JPH0477164B2 - - Google Patents

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JPH0477164B2
JPH0477164B2 JP2164578A JP16457890A JPH0477164B2 JP H0477164 B2 JPH0477164 B2 JP H0477164B2 JP 2164578 A JP2164578 A JP 2164578A JP 16457890 A JP16457890 A JP 16457890A JP H0477164 B2 JPH0477164 B2 JP H0477164B2
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JP
Japan
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spline
spline member
resin
toothless
synthetic resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP2164578A
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English (en)
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JPH0341221A (ja
Inventor
Hideaki Takahashi
Eiichi Imao
Motohiro Mizuno
Nobuo Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2164578A priority Critical patent/JPH0341221A/ja
Publication of JPH0341221A publication Critical patent/JPH0341221A/ja
Publication of JPH0477164B2 publication Critical patent/JPH0477164B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
    • F16D3/06Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow axial displacement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スプライン嵌合するアウタスプライ
ン部材とインナスプライン部材とから成る樹脂被
覆スプライン軸の製造方法に関する。
(従来技術) 樹脂被覆スプライン軸は、例えば第5図に符号
20にて示すように、外周にスプラインを有する
インナスプライン部材21と内周にスプラインを
有するアウタスプライン部材22とから成り、両
者は、いずれか一方のスプラインに被覆形成した
合成樹脂の薄膜(以下、単に樹脂膜という)23
を介して摺動自在に嵌合されている。この場合、
スリーブ22が有底であるため、このまゝではイ
ンナスプライン部材21とアウタスプライン部材
22とが摺動する際、空気が圧縮、吸引される、
所謂ポンピングが生じ、これを防ぐために、抜気
孔24がアウタスプライン部材22の底部に形成
されている。
そして従来、上記スプライン軸20を製造する
には、インナスプライン部材21とアウタスプラ
イン部材22とのいずれか一方のスプラインに離
型剤を塗布した後、両スプライン部材を嵌合し、
前記両スプライン部材の嵌合隙間に合成樹脂を注
入して重合硬化し、このようにして樹脂膜23を
一体成形した後、別途、機械加工により抜気孔2
4を形成するようにしていた。なお、この抜気孔
24の形成に代え、樹脂膜23に摺動方向に延長
する切抜きを機械加工により形成する場合もあつ
た。
(発明が解決するための問題点) しかしながら、上記のように機械加工により抜
気孔24あるいは切抜きを形成する態様では、機
械加工のための工程を別途設けなければならいな
いため、生産性の低下や製造コストの増大が避け
られず、その上、バリ発生などにより摺動抵抗が
悪化する問題を生じていた。
本発明は、上記従来の問題を解決すべくなされ
たもので、二次加工を施すことなくポンピングの
問題に対処できる樹脂被覆スプライン軸の製造方
法を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明は、内周面
