係を示すた
めの図、第6図は本発明および従来のバイポーラトラン
ジスタにおけるベース抵抗とベース電極幅との関係を示
すための図である。 各図において、1・・・半絶縁性基板(GaAs)、2
・・−n −GaAsコレクタコンタクト層、3・・−
n −GaAsコレクタ層、4.p −GaAsベース
層、5”’n Alo、2.Gao75ASエミッタ
層、6・・−n−AlxGax+、Asグレーデツぐ層
(x:0.25−+0)、7−n −GaAsエミッタ
コンタクト層、8−−9p −GaAsベースコンタク
ト層、9−AuGeNx エミッタ電極、10・TiP
tAuベース電極、1l−=AuGeNiコレクタ電極
、12.13・・・5102膜、14・・・絶縁領域、
15゜16、17・・・ホトレジスト膜、18・・・A
uZnNJ。
Claims (2)
- (1)半絶縁性基板上にコレクタ層、ベース層およびエ
ミッタ層(もしくはエミッタ層、ベース層、コレクタ層
)が順次形成されたバイポーラトランジスタにおいて、
p型ベース層が、III族元素としてGa、Al、Inの
少なくとも一種、V族元素としてAs、Pの中の少なく
とも一種を有するIII−V族化合物半導体からなり、ベ
ース電極との間に前記ベース層と同等もしくは前記ベー
ス層よりも大なる正孔濃度を有するCドープGaAsか
らなるコンタクト層を有することを特徴とするバイポー
ラトランジスタ。 - (2)半絶縁性基板上に第1導電型の第1の半導体層、
第2導電型の第2の半導体層および第1導電型の第3の
半導体層を順次積層させる工程と、前記第3の半導体層
上に第1の絶縁体からなる所定のパターンのマスクを形
成する工程と、前記マスクを用いて前記第3の半導体層
をエッチングにより所定の厚さになるまで除去した後、
第2の絶縁体からなる側壁を形成する工程と、前記第1
および第2の絶縁体をマスクとして、前記第3の半導体
層、もしくは前記第3の半導体層および前記第2の半導
体層の一部、をエッチングにより除去した後、少なくと
も原料ガスの一つに有機III族元素原料を含む分子線エ
ピタキシー法により、前記第2の半導体層上に第2導電
型の第4の半導体層を選択的に形成する工程とを含むこ
とを特徴とするバイポーラトランジスタの製造方法。
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