JP2626089B2 - 接触帯電装置 - Google Patents

接触帯電装置

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JP2626089B2 JP24257289A JP24257289A JP2626089B2 JP 2626089 B2 JP2626089 B2 JP 2626089B2 JP 24257289 A JP24257289 A JP 24257289A JP 24257289 A JP24257289 A JP 24257289A JP 2626089 B2 JP2626089 B2 JP 2626089B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は接触帯電装置即ち電圧を印加した帯電部材
(接触帯電部材)を被帯電体面に接触させることで被帯
電体面を帯電処理(除電処理も含む)する帯電装置に関
する。
(従来の技術) 便宜上、電子写真複写装置・静電記録装置等の画像形
成装置を例にして説明する。
電子写真や静電記録の作像プロセスには、回転或いは
回動駆動、もしくは走行駆動されるドラム型・エンドレ
スベルト型・巻取りウエブ型・シート状等の電子写真感
光体や静電記録誘電体等の像担持体(被帯電体)面を均
一帯電処理する工程を含んでいる。
従来、そのような像担持体の面を均一帯電処理する手
段としては均一帯電性のよいコロトロンやスコロトロン
等のコロナ放電器が広く用いられている。しかしコロナ
放電器は高価な高圧電源を必要とする、それ自体や高圧
電源のシールド空間等のスペースを必要とし、又オゾン
等のコロナ生成物の発生が多くその対処のための付加手
段・機構を必要とし、それ等が装置を大型化・高コスト
化する因子となっている等の問題点を有している。
そこで近時は問題点の多いコロナ放電器の代りに接触
帯電方式の採用が検討されている。接触帯電は被帯電体
としての像担持体面に電源により電圧(例えば1〜2KV
程度の直流電圧、或いは直流電圧と交流電圧との重畳電
圧等)を印加した導電性部材(帯電部材)を接触させる
ことにより像担持体面に電荷を直接的に移行(注入)さ
せて像担持体面を所定の電位に帯電させるもので、ロー
ラ帯電式(特開昭56-91253号)、ブレード帯電式(特開
昭56-194349号・同60-147756号公報)、帯電−クリーニ
ング兼用式(特開昭56−165166号)等が考案されてい
る。
このような接触帯電方式の利用の際に問題となる点の
1つとして帯電ムラの発生が挙げられる。帯電ムラを除
去し、均一な帯電を得るための提案としては例えば次の
ようなものがある。
接触帯電部材に被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上の
ピーク間電圧を有する振動電圧(時間)とともに電圧値
が周期的に変化する電圧)を印加して、像担持体として
の感光ドラムとの間で電荷の転移・逆転移動を行ない帯
電一様性を得るもの(特開昭63−149669号公報)。
接触帯電部材が被帯電体面移動方向の下流方向に被帯
電体表面から徐々に離間する工程を有し、その工程中に
被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有
する振動電圧を印加することにより均一な帯電性を得る
もの(特開昭63-149668号公報)。
接触帯電部材を複数個設けて帯電ムラを除去するもの
(特開昭56-104349号公報)。
(発明が解決しようとする問題点) 上記例のように、被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上
のピーク間電圧を有する振動電圧(AC)を接触帯電部材
に印加することにより帯電ムラは大きく改善されるが、
これは帯電部材が回転ローラ等の形態のものであって被
帯電体に対して面移動している場合において実用上問題
のない帯電均一性が得られる。
