JP2932705B2 - ウエザストリップ - Google Patents

ウエザストリップ

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JP2932705B2
JP2932705B2 JP3011277A JP1127791A JP2932705B2 JP 2932705 B2 JP2932705 B2 JP 2932705B2 JP 3011277 A JP3011277 A JP 3011277A JP 1127791 A JP1127791 A JP 1127791A JP 2932705 B2 JP2932705 B2 JP 2932705B2
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泰庸 寺本
知明 小宮山
浩 向井
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の後部座
席両側に装着されているリヤクォータウインド等のウエ
ザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のウエザストリップは、例えばウイ
ンドガラスの外周部に取付けられるシール部と、車両ボ
ディに取付けられるトリム部とからなっている。従来、
このシール部はウインドガラスへの取付け性の点から軟
質塩化ビニル樹脂等の軟質材で成形され、トリム部は車
両ボディへの取付け性の点から硬質材でそれぞれ別個に
成形され、接合されていた。しかし、これらシール部と
トリム部とが別体であるため、部品点数が増えたり、製
造工程が増えたりして製造上効率が悪いという問題点が
あった。
【0003】そのため、トリム部をシール部と同じ軟質
材にして、シール部とトリム部とを一体的に形成したも
のが使用されている。このウエザストリップは、射出成
形法により一体成形されるため製造が容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記シール
部とトリム部とを軟質材で一体化したウエザストリップ
は、トリム部が軟らかくなることから、全体の形状保持
性が悪くなり、トリム部を車両ボディへ取付ける際、そ
の取付作業性が悪いという問題点があった。本発明は上
記問題点を解消するためになされたものであって、その
目的は、部品点数を増やすことなく、全体の形状保持性
が良く、車両ボディ及びウインドガラスの双方に対する
取付作業性に優れたクォータウインド用等のトリム部を
備えたウエザストリップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明ではガラスの外周部装着される取付凹部
を備えたシール部と、同シール部と一体的に形成され、
かつ車両ボディに取付けられる断面略U字形のトリム部
とからなるウエザストリップであって、サンドイッチ成
形法によって、前記トリム部が一定の硬度を有して全体
の形状保持可能で射出成形可能な樹脂材よりなるコア層
その外面全体を覆い前記コア層よりも軟質でシール
可能な樹脂材よりなる表皮層とから形成され、前記シー
ル部が実質的に前記軟質な樹脂材のみによって形成さ
れ、かつ前記トリム部の表皮層と一体に形成されている
ウエザストリップをその要旨としている。
【0006】
【作用】上記構成により、トリム部が一定の硬度を有す
るコア層を有しているため、ウエザストリップ全体の形
状保持が可能となるとともに、車両ボディに容易に取付
けることができ、さらに、取付後においてもトリム部の
取付安定性に優れる。また、ガラスの外周部が装着され
る取付凹部を備えたシール部は、実質的に軟質な樹脂材
のみによって形成されているので、シール部を引き延ば
しながらこのシール部にガラスを容易に装着することが
できる。さらに、サンドイッチ成形法によってシール部
及びコア層と表皮層とからなるトリム部が一体に成形さ
れるので、製造コストを低減させることができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明をリヤクォータウインド用ウエ
ザストリップに具体化した実施例について図1〜9に従
って説明する。図4に示すように、自動車の後部ドア2
上部に取付けられたドアウインドガラス3の後方には、
開閉不能に形成された三角形状のリヤクォータウインド
4が取付けられている。図1に示すように、このリヤク
ォータウインド4はリヤクォータウインドガラス7と、
その外周部に装着されたウエザストリップ1とからなっ
ている。このウエザストリップ1は、全体に三角環状を
なすシール部5と、シール部5と一体に形成され、車
両ボディ8に沿うトリム部6とからなっている。なお
環状のシール部5のうち、三角形の一辺を構成する左側
の上下に延びる部分にはトリム部6がなく、シール部5
のみで構成されている。そして、トリム部6は車両ボデ
ィ8に取付け固定されるようになっている。
【0008】図2は図1のA−A線断面図であって、シ
ール部5とトリム部6を示す断面図である。同図に示す
ように、この部分は断面ほぼ横S字状に一体形成され、
図中左側の断面ほぼ逆U字状に形成された部分は上述の
シール部5に相当し、右側の断面ほぼU字状に形成され
た部分は前記トリム部6である。このシール部5の下方
へ開口した取付凹部9にはリヤクォータウインドガラス
7が装着されるようになっている。また、トリム部6の
上方へ開口した取付溝12は車両ボディ8に取付けられ
るようになっている。
【0009】同トリム部6は、表皮層13と、同表皮層
13内底部に埋設された湾曲形状を有するコア層14と
から構成されている。コア層14は一定の硬度を有して
全体の形状保持可能で射出成形可能な樹脂材から形成さ
れ、表皮層13はコア層14の外面全体を覆いコア層1
4よりも軟質でシール可能な樹脂材、例えば軟質塩化ビ
ニル樹脂(以下軟質PVCという)により形成され、柔
軟性を有している。なお、前記コア層14は前記表皮層
13を形成する軟質PVCよりも硬度の高い軟質PVC
で形成されている。また、このコア層14を形成する樹
脂としては、ABS樹脂等を使用することもできる。な
お、前記トリム部6の取付溝12内には複数の取付リブ
15が所定間隔をおいて突出形成され、車両ボディ8へ
の取付けを確実にできるようになっている。
【0010】図3は図1のB−B線断面図であって、シ
ール部5を示す断面図である。同図に示すように、前記
シール部5は断面ほぼ逆Ω状をなし、図中上方へ開口し
た取付凹部9にはリヤクォータウインドガラス7が装着
されるようになっている。下方へ開口した2つの凹部1
0,11は、車両ボディ8に支持されるようになってい
る。このシール部5は前記表皮層13を形成する樹脂と
同じ軟質PVCのみから形成されている。従って、軟ら
かい環状のシール部5の一部を広げるようにして引き延
ばしながら前記環状の取付凹部9にリヤクォータウイン
ドガラス7を装着することにより、このシール部5にリ
ヤクォータウインドガラス7を容易に装着することがで
きる。
【0011】上記のように構成されたリヤクォータウイ
ンド用ウエザストリップ1は、トリム部6内底部に一定
の硬度を有するコア層14が埋設されているため、トリ
ム部6が剛性を有し、一定の形状保持性を有することが
できるとともに、ウエザストリップ1全体が三角形の平
面形状を保持することが可能となる。そして、このトリ
ム部6が一定の硬さを有しているので、その取付溝12
を車両ボディ8に容易に取付けることができ、取付作業
性に優れている。その結果、ウエザストリップ1が車両
ボディ8に確実に取付固定される。そして、リヤクォー
タウインドガラス7が装着されたシール部5は、雨水等
に対して良好なシール性を発揮する。
【0012】次に、リヤクォータウインド用ウエザスト
リップ1のサンドイッチ成形法による製造方法について
説明する。図5に示すように、図中下側の固定型16と
上側の可動型17によってトリム部6及びシール部5を
形成するキャビティ18が設けられている。同キャビテ
ィ18の一端(図中右上端部)には樹脂を射出するため
のゲート19が開口している。また、図6に示すよう
に、図中上側の固定型16と下側の可動型17によって
シール部5を形成するキャビティ18が設けられてい
る。なお、本製造方法に用いる金型は一対の固定型16
と可動型17からなり、図5、図6に示したものは同じ
金型のそれぞれ別部位を示したものである。
【0013】次に、前記ゲート19にまず、表皮層13
を形成するための溶融した軟質PVCを射出する。次い
で、図7に示すように、コア層14を形成するための溶
融した所定の硬度を有する軟質PVCを射出した後、再
度前記表皮層13を形成する軟質PVCを射出する。こ
のような軟質PVCを射出する順序と射出量等を調整す
ることにより、先に射出された軟質PVCは、後から射
出された所定の硬度を有する軟質PVCに押圧されてキ
ャビティ18内の外周側を流動する。そして、図8に示
すように、シール部5は連続的に軟質PVCのみで形成
され表皮層13のみの単層構造であり、トリム部6はそ
の内底部に所定の硬度を有する軟質PVCが埋設された
コア層14と表皮層13の複層構造に形成される。
【0014】なお、シール部5の部分には、所定の硬度
を有する軟質PVCは至らず、軟質PVCのみが流動す
る。従って、図9に示すように、この部分は前記表皮層
13を構成する軟質PVCのみで形成される。このよう
にしてトリム部6とシール部5が一体形成された所望の
リヤクォータウインド用ウエザストリップ1が成形され
る。
【0015】この製造方法によれば、シール部5が軟質
材のみで形成され、トリム部6が軟質材内に硬質材が内
包された構造のウエザストリップ1が容易に製造され
る。この硬質材は金属インサートを用いるよりも、上記
のようなサンドイッチ成形法によって同時に成形される
コア層14とする方が成形性も良く、製造コストを低減
させることができる。
【0016】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば以下のように構成することもできる。 (1)図10に示すように、トリム部6内のコア層14
を前記実施例よりも長くし、U字状に形成するようにし
てもよい。これによって、ウエザストリップ1の形状保
持性を向上させることができる上に、車両ボディ8への
取付作業性も向上させることができる。 (2)図11に示すように、トリム部6内のコア層14
を内底部のみに形成してもよい。また、図12に示すよ
うに、コア層14をトリム部6内の両側部に分割して形
成してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明のウエザストリップは、トリム部
が一定の硬度を有して全体の形状保持可能で射出成形可
能な樹脂材よりなるコア層を有しているので、ウエザス
トリップ全体の形状保持が可能となるとともに、車両ボ
ディに容易に取付けることができ、さらに、取付後にお
いても優れたトリム部の取付安定性を得ることができ
る。また、ガラスの外周部が装着される取付凹部を備え
たシール部は、実質的に軟質な樹脂材のみによって形成
されているので、シール部を引き延ばしながらこのシー
ル部にガラスを容易に装着することができ、シール部に
ガラスを取付ける際の取付作業性に優れている。さら
に、サンドイッチ成形法によってシール部及びコア層と
表皮層とからなる断面略U字形のトリム部が一体に成形
されるので、製造コストを低減することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すリヤクォータウインド用
ウエザストリップの斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】自動車の後部側面を示す側面図である。
【図5】トリム部及びシール部を成形するためのキャビ
ティを有する金型を示す断面図である。
【図6】シール部を成形するためのキャビティを有する
金型を示す断面図である。
【図7】キャビティ内に軟質材、次いで硬質材を射出し
た状態を示す金型の断面図である。
【図8】トリム部及びシール部を成形後の金型を示す断
面図である。
【図9】シール部を成形後の金型を示す断面図である。
【図10】本発明の別例を示すトリム部及びシール部の
断面図である。
【図11】本発明の別例を示すトリム部及びシール部の
断面図である。
【図12】本発明の別例を示すトリム部及びシール部の
断面図である。
【符号の説明】
1…ウエザストリップとしてのリヤウインド用ウエザス
トリップ、5…シール部、6…トリム部、7…ガラスと
してのリヤクォータウインドガラス、8…車両ボディ、
13…表皮層、14…コア層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 貴彦 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭61−218455(JP,A) 実開 平2−143320(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 10/02 B60R 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス(7)の外周部装着される取付
    凹部(9)を備えたシール部(5)と、同シール部
    (5)と一体的に形成され、かつ車両ボディ(8)に取
    付けられる断面略U字形のトリム部(6)とからなるウ
    エザストリップ(1)であって、サンドイッチ成形法に
    よって、前記トリム部(6)が一定の硬度を有して全体
    の形状保持可能で射出成形可能な樹脂材よりなるコア層
    (14)とその外面全体を覆い前記コア層(14)よ
    りも軟質でシール可能な樹脂材よりなる表皮層(13)
    とから形成され、前記シール部(5)が実質的に前記軟
    質な樹脂材のみによって形成され、かつ前記トリム部
    (6)の表皮層(13)と一体に形成されていることを
    特徴とするウエザストリップ。
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