JPH048053A - ファクシミリ受信データ認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ファクシミリ伝送されて来た受信原稿をイ
メージ認識してホストコンピュータ等へ出力するファク
シミリ受信データ認識装置に関する。

［発明の概要］ この発明は、ファクシミリ伝送されて来た受信原稿をイ
メージ認識してホストコンビコータ等へ出力するファク
シミリ受信データ認識装置において、受信した原稿イメ
ージデータを文字認識してコードデータに変換した際の
認識状況から受信原稿の認識度を求め、この認識度が予
め設定されている基準値以上であればそのコードデータ
に基づきイメージ変換して送信元に送り返し、才た基準
偵未満であれば受信した原稿イメージデータを送信元に
送り返すようにしたものである。

［従来の技術］ 一般に、ファクシミリ装置を用いて帳票の送受信を行う
帳票送受信システムにおいて、受信側では受信した帳票
イメージデータな印刷出力させ、この印刷結果を文字認
識装置（ＯＣＲ）で読み込ませてコードデータに変換し
、この帳票データをホストコンピュータ等へ伝送するよ
うにしているが、受信帳票のイメージ印刷やＯＣＲによ
る読取りを必要とする為、処理効率が悪く、印刷ミスや
読取ミス等が介在するおそれもあった。

そこで、従来においては受信帳票をイメージ印刷したり
、ＯＣＲによる読取りを行わず、受信イメージデータを
直接認識してその認識結果をホストコンピュータへ伝送
する方式（直接入力方式）を採用している。

ところで、この種のものは、受信帳票の印刷を行わない
為、その認識結果と共に受信イメージデータをホストコ
ンピュータへ伝送するようにしていた。この場合、認識
結果が茗しく悪くともそれをホストコンピュータへ伝送
する為、ホストコンピュータ側においては、認識結果と
受信イメージデータとをＣＲＴ表示させて両方を照合す
ることにより、認識結果のＩＩＥｇをオペレータの介在
によって判断していた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、オペレータによる確認作業は極めて困難
で、受信帳票の位置ずれが激しいような場合には正誤判
断が不能となり、また、受信結果に間違いがあってもデ
ータ修正や削除等の後処理に多大な時間を要するという
欠点があった。

この原因は受信帳票の認識結果をそのままホストコンピ
ュータ等へ出力することにあると考えられる。

してみれば、受信帳票の認識結果をホストコンピュータ
等へ出力する前に、その認識度を自動的に確認し、それ
に応じて送信元にその認識状態を通知できれば、オペレ
ータの介在なしに認識結果の良否を認識でき、オペレー
タの負担を大幅に軽減できると共に、送信元では相手先
の認識状態を確認でき、その対応を即座に行うことがで
きるようになることは明らかである。

この発明の課題は、受信原稿の認識度を自動的に確認し
、それに応じて送信元にその認識状態を通知できるよう
にすることである。

［題を解決するための手段］ この発明の手段は次の通りである。

文字認識手段ｌ（第１図の機能ブロック図を参照、以下
同じ）は、ファクシミリ伝送されて来た原稿イメージデ
ータを受信した際に、その原稿イメージデータを文字認
識してコードデータに変換する。

認識度算出手段２は文字認識手段ｌの認識状況（不読文
字の数等）から受信原稿の認識度を求める。

判別手段３は認識度算出手段２によって算出された認識
度が予め設定されている基準値（例えば認識率８０％、
６０％等）以上か否かの判別を行う。

自動送信手段４は判別手段３によって基準値以上と判別
された場合に文字認識手段ｌによるコードデータに基づ
きイメージ変換をして得られたイメージデータを送信元
に送り返し、また基準値未満であると判別された場合に
は受信した原稿イメージデータを送信元に送り返す。

［作　用］ この発明の手段の作用は次の通りである。

いま、送信側からファクシミリ伝送されて来た帳票等の
原稿イメージデータを受信すると、文字認識手段ｌは受
信した原稿イメージデータを文字認識してコードデータ
に変換する。

