JPH0480215B2 - - Google Patents

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JPH0480215B2
JPH0480215B2 JP5006284A JP5006284A JPH0480215B2 JP H0480215 B2 JPH0480215 B2 JP H0480215B2 JP 5006284 A JP5006284 A JP 5006284A JP 5006284 A JP5006284 A JP 5006284A JP H0480215 B2 JPH0480215 B2 JP H0480215B2
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JP
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crankshafts
cylinders
pistons
cylinder
crankshaft
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JP5006284A
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Takashi Inagaki
Toshio Shimada
Tokuji Yoshimoto
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to AU39810/85A priority patent/AU562848B2/en
Priority to DE8585301778T priority patent/DE3575972D1/de
Priority to EP85301778A priority patent/EP0158453B1/en
Priority to US06/712,267 priority patent/US4685428A/en
Publication of JPS60192831A publication Critical patent/JPS60192831A/ja
Publication of JPH0480215B2 publication Critical patent/JPH0480215B2/ja
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    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F2001/244Arrangement of valve stems in cylinder heads
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、ピストンを収容したシリンダを少な
くとも2本備えた多気筒内燃機関に関する。
(2) 従来の技術 従来、かゝる内燃機関のシリンダの配列態様か
らくる形式として、1本のクランク軸の一側に複
数のシリンダが一列に配置される直列型、1本の
クランク軸を中心にして複数のシリンダが水平面
上で互いに離反方向を向くように配置される水平
対向型、及び1本のクランク軸を中心にして複数
のシリンダがV型に開くように配置されるV型が
知られている。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところが、直列型は機関をコンパクトに構成し
得る利点を有するものの、一次慣性力に起因する
振動を除去若しくは軽減するためには、クランク
軸に付設するバランスウエイトのほか、特殊なバ
ランス軸を必要とし、全体として構造が複雑とな
るのみならず重量増加を招く欠点があり、それに
対し、水平対向型及びV型は、クランク軸にバラ
ンスウエイトを付設しなくとも、あるいは付設す
るだけで一次慣性力に起因する振動を除去若しく
は軽減することができるが、機関が直列型より大
型になる欠点がある。
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもの
で、一般の水平対向型やV型機関と同様に特殊な
バランス軸に頼ることなく少なくとも一次慣性力
に起因する振動を除去若しくは軽減することがで
き、しかも上記機関よりコンパクトに構成するこ
とができる前記多気筒内燃機関を提供することを
目的とする。
B 発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明のうち特に
第1発明は、互いに水平方向に離隔して平行に配
設される第1及び第2クランク軸と、これら第1
及び第2クランク軸にそれぞれコンロツドを介し
て連接される第1及び第2ピストンと、これら第
1及び第2ピストンをそれぞれ摺動自在に収容す
る第1及び第2シリンダとを備え、前記両クラン
ク軸は同期回転するように連動され、前記第1及
