JPH047977B2 - - Google Patents
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- JPH047977B2 JPH047977B2 JP61259514A JP25951486A JPH047977B2 JP H047977 B2 JPH047977 B2 JP H047977B2 JP 61259514 A JP61259514 A JP 61259514A JP 25951486 A JP25951486 A JP 25951486A JP H047977 B2 JPH047977 B2 JP H047977B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C70/00—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
- B29C70/68—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks
- B29C70/74—Moulding material on a relatively small portion of the preformed part, e.g. outsert moulding
- B29C70/76—Moulding on edges or extremities of the preformed part
- B29C70/763—Moulding on edges or extremities of the preformed part the edges being disposed in a substantial flat plane
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14336—Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
- B29C45/14434—Coating brittle material, e.g. glass
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
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- Composite Materials (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、プレート状部材の外周縁に合成樹脂
の枠部をインジエクシヨン成形で一体的に形成す
るプレート状成形品の製造方法に関するものであ
る。
の枠部をインジエクシヨン成形で一体的に形成す
るプレート状成形品の製造方法に関するものであ
る。
従来の技術
例えば、合成樹脂の枠部を外周縁に沿つて有す
るプレート成形品として車輛用の装備品を例示す
ると、第6及び第7図で示すようなフロントウイ
ンドウW,サンルーフS,クオーターウインドウ
C,バツクウインドウB,フイニシヤーF,コン
ビランプL等を挙げることができる。
るプレート成形品として車輛用の装備品を例示す
ると、第6及び第7図で示すようなフロントウイ
ンドウW,サンルーフS,クオーターウインドウ
C,バツクウインドウB,フイニシヤーF,コン
ビランプL等を挙げることができる。
これらの車輛装備品は所定の外周縁形状を有す
る無機質ガラスやプラスチツク板をプレート状部
材とし、その外周縁に合成樹脂で枠部をインジエ
クシヨン成形することにより製造されている。
る無機質ガラスやプラスチツク板をプレート状部
材とし、その外周縁に合成樹脂で枠部をインジエ
クシヨン成形することにより製造されている。
従来、この種のプレート成形品を製造するにあ
たつてはプレート状部材の外周縁をピンで数個所
から当てがい支持することによりプレート状部材
をインジエクシヨン成形型の内部に位置決め載置
した後、その外周縁に沿つて形成されているキヤ
ビテイ空間内に液状の合成樹脂を射出流入させる
よう行なわれているのが通常である(特開昭58−
113480号)。
たつてはプレート状部材の外周縁をピンで数個所
から当てがい支持することによりプレート状部材
をインジエクシヨン成形型の内部に位置決め載置
した後、その外周縁に沿つて形成されているキヤ
ビテイ空間内に液状の合成樹脂を射出流入させる
よう行なわれているのが通常である(特開昭58−
113480号)。
然し、上述した合成樹脂の射出の際に、プレー
ト状部材は両型の型締めで固定されるものの、そ
の外周縁に射出される合成樹脂の圧力で生じた力
が一定の限度を越えたときにはその作用する力に
よつてプレート状部材が型内でその面と平行な力
