JP3351210B2 - 熱硬化性樹脂射出成形機用金型及びモールドモータの製造方法 - Google Patents

熱硬化性樹脂射出成形機用金型及びモールドモータの製造方法

Info

Publication number
JP3351210B2
JP3351210B2 JP34281595A JP34281595A JP3351210B2 JP 3351210 B2 JP3351210 B2 JP 3351210B2 JP 34281595 A JP34281595 A JP 34281595A JP 34281595 A JP34281595 A JP 34281595A JP 3351210 B2 JP3351210 B2 JP 3351210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
injection
thermosetting resin
base
molding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34281595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09174616A (ja
Inventor
彰彦 渡辺
秀人 井上
外光 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP34281595A priority Critical patent/JP3351210B2/ja
Publication of JPH09174616A publication Critical patent/JPH09174616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3351210B2 publication Critical patent/JP3351210B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特に空調機や給湯器
に使用されているモールドモータの製造に使用される熱
硬化性樹脂射出成形機用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、モータは図3に示すように制振性
・形状任意性・信頼性の良さを活かした、熱硬化性樹脂
により固定子全体を成形することが広く採用されてい
る。
【0003】また、従来から使用されているモールドモ
ータを成形する熱硬化性樹脂射出成形機用金型を図2を
参照しながら説明する。図2は熱硬化性樹脂射出成形機
の射出ノズル部分の略図と金型の断面図を示す略図であ
る。射出ノズル11は金型12に接触した後に熱硬化性
樹脂を射出し、ランナー部14を通じて製品が成形され
るキャビティ13に充填される。充填された後に熱硬化
性樹脂は金型の熱エネルギーにより硬化し不溶不融の樹
脂となり、モールドモータの固定子を形成する。また、
近年では成形時の生産性を向上させるために図2に示す
ように多数個取りが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら使用している熱硬化性樹脂射出成形機用金型では製品
とはならないランナー部が生じ、熱硬化性樹脂のために
再利用できず材料ロスや廃棄物としての処理方法が問題
となっていた。
【0005】本発明は従来からの問題点を解決するもの
であり、ランナレス熱硬化性樹脂射出成形機用金型を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の熱硬化性樹脂射出成形機用金型は少なくとも
2つの射出ノズルと金型の両側面にベース金型とは別に
ランナーとベース金型のキャビティ数と同数の射出孔が
設けられている可動式金型と前記可動式金型に設けられ
た射出孔よりダイレクトに熱硬化性樹脂が充填される構
造であるベース金型とで構成され、成形時には前記射出
ノズルと可動式金型とベース金型を連結させ射出し、成
形時以外の場合には前記射出ノズルと可動式金型とベー
ス金型とが分離できる構造としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、成形機が少なくとも2つの射出ノズルと金型の両側
面にベース金型とは別にランナーとベース金型のキャビ
ティ数と同数の射出孔が設けられている可動式金型と前
記可動式金型に設けられた射出孔よりダイレクトに熱硬
化性樹脂が充填される構造であるベース金型とで構成さ
れ、成形時には前記射出ノズルと可動式金型とベース金
型を連結させ射出し、成形時以外の場合には前記射出ノ
ズルと可動式金型とベース金型とが分離できる構造とし
たもので、ランナー部は射出成形時以外にはベース金型
と接触しないのでランナー部の温度を常に樹脂が硬化を
起こさない温度に保っておくことができるので、次の成
形時にキャビティに射出する樹脂として使用することが
できるという作用を有する。
【0008】請求項2に記載の発明は、少なくとも2つ
の射出ノズルと、金型の両側面にベース金型とは別にラ
ンナーとベース金型のキャビティ数と同数の射出孔が設
けられ、かつ前記ランナー部の温度を常に樹脂が硬化を
起こさない温度に保たれた可動式金型と、前記可動式金
型に設けられた射出孔よりダイレクトに熱硬化性樹脂が
充填される構造であるベース金型とを連結させ熱硬化性
樹脂を射出した後、前記射出ノズル、前記可動式金型お
よび前記ベース金型を分離することを特徴とするモール
モータの製造方法としたもので、再利用不能なランナー
を発生しないモールドモータの製造方法を実現できると
いう作用を有する。
【0009】以下本発明の一実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。なお、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0010】図1(a)は本発明の一実施の形態でモー
ルドモータを成形するための熱硬化性樹脂射出成形機の
ノズルの部分の略図と金型の断面図である。2つの射出
ノズル9が配設されているシリンダー部1と、射出ノズ
ル9から射出される熱硬化性樹脂が通るスプルー8とラ
ンナー部10とベース金型4に配設されているキャビテ
ィ5と同数の射出孔6が配設されている可動式金型2
と、キャビティ5と射出孔6から射出される熱硬化性樹
脂が通るゲート7が配設されたベース金型4とで構成さ
れている。
【0011】また、図1(b)は成形時の状態であり、
射出ノズル9と可動式金型2とベース金型4が一体とな
り射出ノズル9から射出された熱硬化性樹脂はランナー
部3を通り、キャビティ5に充填される構造となってい
る。また可動式金型2は成形時以外はベース金型と接触
していないために、常に熱硬化性樹脂の硬化が促進され
ない温度に保持するため、可動式金型内での熱硬化性樹
脂の硬化は起こらない。
【0012】図1(a),図1(b)に示される構造の
熱硬化性樹脂射出成形機用金型でモールドモータの成形
を行った結果、図2に示すような従来の方法と比べ、生
じるランナー量は大幅に低減され、材料ロスや廃棄物処
理の問題を解消することができた。
【0013】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂射出成形機用金型
にすることにより、成形時に生じるランナー部による材
料ロスや廃棄物処理の問題は解消される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態を示す熱硬化性樹
脂射出成形機のノズルの部分と金型の断面図 (b)本発明の一実施の形態を示す成形時熱硬化性樹脂
射出成形機のノズルの部分と金型の断面図
【図2】従来の熱硬化性樹脂射出成形機用金型の構造を
示す略図
【図3】従来のモールドモータを示す断面図
【符号の説明】
1 シリンダー部 2 可動式金型 3 可動式金型に配置されたランナー 4 ベース金型 5 キャビティ 6 可動式金型の射出孔 7 ベース金型のゲート 8 可動式金型のスプルー 9 射出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−260709(JP,A) 特開 平5−200782(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形機が少なくとも2つの射出ノズルと金
    型の両側面にベース金型とは別にランナーとベース金型
    のキャビティ数と同数の射出孔が設けられている可動式
    金型と前記可動式金型に設けられた射出孔よりダイレク
    トに熱硬化性樹脂が充填される構造であるベース金型と
    で構成され、成形時には前記射出ノズルと可動式金型と
    ベース金型を連結させ射出し、成形時以外の場合には前
    記射出ノズルと可動式金型とベース金型とが分離できる
    構造とすることを特徴とする熱硬化性樹脂射出成形機用
    金型。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つの射出ノズルと、金型の
    両側面にベース金型とは別にランナーとベース金型のキ
    ャビティ数と同数の射出孔が設けられ、かつ前記ランナ
    ー部の温度を常に樹脂が硬化を起こさない温度に保たれ
    た可動式金型と、前記可動式金型に設けられた射出孔よ
    りダイレクトに熱硬化性樹脂が充填される構造であるベ
    ース金型とを連結させ熱硬化性樹脂を射出した後、前記
    射出ノズル、前記可動式金型および前記ベース金型を分
    離することを特徴とするモールモータの製造方法。
JP34281595A 1995-12-28 1995-12-28 熱硬化性樹脂射出成形機用金型及びモールドモータの製造方法 Expired - Fee Related JP3351210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34281595A JP3351210B2 (ja) 1995-12-28 1995-12-28 熱硬化性樹脂射出成形機用金型及びモールドモータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34281595A JP3351210B2 (ja) 1995-12-28 1995-12-28 熱硬化性樹脂射出成形機用金型及びモールドモータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09174616A JPH09174616A (ja) 1997-07-08
JP3351210B2 true JP3351210B2 (ja) 2002-11-25

Family

ID=18356707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34281595A Expired - Fee Related JP3351210B2 (ja) 1995-12-28 1995-12-28 熱硬化性樹脂射出成形機用金型及びモールドモータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3351210B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006223011A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd モールドモータの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09174616A (ja) 1997-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3858949B2 (ja) 射出成形金型を用いたゴルフボールの製造方法
JP3351210B2 (ja) 熱硬化性樹脂射出成形機用金型及びモールドモータの製造方法
JPH0459128B2 (ja)
JPS6357210B2 (ja)
JP4294824B2 (ja) 射出成形用金型
JPS6225026A (ja) 射出成形方法
JP2000166195A (ja) モールドモータの製造方法、この方法に用いるモールドモータ用金型、およびこの製造方法により製造したモールドモータ、並びに硬化樹脂ランナ部
CN218196668U (zh) 一种带有3d打印镶件的注塑模具模仁总成
JPH0624362A (ja) 中空スポイラー
GB1196360A (en) Shell Mould and process for Shell Moulding
JP2843254B2 (ja) 熱硬化性樹脂の成形金型
JP3459835B2 (ja) プラスチック成形品の製造方法
JP2678671B2 (ja) 射出成形型の製造方法
JP3008750B2 (ja) 長尺樹脂成形品の製造方法
JP3695678B2 (ja) 縦長の合成樹脂製品の金型装置
JPH09201840A (ja) 射出成形部品およびその製造方法
JPS6337221Y2 (ja)
JP2711923B2 (ja) 射出成形型の製造方法
JPS60166430A (ja) 成形品の引け防止方法および装置
JPS6051409B2 (ja) 防振材の製造方法
JPS5669137A (en) Laminated structure molding method
JPH0788028B2 (ja) 射出成形型の製造方法
KR20090056368A (ko) 다중사출금형
JP2859129B2 (ja) 熱硬化性樹脂の成形方法
JP2002067092A (ja) 車両のフロントフェンダ用射出圧縮成形型

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees