JPH03111198A - 吸収性物品用の有孔シートの製造方法及びその装置 - Google Patents

吸収性物品用の有孔シートの製造方法及びその装置

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JPH03111198A
JPH03111198A JP1248524A JP24852489A JPH03111198A JP H03111198 A JPH03111198 A JP H03111198A JP 1248524 A JP1248524 A JP 1248524A JP 24852489 A JP24852489 A JP 24852489A JP H03111198 A JPH03111198 A JP H03111198A
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sheet
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Masayuki Toda
正行 遠田
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礒本 正芳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、衛生用ナプキン、オムツ等の如く肌に直接接
触する最表面材の性能と風合いを維持しつつ、吸収され
た血液や尿を装着中に表面に流出させない有孔シートの
製造方法及びその装置に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
衛生用ナプキン、オムツ等の構成素材のうち肌に直接接
触する表面材は、乾式または湿式法により化学繊維や天
然繊維を交絡させた、いわゆる不織布を主として使用し
ていたが、最近、特公昭57−17081号公報、特開
昭6(1−68928号公報等に開示された如くプラス
チックフィルムの表面に開孔部を設け、この開孔部を通
して血液や尿を吸収させる方法が採用されつつある。
しかしながら、従来の不織布の如き繊維の集合体の場合
には、繊維間に形成された空間に吸収された血液、尿が
残留し、装着時に圧縮作用を受けると、空間に残った血
液等が表面に浸出して肌への付着、べたつき感等の不快
感を与えることがある。その点、上記プラスチックフィ
ルムの場合には、素材そのものに空間がないことから上
述の如き現象に対しては良好であるが、開孔部をフィル
ムの表面に対して垂直方向に穿設しであるために、吸収
された血液、尿は容易に表面に浸出してくる等の問題が
あり、素材としての利点を充分に活用していない憾みが
ある。またその部分は、開孔部を介して吸収された血液
、尿を直接視覚的に認めることになり、好ましいことと
は言い難いものであった。特開昭60−259260号
公報に開示されている吸収物品は、シーI・に多数の凹
部が形成され、該凹部は、その開口面を基準にして少な
くとも直角を形成するように設けられた壁部を有してお
り且つ該壁部に開孔部が設けられたものである。即ち、
上部凹部の相対向する一対の壁部は、垂直に形成されて
いるかまたは該凹部の開口面よりも底面の方が広くなる
ように傾斜して形成されている。従って、このような壁
部に開孔部が設けられた」1記吸収物品(シート)を製
造することは技術的に非常に困難な上、このようなシー
トを生理用ナプキン等の素材として用いると、装着時に
体圧がかかると開孔部がシートの裏側に隠れ、開口部が
閉鎖された状態になって、血液が吸収体にスムーズに移
行しない広れを生じる等の問題があった。特に、生理用
ナプキンについては、ウェットバック、カバーリング性
等による評価方法が採られているが、上記公報に記載の
シートを用いた生理用ナプキンであっても上記理由から
必ずしも良好な評価は得られていない。
従って、本発明は、吸収性能を維持しつつ、ウェットハ
ックやカバーリング性を改善した有孔シート、特に生理
用ナプキンに好適な有孔シートの製造方法及びその装置
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段] 本発明は、四角錐台形状の多数の凸部を有する第1の押
し型と、該第1の押し型に嵌合する逆回角錐台形状の多