しかしながら、接触帯電部材が被帯電体に対して面移
動しない固定されたもの、例えばブレード形状のものに
おいては、上述のAC重畳バイアス印加では帯電均一性が
得られず、画像上に縦スジが発生してしまう場合が生じ
る欠点があった。
以上述べたように帯電部材がローラタイプである場合
とブレードタイプである場合とでは帯電ムラに差が生じ
るのであるが、その理由としては次のようなことがいえ
る。
ローラの場合は、帯電部材自身が面移動しているの
で、ローラの外周面のすべてが帯電に寄与することに比
べ、ブレードの場合は帯電部材が固定されているためブ
レードの面のある1部分のみが常時帯電に寄与してい
る。よって、帯電に寄与している1部分が不安定な状態
となると帯電ムラ(特に縦スジ)を発生してしまう。ロ
ーラの場合は、縦スジとはならずにローラピッチの帯電
ムラとなるが、そのムラが微小であれば、通常画像では
認識できず、実質上ムラとはならない。
ローラの場合は、帯電部材が被帯電体と接触している
部分の被帯電体面移動方向の上流側と下流側の両方の領
域で帯電可能であるが、ブレードである場合はこれを被
帯電体面移動方向に対して順方向に当接させた場合は、
当接部分の上流側のみが、またカウンタ方向に当接させ
た場合は当接部分の下流側のみで帯電可能となる。従っ
てローラの場合は異なった2つの領域で計2回帯電させ
ているのに対し、ブレードの場合は1回しか帯電しない
ことになる。よって、帯電ムラに対しては、2回帯電を
行えるローラの方が1回のみ帯電を行うブレードに比べ
てより良い結果が得られる。
このように接触帯電部材がブレード等の形態のもので
あって被帯電体に対して面移動しない固定されたもの
(ブレード等の固定方式の接触帯電装置)は、接触帯電
部材が回転ローラ・回動ベルト・走行ウエブ等の形態の
ものであって被帯電体に対して面移動するもの(ローラ
等の面移動方式の接触帯電装置)に比べて、帯電ムラの
ラティチュードが狭い欠点があった。
しかしながら、ブレード等の固定方式の接触帯電装置
は、ローラ等の面移動方式の接触帯電装置に比べ、構
成が簡単であり安価である、バイアスの印加方法が簡
単である、ローラの場合、軸のたわみ等で当接圧がバ
ラつき易いが、固定式のブレード等は比較的当接条件が
設定し易い、また当接圧を低くしても安定した当接が得
られる、任意の当接面形状が作れる等、メリットも大
きい。
以上のように固定方式の接触帯電手段はメリットが多
いが、帯電ムラの除去の為にブレード等を複数個設けて
しまうと構成が複雑となり、コストアップとなる欠点が
あった。
本発明は上記に鑑みて提案されたもので、ブレード等
の固定方式の接触帯電装置について安価で簡易な構成で
帯電ムラを改善したものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、 電圧を印加した帯電部材を面移動する被帯電体面に接
触させることで被帯電体面を帯電処理する接触帯電装置
であり、 前記帯電部材は、被帯電体に対して面移動しない固定
式の導電性部材であり、被帯電体に対する当接部よりも
被帯電体面移動方向下流側に被帯電体面から徐々に離間
する対向面を同一部材中に少なくとも2つ以上有してい
る、 ことを特徴とする接触帯電装置 である。
また、本発明は上記の接触帯電装置において、帯電部
材は被帯電体と静電的に影響する部位が導電性部材より
電気抵抗値の大きい一種類以上の抵抗層で被覆されてい
る、帯電部材へ印加される電圧が交流(振動)成分を重
畳した直流電圧であって、かつ前記交流成分のピーク間
電圧が前記被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上であるこ
と、帯電部材は弾性体で形成されており、帯電部材自身
の弾性力で被帯電体に当接しているブレード形状である
こと、などを特徴としている接触帯電装置である。
(作用) 第1図に示した模式図をもって説明する。
1を矢示A方向に面移動している被帯電体とする。例
えば接触帯電装置における回転ドラム型・回動ベルト型
・走行ウエブ型・搬送シート状等の像担持体(感光体・
誘電体等)などである。
2aをこの被帯電体1面に所定の押圧力をもって圧接さ
せた帯電部材とし、この帯電部材は被帯電体1面に対し
て面移動しない固定式の導電性部材であり、外部より所
定の電圧が印加されているものとする。
図の帯電部材2aは被帯電体1の面移動方向の上流側と
下流側との前後2ケ所部に被帯電体1面に対する第1と
第2の当接部O1・O2を有する。そしてその第1と第2の
各当接部O1・O2の被帯電体面移動方向下流側に被帯電体
面が徐々に離間する第1と第2の対向面7a・7bを具備さ
せてある。
帯電部材2aには外部よりバイアス電圧が印加されてお
り、被帯電体1面と部材2aの第1及び第2の対向面7a・
7bとの間に形成されるテーパ状の微小間隙には強い電界
が発生している。
ある間隙以下では空気の絶縁破壊が生じて放電現象が
起こる。この放電現象によって被帯電体1の表面は帯電
され、被帯電体1上の表面電位が上昇する。被帯電体1
上の表面電位が上昇することによって部材2aの第1及び
第2の対向面7a・7bと被帯電体1の表面との電位差が小
さくなり、よって電界も弱まる。従って、ある時点で放
電は停止する。
第1図において、放電している領域を概念的に矢線で
示した。部材2aの第1対向面7aと被帯電体1面との間の
放電領域を第1放電領域X、第2対向面7bと被帯電体1
面との間の放電領域を第2放電領域Yとする。
従来の帯電ローラ、あるいはカウンタ当接の帯電ブレ
ードにおいては、被帯電体当接部より徐々に離間する面
は1つだけあり、よって放電領域も1つの領域しかなか
ったが、模式図の帯電部材2aは被帯電体当接部より徐々
に離間する面は第1対向面7aと第2対向面7bとの2つあ
り、よって放電領域も第1と第2の放電領域X・Yと2
つある。このため、1つの帯電部材において第1放電領
域Xと第2放電領域Yという2つの領域において被帯電
体1面を帯電させることが可能であるためにより安定し
た均一な帯電が可能となる。
部材2aに被帯電体1面に対する当接部及びそれに引き
続く上記のような対向面を模式図のように2つと限らず
それ以上複数具備させてもよく放電領域の数が増えて、
より良好な均一帯電が可能となる。
被帯電体面にピンホール等の欠陥があった場合に該被
帯電体面に接触させて電圧を印加してある帯電部材の印
加電圧がブレークダウンしたり、被帯電体が電子写真や
静電記録における感光体や誘電体等の像担持体であった
とすると、電荷抜けにより出力画像に横白スジが発生す
ることがある。そこで帯電部材は、被帯電体と静電的に
影響する部位を導電性部材(帯電部材の基材)よりも電
気抵抗値の大きい一種以上の抵抗層で被覆した形態のも
のとすることにより、被帯電体面に欠陥があっても上記
の抵抗層で印加電圧のブレイクダウンや電荷抜け等の現
象を阻止することが可能となる。また帯電部材の基材た
る導電性基層内部で抵抗値がバラついても使用可能とな
る。
帯電部材への印加電圧は交流(振動)成分を重畳した
直流電圧であって、かつ前記交流成分のピーク間電圧値
が被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上のものとすると、
前述の特定構成の帯電部材の形態による前述の作用と相
まって更に良好な均一帯電処理効果を得ることができ
る。
帯電部材は弾性体で形成したブレード状のものとする
ことにより該帯電部材自身の弾性力によって該部材を所
定の押圧力をもって被帯電体面に対して安定・良好に当
接させた状態にすることができ、特にスプリング等の加
圧手段を設けなくともよく、構成が簡略化される。
(実施例) 実施例1(第2図) 1は被帯電体であり、例えば、矢示Aの時計方向に所
定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され
るドラム型の電子写真感光体である(以下感光ドラムと
記す)。
2はこの感光ドラム1の周面を均一帯電処理するため
の接触帯電装置の総括符号である。2aは感光ドラム1の
面に接触する導電性の帯電部材、2bはこの帯電部材の支
持部材である。この支持部材2bは不図示の不動部材に固
定支持させた案内枠4内に嵌入させてあり、この案内枠
4と支持部材2bとの間に加圧ばね3を縮設することで、
帯電部材2aを感光ドラム1の面に対して所定の圧力をも
って常時押圧当接させてある。
支持部材2bは本例の場合導電性部材で構成してあり、
導電性の帯電部材2aと電気的に導通している。また加圧
ばね3も導通性部材製にしてあり、その一端は支持部材
2bと接しており、他端は導通電極5に接している。6は
帯電用の高圧電源であり、リード線を介して導通電極5
に帯電用のバイアス電圧を印加する。その印加電圧が導
通電極5→加圧ばね3→支持部材2bを介して帯電部材2a
にかかる。
帯電部材2aは前述第1図の模式図に示したものと同様
に被帯電体たる感光ドラム1面に対する第1と第2の当
接部O1・O2及び第1と第2の対向面7a・7bを有してお
り、前述(作用)の項で説明したと同様の作用で感光ド
ラム1面が第1と第2の放電領域X・Yの2ケ所部で順
次に帯電を受けることで、安定した均一な帯電処理が可
能となる。
第1の対向面7aは第1の当接部O1における感光ドラム
接線I1と角度θ1で感光ドラム面に対向しており、第2
の対向面7bは当接部O2における感光ドラム接線I2と角度
θ2で感光ドラム面に対向している。θ1及びθ2の値は
帯電性の均一化の意味で、45°以下、さらに望ましくは
30°以下であり、また、θ1≧θ2が望ましい。
本実施例において、θ1=θ2=15°、帯電部材2aをカ
ーボンを分散させた107Ωcmの体積抵抗をもつEPDM、印
加電圧を−1.3KV、感光ドラム1の周速を50mm/sec、と
して帯電を行ったところ、感光ドラム表面電位は−700V
で帯電ムラのない良好な画像が得られた。感光ドラム1
はOPCを用いた。
また、印加電圧として、特開昭63-149668公報等に記
載のAC電圧にDC電圧を重畳した電圧を印加したところ、
ムラは更に改善され、小さなゴミ等が帯電領域に侵入し
てもスジになることなく安定した均一な帯電が得られ
た。実験では、AC電圧を1.6〜2.4KV、重畳するDC電圧を
−750Vとして、上記と同一の条件で行なったところ、感
光ドラム表面電位は−720Vとなり、均一な画像が得られ
た。
像担持体(被帯電体)として感光ドラムを例にしてい
るが、像担持体としてはドラム形状に限定されず、ベル
ト状等の感光体であっても良い。また回転駆動にも限定
されず、平板状の感光体が平行移動するものであっても
良い。
帯電部材2の電圧が印加されるような構成であれば、
支持部材2bが絶縁体であっても差しつかえない。
第1図・第2図の帯電部材2aにおいて第1及び第2の
対向面7a・7bは平面で構成されているが、円筒面等の曲
面でも良いことは勿論である。
実施例2(第3図) 本実施例は導電性の帯電部材2aについて被帯電体とし
ての感光ドラム1と静電的に影響する部位面を帯電部材
2aの基層(基材)たる導電性部材より電気抵抗値の大き
い1種以上の抵抗層8で被覆した構成例を示すものであ
る。
抵抗層8の抵抗値は107Ωcm〜1012Ωcm、さらに望ま
しくは、107〜1010Ωcmである。抵抗層8を設けたこと
により、帯電部材2aの基層たる導電性部材の抵抗値は10
8Ωcm以下で任意な値なものが使用できる。
抵抗層を設けていない導電性帯電部材2aが感光ドラム
1に当接している場合、導電性帯電部材2aの抵抗値が10
7Ωcm以下であると、感光ドラム1上に欠陥があった場
合、印加電圧がブレイクダウンしたり、所謂電荷抜けに
よる横白スジが発生してしまう。また抵抗値が109Ωcm
程度になるとバイアスを印加しても導電性帯電部材内で
電圧降下を生じ、帯電に必要な充分な電界を形成するこ
とができなくなる。よって107〜108Ωcmの抵抗値範囲の
非常に狭い領域の材料しか用いることができない。
これに対して、本実施例の場合は表層に抵抗層8を設
けることにより導電性帯電部材2aの抵抗値は106Ωcm以
下なら使用でき、また部材2a内部で抵抗値がバラついて
も使用可能となる。
抵抗層8の材料としては、トレジン(商品名)アミラ
ン(商品名)等の他、各種高分子材料に低抵抗物質を分
散させて抵抗値を107〜1010Ωcmにしたものが使用でき
る。また、抵抗層8にフッ素樹脂等の摺動性にすぐれた
ものや、耐摩耗性の高い材料を選択するとなお良い。
尚抵抗層の厚みは、膜の絶縁破壊が生じない程度の20
〜30μm以上の厚みが必要である。また、抵抗層の抵抗
値が1012Ωcm程度の高い材料を選択した場合は、抵抗層
8の内部で大きく電圧降下しないように厚みは100μm
以下が望ましい。
実施例8(第4・5図) 第4図に別の実施例を示す。第4図において被帯電体
としての感光ドラム1は矢示Aの時計方向に回転する。
帯電部材としての帯電ブレード10は感光ドラム1に腹当
りに当接している。また、帯電ブレード10はブレード支
持板金11に取り付けられており、該支持金11と電気的に
導通している。
ブレード支持板金11には、バイアス印加端子12が取り
つけられており、バイアス電源(不図示)より帯電に必
要な電圧が印加される。
第4図の帯電ブレード10の当接部分を拡大して模式的
に書いたものが第5図である。第4図と同様に感光ドラ
ム1は矢示Aのように回転し、帯電ブレード10は感光ド
ラム1と2カ所の当接ニップP1・P2において当接してい
る。第5図において、帯電ブレード10は帯電ブレード基
層13と、その表層を覆っている帯電ブレードトップ層14
との2層構成となっているが、単一層の導電ブレードで
あっても良い。
帯電ブレード10は感光ドラム1表面から徐々に離間す
る面を2つ7a・7bもっている。すなわち、当接ニップP1
から感光ドラムの面移動方向下流側へ続く面7aと、当接
ニップP2から下流側へ続く面7bの2つである。これら2
つの面7a・7bと感光ドラム1表面との間に形成される微
小間隙には、強い電界が発生している。従ってある間隙
以下では空気の絶縁破壊が生じ放電現象が起こる。この
放電現象が生じている領域を第5図において模式的に矢
線で示した。第5図中の当接ニップP1よりすぐ下流の放
電領域を第1放電領域X′、当接ニップP2よりすぐ下流
の放電領域を第2放電領域Y′とする。
感光ドラム1は図中の矢示A方向に回転しているの
で、まず当接ニップP1を通過後、第1放電領域X′にお
いて一様な帯電を受ける。その後当接ニップP2を通過す
るが、このとき、当接ニップP2において帯電された感光
ドラム1上の電荷が除去されることはない。この当接ニ
ップP2を通過後、再び第2放電領域Y′に入る。もし、
この時点で感光ドラム1上の帯電電位が所定の値に均一
に帯電していれば、第2放電領域Y′においては、感光
ドラム表面はそのままの状態であり、もし感光ドラム1
上の帯電電位が所定の電位より高すぎた場合は除電さ
れ、感光ドラム1上の帯電電位が所定の電位より低すぎ
る場合は所定の電位まで帯電される。
このようにして、帯電ブレード10において、感光ドラ
ム1表面と徐々に離間する面7a・7bを2つ設けたことに
より、X′及びY′という2つの領域において帯電させ
ることが可能なため、より安定した均一な帯電が得られ
る。また、帯電ブレード形状とすることにより該部材自
身の弾性力によって該部材を感光ドラム1面に所要の圧
力をもって当接可能であるので、特にスプリング等の加
圧手段を設けなくても良い。
本実施例において、帯電ブレード基層13を105ΩcmのC
R導電ゴムの板厚1.5mmのものとし、ブレードトップ層14
をトレジン(商標名)層30μmとした帯電ブレード10を
当接角約15°、当接圧15g/cm程度で当接させ、印加電圧
を1.6KVのピーク間電圧をもつAC電圧に直接成分を−700