び第2シリンダは、その両シリンダの少なくとも
一部がクランク軸の軸方向一端側より見て互いに
重なり合うように、互いに頭部を反対方向に向け
て前記軸方向に隣接配置され、この両シリンダが
形成される中央ブロツクと、この中央ブロツクの
両側面に結着される一対の側ブロツクとより機関
本体を構成し、前記各側ブロツクには、前記中央
ブロツクと協働して一方の系の前記クランク軸を
収容支持するクランクケースと、他方の系の前記
シリンダに連なる燃焼室を画成するシリンダヘツ
ドとを一体に形成したことを特徴としており、ま
た第2発明は、互いに水平方向に離隔して平行に
配設される第1及び第2クランク軸と、これら第
1及び第2クランク軸にそれぞれコンロツドを介
して連接される第1及び第2ピストンと、これら
第1及び第2ピストンをそれぞれ摺動自在に収容
する第1及び第2シリンダとを備え、前記第1及
び第2クランク軸は同期回転するように連動さ
れ、前記第1及び第2シリンダは、その両シリン
ダの少なくとも一部がクランク軸の軸方向一端側
より見て互いに重なり合うように、前記両クラン
ク軸の軸線間を結ぶ平面上またはその一側で互い
に頭部を反対方向に向けて前記軸方向に隣接配置
され、前記両クランク軸より駆動される変速機を
前記平面の他側に配設したことを特徴としてお
り、更に第3発明は、互いに水平方向に離隔して
平行に配設された第1及び第2クランク軸と、こ
れら第1及び第2クランク軸にそれぞれコンロツ
ドを介して連接される第1及び第2ピストンと、
これら第1及び第2ピストンをそれぞれ摺動自在
に収容する第1及び第2シリンダとを備え、前記
両クランク軸は同期回転するように連動され、前
記第1及び第2シリンダは、その両シリンダの少
なくとも一部がクランク軸の軸方向一端側より見
て互いに重なり合うように、互いに頭部を反対方
向に向けて前記軸方向に隣接配置され、前記第1
及び第2シリンダの頭部に、上方の延びる第1及
び第2吸気系をそれぞれ接続し、これら第1及び
第2吸気系の間に、前記第1及び第2クランク軸
の少なくも一方をクランキングし得る始動モータ
を配設したことを特徴としており、更にまた第4
発明は、互いに水平方向に離隔して平行に配設さ
れた第1及び第2クランク軸と、これら第1及び
第2クランク軸にそれぞれコンロツドを介して連
接される第1及び第2ピストンと、これら第1及
び第2ピストンをそれぞれ摺動自在に収容する第
1及び第2シリンダとを備え、前記第1及び第2
シリンダは、その両シリンダの少なくとも一部が
クランク軸の軸方向一端側より見て互いに重なり
合うように、互いに頭部を反対方向に向けて前記
軸方向に隣接配置され、これら第1及び第2シリ
ンダ間に、前記第1及び第2クランク軸を同期連
動させる同期装置を配設したことを特徴としてお
り、更にまた第5発明は、互いに水平方向に離隔
して平行に配設された第1及び第2クランク軸
と、これら第1及び第2クランク軸にそれぞれコ
ンロツドを介して連接される第1及び第2ピスト
ンと、これら第1及び第2ピストンをそれぞれ摺
動自在に収容する第1及び第2シリンダとを備
え、前記第1及び第2シリンダは、その両シリン
ダの少なくとも一部がクランク軸の軸方向一端側
より見て互いに重なり合うように、互いに頭部を
反対方向に向けて前記軸方向に隣接配置され、こ
れら第1及び第2シリンダ間に、前記第1及び第
2クランク軸を同期連動させる同期装置を配設
し、この同期装置は、一方のシリンダの一側を通
る中空の駆動軸の内端に連結され、この駆動軸の
外端には、クラツチ入力部材を連結し、該クラツ
チの出力部材を、前記駆動軸の中空部を貫通する
ように配設される変速入力軸に連結したことを特
徴としており、更にまた第6発明は、互いに水平
方向に離隔して平行に配設された第1及び第2ク
ランク軸と、これら第1及び第2クランク軸にそ
れぞれコンロツドを介して連接される第1及び第
2ピストンと、これら第1及び第2ピストンをそ
ぞれ摺動自在に収容する第1及び第2シリンダ
と、これら第1及び第2シリンダの頭上にそれぞ
れ配設される動弁用の第1及び第2カム軸とを備
え、前記両クランク軸は同期回転するように連動
され、前記各クランク軸と反対系のカム軸との間
の距離が各クランク軸と同系のカム軸との間の距
離よりも短くなり且つ前記第1及び第2シリンダ
の少なくとも一部がクランク軸の軸方向一端側よ
り見て互いに重なり合うように該両シリンダは、
互いに頭部を反対方向に向けて前記軸方向に隣接
配置され、前記各クランク軸と反対系のカム軸と
が調時装置を介して連動されることを特徴として
いる。
(2) 作用 第1〜第6発明の上記各構成によれば、第1及
び第2シリンダを時に略水平に配置した場合に
は、従来の水平対向型機関と同様に、第1及び第
2ピストン系の一次慣性力のみならず二次慣性力
の全部若しくはその多くを釣り合わせ、これら慣
性力に起因する振動を除去若しくは著しく軽減す
ることができ、その上、両シリンダの殆ど全部
を、クランク軸の軸方向一端側より見て互いに重
なり合わせることができるため、機関の、クラン
ク軸を横切る方向(第2図で左右方向)の全幅
は、従来の水平対向型機関のそれよりも大幅に短
縮される。一方、第1及び第2シリンダをX型に
交差させた場合には、第1及び第2ピストンの位
相の選定と、第1及び第2クランク軸へのバラン
スウエイトの付設とにより、従来のV型機関と同
様に一次慣性力による振幅を除去若しくは著しく
軽減することができ、その上、両シリンダの少く
とも一部を、クランク軸軸方向の一端側より見て
互いに重なり合わせることができるため、機関
の、クランク軸を横切る方向(第2図で左右方
向)の全幅は従来のV型機関のそれよりも、上記
両シリンダの重なり合う範囲に応じて短縮され
る。
また特に第1発明の構成によれば、通常シリン
ダが頭部を互いに反対方向に向かせた配列となる
場合には別部材とされる各シリンダ列毎のシリン
ダヘツド及びクランクケースを極力同一部材に形
成することができる。更に第2発明の構成によれ
ば、変速機と両クランク軸及びシリンダとの隣接
配置が可能となり、更にまた第3発明の構成によ
れば、両シリンダの、互いに反対方向を向く頭部
から上方に延びる両吸気系間のスペースを有効に
利用して始動モータを設置することが可能とな
り、更にまた第4発明の構成によれば、各シリン
ダが反対系のクランク軸の軸線に交差するように
倒伏して配置されても、同期装置はこれらシリン
ダに何等干渉されることなく同一平面内で容易に
両クランク軸間を同期連動させることが可能とな
り、更にまた第5発明の構成によれば、同期装置
が動力伝達機能を発揮して、両クランク軸の出力
を各シリンダに干渉されることなく駆動軸を介し
てクラツチへ伝達するとができ、また、シリンダ
の外側位置を占めるクラツチは、シリンダの発生
熱の影響を受けることが少なくなり、しかも、駆
動軸及び変速入力軸の同心部分は、一方のシリン
ダの側部空間を利用して長く配設されると共に、
クラツチと協働してその同心区間の2倍の長さに
相当する伝動軸を構成することができる。更にま
た第6発明の構成によれば、調整装置を、軸間距
離がシリンダの長さ以上に長くならざるを得な
い、カム軸及び同系のクランク軸間に設けるので
はなく、該軸間距離よりも短く設定可能な、カム
軸及び反対系のクランク軸間に設けた関係で、調
時装置の小型化が図られる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、自動二輪車Mに
は、その前、後輪Wf,Wr間において車体フレー
ムに本発明の多気筒内燃機関Eが搭載され、その
際、該機関Eはダウンチユーブ1dの下端部一個
所aと、センタチユーブ1cの上下二個所b,c
の計3点でねじ止めされる。
上記機関Eの構造を第2図ないし第5図により
説明すると、機関Eは2本のクランク軸21,22
を有しており、両クランク軸21,22は自動二輪
車Mの長手方向軸線から左右に等距離を存して該
軸線と平行に配置され、図示例では車両左側Lの
クランク軸21を第1クランク軸、右側Rのクラ
ンク軸22を第2クランク軸と呼ぶことにする。
第1及び第2クランク軸21,22には第1及び
第2コンロツド31,32を介して第1及び第2ピ
ストン41,42がそれぞれ連接される。これらピ
ストン41,42をそれぞれ摺動自在に収容する第
1及び第2シリンダ51,52は、その両シリンダ
1,52の一部又は全部がクランク軸21,22
軸方向一端側より見て互いに重なり合うように互
いに頭部を反対方向に向けて傾斜または倒伏させ
ることにより、両クランク軸21,22の軸線間を
結ぶ平面上またはその上側でクランク軸21,22
の軸線方向に隣接配置され、前記平面の他側には
変速機Tが配設される。具体的には、両シリンダ
1,52は図示例のように略水平に配置される
か、またはX形に交差するよう配置される。そし
て、図示例では第2シリンダ52が第1シリンダ
1の車両前方F側に配置される。
機関Eの機関本体6は中央ブロツク6cと、こ
れの左右両端にガスケツト7,7とを挟んで重合
され複数本のボルト8によりそれぞれ結着される
左側及び右側ブロツク6l,6rとより構成され
る。中央ブロツク6cには前記第1及び第2シリ
ンダ51,52が形成され、右側ブロツク6rには
第1ピストン41との間に第1燃焼室91を画成す
る第1シリンダヘツド101と、中央ブロクク6
cと協働して第2クランク軸22を収容する第2
クランクケース111とが一体に形成され、左側
ブロツク6lには、第2ピストン44との間に第
2燃焼室92を画成する第2シリンダ102と、中
央ブロツク6cと協働して第1クランク軸21
収容するクランクケース111とが一体に形成さ
れる。その際、左側及び右側ブロツク6l,6r
は、互換性を持つように同一形状とされる。
第1クランク軸21の支持のために、中央ブロ
ツク6cと第1クランクケース111との対向面
には、第1クランク軸22の両端部に装着された
一対のベアリング121,121を挟持する各一対
の半月状の軸受壁131,132;141,142
それぞれ形成され、また第2クランク軸22の支
持のために、中央ブロツク6cと第2クランクケ
ース112との対向面には、第2クランク軸22
両端部に装着された一対のベアリング121,1
2を挟持する各一対の半月状の軸受壁132,1
2;142,142がそれぞれ形成される。
各シリンダヘツド101,102には、対応する
燃焼室91,92に連なる吸気ポート151,152
及び排気ポート161,162がそれぞれ形成され
る。その際、吸気及び排気の流れがクロスフロー
となるように、吸気ポート151,152の入口は
上向きに、また排気ポート161,162の出口は
下向きに開口される(第2図参照)。
吸気ポート151,152の入口には気化器17
,172がそれぞれ装着される。これら吸気15
,152及び気化器171,172は独立した二つ
の吸気系181,182を構成し、両吸気系181
182間の空間19を利用して始動モータ20が、
その駆動軸20aをクランク軸21,22と平行し
て配設される。特に始動モータ20は、両クラン
ク軸21,22の軸線間を結ぶ直線を底辺とする二
等辺三角形の略頂点に配置され、そして中央ブロ
ツク6cの上面中央部に台状に形成された設置面
21に設置され、ボルト22により固定される。
吸、排気ポート151,152;161,162
それぞれ開閉する吸、排気弁231,232;24
,242は対応するシリンダヘツド101,102
に装着され、これらの弁231,232;241
242は弁ばね251,252;261,262により
それぞれ閉弁方向に付勢されている。
各シリンダヘツド101,102には、それとの
間に動弁室271,272を画成するヘツドカバー
281,282がパツキング29,29を挟んで重
合され、複数本のボルト(図示せず)により結着
される。
各動弁室271,272において、吸、排気弁2
1,232;241,242に開弁動作を与える動
弁装置301,302がそれぞれ構成される。
即ち、クランク軸21,22と平行に配置された
カム軸311,312が一対のベアリング321
321;322,322を介してシリンダヘツド1
1,102とヘツドカバー281,282との間に
挟持され、カム軸311,312の吸気カム31
i,31iと吸気弁231,232との間に吸気ロ
ツカアーム31i,31iが、また排気カム31
e,31eと排気弁241,242との間に排気ロ
ツカアーム33e,33eがそれぞれ架橋するよ
うに配設される。これらロツカアーム33i,3
3eは対応するヘツドカバー281,282に支持
されたロツカ軸34i,34eに揺動自在に支承
される。ここで、第1シリンダヘツド101側の
カム軸311を第1カム軸、第2シリンダヘツド
102側のカム軸312を第2カム軸と呼ぶことに
する。
機関本体6には、一方のヘツドカバー281
ら他方のヘツドカバー282に亘り伝動室35が
両シリンダ51,52の間を通るように形成され
る。この伝動室35において、両クランク軸21
2は互いに同期回転し得るように同期装置36
を介して連動される。同期装置36は、各クラン
ク軸21,22にそれぞれ固着された同径の第1及
び第2駆動歯車371,372と、これら歯車37
,372より大径でその両者に噛合する被動歯車
38とより構成される。
また伝動室35において、第2クランク軸22
と第1カム軸311とは第1調時装置391を介し
て連動され、さらに第1クランク軸21と第2カ
ム軸312とは第2調時装置392を介して連動さ
れる。第1調時装置391は前記第2駆動歯車3
2と、第1カム軸311に固着されて該駆動歯車
372に噛合する、該駆動歯車372より歯数が2
倍多い調時歯車401とより構成され、第2調時
装置392は前記第1駆動歯車371と、第2カム
軸312に固着されて該駆動歯車371に噛合す
る、該駆動歯車371より歯数が2倍多い調時歯
車402とより構成される。したがつて、第1及
び第2駆動歯車371,372は同期装置36及び
第1、2調時装置391,392の両方の構成要素
を兼ねいる。
各調時装置391,392のバツクラツシユを除
去するために、各調時歯車401,402は僅かに
相対回動し得る2枚の歯車40a,40bに分割
されると共に、この両歯車40a,40b間にそ
れらの位相をずらすように弾発力を発揮する弾性
部材41が介装される。
また、同期装置36と後述の駆動時43間のト
ルク変動を吸収するために、被動歯車38は規定
範囲で相対回動し得る歯車側の外輪38aとボス
側の内輪38bとの分割されると共に、この両輪
38a,38b間に所定値以上の回転トルクを受
けると変形するトルクダンパ部材42が介装され
る。
被動歯車38の内輪38bは、第5図に示すよ
うに、伝動室36から中央ブロツク6cの前半部
を貫通してクランク軸21,22と平行に延びる中
空の駆動軸43の後端にスプライン結合され、そ
の前端には多板摩擦クラツチ44の入力部材、即
ちクラツチアウタ44aがスプライン結合され