数の凹部を有する第2の押し型との間にシートを介在さ
せて両押し型を嵌合させることにより、上記シートに上
記凹部と相似形状で且つ相対向する一対の側壁にそれぞ
れ孔部を有する多数の凹陥部を形成することを特徴とす
る有孔シートの製造方法を提供することによって上記目
的を達成したものである。
また、上記載1の押し型及び第2の押し型をそれぞれ互
いに回転可能に噛み合う第1ロール及び第2ロールにす
ることによってより好適な有孔シートの製造方法を提供
するものである。
また、本発明方法を実施する際に好適な装置として、シ
ートを介して互いに回転可能に噛み合う第1ロールと第
2ロールとからなり、」二記載1ロールの表面にはそれ
ぞれ頂面、底面及びこれら両者を連絡する4壁面を連設
した四角錐台形状の凸部が多数形成され、また、上記第
2ロールの表面にはそれぞれ開口頂面、底面及びこれら
両者を連絡する4壁面を連設した逆回角錐台形状の凹部
が多数形成され、上記両ロールは、それらの凸凹部が噛
み合う際、両ロール間に介在するシートに、」1記凹部
と相似形状で且つ相対向する一対の側壁にそれぞれ孔部
を有する多数の凹陥部を形成するようになしてあること
を特徴とする有孔シートの製造装置を併せて提供するも
のである。
〔作用〕
本発明の有孔シー1−の製造方法及びその装置によれば
、シートが第1の押し型(第1ロール)と該第1の押し
型(第1ロール)に噛み合う第2の押し型(第2ロール
)との間を通過する間に、該シートに、複数の凹陥部を
縦横に設は且つ凹陥部の相対向する一対の側壁にそれぞ
れ孔部を設けることができ、その結果目的とする有孔シ
ートを製造することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を第1図乃至第7図を参照しながら説明す
る。尚、各図中、第1図は本発明の有孔シートの製造方
法を実施する際に好適に用いられる本発明の有孔シート
の製造装置の一実施例の概要を示す構成図、第2図は第
1図の装置に適用される第1ロールを示す斜視図、第3
図は第1図の装置における第1ロールと第2ロールとが
噛み合った状態の凸部と凹部との関係を拡大して示す部
分断面図、第4図は第1図の装置に適用される第2ロー
ルを示す斜視図、第5図は第1図の装置におりる第1ロ
ールと第2ロールとが噛み合った状態の要部を示す部分
断面図、第6図は第1図の装置に適用される第1ロール
の別の例を示す斜視図、第7図は第1ロールの別の例を
通用した第3図に相当する部分断面図である。
まず、本発明の有孔シートの製造方法に好適に用いられ
る本発明の有孔シートの製造装置の一実施例を第1図乃
至第5図を参照しながら説明する。
本実施例装置は、第1図に示す如く、第1の押し型及び
第2の押し型としてそれぞれ第1ロール及び第2ロール
が用いられたもので、ロールユニット10からシート2
0を供給すると、シート20に位置規制装置30を通過
してシート20に横振れのない状態でロールユニット4
0に供給すれ、ロールユニット40をシー)・20が通
過するとシート20には後述する孔部を有する凹陥部が
多数形成され、ロールユニッI・40の下流側にある位
置規制装置50を経由して次工程へと供給されるように
構成されている。尚、60はロールユニット40を構成
するロール41.42に加圧力をイ]与する加圧装置で
ある。
而して、」1記有孔シートを作るロールユニット40を
構成する第1、第2ロール41.42について第2図乃
至第5図を参照しつつ詳述すると、ロールユニット40
に配設された第1ロール41は、第2図に斜視図として
示す如く、第1ロール41の周方向には複列の凸部4+
aがそれぞれ所定間隔をもって形成されており、該凸部
41aは頂面41b、底面41c及びこれら両者を連絡
する4つの壁面41dが連設されて形成されている。
しかも、該凸部41aは、第2図から明らがなように、
周方向及び軸方向にそれぞれ所定間隔をもって規則正し
く配列され、且つ四角錐台形状に形成されている。即ち
、該凸部41aを形成する相対向する一対の壁面(ロー
ルの回転軸に平行な壁面)41d、41dは、それらの
頂面41bにおける間隔よりもそれらの基部における間
隔が大きくなるようにそれぞれ傾斜している。また、他
の相対向する一対の壁面はそれぞれ垂直に形成されてい
る。
また、第2ロール42は、第4図に斜視図として示す如
く、その表面には第1ロール41の凸部41aを受は入
れる凹部42aが形成されており、該凹部42aは開口
頂面、底面42c及びこれら両者を連絡する4つの壁面
42dが連設されて形成されている。また、該凹部42
aは、第4図から明らかなように、周方向及び軸方向に
それぞれ所定間隔をもって規則正しく配列され、且つ逆
四角錐台形杖に形成されている。即ち、該凹部42aを
形成する相対向する一対の壁面(ロールの回転軸に平行
な壁面)42d、42dは開口頂面の幅寸法よりも底面
42cの幅寸法が小さくなるよう番こそれぞれ傾斜して
いる。また、他の相対向する一対の壁面はそれぞれ垂直
に形成されている。
而して、両ロール41.42は、第3図からも明らかな
ように、両ロール41.42の回転ニ伴って第1ロール
41の凸部41aが第2ロール42の凹部42a内に嵌
入して両ロール41.42が噛み合うように形成されて
いる。尚、一対の壁面42d、42dは凹部42aの開
口頂面に対して45″以上であることが好ましい。
そして凹部42aの両壁面42d、42d間の幅寸法は
前述の如く第1ロールの凸部41aの頂面41bの幅寸
法よりも大きく形成されており、また、第1ロールの凸
部41aが第2ロールの凹部42aに噛み合う際、上記
凸部41の頂面41b両側、つまり頂面41bの縁をな
す肩部41eと凹部42の壁面42dの上端部間に僅か
な隙間δ1を形成し、凸部41aが凹部42aに嵌入す
るにつれて肩部41eと壁面42dの上端部に介在する
シート20に剪断力を付与するようになされている。
而して、第1ロール41がシート20を介して第2ロー
ル42に噛み合う状態では、第1ロール41の凸部41
aが第2ロール42の凹部42aに第3図の如く嵌入す
る際、凸部41aの頂面41bと凹部42aの壁面42
(1の」1端部間に僅かな隙間δ1を形成し、この状態
で前述した加圧装置60によって更に押圧力が付与され
ると、上記凸部41aの肩部41e、4]eと凹部42
の両壁面42d、42dの」二端部によってシート20
に剪断力がイ」与されて一対の切断線(図示せず)が1 形成される。この際、シート20は凸部4.1 aと共
に凹部42a内に押し込まれた状態にあり、シート20
の表面に凹陥部を形成しようとする。切断線が形成され
た状態下で両ロール4J、42の回転に伴い押圧力が更
に付与されると、」1記凸部41aは凹部42a内に進
入し、シート20に該凹部42aと相似形状の凹陥部が
形成される。この際、上記切断線はシー1−20の塑性
変形に伴いそれぞれの側壁に前述の一対の孔部を形成す
る一方、凸部41aの頂面41bの他方の両肩部41g
、41g(第2図参照)と凹部42aの他方の両壁面4
2e、42eとで、シート20の非切断部は凹部42a
内への凸部41aの進入につれて塑性変形されて伸ばさ
れ両側壁を形成し、結果的に、凹陥部の相対向する側壁
に一対の孔部を有する有孔シート20が成形されること
になる。このようにして形成された有孔シート20の凹
陥部は、上記凹部42aの形状に則して形成されたもの
で、孔部を有する両側壁は、それらの開口頂面におI′
Jる間隔の方が底面におりる間隔よりも広くなるよ2 うに傾斜したものである。更に、上記凸部41aの上記
凹部42aに対する進入時に、第5図に示す如く、上記
凸部41aの底面41cと上記凹部42aの頂面42b
とで歯車の如く噛み合うと共に、両ロール41.42の
回転方向におけるシート20の表面を上記底面41cと
上記頂面42bとで傷付けない程度にはさみ込みながら
前記孔部を有する傾斜した側壁と孔部のない側壁とが形
成される。
上述の如く第1ロール41の凸部41aが第2ロール4
2の凹部42aに噛み合う際、剪断力確保の点から噛み
合い時に形成される上記凸部41aの壁面41dの肩部
41eと上記凹部42aの壁面42dの上端部との間に
形成される隙間δは、シート20の厚さにもよるが、通
常0.001mm〜0.005mmが好ましい。また、
上記凸部41aと凹部42aとでシート20を塑性変形
させて側壁を形成させる部位、即ち、上記凸部41 a
の他方の壁面41[と上記凹部/+2aの他方の壁面4
2eとの間隔δ2(図示せず)はシート20に剪断力を
与える必要がないため、上記隙間δ、よりも充分に大き
くとることが好ましく、具体的には、0.1.mm〜0
.3mmが好ましい。
また、上記凸部41aの剪断力をイ」与する肩部41e
の長さは0.3mm〜1.5価が好ましく、他方の肩部
/I1gの長さは0.3 mm 〜0.8 mmが好ま
しい。
また、」1記凸部41aの高さは1.、 Omm 〜2
.0 mmが好ましい。また、隣接する凸部41への基
部間は、軸方向において1.0〜3.0 mmで、周方
向において1.0〜2.0 mmとするのが好ましい。
該凸部41. aの大きさは、後述する他の実施例に用
いられる第1o−ル141の凸部141aについても同
様に適用することができる。
また、上記凹陥部における一対の孔部の孔部間の間隔が
好ましくは2mm以内、更に好ましくは0゜3mm〜1
.5 mmの範囲の凹陥部が形成されるように凸部41
 aを形成しであることが好ましい。
従って、本実施例装置を用いた本発明方法によれば、ロ
ールユニント10からシーI・20を供給すると、シー
[−20は位置規制装置3oを通過してシート20の横
振れをなくした状態でロールユニット40に供給されて
ロールユニット40を通過する間にシート20には第2
ロール42の凹部42aと相似形状を呈する凹陥部が多
数形成される。該凹陥部は、互いに対向する側壁が底面
側はど接近するように傾斜した逆回角錐台形状として形
成されるが、この際、シート20の進行方向に直交する
凹陥部に形成された一対の側壁は望外変形時に孔部を有
する状態でそれぞれ形成され、また凹陥部の進行方向に
形成された一対の側壁は塑性変形時にフィルム20が伸
びて孔部のない状態でそれぞれ形成される。このように
凹陥部が一対の側壁に孔部をそれぞれ有することから、
このシート20を生理用ナプキン、オムツ等の吸収性物
品の表面材として用いると、凹陥部の各孔部を介して吸
収された血液、尿等が外部から視覚的に直接的に見えず
、また、側壁に孔部を形成するこきから、装着時の加圧
によって凹凸部が容易に変形し、自ずと側壁の孔部が僅
かな細隙を残す程度まで潰されて、吸収された血液、尿
が表面に浸出す5 るのを抑制することができる。
尚、両ロール41.42の各凸部41a、凹部42aの
配列状態は上記実施例に限定されるものでなく、凸部4
1aと凹部42aが噛み合う状態に配列されておればよ
い。
また、互いに噛み合う一対の凸部41a、凹部42aま
たは両方に熱や超音波等のエネルギーを付与し、熱可溶
性素材であるシー]・20に機械的開孔とともに溶融に
よる開孔を付加するようにしてもよい。
次に、本発明の他の実施例を第6図及び第7図を参照し
ながら説明する。尚、本実施例装置は、上記実施例にお
ける第1ロール41に代えてその凸部の形状を異にした
第6図に示す第1ロール141が用いられたものである
ため、ここでは第1ロールの構成及びその作用を中心に
説明する。
本実施例装置におけるロールユニット40を構成する第
1、第2ロール14】、142は、第6図、第7図に示
す如く構成されている。
即し、ロールユニ・ノド40に配設された第106 −ル141は、第6図に斜視図で示す如く、第1ロール
141の周方向には複列の凸部141aがそれぞれ所定
間隔をもって形成されており、該凸部141aは頂面1
41b、基部の底面及び両者を連絡する4つの壁面14
1dが連設されて形成され、且つ、同図から明らかなよ
うに周方向及び軸方向にそれぞれ所定間隔をもって規則
正しく配列されている。そして本実施例では更に頂面1
41aの軸方向中央に溝1410が形成されている点に
特徴を有し、その他は前記実施例の第1ロール41に準
じて形成されている。
また、第2ロールI42は、第1ロール141の如く斜
視図として示してないが両ロール141.142の関係
の断面を拡大して示した第7図からも明らかなように、
両ロール141.142の回転に伴って第1ロール14
1の凸部141aが嵌入して両ロール141.142が
歯車の如く噛み合う凹部142aが形成されている。該
凹部142aは、開口頂面、底面142c及びこれら両
者を連絡する4つの壁面142dが連設されて形成され
ている。更に該凹部142aを形成する両壁面142d
、142dは凹部142aの開口頂面の幅寸法よりも底
面142Cの幅寸法が小さくなるよう傾斜し、また一方
の壁面142dと隣りの凹部142aの壁面142da
でテーパ形状を成している。
而して、第1ロール141がシートを介して第2ロール
に噛み合う状態では、第1ロール141の凸部141a
が第2ロール142の凹部142aに第7図に示す如く
嵌入し、この状態で前述した加圧装置60(第1図参照
)によって押圧力が付与されると、肩部141f、14
1fと凹部142aの壁面142dの」二端部とによっ
てシートに肩部141f、141fに沿った一対の切断
線(図示せず)が形成される。この際、シートは凸部1
41aと共に凹部142a内に押し込まれた状態にあり
、シートの表面に凹部142aと相(9形状の凹陥部が
形成される。一対の切断線が形成された状態から更に両
ロール14j、142に押圧力が付与されると、凸部1
41aの頂面141bには上述の如く溝141eが形成
されていることから、溝141eを介して2分割された
凸部141、 aは、第7図に仮想線で示す如く、第2
ロール142の凹部142aの(頃斜した壁面142d
、142dに案内されて内側に漸次撓み凹部142a内
に進入し、シートに該凹部142aと相似形状の凹陥部
が形成される。この際、上記一対の切断線はシートの塑
性変形に伴いそれぞれの側壁に前記実施例と同様に孔部
が形成される一方、凸部141aと凹部142aそれぞ
れの他の壁面では切断部の形成されない非切断部となり
、この非切断部が凸部141aの凹部142a内への進
入につれて塑性変形されて伸び、孔部のない側壁が形成
され、凹陥部に一対の孔部を有する有孔シートとして成
形されることになる。
このように形成された凹陥部における一対の孔部の孔部
間の間隔が好ましくは2+nm以内、更に好ましくは、
0.3 mm〜1.5 mmの範囲の凹陥部が形成され
るように凸部141aを形成しであることが好ましい。
9 この際、噛み合う一対の凸部141aと凹部142aが
相似形であり、凹部142aの一対の壁面142d、1
42dは凹部142aの開口頂面に対して45°〜80
°の範囲にあることが好ましい。45°未満にすると凸
部141aの撓みが大きくなり過ぎて好ましくなく、ま
た80’を超えると凸部141aと凹部142aの剪断
力が小さく切断線の形成が困難になるからである。
尚、」二記載2ロール142ば、第1ロールI41と同
一形状に成形されていても同様の効果を期待することが
できる。
上記説明からも明らかなように、本実施例では第1ロー
ル141の凸部14]aが溝141eを有し、該溝14
1eを介した両側の凸部に押圧力を付与するにつれて撓
む構造にして有孔シートを製造するようにしたが、要は
第1ロール141の凸部頂面141bの両肩部141f
、141[間の幅が第2ロール142の凹部142a内
への進入につれて縮小可能に形成されておれば、」二連
したと同様の作用、効果を期することができる。ま0 た両ロール141.142の各凸部141a、凹部14
2aの配列状態は上記実施例に限定されるものでなく、
凸部141aと凹部142aが噛み合う状態に配列され
ておればよい。
また、互いに噛み合う一対の凸部141a、凹部142
aまたは両方に熱や超音波等のエネルギーを付与し、熱
可溶性素材であるシートに機械的開孔とともに溶融によ
る開孔を付加するようにしてもよい。
尚、本発明に用いられるシートとしては、ポリエチレン
やポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなるフィルムや
そのフィルムに不織布を重ね合わせて一体化したラミネ
ートフィルム等が好ましく用いられる。フィルムを加工
して有孔シートを製造する際には予め成形されたフィル
ムを用いて加工してもよいが、例えばTダイから押し出
されたフィルムを延伸した後に冷却する冷却工程におい
て、それぞれの表面に凸部と凹部を有するー・対の冷却
ロールを用いることにより、冷却と穿孔とを一工程で行
うことが可能であり、また、ラミネートフィルムを用い
て加工する場合にはそれぞれの表面に凸部と凹部を有す
るラミネート加工用の一対の圧着ロールを用いることに
よりラミネート加工と穿孔とを一工程で行うことが可能
である。
本発明の有孔シートの製造装置を用いた本発明方法によ
れば、シートが第1の押し型(第1ロール)と該第1の
押し型(第1ロール)に噛み合う第2の押し型(第2ロ
ール)との間を通過する間に、該シートに、複数の凹陥
部を縦横に設は且つ凹陥部の相対向する一対の側壁にそ
れぞれ孔部を設けることができ、その結果目的とする有
孔シートを製造することができる。そして、噛み合う凹
部と凸部を形成するそれぞれの壁面の間隔を適宜変える
ことにより、孔部の有無や孔部の大きさを自由に設定す
ることができ、使用目的に即した有孔シートを任意に製
造することができる。例えば、シート全体の凹陥部に穿
孔する必要があれば、」二記各壁面の間隔を一様に狭く
しておけば良く、また、シートの中央部の凹陥部だけに
穿孔する必要があれば、上記各壁面の間隔を各ロールの
中央部で狭く、端部で広くしておけば良い。特に、後者
の場合には加工されたシートは、その中央部の凹陥部と
端部の凹陥部とが見掛は上回様の凹凸模様がシー)・全
体に亘り均等に形成されていても中央部の凹陥部のみに
穿孔されたシートを得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、吸収性能を維持しつつ、ウェットバッ
クやカバーリング性を改善した有孔シート、特に生理用
ナプキンに好適な有孔シートを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の有孔シートの製造方法を実施する際に
好適に用いられる本発明の有孔シートの製造装置の一実
施例の概要を示す構成図、第2図は第1図の装置に通用
される第1ロールを示す斜視図、第3図は第1図の装置
における第1ロールと第2ロールとが噛み合った状態の
凸部と凹部との関係を拡大して示す部分断面図、第4図
は第1図の装置に適用される第2ロールを示す斜視図、
3 第5図は第1図の装置における第1ロールと第2ロール
とが噛み合った状態の要部を示す部分断面図、第6図は
第1図の装置に適用される第1ロールの別の例を示す斜
視図、第7図は第1ロールの別の例を適用した第3図に
相当する部分断面図である。 41.141:第1ロール 41b、141b;頂面 41c、141c;底面 41d、141d;壁面 41e、141e;肩部 42.142;第2ロール 42b、1.42 b ;頂面 42c、142c;底面 42 d、142d;壁面 4 第4図 第6図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)四角錐台形状の多数の凸部を有する第1の押し型
    と、該第1の押し型に嵌合する逆四角錐台形状の多数の
    凹部を有する第2の押し型との間にシートを介在させて
    両押し型を嵌合させることにより、上記シートに上記凹
    部と相似形状で且つ相対向する一対の側壁にそれぞれ孔
    部を有する多数の凹陥部を形成することを特徴とする有
    孔シートの製造方法。
  2. (2)第1の押し型及び第2の押し型が、それぞれ互い
    に回転可能に噛み合う第1ロール及び第2ロールである
    、請求項(1)に記載の有孔シートの製造方法。
  3. (3)シートを介して互いに回転可能に噛み合う第1ロ
    ールと第2ロールとからなり、上記第1ロールの表面に
    はそれぞれ頂面、底面及びこれら両者を連絡する4壁面
    を連設した四角錐台形状の凸部が多数形成され、また、
    上記第2ロールの表面にはそれぞれ開口頂面、底面及び
    これら両者を連絡する4壁面を連設した逆四角錐台形状
    の凹部が多数形成され、上記両ロールは、それらの凸凹
    部が噛み合う際、両ロール間に介在するシートに、上記
    凹部と相似形状で且つ相対向する一対の側壁にそれぞれ
    孔部を有する多数の凹陥部を形成するようになしてある
    ことを特徴とする有孔シートの製造装置。
  4. (4)第1ロールの凸部が、無垢な四角錐台形状からな
    る請求項(3)に記載の有孔シートの製造装置。
  5. (5)第1ロールの凸部が、その頂面に回転軸に平行な
    溝を有しており、該溝は両ロールの嵌合時に縮小可能に
    なしてある、請求項(3)に記載の有孔シートの製造装
    置。
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