にスプラインを有する有底のアウタスプライン部
材と該アウタスプライン部材のスプラインに嵌合
可能なスプラインを外周面に有するインナスプラ
イン部材とのいずれか一方のスプラインに欠歯部
を形成し、前記インナスプライン部材と前記アウ
タスプライン部材とのいずれか一方のスプライン
に離型剤を塗布した後、両スプライン部材を嵌合
し、前記両スプライン部材の嵌合隙間に合成樹脂
を注入して重合硬化させ、この重合硬化に際して
の合成樹脂の収縮によって前記欠歯部の周辺に切
抜きを形成するようにしたことを特徴とする。
(作用) このような構成とすることにより、樹脂被覆と
同時に欠歯部内に抜気のための切抜きが自然に形
成され、その後の二次加工が不要になる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
第1図および第2図は、本発明の第一実施例に
より製造した樹脂被覆スプライン軸1を示したも
のである。両図中、2はインナスプライン部材、
3はアウタスプライン部材で、両者は、インナス
プライン部材2に被覆形成した後述する樹脂膜1
3を介して摺動自在に嵌合されている。アウタス
プライン部材3は底3aを有する円筒部の内周面
にその開口部から長手方向に延びるスプライン4
を設けている。スプライン4は、矩形断面の凹部
5と台形断面の凸部6とを軸心Oを中心とする同
一ピツチ円上に交互にかつ等間隔に配列して形成
されている。なおアウタスプライン部材3の円筒
部には、細径の軸部3cが連結されている。
このアウタスプライン部材3に対して、インナ
スプライン部材2は丸棒状であり、その外周面に
長手方向に延びるスプライン7を設けている。こ
のスプライン7は、矩形断面の凸部8と逆台形断
面の凹部9とを軸心Oを中心とする同一ピツチ円
上に交互にかつ等間隔に配列して形成されてい
る。しかしてこのインナスプライン部材2のスプ
ライン7は、その一部に欠歯部10を有してお
り、これにより欠歯部10の存在する部分では凸
部8相互の間隔は広くなつている。この実施例で
は欠歯部10は、スプライン7のうち、対向する
二個所に形成されている。二個所の欠歯部10,
10は、断面水平軸Xを横切り、かつ断面垂直軸
Yに対して対称となるように形成される。従つ
て、二個所の各欠歯部10,10は夫々、インナ
スプライン部材2とアウタスプライン部材3の嵌
合状態ではアウタスプライン部材3の内周面に形
成された、凹部5の一つと対向することになる。
その対向する各欠歯部10,10と矩形断面の凹
部5との間には、長手方向に延びる切抜き11,
11が形成されている。なお、インナスプライン
部材2の基端側には、他の部材に対する取付部2
aが設けられている。
上記構造の樹脂被覆スプラインを製造するに
は、予めアウタスプライン部材3のスプライン4
に離型剤を塗布しておく。そして、アウタスプラ
イン部材3とインナスプライン部材2とを同心に
嵌合保持し、その嵌合間隙12に、例えばナイロ
ン系の合成樹脂を注入充填し、続いて充填された
合成樹脂を重合硬化させる。この重合硬化に際し
て合成樹脂が自然収縮し、インナスプライン部材
2のスプライン7の外周面には均一な樹脂膜13
が形成される。また、合成樹脂の自然収縮によつ
て、樹脂膜13とアウタスプライン部材3との間
には、適当な間隙が形成されて、インナスプライ
ン部材2とアウタスプライン部材3とは相互に摺
動可能となる。同様にして、欠歯部10,10に
充填された合成樹脂は、体積が十分であるので、
他の嵌合間隙12内の合成樹脂よりも大きな体積
の収縮を生じ、この収縮によつて、欠歯部10,
10の周辺には外気の通じる切抜き11,11が
形成される。
上記のように製造した樹脂被覆スプライン軸1
にあつては、インナスプライン部材2がアウタス
プライン部材3に対して摺動する際、インナスプ
ライン部材2とアウタスプライン部材3との間に
潜む空気特に底部3bは、切抜き11,11を通
して外部へ抜気される。一方、インナスプライン
部材2の復動の際、インナスプライン部材2とア
ウタスプライン部材3との間、特に底部3bは負
圧になることはない。従つて、インナスプライン
部材2とアウタスプライン部材3との間には内部
空気の圧縮および吸引、所謂、ポンピングは生じ
ないのである。
第3図および第4図は、本発明の第二実施例に
より製造した樹脂被覆スプライン軸1を示したも
のである。本スプライン軸1は、欠歯部10′,
10′の形成個所が第一実施例とは逆となつてい
る。即ち、アウトスプライン部材3′の内周面に
形成されたスプライン4′の一部に欠歯部10′,
10′が設けられ、この欠歯部10′の存在する部
分では、凸部6′相互の間隔が広くなつている。
本第二実施例では欠歯部10′は、スプライン
4′のうち対向する二個所に形成されている。こ
の二個所の欠歯部10′,10′は、第一実施例と
同様に断面水平軸Xを横切りかつ断面垂直軸Yに
対して対称となるように形成される。従つて、二
個所の各欠歯部10′,10′は、インナスプライ
ン部材2′とアウタスプライン部材3′とが嵌合す
ることにより、第一実施例に示したものと同様に
インナスプライン部材2′の外周面に形成された、
長手方向に延びる一個所の逆台形断面の凹部9′
と対向することになる。この対向する各欠歯部1
0′,10′と凹部9′との間には、長手方向に延
びる切抜き11,11′が形成されている。但し、
軸部3c′および取付部2a′は第一実施例に説明し
たものと同様である。
上記第3図および第4図に示されたスプライン
軸を製造するには、予めインナスプライン部材
2′のスプライン7′に離型剤を塗布しておく。そ
して、アウタスプライン部材3′とインナスプラ
イン部材2′とを同心に嵌合保持し、その嵌合間
隙12′に、例えばナイロン系の合成樹脂を注入
充填し、続いて充填された合成樹脂を重合硬化さ
せる。この硬化に際して合成樹脂が自然収縮し、
アウタスプライン部材3′のスプライン4′には均
一な樹脂膜13′が形成される。また、合成樹脂
の自然収縮によつて、樹脂膜13′とインナスプ
ライン部材2′との間には、適当な間隙が形成さ
れて、アウタスプライン部材3′とインナスプラ
イン部材2′とは相互に摺動可能となる。同様に
して、次歯部10′,10′に充填された合成樹脂
は、体積が大きいので、他の嵌合間隙12′内の
合成樹脂よりも大きな体積の収縮を生じ、この収
縮によつて、欠歯部10′,10′の周辺には外気
と通じる切抜き11′,11′が形成される。そし
て、この切抜き11′の存在により両スプライン
部材2′,3′が相対的に摺動する際、ポンピング
を生じることはなくなる。
なお上記2つの実施例では、欠歯部10,1
0′を有する側に樹脂膜13,13′を形成した
が、欠歯部を有しない側に樹脂膜を形成すること
もできる。また欠歯部の位置は限定されることは
なく、形成される数においても限定されることは
ない。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明にかゝる
樹脂被覆スプラインの製造方法によれば、ポンピ
ング防止のための二次加工が不要となり、従つ
て、スプライン軸体の製造工数が大幅に短縮され
るばかりか、加工影響による摺動特性の悪化を未
然に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第一実施例により製造した
樹脂被覆スプライン軸の構造を示したもので、第
2図のA−A矢視線に沿う横断面図、第2図は、
同じく本発明の第一実施例により製造した樹脂被
覆スプライン軸の縦断面図、第3図は、本発明の
第二実施例により製造した樹脂被覆スプライン軸
の構造を示したもので、第4図のB−B矢視線に
沿う横断面図、第4図は、同じく本発明の第二実
施例により製造したスプライン軸の縦断面図、第
5図は、従来の製造法によつて得た樹脂被覆スプ
ライン軸の縦断面図である。 1……スプライン軸、2……インナスプライン
部材、3……アウタスプライン部材、4,7……
スプライン、10……欠歯部、11……切抜き、
13……樹脂膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内周面にスプラインを有する有底のアウタス
    プライン部材と該アウタスプライン部材のスプラ
    インに嵌合可能なスプラインを外周面に有するイ
    ンナスプライン部材とのいずれか一方にスプライ
    ンに欠歯部を形成し、前記インナスプライン部材
    と前記アウタスプライン部材とのいずれか一方の
    スプラインに離型剤を塗布した後、両スプライン
    部材を嵌合し、前記両スプライン部材の嵌合隙間
    に合成樹脂を注入して重合硬化させ、この重合硬
    化に際しての合成樹脂の収縮によつて前記欠歯部
    の周辺に切抜きを形成することを特徴とする樹脂
    被覆スプライン軸の製造方法。
JP2164578A 1990-06-22 1990-06-22 樹脂被覆スプライン軸の製造方法 Granted JPH0341221A (ja)

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