JPH0477107B2 - - Google Patents

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JPH0477107B2
JPH0477107B2 JP63052375A JP5237588A JPH0477107B2 JP H0477107 B2 JPH0477107 B2 JP H0477107B2 JP 63052375 A JP63052375 A JP 63052375A JP 5237588 A JP5237588 A JP 5237588A JP H0477107 B2 JPH0477107 B2 JP H0477107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
floor
living room
beams
water
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63052375A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01226985A (ja
Inventor
Iehira Kadota
Takashi Sato
Hidetoshi Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP5237588A priority Critical patent/JPH01226985A/ja
Publication of JPH01226985A publication Critical patent/JPH01226985A/ja
Publication of JPH0477107B2 publication Critical patent/JPH0477107B2/ja
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特に居室部分に要求される機能を有
効に発揮しうる高層集合住宅の構造に関する。
(従来の技術と発明が解決しようとする課題) 近年、外周部ならびに内部吹抜け部分もしくは
内部コア部分に沿つて構造構面を二重に設けてな
る、所謂ダブルチユーブ構造の高層建築物が平面
及び立面計画上の合理性から採用されてきてい
る。
第3図は従来のダブルチユーブ構造の高層集合
住宅を示すものであり、かかる高層集合住宅1に
おいては、平面計画上の要請から居室ゾーン2を
外周に配置することが通常であり、この場合、中
央部分にはエレベーター、廊下等からなるコアゾ
ーン3が配置され、該コアゾーン3の外周にシヤ
フトスペースを含む水場ゾーン4が配置されるこ
ととなる。
かかる高層集合住宅の基準階の平面構成、即ち
床の厚さ、梁の有無、柱の有無等については、従
来は平面全体が同一構成であるか、もしくは、前
記コアゾーン3と他のゾーン2,4の構成とを異
なつたものにした例、即ち2種構成かであつた。
しかしながら、かかる従来の平面構成では、各
ゾーンに要求される機能を確実に発揮させること
ができなかつた。
即ち、居室ゾーン2と水場ゾーン4とは、いず
れにせよ同一平面構成となつているため、居室ゾ
ーン2では、柱が多くて開口部が制約されたり、
天井に梁が見えて体裁に欠けたり、天井高が低く
なつたり、あるいは、床厚の点で遮音性能が低く
騒音問題を喚起するといつた問題を有し、一方、
水場ゾーン4では床あるいは天井位置での設備配
管スペースが充分に確保できないという問題があ
つた。
本発明は、かかる従来の問題点を解決すること
を目的として提案されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明に係る高層集
合住宅の構造は、中央のコアゾーンの外周に水場
ゾーンが配置され、該水場ゾーンの外側に居室ゾ
ーンが配置されてなるチユーブ構造の高層集合住
宅において、前記居室ゾーンの床を他のゾーンよ
り床厚の厚いフラツトスラブにて形成して梁を床
厚の成内に納め、外周ラインの柱間隔を内部位置
の柱間隔より大きく設定するとともに、外周ライ
ンの梁成を内部位置の梁成よりも小さくしたこと
を特徴とするものである。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例を図面により説明
する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示し、
本実施例に係る高層集合住宅10においては、中
央のコアゾーン11の外周に水場ゾーン12が配
置され、該水場ゾーン12の外側に居室ゾーン1
3が配置されている。
しかして、本実施例ではまず、前記居室ゾーン
13の床を他のゾーン11,12より床厚の厚い
フラツトスラブ14にて形成して、梁を床厚の成
内に納めてある。
また、第2図に示すように外周ライン15に沿
つた梁16は、その梁幅を通常より大きく設定す
ることにより、梁成を小さくしても断面係数や断
面二次モーメント等の構造的強度が低下しないよ
うにした上で、梁成を内部位置の梁18及び19
よりも小さくしていることが特徴である。
しかして、第2図に示すように、コアゾーン1
1と水場ゾーン12とは、従来通りの床厚に設定
されており、一方、居室ゾーン13のフラツトス
ラブ14の床厚の増加分は床上面に突出して位置
させ、フラツトスラブ14の下面は隣接する水場
ゾーン12の床17の下面とほぼ同一面としてい
るため、フラツトスラブ14の上面と水場ゾーン
12の床17の上面との境界には、段差が形成さ
れている。
また、居室ゾーン13と水場ゾーン12との境
界部の梁18、及びコアゾーン11と水場ゾーン
12との境界部の梁19の各々の下端面間に天井
20が形成されており、上部の床17と、天井2
0と、梁18及び梁19とで画成される空間が設
備配管スペース21として設定されている。
かかる構成からなる本実施例においては、ま
ず、居室ゾーン13の床をフラツトスラブ14と
しており、この部分に梁がなく、鉛直荷重のみを
支持するものであるから、第1図に示すように、
外周ライン15と、居室ゾーン13及び水場ゾー
ン12の境界の中間ライン22とは水平構面とし
て完全に分離されており、前記外周ライン15に
おける各柱23の位置を前記中間ライン22の柱
24の配設位置には拘束されることなく独立して
任意位置に設定することが可能となる。
よつて、従来例の如く内部架構の柱位置により
外周ライン15の柱位置が制約されることがな
く、第1図に示す如く外周ライン15の柱23の
間隔を中間ライン22や、内部ライン25に位置
する柱の間隔より大きく設定することができる。
よつて、外周ライン15では開口部が広くとれ
るので景観に優れ、さらに居室ゾーン13ではフ
ラツトスラブ14を採用することにより天井に梁
が突出せず、開放性のある快適な居室ゾーン13
が形成しうる。
また、上記の如く外周ライン15での梁16は
その梁成を内部位置の梁18及び19よりも小さ
く形成してあるため、開口部の高さが従来より大
きく設定できて、より快適性が向上する。
また、居室ゾーン13の床をフラツトスラブ1
4とすることにより、該居室ゾーン13には構造
的壁(耐力壁)が不要となり、さらに、上記の如
く梁が天井面に突出しないことから、居室ゾーン
13内での間仕切壁を自由に配置、形成でき、平
面計画の自由度が向上することにより、商品価値
も増大する。
さらに、居室ゾーン13の床厚が従来より厚く
形成してあるため、下階への遮音性能が格段に向
上し、トラブルの発生を未然に防止しうる。
また、水場ゾーン12では、設備配管スペース
21が形成されているため、体裁良く配管類を収
納でき、該水場ゾーン12の機能を有効に発揮し
うるものである。
なお、本発明は上記実施例に限定されることな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
形例が可能なことは云うまでもない。
(発明の効果) 本発明は上述した如く構成されており、チユー
ブ構造の高層集合住宅において、前記居室ゾーン
の床を他のゾーンより床厚の厚いフラツトスラブ
にて形成して梁を床厚の成内に納め、外周ライン
の柱間隔を内部位置の柱間隔より大きく設定する
とともに、外周ラインの梁成を内部位置の梁成よ
りも小さくしたことにより、特に居室ゾーンの機
能を従来より飛躍的に高め、開放性に富み、平面
設計上の自由度の高い価値ある空間を創成しうる
とともに、設備系の自由度を向上させ、合理的な
平面計画を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建築物の構造の一実施例
を示す平面的概念図、第2図はそのA−A線概略
断面図、第3図は従来例を示す平面的概念図であ
る。 10……高層集合住宅、11……コアゾーン、
12……水場ゾーン、13……居室ゾーン、14
……フラツトスラブ、15……外周ライン、1
6,18,19……梁、17……床、21……設
備配管スペース、22……中間ライン、23,2
4……柱、25……内部ライン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央のコアゾーンの外周に水場ゾーンが配置
    され、該水場ゾーンの外側に居室ゾーンが配置さ
    れてなるチユーブ構造の高層集合住宅において、
    前記居室ゾーンの床を他のゾーンより床厚の厚い
    フラツトスラブにて形成して梁を床厚の成内に納
    め、外周ラインの柱間隔を内部位置の柱間隔より
    大きく設定するとともに、外周ラインの梁成を内
    部位置の梁成よりも小さくしたことを特徴とする
    高層集合住宅の構造。
JP5237588A 1988-03-04 1988-03-04 高層集合住宅の構造 Granted JPH01226985A (ja)

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JPH01226985A JPH01226985A (ja) 1989-09-11
JPH0477107B2 true JPH0477107B2 (ja) 1992-12-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4722451B2 (ja) * 2004-10-26 2011-07-13 株式会社竹中工務店 建物の架構構法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59220560A (ja) * 1983-05-27 1984-12-12 黒沢建設株式会社 フラツトスラブの構築方法
JPS605945A (ja) * 1983-06-15 1985-01-12 株式会社竹中工務店 構築物の梁構造と床構造
JPS605946A (ja) * 1983-06-15 1985-01-12 株式会社竹中工務店 構築物の床構造
JPS6138302A (ja) * 1984-07-31 1986-02-24 川崎重工業株式会社 廃熱回収装置
JPH0469261A (ja) * 1990-07-11 1992-03-04 Ricoh Co Ltd プリンタ

Patent Citations (5)

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