JPH0478447B2 - - Google Patents

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JPH0478447B2
JPH0478447B2 JP1286663A JP28666389A JPH0478447B2 JP H0478447 B2 JPH0478447 B2 JP H0478447B2 JP 1286663 A JP1286663 A JP 1286663A JP 28666389 A JP28666389 A JP 28666389A JP H0478447 B2 JPH0478447 B2 JP H0478447B2
Authority
JP
Japan
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mold
layer
uneven
convex
material layer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1286663A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0327913A (ja
Inventor
Hiroyuki Koike
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANAZAWA HAKKOSHA KK
Original Assignee
TANAZAWA HAKKOSHA KK
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Publication date
Application filed by TANAZAWA HAKKOSHA KK filed Critical TANAZAWA HAKKOSHA KK
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業状の利用分野〕 本発明は、各種の樹脂成形用型を作製する場合
に用いられる樹脂成形用型で、詳しくは、凹凸に
よる表示模様を備えた樹脂成形品を得るたあたつ
て、、前記凹凸による表示模様の、目視での凹と
凸との識別が可能な程度の凹凸模様を有する樹脂
成形品を作製するための、凹凸状型面を備えた樹
脂成形用型に関する。
〔従来の技術〕 従来において、目視での表示模様の識別が可能
な程度の、割合に深い凹凸を形成するには、第3
図に示すように、金型1表面のエツチング処理に
より、凹凸状型面3を構成していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この従来技術によるときは、金型に対
するエツチングにより凹凸を形成するため、型面
の凸部の高さが全て同一で、その結果、樹脂成形
品における模様の凹部深さが全て同じとなつて、
樹脂成形品に質感を十分にもたせることができな
い。
樹脂成形品における模様凹部の深さだけを問題
にするのなら、例えば、 [1] マスター型表面に樹脂材を流して型取りし、
これを用いて成形品の作製用型とする。
[2] 基材表面に予め凹凸を形成し、その凹凸表
面に樹脂材を塗布または吹き付けして樹脂層を
形成し、これを溶融加熱して曲面形状の凹凸面
を構成する(例えば、特開昭56−28813号公報
参照)。
上記[1]、[2]に記載した点に関する技術を
採用することも考えられなくはないが、前者
[1]に記載のものは、型としての耐久性が極端
に悪く、しかも、高圧下での使用に耐えないもの
であり、高強度の樹脂成形品を得るための型とし
ては適さないものである。
また、後者[2]に記載のものは、樹脂層を加
熱によつて曲面形状に形成するものであるため、
完成後の凹凸表面として多彩な質感を表せるほど
の微妙な形状を得難く、樹脂層を塗布する前の基
材の表面形状が単調な一定高さの凹凸面であれば
エツチングによる場合とあまり変わりのない程度
のものしか得られず、従つて、加熱によつても変
形しない基材の凹凸形状の作成に苦心を要するも
のであるが、現状では、その凹凸を多彩な質感を
表現できつほどに精度良く作製すること自体が困
難であり、結局、単調な凹凸面しか形成できない
という問題があつた。
本発明の目的は、質感に勝れ、しかも、高強度
の樹脂成形品を作製することができる耐久性の良
い樹脂成形用型を提供しようとする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じた本発明の技術
手段は、凹凸による表示模様を形成するための凹
凸状型面を備えた樹脂成形用型において、前記凹
凸状型面には、前記凹凸による表示模様の目視で
の凹と凸との識別が可能な程度の凹凸模様が形成
されているとともに、この凹凸状型面は、骨材と
バインダーからなる硬化性物質層の硬貨物を素材
として構成され、この硬貨性物質層を金型に重合
状態で固着してあり、さらに、前記硬化性物質層
は、マスター型から型どりされた表面層と、金型
の接する最深層と、前記の各層に接する中間層と
の複数層の重合によつて構成されている点にあ
る。
〔作用〕
上記技術手段を講じたことによる作用は次の通
りである。
a 金型に重合状態に固着されて凹凸状型面を構
成する硬化性物質層が、形成すべき凹凸状型面
とは凹凸が反転した凹凸面を備えたマスターに
より、目視での凹と凸との識別が可能な程度の
凹凸模様が形成されるものであるため、凹凸状
型面における凹部の深さ及び凸部の高さを自由
に設定し易い。
b 凹凸状型面は、単なる樹脂で構成されるので
はなく、骨材とバインダーからなる硬化性物質
層の硬化物を素材として構成されているので、
耐久性に優れ、高圧下での使用も可能な成形用
型を得られる。
c 硬化性物質層を、マスター型に接して型どり
した表面層と、金型に接する最深層と、前記の
各層に接する中間層との複数層の重合によつて
構成したものであるから、例えば、金型表面が
硬化性物質層との接着を良くするために微小凹
凸を有した形状を有するものであつても、その
凹凸による影響を表面層が受けることはなく、
表面層はマスター型の形状を正確に型どりする
ことができる。
d そして、表面層から最深層までが複数層の重
合層によつて構成されているものであるため、
これらが同一工程で一挙に作製される必要はな
く、適宜作製順や時間差を設定して作製でき、
従つて、マスターと接する表面層の硬化状態、
金型表面に対する最深層の接着状態、あるい
は、中間層の状態に基づいて、型どり精度や、
接着状況を最適に選択した状態で作製すること
ができる。
〔発明の効果〕
上記a〜dの作成から、凹凸の変化に富み、か
つ、質感に勝れた凹凸模様をもつ樹脂成形品を作
製するに好適な樹脂成形用型で、しかも、高強度