の作用する方向に移動してプレート状部材と枠部
との位置がずれたり、位置決めピンを使用するも
のではプレート状部材が片側のピンに強く圧接偏
位することによりピンを曲げてしまつたりする。
それに加えて、プレート状部材が無機質ガラスの
場合にはピンを中心にした波紋状の所謂“浜欠
け”の如き破損が発生し易く、また、プラスチツ
ク板の場合には破損することはないにしてもキヤ
ビテイ型とコア型とで締付けシールされている部
分にスリ傷を付けてしまう等の不具合を生ずるこ
とがある。
ト状部材は両型の型締めで固定されるものの、そ
の外周縁に射出される合成樹脂の圧力で生じた力
が一定の限度を越えたときにはその作用する力に
よつてプレート状部材が型内でその面と平行な力
の作用する方向に移動してプレート状部材と枠部
との位置がずれたり、位置決めピンを使用するも
のではプレート状部材が片側のピンに強く圧接偏
位することによりピンを曲げてしまつたりする。
それに加えて、プレート状部材が無機質ガラスの
場合にはピンを中心にした波紋状の所謂“浜欠
け”の如き破損が発生し易く、また、プラスチツ
ク板の場合には破損することはないにしてもキヤ
ビテイ型とコア型とで締付けシールされている部
分にスリ傷を付けてしまう等の不具合を生ずるこ
とがある。
発明が解決しようとする課題
本発明は、枠部を形成する液状の合成樹脂をキ
ヤビテイ空間に流入充填する際、当該合成樹脂の
圧力によつて生じる力がプレート状部材の外周縁
で打ち消し合う方向に加わるよう改良したプレー
ト状成形品の製造方法を提供することを目的とす
る。
ヤビテイ空間に流入充填する際、当該合成樹脂の
圧力によつて生じる力がプレート状部材の外周縁
で打ち消し合う方向に加わるよう改良したプレー
ト状成形品の製造方法を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段
本発明に係る枠部を有するプレート状成形品の
製造方法においては、プレート状部材を開閉可能
なインジエクシヨン成形型内に載置し、前記部材
の外周縁に合成樹脂の枠部を一体的に形成する
際、プレート状部材が載置されて型締めされたイ
ンジエクシヨン成形型の内部に形成されている所
定形状の枠部形成用のキヤビテイ空間で、プレー
ト状部材の面中心を基準にした少なくとも1つの
相対辺に対応する部位に夫々位置させた樹脂流入
ゲートから、液状の合成樹脂をキヤビテイ空間内
への流入が時間的に相重なるように流入させてキ
ヤビテイ空間に充填し、当該液状の合成樹脂で枠
部をプレート状部材の外周縁に一体的に形成する
ようにされている。
製造方法においては、プレート状部材を開閉可能
なインジエクシヨン成形型内に載置し、前記部材
の外周縁に合成樹脂の枠部を一体的に形成する
際、プレート状部材が載置されて型締めされたイ
ンジエクシヨン成形型の内部に形成されている所
定形状の枠部形成用のキヤビテイ空間で、プレー
ト状部材の面中心を基準にした少なくとも1つの
相対辺に対応する部位に夫々位置させた樹脂流入
ゲートから、液状の合成樹脂をキヤビテイ空間内
への流入が時間的に相重なるように流入させてキ
ヤビテイ空間に充填し、当該液状の合成樹脂で枠
部をプレート状部材の外周縁に一体的に形成する
ようにされている。
作 用
このプレート状成形品の製造方法では、プレー
ト状部材の面中心を基準にしたキヤビテイ空間の
少なくとも1つの相対辺の対応する部位に夫々樹
脂流入ゲートを設け、夫々の樹脂流入ゲートから
時間的に相重なるように合成樹脂をキヤビテイ空
間内に流入充填することにより、プレート状部材
の中心側に向けてプレート状部材に加わる合成樹
脂の圧力によつて生じる力を互いに打ち消し合う
方向に作用させられるから、プレート状部材に1
方向から作用する力を減少させ、又はなくせるの
で射出成形中にはプレート状部材をインジエクシ
ヨン成形型の内部において面方向で移動を抑制す
る平衡状態に保つことができる。
ト状部材の面中心を基準にしたキヤビテイ空間の
少なくとも1つの相対辺の対応する部位に夫々樹
脂流入ゲートを設け、夫々の樹脂流入ゲートから
時間的に相重なるように合成樹脂をキヤビテイ空
間内に流入充填することにより、プレート状部材
の中心側に向けてプレート状部材に加わる合成樹
脂の圧力によつて生じる力を互いに打ち消し合う
方向に作用させられるから、プレート状部材に1
方向から作用する力を減少させ、又はなくせるの
で射出成形中にはプレート状部材をインジエクシ
ヨン成形型の内部において面方向で移動を抑制す
る平衡状態に保つことができる。
実施例
以下、第1〜5図を参照して説明すれば、次の
通りである。
通りである。
図示実施例ではプレート状成形品として車輛装
備品のクオータウインドウを例示し、無機質ガラ
スまたはPC(ポリカーボネイト樹脂),PMMA
(ポリメチルメタクリル樹脂)等の合成樹脂で略
角板形状に形成したウインドウプレートとなるプ
レート状部材1の外周縁にABS,ポリ塩化ビニ
ル等の合成樹脂を射出して枠部2をインジエクシ
ヨン成形することにより製造される。
備品のクオータウインドウを例示し、無機質ガラ
スまたはPC(ポリカーボネイト樹脂),PMMA
(ポリメチルメタクリル樹脂)等の合成樹脂で略
角板形状に形成したウインドウプレートとなるプ
レート状部材1の外周縁にABS,ポリ塩化ビニ
ル等の合成樹脂を射出して枠部2をインジエクシ
ヨン成形することにより製造される。
このインジエクシヨン成形に用いられる成形型
は第1及びび2図に示すように開閉可能なコア型
10とキヤビテイ型11とを備え、この対向面間
にはプレート状部材1を複質本のピン12で位置
決めして載置可能な空間13と所定形状の枠部2
を成形するキヤビテイ空間14とが形成されてい
る。そのキヤビテイ型14に合成樹脂を充填する
樹脂流路は、キヤビテイ型11のノズルタツチ部
15から連続して割型面に形成した第1ランナー
16a(第1図中に点鎖線参照)、第1ランナー1
6aの長手方向に沿つてキヤビテイ型11に複数
個形成した第1のスプルー16b、キヤビテイ型
11とコア型12の対向面でプレート状部材1の
各辺に略平行に複数個形成した第2ランナー16
c(第1図実線参照)、第2ランナー16cの長手
方向に沿つてコア型12に複数個形成した第2ス
プルー16d(第1図中破線参照)とからなつて
いる。この樹脂流路の第2スプルー16dはサブ
マリーン式の樹脂流入ゲート16eを介して枠部
を形成するキヤビテイ空間14に連続するもので
あり、合成樹脂は枠部2の裏面側から流入させる
のが好ましい。
は第1及びび2図に示すように開閉可能なコア型
10とキヤビテイ型11とを備え、この対向面間
にはプレート状部材1を複質本のピン12で位置
決めして載置可能な空間13と所定形状の枠部2
を成形するキヤビテイ空間14とが形成されてい
る。そのキヤビテイ型14に合成樹脂を充填する
樹脂流路は、キヤビテイ型11のノズルタツチ部
15から連続して割型面に形成した第1ランナー
16a(第1図中に点鎖線参照)、第1ランナー1
6aの長手方向に沿つてキヤビテイ型11に複数
個形成した第1のスプルー16b、キヤビテイ型
11とコア型12の対向面でプレート状部材1の
各辺に略平行に複数個形成した第2ランナー16
c(第1図実線参照)、第2ランナー16cの長手
方向に沿つてコア型12に複数個形成した第2ス
プルー16d(第1図中破線参照)とからなつて
いる。この樹脂流路の第2スプルー16dはサブ
マリーン式の樹脂流入ゲート16eを介して枠部
を形成するキヤビテイ空間14に連続するもので
あり、合成樹脂は枠部2の裏面側から流入させる
のが好ましい。
その第2スプルー16dの先端の樹脂流入ゲー
ト16eは、プレート状部材1の面中心を基準に
して相対辺の対応する部位、即ち、キヤビテイ空
間14の相対辺14aと14b及び14cと14
dに夫々位置させて設けられている。その各樹脂
流入ゲート16eからは、キヤビテイ空間14に
時間的に相重なつて樹脂が流入するようになつて
ランナー16a,16c及びスプルー16b,1
6dの大きさ,長さが調整され、好ましくは時間
的に略同時に合成樹脂を流入して充填するように
設定されている。これにより、キヤビテイ空間1
4の流入した樹脂は対応する部位14aと14b
並びに14cと14dとで、プレート状部材1に
対してその中心側に向けた力を夫々作用させる
が、これらの力は互いに打ち消す方向に作用する
ので1つの方向から作用する実質的な力は減少
し、又はなくなりプレート状部材1がその面方向
において移動を抑制する平衡状態に保たれる。
ト16eは、プレート状部材1の面中心を基準に
して相対辺の対応する部位、即ち、キヤビテイ空
間14の相対辺14aと14b及び14cと14
dに夫々位置させて設けられている。その各樹脂
流入ゲート16eからは、キヤビテイ空間14に
時間的に相重なつて樹脂が流入するようになつて
ランナー16a,16c及びスプルー16b,1
6dの大きさ,長さが調整され、好ましくは時間
的に略同時に合成樹脂を流入して充填するように
設定されている。これにより、キヤビテイ空間1
4の流入した樹脂は対応する部位14aと14b
並びに14cと14dとで、プレート状部材1に
対してその中心側に向けた力を夫々作用させる
が、これらの力は互いに打ち消す方向に作用する
ので1つの方向から作用する実質的な力は減少
し、又はなくなりプレート状部材1がその面方向
において移動を抑制する平衡状態に保たれる。
このような作用を発揮させるには、各ランナー
16a,16c及びスプルー16b,16dをい
