JP2004236031A - 情報配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末装置のユーザが宛先をより簡単に指定することができるようにした情報配信システムを提供することを目的としている。
【解決手段】携帯端末の電話帳機能を利用して宛先情報を入力するようにしているので、携帯端末のユーザが送信宛先等を入力する場合の操作が非常に円滑になるという効果を得る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上にユーザ別に閲覧ファイルを保存する文書サーバを設け、携帯端末装置より、上記文書サーバに対して保存文書の閲覧、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示できるようにした情報配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワーク上にユーザ別に閲覧ファイルを保存する文書サーバを設け、携帯端末装置(移動体通信端末装置)より、上記文書サーバに対して保存文書の閲覧、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示できるようにした情報配信システムが提案されている。
【0003】
このような情報配信システムでは、例えば、ファクシミリ装置で受信した文書を携帯端末装置へ電子メールで送信できるように、文書サーバでメール配信可能なデータに加工するもの(特許文献1参照)、携帯端末装置より、電子メールの添付ファイルを確認できるようにファクシミリ装置で記録出力させるもの(特許文献2参照)、携帯端末装置に送られた添付ファイル付きの電子メールの内容をファクシミリ装置で記録出力させるもの(特許文献3参照)、インターネットアクセスで入力するファクシミリ宛先の誤配信を防止するためサーバーに登録されている番号との一致を確認するもの(特許文献4参照)、各アクセスユーザ毎の情報を保持してユーザの携帯端末装置ごとにデータを加工して送信するもの(特許文献5参照)などが提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−243128号公報
【特許文献2】
特開2001−306469号公報
【特許文献3】
特開2001−358754号公報
【特許文献4】
特開2002−16724号公報
【特許文献5】
特開2002−41404号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような情報配信システムでは、携帯端末装置より文書サーバに送信宛先等を指定する場合、文書サーバの送信手段(例えば、ファクシミリ装置等)に用意されている宛先情報を参照して行うようにしており、携帯端末装置のユーザが宛先を指定する場合に、不便であった。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、携帯端末装置のユーザが宛先をより簡単に指定することができるようにした情報配信システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワーク上にユーザ別に閲覧ファイルを保存する文書サーバを設け、携帯端末装置より、上記文書サーバに対して保存文書の閲覧、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示できるようにした情報配信システムにおいて、上記携帯端末装置は、宛先名称に宛先情報を登録し、宛先名称から宛先情報を検索して発呼に使用する電話帳機能を備え、上記携帯端末装置は、上記文書サーバに対して指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示する際、上記電話帳機能を用いて上記宛先情報を取得し、その取得した宛先情報を、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送の宛先として、上記文書サーバへ通知するようにしたものである。
【0008】
また、ネットワーク上にユーザ別に閲覧ファイルを保存する文書サーバを設け、携帯端末装置より、上記文書サーバに対して保存文書の閲覧、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示できるようにした情報配信システムにおいて、上記携帯端末装置は、宛先名称に宛先情報を登録し、宛先名称から宛先情報を検索して発呼に使用する電話帳機能を備え、上記携帯端末装置は、上記文書サーバに対して指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示する際、上記電話帳機能を用いて上記宛先情報を取得し、その取得した宛先情報と宛先名称を、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送の宛先として、上記文書サーバへ通知するようにしたものである。
【0009】
また、前記文書サーバは、前記携帯端末装置より宛先名称および宛先情報を受信すると、前記指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送時に、受信した上記宛先名称を用いて適宜な付加情報を作成するようにしたものである。
【0010】
また、前記文書サーバは、前記携帯端末装置より宛先名称および宛先情報を受信すると、所定の通信管理情報に、その宛先名称を含めて登録するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施例にかかる情報配信システムの一例を示している。
【0013】
この情報配信システムは、インターネットINETに接続される受付サーバ装置MIP、イントラネットINTRを構成する情報提供サーバ装置(文書サーバ)SVおよびネットワークファクシミリ装置FX、受付サーバ装置MIPに接続して本情報配信システムが提供する各種サービスを要求する移動体通信端末装置(携帯端末装置)PDA、および、移動体通信端末装置PDAと物理的に同じ領域ARTに設置されているグループ3ファクシミリ装置GXから構成される。また、移動体通信基地局BSMは、移動体通信端末装置PDAをインターネットINETへ接続するためのものである。
