JPH0477593A - 缶シーリング材用共重合体ラテックス - Google Patents

缶シーリング材用共重合体ラテックス

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JPH0477593A
JPH0477593A JP18427090A JP18427090A JPH0477593A JP H0477593 A JPH0477593 A JP H0477593A JP 18427090 A JP18427090 A JP 18427090A JP 18427090 A JP18427090 A JP 18427090A JP H0477593 A JPH0477593 A JP H0477593A
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三木 裕幸
Mitsuru Meya
充 目野
Akio Hiraharu
平春 晃男
Hideo Kumasaka
熊坂 秀男
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、缶シーリング材用共重合体うテ・ンクスに関
し、さらに詳細には密封性、巻き締め性、耐熱水スクイ
ズアウト性およびフレーバーに優れた缶シーリング材の
製造に使用される共重合体ラテックスに関する。
〔従来の技術] 従来、缶詰の製造に際しては、缶胴に内容物を充填した
のち、缶端(キャン・エンド)を被蓋し、次いで缶胴フ
ランジと缶端周縁部との間で二重巻き締めを行って密封
を行っている。この際、缶胴と缶蓋との二重巻き締め部
分における密封を完全にするために、缶端の周縁に設け
られた溝内に、シーリング材をライニングにより施し、
これを巻き締める方法が用いられている。
このシーリング材は、通常、ゴムを主成分として調製さ
れるが、このゴム成分としては、コールドラバーと呼ば
れる固形ゴムが一般に用いられている。しかしながら、
■固形ゴムは、製造工程中において使用される重合停止
剤などを含むため、これらの不純物を除去しなければな
らず、また缶シーリング材は、水性である共重合体ラテ
ンクスまたは溶液の状態で使用されるため、該固形ゴム
を水に分散させるか、あるいは溶媒に溶解もしくは分散
させる必要があり、このためシーリング材製造の生産性
に劣るものである。また、■固形ゴムでは、素練り、加
工時に分子が切断され、その機械的、化学的特性が劣化
し、その結果、缶シーリング材の密封性が悪化するとい
う欠点がある。
一方、ゴム成分として、ブタジェン−アクリロニトリル
ゴム、クロロプレンゴム、塩化ゴムなどを使用したシー
リング材も知られているが、これらのシーリング材は、
巻き締め後の密封性が充分でなく、缶内容物の腐敗、漏
れなどが発生するという問題がある。
また、近年、密閉缶製造の生産性向上のため、缶の巻き
締め工程における巻き締め機の走行速度をさらに上げる
傾向にあるが、このような高速度巻き締めシステムを採
用した場合、従来の缶シーリング材では、密封性がさら
に低下するという問題が起きている。
さらに、シーリング材は、缶内容物と直接接触するので
、フレーバーに悪影響を及ぼすことがある。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記従来の技術的課題を背景になされたもの
で、密封性および耐熱水スクイズアウト性(巻き締め部
からのシーリング材のはみ出し)に優れ、缶内容物に悪
影響を及ぼさず、また巻き締め性に優れ、高速度で巻き
締めても優れた密封性を発揮するシーリング材の製造に
使用する共重合体ラテックスを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、(a)共役ジエン系単量体、(b)芳香族ビ
ニル化合物および(c)必要に応じて用いられるその他
の共重合可能な単量体を主成分とする単量体成分を乳化
重合して得られる共重合体ラテックスであって、該ラテ
ックスを構成する共重合体の、トルエン不溶分が70重
量%以下、かつムーニー粘度(ML、。4.100℃)
が60〜150であることを特徴とする缶シーリング材
用共重合体うテンクスを提供するものである。
本発明の共重合体ラテックスの製造に使用される(a)
共役ジエン系単量体の具体例としては、1゜3−ブタジ
ェン、イソプレン、2−クロロ−1゜3−ブタジェンな
どを挙げることができ、なかでも特に1.3−ブタジェ
ンが好ましい。これらの(a)共役ジエン系単量体は、
単独でもあるいは2種以上を混合して使用することもで
きる。
また、単量体成分として用いられる(ハ)芳香族ビニル
化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン、ス
チレンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられ、特にスチ
レンが好ましい。
さらに、単量体成分として用いられる(c)その他の共
重合可能な単量体としては、アクリロニトリル、メタク
リレートリルなどのシアン化ビニル単量体、メチルアク
リレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート
、エチルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n
−ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イ
ソアミルアクリレート、アミルアクリレート、アミルメ
タクリレート、イソアミルアクリレート、イソアミルメ
タクリレート、ヘキシルアクリレート、ヘキシルメタク
リレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチルメ
タクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、2−
エチル−、キシルメタクリレート、イソノニルアクリレ
ート、インノニルメタクリレート、ラウリルアクリレー
ト、ラウリルメタクリレートなどのアクリル酸アルキル
エステル類またはメタクリル酸アルキルエステル類;イ
タコン酸、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸などの
エチレン系不飽和カルボン酸単量体;アクリルアミド、
メタクリルアミドなどのアミド系単量体、グリシジルア
クリレート、グリシジルメタクリレートなどのグリシジ
ル単量体、β−ヒドロキシエチルアクリレート、β−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、β−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、β−ヒドロキシプロピルメタクリレー
トなトノアクリル酸ヒドロキシアルキルエステル単量体
あるいはメタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル単量
体などを挙げることができ、なかでも工チレン系不飽和
カルボン酸単量体、特にフマル酸が好ましい。
なお、単量体成分における(a)〜(c)成分の組成比
は、これらの単量体成分を乳化重合して得られる共重合
体ラテックスを構成する共重合体のトルエン不溶分、ム
ーニー粘度、さらにはガラス転移温度などを考慮して適
宜設定されるが、通常、(a)成分30〜80重量%、
ら)成分20〜70重量%、(c)成分0〜40重量%
、好ましくは(a)成分40〜70重量%、(b)成分
30〜60重量%、(c)成分0〜30重量%(ただし
、(a)+(b)+(c)= 100重量%)である。
(a)成分が30重量%未満では密封性が劣り、方80
重量%を超えると耐スクイズ性が劣る。
また、(b)成分が20重量%未満では耐スクイズ性が
劣り、一方70重量%を超えると密封性が劣る。
さらに、(c)成分が40重量%を超えると、密封性が
劣る。
本発明における乳化重合は、通常の乳化重合条件下で行
うことができる。例えば、単量体成分重量の90〜30
0重量%に相当する水中で、乳化剤、分子量調節剤、重
合開始剤のほか、必要に応じて添加される各種電解質、
pl−181整荊などの存在下に単量体成分を乳化重合
すればよく、その乳化重合温度は、通常、5〜80’C
1好ましくは35〜70℃である。この乳化重合時の温
度によって、一般に共役ジエン系(共)重合体ラテック
スには、コールドラバー(重合温度約10’C以下)と
、ホットラバー(重合温度35〜70℃)と呼ばれるも
のとの2種類があり、本発明においてはこれらのいずれ
の方法によるラテックスを用いることができるが、コー
ルドラバーには比較的多量の重合抑制剤が含有され、こ
れがシーリング材を構成する組成物中に混入して、缶詰
内容物のフレーバーに悪影響を与える場合があることか
ら、35〜70℃の温度で乳化重合を行うことにより得
られるホットラバーが好ましい。
乳化重合に用いられる乳化剤としては、Fデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ジ
フェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、コハク酸ジ
アルキルエステルスルボン酸ナトリウム、ロジン酸カリ
ウム、不均化ロジン酸カリウムなどのアニオン系乳化剤
、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリルエーテルなどのノニオン系乳化剤
の1種または2種以上を組み合わせて使用することがで
きる。特に、ドデシルベンゼンスルボン酸ナトリウム、
不均化ロジン酸カリウム、精製した不均化ロジン酸カリ
ウムが好ましい。
乳化剤の使用量は、単量体成分に対して、好ましくは0
.1〜7重量%、さらに好ましくは0.5〜5重量%で
あり、0. 1重量%未満では、重合安定性が悪化し、
凝固物が発生し、一方7重量%を超えると最終製品とし
ての缶シーリング材の密封性が低下して好ましくない。
また、乳化重合には、分子量調節剤を使用することが好
ましく、用いられる分子量調節剤としては、t−ドデシ
ルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、オクチル
メルカプタンなどのメルカプタン類、ジメチルキサント
ゲンジスルフィド、ジエチレンキサントゲンジスルフィ
ド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィドなどのキ
サントゲンジスルフィド類、テトラメチルチウラムジス
ルフィド、テトラエチレンチウラムジスルフィド、テト
ラブチルチウラムジスルフィドなどのチウラムジスルフ
ィド類、四塩化炭素、臭化エチレンなトノハロゲン化炭
化水素類、α−メチルスチレンダイマー・ペンタフェニ
ルエタンなどの炭化水素類、アクロレイン、メタクロレ
イン、アリルアルコール、2−エチルへキシルチオグリ
コレート、ターヒノーレン、α−テルピネン、T−テル
ピネン、ジペンテンなどを挙げることができ、特に好ま
しくはメルカプタン類である。これらは、単独であるい
は2種以上組み合わせて使用することができる。
分子量調節剤の使用量は、単量体成分に対し、好ましく
は0.01〜3重景%置部らに好ましくは0.01〜2
重量%である。
さらに、乳化重合に使用される重合開始剤としては、過
硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム
などの過硫酸塩、クメンハイドロパーオキサイド、イソ
プロビルヘンゼンハイドロパーオキサイド、パラメンタ
ンハイドロパーオキサイドなどの有機過酸化物、過酸化
水素などの1種または2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。重合開始剤の使用量は、単量体成分に対
して、好ましくは0,03〜2重量%、さらに好ましく
は0.05〜1重量%である。
なお、乳化重合を促進させるために、ピロ重亜硫酸ナト
リウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、硫
酸第一鉄、グルコース、ホルムアルデヒドスルホキシレ
ート、L−アスコルビン酸などの還元剤、グリシン、ア
ラニン、エチレンジアミン四酢酸ナトリウムなどのキレ
ート化剤などを併用することができる。
本発明における乳化重合における単量体成分の添加方法
は、−活部加法、連続添加法などを採用することができ
、乳化重合における重合転化率は、好ましくは4〜10
0重量%、さらに好ましくは50〜90重量%である。
本発明のシーリング材用共重合体ラテックスは、以上の
ような乳化重合によって得られる共重合体ラテックスを
構成する共重合体のトルエン不溶分が70重量%以下、
好ましくは10〜60重量%であり、70重量%を超え
ると、共重合体の密着性が不充分となり、最終製品とし
て得られる缶シーリング材の密封性が劣り好ましくない
ここで、本発明における共重合体ラテックスを構成する
共重合体のトルエン不溶分は、次のような方法によって
測定した値である。すなわち、乳化重合によって得られ
る共重合体ラテックスを約pH8に調整したのち、ガラ
ス板上に流延、乾燥して厚さ0.3anのフィルムを形
成し、その0.3gをトルエン100−中に入れ、約1
6時間静置したのち、手で振とうし、さらに4時間静置
して溶解させ、その後、120メンシユの金網でろ過し
、得られたろ液をホールピペットを用いて採取し、ホン
トプレートを用いて蒸発、乾燥させてトルエン不溶分の
重量を測定し、この重量から共重合体の重量全体に対す
る不溶分の割合を算出した値である。
このトルエン不溶分の調整は、例えば分子量調節剤とし
てメルカプタン類を使用する場合、その使用量を全単量
体に対して0.01〜1. 5重量%の範囲内において
適宜決定することにより、前記トルエン不溶分を持った
共重合体を製造することができる。なお、フレーバーの
良好な共重合体ラテックスを製造するには、メルカプタ
ン類の使用量は、全単量体に対し、0.01〜1重量%
の範囲で使用することが好ましい また、共重合体のトルエン不溶分は、重合開始剤の使用
量、重合温度、重合転化率、単量体成分の組成などの条
件の選択によっても調整可能であり、これらの条件の選
択と上記分子量調節剤の種類および量の選択とを組み合
わせて、所定のトルエン不溶分を持った共重合体を製造
することもできる。
また、得られる共重合体ラテックスを構成する共重合体
のムーニー粘度(ML、、、 、lOOoC)は、60
〜150、好ましくは65〜13oであり、60未満で
は最終製品として得られる缶シーリング材の抗張力が小
さく、ちぎれが発生して、これが巻き締め部外にスクイ
ズ・アウトして、缶内容物中にこれが混入したり、ある
いはクリープにより長期保存後の密封性が低下し、一方
150を超えると密封性が劣り好ましくない。
なお、共重合体のムーニー粘度の調整は、単量体組成、
分子量調節剤の種類および量、重合温度重合転化率など
によって行われる。
なお、本発明の共重合体ラテックスを構成する共重合体
のガラス転移温度は、好ましくは−2゜℃以下、さらに
好ましくは−30〜−80”Cであり、−20℃を超え
ると最終製品として得られる缶シーリング材の密封性が
劣るものとなる。
ここで、共重合体のガラス転移温度の測定は、例えば理
学電気株製の示差走査熱量分析計(DSC)を用い、■
製品の約5gをガラス板に薄く引き伸ばし、25℃で7
日間乾燥させ、共重合体フィルムを得、次いで■得られ
た乾燥フィルムのガラス転移温度を測定したものである
(条件;昇温速度=20℃/分、チッ素雰囲気下、サン
プル量−20■)。また、共重合体のガラス転移温度の
調整は、例えば単量体組成を変化させることによって行
われる。
本発明の缶シーリング材用共重合体ラテックスには、一
般の缶シーリング材の製造に使用されている重質炭酸カ
ルシウム、軽質炭酸カルシウム、クレー、酸化チタン、
酸化亜鉛などの無機顔料、ロジンもしくはそのエステル
類、テルペン樹脂などの粘着付与剤、そのほか増粘剤、
老化防止剤、防腐剤などの添加剤を配合して缶シーリン
グ材を製造することができる。缶シーリング材用として
の好ましい配合例を挙げれば、次のとおりである。
を金■             重量部本発明の共重
合体ラテックス(固形分換算)無機顔料       
    50〜200粘着付与剤          
50〜150その他の添加剤         0.1
〜5なお、本発明の共重合体ラテックスを用いた缶シー
リング材は、通常、固形分濃度が35〜70重量%程度
に調製される。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
なお、実施例中、部および%は、重量基準である。また
、実施例中の缶シーリング材の密封性、巻き締め性およ
びフレーバーの評価は、次の方法によって行った。
土封立 缶シーリング材を、内径52.3mmのブリキ類の缶蓋
に、蓋1枚あたり乾燥皮膜容量が33In′[lI3に
なるように塗工し、80℃で20分間乾燥し、次いでサ
イドシーム(缶胴側面の継ぎ目)をハンダ付けした内容
積250−の缶に、90℃の水を注入し、シーリング材
を塗布した缶蓋を90℃Qこ熱水で10秒浸漬したのち
直ちに取り出し、巻き締め機を用いて巻き締めを行い、
50個のサンプルを作製し、巻き締め後の巻き締め部か
らのシーリング材のスクイズアウト性を目視で判定した
密封性は、得られた缶のサイドシームの巻き締め部に重
量500gの鉄のブロックを高さ20mmより落下させ
、変形を与えたのち、45℃の恒温槽で2週間静置した
のち、室温において1週間静置し、このサイクルを4サ
イクル行い、打検法(缶を叩いた時の音から、内容物の
漏れを検査する方法)により、漏れ倍数を調べる過酷促
進試験により評価した。サンプル50個に対する漏れ不
良のあった倍数の割合を、漏れ缶の発生率として評価し
た。
め および   スクイズアウト 前記密封性試験と同様にして巻き締めを行い、巻き締め
部を目視で観察し、次の2段階で評価した。
良好;缶シーリング材が巻き締め部からはみ出ておらず