ずれも同一の大きさ、形状に形成するときには第
1スプルー16bの最初の分岐点から第2スプル
ー16dの先端までの距離を各部位で実質上略同
一にすることで可能であり、それと共に実際には
プレート状部材1を載置しないで樹脂を射出する
ことにより空打ちし、各第2スプルー16dの先
端まで樹脂が到達する状況を確認しながら到達度
の遅い部分ではランナーを太くし、また、速い部
分ではスプルーやランナーを小さくすることによ
り各部位に略同時に到達させるように調整するこ
とができる。
16a,16c及びスプルー16b,16dをい
ずれも同一の大きさ、形状に形成するときには第
1スプルー16bの最初の分岐点から第2スプル
ー16dの先端までの距離を各部位で実質上略同
一にすることで可能であり、それと共に実際には
プレート状部材1を載置しないで樹脂を射出する
ことにより空打ちし、各第2スプルー16dの先
端まで樹脂が到達する状況を確認しながら到達度
の遅い部分ではランナーを太くし、また、速い部
分ではスプルーやランナーを小さくすることによ
り各部位に略同時に到達させるように調整するこ
とができる。
このインジエクシヨン成形型を用いて成形品を
製造するときには、プレート状部材1をコア型面
から突出するピン12で位置決めしてコア型10
に載置した後、キヤビテイ型11を閉じることに
よりプレート状部材1を型締め支持する。この状
態で、図示しないインジエクシヨン成形機のノズ
ルが接するノズルタツチ部15から液状の合成樹
脂を型内に供給すると、合成樹脂は第1ランナー
16a,第1スプルー16b,第2ランナー16
c,第2スプルー16d及びゲート16eを経て
キヤビテイ空間14に流れ込むが、そのキヤビテ
イ空間14内には相対辺の対応する部位14a,
14b並びに14c,14dに設けられた各樹脂
流入ゲート16eから時間的に略同時に好ましく
は、同時に、合成樹脂が流入する。これにより、
プレート状部材1は面中心に向けて相対する両辺
から略同時に流入した樹脂の圧力で生じた力で押
圧されるが、その各力は互いに打ち消し合う方向
で作用するので1つの方向からプレート状部材1
に作用する実質上の力は減少し、又はなくなりプ
レート状部材1を面方向で移動を抑制する平衡状
態に保つことができる。従つて、プレート状部材
1に対しては第3及び4図で示すようにアウター
フランジ部2a、インナーフランジ部2bを含む
枠部2を位置的に正確に一体的に成形でき、その
プレート成形品は型開き後にエジエクトピン17
(第2図参照)で突き出せば型外しすることがで
きる。また、このプレート状成形品の枠部2には
第4図で示す如き被取付体に対する接着固定用の
ダムラバー部2cも一体成形できる。
製造するときには、プレート状部材1をコア型面
から突出するピン12で位置決めしてコア型10
に載置した後、キヤビテイ型11を閉じることに
よりプレート状部材1を型締め支持する。この状
態で、図示しないインジエクシヨン成形機のノズ
ルが接するノズルタツチ部15から液状の合成樹
脂を型内に供給すると、合成樹脂は第1ランナー
16a,第1スプルー16b,第2ランナー16
c,第2スプルー16d及びゲート16eを経て
キヤビテイ空間14に流れ込むが、そのキヤビテ
イ空間14内には相対辺の対応する部位14a,
14b並びに14c,14dに設けられた各樹脂
流入ゲート16eから時間的に略同時に好ましく
は、同時に、合成樹脂が流入する。これにより、
プレート状部材1は面中心に向けて相対する両辺
から略同時に流入した樹脂の圧力で生じた力で押
圧されるが、その各力は互いに打ち消し合う方向
で作用するので1つの方向からプレート状部材1
に作用する実質上の力は減少し、又はなくなりプ
レート状部材1を面方向で移動を抑制する平衡状
態に保つことができる。従つて、プレート状部材
1に対しては第3及び4図で示すようにアウター
フランジ部2a、インナーフランジ部2bを含む
枠部2を位置的に正確に一体的に成形でき、その
プレート成形品は型開き後にエジエクトピン17
(第2図参照)で突き出せば型外しすることがで
きる。また、このプレート状成形品の枠部2には
第4図で示す如き被取付体に対する接着固定用の
ダムラバー部2cも一体成形できる。
なお、インナーフランジ部側には余剰な連結部
2dが残存するが、これは事後に切除すればよ
く、その切り跡は枠部2の裏面側に位置するから
体裁を損なうことはない。被取付体による固定或
いは仮止めをボルト締めて行うものでは、第5図
で示すように頭部を埋込み固定すれば、スタツト
ボルト3を枠部2の成形と同時に装備するように
できる。
2dが残存するが、これは事後に切除すればよ
く、その切り跡は枠部2の裏面側に位置するから
体裁を損なうことはない。被取付体による固定或
