JP3585709B2 - ファクシミリ装置及びコンピュータ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置及びコンピュータ装置に関し、特に、回線に接続され、当該回線を介した電文情報の通信を行った際に得られる当該通信に関連した情報を通信管理情報として当該電文情報を特定するために付与した識別情報と対応付けて通信管理テーブルに順次記憶する通信管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置、回線に接続され、当該回線を介して送信すべき電文情報のうちの未送信の分の電文情報についての送信宛先情報と当該電文情報を特定するために付与した識別情報とを少なくとも対応付けた待機ファイル管理情報を待機ファイル管理テーブルに記憶する待機ファイル管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置、及び、インターフェースを介して接続されたファクシミリ装置に電文情報を転送して送信依頼する一方、回線を介して受信した電文情報が前記インターフェースを介して前記ファクシミリ装置から転送されてくると、その転送されてきた電文情報に対して所定の処理を行うコンピュータ装置に関する。
【0002】
従来のファクシミリ装置においては、回線を介した電文情報の送信または受信の各通信を行う毎に、それら各通信に関連して得られる、送信または受信日付(及び日時)、ファクシミリ通信におけるプロトコル手順において相手先ファクシミリ装置から通知された相手先ファクシミリ番号や相手先名称、交信モードがG3かあるいはG4かの別、送信または受信電文情報の解像度、通信時間、送受信された電文情報のページ数、送信結果が正常か異常かの別、通信料金等の各項目等で構成される通信管理情報を、ファイル番号等の各通信に係る電文情報を特定するための識別情報を付加して、通信管理テーブルに順次記憶するものがある。
【0003】
そして、通信管理テーブルの記憶内容を、定期的に、一定件数の通信管理情報が蓄積される毎に、または、ユーザによる強制出力を指示する入力に応じて、所定フォーマットでディスプレイに表示出力したり、プロッタにより記録出力したりする目的に使用している。
【0004】
また、従来のファクシミリ装置においては、回線を介して送信すべき電文情報のうちの未送信の分の電文情報についての送信宛先情報と当該電文情報を特定するために付与したファイル番号等の識別情報とを少なくとも対応付けた待機ファイル管理情報を待機ファイル管理テーブルに記憶するものがある。
【0005】
そして、待機ファイル管理テーブルの記憶内容を、ユーザによる強制出力を指示する入力に応じて、所定フォーマットでディスプレイに表示出力したり、プロッタにより記録出力したりする目的に使用している。
【0006】
一方、インターフェースを介してコンピュータ装置と接続され、そのコンピュータ装置により利用される従来のファクシミリ装置においては、コンピュータ装置側が主導で制御を行うため、ファクシミリ装置に送信依頼する電文情報や、ファクシミリ装置が回線を介して受信した電文情報は、コンピュータ装置側が記憶している。
【0007】
そのため、電文情報の内容を確認したりするために取り出すためには、コンピュータ装置を操作する必要があり、ファクシミリ装置を操作して電文情報の内容を取り出そうとしても、ファクシミリ装置は電文情報を記憶していないため、取り出すことはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、インターフェースを介してコンピュータ装置と接続され、そのコンピュータ装置により利用される従来のファクシミリ装置が、例え、前記通信管理テーブルや待機ファイル管理テーブルにより、電文情報を管理していたとしても、電文情報そのものは、コンピュータ装置側にあるために、それら各管理テーブルに記憶された情報を有効利用して、内容を確認したい電文情報を検索し、取り出して、確認したりすることが行えず、ファクシミリ装置の電文情報の管理のためのリソースを有効利用できていないばかりでなく、電文情報の取り出し操作がコンピュータ装置側に限定されてしまい、ファクシミリ装置側で行えないために作業効率が低いという問題点があった。
【0009】
本発明は係る事情に鑑みてさなれたものであり、ファクシミリ装置の電文情報の管理のためのリソースを有効利用でき、また、電文情報の取り出し操作をファクシミリ装置側で行える作業効率の高いファクシミリ装置及びコンピュータ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載のファクシミリ装置は、回線に接続され、当該回線を介した電文情報の通信を行った際に得られる当該通信に関連した情報を通信管理情報として当該電文情報を特定するために付与した識別情報と対応付けて通信管理テーブルに順次記憶する通信管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記通信管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された通信管理情報を特定する通信特定手段と、その通信特定手段により特定された通信管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項2記載のファクシミリ装置は、回線に接続され、当該回線を介した電文情報の通信を行った際に得られる当該通信に関連した情報を通信管理情報として当該電文情報を特定するために付与した識別情報と対応付けて通信管理テーブルに順次記憶する通信管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記通信管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、特定の通信管理情報を指定する際の指定キーとして前記通信管理情報を構成するいずれかの項目を選択させる指定項目選択手段と、前記管理テーブル表示手段による表示に基づいて、前記指定項目選択手段により選択された項目により入力指定された通信管理情報を特定する通信特定手段と、その通信特定手段により特定された通信管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載のファクシミリ装置は、回線に接続され、当該回線を介した電文情報の通信を行った際に得られる当該通信に関連した情報を通信管理情報として当該電文情報を特定するために付与した識別情報と対応付けて通信管理テーブルに順次記憶する通信管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記通信管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された通信管理情報を特定する通信特定手段と、電文情報の出力形態を選択させる出力形態選択手段と、前記通信特定手段により特定された通信管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を、前記出力形態選択手段により選択された形態で出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項4記載のファクシミリ装置は、回線に接続され、当該回線を介した電文情報の通信を行った際に得られる当該通信に関連した情報を通信管理情報として当該電文情報を特定するために付与した識別情報と対応付けて通信管理テーブルに順次記憶する通信管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記通信管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された通信管理情報を特定する通信特定手段と、前記回線上の転送宛先を入力指定させる転送先指定手段と、前記通信特定手段により特定された通信管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を、前記転送先指定手段により指定された前記回線上の転送宛先に転送する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項5記載のファクシミリ装置は、回線に接続され、当該回線を介して送信すべき電文情報のうちの未送信の分の電文情報についての送信宛先情報と当該電文情報を特定するために付与した識別情報とを少なくとも対応付けた待機ファイル管理情報を待機ファイル管理テーブルに記憶する待機ファイル管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記待機ファイル管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された待機ファイル管理情報を特定する待機ファイル特定手段と、その待機ファイル特定手段により特定された待機ファイル管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を前記待機ファイル特定手段により特定された待機ファイル管理情報に対応する送信宛先情報により特定される前記回線上の送信宛先に送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項6記載のコンピュータ装置は、インターフェースを介して接続されたファクシミリ装置に電文情報を転送して送信依頼する一方、回線を介して受信した電文情報が前記インターフェースを介して前記ファクシミリ装置から転送されてくると、その転送されてきた電文情報に対して所定の処理を行うコンピュータ装置において、前記ファクシミリ装置に転送した送信依頼電文情報または前記ファクシミリ装置から転送された受信電文情報を特定するための情報として前記ファクシミリ装置から通知される識別情報を前記送信依頼または受信電文情報と対応付けて記憶する記憶手段と、特定の識別情報に対応する電文情報の転送要求を前記ファクシミリ装置から前記インターフェースを介して受けた場合は、当該識別情報に対応する電文情報を前記記憶手段から読み出して前記ファクシミリ装置に転送する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
先ず、図1に、本発明に係るファクシミリ装置12及びコンピュータ装置14を含む通信システムの構成を示す。
【0018】
同図において、ファクシミリ装置12は、後述するように、図2及び図4に示すセントロニクスI/F10及び24により形成されたインターフェース13、または、図5に示すようにLAN70上に仮想的に形成されたインターフェース13を介して、コンピュータ装置14と相互接続される一方、網制御部9を介して公衆回線15に接続されることにより、同じく公衆回線15に接続されたファクシミリ装置Aやファクシミリ装置B等の他のファクシミリ装置と接続される。
【0019】
図1に示す接続状態でファクシミリ装置12は、公衆回線15を介してファクシミリ装置AやB等の他のファクシミリ装置との間で電文情報のファクシミリメッセージとしての送信及び受信を行う一方、インターフェース13を介してコンピュータ装置14との間で従来同様の電文情報等のデータの送信及び受信を行う。
【0020】
図2に、本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置のブロック構成を示す。
【0021】
同図において、本発明に係るファクシミリ装置12は、CPU1、ROM2、RAM3、操作表示部4、画像読取部5、画像出力部6、符号化復号化部7、モデム8、網制御部9、セントロニクスI/F10、及び、データバス11とにより構成されている。
【0022】
ここで、CPU1は、ROM2に書き込まれた制御プログラムに従って、RAM3を作業領域として使用しながら、操作表示部4、画像読取部5、画像出力部6、符号化復号化部7、モデム8、網制御部9、セントロニクスI/F10及びデータバス11を制御するものである。
【0023】
ROM2は、前述したように、CPU1が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。また、ROM2には、後述する各種レポートの画像データを作成したりするために、文字コードとフォントデータとの対応テーブルが予め記憶されている。RAM3は、前述したようにCPU1の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリであり、画像読取部5で読み取った画像データを、一時的にファイルとして蓄積したり、受信した画像データを、ファイルとして一時的に蓄積したりするためにも使用される。また、RAM3は、通信管理情報等の装置動作に関連した情報の記憶のためにも使用される。
【0024】
操作表示部4は、相手先ファクシミリ番号を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0025】
図3に、本実施の形態と直接関係する部分以外は、図示を省略した操作表示部4の配置構成例を示す。同図において、テンキー4aは、送信宛先ファックス番号等を直接指定したり、短縮ダイヤルで指定したりするために用いられるものである。[Yes]キー4b及び[No]キー4cは、ユーザに決定または取消の各種選択をさせるためのキーである。[ストップ]キー4dは、各種動作の強制的な停止を指示するためのものである。[スタート]キー4eは、ファクシミリ送信動作の開始や、コピー動作の開始を指示するためのものである。[ファンクション]キー4fは、ワンタッチダイヤルの登録機能、短縮ダイヤルの登録機能、ユーザパラメータの設定機能や、ファクシミリ装置1の標準的なファクシミリ装置としての機能以外の、時刻指定送信、部門コード指定送信等の拡張的な機能を呼び出すためのもので、この[ファンクション]キー4fを押下して、テンキー4aにより、各機能に対応した番号を入力することで、各機能を呼び出して実行することができる。
【0026】
カーソルキー群4gは、[下矢印]キー4gd、[左矢印]キー4gl、[右矢印]キー4gr、及び、[上矢印]キー4guにより構成されている。[下矢印]キー4gd及び[上矢印]キー4guは、各キーの押下に応じて、表示器4hに表示された表示内容を上下にスクロールするものである。また、[左矢印]キー4gl及び[右矢印]キー4grは、各キーの押下に応じて、表示器4hに表示された項目や機能等を選択するものである。
【0027】
表示器4hは、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0028】
図2に戻って、画像読取部5は、3.85本/mmの標準の線密度、7.7本/mmの線密度、または、15.4本/mmのうちのいずれかに設定された読み取り線密度で原稿画像を読み取って画像データを得るためのものである。画像出力部6は、受信した画像データを、その線密度に応じて記録出力したり、画像読取部5で読み取った画像データを、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものであり、後述する各種レポートの画像データを記録出力することもある。
【0029】
符号化復号化部7は、送信画像データを、G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式やMR符号化方式等の所定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式やMR符号化方式に対応する所定の復号化方式で復号伸長するものである。モデム8は、G3ファクシミリモデムであり、送信データを変調する一方、受信データを復調するものである。網制御部9は、公衆回線15に接続されて、回線の直流ループの閉結・解放や、回線の極性反転の検出、回線解放の検出、発信音の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御や、ダイヤルパルスの生成を行うものである。
【0030】
セントロニクスI/F10は、後述するコンピュータ装置14のセントロニクスI/F24と対になって、ファクシミリ装置12とコンピュータ装置14とが相互にデータをやりとりするためのインターフェース13を形成するものである。システムバス11は、上記各部がデータをやりとりするための信号ラインである。
【0031】
図4は、本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置のブロック構成を示している。
【0032】
同図において、コンピュータ装置14は、キーボード制御部21、MPU22、RS−232Cインターフェース23、セントロニクスI/F24、ディスプレイ制御部25、ROM26、RAM27、ハードディスク装置28、及び、システムバス29とから構成され、また、周辺装置として、キーボード40、ディスプレイモニタ50、及び、ポインディングデバイスとしてのマウス装置60を備えている。
【0033】
キーボード制御部21は、キーボード40から入力されたキー操作を解読してMPU22に通知するための制御を行うものである。MPU22は、装置各部を制御するマイクロプロセッサである。RS−232Cインターフェース23は、接続されたマウス装置60から移動に応じて出力される移動方向や移動量の情報や、ボタンが押下されたか否かについての情報を受信してMPU22に通知するためのものである。
【0034】
セントロニクスI/F24は、図2に示したファクシミリ装置12のセントロニクスI/F10と対になって、ファクシミリ装置12とコンピュータ装置14とが相互にデータをやりとりするためのインターフェース13を形成するものである。
【0035】
ディスプレイ制御部25は、MPU22からの指示に応じてディスプレイモニタ50への画像信号を生成するものである。ディスプレイモニタ50は、そのディスプレイ制御部25からの画像信号を可視表示するものである。ROM26は、MPU22の制御手順を記したプログラムが格納されたリードオンリメモリである。RAM27は、MPU22の作業領域となるランダムアドレスメモリである。ハードディスク装置28は、MPU22の制御手順が記されたプログラムや、各種データがファイルとして格納されるものであり、ディスプレイモニタ50に文字を表示する等のために、文字コードとフォントデータとの対応テーブルをフォントファイルとして格納している。システムバス29は、上記各部がデータをやりとりするための信号ラインである。
【0036】
以上説明したファクシミリ装置12及びコンピュータ装置14は、セントロニクスI/F10及びセントロニクスI/F24が1対1で接続されて形成されたインターフェース13を介して相互にデータのやりとりを行うが、インターフェース13は、RS−232C等のその他のインターフェースにより構成してもよい。また、ファクシミリ装置12及びコンピュータ装置14が相互にデータのやりとりするための接続形態の別の例を図5に示す。
【0037】
同図において、ファクシミリ装置12は、図2に示したファクシミリ装置12の構成のうち、セントロニクスI/F10をLAN(ローカルエリアネットワーク)−I/F10aに置換したものである。また、コンピュータ装置14は、図4に示したコンピュータ装置14の構成のうち、セントロニクスI/F24をLAN−I/F24aに置換したものである。
【0038】
そして、ファクシミリ装置12及びコンピュータ装置14は、それぞれLAN−I/F10a及び24aを介してLAN70に接続されている。LAN70には、ファクシミリ装置12及びコンピュータ装置14の他、サーバ装置80がLAN−I/F80aを介して接続され、また、図示しないその他の端末装置も多数接続されている。
【0039】
ファクシミリ装置12及びコンピュータ装置14はLAN70を介して相互にデータのやりとりを行う一方、他の端末装置もLAN70を介して相互にデータのやりとりを行っている。しかし、LANに限らず、WAN(ワイドエリアネットワーク)等の各ネットワークにおいては、ネットワーク上のある送信元端末装置から宛先端末装置にデータを送信する場合、送信元端末装置が、ネットワーク上における自装置のアドレスを送信元アドレスとして送信データに付加すると共に、宛先端末装置のネットワーク上におけるアドレスを宛先アドレスとして送信データに付加することで、他の端末装置がネットワークを介してやりとりしているデータと区別できるようにしている。
【0040】
したがって、LAN70を介したファクシミリ装置12とコンピュータ装置14との間のデータのやりとりについては、図5に示すようにLAN70上に仮想的にインターフェース13が形成されているといえ、図2及び図4に示した、セントロニクスI/F10及び24により形成されたインターフェース13と同等である。
【0041】
次に、以上のように構成されるファクシミリ装置12及びコンピュータ装置14において行われる各種処理手順について、順を追って説明する。
【0042】
先ず、コンピュータ装置(PC)12及びファクシミリ装置(FAX)14における送信依頼処理手順について、図6を参照して説明する。
【0043】
同図において、コンピュータ装置14は、ユーザによるキーボード40からの操作入力に応じて、送信依頼の旨をインターフェース13を介してファクシミリ装置11に通知すると共に(処理101)、送信依頼の電文情報の送信宛先を通知する(処理102)。一方、ファクシミリ装置12は、送信依頼の旨の通知を待っていて(判断201のNoループ)、処理101に対応して送信依頼の旨が通知されると(判断201のYes)、続いて、送信宛先の通知を待ち(判断202のNoループ)、処理102に対応して通信宛先が通知されると(判断202のYes)、通知された送信宛先をRAM3に記憶し(処理203)、電文情報の転送を待つ(判断204のYes)。
【0044】
コンピュータ装置14が処理103で送信依頼の電文情報を転送すると、判断204がYesとなり、転送された電文情報に、識別情報としてのファイル番号を割り当てることで付与して一時RAM3に記憶する(処理205)。
【0045】
そして、処理205で割り当てたファイル番号をコンピュータ装置14側に通知してから(処理206)、処理203で記憶していた送信宛先に発呼して、処理205で一時記憶していた電文情報を、G3ファクシミリプロトコルにしたがってファクシミリ送信し(処理208)、そのファクシミリ送信に関連して得られた情報を通信管理情報として記憶する(処理209)。
