JPH04134711U - 自動車の固定窓用モ−ル付窓材 - Google Patents

自動車の固定窓用モ−ル付窓材

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JPH04134711U
JPH04134711U JP5229691U JP5229691U JPH04134711U JP H04134711 U JPH04134711 U JP H04134711U JP 5229691 U JP5229691 U JP 5229691U JP 5229691 U JP5229691 U JP 5229691U JP H04134711 U JPH04134711 U JP H04134711U
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JP
Japan
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molding
main body
window material
lip
window
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Application number
JP5229691U
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English (en)
Inventor
章広 鈴木
錬司 真木
Original Assignee
東海興業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金型を使用した樹脂の射出成形によって、窓材
本体の周縁部にモ−ルをインサ−トして一体成形する際
に、このモ−ルの本体部に延設されるリップ部が波打ち
状にならないようにして、モ−ル付窓材としての品質を
維持することである。 【構成】金型を使用した樹脂の射出成形によって、窓材
本体1の周縁部にモ−ルMがインサ−トされて一体成形
される。このモ−ルMは、窓材本体1の周縁部にくわえ
込む形となって一体に成形される断面コの字形の本体部
2と、この本体部2の外側に延設されたリップ部3とか
ら成る。この本体部2とリップ部3との接続部には、こ
のリップ部3よりも薄肉のくびれ部5が形成されてい
る。モ−ルを成形するための樹脂の冷却時において、薄
肉の前記くびれ部5が、本体部2の成形収縮に追随して
変形するために、この本体部2の長さ方向に沿った成形
収縮差がリップ部3に及ばなくなって、リップ部3が波
打たなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金型を使用した樹脂の射出成形によって、窓材本体の周縁部にモ− ルをインサ−トして一体成形した自動車の固定窓用モ−ル付窓材(以下、単に「 モ−ル付窓材」という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
モ−ル付窓材W’は、図5に示されるように、金型を使用した樹脂の射出成形 によって、窓材本体21の周縁部にモ−ルM’をインサ−トして一体成形したも のである。このモ−ルM’は、窓材本体21の周縁部をくわえ込む形となって一 体に固着される厚肉の本体部22と、この本体部22から延設された薄肉のリッ プ部23とから成る。デザインの多様化によって、モ−ルM’の本体部22の肉 厚は大きくなる傾向にあり、本体部22とリップ部23との肉厚差が大きいため に、成形時における本体部22の成形収縮率は、リップ部23のそれに比較して 大きいと共に、モ−ルM’の長さ方向に沿って冷却時間の差によって、長さ方向 に沿った本体部22の成形収縮にバラツキが生じる。そして、モ−ルM’の本体 部22の長さ方向に沿った成形収縮のバラツキがリップ部23に及んで、このリ ップ部23が波打ち状となって成形される。このリップ部23は、固定窓の周縁 のボディパネルに追随して弾性変形して、この部分の密閉を図るものであり、外 観に現れる。このため、リップ部23が波打ち状となって成形されると、その外 観が害されて、モ−ル付窓材としての品質が著しく低下する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、窓材本体の周縁部にモ−ルをインサ−ト成形する際に、このモ−ル の本体部に延設される薄肉のリップ部が波打ち状にならぬようにして、モ−ル付 窓材としての品質を維持することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この課題を解決するために本考案の採用した手段は、金型を使用した樹脂の射 出成形によって、窓材本体の周縁部にモ−ルがインサ−トされて一体成形されて いて、自動車の固定窓に装着されるモ−ル付窓材において、前記モ−ルは、窓材 本体の周縁部に一体に固着された本体部と、この本体部に延設されたリップ部と から成り、該モ−ルの本体部とリップ部との接続部に、このリップ部よりも薄肉 のくびれ部を設けたことである。
【0005】
【考案の作用】
