JPH0480027A - 溶接性に優れた制振鋼板の製造方法 - Google Patents

溶接性に優れた制振鋼板の製造方法

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JPH0480027A
JPH0480027A JP19554790A JP19554790A JPH0480027A JP H0480027 A JPH0480027 A JP H0480027A JP 19554790 A JP19554790 A JP 19554790A JP 19554790 A JP19554790 A JP 19554790A JP H0480027 A JPH0480027 A JP H0480027A
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JP
Japan
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steel sheet
steel plate
damping
vibration
resin
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Pending
Application number
JP19554790A
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English (en)
Inventor
Masanori Takemoto
竹本 雅謙
Tetsuya Nishiura
西浦 徹也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH0480027A publication Critical patent/JPH0480027A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は溶接性に優れた制振鋼板の製造方法に関するも
のである。
(従来の技術) 制振鋼板は一般に0,05〜0.2m■厚の熱り塑性樹
脂を2枚の鋼板で挟み接着したもので、高い制振性能が
得られる。
制振鋼板の製造は鋼板及び樹脂の製造と、それらを接着
して複合板化することの組合せである。
接着のプロセスは固彰又はフィルム状の樹脂を鋼板上で
熱溶解し、鋼板を重ね合せた後、冷却によって同化接着
させる方法と、樹脂を溶剤で溶かし鋼板をシート状で接
着させる方法とあるか、方フィルム状の樹脂を使用して
鋼板コイルを連続的に接着する方法かある。
第5図はヒートロールを用いた制振鋼板製造方法の一例
である。図においてlOは鋼板、11は樹脂、12はヒ
ートロール及びラミネーターリール、13はヒータ、1
4は冷却炉、15は乾燥機、16はシャー17は製品で
ある。
制振鋼板は構造物、建築材、交通機関、音響機器あるい
は防音、消音器等に広く用いられているために、単一鋼
板相当の機械的性質が求められている。
又制振鋼板を自動車、家電製品などの部材とするときは
、スポット溶接かできることが必要であるが、制振鋼板
の樹脂層は電気的に絶縁物であり、通常の鋼板のように
簡単にスポット溶接ができなかった。
即ち、第4図に示すように樹脂3て接着された鋼板10
.10のスポット溶接において、樹脂3か均一な厚みで
存在するため溶接時の通電不良となる。
5.5は電極である。
このため、表裏鋼板の内面にスクラッチを入れたり、鋼
板の裏面に凸部を設けるか粗度を大きくして、この凸部
同志を接触させる方法あるいは樹脂の中に導電粒子を添
加する方法がある。
一方本発明者らは特願平1−343403号において鋼
板の圧延面に規則正しい均一な凹凸の粗面を形成し、そ
の平坦率A≧8596のダル目付を付与する塗装鮮映性
及びプレス加工性の優れた鋼板を提案している。
更に本発明者らは、圧延用ワークロールの表面に感光性
レジスト剤もしくは膜を被覆して、高密度エネルギーを
断続的に照射してレジスト層に硬化層と未硬化層とを形
成し、未硬化層を化学洗乎してロール表面にモチーフを
形成し、更にロールを化学エツチングする圧延用ダルロ
ールの加工方法を特願゛T’ l−343404号に提
案している(以ドリソグラフィ法という)。
(発明か解決しようとする課題) 本発明は溶接性に優れた制振鋼板の製造方法を提供する
ものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は鋼板に凹凸のダル目付を設け、鋼板凹凸澄の2
〜10倍の膜厚の樹脂で密着することを特徴とする溶接
性に優れた制振鋼板の製造方法及び鋼板の表面と裏面に
予め粗度の異なる凹凸のダル目付を付与し一定の膜厚を
もつ樹脂で前記鋼板の裏面を内側にして接着することを
特徴とする制振鋼板の製造方法である。
以下本発明を図面について説明する。
本発明は鋼板表面及び裏面に凹凸のダル目付を設ける。
鋼板の圧延面に凹凸を形成して表面粗度を有する鋼板は
例えば特開平1−95804号公報で開示されている。
一般にxi衣表面ダル仕上げするのは、例えばプレス加
工に際して、鋼板表面の微小な凹凸に潤滑剤を滞留させ
て、ダイとの焼付けを防止し、成形性を良好にするため
である。
そして鋼板表面にダル仕上げを施すには調質圧延時のワ
ークロールの表面に予めダル加工しておき、調質圧延に
よって鋼板表面にダルパターンを転写するものである。
ところで実験によると、第3図に示すように鋼板表面(
第3図(a))には四部を形成し、鋼板裏面(第3図(
b))には凸部を形成することにより鋼板表面及び裏面
にダル目付けを設けるときは、表面の凹部は油たまりと
なって油膜潤滑性を鋼板に与え、裏面の凸部は制振鋼板
同志の溶接性を著しく向上するものである。
即ち第1図に示すように、鋼板1.1を樹脂層3で接着
して一体として制振鋼板Aとする。凹凸のサイズは50
〜300μ、ピッチαは1対1〜1対2が好ましい。更
に樹脂の膜厚tは鋼板1の凹凸差Tの2〜lO倍が良い
。樹脂膜厚tが2倍未満であると、制振特性としての減
音効果及び遮音効果が得られない。又10倍以上になる
と、スポット溶接性が不良となる。従って本発明の樹脂
膜厚は鋼板凹凸差Tの2〜lo倍とする。
本発明はダル目付けの鋼板と樹脂を挟んで接着されるか
、制振鋼111iAとBとをスポット溶接すると、その
適正溶接条件の範囲は普通冷延鋼板と全く異なるところ
かない。これはダル目付けにおける鋼板の凸部同志カマ
短絡回路を形成するとみられる。
しかして、鋼板1. 1は、第2図に示すように凸部を
ずらして接着することも可能であるが、常に制振鋼板A
とBとの凸部で短絡回路が形成されることが必要である
一般に制振鋼板は制振性能を保持せしめるために熱可塑
性樹脂が用いられてきたが、本発明の構成によると、熱
硬化性樹脂の使用においても制振性能及び溶接性に相違
はない。
次に本発明における制振鋼板の製造方法をのべる。
本発明においては鋼板の表面と裏面に予め粗度の異なる
凹凸のダル目付を形成する。
前述の通り鋼板表面のダル仕上げは調質圧延におけるワ
ークロール表面のダルパターンの転写によるか、本発明
においては鋼板表面と裏面との粗度を異に形成する。こ
れは鋼板表面にプレス加工性及び塗装鮮映性をもたせる
とともに、鋼板裏面に凸部を形成し、制振鋼板同志の溶
接性の向上をもたせるものである。
ワークロール表面のダル加圧は従来ショツトブラスト法
又は放電加工法か用いられてきたか、特公昭Ei2−1
1.922号公報ではダル加工のエネルギー源として制
御性の優れたレーザ光を用いたレーサダル加工法が開示
されている。これらの方法によれば鋼板裏面の凸部かピ
ッチ、高さともに不均一かあるいは凸部のピッチ、高さ
均一でも凸部面積割合か少なく形成されるために、通電
性か劣る。
又前述のりソグラフィ法によるときは、レジスト層の硬
化層と未硬化層との境界か非常にシャープに形成される
ので、後処理の異方性エツチング時に、母材のシャープ
さか得られ、所望のサイス、深さをもつモチーフの凹凸
/(ターンか正確に再現できる。
従って鋼板の表面、裏面の粗度を変えるロールの加工方
法に適している。
本発明の制振鋼板は前記のように鋼板の表裏にダル目付
けを形成された鋼板の裏面を内側にして、常法によりヒ
ートロールで樹脂を介在して接着されて製品となる。
(実 施 例) 第1表に本発明と比較例との溶接性の比較を示す。
本発明によるものはいずれも比較例に比べて優れている
(発明の効果) 本発明の制振鋼板は樹脂膜厚を鋼板凹凸差の2〜IO倍
にするので、制振特性及び溶接性に優れ、民生機器材と
して有用である。
又鋼板の表裏面の粗度を変えてダル目付けとするので、
表面はプレス成形性、裏面は鋼板同志の溶接性が優れた
制振鋼板をうることかてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明による制振鋼板の断面模式図、
第3図(a) = (b)は本発明の鋼板の表裏面の凹
凸形成模式図、第4図は従来法による制振鋼板の断面模
式図、第5図はヒートロールを用いた制振鋼板の製造方
法の一例を示す説明図である。 代 理 人  弁理士  茶野木 立 夫第1図 第2図 1:’、:’− 第3回 (,11) (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鋼板に凹凸のダル目付を設け、鋼板凹凸差の2〜1
    0倍の膜厚の樹脂で密着することを特徴とする溶接性に
    優れた制振鋼板の製造方法。 2、鋼板の表面と裏面に予め粗度の異なる凹凸のダル目
    付を付与し一定の膜厚をもつ樹脂で前記鋼板の裏面を内
    側にして接着することを特徴とする制振鋼板の製造方法
JP19554790A 1990-07-24 1990-07-24 溶接性に優れた制振鋼板の製造方法 Pending JPH0480027A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016539831A (ja) * 2013-09-18 2016-12-22 ティッセンクルップ スチール ヨーロッパ アーゲーThyssenkrupp Steel Europe Ag 金属−高分子サンドイッチ板およびその製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57156246A (en) * 1981-03-20 1982-09-27 Sumitomo Metal Ind Embossed laminated board
JPS57160632A (en) * 1981-03-31 1982-10-04 Sumitomo Metal Ind Embossed adhesive board
JPS58191154A (ja) * 1982-05-04 1983-11-08 住友化学工業株式会社 易溶接性の金属と樹脂と金属の積層板

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