JPS60224513A - 注形樹脂母型への離型処理方法 - Google Patents
注形樹脂母型への離型処理方法Info
- Publication number
- JPS60224513A JPS60224513A JP8096284A JP8096284A JPS60224513A JP S60224513 A JPS60224513 A JP S60224513A JP 8096284 A JP8096284 A JP 8096284A JP 8096284 A JP8096284 A JP 8096284A JP S60224513 A JPS60224513 A JP S60224513A
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- Japan
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- matrix
- resin
- film
- mold
- casting
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、注形樹脂母型の製造に於いて、注型された樹
脂の離型を容易にするための、注形樹脂型表面の離型処
理方法に関する。本発明け、注形樹脂母型へ、フッ素樹
脂を蒸着法によってコーティングし離型被膜とする、注
形樹脂母型表面への離型処理方法に関する。
脂の離型を容易にするための、注形樹脂型表面の離型処
理方法に関する。本発明け、注形樹脂母型へ、フッ素樹
脂を蒸着法によってコーティングし離型被膜とする、注
形樹脂母型表面への離型処理方法に関する。
注形により樹脂の立体形状をモールドする場合、重要加
工治具として、注形樹脂母型の性能が注目される。注形
された、立体形状のモールド樹脂は更に他の樹脂形成、
あるいは模様の転写マザーに使用したり、電鋳のだめの
マザーに使用したり、その応用範囲往広いので、工程の
スタートにあたる注形樹脂母型の製作には意が用いられ
ている。
工治具として、注形樹脂母型の性能が注目される。注形
された、立体形状のモールド樹脂は更に他の樹脂形成、
あるいは模様の転写マザーに使用したり、電鋳のだめの
マザーに使用したり、その応用範囲往広いので、工程の
スタートにあたる注形樹脂母型の製作には意が用いられ
ている。
従来、注形樹脂のための材料として、エポキシ。
ウレタン、アクリル、シリコン等の流動性を持ったオリ
ゴマー液を注形樹脂母型に注形硬化させたのち、所要の
立体形状にモールドされた樹脂を、注形樹脂母型から離
型し取り出して、次の用途にあてる方法が行われている
。この際、注形樹脂母型への、硬化した注型樹脂の密着
は通常きわめて強く、そのため注形樹脂母型の繰り返え
し使用の耐久性をあげたシ、あるいはより複雑な形状の
モールドを行う必要のある時は、注形樹脂母型表面に離
型が処理を行う等の工夫がされているのである。この離
型処理方法としては、大略二方法が行われている。一つ
は、フッ素樹t+h、シリコン樹脂等を溶剤中に分散さ
せたものを注形樹脂母型表面にスプレーし、離型被膜を
形成するものである。
ゴマー液を注形樹脂母型に注形硬化させたのち、所要の
立体形状にモールドされた樹脂を、注形樹脂母型から離
型し取り出して、次の用途にあてる方法が行われている
。この際、注形樹脂母型への、硬化した注型樹脂の密着
は通常きわめて強く、そのため注形樹脂母型の繰り返え
し使用の耐久性をあげたシ、あるいはより複雑な形状の
モールドを行う必要のある時は、注形樹脂母型表面に離
型が処理を行う等の工夫がされているのである。この離
型処理方法としては、大略二方法が行われている。一つ
は、フッ素樹t+h、シリコン樹脂等を溶剤中に分散さ
せたものを注形樹脂母型表面にスプレーし、離型被膜を
形成するものである。
この方法は、射出成形等の離型にも使用され良く知られ
るところであるが、この方法の欠点は、溶剤とともにス
プレーされた樹脂が、本来低分子であり機械的強度もな
いので、短時間に損耗することにある。また別の欠点は
、注形モールドされた樹脂に表面処理を施す必要のある
場合に、樹脂表面に転写されたフッ素樹脂、シリコン樹
脂が必要な表面処理を妨害するのである。いま一つの方
法は、注形樹脂母型に、フッ素樹脂粉末を熱融着法等に
より付着させ、さらに熱処理を加えることにより離型樹
脂被膜を形成する方法である。この方法の欠点は、注形
樹脂母型表面にある微細パターンをモールドされた樹脂
表面に転写することができないことである。ことK、母
型に複雑な微細パターンを造りこみ、この母型から転写
を重ねて一つの母型から同一の表面外観を持ったモール
ド樹脂を、安く量産していこうとする場合は、決定的〔
目 的〕 本発明は、かかる従来法の欠点を除去したもので、その
目的は、注形樹lIh型表面の複雑微細パターンを、そ
のま1注形モールド樹脂表面に転写再現でき、しかも耐
久性のすぐれた離型被膜を、注形樹脂母型表面に形成す
ることである。他の目的は、寸法精度の良い注形樹1l
liIfB:型を効率良く安く造ることにある、 〔概 要〕 金属製注形樹脂母型に、転写を目的とする複雑微細パタ
ーンを、第1図の2のように形成する。
るところであるが、この方法の欠点は、溶剤とともにス
プレーされた樹脂が、本来低分子であり機械的強度もな
いので、短時間に損耗することにある。また別の欠点は
、注形モールドされた樹脂に表面処理を施す必要のある
場合に、樹脂表面に転写されたフッ素樹脂、シリコン樹
脂が必要な表面処理を妨害するのである。いま一つの方
法は、注形樹脂母型に、フッ素樹脂粉末を熱融着法等に
より付着させ、さらに熱処理を加えることにより離型樹
脂被膜を形成する方法である。この方法の欠点は、注形
樹脂母型表面にある微細パターンをモールドされた樹脂
表面に転写することができないことである。ことK、母
型に複雑な微細パターンを造りこみ、この母型から転写
を重ねて一つの母型から同一の表面外観を持ったモール
ド樹脂を、安く量産していこうとする場合は、決定的〔
目 的〕 本発明は、かかる従来法の欠点を除去したもので、その
目的は、注形樹lIh型表面の複雑微細パターンを、そ
のま1注形モールド樹脂表面に転写再現でき、しかも耐
久性のすぐれた離型被膜を、注形樹脂母型表面に形成す
ることである。他の目的は、寸法精度の良い注形樹1l
liIfB:型を効率良く安く造ることにある、 〔概 要〕 金属製注形樹脂母型に、転写を目的とする複雑微細パタ
ーンを、第1図の2のように形成する。
この母型表面は、耐熱防蝕めつきをおよそ05〜1μ施
した後、真空蒸着機中、高周波加熱ヒーター上にセット
する。母型を加熱し、290℃〜610℃の範囲に維持
し、一方、蒸着機ペルジャー内は10”−”−10−’
TOrrの真空度にしてやり、母型位置の反対側から
、蒸着材料加熱ボート上にあらかじめセットした四フッ
化エチレン樹脂を蒸発飛散させて、母型表面にフッ素樹
脂を形成させる。形成されたフッ素樹脂の厚さは、蒸着
時間によりおよそ制御できる。離型性と耐久性、及び転
写性を得るためのフッ素樹脂の厚さは、600A〜20
00Hの範囲であることが解った。また注形母型表面の
全面にフッ素樹l旨を均一に形成するためには、母型を
蒸発源に対して揺動することが効果があった。蒸着後は
、冷却し蒸着機から取り出せば、ただちに使用可能であ
る。
した後、真空蒸着機中、高周波加熱ヒーター上にセット
する。母型を加熱し、290℃〜610℃の範囲に維持
し、一方、蒸着機ペルジャー内は10”−”−10−’
TOrrの真空度にしてやり、母型位置の反対側から
、蒸着材料加熱ボート上にあらかじめセットした四フッ
化エチレン樹脂を蒸発飛散させて、母型表面にフッ素樹
脂を形成させる。形成されたフッ素樹脂の厚さは、蒸着
時間によりおよそ制御できる。離型性と耐久性、及び転
写性を得るためのフッ素樹脂の厚さは、600A〜20
00Hの範囲であることが解った。また注形母型表面の
全面にフッ素樹l旨を均一に形成するためには、母型を
蒸発源に対して揺動することが効果があった。蒸着後は
、冷却し蒸着機から取り出せば、ただちに使用可能であ
る。
実施例
第2図は、時計用文字板の模様転写母型である。
当世型表面には、時計用文字板に用いる複雑かつ精妙な
パターンが加工造りこ一!、ねている。この母型を蒸着
機中ヒーター上にセットし、290°C〜510°Cに
加熱し保持する。真空度が101〜1「4Torrに達
した所で、四フッ化エチレンを約20副の距離から1分
間とばした。この時、四フッ化エチレンの500λの薄
い被ll13が形成され、しかも金属との接着力の高い
強靭な被膜が形成された。このようにして製作した文字
板の模様転写用母型を、第2図に示すように、注形用リ
プ4には 5− 61 めこみ、シリコン、あるいはアクリルの流動性オリゴマ
ー6を注入する。加熱、あるいは真空中で脱泡しつつ、
裏打ちベース5を押しあてて、充分加熱硬化させる。次
にこれを、簡単な治具を用いて垂直方向に離型すると、
簡単に離型し、アクリルあるいはガラス等の裏打ちベー
ス上に樹脂がモールド接着されて得られる。このように
、透明の裏打ち基材上に、やはり透明樹脂をモールドし
、その表面に母型の微細パターンを転写して得たものは
、流動性感光樹脂に表面の微細パターンを転写しつつ紫
外線硬化を行う、新しい表面加工の方途を与えた。当実
施例で、フッ素樹脂コーティングを施した母型は、繰り
返し、120回の使用に耐えた。
パターンが加工造りこ一!、ねている。この母型を蒸着
機中ヒーター上にセットし、290°C〜510°Cに
加熱し保持する。真空度が101〜1「4Torrに達
した所で、四フッ化エチレンを約20副の距離から1分
間とばした。この時、四フッ化エチレンの500λの薄
い被ll13が形成され、しかも金属との接着力の高い
強靭な被膜が形成された。このようにして製作した文字
板の模様転写用母型を、第2図に示すように、注形用リ
プ4には 5− 61 めこみ、シリコン、あるいはアクリルの流動性オリゴマ
ー6を注入する。加熱、あるいは真空中で脱泡しつつ、
裏打ちベース5を押しあてて、充分加熱硬化させる。次
にこれを、簡単な治具を用いて垂直方向に離型すると、
簡単に離型し、アクリルあるいはガラス等の裏打ちベー
ス上に樹脂がモールド接着されて得られる。このように
、透明の裏打ち基材上に、やはり透明樹脂をモールドし
、その表面に母型の微細パターンを転写して得たものは
、流動性感光樹脂に表面の微細パターンを転写しつつ紫
外線硬化を行う、新しい表面加工の方途を与えた。当実
施例で、フッ素樹脂コーティングを施した母型は、繰り
返し、120回の使用に耐えた。
以上述べて来たように、本発明によシ、注形離型時の熱
力を従来の約20分の1にすることが出来た。このこと
Kより、注形樹脂母型の破損を飛躍的に低減し、同時に
また、注形モールド樹脂も寸法精度が高く、ゆがみ・き