モ−ルの本体部とリップ部との接続部に、このリップ部よりも薄肉のくびれ部 が形成されており、モ−ルを成形するための樹脂の冷却時において、薄肉に成形 されて変形し易い前記くびれ部が本体部の成形収縮に追随して変形させられるた めに、この本体部の長さ方向に沿った成形収縮差がリップ部に及ばなくなる。こ のため、リップ部が波打たなくなる。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案に係るモ−ル付窓材Wを装着した二ドアタイプの自動車の側面 図であって、図2は、そのモ−ル付窓材Wの拡大正面図であり、図3は、図1の X−X線拡大断面図であり、図4は、図2に示されるモ−ル付窓材WをY−Y線 で切断した部分の拡大斜視図である。ウインドガラスから成る窓材本体1の周縁 部には、金型を使用した樹脂の射出成形によって、モ−ルMがインサ−トされて 窓材本体1と一体に成形される。このモ−ルMは、断面コの字形となって、窓材 本体1の周縁部をくわえ込む形状となってこの窓材本体1に一体成形される本体 部2と、この本体部2の外側の部分に外方に向かって延設されたリップ部3とか ら成る。このリップ部3は、図3に示されるように、自動車の固定窓の周縁のボ ディパネル4に弾設して、この部分を密閉して水密及び気密を保持するためのも のである。モ−ルMの本体部2の肉厚は、リップ部3のそれに比較して著しく大 きい。本考案のモ−ルMは、その本体部2とリップ部3との接続部に、このリッ プ部3よりも薄肉のくびれ部5が形成されている。モ−ルMの本体部2の肉厚は 、リップ部3のそれに比較して著しく大きいために、本体部2の成形収縮量はリ ップ部3のそれに比較して大きくなり、長さ方向に沿った本体部2の成形収縮の バラツキがリップ部3に及んで、このリップ部3が波打ち状に成形されるが、本 体部2とリップ部3との接続部に薄肉のくびれ部5が設けられているために、こ の薄肉のくびれ部5が本体部2の成形収縮に追随して変形し、これにより長さ方 向に沿った本体部2の成形収縮のバラツキがリップ部3に及ばなくなる。この結 果、リップ部3が波打たなくなって、その外観が良好となり、モ−ル付窓材Wと しての品質が維持される。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、インサ−ト成形により窓材本体の周縁部にモ−ルが一体成形された モ−ル付窓材において、このモ−ルの本体部とリップ部との接続部に、このリッ プ部よりも薄肉のくびれ部を形成してあるので、モ−ルをインサ−ト成形するた めの樹脂の冷却時において、薄肉に成形されて変形し易い前記くびれ部が本体部 の成形収縮に追随して変形させられるために、この本体部の長さ方向に沿った成 形収縮差がリップ部に及ばなくなる。このように、モ−ルの構造の簡単な変更に よって、リップ部の波打ちが防止されて、モ−ル付窓材としての品質が維持され る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモ−ル付窓材Wが装着された二ド
アタイプの自動車の側面図である。
【図2】モ−ル付窓材Wの拡大正面図である。
【図3】図1のX−X線拡大断面図である。
【図4】図2に示されるモ−ル付窓材WをY−Y線で切
断した右側部分の拡大斜視図である。
【図5】従来のモ−ル付窓材W’の部分斜視図である。
【符号の説明】
M:モ−ル W:モ−ル付窓材 1:窓材本体 2:モ−ルの本体部 3:モ−ルのリップ部 5:モ−ルのくびれ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を使用した樹脂の射出成形によっ
    て、窓材本体の周縁部にモ−ルがインサ−トされて一体
    成形されていて、自動車の固定窓に装着される固定窓用
    モ−ル付窓材であって、前記モ−ルは、窓材本体の周縁
    部に一体に固着された本体部と、この本体部に延設され
    たリップ部とから成り、該モ−ルの本体部とリップ部と
    の接続部に、このリップ部よりも薄肉のくびれ部を設け
    たことを特徴とする自動車の固定窓用モ−ル付窓材。
JP5229691U 1991-06-10 1991-06-10 自動車の固定窓用モ−ル付窓材 Pending JPH04134711U (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58113480A (ja) * 1981-12-26 1983-07-06 橋本フオ−ミング工業株式会社 ウインドウ
JPS6179354A (ja) * 1984-09-27 1986-04-22 Nec Eng Ltd 不応答転送方式
JPS6183424A (ja) * 1984-09-29 1986-04-28 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の沸騰冷却装置におけるポンプ異常対策装置
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JPS63112127A (ja) * 1986-10-30 1988-05-17 Hashimoto Forming Co Ltd 枠部を有するプレート状成形品の製造方法

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