【0046】
その通信管理情報は、RAM3に記憶される図8に示す通信管理テーブルに、処理205で割り当てたファイル番号と対応付けられて格納される。
【0047】
同図において、各通信管理情報は、送信または受信のいずれかの「通信種別」、公衆網15を介した各通信を行った今日の日付を示す「通信日付」、公衆網15を介した各通信を開始した時点の時刻を示す「通信開始時刻」、G3ファクシミリプロトコルの被呼端末識別信号CSIや、発呼端末識別信号CIG等により得られる通信相手先のファックス番号を示す「通信相手先」、通信相手先と公衆網15を介して通信した際の交信モード(通常のG3ファクシミリプロトコルで交信したことを示す「G3」や、G3ファクシミリプロトコルの付加機能であるECM(Error Correcting Mode)機能を併用して交信したことを示す「G3ECM」等)を示す「交信モード」、通信に要した時間を示す「通信時間」、通信した電文情報のページ数を示す「通信枚数」、通信結果が正常終了したか(OK)、正常終了しなかったか(NG)を示す「通信結果」の各項目から構成されている。
【0048】
さて、図6に戻って、コンピュータ装置14は、判断104でファイル番号の通知を待ち(判断104のNoループ)、処理206に対応してファイル番号が通知されると(判断104のYes)、処理103で転送した電文情報を、判断104で通知されたファイル番号と、図10に示すように対応付けてハードディスク装置28に記憶する(処理105)。
【0049】
このように、コンピュータ装置14からファクシミリ装置12に送信依頼した電文情報は、ファクシミリ装置12側では、送信が終了するまで一時記憶されるのみで、コンピュータ装置14側にしか蓄積されない。
【0050】
次に、ファクシミリ装置12及びコンピュータ装置14における受信電文情報転送処理手順について、図7を参照して説明する。
【0051】
同図において、ファクシミリ装置12は、公衆網15を介した着信を監視し(判断401のNoループ)、着信があると(判断401のYes)、応答してG3ファクシミリプロトコルにしたがって電文情報をファクシミリ受信し(処理402)、受信した電文情報に、識別情報としてのファイル番号を割り当てることで付与して一時RAM3に記憶する(処理403)。
【0052】
そして、電文情報を受信した旨をインターフェース13を介してコンピュータ装置14に通知し(処理404)、処理403で一時記憶した電文情報を処理403で割り当てたファイル番号と共に転送し(処理405)、処理402のファクシミリ受信に関連して得られた情報を通信管理情報として図8に示す通信管理テーブルに、処理403で割り当てたファイル番号と対応付けて記憶する(処理406)。
【0053】
一方、コンピュータ装置14は、電文情報を受信した旨の通知がインターフェース13を介してファクシミリ装置12からあるまで待ち(判断301のNoループ)、処理404に対応して通知があると(判断301のYes)、電文情報の転送を待ち(判断302のNoループ)、処理405に対応して転送があると(判断302のYes)、その転送された電文情報を、合わせて転送通知されたファイル番号と、図10に示すように対応付けてハードディスク装置28に記憶する(処理303)。そして、最後に、転送された受信電文情報に対して、ディスプレイモニタ50に表示したりする等の所定処理を行う(処理304)。
【0054】
このように、ファクシミリ装置12からコンピュータ装置14に転送した電文情報は、ファクシミリ装置12側では、転送が終了するまで一時記憶されるのみで、コンピュータ装置14側にしか蓄積されない。
【0055】
以上説明した図6の送信依頼処理手順や、図7の受信電文情報転送処理手順により、ファクシミリ装置12においては、図8に示す通信管理テーブルに、各ファイル番号に対応した通信管理情報が順次記憶される一方、コンピュータ装置14においては、図10に示すようにハードディスク装置28に各ファイル番号に対応した電文情報が順次記憶される。
【0056】
したがって、ファイル番号を介してファクシミリ装置12において記憶された通信管理情報と、コンピュータ装置14において記憶された電文情報とが対応することになる。
【0057】
また、ファクシミリ装置12は、図6の送信依頼処理手順により送信依頼された電文情報のうちの、未送信の分の電文情報を、RAM3に記憶される図9に示す待機ファイル管理テーブルにより管理している。
【0058】
図9において、未送信の電文情報に図6の処理205で割り当てたファイル番号は、待機ファイル管理情報と対応付けられている。待機ファイル管理情報は、図6の処理101で送信依頼をうけた時刻である「受付時刻」、交信のモードを示す「交信モード」、時刻指定送信の場合の「送信時刻」、図6の処理102で通知された送信宛先である「通信相手先」、通信の結果を示す「結果」の各項目から構成される。
【0059】
したがって、ファイル番号を介してファクシミリ装置12において記憶された待機ファイル管理情報と、コンピュータ装置14において記憶された電文情報とが対応することになる。
【0060】
次に、ファクシミリ装置12における電文情報処理手順について、図11ないし図17を参照して説明する。
【0061】
それらの図において、ファクシミリ装置12のCPU1は、操作表示部4の[ファンクション]キー4fが押下されたかを監視し(判断501のNoループ)、押下されると(判断501のYes)、表示器4hに図19の表示D1に示す内容を表示し(処理502)、番号[10]に対応する「通信管理」または番号[20]に対応する「待機ファイルリスト」のいずれかの選択を促す。
【0062】
そして、テンキー4aにより、番号[10]、番号[20]またはその他の機能に対応するその他の番号が入力されるのを監視し(判断503のNo、判断504のNo、判断505のNoループ)、その他の番号が入力された場合には(判断505のYes)、対応するその他の処理、例えば、ワンタッチダイヤルの登録・変更や、短縮ダイヤルの登録・変更や、ユーザパラメータの登録・変更等を行う(処理506)。
【0063】
番号[10]が入力された場合は(判断503のYes)、図19の表示D2に示す内容を表示器4hに表示し(処理507)、番号[11]に対応する「ディスプレイ表示」または番号[12]に対応する「レポート出力」のいずれかの選択を促す。
【0064】
そして、番号[12]または番号[11]が入力されるのを監視し(判断508のNo、判断510のNoループ)、番号[12]が入力された場合は(判断508のYes)、図8に示した通信管理テーブルの内容に基づいて作成した図21に示すような通信管理レポートを画像出力部6により記録出力する(処理509)。
【0065】
番号[11]が入力された場合は(判断510のYes)、表示器4hに図19の表示D3に示す内容を表示し(処理601)、「電文出力」に対応する[右矢印]キー4grまたは「転送」に対応する[左矢印]キー4glのいずれかのキーの押下を促す。また、表示D3では、図8に示した通信管理テーブルの内容に基づいて作成した通信管理レポートが表示されている。その通信管理レポートは、表示D3では、2件分の通信管理情報しか表示されていないが、[上矢印]キー4guまたは[下矢印]キー4gdの押下によりスクロールされて、その他の件についての通信管理情報も表示できる。なお、表示D3において、「6/1 9:00受信 OK 1000」は、通信日付が6月1日で、通信時刻が9時で通信種別が受信で通信結果がOKでファイル番号が1000であることを示している。