のものを提供できるようになつた。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を図面を記載に基づい
て説明する。
第1図及び第2図は、凹凸による模様を備えた
樹脂成形品を作製するための成形用型を示し、こ
れは、第1図に示すように、金型1に、目視での
表示模様の凹と凸との識別が可能な程度の前記凹
凸模様を形成するための凹凸状型面3が形成され
た硬化性物質層としてのセラミツク層2を重合状
態に固着して構成されている。
前記セラミツク層2は、骨材とバインダーを素
材として構成され、このセラミツク層2を金型1
に重合状態で固着してある。
また、前記セラミツク層2は、第2図に示すよ
うに、マスター型に接して型どりした表面層a4
と、金型に接する最深層a1と、前記の各層a
4,a1に接する中間層a2,a3との複合層の
重合によつて構成されている。
次に、前記成形用型の作製方法を工程順に説明
する。
[1] 第2図イに示すように、金型1のセラミツ
ク層2が重合固着される表面を、セラミツク層
2が接着し易い凹凸状にブラスト等により処理
したのち、この処理面に、バインダーを含むこ
とで流動状態となつているセラミツク(SiO2
等)を膜状に塗布して最深層a1を形成する一
方、形成すべき凹凸状型面3とは凹凸が反転し
た凹凸面4aを備えた可撓性のシート状マスタ
ー4の前記凹凸面4aに、やはりバインダーを
含むことで流動状態となつているセラミツク
(Al2O3・SiO2等)を膜状に塗布して表面層a
4を形成する。
[2] 第2図ロに示すように、前記最深層a1に
バインダーを含んで流動状態となつてセラミツ
ク(SiO2等)を膜状に塗布して第1中間層a
2を形成する一方、前記表面層a4にバインダ
ーを含んで流動状態となつているセラミツク
(SiO2等)を塗布して第2中間層a3を形成す
る。
[3] 第2図ハに示すように、前記各層a1,a
2,a3,a4が硬化する前に、第1中間層a
2と第2中間層a3が接触するように、第2中
間層a3と表面層a4とを付着させた状態のマ
スター4を一端側から徐々に重ね合わせ、表面
層a4が形崩れしない程度に硬化したならば、
マスター4を、その一端側から徐々に剥離し、
セラミツクを硬化させて、凹凸状型面3を有す
る四層構造のセラミツク層2を金型1に固着し
た状態に形成する。
前記セラミツク層2の厚さは、200μ程度が標
準である。
〔別実施例〕 硬化性物質として、骨材入りの樹脂を用い
る。
硬化性物質として、金属等を含んだセラミツ
クを用いる。
硬化性物質として、樹脂とセラミツクとの混
合物を用いる。
凹凸状型面3を備えたセラミツクス層2を金
型1に固着した状態に構成するに、金型1の表
面に流動状態の硬化性物質を膜状に塗布し、こ
の塗布硬化性物質の層にマスター4を重ね合わ
せて型取りし、その後、マスター4を剥離して
構成する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は実施例を示し、第1図は樹脂
成形用型の部分断面図、第2図イ,ロ,ハは作製
工程図である。第3図は従来例を示す断面図であ
る。 1……金型、2……硬化性物質層、3……凹凸
状型面、4……可撓性マスター、4a……凹凸
面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 凹凸による表示模様を形成するための凹凸状
    型面3を備えた樹脂成形用型であつて、前記凹凸
    状型面3には、前記凹凸による表示模様の目視で
    の凹と凸との識別が可能な程度の凹凸模様が形成
    されているとともに、この凹凸状型面3は、骨材
    とバインダーからなる硬化性物質層2の硬貨物を
    素材として構成され、この硬貨性物質層2を金型
    1に重合状態で固着してあり、さらに、前記硬化
    性物質層2は、マスター型から型どりされた表面
    層と、金型1に接する最深層と、前記の各層に接
    する中間層との複数層の重合によつて構成されて
    いる樹脂成形用型。 2 前記硬化性物質層2が、セラミツク層である
    特許請求の範囲第1項に記載の樹脂成形用型。
JP28666389A 1989-11-02 1989-11-02 樹脂成形用型 Granted JPH0327913A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28666389A JPH0327913A (ja) 1989-11-02 1989-11-02 樹脂成形用型

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JP28666389A JPH0327913A (ja) 1989-11-02 1989-11-02 樹脂成形用型

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JP11369184A Division JPS60257207A (ja) 1984-06-01 1984-06-01 樹脂成形用型並びに、その作製方法

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Publication Number Publication Date
JPH0327913A JPH0327913A (ja) 1991-02-06
JPH0478447B2 true JPH0478447B2 (ja) 1992-12-11

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JP28666389A Granted JPH0327913A (ja) 1989-11-02 1989-11-02 樹脂成形用型

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5628813A (en) * 1979-08-17 1981-03-23 Toppan Printing Co Ltd Embossing plate and manufacturing thereof

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5628813A (en) * 1979-08-17 1981-03-23 Toppan Printing Co Ltd Embossing plate and manufacturing thereof

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Publication number Publication date
JPH0327913A (ja) 1991-02-06

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