すると、認識度算出手段２は文字認識手段ｌの認識状況
から受信原稿の認識度を求める。この場合、受信原稿全
体の認識度を求める。

これによって算出された認識度に基づいて判別手段３は
この認識度が予め設定されている基準値以上か否かの判
別を行う。

ここで、自動送信手段４は判別手段２によって基準値以
上と判別された場合には文字認識手段ｌにより文字認識
して得られたコードデータに基づきイメージ変換をして
そのイメージブータラ送信元に送り返し、また基ｔｓ値
未満であると判別された場合には、コード出力を禁止す
ると共に、受信した原稿イメージデータを送信元に送り
返す。

したがって、受信原稿の認識度を自動的に確認し、それ
−に応じて送信元にその認識状態を通知することができ
る。

Ｅ実施例〕 以下、第２図〜第５図を参照して一実施例を説明する。

第２図は帳票送受信システムのシステム構成図である。

なお、本実施例の帳票送受信システムは銀行為替の発信
システムを示し、各営業店に設置されているファクシミ
リ装置１１と本部に設置されているファクシミリ装置１
２との間で交換器１３を介して帳票の送受信を行うもの
である。なお、本実施例においては第３図に示す如く予
め２種類の帳票、Ａ帳票、Ｂ帳票が用意されている。

ここで、各帳票は振込依頼書等で、それらの第１フイー
ルドＩＦＡ、ＩＦＢには帳票を区別する為の帳票ＩＤ崩
ｒｏｏＩＪ、ｒｏ０２）が記入されている。なお、各帳
票の第２フイールド２ＦＡ２ＦＢ、第３フイールド３Ｆ
Ａ、３ＦＢ・・・・・・等は振込先の必要犯人事項が記
載される欄である。

ファクシミリ装置１１は原稿差込口に任意の帳票が挿入
された際にその帳票内容を読み取って帳票イメージデー
タを得るもので、このイメージデータをデータ圧縮して
交換器１３へ送信する通常の構成となっている。ここで
、帳票にドロップアウトカラー（例えば青系色）によっ
て印刷されている枠や説明文等は読み取られず、ドロッ
プアウトカラーを除く手書文字等が読み取られて帳票イ
メージデータとなる。

ファクシミリ装Ｍ１２はファクシミリ装Ｍ１１から交換
器１３を介して送信されて来た帳票イメージデータを受
信するもので、この受信イメージデータを元のイメージ
データにデータ伸縮してから出力制御装置１４に与える
。

出力制御装置１４は制御部１５を中核として動作するも
ので、ファクシミリ装置１２で受信された帳票イメージ
データは受信イメージバッファ１６に・取り込まれる。

この受信イメージバッファ１６内の帳票イメージデータ
は、文字認識部１７によって文字認識され、その認識結
果であるコードデータはフードバッファ１８に書き込ま
れる。

認識度判断部１９はコードバッファ１８内の認識結果か
ら受信帳票の認識度を算出し、これによって算出した認
識度に基づいて必読度テーブルメモリ２０を参照し、認
識度が予め設定されている基準値以上か否かを判別する
。

その結果、認識度判断部１９は認識度が基ｔＩ！！偵未
満であれば受信イメージバッファ１６からイメージデー
タを取り出し、このメージデータの下部に所定のメツセ
ージデータ（例えば「認識度不良の為再送信願います」
）を上乗せして送信イメージバッファ２１に転送する。

また、認識度判断部１９は認識度が基準値以上であれば
、コードバッファ１８内のコードデータをコード出力バ
ッファ２２に転送する。この際、認識度判断部１９は、
キャラクタジェネレータ用のＣＧ−ＲＯＭ２３を用いて
コードバッファ１８内のコートデータをイメージデータ
に変換して送信イメージ７人−。

ファ２１に転送すると共に、このイメージデータに所定
のメツセージデータ（例えば「入カレました」）を付加
して送信イメージバッファ２１に転送する。

なお、コード出力バッファ２２内のコードデータはホス
トコンピュータ３０に送信され２　また送信イメージバ
ッファ２１内のイメージデータはファクシミリ装置１２
に送られる。この場合、ファクシミリ装置１２はオート
ダイヤル機能によって送信イメージバッファ２１内のイ
メージデータを送信元のファクシミリ装置１１へ自動的
に送り返す。