【0066】
そして、[右矢印]キー4grまたは[左矢印]キー4glのいずれかのキーの押下を監視し(判断602のNo、判断603のNoループ)、[右矢印]キー4grが押下された場合は(判断602のYes)、図19の表示D4に示す内容を表示器4hに表示し(処理604)、電文情報の出力形態の選択を促す。表示D4において、番号[17]ないし[24]には、選択可能な各種出力形態に対応している。
【0067】
そして、いずれかの出力形態がテンキー4aにより番号の入力により選択されるのを監視し(判断605のNoループ)、選択されると(判断605のYes)、選択された出力形態を記憶して(処理606)、図19の表示D5に示す内容を表示器4hに表示し(処理607)、目的の電文情報を指定する際のキーとなる、通信管理情報の項目(指定項目)の選択を促す。表示D5において、番号[13]には項目「日時」が、番号[14]には、項目「相手先名称」が、番号[15]には項目「通信結果」が、番号[16]には項目「ファイルNO.」がそれぞれ対応している。
【0068】
指定項目がテンキー4aにより番号により入力されるのを監視して(判断608のNoループ)、入力されると(判断608のYes)、入力された指定項目に対応する指定条件入力画面、例えば、項目「ファイルNO.」に対応する図19の表示D6や、項目「日時」に対応する図19の表示D7を表示して、各選択された指定項目に対応した指定条件、例えば、通信日時の範囲や、ファイル番号の入力を促す。
【0069】
指定条件が入力されるのを監視して(判断610のNoループ)、入力されると(判断610のYes)、図19の表示D8を表示器4hに表示し(処理611)、電文情報を出力すか否かの確認を求める。
【0070】
そして、[Yes]キー4bまたは[No]キー4cのいずれかのキーの押下を監視し(判断701のNo、判断702のNoループ)、[No]キー4cが押下された場合は(判断702のYes)、処理を終了するが、[Yes]キー4bが押下された場合は(判断701のYes)、判断608で入力された指定項目において、判断610で入力された指定条件に合致するファイル番号を、図8の通信管理テーブルから検索し(処理703)、そのファイル番号を指定してコンピュータ装置14にインターフェース13を介して電文情報の転送要求を行う(処理704)。なお、指定するファイル番号は指定条件によっては、複数である場合もある。
【0071】
一方、コンピュータ装置14においては、図18に示す電文情報処理手順を行っていて、ファクシミリ装置12からの転送要求を待っている(判断1201のNoループ)。そして、図13の処理704等により転送要求があると(判断1201のYes)、図10に示したようにハードディスク装置28に対応付けて記憶している電文情報のうちの、指定されたファイル番号に対応する電文情報を読み出して、インターフェース13を介してファクシミリ装置12に転送する。
【0072】
図13に戻って、処理704の後は、コンピュータ装置14からの電文情報情報の転送を待ち(判断705のNoループ)、処理704に対応した、コンピュータ装置14における図18に示した電文情報処理手順により、電文情報が転送されてくると(判断705のYes)、その転送されてきた電文情報を、処理606で記憶していた、判断605で選択された出力形態で、画像出力部6により記録紙に出力する(処理706)。
【0073】
図23に、選択された出力形態が、図19の表示D4における番号[20]に対応する「1電文複数ページ縮小」である場合の出力例を示す。同図において、、各ページの電文情報は、50%縮小されて、1ページあたり最大4ページの出力が可能である(この場合は、3ページ分のみ記録されている)。
【0074】
さて、図12の判断603において、「転送」に対応する[左矢印]キーが押下された場合は、図14に移行して、図20の表示D9を表示器4hに表示し(処理801)、転送先のファックス番号の入力を促す。
【0075】
テンキー4aや、図示しないワンタッチキー、短縮キー等により、転送先のファックス番号が入力されるのを監視して(判断802のNoループ)、入力されると判断802のYes)、入力された転送先のFAX番号をRAM3に記憶して(処理803)、図20の表示D10を表示器4hに表示し(処理804)、転送すべき電文情報に対応するファイル番号の入力を促す。
【0076】
そして、ファイル番号が入力されるのを監視し(判断805のNoループ)、入力されると(判断805のYes)、入力されたファイル番号をRAM3に記憶し(処理806)、図20の表示D11を表示器4hに表示し(処理807)、電文情報の転送を行うかの確認を求める。なお、判断805で入力された、通信管理情報を特定するための識別情報としてのファイル番号は、対応する通信管理情報を直接示しているため、判断805がYesになったことにより、対応する通信管理情報が特定されたことになる。
【0077】
そして、[Yes]キー4bまたは[No]キー4cのいずれかのキーの押下を監視し(判断901のNo、判断902のNoループ)、[No]キー4cが押下された場合は(判断902のYes)、処理を終了するが、[Yes]キー4bが押下された場合は(判断901のYes)、判断805で入力されたファイル番号を指定してコンピュータ装置14にインターフェース13を介して電文情報の転送要求を行う(処理903)。
【0078】
処理903の後は、コンピュータ装置14からの電文情報情報の転送を待ち(判断904のNoループ)、処理903に対応した、コンピュータ装置14における図18に示した電文情報処理手順により、電文情報が転送されてくると(判断904のYes)、処理803で記憶していた、判断802で入力された転送先のファックス番号に発呼し(処理905)、判断904で転送されてきた電文情報をG3ファクシミリプロトコルに従ってファクシミリ送信する(処理906)。
【0079】
図11の判断504において、「待機ファイルリスト」に対応する番号[20]が入力されると(判断504のYes)、図16に移行する。
【0080】
つまり、番号[20]が入力されると(判断504のYes)、図20の表示D12に示す内容を表示器4hに表示し(処理1001)、番号[21]に対応する「ディスプレイ表示」または番号[22]に対応する「リスト出力」のいずれかの選択を促す。
【0081】
そして、番号[22]または番号[21]が入力されるのを監視し(判断1002のNo、判断1004のNoループ)、番号[22]が入力された場合は(判断1002のYes)、図9に示した待機ファイル管理テーブルの内容に基づいて作成した図22に示すようなファイルリストを画像出力部6により記録出力する(処理1003)。
【0082】
番号[21]が入力された場合は(判断1004のYes)、図20の表示D13を表示器4hに表示し(処理1005)、「再送信」に対応する[右矢印]キー4grの押下を促す。また、表示D13では、図9に示した待機ファイル管理テーブルの内容に基づいて作成したファイルリストが表示されている。そのファイルリストは、表示D13では、2件分の待機ファイル管理情報しか表示されていないが、[上矢印]キー4guまたは[下矢印]キー4gdの押下によりスクロールされて、その他の件についての待機ファイル管理情報も表示できる。なお、表示D13において、「9:00送信 待機 2000」は、9時送信の時刻指定送信で、現在そのための待機中でありファイル番号が2000であることを示している。