す等のない高品質の 6− 一 ものが得られるようになった。300A〜2000λの
範囲では、表面模様の微細パターンの再現に支障のない
ことが確認されているので、通常の方法では多量生産が
容易でないハンドクラフト的工芸パターンの、再現複製
の方途が開かれたのである。また、コーティング加工方
法は比較的容易であり、量産的製造の障害とはならない
。本発明は以上に見るように、電鋳法に換わる、工芸的
表面の新しい複製技術のベース技術として、大きい意義
を持っている。
力を従来の約20分の1にすることが出来た。このこと
Kより、注形樹脂母型の破損を飛躍的に低減し、同時に
また、注形モールド樹脂も寸法精度が高く、ゆがみ・き
す等のない高品質の 6− 一 ものが得られるようになった。300A〜2000λの
範囲では、表面模様の微細パターンの再現に支障のない
ことが確認されているので、通常の方法では多量生産が
容易でないハンドクラフト的工芸パターンの、再現複製
の方途が開かれたのである。また、コーティング加工方
法は比較的容易であり、量産的製造の障害とはならない
。本発明は以上に見るように、電鋳法に換わる、工芸的
表面の新しい複製技術のベース技術として、大きい意義
を持っている。
第1図は、文字板表面模様転写用注形母型であり、1は
基拐を示し、2け基拐表面に造りこまれた工芸的パター
ンによる凸凹を示す。 第2図(a)〜(c)は、フッ素コーティングを施した
注型用母型を用いた、注型工程を模式的に示したもので
、5はコーティングされたフッ素樹脂層、4は注形治具
で、リプと称するパツキンである。 5はモールドされた樹脂の強度を補強する裏打ベースを
示し、6は注形される流動性樹脂を示す。 以 上 出願人 サンリツ工業株式会社
基拐を示し、2け基拐表面に造りこまれた工芸的パター
ンによる凸凹を示す。 第2図(a)〜(c)は、フッ素コーティングを施した
注型用母型を用いた、注型工程を模式的に示したもので
、5はコーティングされたフッ素樹脂層、4は注形治具
で、リプと称するパツキンである。 5はモールドされた樹脂の強度を補強する裏打ベースを
示し、6は注形される流動性樹脂を示す。 以 上 出願人 サンリツ工業株式会社
Claims (1)
- 表面に微細パターンを形成し、耐熱・14IIl処理を
施した金属製注形樹脂母型を290℃〜310℃の範囲
で加熱保持させ、その表面に蒸着法によりフッ素樹脂を
コーティングすることを特徴とする注形樹脂母型への離
型処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096284A JPS60224513A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | 注形樹脂母型への離型処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096284A JPS60224513A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | 注形樹脂母型への離型処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60224513A true JPS60224513A (ja) | 1985-11-08 |
Family
ID=13733136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8096284A Pending JPS60224513A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | 注形樹脂母型への離型処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60224513A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02269014A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-02 | Ibiden Co Ltd | プラスチック成形用黒鉛型 |
JP2015503472A (ja) * | 2012-01-05 | 2015-02-02 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company | 封止された鋳造金属金型用のシステム及び方法 |
-
1984
- 1984-04-20 JP JP8096284A patent/JPS60224513A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02269014A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-02 | Ibiden Co Ltd | プラスチック成形用黒鉛型 |
JP2015503472A (ja) * | 2012-01-05 | 2015-02-02 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company | 封止された鋳造金属金型用のシステム及び方法 |
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