JPH0476570A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JPH0476570A
JPH0476570A JP18979890A JP18979890A JPH0476570A JP H0476570 A JPH0476570 A JP H0476570A JP 18979890 A JP18979890 A JP 18979890A JP 18979890 A JP18979890 A JP 18979890A JP H0476570 A JPH0476570 A JP H0476570A
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Japan
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charging
photosensitive drum
electrode
voltage
electrode plate
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JP18979890A
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Hideyuki Yano
秀幸 矢野
Masahiro Goto
正弘 後藤
Koichi Suwa
諏訪 貢一
Koichi Hiroshima
康一 廣島
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は帯電装置に関する。
より詳しくは、被帯電体に対して対向接触する帯電電極
によって被帯電体面の帯電(除電も含む)を行なう接触
帯電型の帯電装置に関する。
(従来の技術) 例えば、電子写真装置(レーザービームプリンタ・複写
機・画像表示装置等)、静電記録装置などの画像形成装
置や、静電吸着搬送装置などにおいて、感光体・誘電体
等の像担持体、静電吸着用の誘電体ベルトなどの被帯電
体面を帯電処理する手段機器としてはコロナ帯電器を利
用するのか従来−船釣であった。
コロナ帯電器は細いワイヤ電極に高電圧を印加してシー
ルド電極との間でコロナ放電を発生させ、放電開口から
出るコロナ放電に被帯電体面を曝すことにより被帯電体
面を帯電する非接触型の帯電装置である。
コロナ帯電器は感光体等の被帯電体面を所定の極性・電
位に均一に帯電処理する手段として有効である。しかし
、高価な高圧トランス(例えば6〜8にV)を必要とす
る、高圧に対する絶縁対処構成が犬掻りになる、電力効
率が悪い、コロナ放電により好ましくないオゾン等のコ
ロナ放電生成ガスが比較的多く発生する、その対処構成
が犬掻りになる等の問題点を有している。
このようなコロナ帯電器に対して、前記したように、被
帯電体に対して対向接触する帯電電極によって被帯電体
面の帯電を行なう接触帯電型の帯電装置があり、これは
電源の低圧化が図れる、オゾン等のコロナ放電生成ガス
の発生量が少ない、低コスト化できる等の利点を有する
ことから、近年は、例えば画像形成装置において感光体
・誘電体等の像担持体面を帯電処理するための、コロナ
帯電器に代わる帯電手段機器として注目され実用化され
ている。
第11図にローラ型の帯電電極を用いたこの種の帯電装
置の概略構成を示した。
2は被帯電体であり、本例は矢印の時計方向に所定の周
速度(プロセススピード)をもって回転駆動されるドラ
ム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)とす
る。
該感光トラム2は、アルミニウム等の導電材製のドラム
基体(基層)2bと、その外周面に形成した感光体とし
ての例えば有機光導電体層(OPC)2aとを基本構成
層としてなる。
10はローラ型の帯電電極(以下、帯電ローラと記す)
てあり、本例は芯金10bの外周に導電性ゴムローラ部
10aを金型成形等で同心体に形成したもので、感光ド
ラム2の外面にほぼ並行させて所定の押圧力をもって接
触させた状態に保たせである。帯電ローラ10は回転駆
動させてもよいし、感光トラム2の回転に従動回転させ
てもよい。
20は帯電ローラ10に対する電圧印加電源であり、感
光ドラム2の回転駆動状態において帯電ローラ10に対
して電源20から所定の電圧が印加されることで回転感
光トラム2の周面(感光体2aの面)が所定の極性・電
位に帯電処理される。
帯電のメカニズムは、 ■、帯電電極としての帯電ローラ・10と被帯電体とし
ての感光ドラム2との接触部Nにおける電荷の直接注入
作用と、 ■、該接接触部近傍微小ギャップ間で空気の絶縁破壊が
生じることによる放電に伴なう帯電ローラ10から感光
トラム2への電荷移動、によるものと考えられる。
被帯電体2に接触させた帯電電極10にプラス又はマイ
ナスの直流(DC)電圧を印加してその印加DC電圧を
大きくしていくと、第12図のグラフのように成る電圧
値V7H1本例では約550vから被帯電体2の帯電が
開始され、それ以降は印加DC電圧と、帯電による被帯
電体2の表面電位オフセット電位VDは比例する。
従って、被帯電体2面を所望の電位VI)に帯電処理す
る場合はその所望の電位VDに被帯電体の帯電開始電圧
V7Hを加えた電圧を印加すれば被帯電体面は電位V。
に帯電されることになる。
上記のように帯電電極10にプラス又はマイナスの直流
電圧のみを印加して被帯電体2面の帯電を行なうものを
以下、DC帯電方式と記す。
しかし、DC帯電方式の場合は帯電電極10面に付着し
たゴミや汚れ、帯電電極10面の傷等が被帯電体の帯電
処理面の電位むらとなってあられれやすい。
又、微視的な電位の収束性が悪いことで被帯電体2が本
例のように画像形成装置における感光体等の像担持体で
あるときは形成画像に若干のかぶりを生じる等の問題が
ある。
この問題を解決する手段として、帯電電極10に対する
印加電圧を、VD相当のオフセット電圧(直流)に、被
帯電体2の帯電開始電圧V7Hの二倍以上のピーク間電
圧Vppを持つ振動電圧(交互電圧・交番電圧・脈流電
圧;正弦波・矩形波・三角波など時間とともに電圧値が
周期的に変化する電圧、以下、交流(AC)電圧或いは
交流(AC)成分と記す)を重畳した電圧を印加して帯
電処理する方法がある。以下、これをAC帯電方式と記
す。
即ち、第13図例のように、DC電圧成分(=VD)に
AC電圧成分を重畳した電圧を帯電電極10に印加して
被帯電体2面を帯電処理することによって、被帯電体表
面電位は振動するが、その平均値はV。にあるため、A
C電圧成分の周波数fをある程度以上に大きくすること
でその電位振動に起因する帯電むらは実質的になくする
ことができ、画像形成装置においてはその帯電むらに起
因する出力画像上での所謂サイクルマークの出現をなく
することができる。
従って、環境変動や耐久性等を考え合わせると、画像形
成装置にあっては感光体等の像担持体に対する接触型の
帯電手段としては、DC帯電方式よりも、AC帯電方式
の方か画像の安定性に優れている。
接触型の帯電装置の帯電メカニズムは前述したように、
被帯電体2と帯電型I!l110との接触部に於ける電
荷の直接注入と、被帯電体2と帯電電極10との間の微
小ギャップに於る放電であるか、被帯電体2と帯電電極
10との電位差が十分に大きい場合は後者の放電による
帯電か支配的になる。AC帯電方式では大きなAC電圧
を印加するため、被帯電体2と帯電電極10の電位差は
大きく保たれ、電荷の直接注入による帯電は無視できる
と考えられる。
帯電電極10はDC帯電方式であれ、AC帯電方式であ
れ、上記例のローラ型に限らず、ブレード型、バッド型
、ロッド型、ブロック型、ベルト型・ブラシ型等の任意
の形状形態のものとすることができる。
(発明が解決しようとする問題点) (1)接触型の帯電装置は、DC帯電方式にしろ、AC
帯電方式にしろ、文字通り被帯電体2と帯電電極10と
が接触しているため、被帯電体2面に第11図のように
ピンホール部20等の欠陥部(耐電圧性の低い欠陥部)
が生じると、そのピンホール部2cと帯電電極10とが
対応したとき、該どンホール部2cに帯電電流が集中し
てしまい帯電電極10の印加電圧が降下して帯電電極1
0が接触している被帯電体2面部分の該ピンホール部2
C以外の部分には帯電電流が流れず、帯電不良を起こす
ことになる。またピンホール部2Cに電流が集中するこ
とで該ピンホール部2cが更に拡大化してしまう。更に
は帯電電極10が樹脂やゴム等の場合にはその電流集中
部分にこげや発火を生じさせることにもなる。
そこで、帯電電極10は抵抗が十分に低いものにするこ
とは避けて成る程度の抵抗をもたせることでピンホール
部2cに対応しても該ピンホール部に電流が集中しない
ように対処しているが、抵抗値が大きいと印加した電圧
の一部がこの抵抗層に分配されてしまい、実際に帯電に
使用される電圧が降下して帯電不良が生しることになる
ので、帯電電極の抵抗値制御範囲はどンホール部2cへ
の電流集中を防止し得る帯電電極材質の体積抵抗値の下
限値と、上記の帯電不良を防止し得る上限値とに挾まれ
る使用可能領域が実際上狭いもので、抵抗値制御を行な
うことが困難であった。
(2)被帯電体2の背面側の導電体層2bと、電圧を印
加して被帯電体2に接触させた帯電電極10との間には
電界が発生して電気的な力か生じる。AC帯電方式のよ
うに印加電圧にAC電圧成分を含む場合はその電気的な
力がAC電圧成分の電圧変化に対応して強弱変化するた
めに被帯電体2に振動を引き起こし、帯電音と呼ばれる
耳障りな異音(騒音)の発生をみる。被帯電体2か画像
形成装置の像担持体であるときは上記の振動は画像ブレ
を発生させるなどの悪影響をすることにもなる。
(3)また被帯電体2と帯電電極10との間にゴミ等の
異物が介在したときは上記の振動による力学的な力や電
気的な力により被帯電体2の表面に押し付けられて強固
に付着化しやすい。
被帯電体2が画像形成装置の像担持体であるときはブレ
ート式等のクリーニング手段をすり抜けてしまい帯電電
極10の位置へ至ったトナーが被帯電体たる像担持体2
面に対して押し付けられて強固に付着化して所謂トナー
融着現象を生じさせることにもなる。
本発明は接触型の帯電装置についての上記のような問題
点を解消することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、被帯電体に対して対向接触する帯電電極によ
って帯電を行なう帯電装置において、帯電電極と被帯電
体が電気的に絶縁されていることを特徴とする帯電装置
である。
(作 用) 帯電電極と被帯電体との接触部は電気的に絶縁されるこ
とで、該接触部での帯電電極から被帯電体への電荷の直
接注入による被帯電体の帯電はなされないが、該接触部
近傍の帯電電極と被帯電体との微小ギャップ間における
空気の絶縁破壊による放電により被帯電体面の帯電が実
行される。
帯電電極と被帯電体との接触部は電気的に絶縁されてい
て被帯電体に対して帯電電極の導電部の直接接触はない
ので、被帯電体面のどンホール部等の欠陥部が帯電電極
に対応位置しても帯電電流がどン示−ル部等に集中して
流れて帯電不良やどンホール部の拡大等の発生が防止さ
れ、帯電電極の導電部は抵抗値制御を行なう必要性がな
くなり十分に低抵抗のものを使用できる。
帯電電極と被帯電体との接触部であるの電気的絶縁部が
機械的・電気的緩衝部として作用してAC帯電方式に右
ける帯電音の発生を低減し、またトナー融着の発生を低
減する。
(実施例) 〈実施例1〉(第1〜4図) 第1図に本発明に従う接触型の帯電装置を像担持体の一
次帯電手段として用いた電子写真プロセス(カールソン
プロセス)利用のレーザービームプリンタの一例の概略
構成を示した。
2は被帯電体たる像担持体としての感光ドラムであり、
本例のものは導電性基層としてのアルミニウムドラム2
bの外周面に感光体として有機光導電体(opc)層2
aを形成した直径30Φのもので、矢印の時計方向に周
速度(プロセススピード) 50 mm1secで回転
駆動される。
1は帯電電極である。本例のものはアルミニウム製の横
長の板金である(以下、電極板と記す)。
この電極板1をその長手−左側の板縁(後縁)を不動部
材30にヒンジ部材13(第2図)を介して上下揺動自
由に取付けて支持させ、反対側の板縁部(前縁部)の下
面を感光ドラム1面に接触させて感光ドラム1の回転方
向とはカウンタ方向に配設しである。
電極板1の前縁部下面の感光ドラム1面との接触点く実
際には線で接触する)は電気絶縁部12(第2・3図)
としである。実際上は接触点のみを絶縁処理することは
不可能であるので、本実施例では電極板1の前縁から0
.5mm0幅範囲a(第3図)の電極板下面部を絶縁部
12としである。
絶縁部12は回転感光ドラム1面と摺擦状態となるから
、耐摩耗性があり、感光ドラム2面を傷付けないものが
よく、ポリアセタール、ポリカーボネート、フッ素樹脂
(PFA、PTFE等)の樹脂で構成することができる
14は電極板1をヒンジ部材13を中心に常に感光ドラ
ム1へ向う方向に回動付勢する引きばねであり、電極板
1のこの回動付勢力で電極板1の前縁部下面の絶縁部1
2が所定の押圧力をもって感光ドラム1面に加圧接触し
、感光ドラム1の偏心に対して追従することができる。
電極板1に対しては電源20(第3図)から所定のバイ
アス電圧が印加される。
本実施例では、 DC電圧(オフセット電圧)ニー600VAC電圧:ど
−り間電圧 1800V 周波数 400Hz 正弦波電圧 のDC+AC重畳電圧を印加している。
これにより回転感光ドラム2面は該電圧の印加された電
極板1により一様に一600Vの負の帯電処理を受ける
その感光ドラム2の帯電処理面がレーザー露光装置3か
ら出力される、目的画像情報の時系列電気デジタル画素
信号に対応して変調されたレーザー光でイメージ走査露
光されることで、該感光ドラム2面に目的画像情報の静
電潜像が形成され、次いでその静電潜像が反転現像装置
4によって反転現像(感光ドラム面の露光部にトナーを
付着させて潜像を現像する)されてトナー像として顕画
化される。本例の反転現像装置4は負に帯電したトナー
によるシャンどンク現像式のものである。
次いて、該感光ドラム2面のトナー像は不図示の給紙部
から感光トラム2と転写ローラ5との間(転写部)へ適
切なタイミングをもって給送された転写材6の面に順次
に転写されていく。
転写部を通ってトナー像転写を受けた転写材6は感光ド
ラム1面から順次に分離されて不図示の画像定着装置7
へ導入されて画像形成物(プリント)として出力される
画像転写後の感光ドラム2面はクリーニング装置8によ
り転写残りトナーや転写材の紙粉等の付着残存汚染物の
除去を受けて清浄面化され縁り返して作像に供される。
帯電電極としての電極板1は被帯電体としての感光ドラ
ム2面に対して絶縁部12て電気的に絶縁されて接触し
ているので、該電極板1による感光ドラム2面の帯電は
絶縁部12から外れた該絶縁部近傍での電極板部分と感
光ドラム2との間における微小ギャップ間で空気の絶縁
破壊が生しることによる放電により主としてなされる。
電極板1と感光ドラム2との間の放電は次のような過程
で行なわれる。
電極板1と感光トラム2の導電性基層2bの間には電圧
か印加されており、この電圧は第3図のように感光体層
2aと、電極板1と感光体層2a間のギャップG(以下
空気層と称する)によって分割される。第4図は等価回
路を示している。
ここで、感光トラム2上のある一点について考えてみる
。感光トラム2の回転にともない、感光ドラム2と電極
板1の距離d(以下、空気層Gの距11dは、μm単位
で扱う)が増加し、空気層Gの静電容量は小さくなり、
一方この部分のインピーダンスは増加する。これによフ
て印加電圧のうち、空気層Gに分配される電圧vGが増
加する。
方、空気の絶縁破壊電圧V7Hはパッシェンの法則に従
い、空気層Gの厚dが8μm以上ではVlff=312
+6.2d [V]と表現される。
従って、上記の空気層Gに分配される電圧v6が空気層
Gの絶縁破壊電圧を上回っているときに放電か起こる。
感光ドラム上のある一点が電極板1の接触点(絶縁部1
2)から離れて間もない、空気層Gの厚みdが小さいと
きには、空気層Gの静電容量が大きいため、空気層のイ
ンピーダンスは小さく、印加された電圧が空気層に十分
分配されず放電は生じない。モしてdが大きくなってい
くにつれて印加電圧は多く分配されるが、逆ギャップ間
距離が大きくなり、従って空気の絶縁破壊電圧も大きく
、dかある程度以上となると放電が生しない。
この理論に基づいて計算を行なうと、本実施例で感光ト
ラム2の感光体層2aの厚みが20μm、誘電率が3の
ときに、電極板1への印加電圧が約550V以上であれ
ば放電が起こる。また、このときの空気層Gの厚みdは
約38μmと計算される。
印加される電圧が放電しきい値である550■よりも高
い場合には、放電は空気層Gの距離dが38μmの位置
を中心としてそれ以下または以上のときにも起こること
になる。
従って、放電を起こすためには少なくとも電極板1と感
光ドラム2の空隙距離が38μm以下の領域を作るとか
好ましい。
本実施例においては、用いている感光ドラム2が直径3
0mmであるため、帯電電極板1の絶縁部12の範囲を
感光ドラム1との接触点から0. 5IIIL11まで
の部分とすると、電極板1の導電部の始まりの位置では
第3図のように電極板1から感光ドラム2のキャップ間
距離dは8μmとなって十分放電が可能な距離である。
従って、本実施例の構成の電極板1を用いて帯電を行な
うと、感光ドラム2面とは電極板1の導電部が電気的に
非接触であフても、ギャップ間距離が8μm以上の感光
ドラム2と電極板1の空隙間で放電を起こし、帯電が行
なわれることになる。
本実施例のプリンタは、上記のように帯電電極としての
電極板の、被帯電体としての感光ドラム2との接触部を
絶縁部12にして接触部で帯電電極1と感光ドラム2を
電気的に絶縁したことで、接触部においては電極板1か
ら感光トラム2への直接電荷注入が無くとも、接触部近
傍の感光ドラム2面と帯電電極1間の空隙部での放電の
みで、感光ドラム表面の帯電がなされて表面電位は安定
し、良好な画像を得ることかできた。
感光ドラム2面にどンホール部(2C)か存在していて
も、電極板1と感光トラム2との接触部は電気的に絶縁
されているのでピンホール部への帯電電流の集中現象が
起きず、帯電不良やピンホール部の拡大が防止された。
即ち、導電部である電極板自体の抵抗値制御を行なう必
要性がなく、抵抗値の小さい十分に導電性のものを使用
することができる。
また、環境変動による帯電不良も発生しなかった。
電極板1と感光ドラム2との接触部の絶縁部12が振動
の緩衝材となることで、AC帯電方式にあっては電極板
1と感光トラム2の間の電界て電極板1が感光トラム2
を振動させる力か伝わりにくくなり帯電音も発生しにく
いという効果を得ることができるようになった。また感
光トラム2に対するトナー融着現象も低減化された。
〈実施例2〉(第5・6図) 本実施例は上述実施例1の平板状の電極板1に適度な曲
率をつけた構成のものである。
第5図例の電極板1は実施例1の電極板1と同様にその
前縁部の下面に絶縁部12を設けて感光ドラム2と接触
させることて、電極板1と感光トラム2との接触部での
電気的絶縁をさせている。
第6図例の電極板1は絶縁部12は設けないで、電極板
Iの前縁部両側に絶縁性のスペーサーコロ21を設けて
感光ドラム2の周面両側部に受けさせることで、電極板
の前縁部下面を感光ドラム2面から非接触に20μm程
度浮き離した状態に維持させた構成としである。
第5図・第6図における電極板1の曲率は、感光ドラム
2と電極板1の距離が小さい領域(放電しきい値相当の
電圧を印加したときに放電が生じる38μm近傍の領域
)をできるたけ大きく確保するためにつけたもので、本
実施例では感光トラム2の直[30mmに対し電極板1
の曲率半径を50mmとしている。
この曲率を設けることにより、曲率が無い場合に比べ、
単位時間あたりにキャップ間距離dか増加する割合は遅
くなり、放電を起こす時間が比較的長くとれることにな
る。
従って本実施例においては、プロセススピード(感光ド
ラム2の周速度)が大きくなった場合にも放電を起こす
時間を長く取る事ができ、安定な帯電が行なえるため、
プリンタの高速化を図ることができる。
また、この曲率を設けると、感光ドラム土のうねり、ゴ
ミ等によって生じる設定時の電極板−感光体間路JIi
20μmの変化を小さくすることができる。
つまり、曲率がない時、外乱によって設定時の電極板−
感光体間距離が大きくなった場合には放電可能領域がす
ぐにlJXさくなフてしまい、帯電が完了しないうちに
放電可能領域を通過してしまって帯電不良を生じる可能
性があるか、曲率がある場合には時間によるdの変化率
が小さいため、放電可能領域の通過時間が増え、放電を
するに十分な時間をとることができる。
具体的に、平板状の電極板1を用いたプリンタの場合は
耐久試験において、通紙中に電極板1と感光トラム2と
の接触部にゴミか挟まり、結果的にキャップ間距離が拡
大し、若干のカブリや帯電不良を生じた例があったか、
この時に挟まっていたゴミ相当の大きさの粒子を故意に
用いて第5図例装置の電極板1と感光ドラム2間に挟ま
せて画出しを行なフたとこる帯電不良は生じなかった。
以上のように帯電電極板1に曲率をつけることによフて
帯電のラチチュードが増し、高速に対応できるようにな
り、本発明の利用可能性を広げることができるようにな
った。
〈実施例3〉(第7〜10図) 本実施例は帯電電極1をローラ型(以下、帯電ローラと
記す)としたものである。
第7図(A)は帯電ローラ1の一部切欠き正面図、第7
図(B)は側面図である。
本例の帯電ローラ1はφ12のアルミニウムローラの外
周面に絶縁材製の斜めの凸メツシュ15を形成具備させ
、この帯電ローラ1を被帯電体としての感光ドラム2面
に接触させて配設したものである。この帯電ローラ1の
軸受部材や加圧手段は図には省略しである。
帯電ローラ1の外周面の絶縁材製の凸メツシュ15は帯
電ローラ1と感光トラム2との接触部において帯電ロー
ラ1の導電部であるアルミニウムローラと感光ドラム2
との間に介在して両者を電気的に絶縁し、アルミニウム
ローラと感光ドラムとの間のギャップを所定に保証する
役割をする。
帯電ローラ1の導電部は金属、または導電化処理を施し
た硬質の樹脂を用いることができる。
本実施例では上記のようにアルミニウムのローラを用い
た。硬質材を用いるのは表面が軟質の材料であると、そ
の表面に形成するメツシュ15が感光ドラム2との接触
圧によって表面に埋め込まれてしまい、感光ドラム2と
のギャップが保証できないためである。
メツシュ15は、導電性ローラ上に目の荒い絶縁性のメ
ツシュのシートを巻き付けて加工する方法、エツチング
によって作る方法等か考えられるが、いずれにおいても
メツシュの高さは放電を起こすキャップとの兼ね合いか
ら、30μm以下か好ましい。
具体的に、まず前者の方法であるが、厚さ100μm、
メツシュの大きさ500μm角の熱可塑性の樹脂によっ
て作られたメツシュのシート15a(第8図(A))を
導電性ローラ1上に巻き付ける。厚さかもともと30μ
m以下のメツシュシート15aを用いればこのまま帯電
ローラとして使用可能であるが、ここでは、さらに加工
を加えてメツシュの高さを制御する。
即ち、次に、メツシュシート15aを巻いたローラを加
熱をする。これにより第8図(B)のようにローラ表面
に巻かれた熱可塑性のメツシュシートは変形してローラ
1上に付着し、メツシュの高さも低くなる。
このようにして、加熱温度、時間を変化させることによ
り、メツシュの高さを放電可能な領域にまで変化させ、
表面にメツシュ15を形成した帯電ローラ1を作成する
ことができる。
次に、エツチングによる方法について第9図で説明する
(1)アルミニウムの導電性ローラ1上に、(2)デイ
プどングにより20μmの絶縁性の樹脂膜15bを形成
し、 (3)更にこの上に光硬化性のフォトレジスト膜16を
形成する。そして、 (4)500μm角のメツシュのマスキング17を行い
、紫外線を照射させ、マスキングされない領域のフォト
レジスト膜部分 16aを硬化させる。そして、マスク17をとり、 (5)溶剤により硬化していないフォトレジスト膜部分
16bと、 (6)その部分の樹脂15cを除去した後、(7)最後
に硬化したフォトレジスト膜部分16aを除去する ことによって最終的に高さ20μm、メツシュの大きさ
500μmの絶縁樹脂層15を形成することが出来る。
このようにして導電性ローラ1上に絶縁性のメツシュ1
5を作るが、この時、メツシュの向きが第10図のよう
にローラ1の回転方向と一致していると、感光ドラム2
の帯電時にはメツシュの縦部分たけ帯電か行なわれず、
画像上でこれに対応する黒筋を生じてしまう。
従って、第7図(A)のようにメツシュ15はローラ1
の回転方向に対して斜めに構成されていなければならな
い。このような構成をとると、帯電ローラ1と感光ドラ
ム2間の放電領域を通過する間には、感光トラム2は均
一に帯電される。
しかし、メツシュ15か無い場合に比べるとやはり帯電
性は低下するため、本実施例に右いてはAC帯電方式を
採択するのが望ましい。
上記のようにして得られたメツシュ15付きの帯電ロー
ラ1を第1図のプリンタに、電極板1と取り替えて装着
し、該帯電ローラ1に DC!圧(オフセット電圧)ニー600VAC電圧: 
ビーク間電圧 2000V周波数 400Hz 正弦波電圧 のDC+AC重畳電圧を印加して感光トラム2の一次帯
電を行なわせてプリントを実行させた。
感光ドラム2面は一様に一600vに負に帯電処理され
た。
前記の通り、帯電電極としての帯電ローラ1への印加電
圧が約550v以上であれば放電が起こる。また、この
時の空気層の厚みdは約38μmと計算される。従って
印加される電圧が放電しきい値である550Vよりも高
い場合に、空気層の距離が38μmの位置を中心として
、それ以下またはそれ以上の領域で放電は起こることに
なるが、本実施例では帯電ローラ上のメツシュ15の高
さは30μm以下に制限するため、十分な帯電が可能で
ある。
以上の構成を取る事によって、感光ドラム1と帯電ロー
ラ1の導電部は非接触であるため感光体の絶縁破壊を防
ぐことができ、感光体表面電位を安定化させるために印
加するAC電圧を大きく取る事ができる。このことは、
従来の接触帯電方式の問題点であった接触帯電電極表面
の抵抗値制御の必要性をなくすることになる。
また本実施例においては、帯電ローラの導電部と感光体
とがメツシュ15を介しており、帯電ローラと感光体の
実質的な接触面積が小さいため、力を及ぼし合う領域が
少なく、クリーニング装置8をすり抜けたトナーが電極
ローラ1によって力学的な力を受けにくく、トナー融着
が発生しにくい。
更に、同様の理由により帯電ローラ1と感光体の間の電
界で電極が感光体を振動させる力が伝わりにくく、また
、メツシュ15か振動の緩衝材となるため、帯電音も発
生しにくいといった効果を得ることができるようになっ
た。
実際に本構成のプリンタによって出力される画像の画像
評価を行なったところ、AC帯電方式のため感光ドラム
表面上の電位のむらは除去され、帯電ローラ上のメツシ
ュ15による画像への影響は見られなかった。
また、帯電ローラ1の導電部と感光体が非接触であるた
め、AC電圧を上昇させても、また通紙による耐久評価
を行なりでも感光体の絶縁破壊は起こらなかった。
このように帯電ローラ表面に絶縁性のメツシュ15を形
成し、導電部と感光体の間を絶縁構成とすることによっ
て、従来の帯電ローラの問題点であった、感光層の絶縁
破壊、帯電音、トナー融着の問題を軽減しながら、良好
な画像を得ることに成功した。
(発明の効果) 以上のように本発明は、帯電電極と被帯電体の微小ギャ
ップにおける放電を用いた帯電を行なう系において、帯
電電極と被帯電体との接触部分を電気的に絶縁すること
で、従来の各種接触帯電方式で問題になっていた被帯電
体の絶縁破壊、帯電不良との兼ね合いによる接触電極の
抵抗値制御を不要とし、かつ安定な帯電を行なうことに
成功した。また、これによってDC帯電方式又はAC帯
電方式の接触帯電の欠点であった被帯電体の絶縁破壊、
帯電音、トナー融着等の問題を軽減することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う帯電装置を利用したプリンタの一
例の概略構成図。 第2図は帯電電極部分の斜視図。 第3図は帯電メカニズムの説明図。 第4図はその等価回路図。 第5図・第6図は夫々帯電電極としての電極板に曲率を
付けた実施例の概略図。 第7図(A)は外周面に絶縁性の斜めの凸メツシュを形
成具備させた帯電ローラの一部切欠き正面図、同図(B
)は側面図。 第8図(A)   (B)はメツシュシート巻付は法に
よる該帯電ローラの製造要領説明図。 第9図(1)乃至(7)はエツチング法による該帯電ロ
ーラの製造要領説明図。 第10図はメツシュの向きをローラ回転方向にした帯電
ローラの正面図。 第11図は接触型の帯電装置の説明図。 第12図は帯電電極に直流電圧を印加したときの感光体
表面電位変化図。 第13図は帯電電極に直流と交流の重畳電圧を印加した
ときの感光体表面電位変化図。 110は帯電電極としての電極板又は帯電ローラ、12
・15は絶縁部又は絶縁性メツシュ2は被帯電体として
の感光ドラム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被帯電体に対して対向接触する帯電電極によって
    帯電を行なう帯電装置において、帯電電極と被帯電体が
    電気的に絶縁されていることを特徴とする帯電装置。
JP18979890A 1990-07-18 1990-07-18 帯電装置 Pending JPH0476570A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233319A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008233319A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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