【0083】
[右矢印]キー4grの押下を監視して(判断1006のNoループ)、押下されると(判断1006のYes)、図20の表示D14を表示器4hに表示し(処理1005)、再送信すべき電文情報に対応するファイル番号の入力を促す。
【0084】
そして、ファイル番号が入力されるのを監視し(判断1008のNoループ)、入力されると(判断1008のYes)、入力されたファイル番号をRAM3に記憶し(処理1009)、図20の表示D15を表示器4hに表示し(処理807)、電文情報の再送信を行うかの確認を求める。なお、判断1008で入力された、待機ファイル管理情報を特定するための識別情報としてのファイル番号は、対応する待機ファイル管理情報を直接示しているため、判断1008がYesになったことにより、対応する待機ファイル管理情報が特定されたことになる。
【0085】
そして、[Yes]キー4bまたは[No]キー4cのいずれかのキーの押下を監視し(判断1101のNo、判断1102のNoループ)、[No]キー4cが押下された場合は(判断1102のYes)、処理を終了するが、[Yes]キー4bが押下された場合は(判断1101のYes)、判断1008で入力されたファイル番号を指定してコンピュータ装置14にインターフェース13を介して電文情報の転送要求を行う(処理1103)。
【0086】
処理1103の後は、コンピュータ装置14からの電文情報情報の転送を待ち(判断1104のNoループ)、処理1103に対応した、コンピュータ装置14における図18に示した電文情報処理手順により、電文情報が転送されてくると(判断1104のYes)、図9の待機ファイル管理テーブルにおいて、判断1008で入力されたファイル番号に対応する待機ファイル管理情報中の通信相手先の項目により特定される公衆回線15上の相手先のファックス番号に発呼し(処理1105)、判断1104で転送されてきた電文情報をG3ファクシミリプロトコルに従ってファクシミリ送信する(処理1106)。
【0087】
このように、本実施の形態によれば、ファクシミリ装置12において、指定された項目で通信管理テーブルから効率的に検索して特定した通信管理情報に対応するファイル番号に対応する電文情報を、コンピュータ装置14に要求して転送してもらい、記録紙に出力したり、公衆回線15上の転送先に転送することができるため、ファクシミリ装置12側で、コンピュータ装置14に蓄積されている電文情報を取り出すことが可能となり、また、そのために、ファクシミリ装置12が通信管理レポートの出力のために記憶している通信管理テーブルを利用しているため、ファクシミリ装置12のリソースの有効利用にもなっている。また、電文情報の出力形態を選択できるため、出力後の電文情報の使用目的に応じた最適な形態で電文情報を出力することが可能となる。また、入力されたファイル番号に対応する電文情報を、コンピュータ装置14に要求して転送してもらい、入力されたファイル番号に、待機ファイル管理テーブルにおいて対応する待機ファイル管理情報中の通信相手先の項目により特定される相手先に、再送信できるため、ファクシミリ装置12側で、コンピュータ装置14に蓄積されている電文情報を取り出すことが可能となり、また、そのために、ファクシミリ装置12が待機ファイルの管理のために記憶している待機ファイル管理テーブルを利用しているため、ファクシミリ装置12のリソースの有効利用にもなっている。
【0088】
なお、以上説明した実施の形態においては、本発明を、コンピュータ装置と、そのコンピュータ装置とインターフェースを介して接続された、通信データとして電文情報を扱う通信装置であるファクシミリ装置に適用したが、本発明は、それに限らず、コンピュータ装置とインターフェースを介して接続された、その他の通信装置に対しても同様に適用可能なものである。
【0089】
また、本発明に係るファクシミリ装置12が接続される公衆回線15としては、電話網に限らず、ISDN等の他の網であってもよく、また、ファクシミリ装置間で公衆回線15を介して電文情報を送受信するための伝送制御手順としても、G3ファクシミリプロトコルに限らず、その他の伝送制御手順であっても、本発明を適用可能である。
【0090】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記通知手段が前記コンピュータ装置に通知する。その通知された識別情報は、前記コンピュータ装置としての請求項6に係るコンピュータ装置において、前記送信依頼または受信電文情報と対応付けて記憶手段に記憶される。そして、前記通信管理テーブルの内容が前記管理テーブル表示手段により表示され、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された通信管理情報が前記通信特定手段により特定される。前記転送要求手段は、その通信特定手段により特定された通信管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置としての請求項6に係るコンピュータ装置に要求する。その転送要求手段からの要求に応じて、前記コンピュータ装置としての請求項6に係るコンピュータ装置からは、当該識別情報に対応する電文情報が前記転送手段により前記記憶手段から読み出されて本発明に係るファクシミリ装置に転送されてくる。その転送されてきた電文情報は前記出力手段により出力され、ユーザにより確認される。これにより、本発明に係るファクシミリ装置の電文情報の管理のためのリソースである通信管理テーブルを有効利用でき、また、電文情報の取り出し、出力、確認操作を本発明に係るファクシミリ装置側で行え、作業効率を高めることができる効果が得られる。
【0091】
請求項2に係る発明によれば、請求項1と同様の効果に加えて、前記指定項目選択手段により、前記記特定の通信管理情報を指定する際の指定キーとして前記通信管理情報を構成するいずれかの項目を選択させ、前記通信特定手段は、前記管理テーブル表示手段による表示に基づいて、前記指定項目選択手段により選択された項目により入力指定された通信管理情報を特定するため、日時、相手先名称、通信結果、ファイル番号等の、通信管理情報を構成する各種項目を指定キーとして、目的の電文情報を効率的に検索して、出力、確認することが可能となる効果が得られる。
【0092】
請求項3に係る発明によれば、請求項1と同様の効果に加えて、前記出力形態選択手段により、複数ページの電文情報を等倍出力/縮小出力するか、複数の電文情報の第1ページ目のみを等倍出力/縮小出力するか、複数の電文情報の複数ページを等倍出力/縮小出力するか等の電文情報の出力形態を選択させ、前記出力手段は、前記転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を、前記出力形態選択手段により選択された形態で出力するため、目的の電文情報を、使用目的に応じて、効率よく出力、確認することが可能となる効果が得られる。
【0093】