る。こうしてクラツチ44は機関Eの車両前方最
前部に配置される。したがつて、クラツチ44は
走行風を効果的に受けて冷却が良好に行なれ、ま
た前輪Wf直後の空間を利用してクラツチ44の
点検整備を容易に行い得る利点がある。
駆動軸43は先端部をベアリング45を介して
中央ブロツク6cに支承され、その後端部は、そ
の中空部に嵌合された軸受筒46を介して前述の
変速入力軸49に支承される。
中央ブロツク6cの下面には、これとの間に変
速室47を画成するミツシヨンケース48が結着
され、変速室47において変速機Tが構成され
る。即ち、変速入、出力軸49,50がクランク
軸21,22と平行に配設され、この両軸49,5
0に亘り変速比を異にする複数段の歯車列511
512…51nが設けられる。
図示例では、変速入力軸49は、中央ブロツク
6c及びミツシヨンケース48間に前後一対のベ
アリング52,52′を介して挟持され、変速出
力軸50はミツシヨンケース48に前後一対のベ
アリング53,53′を介して支持される。
変速入力軸49は、その前端が前記駆動時43
の中空部に嵌装された軸受筒46を貫通して駆動
軸43の前端面より突出するように長く形成され
ており、その前端に前記クラツチ44の出力部
材、即ちクラツチインナ44bがスプライン結合
される。
ミツシヨンケース48の後面より突出する変速
出力軸50の後端には、自動二輪車Mの後輪駆動
用プロペラ軸(図示せず)を駆動する最終出力軸
54がトルクダンパ機構55を介して連結され
る。
第5図に示すように、第1クランク軸21の後
端には、交流発電機56におけるロータ57の端
板57aがテーパ嵌合されてボルト58により固
着される。
前記端板57aと中央ブロツク6cとの間に
は、前記始動モータ20の始動トルクを第1クラ
ンク軸21に増幅して伝達するための始動減速装
置59が配設される。該装置59の出力歯車59
aは第1クランク軸21に相対回転自在に嵌装さ
れると共に、ローラ式のオーバランニングクラツ
チ60を介して前記端板57aに連結される。
第3図に示すように、中央ブロツク6c及びシ
リンダヘツド101,102には、シリンダ51
2及び燃焼室91,92をそれぞる囲繞する水ジ
ヤケツト611,612がそれぞれ形成されてお
り、これら水ジヤケツト611,612に冷却水を
供給する水ポンプ(図示せず)を駆動するための
水ポンプ駆動歯車63は、第5図に示すように前
記クラツチアウタ44aに固着される。
ミツシヨンケース48に貯留される潤滑油を吸
い上げて機関Eの各運動部に供給する油ポンプ6
4は、第2図に示すようにミツシヨンケース48
に取付けられてており、この油ポンプ64を駆動
するための油ポンプ駆動歯車65は、第5図に示
すように前記被動歯車38と隣接して駆動軸43
に後端に固着される。
尚、第5図中66fはクラツチ44を覆つて中
央ブロツク6cの前面に固着される前部カバー、
66rは始動減速装置59、発電機56及びトル
クダンパ55を覆つて中央ブロツク6cの後面に
固着される後部カバーである。
次にこの実施例の作用を説明する。
図示例のように第1及び第2シリンダ51,52
が略水平に配置される場合には、従来の水平対向
型機関のように、第1及び第2ピストン41,42
が互いに反対方向に運動し、且つ第1及び第2ク
ランク軸21,22が同一方向に同期回転するよ
う、両クランク軸21,22は同期装置36を介し
て相互に連結される。
このようにすると、従来の水平対向型機関と同
様に、これだけで第1及び第2ピストン41,42
系の一次慣性力のみならず二次慣性力の全部若し
くはその多くを釣り合わせ、これら慣性力に起因
する振動を除去若しくは著しく軽減することがで
きる。しかも、この場合は、機関Eの左右全幅を
従来の水平対向機関のそれより略2分の1に短縮
することができる。
また、第1及び第2シリンダ51,52がX形に
交差される場合には、第1及び第2ピストン41
2の位相を適当に選定し、第1及び第2クラン
ク軸21,22の適所にバランスウエイトを付設す
るだけで、従来のV型機関と同様に一次慣性力に
よる振動を除去若しくは著しく軽減することがで
きる。この場合の機関は全幅はV型機関よりも短
縮される。
いま、機関Eを始動すべく始動モータ20を起
動させれば、その駆動軸21eの始動トルクは、
始動減速装置59で増幅されてオーバランニング
クラツチ60及びロータ57の端板57aを経て
第1クランク軸21に伝達し、更に同期装置36
を介して第2クランク軸22に伝達し、両クラン
ク軸21,22を同時にクランキングするので、機
関Eを始動することができる。
機関Eが始動され、第1クランク軸21が始動
減速装置59の出力歯車59aよりも早く回転す
るようになると、オーバランニングクラツチ60
は遮断状態となり、第1クランク軸21から始動
モータ20へのトルクの逆伝達は防止される。
上記始動モータ20は、前述のように両クラン
ク軸21,22の軸線間を結ぶ直線を底辺とする二
等辺三角形の略頂点に位置するように配置される
ので、比較的重量の大きい始動モータ20が機関
Eの重心の直上位置を占めることになり、車載時
の機関Eの左右の重量バランスは確保される。
機関Eの運転中、第1及び第2クランク軸21
2は同期装置36、即ち第1及び第2駆動歯車
371,372及び被動歯車38を介して同期回転
しつゝ、各駆動歯車371,372より被動歯車3
8を減速駆動し、その回転トルクは駆動軸43へ
と導かれる。
ところで、同期装置36は、隣接する両シリンダ
1,52がそれぞれ反対側のクランク軸21,22
の端部と近接するも、これらシリンダ51,52
何等干渉されることなく両クランク軸21,22
を同期連動させることができる。また同期装置3
6の大径の被動歯車38はシリンダ51,52の下
側に配設される駆動軸43に固着されるので、各
クランク軸21,22の出力を各シリンダ51,52
に何等邪魔されることなく外部に取出すことがで
き、しかもその際、同期装置36は減速装置とし
て機能する。
駆動軸43に導かれた回転トルクはクラツチ4
4、変速入力軸49へと順次伝達し、そして複数
段の歯車列511〜51nのうちの選択された1
つの歯車列を経て変速出力軸50及び最終出力軸
54に伝達し、更に図示しないプロペラ軸を介し
て自動二輪車Mの後輪Wrに伝達し、これを駆動
する。この間に生じる比較的大きいトルク変動
は、トルクダンパ機構55の緩衝作用及び駆動軸
43及び変速入力軸49の捩り作用により吸収さ
れる。
特に、駆動軸43及び変速入力軸49は、中央
ブロツク6Cの前半分を貫通するように長く形成
され、且つ互いに嵌合されると共に前端部におい
てクラツチ44により連結されるので、実質的に
は、中央ブロツク6Cの貫通区間の距離の2倍に
相当する長い伝動軸を構成し、効果的な捩り作用
を発揮することができる。
上記変速入、出力軸49,50および歯車列5
1〜51nより構成される変速機Tは中央ブロ
ツク6Cの真下に配設されるので、この変速機T
が重量物であつても、車載時の機関Eの左右バラ
ンスを崩すことはなく、しかも変速機Tは機関E
の左右に張出すこともないので、自動二輪車Mの
左右のバンク動作を拘束することもない。
また、第1及び第2クランク軸21,22は第1
及び第2調時装置391,392を介して互いに反
対の系の第2及び第1カム軸312,311を回転
し、これにより両動弁装置301,302を作動し
て吸、排気弁231,241;232,242を開閉
する。
ところで、調時装置391,392によりそれぞ
れ連動される第1クラツチ軸21と第2カム軸3
1、並びに第2クラツチ軸22と第1カム軸31
の各軸間距離は、前述のような両シリンダ51
2の配列により、同系のクランク軸とカム間の
軸間距離より短くなつており、それだけ各調時装
置391,392を小型に構成し得ると共に弁の開
閉タイミングの誤差を小さくすることができる。
尚、図示例では同期装置36及び調時装置39
,392を歯車式に構成したが、チエンまたはベ
ルト式にすることもできる。また同期装置36
は、場合によつては両クランク軸21,22を反対
方向に回転させるように構成することもある。
C 発明の効果 以上のように第1〜第6発明のうちの何れの発
明によつても、従来の水平対向型及びV型機関と
同様に、特殊なバランス軸を設けることなく、一
次慣性力に起因する振動を除去若しくは軽減する
ことができ、機関の軽量化を図る上で好都合であ
り、しかも従来の水平対向型及びV型機関よりも
機関本体を、クランク軸を横切る幅方向にコンパ
クトに構成することができる。
また特に第1発明によれば、両シリンダが頭部
を互いに反対方向に向かせた配列となるも、シリ
ンダヘツド及び他系のクランクケースの一体化に
より、機関本体の部品点数は比較的少なくて済
み、機関の構造簡素化に著しい効果がある。
更に第2発明によれば、変速機を両クランク軸
及びシリンダへ隣接配置することが可能となり、
機関自体がコンパクトであることと相俟つて極め
てコンパクトな変速機付き多気筒内燃機関を得る
ことができる。
更にまた第3発明によれば、両シリンダの一側
に両吸気系及び始動モータを集中的に配置するこ
とができるため、シリンダ側部のスペースに無駄
がなく、機関全体の更なるコンパクト化を達成し
得る。
更にまた第4発明によれば、同期装置は常に同
一平面内で両クランク軸間を同期連動させること
ができ、機関全体のコンパクト化及び構造の簡素
化に寄与し得る。
更にまた第5発明によれば、同期装置が動力伝
達機能を発揮して、両クランク軸の出力を各シリ
ンダに干渉されることなく駆動軸を介してクラツ
チに伝達することができるから、駆動軸を駆動す
るための伝動装置を特に設ける必要もなく、構造
の簡素化と更なるコンパクト化・軽量化を図るこ
とができ、しかもシリンダの外側位置を占めるク
ラツチは、シリンダの発生熱を受けることが少な
いから、その耐久性の向上を図る上で好都合であ
る。さらにクラツチ軸からクラツチを経て変速機
に至る伝動軸の有効長さを狭いスペース内で充分
長くとることができ、捩り機能を発揮してトルク
変動を効果的に吸収することができる。
更にまた第6発明によれば、各調時装置を従来
のものより大幅にコンパクトに構成することがで
き、したがつて機関の更なるコンパクト化・軽量
化を図ると共に、弁の開閉タイミングの狂いを小
さいものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は本発明の多気筒内燃機関を搭載した自動二輪車
の側面図、第2図は上記機関の横断背面図、第3
図は第2図の−線断面図、第4図は第3図の
−線断面図、第5図は上記機関の縦断展開図
である。 E……内燃機関、T……変速機、M……車両と
しての自動二輪車、21,22……第1、第2クラ
ンク軸、31,32……第1、第2コンロツド、4
,42……第1、第2ピストン、51,52……第
1、第2シリンダ、6……機関本体、6C……中
央ブロツク、6l,6r……左、右側ブロツク、
1,92……第1、第2燃焼室、101,102
…第1、第2シリンダヘツド、111,112……
第1、第2クランクケース、181,182……第
1、第2吸気系、20……始動モータ、311
312……第1、第2カム軸、36……同期装置、
371,372……第1、第2駆動歯車、38……
被動歯車、391,392……調時装置、43……
駆動軸、44……クラツチ、44a……クラツチ
入力部材としてのクラツチアウタ、44b……ク
ラツチ出力部材としてのクラツチインナ、49…
…変速入力軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに水平方向に離隔して平行に配設される
    第1及び第2クランク軸21,22と、これら第1
    及び第2クランク軸21,22にそれぞれコンロツ
    ド31,32を介して連接される第1及び第2ピス
    トン41,42と、これら第1及び第2ピストン4
    ,42をそれぞれ摺動自在に収容する第1及び第
    2シリンダ51,52とを備え、前記両クランク軸
    1,22は同期回転するように連動され、前記第
    1及び第2シリンダ51,52は、その両シリンダ
    1,52の少なくとも一部がクランク軸21,22
    の軸方向一端側より見て互いに重なり合うよう
    に、互いに頭部を反対方向に向けて前記軸方向に
    隣接配置され、この両シリンダ51,52が形成さ
    れる中央ブロツク6cと、この中央ブロツク6c
    の両側面に結着される一対の側ブロツク6l,6
    rとより機関本体6を構成し、前記各側ブロツク
    6l,6rには、前記中央ブロツク6cと協働し
    て一方の系の前記クランク軸を収容支持するクラ
    ンクケース111,112と、他方の系の前記シリ
    ンダに連なる燃焼室91,92を画成するシリンダ
    ヘツド101,102とを一体に形成したことを特
    徴とする、多気筒内燃機関。 2 互いに水平方向に離隔して平行に配設される
    第1及び第2クランク軸21,22と、これら第1
    及び第2クランク軸21,22にそれぞれコンロツ
    ド31,32を介して連接される第1及び第2ピス
    トン41,42と、これら第1及び第2ピストン4
    ,42をそれぞれ摺動自在に収容する第1及び第
    2シリンダ51,52とを備え、前記第1及び第2
    クランク軸21,22は同期回転するように連動さ
    れ、前記第1及び第2シリンダ51,52は、その
    両シリンダ51,52の少なくとも一部がクランク
    軸21,22の軸方向一端側より見て互いに重なり
    合うように、前記両クランク軸21,22の軸線間
    を結ぶ平面上またはその一側で互いに頭部を反対
    方向に向けて前記軸方向に隣接配置され、前記両
    クランク軸21,22より駆動される変速機Tを前
    記平面の他側に配設したことを特徴とする、変速
    機付き多気筒内燃機関。 3 互いに水平方向に離隔して平行に配設された
    第1及び第2クランク軸21,22と、これら第1
    及び第2クランク軸21,22にそれぞれコンロツ
    ド31,32を介して連接される第1及び第2ピス
    トン41,42と、これら第1及び第2ピストン4
    ,42をそれぞれ摺動自在に収容する第1及び第
    2シリンダ51,52とを備え、前記両クランク軸
    1,22は同期回転するように連動され、前記第
    1及び第2シリンダ51,52は、その両シリンダ
    1,52の少なくとも一部がクランク軸21,22
    の軸方向一端側より見て互いに重なり合うよう
    に、互いに頭部を反対方向に向けて前記軸方向に
    隣接配置され、前記第1及び第2シリンダ51
    2の頭部に、上方へ延びる第1及び第2吸気系