、また所定の巻き締め寸法が得られている。
不良;缶シーリング材が巻き締め部からはみ出している
か、または缶シーリング材のモジュラスが高すぎるため
、巻き締めたときに、缶シーリング材が延伸せず、一定
の巻き締め寸法が得られない。
フレーバー 前記密封性試験と同様にして巻き締めを行い、1週間経
過後、10人が味覚について、良好、不良の判定を行い
、次の3段階で評価した。
良好;不良と判定したもの=0名 やや良好;不良と判定したもの=1〜2名不良;不良と
判定したもの=3名以上 実施例1 丑 ム −−ックスの匍P告 単量体成分として1.3−ブタジェン20部、スチレン
20部、分子量調節剤としてt−Fデシルメルカプタン
0.5部、さらに乳化剤としてロジン酸カリウム3部、
電解質として炭酸カリウム0.2部、重合開始剤として
過硫酸カリウム0.5部、および水180部を、内容積
]00fのステンレス製反応器に仕込み、重合温度45
〜70℃で攪拌し、乳化重合した。このときの重合転化
率は、90%であった。
次いで、1.3−ブタジェン30部、スチレン30部の
混合単量体成分を、連続的に添加して乳化重合を続け、
重合転化率80%のときに、重合を停止し、残留単量体
成分をスチーミングにより除去し、全固形分が45%に
なるまで濃縮し、共重合体ラテックスAを得た。
得られた共重合体ラテックスを構成する共重合体のトル
エン不溶分は45%、ムーニー粘度は102、ガラス転
移温度は一35℃であった。
共重合体ラテックス(固形分換算)  100クレー 
                  60酸化チタン
               50ジン酸グリセリン
エステル      40ロジン酸セツケン     
       2メチルセルロース         
   1水                    
    140(全体の固形分濃度は、60%) 前記缶シーリング材の密封性、巻き締め性およびフレー
バーは、第1表に示すように良好であった。
実施例2〜7、比較例1〜3 実施例1において、一部の条件を第1表の実施例2〜7
および比較例1〜3の欄に記載された条件に変えた以外
は、実施例1と同様に重合し、得られた共重合体ラテッ
クスの性状およびこれらの共重合体ラテックスを用いて
製造した缶シーリング材の密封性、巻き締め性およびフ
レーバーの結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、実施例1〜7は、本発明の
共重合体ラテックスであり、これらの共重合体ラテック
スを用いて製造した缶シーリング材は、密封性、巻き締
め性およびフレーバーがいずれも良好である。
これに対し、比較例1〜3は、本発明の範囲外の比較用
の共重合体ラテンクスであり、これらの共重合体ラテッ
クスを用いて製造した缶シーリング材は、いずれも密封
性、巻き締め性、フレーバーのいずれかが悪いことが分
かる。
〔発明の効果〕
本発明の缶シーリング材用共重合体ラテックスを用いて
製造した缶シーリング材は、密封性、巻き締め性、耐熱
水スクイズアウト性およびフレーバーに優れている。
従って、巻き締め機の走行スピードを上げた高速度巻き
締めシステムによっても、密封性が優れた密封缶の生産
が可能となり、生産性を一段と向上させることができる
特許出願人 日本合成ゴム株式会社 同    東洋製罐株式会社 代理人  弁理士 白 井 重 隆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)共役ジエン系単量体、 (b)芳香族ビニル化合物および (c)必要に応じて用いられるその他の共重合可能な単
    量体を主成分とする単量体成分を乳化重合して得られる
    共重合体ラテックスであって、該ラテックスを構成する
    共重合体の、トルエン不溶分が70重量%以下、かつム
    ーニー粘度 (ML_1_+_4、100℃)が60〜150である
    ことを特徴とする缶シーリング材用共重合体ラテックス
  2. (2)乳化重合に使用される分子量調節剤がメルカプタ
    ン類であって、その使用量が単量体成分の0.01〜1
    重量%である請求項1記載の缶シーリング材用共重合体
    ラテックス。
JP2184270A 1990-07-13 1990-07-13 缶シーリング材用共重合体ラテックス Expired - Lifetime JP2619301B2 (ja)

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