請求項4に係る発明によれば、前記転送先指定手段により前記回線上の転送宛先を入力指定させ、前記転送手段は、前記転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を、前記転送先指定手段により指定された前記回線上の転送宛先に転送するため、本発明に係るファクシミリ装置の電文情報の管理のためのリソースである通信管理テーブルを有効利用でき、また、電文情報の取り出し、転送操作を本発明に係るファクシミリ装置側で行え、作業効率を高めることができる効果が得られる。
【0094】
請求項5に係る発明によれば、前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記通知手段が前記コンピュータ装置に通知する。その通知された識別情報は、前記コンピュータ装置としての請求項6に係るコンピュータ装置において、前記送信依頼または受信電文情報と対応付けて記憶手段に記憶される。そして、前記待機ファイル管理テーブルの内容が前記管理テーブル表示手段により表示され、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された待機ファイル管理情報が前記待機ファイル特定手段により特定される。前記転送要求手段は、その待機ファイル特定手段により特定された待機ファイル管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置としての請求項6に係るコンピュータ装置に要求する。その転送要求手段からの要求に応じて、前記コンピュータ装置としての請求項6に係るコンピュータ装置からは、当該識別情報に対応する電文情報が前記転送手段により前記記憶手段から読み出されて本発明に係るファクシミリ装置に転送されてくる。その転送されてきた電文情報は、前記送信手段により、前記待機ファイル特定手段により特定された待機ファイル管理情報に対応する送信宛先情報により特定される前記回線上の送信宛先に送信される。これにより、本発明に係るファクシミリ装置の電文情報の管理のためのリソースである待機ファイル管理テーブルを有効利用でき、また、電文情報の取り出し、再送信操作を本発明に係るファクシミリ装置側で行え、作業効率を高めることができる効果が得られる。
【0095】
請求項6に係る発明によれば、請求項1ないし5のいずれかに係るファクシミリ装置である前記ファクシミリ装置に転送した送信依頼電文情報または前記ファクシミリ装置から転送された受信電文情報を特定するための情報として前記ファクシミリ装置から通知される識別情報を前記送信依頼または受信電文情報と対応付けて前記記憶手段が記憶し、特定の識別情報に対応する電文情報の転送要求を前記ファクシミリ装置から前記インターフェースを介して受けた場合は、前記転送手段が、当該識別情報に対応する電文情報を前記記憶手段から読み出して前記ファクシミリ装置に転送するため、請求項1ないし5に係るファクシミリ装置の電文情報の管理のためのリソースである通信管理テーブルや待機ファイル管理テーブルを有効利用させることができ、また、電文情報の取り出し、出力、転送、送信、確認操作等を請求項1ないし5に係るファクシミリ装置側で行え、作業効率を高めることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターフェースを介して相互接続される本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置及びファクシミリ装置と、そのファクシミリ装置に公衆回線を介して接続されるその他のファクシミリ装置を示す模式図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の操作表示部の配置構成を示す示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置のブロック構成を示す図である。
【図5】LANを介して相互接続される、本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置及びファクシミリ装置等を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置及びファクシミリ装置における送信依頼処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置及びコンピュータ装置における受信電文情報転送処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置において記憶される通信管理テーブルの一例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置において記憶される待機ファイル管理テーブルの一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置において記憶される電文情報とファイル番号との対応例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電文情報処理手順示すフローチャートである。
【図12】図11と共に本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電文情報処理手順示すフローチャートである。
【図13】図11及び図12と共に本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電文情報処理手順示すフローチャートである。
【図14】図11ないし図13と共に本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電文情報処理手順示すフローチャートである。
【図15】図11ないし図14と共に本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電文情報処理手順示すフローチャートである。
【図16】図11ないし図15と共に本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電文情報処理手順示すフローチャートである。
【図17】図11ないし図16と共に本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電文情報処理手順示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態に係るコンピュータ装置における電文情報処理手順示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電文情報処理手順における各種表示例を示す図である。
【図20】図19と共に本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電文情報処理手順における各種表示例を示す図である。
【図21】通信管理レポートの出力例を示す図である。
【図22】ファイルリストの出力例を示す図である。
【図23】電文情報の出力形態例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 操作表示部
4a テンキー
4b [Yes]キー
4c [No]キー
4d [ストップ]キー
4e [スタート]キー
4f [ファンクション]キー
4g カーソルキー群
4gd [下矢印]キー
4gl [左矢印]キー
4gr [右矢印]キー
4gu [上矢印]キー
4h 表示器
5 画像読取部
6 画像出力部
7 符号化復号化部
8 モデム
9 網制御部
10 セントロニクスI/F
10a LAN−I/F
