JP3459835B2 - プラスチック成形品の製造方法 - Google Patents

プラスチック成形品の製造方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1676Making multilayered or multicoloured articles using a soft material and a rigid material, e.g. making articles with a sealing part

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は剛性を必要とするプラ
スチック成形品、例えば自動車用マッドガードの製造方
法に関するものである。 【0002】 【従来技術】剛性を必要とするプラスチック製サンドイ
ッチ成形品、例えば図10〜12に示す自動車用マッド
ガード31は自動車の車体への取付部31aにボルト孔
32を有している。このボルト孔32にボルトが挿入さ
れてトルクが加えられ負荷がかかるため、取付部31a
は硬質材からなるコア層33と、コア層33を覆う軟質
材からなる表皮層34とで構成されている。なお、31
bはフラップ部、31cはマッドガード31を車体に取
り付けたとき車体に当接する当接部で共に軟質材からな
っている。35はマッドガード31の金型のキャビティ
ーに設けた樹脂注入用のゲートである。又図12の矢印
Pは車の進行方向を示す。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然しながら、図12に
示すように取付部31aがゲート35から離れている場
合には軟質材のみを必要とするフラップ部31b、当接
部31cにも硬質材(図中の斜線部)が充填されること
があり、又取付部31aの端末には硬質材が充填されに
くい欠点がある。 【0004】この発明は剛性を必要とする成形品の部位
には硬質材が、又軟質材のみを必要とする成形品の部位
には軟質材がそれぞれ確実に供給されるプラスチック成
形品の製造方法の提供を課題とする。なお、本願の先行
技術資料として特開平1ー233178号公報、特開平
2ー206517号公報、特開平2ー206519号公
報がある。 【0005】 【課題を解決するための技術的手段】上記の課題を解決
するためこの発明は、プラスチック成形品成形用金型に
おいて、硬質材、軟質材用ゲートである一つの第1のゲ
ートと、硬質材専用ゲートである複数の第2のゲートと
を設けて、プラスチック成形品の剛性を必要とする部位
に対応する、プラスチック成形品成形用金型のキャビテ
ィーの部位に、前記第2のゲートから硬質材を射出可能
な構造とし、成形時に、前記第1のゲートから軟質材を
先ずキャビティー内に、ヒケを発生する程度もしくはシ
ョートショットとなるように射出し、軟質材の射出完了
とほぼ同時に前記第2のゲートから硬質材をキャビティ
ー内に射出するプラスチック成形品の製造方法であっ
て、前記第2のゲートが、キャビティー内に突出する部
分の先端からキャビティー内へ硬質材を射出可能な構造
とされていることを特徴とする 【0006】 【作用】第1のゲートから軟質材をキャビティー内に射
出すると軟質材はプラスチック成形品の剛性を必要とす
る部位にも到達している。ここで第2のゲートから硬質
材を射出すると剛性を必要とするプラスチック成形品の
部位に硬質材をコア層とし、軟質材を表皮層とする高剛
性部が形成される。 【0007】ここで、軟質材とは比較的可撓性の大きい
合成樹脂を意味し、例えば、ポリプロピレンにEPDM
をブレンドした樹脂、軟質PVC樹脂、EVA(エチレ
ン・ビニルアセテート)樹脂、SEBS(スチレン・エ
チレン・ブタジエンスチレン)樹脂、SBS(スチレン
・ブタジエン・スチレン)樹脂等を挙げることができ、
また、硬質材とは、比較的剛性の大きい硬質の合成樹脂
を意味し、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、硬質PVC
樹脂、タルク等のフィラーが入ったポリプロピレン樹脂
等を挙げることができる。 【0008】 【実施例】以下、プラスチック成形品の実施例として自
動車用マッドガードを取り上げ、これの成形方法に付い
て説明する。図1はマッドガード1の正面図を、図2は
側面図を示す。マッドガード1は従来と同じく自動車の
車体に取り付けられる取付部1aと、取付部1aから下
方に延出するフラップ部1bと、車体に当接する当接部
1cとから構成されている。図1、2において2はボル
ト孔で、その周辺部はとくに剛性を必要としている。 【0009】マッドガード1は図7、8に示す装置によ
り成形される。同図において、11はフロートコア、1
2はフロートコア11に設けた硬質材専用ゲート、13
は硬質材、軟質材用のゲート、14はゲート12、13
のランナー、15はランナー14のスプルー、16は固
定金型、17は可動金型、18は突き出し板、19は軟
質、硬質材射出ノズル、20は硬質材専用射出ノズルで
ある。射出ノズル19は軟質材専用のシリンダと硬質材
専用のシリンダとを有している。金型16、17により
形成される、マッドガード1成形用キャビティー21内
にまず軟質材が軟質材用シリンダによりヒケを発生する
程度(ショートショットでもよい)に射出ノズル19か
らスプルー15、ランナー14、硬質材、軟質材用のゲ
ート13を経て射出される。次に軟質材の射出完了とほ
ぼ同時に硬質材専用射出ノズル20、スプルー15を使
用して、図1、2に示すようにボルト孔2の近くに設け
た硬質材専用ゲート12から硬質材がキャビティー21
内に射出される。更に必要があれば、硬質材が硬質材用
シリンダにより射出ノズル19からスプルー15、ラン
ナー14、軟質材、硬質材用ゲート13を経て射出され
る。なお、図3は金型16、l7内のキャビティー21
を示し、マッドガード1の強度、剛性を必要とする部位
に該当するキャビティー21には硬質材専用ゲート12
が取り付けられている。図4はキャビティー21に軟質
材R1 をゲート13から射出した後の状態を示す。図5
は左側のキャビティー21に硬質材R2 をゲート13か
ら射出してコア層5とこれを囲む表皮層6とを形成した
状態を示し、又右側のキャビティー21に硬質材R2 を
専用のゲート12から射出してコア層5とこれを囲む表
皮層6とを形成した状態を示す。硬質材専用ゲート12
は、図3、図4、および図5に明示されている通り、キ
ャビティー21内に突出する部分の先端からキャビティ
ー21内へ硬質材を射出可能な構造とされているので、
硬質材R1 をより確実に軟質材R2 の内部に充填でき
る。図6は金型から取り出した成形品の一部を示す。又
図9は成形用金型を3枚プレートとした場合を示す。こ
の装置の構成は図7の装置とほぼ同じであるので図7と
同じ部材に対しては同じ符号を付しその説明を省く。 【0010】 【効果】この発明は上記の工程を有しているので、プラ
スチック成形品において、剛性を必要とする部位が軟質
材、硬質材射出用ゲートから離れていても、剛性を必要
とする部位にのみ硬質材の充填が可能となり、被取付体
へのプラスチック成形品の取付部の強度、剛性を十分高
めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例のマッドガードの正面図である。 【図2】一実施例のマッドガードの側面図である。 【図3】一実施例のマッドガード成形用金型の断面図で
ある。 【図4】前記成形用金型に軟質材を射出した後の断面図
である。 【図5】軟質材射出後の成形用金型に硬質材を射出した
後の断面図で或る。 【図6】成形品の要部の断面図である。 【図7】成形用金型の正面断面図である。 【図8】図7のAーA線断面図である。 【図9】成形用金型を3枚プレートとしたときの正面断
面図である。 【図10】従来のマッドガードの正面図で或る。 【図11】図10のAーA線断面図である。 【図12】図10のBーB線断面図である。 【符号の説明】 1 マッドガード 1a 取付部 12 硬質材専用ゲート 13 硬質材、軟質材用ゲート 16 固定金型 17 可動金型 21 キャビティー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B62D 25/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ラスチック成形品成形用金型において、
    硬質材、軟質材用ゲートである一つの第1のゲートと、
    硬質材専用ゲートである複数の第2のゲートとを設け
    て、プラスチック成形品の剛性を必要とする部位に対応
    する、プラスチック成形品成形用金型のキャビティーの
    部位に、前記第2のゲートから硬質材を射出可能な構造
    とし、成形時に、前記第1のゲートから軟質材を先ずキ
    ャビティー内に、ヒケを発生する程度もしくはショート
    ショットとなるように射出し、軟質材の射出完了とほぼ
    同時に前記第2のゲートから硬質材をキャビティー内に
    射出するプラスチック成形品の製造方法であって、 前記第2のゲートが、キャビティー内に突出する部分の
    先端からキャビティー内へ硬質材を射出可能な構造とさ
    れている ことを特徴とするプラスチック成形品の製造方
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