JPH0478746B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0478746B2
JPH0478746B2 JP63144537A JP14453788A JPH0478746B2 JP H0478746 B2 JPH0478746 B2 JP H0478746B2 JP 63144537 A JP63144537 A JP 63144537A JP 14453788 A JP14453788 A JP 14453788A JP H0478746 B2 JPH0478746 B2 JP H0478746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
cutting
workpiece
processing
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63144537A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0261171A (ja
Inventor
Mitsuo Fujisawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP14453788A priority Critical patent/JPH0261171A/ja
Publication of JPH0261171A publication Critical patent/JPH0261171A/ja
Publication of JPH0478746B2 publication Critical patent/JPH0478746B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱溶融性繊維よりなる織布或は不織
布の被加工材を、衣料類その他全般的な布製品に
必要な形状及び大きさに超音波加工する布素材の
製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来より、化学繊維よりなる織布或は不織布
を、衣料類その他全般的な布製品に必要な形状及
び大きさに裁断する手工具として、特公昭30−
3644号公報により知られているものが用いられて
いた。
この手工具を、第5図に示した符号を用いて簡
単に説明すると、把手35を有し先端の回転刃物
36に接触する粕取片37を装着した鏝状箱体3
8内に熱盤39を対向に設け、この熱盤39間に
回転刃物36を軸架して加熱し被加工材を溶融す
ることによつて裁断するようにしたものである。
ところが、この手工具による裁断の際には、被
加工材を溶融することによつて裁断を行うのでは
あるが、電熱を利用して溶融するために、その溶
融度合を調節することが非常に困難であり、溶融
不足或は過度の溶融による被加工材の焼粕の回転
刃先への付着のために、裁断切れ味が悪くなると
いう問題があつた。また、その裁断切口は、溶融
不足によるほつれ或は過度の溶融による焼粕の付
着があり、しかも、手工具であるがために不揃い
であり、きわめて不体裁なものであつた。さら
に、その裁断切口の形状は、直線或は単純な曲線
に限られており、全く装飾性に乏しいものであつ
た。
一方、電熱を利用する前記手工具とは異なり、
超音波発信器を利用して被加工材を溶融すること
により裁断を行う装置が、特開昭51−70393号公
報及び実開昭59−181897号公報により知られてい
る。また、手工具によらず裁断装置に装着した加
工ロールにより裁断を行う方法及び装置が実公昭
52−27995号公報及び実公昭58−39838号公報によ
り知られている。そして、これらの方法及び装置
によれば、超音波発信器を利用することにより、
被加工材の溶融度合を容易に調節することが可能
となるため、被加工材を良好な溶融状態で裁断す
ることができ、また、加工ロールを用いることに
より、その裁断切口を整然とすることができるの
である。
しかしながら、これらの方法及び装置によつて
裁断した布素材にあつては、その裁断切口の形状
が直線或はジグザクに限られており、非常に装飾
性に欠けたものとなるのである。
他方、対のパンチ・ダイを利用してパンチング
により貫通模様を形成している紙レースとして、
意匠登録第135842号公報に示された物品がある。
この物品を製作する装置にあつては、そのパン
チ・ダイの特に穿孔に要する多数のパンチ・ダイ
が目詰まりを起こし易いため、穿孔される孔径及
び孔形状に変形を来たし均一な模様を形成するこ
とができず、また、使い捨てであるため非常に不
経済なものであり、しかも、被加工材が紙である
ところから布製品には使用することができなく、
用途が極めて限られたものである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、以上の従来技術の問題を解決すべく
なされたものであり、その解決しようとする課題
は、熱溶融性繊維よりなる被加工材を所望の形状
及び大きさに裁断した裁断切口にほつれ防止加工
を施すと同時に、裁断切口の形状を装飾性豊かな
ものとする布素材の製造方法とすることである。
そして、本発明の目的は、熱溶融性繊維よりな
る被加工材を所望の形状及び大きさに裁断した裁
断切口にほつれ防止加工が施されており、その裁
断切口の形状が装飾性豊かな布素材を確実且つ能
率良く製造する布素材の製造方法を提供すること
である。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために本発明の採つた手
段は、 「熱溶融性繊維よりなる織布或は不織布の被加
工材を布製品に必要な形状及び大きさに超音波加
工する布素材の製造方法であつて、 周面に無端状の曲線突条を有する加工ロールに
より前記被加工材を裁断するよう超音波溶融して
裁断切口を形成すると同時に、前記加工ロールの
曲線突条の一側又は両側に設けられた点状突起群
及び模様状突起群により被加工材を貫通するよう
超音波溶融して模様状切口を形成する」ところに
特徴を有する。
(作用) 本発明の布素材の製造方法によれば、熱溶融性
繊維よりなる織布或は不織布の被加工材は、加工
ロールの曲線突条により超音波溶融されて裁断さ
れ裁断切口が形成されると同時に、点状突起群及
び模様状突起群により被加工材が超音波溶融して
貫通し模様状切口が形成される。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を、図面の符号を用い
て詳細に説明する。
第1図に加工装置200が示してあり、第2図
に加工装置200の加工ロール1が示してある。
加工ロール1には、その円周の表面に波状の曲
線が無端状に突出した曲線突条2が設けてあり、
この曲線突条2の一側に沿つて点状に突出した点
状突起3及び花弁模様状に突出した模様状突起4
が設けてある。そして、曲線突条2、点の配列に
よる点状突起3群及び模様の配列による模様状突
起4群は、模様状裁断刃先5を構成している。
また、加工ロール1は、超音波発信器100を
備えた布素材の加工装置200に取り替え自在で
あり、超音波発信器100と協動することにより
被加工材10を溶融する。そして、加工ロール1
の回転により被加工材10を連続的に溶融するこ
とによつて、裁断することができるのである。
つぎに、加工装置200により加工ロール1を
使用して被加工材10を裁断する方法を第3図に
示す。この被加工材10は、熱溶融性繊維よりな
る織布或は不織布であり、衣料類その他全般的な
布製品に必要な形状及び大きさに裁断されて布素
材11となるものである。
まず、布素材11に必要な形状及び大きさに裁
断できるよう、予め被加工材10に裁断線Bを施
しておく。そして、所望の模様状裁断刃先5を有
する加工ロール1を取り付けた加工装置200
に、加工ロール1の曲線突条2と予め施した裁断
線Bとが一致するように被加工材10を送入す
る。すると、被加工材10は、曲線突条2によつ
て裁断線Bに沿つて連続的に裁断されると同時
に、その裁断切口12の近傍に、模様状切口13
が規則的に形成される。この際、裁断切口12及
び模様状切口13は、被加工材10を溶融して薄
膜状のほつれ止めで覆われる。つまり裁断切口1
2及び模様状切口13は、ほつれ止め処理がほど
こされたものとなるのである。ここで、被加工材
10が特質、風あい、布厚等による場合は、合成
樹脂フイルム(図示しない)を被加工材10の一
面又は両面に重ね合わせて裁断すると、切口を鮮
明にして模様を美しく表現することができる。ま
た、被加工材10の一面又は両面に、金、銀その
他有色の箔(図示しない)を重ねて裁断すること
により、金、銀その他有色の裁断切口12及び模
様状切口13を形成することもできる。
一方、図4には、別の模様状裁断刃先5を設け
た加工ロール1が示してある。この加工ロール1
においての模様状裁断刃先5は、波形の曲線突条
2と点状突起3とにより構成されているが、曲線
突条2の形状は、直線、ジグザグ又は波形以外の
曲線等のような形状でもよく、また、点状突起3
の他の幾何学模様、花弁模様等のどのような模様
状突起4が含まれていてもよい。また、曲線突条
2の両側に、点状突起3及び模様状突起4を設け
てもよく、この場合には、裁断した被加工材10
の裁断切口12の両側に模様状切口13を形成す
ることができる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明によれ
ば、次の効果を得ることができる。
(1) 被加工材を所望な形状及び大きさに裁断した
とき、裁断切口の近傍に模様が形成されるの
で、装飾性が豊かになる。
(2) 裁断切口及び模様状切口に、被加工材が溶融
したほつれ止めが形成されるので、ほつれにく
くなる。
(3) 曲線突条、点状突起群及び模様状突起群を設
けた加工ロールにより裁断と同時に模様を形成
することができるので、確実かつ能率良く製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用される布素材の加工装
置の一実施例を示す側面図である。第2図は、本
発明に使用される加工ロールの一実施例を示す図
であり、イは加工ロールの平面図、ロは同側面
図、ハはイにおける鎖線D内の部分拡大図、ニは
ハにおけるC−C線の部分拡大断面図である。第
3図は、第2図に示された加工ロールを使用して
裁断を行つた被加工材の平面図である。第4図
は、本発明に使用される加工ロールの別の実施例
を示す平面図である。第5図は、従来技術の説明
図である。 符号の説明、1……加工ロール、2……曲線突
条、3……点状突起、4……模様状突起、5……
模様状裁断刃先、10……被加工材、11……布
素材、12……裁断切口、13……模様状切口、
100……超音波発信器、200……加工装置2
00、B……裁断線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱溶融性繊維よりなる織布或は不織布の被加
    工材を布製品に必要な形状及び大きさに超音波加
    工する布素材の製造方法であつて、 周面に無端状の曲線突状を有する加工ロールに
    より前記被加工材を裁断するよう超音波溶融して
    裁断切口を形成すると同時に、前記加工ロールの
    曲線突条の一側又は両側に設けられた点状突起群
    及び模様状突起群により被加工材を貫通するよう
    超音波溶融して模様状切口を形成することを特徴
    とする布素材の製造方法。
JP14453788A 1988-06-10 1988-06-10 布素材に於ける縁飾り切口の構造とその加工装置 Granted JPH0261171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14453788A JPH0261171A (ja) 1988-06-10 1988-06-10 布素材に於ける縁飾り切口の構造とその加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14453788A JPH0261171A (ja) 1988-06-10 1988-06-10 布素材に於ける縁飾り切口の構造とその加工装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5140585A Division JPS6241373A (ja) 1985-03-14 1985-03-14 布素材に於ける縁飾り加工方法、同装置及び縁飾り切口の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0261171A JPH0261171A (ja) 1990-03-01
JPH0478746B2 true JPH0478746B2 (ja) 1992-12-14

Family

ID=15364614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14453788A Granted JPH0261171A (ja) 1988-06-10 1988-06-10 布素材に於ける縁飾り切口の構造とその加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0261171A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09191917A (ja) * 1996-01-19 1997-07-29 Mitsuo Fujisawa メガネ拭きクロス
JP4032270B2 (ja) 1998-09-18 2008-01-16 大豊工業株式会社 シリンダヘッドガスケット
WO2006090677A1 (ja) * 2005-02-25 2006-08-31 Seft Development Laboratory Co., Ltd. 空調衣服、及び空調衣服におけるファン取付用孔の形成方法
CN103541209A (zh) * 2013-10-29 2014-01-29 苏州美山子制衣有限公司 超音波自动退屑镂空模

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5170393A (en) * 1974-12-11 1976-06-17 Toray Industries Fuhakuno yojusetsudanhoho
JPS5227995U (ja) * 1975-08-18 1977-02-26
JPS5839838B2 (ja) * 1979-05-23 1983-09-01 ザ ダウ ケミカル カンパニ− ホスホニウムフエノキシドおよび隣位エポキシド含有化合物と多価フエノ−ルとの反応用触媒

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5839838U (ja) * 1981-07-17 1983-03-16 株式会社サカン 合成繊維製ベルトの加工装置
JPS59181897U (ja) * 1983-05-23 1984-12-04 藤沢 光男 繊維テ−プの連続裁断装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5170393A (en) * 1974-12-11 1976-06-17 Toray Industries Fuhakuno yojusetsudanhoho
JPS5227995U (ja) * 1975-08-18 1977-02-26
JPS5839838B2 (ja) * 1979-05-23 1983-09-01 ザ ダウ ケミカル カンパニ− ホスホニウムフエノキシドおよび隣位エポキシド含有化合物と多価フエノ−ルとの反応用触媒

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0261171A (ja) 1990-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4820568B2 (ja) ベルクロファスナ、特にオムツファスナのための複合材要素
EP1201175B1 (en) Process for making a disposable wipe-out sheet
KR0135961B1 (ko) 풀림이 없는 천연직물
EP1249182B1 (de) Mehrlagiges Produkt
JPH0478746B2 (ja)
EP0345730B1 (de) Wasserdichter, wasserdampfdurchlässiger Einsatz für Bekleidungsstücke
JPH0959866A (ja) 布帛の切断方法及び切断された布帛
JPH03111198A (ja) 吸収性物品用の有孔シートの製造方法及びその装置
CZ286100B6 (cs) Zařízení pro děrování pásů náplastí
JPS6241373A (ja) 布素材に於ける縁飾り加工方法、同装置及び縁飾り切口の構造
JPH04132786A (ja) セパレータ付きシート状接着剤の加工方法
KR870000814B1 (ko) 화학섬유의 직포 소재에서의 풀림방지 방법과 장치 및 풀림방지를 실시한 직포소재
JPH033596Y2 (ja)
JPH06280174A (ja) 布 帛
DE1629155A1 (de) Presse zum Embossieren und Perforieren von flexiblen Materialien
JPH0633352A (ja) 布 帛
JPH0791762B2 (ja) 孔あき不織布の製造方法
JPS6336393B2 (ja)
JP3018138U (ja) 熱可塑性合成樹脂を主体とする合成繊維布
JPS63196766A (ja) 模様形成方法
JPS60159034A (ja) エンブレムマ−クの製造方法
JP2001140122A (ja) シンプルエプロンや雨カッパや前かけなどの製造方法及びその装置
JP3080428U (ja) レーザー光線を照射して所望の形状のマークを裁断するのに裁断縁に焼け焦げができるのを阻止することができる熱圧着型マーク用生地
JPH0314667A (ja) 起毛をもつ不織布の製造方法
JPH02264056A (ja) 立体模様を有する布素材とその製造方法