    181,182をそれぞれ接続し、これら第1及び
    第2吸気系181,182の間に、前記第1及び第
    2クランク軸21,22の少なくとも一方をクラン
    キングし得る始動モータ20を配設したことを特
    徴とする、多気筒内燃機関。 4 前記始動モータ20を、前記第1及び第2ク
    ランク軸21,22の軸線間を結ぶ直線を底辺とす
    る二等辺三角形の略頂点に配置してなる、特許請
    求の範囲第3項記載の多気筒内燃機関。 5 互いに水平方向に離隔して平行に配設された
    第1及び第2クランク軸21,22と、これら第1
    及び第2クランク軸21,22にそれぞれコンロツ
    ド31,32を介して連接される第1及び第2ピス
    トン41,42と、これら第1及び第2ピストン4
    ,42をそれぞれ摺動自在に収容する第1及び第
    2シリンダ51,52とを備え、前記第1及び第2
    シリンダ51,52は、その両シリンダ51,52
    少なくとも一部がクランク軸21,22の軸方向一
    端側より見て互いに重なり合うように、互いに頭
    部を反対方向に向けて前記軸方向に隣接配置さ
    れ、これら第1及び第2シリンダ51,52間に、
    前記第1及び第2クランク軸21,22を同期連動
    させる同期装置36を配設したことを特徴とす
    る、多気筒内燃機関。 6 前記同期装置36を、前記第1及び第2クラ
    ンク軸21,22にそれぞれ固着される同径の第1
    及び第2駆動歯車371,372と、この両歯車3
    1,372より大径であつてこれらと噛合する被
    動歯車38とより構成し、この被動歯車38を、
    前記シリンダの一側に配設されて負荷に連なる駆
    動軸43に固着してなる、特許請求の範囲第5項
    記載の多気筒内燃機関。 7 前記第1及び第2クランク軸21,22を水平
    且つ車両Mの前後方向に延びるように配置し、前
    記被動歯車38を、車両前方側のシリンダ52
    下側を通つて前端を該シリンダ52の前方へ突出
    させる前記駆動軸43の後端に固着し、この駆動
    軸43の前端にクラツチ44を装着してなる、特
    許請求の範囲第6項記載の車両用の多気筒内燃機
    関。 8 互いに水平方向に離隔して平行に配設された
    第1及び第2クランク軸21,22と、これら第1
    及び第2クランク軸21,22にそれぞれコンロツ
    ド31,32を介して連接される第1及び第2ピス
    トン41,42と、これら第1及び第2ピストン4
    ,42をそれぞれ摺動自在に収容する第1及び第
    2シリンダ51,52とを備え、前記第1及び第2
    シリンダ51,52は、その両シリンダ51,52
    少なくとも一部がクランク軸21,22の軸方向一
    端側より見て互いに重なり合うように、互いに頭
    部を反対方向に向けて前記軸方向に隣接配置さ
    れ、これら第1及び第2シリンダ51,52間に、
    前記第1及び第2クランク軸21,22を同期連動
    させる同期装置36を配設し、この同期装置36
    は、一方のシリンダの一側を通る中空の駆動軸4
    3の内端に連結され、この駆動軸43の外端に
    は、クラツチ入力部材44aを連結し、該クラツ
    チの出力部材44bを、前記駆動軸43の中空部
    を貫通するように配設される変速入力軸49に連
    結したことを特徴とする、多気筒内燃機関。 9 互いに水平方向に離隔して平行に配設された
    第1及び第2クランク軸21,22と、これら第1
    及び第2クランク軸21,22にそれぞれコンロツ
    ド31,32を介して連接される第1及び第2ピス
    トン41,42と、これら第1及び第2ピストン4
    ,42をそれぞれ摺動自在に収容する第1及び第
    2シリンダ51,52と、これら第1及び第2シリ
    ンダ51,52の頭上にそれぞれ配設される動弁用
    の第1及び第2カム軸311,312とを備え、前
    記両クランク軸21,22は同期回転するように連
    動され、前記各クランク軸21,22と反対系のカ
    ム軸312,311との間の距離が各クランク軸2
    ,22と同系のカム軸311,312との間の距離
    よりも短くなり且つ第1及び第2シリンダ51
    2の少なくとも一部がクランク軸21,22の軸
    方向一端側より見て互いに重なり合うように該両
    シリンダ51,52は、互いに頭部を反対方向に向
    けて前記軸方向に隣接配置され、前記各クランク
    軸21,22と反対系のカム軸312,311とが調
    時装置、392,391を介して連動されることを
    特徴とする、O.H.C型多気筒内燃機関。
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