いは仮止めをボルト締めて行うものでは、第5図
で示すように頭部を埋込み固定すれば、スタツト
ボルト3を枠部2の成形と同時に装備するように
できる。
上述した実施例では角板形状に形成したプレー
ト状部材11で面の中心位置を基準にして少なく
とも相対辺の対応部位に略同時に樹脂を流入する
ことにより枠部2を一体成形する場合を例示した
が、略正方形,略円形状を有するプレート状部材
ではプレート状部材の中心位置を基準にしてキヤ
ビテイ空間の各部位に全て略同時に樹脂を流入さ
せるようにすればよい。また、クオーターウイン
ドでは光を透過する材質のプレート状部材を用い
るものの、この製造方法は着色不透明なプレート
状部材を用いても適用することができる。更に、
そのインジエクシヨン成形にはポリオールとイソ
シアネート樹脂液を混合反応させてポリウレタン
樹脂を作る反応射出成形でも実施することができ
る。
ト状部材11で面の中心位置を基準にして少なく
とも相対辺の対応部位に略同時に樹脂を流入する
ことにより枠部2を一体成形する場合を例示した
が、略正方形,略円形状を有するプレート状部材
ではプレート状部材の中心位置を基準にしてキヤ
ビテイ空間の各部位に全て略同時に樹脂を流入さ
せるようにすればよい。また、クオーターウイン
ドでは光を透過する材質のプレート状部材を用い
るものの、この製造方法は着色不透明なプレート
状部材を用いても適用することができる。更に、
そのインジエクシヨン成形にはポリオールとイソ
シアネート樹脂液を混合反応させてポリウレタン
樹脂を作る反応射出成形でも実施することができ
る。
発明の効果
以上の如く、本発明に係る枠部を有するプレー
ト成形品の製造方法に依れば、プレート状部材が
型内でズレ動くことが抑制されるため、枠部をプ
レート状部材の正確な位置に形成できるばかりで
なく、プレート状部材を傷付けたり或いは破損さ
せてしまう事態が生じない。
ト成形品の製造方法に依れば、プレート状部材が
型内でズレ動くことが抑制されるため、枠部をプ
レート状部材の正確な位置に形成できるばかりで
なく、プレート状部材を傷付けたり或いは破損さ
せてしまう事態が生じない。
第1図は本発明に係る方法で用いるインジエク
シヨン成形型の内部構造を示す平面図、第2図は
同成形型の第1図A−A線断面図、第3図は本発
明に係る方法で製造したプレート成形品の斜視
図、第4図は同プレート成形品の一部断端斜視
図、第5図は同プレート成形品の変形例を示す部
分断面図、第6及び7図はプレート成形品として
示す車輛装備品の説明図である。 1……プレート状部材、2……枠部、10,1
1……インジエクシヨン成形型、14……キヤビ
テイ空間、14a,14b,14c,14d……
キヤビテイ空間の相対辺の対応部位、16d……
スプルー、16e……樹脂流入ゲート。
シヨン成形型の内部構造を示す平面図、第2図は
同成形型の第1図A−A線断面図、第3図は本発
明に係る方法で製造したプレート成形品の斜視
図、第4図は同プレート成形品の一部断端斜視
図、第5図は同プレート成形品の変形例を示す部
分断面図、第6及び7図はプレート成形品として
示す車輛装備品の説明図である。 1……プレート状部材、2……枠部、10,1
1……インジエクシヨン成形型、14……キヤビ
テイ空間、14a,14b,14c,14d……
キヤビテイ空間の相対辺の対応部位、16d……
スプルー、16e……樹脂流入ゲート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プレート状部材を開閉可能なインジエクシヨ
ン成形型内に載置し、前記部材の外周縁に合成樹
脂の枠部を一体的に形成するプレート状の成形品
の製造方法であつて、プレート状部材が載置され
て型締めされたインジエクシヨン成形型の内部に
形成されている所定形状の枠部形成用のキヤビテ
イ空間で、プレート状部材の面中心を基準にした
少なくとも1つの相対辺に対応する部位に夫々位
置させた樹脂流入ゲートから、液状の合成樹脂を
キヤビテイ空間内への流入が時間的に相重なるよ
うに流入させてキヤビテイ空間に充填し、当該液
状の合成樹脂で枠部をプレート状部材の外周縁に
一体的に形成するようにしたことを特徴とする枠
部を有するプレート状成形品の製造方法。 2 上記各樹脂流入ゲートから合成樹脂を略同時
にキヤビテイ空間に流入させるようにした特許請
求の範囲第1項記載の枠部を有するプレート状成
形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25951486A JPS63112127A (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 | 枠部を有するプレート状成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25951486A JPS63112127A (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 | 枠部を有するプレート状成形品の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3295271A Division JPH0757504B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | インジェクション成形型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63112127A JPS63112127A (ja) | 1988-05-17 |
JPH047977B2 true JPH047977B2 (ja) | 1992-02-13 |
Family
ID=17335159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25951486A Granted JPS63112127A (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 | 枠部を有するプレート状成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63112127A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0276711A (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-16 | Ebara Corp | 遠心力流体機械の羽根車の成形方法及び該方法に使用するモールド金型 |
JPH04134711U (ja) * | 1991-06-10 | 1992-12-15 | 東海興業株式会社 | 自動車の固定窓用モ−ル付窓材 |
FR2706351B1 (fr) * | 1993-06-18 | 1995-08-25 | Saint Gobain Vitrage Int | Vitrage surmoulé et dispositif pour obtenir ce vitrage. |
JP2009269380A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-19 | Central Glass Co Ltd | 枠体付きガラスの射出成形用金型 |
JP5136193B2 (ja) * | 2008-05-12 | 2013-02-06 | セントラル硝子株式会社 | 枠体付きガラスの射出成形用金型および枠体付きガラスの製造方法 |
JP6437801B2 (ja) * | 2014-11-25 | 2018-12-12 | 河西工業株式会社 | 合成樹脂成形品およびその成形方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5722031A (en) * | 1980-07-15 | 1982-02-04 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | Molding method of circular resin gasket |
JPS5873681A (ja) * | 1981-10-10 | 1983-05-02 | メツツエラー、ゲゼルシヤフト、ミツト、ベシユレンクテル、ハフツング | 枠形パツキン並びにその製造方法と装置 |
-
1986
- 1986-10-30 JP JP25951486A patent/JPS63112127A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5722031A (en) * | 1980-07-15 | 1982-02-04 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | Molding method of circular resin gasket |
JPS5873681A (ja) * | 1981-10-10 | 1983-05-02 | メツツエラー、ゲゼルシヤフト、ミツト、ベシユレンクテル、ハフツング | 枠形パツキン並びにその製造方法と装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63112127A (ja) | 1988-05-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |