JPH0482106A - 超高圧送電線 - Google Patents

超高圧送電線

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JPH0482106A
JPH0482106A JP19703690A JP19703690A JPH0482106A JP H0482106 A JPH0482106 A JP H0482106A JP 19703690 A JP19703690 A JP 19703690A JP 19703690 A JP19703690 A JP 19703690A JP H0482106 A JPH0482106 A JP H0482106A
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宗像 武男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、低AN、低風騒音、難着雪、軽量化の多目的
な超高圧送電線に関する。
[従来の技術] 架空送電線の送電電圧が高くなると導体表面の電位傾度
が大になり、電線表面に雨滴が残留されやすい軽雨時に
は、電線のコロナ放電により直接空間に放出される“ジ
ージー”または“シリシリ”と聞える不規則台の可聴騒
音(^ud+ble  No1se)” A N ”が
生ずる。
このANを防ぐ対策として、電線表面をサンドブラスト
またはベーマイト処理等により親水化処理して電線表面
に雨滴が残留形成されないようにしている。
また、架空送電線の導体乗数が多くなると電線に風が当
って生ずる風騒音が増加するが、この風騒音の発生は、
電線の材質や振動特性には関係なく電線の表面状態によ
り定り、電線表面が滑かなほど風音レベルが高くなる。
電線に直角に風が当る場合は、電線表面のある部分で空
気流が粘性の影響により境界層を生じ、その中における
速度分布と圧力勾配の関係から決る位置で境界層の速度
分布が逆転すると空気流の剥離現象が起り、この剥離に
より空気流の圧力変動が生ずる結果これが風音として聞
えてくる。
この風騒音を防ぐ対策として、螺旋状に成型したスパイ
ラルロッドと呼ばれる線条体を電線表面に連続的に巻付
けて投影断面を周期的に巽ならせている。たとえば、直
径が38.4nnの電線に対しては直径711+1の太
さのスパイラルロッドが用い、通常は電線断面における
上下の位置にそれぞれ1条を巻付けているか、前記のA
N特性が間顕になるような場合にはそれぞれ2本づつ並
列に密着させて電線の断面の上下位置に180°ずらせ
て巻付けている。
また、前記のようにスパイラルロッドを電線表面に巻付
けるかわりに、より線の直径線上に相対する2か所に半
径方向高さが高いセグメント素線を配置して最外周より
線層の表面に段差を形成した低風騒音電線が特開昭60
−189809号公報、特開昭63−116310号公
報等により知られている。
[発明が解決しようとする課題] 送電電圧か100万■級の超高圧送電線になると1相を
構成する束導体数は8〜10条となり、この大型の送電
線を支持する鉄塔ら強度を増強しり大型てコスト高にな
らざるを得す 送電線路を経済的に建設するためには、
電線の軽量化を図って弛度を減小させ鉄塔をできるたけ
低くする必要があるが、前記のようにスパイラルロッド
を巻付けると、風圧や弛度か増加するので支持鉄塔の強
度増強や塔高の大型化が避けられないばかりでなく、ス
パイラルロッドの巻付は施工が容易でないという欠点が
ある。
前記のスパイラルロッドの巻付けは、電線のより方向に
対して同方向巻回と逆方向巻回を交互にくりかえして巻
付けられるが、同方向の巻付は区間では送電線の着雪が
発達しサブスパン振動の増加や落雷被害等の欠点かある
また、前記公報の電線のように最外層表面の2か所たけ
に段差を形成したものでは、この電線に付属品の把持部
を取付ける際に、電線外周か円形でないので、段差に一
致するピッチのカラーやアーマ−ロッド等を介して取付
けなければならすその作業が容易でないという問題点が
ある。
本発明は、前記のような欠点がなく、低AN、低風騒音
を実現するだけでなく、さらに難着雪、軽量化をも実現
する超高圧送電線を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明の超高圧送電線は
、中心の鋼心より線1の外周にエキスパンドより線層2
.3を巻回し、このエキスパンドより線層の外周の最外
層に、断面高さか高い第1のより線条群層4と断面高さ
が低い第2のより線条群層5を隣接させて段差部6を形
成した段差部付き線条群層7をほぼ120度の角度間隔
で巻回するとともに、この段差部付き線条群層7の素線
条を欠除させた素線欠除間隙部8を少くとも1か所設け
て前記エキスパンドより線層2.3を露出させたことを
特徴とするものである。
[作用] 最外層の段差部付き線条群層7の段差部6により電線が
風を受けて生ずる風騒音か低減される。
また、最外層の素線欠除間隙部8において電線に当る風
の空気流が乱流化され境界層における気流の剥離か生じ
難くなることにより風騒音の低減効果が増大する。
素線欠除間隙部8の幅や段差部6の段差dの調整により
風騒音低減効果が調整される。
最外層に素線欠除間隙部8か設けであることにより、電
線表面の着雪か電線周面を滑って電線の下側に回り込も
うとしても、間隙部8内に露出しているエキスパンドよ
り線層2.3により雪片の回転か阻止され着雪の過大成
長か防止される。
断面高さが異なる第1および第2のより線条群4.5よ
りなる段差部付き線条群層7を最外層にほぼ120度の
角度間隔で3か所に設けたことにより、風向きによる揚
力の変化が少くなってギヤロッピングか起りにくくなる
また電線表面の段差部は従来のように2か所でなく3か
所にあるので付属品の電線把持部は通常のものがそのま
ま適用できる。
中心の鋼心より線1の外周にエキスパンドより線層2.
3を設けたことにより、外形が大なる超高圧送電線であ
っても軽量化され、送電線の弛度が減小されるので、鉄
塔が低く小形化される。
「実施例] 以下本発明の実施例を図面により説明する。第1図は本
発明の超高圧送電線の断面、第2図はその正面を示し、
1は中心の鋼心より線、2および3はこの鋼心より線1
の外周にアルミ丸線を互いに反対方向に巻回した2層の
エキスパンドより線層で、2は内側のエキスパンドより
線層、3は外側に反対方向に巻回したエキスパンドより
線層である。
4は外側のエキスパンドより線層3の外周の最外層に巻
回したセグメント+11条よりなる第1のより線条群で
あり、5はこの外側のエキスパンドより線層3の外周の
最外層に前記第1のより線条群4に隣接してアルミ丸線
を巻回した第2のより線条群である。この第1のより線
条群4と第2のより線条群5は最外層に交互に並べて1
20度の角度間隔で巻回する。
この最外層の第1のより線条群4と第2のより線条群5
は、その各々の断面高さを、セグメント線条よりなる第
1のより線条群4の断面高さトIを高くし、これよりも
第2のより線条群5の断面高さhを低くして、この第1
および第2の両より線条群4.5の境界に段差dの段差
部6を形成し、これにより第1、第2のより線条1¥4
.5よりなる段差部付き線条群層7を最外層に形成する
前記の最外層の第2の丸線条のより線条群層5の断面積
は第1のセグメント線条のより線条群層4の断面積の2
倍以下とするのが望ましい。
前記の最外層の段差部付き線条群層7には、第1のより
線条群4もしくは第2のより線条群5の中の任意の素線
粂を欠除させた素線欠除間隙部8を少くとも1か所設け
、これにより段差部付き線条群屑7の内側にあるエキス
パンドより線層2.3を間隙部8から露出させる。
第1図は前記のように最外層に120度の角度間隔で3
か所に巻回した各段差部付き線条群層7の第2のより線
条群4の素線条の1条をそれぞれ欠除させて素線欠除間
隙部8を設けた例を示す。
なお、前記の最外層の各より線条はその表面を親水化処
理してもよい。
前記のように構成した本発明の超高圧送電線は、最外層
の段差部付き線条群層7の段差部6により電線が風を受
けて生ずる風騒音が低減されるが、さらに、最外層の素
線欠除間隙部8においてエキスパンドより線層2.3が
露出していることにより、電線に当る風の空気流が乱流
化され境界層における気流の剥離が生じ歎くなる結果風
騒音の低減効果はきわめて大となる。
しかもこの素線欠除間隙部8の幅を広く調整すればエキ
スパンドより線層2.3の露出表面が増加するので風騒
音低減効果を増大することができ、この間隙部8の幅や
前記段差部6の段差dを調整することにより風騒音低減
効果を調整することができる。
また、本発明の超高圧送電線は前記のように最外層に素
線欠除間隙部8が設けであることにより、電線表面の着
雪の成長を阻止することができる。
電線表面に着雪すると、従来の送電線においては雪片が
電線周面をより線に沿って滑り順次下側に回り込みなが
ら次第に大きな雪片に成長するが、本発明の送電線では
雪片が電線周面のより線方向の素線欠除間隙部8に沿っ
て滑り回転しながら電線の下側に回り込もうとしても、
この間隙部8内に露出して互いに反対方向に巻回されて
いる2層のエキスパンドより線層2.3により雪片の回
転が阻止されるので、着雪の過大成長が防止される。
また、断面高さが異なる第1および第2のより線条群4
.5を最外層にほぼ120度の角度間隔で3か所に設け
たことにより、風向きによる揚力の影響が少くなってギ
ヤロッピングが起りにくくなり、しかも電線を把持する
付属品の把持部は、従来の2か所段差の電線のようにカ
ラーやアーマ−ロッド等を介して取付ける必要がなく、
通常の付属品把持部をそのまま用いることができる。
また、中心の鋼心より線1の外周に2層のエキスパンド
より線層2.3を設けたことにより、外形が大なる超高
圧送電線であっても軽量化されるから、送電線の弛度が
減小され、鉄塔を低く小形化することが可能となる6 さらに、最外層の各より線層の表面に親水化処理を施し
て雨滴の形成を防ぐことによりANか低減される。
なお、着雪が全く予想されないような地域で使用される
場合にはエキスパンドより線層の露出中を最小となるよ
うに調節して使用される。
[発明の効果] 前記のように本発明の超高圧送電線は、エキスパンドよ
り線層の外周に素線欠除間隙部を有する段差部付き線条
群層を設けてこの間隙部にエキスパンドより線層を露出
させたことにより、送電線が軽量化されるので鉄塔を小
形化して建設コストを低減することができ、しかも、風
騒音の低減効果が増大し、着雪の過大成長が防止され、
ギヤロンピングが起りにくくなるはかりでなく、付属品
の電線把持部は通常のものをそのまま適用することがで
きるできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例の断面図、第2図はその正面
図である。 1 : 2. 4 : 5 : 6 ニ ア : 8 : 中心鋼心より線 3・エキスパンドより線層 第1のより線粂群層 第2のより線条群層 段差部 段差部付き線条群層 素線欠除間隙部 特許出願人 古河電気工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 中心の鋼心より線の外周にエキスパンドより線層を巻回
    し、前記エキスパンドより線層の外周の最外層に、断面
    高さが高い第1のより線条群層と断面高さが低い第2の
    より線条群層により形成される段差部付き線条群層をほ
    ぼ120度の角度間隔で巻回し、前記段差部付き線条群
    層の中の素線条を欠除させた素線欠除間隙部を少くとも
    1か所設けて前記エキスパンドより線層を露出させたこ
    とを特徴とする超高圧送電線。
JP19703690A 1990-07-25 1990-07-25 超高圧送電線 Expired - Lifetime JP2851142B2 (ja)

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