11 システムバス
12 ファクシミリ装置
13 インターフェース
14 コンピュータ装置
15 公衆回線
16 ファクシミリ装置A
17 ファクシミリ装置B
21 キーボード制御部
22 MPU
23 RS−232Cインターフェース
24 セントロニクスI/F
24a LAN−I/F
25 ディスプレイ制御部
26 ROM
27 RAM
28 ハードディスク装置
29 システムバス
40 キーボード
50 ディスプレイモニタ
50a 表示画面
60 マウス装置
70 LAN
80 サーバ装置
80a LAN−I/F

Claims (6)

  1. 回線に接続され、当該回線を介した電文情報の通信を行った際に得られる当該通信に関連した情報を通信管理情報として当該電文情報を特定するために付与した識別情報と対応付けて通信管理テーブルに順次記憶する通信管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、
    前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記通信管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された通信管理情報を特定する通信特定手段と、その通信特定手段により特定された通信管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 回線に接続され、当該回線を介した電文情報の通信を行った際に得られる当該通信に関連した情報を通信管理情報として当該電文情報を特定するために付与した識別情報と対応付けて通信管理テーブルに順次記憶する通信管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、
    前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記通信管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、特定の通信管理情報を指定する際の指定キーとして前記通信管理情報を構成するいずれかの項目を選択させる指定項目選択手段と、前記管理テーブル表示手段による表示に基づいて、前記指定項目選択手段により選択された項目により入力指定された通信管理情報を特定する通信特定手段と、その通信特定手段により特定された通信管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 回線に接続され、当該回線を介した電文情報の通信を行った際に得られる当該通信に関連した情報を通信管理情報として当該電文情報を特定するために付与した識別情報と対応付けて通信管理テーブルに順次記憶する通信管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、
    前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記通信管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された通信管理情報を特定する通信特定手段と、電文情報の出力形態を選択させる出力形態選択手段と、前記通信特定手段により特定された通信管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を、前記出力形態選択手段により選択された形態で出力する出力手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 回線に接続され、当該回線を介した電文情報の通信を行った際に得られる当該通信に関連した情報を通信管理情報として当該電文情報を特定するために付与した識別情報と対応付けて通信管理テーブルに順次記憶する通信管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、
    前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記通信管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された通信管理情報を特定する通信特定手段と、前記回線上の転送宛先を入力指定させる転送先指定手段と、前記通信特定手段により特定された通信管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を、前記転送先指定手段により指定された前記回線上の転送宛先に転送する転送手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 回線に接続され、当該回線を介して送信すべき電文情報のうちの未送信の分の電文情報についての送信宛先情報と当該電文情報を特定するために付与した識別情報とを少なくとも対応付けた待機ファイル管理情報を待機ファイル管理テーブルに記憶する待機ファイル管理情報記憶手段を少なくとも備え、インターフェースを介して接続されたコンピュータ装置から転送されてきた送信依頼電文情報を指定された宛先に前記回線を介して送信する一方、前記回線を介して受信した電文情報を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に転送するファクシミリ装置において、
    前記コンピュータ装置から前記送信依頼データの転送を受けた場合または受信した電文情報を前記コンピュータ装置に転送する場合は、当該電文情報に付与した識別情報を前記コンピュータ装置に通知する通知手段と、前記待機ファイル管理テーブルの内容を表示する管理テーブル表示手段と、その管理テーブル表示手段による表示に基づいて入力指定された待機ファイル管理情報を特定する待機ファイル特定手段と、その待機ファイル特定手段により特定された待機ファイル管理情報に対応する識別情報に対応する電文情報の転送を前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に要求する転送要求手段と、その転送要求手段からの要求に応じて前記コンピュータ装置から転送されてきた電文情報を前記待機ファイル特定手段により特定された待機ファイル管理情報に対応する送信宛先情報により特定される前記回線上の送信宛先に送信する送信手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  6. インターフェースを介して接続されたファクシミリ装置に電文情報を転送して送信依頼する一方、回線を介して受信した電文情報が前記インターフェースを介して前記ファクシミリ装置から転送されてくると、その転送されてきた電文情報に対して所定の処理を行うコンピュータ装置において、
    前記ファクシミリ装置に転送した送信依頼電文情報または前記ファクシミリ装置から転送された受信電文情報を特定するための情報として前記ファクシミリ装置から通知される識別情報を前記送信依頼または受信電文情報と対応付けて記憶する記憶手段と、特定の識別情報に対応する電文情報の転送要求を前記ファクシミリ装置から前記インターフェースを介して受けた場合は、当該識別情報に対応する電文情報を前記記憶手段から読み出して前記ファクシミリ装置に転送する転送手段とを備えたことを特徴とするコンピュータ装置。
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