第４図は必読度テーブルメモリ２０の構成図で、この必
読度テーブルメモリ２０は帳票管理テーブルＴ１、Ａ帳
票必読塵テーブルＴ２、Ｂ帳票管理テーブルＴ３を有す
る構成となっている。

帳票管理テーブルＴＩは第４図（１）に示す如く、帳票
数、帳票ＩＤ部、帳票ＩＤ種類、認識度の基準値から成
る。ここで、帳票数は帳票の種類に応じた数を示し、本
実施例において帳票数はｒ２Ｊとなっている。帳票ＩＤ
部は帳票のどのフィールド位置に帳票ＩＤ部が設けられ
ているかを示し、本実施例において帳票ＩＤ部はｒｌＪ
となっている。また帳票１０種類は各帳票に設けられて
いる帳票ＩＤ部の記入内容を示し、Ａ帳票はｒｏｏＩＪ
、Ｂ帳票はｒｏＯ２Ｊとなっている。

更に認識度の基準値は認識結果の良否を判定する判定基
準で、Ａ帳票の基準値は「８０％Ｊ、Ｂ帳票の基準値は
「６０％」となっている。

Ａ帳票必読塵テーブルＴ２、Ｂ＠票必必読テーブルＴ３
は第４図（２）、第４図（３）に示す如く、Ａ＃票、Ｂ
＠票に対応し、てフィールド陥、文字数、重み（重要度
）、文字数×重みから成り、文字数Ｘ重みの合計値が帳
票全体の重みを示している。

次に、本実施例の動作を説明する。

いま、ファクシミリ装置１１に送信用のＡ帳票あるいは
Ｂ帳票をセットすると、ファクシミリ装置１１によって
読み取られた帳票イメージデータは、交換器１３を介し
てファクシミリ装Ｍ１２に伝送される。このファクシミ
リ装置１２によって受信された帳票イメージデータは受
信イメージバッファ１６に格納される。すると、文字認
識部１７は受信イメージノヘ）ファ１６内の帳票イメー
ジデータを文字認識し、その認識結果であるコードデー
タをコードバッファ１８に格納する。

この状態において、認識度判断部１９は必読度テーブル
メモリ２０の内容を参照しながら第５図のフローチャー
トにしたがった動作を実行する。

先ず、認識度判断部１９は帳票ＩＤの不読または未登録
（００１や００２でない場合も含む）か否かをチエツク
する（ステップＳｌ）、ここで、帳票ＩＤの読み取りが
正常であればステップｓ２に進み、帳票ＩＤの種類を判
別する（ステップＳ２）。

ここで、帳票ＩＤがｒｏｏ　１ＪでＡ帳票であることが
判別されると、ステップＳ３に進み、また帳票ＩＤがｒ
ｏ０２ＪでＢ帳票であることが判別されるとステップＳ
４に進み、Ａ帳票あるいはＢ帳票の認識度を求める計算
処理を実行する。

ここで、認識度の計算は次式にしたがって行う。

ｎ：帳票内フィールド数 Ｅ（Ｆｉ）：１番目のフィールドの不読文字数Ｉｕ＋）
：ｉ番目のフィールドの重み これによって求めた認識度をｎとすると、この認識度ｎ
が予め必読度テーブルメモリ２０内に設定されている基
準値以上か否かを調べる（ステップＳ５．Ｓ６）。

即ち、ステップＳ５は必読度テーブルメモリ２０からＡ
帳票の基準値「８０」を読み込み、Ａ帳票の認識度りが
基？Ｐｌ値ｒ８０Ｊ以上か否かを調べる。またステップ
Ｓ６は必読度テーブルメモリ２０からＢ帳票の基準値「
６０」を読み込み、Ｂ帳票の認ｍ度ｎが基準値ｒ６０４
以上か否かを調べる。

ここで、Ａ帳票の認識度ｎが基準値「８０」以上、また
はＢ帳票の認識度ｎが基準値「６０」以上であれば受信
イメージバッファ１６からイメージデータをそのまま取
り出しくステップＳ７）、そのイメージデータの下部に
メツセージ「認識度不良の為再送信側います」を上乗せ
しくステップＳ８）、このイメージデータを送信イメー
ジバッファ２１に転送する（ステップＳ９）、この場合
、ファクシミリ装Ｍ１２は送信元のファクシミリ装置１
１ヘオートダイヤルし、送信イメージバッファ２１内の
イメージデータを送り返す、これにより、送信元におい
ては、帳票の位置ずれを正したり、帳票の記入内容を訂
正するなどして帳票を再度送信すればよい。

一方、Ａ＠票の認識度ｎが基準値「８０」未満、または
Ｂ帳票の認識度ｎが基準値「６０」未満であれば、コー
ドバッファ１８内の認識結果をコード出力バッファ２２
に転送する（ステップ５１０）、これにより、コード出
力パッファ２２内のコードデータはホストコンピュータ
３０に渡される。その後、ＣＧ−ＲＯＭ２３を用いて認
識コードデータをイメージ変換しくステップ５１１）、
これによって得られたイメージデータにメツセージ「入
力しました」を付加しくステップ５１２）、そのイメー
ジデータを送信イメージ八ツファ２１に転送する（ステ
ップＳ９）、この場合、ファクシミリ装置１２は送信元
のファクシミリ装置１１へオートダイヤルし、送信イメ
ージ／ヘフファ２１内のイメージデータを送り返す、こ
れにより、送信元においては、どのような認識状態で相
手側に送信されたかを認識でき、必要があれば再送信を
行うこともできる。

なお、上記実施例においては、帳票認識度が基準値以上
か否かに応じて対応するメツセージデータも送信元に送
るようにしたが、メツセージデータの送信は必須条件で
はなく、イメージデータのみを送り返すだけであっても
よい。

［発明の効果〕 この発明は、受信原稿の認識結果を出力する前に、その
認識度を自動的に確認し、送信元にその認識状態を通知
することができるので、オペレータの介在なしに認識結
果の良否を確認でき、オペレータの負担を大幅に軽減で
きると共に、送信元では相手先の認識状態を確認でき、
その対応（再送や正確な文字で記入内容を書直す等）を
即座に行うことが可能となり、システム全体の処理効率
を大幅に高めることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の機能ブロック図、第２図〜第５図は
実施例を示し、第２図は帳票送受信システムを示したシ
ステム構成図、第３図（１）、（２）はＡ帳票、Ｂ＠票
を示した図、第４図（１）、（２）、（３）は必読度テ
ーブルメモリ２０の構成を示した図、第５図は認識度判
断部１９の動作を説明する為のフローチャートである。 爺炊へ　昏信−ｊ １１．１２・・・・・・ファクシミリ装置、１４・・・
・・・出力制御装置、１５・・・・・・制御部、１６・
・・・・・受信イメージバッファ、１７・・・・・・文
字認識部、１８・・・・・・コードバッファ、１９・・
・・・・認識度判断部、２０・・・・・・必読度テーブ
ルメモリ、２１・・・・・・送信イメージバッファ、２
２・・・・・・コード出力バッファ、３０・・・・・・
ホストコンピュータ。 特許出願人　　カシオ計算機株式会社 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ファクシミリ伝送されて来た原稿イメージデータを受信
   した際にその原稿イメージデータを文字認識してコード
   データに変換する文字認識手段と、 この文字認識手段の認識状況から受信原稿の認識度を求
   める認識度算出手段と、 この認識度算出手段によって算出された認識度が予め設
   定されている基準値以上か否かを判別する判別手段と、 この判別手段によって基準値以上と判別された場合には
   前記文字認識手段によるコードデータに基づきイメージ
   変換をして得られたイメージデータを送信元に送り返し
   、また基準値未満であると判別された場合には受信した
   原稿イメージデータを送信元に送り返す自動送信手段と
   、 を具備したことを特徴とするファクシミリ受信データ認
   識装置。