【0014】
ここで、移動体通信端末装置PDAは、いわゆる携帯電話やPHS端末等の電話端末を含み、少なくとも、HTTP(またはそれに準拠するプロトコル)手順処理およびHTML(またはそれに準拠する言語)処理が可能な機能を備え、また、ある程度の広さの表示画面に画像等を表示する表示機能を備えたものである。
【0015】
また、イントラネットINTRは、ローカルエリアネットワークLANを介して、ルータ装置RT、情報提供サーバ装置SVおよびネットワークファクシミリ装置FXを相互接続したものである。
【0016】
また、ルータ装置RTは、インターネットINETに接続し、ローカルエリアネットワークLANに接続されている情報提供サーバ装置SVおよびネットワークファクシミリ装置FXをインターネットINETへ接続する機能、および、イントラネットINTRのセキュリティを確保するためのファイアフォール機能を備える。
【0017】
ネットワークファクシミリ装置FXは、アナログ公衆電話網PSTNを介して他のグループ3ファクシミリ装置と相互に通信するとともに、電子メールを用いて、画情報をやりとりする機能を備えている。また、画情報の転送機能を備えており、その転送先は、アナログ公衆電話網PSTNに接続されているグループ3ファクシミリ装置、および、電子メール宛先(メールアドレス)の双方を指定することができる。例えば、アナログ公衆電話網PSTNを介して、グループ3ファクシミリ装置より受信した画情報を、指定された電子メールアドレスへ、電子メールを用いて転送する。あるいは、電子メールを用いて受信した画情報を、指定されたグループ3ファクシミリ装置へ、アナログ公衆電話網PSTNを用いて発呼し、送信する。
【0018】
情報提供サーバ装置SVは、電子メールの収集配信を行うメールサーバ機能(電子メールの送信サーバおよび受信サーバ機能)、登録ユーザについて文書ファイルの保存を行う文書保存機能、受付サーバ装置MIPとの間で通信して、登録ユーザについて情報配信サービスを提供する情報配信サーバ機能等を備えている。
【0019】
また、情報提供サーバ装置SVは、電子メールを受信したとき、宛先のユーザに登録されているフォルダに電子メールを保存する。また、その電子メールがファクシミリ画情報を運ぶものである場合には、そのファクシミリ画情報を復元して、当該ユーザに登録されているフォルダへそのファクシミリ画情報を保存する。
【0020】
ここで、情報提供サーバ装置SVと受付サーバ装置MIPとの間の通信は、ルータ装置RTのファイアウォール機能越しに行われる。例えば、そのための特定のポート番号の通信ポートが設定されたり、VPNが設定されて、イントラネットINTRのセキュリティを確保できるようにしている。
【0021】
図2は、受付サーバ装置MIPの構成例を示している。
【0022】
同図において、CPU(中央処理装置)1は、この受付サーバ装置MIPの動作制御を行うものであり、ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、CPU1が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するためのものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)3は、CPU1のワークエリア等を構成するためのものである。
【0023】
キャラクタジェネレータ4は、図形文字の表示データを発生するためのものであり、時計回路5は、現在日時情報を出力するためのものであり、媒体交換型記憶装置6は、交換型の記憶媒体を用いて、種々のデータを再生(または記録再生)するためのものである。
【0024】
インターネットインターフェース回路7は、この受付サーバ装置MIPをインターネットに接続するためのものであり、インターネット伝送制御部8は、インターネットINETを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
【0025】
磁気ディスク装置9は、基本システムプログラム、種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータを記憶するためのものであり、CRT画面表示装置10は、この受付サーバ装置MIPを操作するための画面を表示するためのものであり、表示制御部11は、CRT画面表示装置10の表示内容を制御するためのものである。
【0026】
キーボード装置12は、この受付サーバ装置MIPに種々のキー操作を行うためのものであり、画面指示装置13は、CRT画面表示装置10の任意の座標を指示する等の操作作業を行うためのものであり、入力制御部14は、キーボード装置12および画面指示装置13の入力情報を取り込む等するためのものである。
【0027】
これらのCPU1、ROM2、RAM3、キャラクタジェネレータ4、時計回路5、媒体交換型記憶装置6、インターネット伝送制御部8、磁気ディスク装置9、表示制御部11、および、入力制御部14は、バス15に接続されており、これらの各要素間のデータのやりとりは、主としてこのバス15を介して行われる。
【0028】
図3は、情報提供サーバ装置SVの構成例を示している。
【0029】
同図において、CPU(中央処理装置)21は、この情報提供サーバ装置SVの動作制御を行うものであり、ROM(リード・オンリ・メモリ)22は、CPU21が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するためのものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)23は、CPU21のワークエリア等を構成するためのものである。
【0030】
キャラクタジェネレータ24は、図形文字の表示データを発生するためのものであり、時計回路25は、現在日時情報を出力するためのものであり、媒体交換型記憶装置26は、交換型の記憶媒体を用いて、種々のデータを再生(または記録再生)するためのものである。
【0031】
ローカルエリアネットワークインターフェース回路27は、この情報提供サーバ装置SVをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部28は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
【0032】
磁気ディスク装置29は、基本システムプログラム、種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータを記憶するためのものであり、CRT画面表示装置30は、この情報提供サーバ装置SVを操作するための画面を表示するためのものであり、表示制御部31は、CRT画面表示装置30の表示内容を制御するためのものである。
【0033】
キーボード装置32は、この情報提供サーバ装置SVに種々のキー操作を行うためのものであり、画面指示装置33は、CRT画面表示装置30の任意の座標を指示する等の操作作業を行うためのものであり、入力制御部34は、キーボード装置32および画面指示装置33の入力情報を取り込む等するためのものである。
【0034】
これらのCPU21、ROM22、RAM23、キャラクタジェネレータ24、時計回路25、媒体交換型記憶装置26、ローカルエリアネットワーク伝送制御部28、磁気ディスク装置29、表示制御部31、および、入力制御部34は、バス35に接続されており、これらの各要素間のデータのやりとりは、主としてこのバス35を介して行われる。
【0035】
図4は、ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示している。
【0036】
同図において、システム制御部41は、このネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ42は、システム制御部41が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部41のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ43は、このネットワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路44は、現在時刻情報を出力するものである。
【0037】
スキャナ45は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ46は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0038】
符号化復号化部48は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置49は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0039】
グループ3ファクシミリモデム50は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0040】
網制御装置51は、このネットワークファクシミリ装置FXをアナログ公衆回線網PSTNに接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0041】
ローカルエリアネットワークインターフェース回路52は、このネットワークファクシミリ装置FXをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部53は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
【0042】
これらの、システム制御部41、システムメモリ42、パラメータメモリ43、時計回路44、スキャナ45、プロッタ46、操作表示部47、符号化復号化部48、画像蓄積装置49、グループ3ファクシミリモデム50、網制御装置51、および、ローカルエリアネットワーク伝送制御部53は、内部バス54に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス54を介して行われている。
【0043】
また、網制御装置51とグループ3ファクシミリモデム50との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0044】
ここで、情報提供サーバ装置SVには、登録ユーザについて、図5(a)に示したようなユーザ管理情報が保存されている。このユーザ管理情報は、おのおのの登録ユーザについて1つが形成されるものであり、磁気ディスク装置9に保存される。
【0045】
ユーザ管理情報は、それぞれのユーザを識別するためのユーザ名、ユーザ認証に用いられるパスワード、および、当該ユーザが磁気ディスク装置9に占有する文書フォルダの名称をあらわす文書フォルダ名からなる。
【0046】
ここで、ファクシミリ画情報を保存する場合の保存形式(画像フォーマット)としては、TIFF(電子メールで運ばれるファクシミリ画情報のオリジナルファイル形式;ITU−T標準T.37参照)等を適用することができる。
【0047】
また、情報提供サーバ装置SVの磁気ディスク装置9には、図5(b)に示すように、ユーザ毎の文書保存領域が設けられる。この場合、各ユーザについて、1つのユーザフォルダが設定される。また、おのおののユーザフォルダ名が、対応するユーザのユーザ管理情報の文書フォルダ名に登録される。
【0048】
図6〜図8は、移動体通信端末装置PDAのユーザが、受付サーバ装置MIPを介し、情報提供サーバ装置SVに対して、受信文書の転送等の処理を行う際の手順の一例を示している。また、図9,10は、その際に移動体通信端末装置PDAに表示される各種画面の一例を示している。
【0049】
まず、移動体通信端末装置PDAのユーザは、接続画面(図9(a)参照)を表示し、受付サーバ装置MIPのURLを指定して、画面上の「接続ボタン」を操作する。これにより、移動体通信端末装置PDAより受付サーバ装置MIPに対して、接続要求が発行され、受付サーバ装置MIPは、移動体通信端末装置PDAに対して、初期画面の情報を応答する。それにより、移動体通信端末装置PDAの画面には、初期画面(図9(b)参照)が表示される。
【0050】
移動体通信端末装置PDAのユーザは、初期画面上で、ユーザ登録している情報提供サーバ装置SVのURLを指定し、「接続ボタン」を操作する。それにより、移動体通信端末装置PDAより受付サーバ装置MIPに対して、接続要求がが発行され、受付サーバ装置MIPは、移動体通信端末装置PDAに対して、認証画面の情報を応答する。それにより、移動体通信端末装置PDAの画面には、初期画面(図9(c)参照)が表示される。
【0051】
移動体通信端末装置PDAのユーザは、認証画面に設けられているユーザー名と、パスワードの入力フィールドに、それぞれ自分のユーザ名と登録しているパスワードを操作入力し、「ログインボタン」を操作する。それにより、移動体通信端末装置PDAより受付サーバ装置MIPに対して、ユーザ名とパスワードが送信される。
【0052】
それによって、受付サーバ装置MIPは、指定された情報提供サーバ装置SVに対して、コマンドOpenSessionを送信する。このとき、コマンドOpenSessionには、移動体通信端末装置PDAより受信したユーザ名とパスワードを含める。
【0053】
情報提供サーバ装置SVは、コマンドOpenSessionを受信すると、受付サーバ装置MIPとの間でセッションを開設するとともに、受信したユーザ名とパスワードを用いて、所定の認証動作を行う。この認証動作では、受信したユーザ名が登録されているユーザ管理情報を探し、該当するユーザ名が見つからなかった場合には、認証失敗と判定する。また、該当するユーザ名が見つかった場合、当該ユーザ管理情報よりパスワードを読み出し、受信したパスワードと比較する。この比較で不一致が判明した場合には、認証失敗と判定する。また、この比較で読み出したパスワードと受信したパスワードの一致が確認された場合には、認証OKと判定する。そして、認証OKと判定された場合には、受付サーバ装置MIPに対して、レスポンスOpenSessionResultを応答する。このレスポンスOpenSessionResultには、認証の結果と、開設したセッションを識別するためのセッションIDが含められる。また、これ以降、受付サーバ装置MIPと情報提供サーバ装置SVとの間の通信は、このセッションIDが適用されて行われる。
【0054】
受付サーバ装置MIPは、レスポンスOpenSessionResultを受信し、認証結果がOKである旨を確認すると、コマンドGetListを情報提供サーバ装置SVへ送信する。このコマンドGetListには、セッションIDと、フォルダ名(最初のフォルダ名;固定値)が含められる。
【0055】
情報提供サーバ装置SVは、コマンドGetListを受信すると、指定されたフォルダ名に保存されているフォルダとファイルの名称リスト(ファイルリスト)を取得し、レスポンスGetListResultを受付サーバ装置MIPへ応答する。このレスポンスGetListResultには、取得したファイルリストが含められる。
【0056】
レスポンスGetListResultを受信した受付サーバ装置MIPは、受信したファイルリストを一覧表示する所定形式のデフォルトリスト画面を作成して、移動体通信端末装置PDAへ送信する。それにより、移動体通信端末装置PDAの画面には、デフォルトリスト画面(図9(d)参照)が表示される。ここで、このデフォルトリスト画面を含むリスト画面では、名称の先頭に「■」が表示されている項目はフォルダ名であり、また、名称の先頭に「□」が表示されている項目はファイル名である。ファイル名とフォルダ名の識別は、受付サーバ装置MIPが行う。
【0057】
移動体通信端末装置PDAのユーザは、デフォルトリスト画面を参照して所望するファイル(この場合は、フォルダ)を指定し、「選択ボタン」を操作する。それにより、移動体通信端末装置PDAは、受付サーバ装置MIPに対して、選択されたフォルダ名を通知する。
【0058】
それにより、受付サーバ装置MIPは、コマンドGetListを情報提供サーバ装置SVへ送信する。このコマンドGetListには、セッションIDと、移動体通信端末装置PDAより指定されたフォルダ名が含められる。
【0059】
情報提供サーバ装置SVは、コマンドGetListを受信すると、指定されたフォルダ名に保存されているフォルダとファイルの名称リスト(ファイルリスト)を取得し、レスポンスGetListResultを受付サーバ装置MIPへ応答する。このレスポンスGetListResultには、取得したファイルリストが含められる。
【0060】
レスポンスGetListResultを受信した受付サーバ装置MIPは、受信したファイルリストを一覧表示する所定形式のリスト画面を作成して、移動体通信端末装置PDAへ送信する。それにより、移動体通信端末装置PDAの画面には、リスト画面(リスト画面1;図9(e)参照)が表示される。
【0061】
このリスト画面を見たユーザは、内容を確認するフォルダのフォルダ名または所望する文書(ファイル名)が表示されている場合には、それを選択し、「選択ボタン」を操作する。ここで、フォルダ名が選択された状態で「選択ボタン」が操作された場合、移動体通信端末装置PDAは、受付サーバ装置MIPに対して、選択されたフォルダ名を通知する。
【0062】
それにより、受付サーバ装置MIPは、コマンドGetListを情報提供サーバ装置SVへ送信する。このコマンドGetListには、セッションIDと、移動体通信端末装置PDAより指定されたフォルダ名が含められる。
【0063】
情報提供サーバ装置SVは、コマンドGetListを受信すると、指定されたフォルダ名(新しいフォルダ名)に保存されているフォルダ(ある場合)とファイルの名称リスト(ファイルリスト)を取得し、レスポンスGetListResultを受付サーバ装置MIPへ応答する。このレスポンスGetListResultには、取得したファイルリストが含められる。
【0064】
レスポンスGetListResultを受信した受付サーバ装置MIPは、受信したファイルリストを一覧表示する所定形式のリスト画面を作成して、移動体通信端末装置PDAへ送信する。それにより、移動体通信端末装置PDAの画面には、リスト画面(リスト画面2;図9(f)参照)が表示される。
【0065】
移動体通信端末装置PDAのユーザは、リスト画面2を確認して、所望するファイルを見つけた場合には、それを選択し、「選択ボタン」を操作する。それにより、移動体通信端末装置PDAは、受付サーバ装置MIPに対して、選択された文書名(ファイル名)を送信する。
【0066】
これにより、受付サーバ装置MIPは、ファクシミリ番号入力画面を移動体通信端末装置PDAへ送信する。それにより、移動体通信端末装置PDAの画面には、ファクシミリ番号入力画面(図10(a)参照)が表示される。
【0067】
移動体通信端末装置PDAのユーザは、ファクシミリ番号入力画面に設けられているファクシミリ番号(FAX番号)の入力フィールドに、選択した文書を送信してほしい宛先、この場合は、グループ3ファクシミリ装置GXの電話番号(ファクシミリ番号)を入力し、「OKボタン」を操作する。
【0068】
それにより、移動体通信端末装置PDAは、受付サーバ装置MIPに対して、ファクシミリ番号と、送信属性(この場合は、直接送信)を送信する。
【0069】
これにより、受付サーバ装置MIPは、ファクシミリ番号と指定された文書名の表示を含む入力確認画面を作成して、移動体通信端末装置PDAへ送信する。それにより、移動体通信端末装置PDAの画面には、入力確認画面(図10(b)参照)が表示される。
【0070】
移動体通信端末装置PDAのユーザは、入力確認画面を見て、内容を確認し、間違いがないと判断した場合には、「送信ボタン」を操作する。それにより、移動体通信端末装置PDAは、受付サーバ装置MIPに対して、ファクシミリ番号と、送信属性(この場合は、直接送信)を送信する。
【0071】
これにより、受付サーバ装置MIPは、コマンドSendFaxRequestを、情報提供サーバ装置SVへ送信する。このコマンドSendFaxRequestには、セッションID、指定されたファイル名、ファクシミリ番号、および、送信属性を含める。
【0072】
このコマンドSendFaxRequestを受信した情報提供サーバ装置SVは、所定のファクシミリアプリケーションを起動して、ネットファクシミリ装置FXを用い、受信したファクシミリ番号へ発呼させ、指定されたファイル名の画情報を、宛先へ送信する。そして、その送信を終了すると、レスポンスSendFaxRequestResultを受付サーバ装置MIPへ応答する。このレスポンスSendFaxRequestResultには、送信結果と発生したエラーの詳細が含まれる。
【0073】
受付サーバ装置MIPは、レスポンスSendFaxRequestResultを受信すると、受付結果を移動体通信端末装置PDAへ送信する。
【0074】
また、リスト画面2(図9(f)参照)の表示から、ユーザがいずれかのファイル名に隣接(下側)して表示されている「[詳細]ボタン」を操作すると、移動体通信端末装置PDAから受付サーバ装置MIPに、その操作された「[詳細]ボタン」に対応したファイル名、および、詳細ボタン操作が通知される。
【0075】
それにより、受付サーバ装置MIPは、選択されたファイル名の詳細属性を表示する詳細表示画面(図10(d)参照)を、移動体通信端末装置PDAへ送信し、これによって、移動体通信端末装置PDAの画面には、ユーザが選択したファイルについて詳細な内容が表示される。また、このとき受付サーバ装置MIPから移動体通信端末装置PDAには、選択されたファイルに含まれるページ数に従った表示画像ページのファイル名(例えば、2ページの場合、1.jpg,2.jpg等)が通知される。
【0076】
そして、この状態で、ユーザが「画像表示ボタン」を操作すると、移動体通信端末装置PDAより受付サーバ装置MIPには、1ページ目の表示画像ページのファイル名(文書名)が通知される(図8参照)。これにより、受付サーバ装置MIPは、選択されたファイル名(文書名)の画像を表示するフレーム(表示枠)情報を画像表示画面(図10(e)参照)として移動体通信端末装置PDAへ送信する。また、この画像表示画面のフレーム情報には、選択されたファイル名を情報提供サーバ装置SVより取得する際に用いるURLが含まれる。
【0077】
それにより、移動体通信端末装置PDAは、受信したフレーム情報に含まれる1ページ目の画像データのURLへアクセスするHTTPリクエストを情報提供サーバ装置SVへ発行する。
【0078】
これにより、情報提供サーバ装置SVは、指定されたファイル名の画像データを読み出して、受信したHTTPリクエストに対応するレスポンスとして、当該読み出した画像データを移動体通信端末装置PDAへ送信する。
【0079】
その結果、画像表示画面の選択画像の表示枠には、1ページ目の画像が表示される。このとき、移動体通信端末装置PDAでは、表示枠に画像が一杯に配置されるように、適宜に縮小表示することができる。
【0080】
また、ユーザが画像表示画面の「次ページボタン」を操作すると、移動体通信端末装置PDAより受付サーバ装置MIPには、2ページ目の表示画像ページのファイル名(文書名)が通知される(図8参照)。これにより、受付サーバ装置MIPは、選択されたファイル名(文書名)の画像を表示するフレーム(表示枠)情報を画像表示画面(図10(e)参照)として移動体通信端末装置PDAへ送信する。また、この画像表示画面のフレーム情報には、選択されたファイル名を情報提供サーバ装置SVより取得する際に用いるURLが含まれる。
【0081】
それにより、移動体通信端末装置PDAは、受信したフレーム情報に含まれる2ページ目の画像データのURLへアクセスするHTTPリクエストを情報提供サーバ装置SVへ発行する。
【0082】
これにより、情報提供サーバ装置SVは、指定されたファイル名の画像データを読み出して、受信したHTTPリクエストに対応するレスポンスとして、当該読み出した画像データを移動体通信端末装置PDAへ送信する。
【0083】
その結果、画像表示画面の選択画像の表示枠には、2ページ目の画像が表示される。このとき、移動体通信端末装置PDAは、表示枠に画像が一杯に配置されるように、適宜に縮小表示することができる。
【0084】
なお、詳細表示画面または画像表示画面から、「送信ボタン」が操作された場合には、そのときに選択されている画情報を送信する状態に移行する。
【0085】
また、詳細表示画面から「戻るボタン」が操作された場合には、リスト画面2の表示状態に状態が戻って画面表示も戻り、画像表示画面から「戻るボタン」が操作された場合には、詳細表示画面に状態が戻って画面表示も戻る。
【0086】
図11は、情報提供サーバ装置SVが、電子メールを受信したときに行う処理の一例を示している。
【0087】
電子メールを受信すると(処理101)、宛先メールアドレスを調べてユーザを認識し(処理102)、それが登録ユーザであるかどうかを判断する(判断103)。判断103の結果がNOになるときには、受信した電子メールを破棄して(処理104)、このときの処理を終了する。
【0088】
また、判断103の結果がYESになるときには、当該ユーザに割り当てられている登録フォルダへ、ファイル名を付与して、受信した電子メールに添付されていた画像ファイルを保存する(処理105)。
【0089】
このようにして、本実施例では、登録ユーザ宛の電子メールで画情報が運ばれている場合、その画情報ファイルの画像形式を、当該ユーザが指定した形式へ変換した後に保存しているので、移動体通信端末装置PDAのユーザは、自分宛に受信したファクシミリ画情報を、移動体通信端末装置PDAの画面で表示させることができ、非常に便利である。
【0090】
図12〜図14は、受付サーバ装置MIPの処理の一例を示している。
【0091】
まず、移動体通信端末装置PDAより接続要求を受信すると(処理201)、受付サーバ装置MIPは、移動体通信端末装置PDAに対して初期画面の情報を応答する(処理202)。
【0092】
次に、同じ移動体通信端末装置PDAより接続要求を受信すると(処理203)、受付サーバ装置MIPは、移動体通信端末装置PDAに対して認証画面の情報を応答する(処理204)。
【0093】
そして、同じ移動体通信端末装置PDAよりユーザ名とパスワードを受信すると(処理205)、受付サーバ装置MIPは、指定された情報提供サーバ装置SVに対して、移動体通信端末装置PDAより受信したユーザ名とパスワードを含めたコマンドOpenSessionを送信する(処理206)。
【0094】
次いで、受付サーバ装置MIPは、情報提供サーバ装置SVよりレスポンスOpenSessionResultを受信し(処理207)、認証結果がOKである旨を確認すると、セッションIDとフォルダ名を含めたコマンドGetListを情報提供サーバ装置SVへ送信する(処理208)。
【0095】
そして、情報提供サーバ装置SVより、レスポンスGetListResultを受信すると(処理209)、受信したファイルリストを一覧表示する所定形式のデフォルトリスト画面を作成して、移動体通信端末装置PDAへ送信する(処理210)。
【0096】
次に、移動体通信端末装置PDAより情報を受信すると(処理211)、その内容がフォルダ名であるかどうかを調べる(判断212)。判断212の結果がYESになるときには、セッションIDとフォルダ名を含めたコマンドGetListを情報提供サーバ装置SVへ送信する(処理213)。
【0097】
そして、情報提供サーバ装置SVより、レスポンスGetListResultを受信すると(処理214)、受信したファイルリストを一覧表示する所定形式のリスト画面を作成して、移動体通信端末装置PDAへ送信し(処理215)、処理211へ戻り、移動体通信端末装置PDAより情報を受信する。
【0098】
また、判断212の結果がNOになるときには、移動体通信端末装置PDAよりファイル名(文書名)を受信したかどうかを調べる(判断216)。
【0099】
判断216の結果がYESになるときには、受付サーバ装置MIPは、ファクシミリ番号入力画面を移動体通信端末装置PDAへ送信し(処理217)、移動体通信端末装置PDAよりファクシミリ番号と送信属性を受信する(処理218)。
【0100】
次いで、受付サーバ装置MIPは、ファクシミリ番号と指定された文書名の表示を含む入力確認画面を作成して、移動体通信端末装置PDAへ送信し(処理219)、移動体通信端末装置PDAよりファクシミリ番号と送信属性を受信すると(処理220)、セッションID、指定されたファイル名、ファクシミリ番号、および、送信属性を含めたコマンドSendFaxRequestを、情報提供サーバ装置SVへ送信する(処理221)。
【0101】
そして、その指定した送信が終了し、情報提供サーバ装置SVよりレスポンスSendFaxRequestResultを受信すると(処理222)、受付サーバ装置MIPは、受付結果(送信結果)を移動体通信端末装置PDAへ送信して(処理223)、一連の動作を終了する。
【0102】
また、判断216の結果がNOになるときには、移動体通信端末装置PDAより受信した情報が「詳細表示」であるかどうかを調べる(判断225)。判断225の結果がYESになるときには、対応する詳細表示画面の表示情報を移動体通信端末装置PDAへ応答し(処理226)、移動体通信端末装置PDAより情報を受信する(処理227)。
【0103】
そして、処理227で受信した情報が、画像表示を指令するものであるかどうかを調べ(判断228)、判断228の結果がYESになるときには、指定されているファイル名の表示画像を取得するためのURLを含むHTMLファイルを移動体通信端末装置PDAへ応答し(処理229)、移動体通信端末装置PDAより、次の情報を受信する(処理230)。
【0104】
そして、処理230で受信した情報が文書名であるかどうかを調べ(判断231)、判断231の結果がYESになるときには、指定されているファイル名の表示画像を取得するためのURLを含むHTMLファイルを移動体通信端末装置PDAへ応答し(処理232)、処理230へ戻り、移動体通信端末装置PDAより、次の情報を受信する。
【0105】
また、判断231の結果がNOになるときには、移動体通信端末装置PDAより受信した情報が、送信を指令するものであるかどうかを調べる(判断233)。判断233の結果がYESになるときには、処理217へ移行し、送信処理を行う。
【0106】
また、判断233の結果がNOになるときには、処理226へ戻り、詳細表示画面を表示する状態へ戻る。
【0107】
また、判断228の結果がNOになるときには、移動体通信端末装置PDAより受信した情報が、送信を指令するものであるかどうかを調べる(判断236)。判断236の結果がYESになるときには、処理217へ移行し、送信処理を行う。
【0108】
また、判断236の結果がNOになるときには、リスト画面表示状態へ戻り(処理237)、処理211へ戻る。
【0109】
また、リスト画面2を表示しているときに移動体通信端末装置PDAより情報を受信し、その受信した情報が詳細表示ではなく判断225の結果がNOになるときには、その時点でこの処理を終了する。
【0110】
さて、本実施例では、例えば、図10(a)で示したファクシミリ番号入力画面において、移動体通信端末装置PDAのユーザが送信宛先等を指定する場合、移動体通信端末装置PDAに備えられている電話帳機能を利用して宛先を指定することができる。
【0111】
この電話帳機能は、宛先名称と、当該宛先へ発呼する際の宛先情報(電話番号やファクシミリ番号)を多数登録しておき、ユーザが、宛先名称を見ながら目的の項目を選択すると、対応する宛先情報が、当該通信の宛先として選択されるという機能である。
【0112】
この電話帳機能を利用してファクシミリ番号を入力する際に、移動体通信端末装置PDAが行う処理の一例を図15に示す。
【0113】
ユーザが電話帳機能を利用してファクシミリ番号を入力する旨を指定した場合、その電話帳機能を利用してユーザに宛先を入力させ(処理301,判断302のNOループ)、宛先が決定すると(判断302の結果がYES)、その選択された宛先情報を、受付サーバ装置MIPへ送信する(処理303)。
【0114】
このようにして、本実施例では、移動体通信端末装置PDAの電話帳機能を利用してファクシミリ番号を入力するようにしているので、移動体通信端末装置PDAのユーザが送信宛先等を入力する場合の操作が非常に円滑になる。
【0115】
図16は、移動体通信端末装置PDAにおいて、電話帳機能を利用してファクシミリ番号を入力する際の処理の他の例を示している。
【0116】
ユーザが電話帳機能を利用してファクシミリ番号を入力する旨を指定した場合、その電話帳機能を利用してユーザに宛先を入力させ(処理401,判断402のNOループ)、宛先が決定すると(判断402の結果がYES)、その選択された宛先情報を、選択された宛先名称とともに、受付サーバ装置MIPへ送信する(処理403)。
【0117】
また、移動体通信端末装置PDAから、宛先の宛先情報とともに宛先名称を受信すると、受付サーバ装置MIPは、情報提供サーバ装置SVに、宛先情報と宛先名称を通知する。
【0118】
これにより、情報提供サーバ装置SVは、図17に示すように、送信画情報の所定領域に、宛名差込の画像SNを合成し、合成後の画情報を送信する。ここで、画像SNには、宛先名称の内容と、発信者として、ユーザの登録名(ユーザ名称)を配置している。
【0119】
図18は、情報提供サーバ装置SVが、画情報送信時に行う処理の他の例を示している。
【0120】
指定されたファイル名と、宛先情報と、宛先名称を保存し(処理501)、送信画情報を取得する(処理502)。このとき、送信モードとして、宛名差込が指定されているかどうかを調べ(判断503)、判断503の結果がYESになるときには、宛名差込の画像を作成し、その画像を、送信画増の所定領域に合成して、送信画情報を編集し(処理504)、編集後の画情報を、ネットワークファクシミリ装置FXのファクシミリ通信機能を利用して、宛先へ送信する(処理505)。
【0121】
また、判断503の結果がNOになる場合には、所定の文面(図示略)に宛名を配置した送付状の画情報を1ページ目の画情報として追加し(処理506)、処理505へ進み、追加した画情報を含む送信画情報を、ネットワークファクシミリ装置FXのファクシミリ通信機能を利用して、宛先へ送信する。
【0122】
このようにして、本実施例では、宛名差込モードがセットされている場合には、1ページ目の画像に宛名差込画像を合成したものを送信するとともに、宛名差込モードがセットされていない場合には、宛名を配置した文面の送付状を作成し、本文の1ページ目に挿入して送信するようにしているので、受信側ユーザは、受信文書の宛先等を明確に判断することができることとなる。
【0123】
図19は、情報提供サーバ装置SVが、画情報送信時に行う処理のさらに他の例を示している。
【0124】
指定されたファイル名と、宛先情報と、宛先名称を保存し(処理601)、送信画情報を取得する(処理602)。このとき、送信モードとして、宛名差込が指定されているかどうかを調べ(判断603)、判断603の結果がYESになるときには、宛名差込の画像を作成し、その画像を、送信画増の所定領域に合成して、送信画情報を編集し(処理604)、編集後の画情報を、ネットワークファクシミリ装置FXのファクシミリ通信機能、または、電子メール通信機能を利用して、宛先へ送信する(処理605)。なお、処理605では、宛先情報がファクシミリ番号の場合には、ファクシミリ通信機能を用いて画情報を送信し、宛先情報が電子メールアドレスの場合には、電子メール通信機能を用いて画情報を送信する。
【0125】
また、判断603の結果がNOになる場合には、所定の文面(図示略)に宛名を配置した送付状の画情報を1ページ目の画情報として追加し(処理606)、処理605へ進み、追加した画情報を含む送信画情報を宛先へ送信する。
【0126】
次いで、このようにして画情報を送信すると、所定の通信結果履歴情報を作成して保存し(処理606)、例えば、図20に示したような送信結果レポートを作成する(処理607)。ここで、通信結果履歴情報には、送信宛先として、受信した宛先名称の内容を用いる。また、送信結果レポートには、送信宛先として、受信した宛先名称の情報を配置している。
【0127】
ここで、送信結果レポートの送信指定が設定されているかどうかを調べ(判断608)、判断608の結果がYESになるときには、送信結果レポートを指定された宛先へファクシミリ通信機能または電子メール通信機能を用いて送信する(処理610)。また、判断610の結果がNOになるときには、送信結果レポートを、ネットワークファクシミリ装置FXより記録出力させる(処理610)。
【0128】
このようにして、本実施例では、通信結果履歴情報には、送信宛先として、受信した宛先名称の内容を用いているので、通信結果履歴情報を参照して種々のレポートを作成したり、表示する際、送信宛先を明確に表示することができ、非常に便利である。また、送信結果レポートには、送信宛先として、受信した宛先名称の情報を配置しているので、電話番号が配置される場合に比べて、送信結果レポートを読んだユーザが、より明確に送信宛先を認識することができる。
【0129】
なお、イントラネットINTRにおいては、情報提供サーバ装置SVを複数設けることができる。また、情報提供サーバ装置SVと受付サーバ装置MIPとを統合した装置を設けるようにすることもできる。
【0130】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯端末の電話帳機能を利用して宛先情報を入力するようにしているので、携帯端末のユーザが送信宛先等を入力する場合の操作が非常に円滑になるという効果を得る。
【0131】
また、宛先情報とともに、宛先名称も文書サーバへ送信するので、宛名差込を利用できるとともに、履歴情報に宛先名称を含めることができ通信結果レポートなどの内容をより充実したものにすることができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる情報配信システムの一例を示したブロック図。
【図2】受付サーバ装置MIPの構成例を示したブロック図。
【図3】情報提供サーバ装置SVの構成例を示したブロック図。
【図4】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示したブロック図。
【図5】ユーザ管理情報等の一例を示した概略図。
【図6】移動体通信端末装置PDAのユーザが、受付サーバ装置MIPを介し、情報提供サーバ装置SVに対して、受信文書の転送等の処理を行う際の手順の一例を示したタイムチャート。
【図7】移動体通信端末装置PDAのユーザが、受付サーバ装置MIPを介し、情報提供サーバ装置SVに対して、受信文書の転送等の処理を行う際の手順の一例を示したタイムチャート(図6の続き)。
【図8】移動体通信端末装置PDAのユーザが、受付サーバ装置MIPを介し、情報提供サーバ装置SVに対して、受信文書の転送等の処理を行う際の手順の一例を示したタイムチャート(図7の続き)。
【図9】移動体通信端末装置PDAに表示される各種画面の一例を示した概略図。
【図10】移動体通信端末装置PDAに表示される各種画面の一例を示した概略図(図9の続き)。
【図11】情報提供サーバ装置SVが、電子メールを受信したときに行う処理の一例を示したフローチャート。
【図12】受付サーバ装置MIPの処理の一例を示したフローチャート。
【図13】受付サーバ装置MIPの処理の一例を示したフローチャート(図13の続き)。
【図14】受付サーバ装置MIPの処理の一例を示したフローチャート(図14の続き)。
【図15】移動体通信端末装置PDAにおいて、電話帳機能を利用してファクシミリ番号を入力する際の処理の一例を示したフローチャート。
【図16】移動体通信端末装置PDAにおいて、電話帳機能を利用してファクシミリ番号を入力する際の処理の他の例を示したフローチャート。
【図17】宛名差込の画像SNを合成した送信画情報の一例を示した概略図。
【図18】情報提供サーバ装置SVが、画情報送信時に行う処理の他の例を示したフローチャート。
【図19】情報提供サーバ装置SVが、画情報送信時に行う処理のさらに他の例を示したフローチャート。
【図20】送信結果レポートの一例を示した概略図。
【符号の説明】
PDA 移動体通信端末装置
SV 情報提供サーバ装置
MIP 受付サーバ装置

Claims (4)

  1. ネットワーク上にユーザ別に閲覧ファイルを保存する文書サーバを設け、携帯端末装置より、上記文書サーバに対して保存文書の閲覧、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示できるようにした情報配信システムにおいて、
    上記携帯端末装置は、宛先名称に宛先情報を登録し、宛先名称から宛先情報を検索して発呼に使用する電話帳機能を備え、
    上記携帯端末装置は、上記文書サーバに対して指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示する際、上記電話帳機能を用いて上記宛先情報を取得し、その取得した宛先情報を、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送の宛先として、上記文書サーバへ通知するようにしたことを特徴とする情報配信システム。
  2. ネットワーク上にユーザ別に閲覧ファイルを保存する文書サーバを設け、携帯端末装置より、上記文書サーバに対して保存文書の閲覧、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示できるようにした情報配信システムにおいて、
    上記携帯端末装置は、宛先名称に宛先情報を登録し、宛先名称から宛先情報を検索して発呼に使用する電話帳機能を備え、
    上記携帯端末装置は、上記文書サーバに対して指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送を指示する際、上記電話帳機能を用いて上記宛先情報を取得し、その取得した宛先情報と宛先名称を、指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送の宛先として、上記文書サーバへ通知するようにしたことを特徴とする情報配信システム。
  3. 前記文書サーバは、前記携帯端末装置より宛先名称および宛先情報を受信すると、前記指定文書のファクシミリ送信、または、指定文書の転送時に、受信した上記宛先名称を用いて適宜な付加情報を作成することを特徴とする請求項2記載の情報配信システム。
  4. 前記文書サーバは、前記携帯端末装置より宛先名称および宛先情報を受信すると、所定の通信管理情報に、その宛先名称を含めて登録することを特徴とする請求項2または請求項3記載の情報配信システム。
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