V重畳したものを用いて、画出しを行ったところ、画像
ムラのない良好な画像が得られた。
本実施例においては、感光ドラム1表面より徐々に離
間する当接面を2つ7a・7bもっているが、これが3つ以
上になっても勿論良い。
実施例4(第6図) 本実施例は本発明に従う接触帯電装置を感光ドラムの
1次帯電手段として用いた電子写真複写装置の一例の構
成略図である。本例はプロセスカートリッジ着脱型の電
子写真複写装置である。
図において、1は支軸1aを中心に矢示A方向に所定の
周速度で回転駆動される像担持体としてのドラム型電子
写真感光体(以下、感光体と略記する)である。10は該
感光体の周面を均一帯電する手段としての接触帯電ブレ
ード(前述第4・5図例のブレード式の帯電装置と同様
の構成を有する)、15は光像露光手段としての短焦点レ
ンズアレイ、16は現像装置、17は転写装置、21は不図示
の給紙部より1枚宛搬送された転写材を感光体1の回転
と同期どりして感光体1と転写装置17との間に給送する
タイミングローラ、22はタイミングローラ21と転写装置
17との間に配設した転写材ガイド部材、18は感光体1と
転写装置17との間を通過して像転写を受けた転写材Pを
不図示の定着装置へ導入する搬送装置、9は像転写後の
感光体1面を浄化するクリーニング装置である。
本例の装置は感光体1・接触帯電ブレード10・現像装
置16・クリーニング装置9の4つのプロセス機器につい
てそれ等を互いに所定の配置関係をもって一括して組込
んだプロセスカートリッジ20として構成しており、該カ
ートリッジ20は複写装置本体内に支持レール19・19に沿
って挿入装着することができ、逆に複写装着本体外へ抜
き外し自在である。
プロセスカートリッジ20を複写装置本体内に十分に挿
入して装着することにより、複写装置本体側とプロセス
カートリッジ20側とが機械的・電気的に相互カップリン
グし複写装置として作動可能状態となる。
而して感光体1は回転過程でその周面が接触帯電ブレ
ード10により順次に均一帯電され、次いで光像露光手段
15の位置を通過して光像露光L(原画像のスリット露
光)を順次に受けることにより露光光像パターンに対応
して静電潜像が順次に形成されていく。23は光像露光手
段15に対応するカートリッジハウジング壁部分に開口さ
せた光透過窓孔部を示す。
光像露光Lはレーザビーム操作で行うこともできる。
静電記録装置の場合は感光体面を選択的に除電する電極
アレー等の手段により感光体面に潜像が順次に形成され
ていく。
感光体1面の形成潜像は次いで現像装置16により順次
にトナー画像として顕像(現像)され、その感光体面の
トナー画像が転写装置にて該転写装置17と感光体1との
間に不図示の給紙部より1枚宛搬送され、タイミングロ
ーラ21で感光体1の回転と同期取りされて給送された転
写材P面に転写される。
転写装置17を通過して像転写を受けた転写材Pは感光
体1面から順次に分離され、搬送装置18で不図示の定着
装置へ導入されて像定着を受け、画像形成物として出力
される。
一方、像転写後の感光体1面はクリーニング装置9に
より転写残りトナー、転写材紙粉、その他の付着汚染物
の除去がなされて清浄面化され、繰返して像形成に供さ
れる。
(発明の効果) 以上のように本発明に依ればブレード等の固定方式の
接触帯電装置について、帯電ムラ等のない均一帯電処理
を行なうことができるものを提供することが可能となっ
た。また、ローラ帯電等の移動式の静電帯電手段や帯電
ブレードを多段に設けた構成のように複雑な構成をとる
必要がなく、簡便で安価でかつ均一帯電可能な接触帯電
装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の帯電装置の均一帯電作用を説明する模
式図。 第2図は第1実施例帯電装置の構成略図。 第3図は第2実施例帯電装置の要部の同上図。 第4図は第3実施例帯電装置の構成略図。 第5図はその要部の部分的拡大図。 第6図は第4・5図例の帯電装置を使用した電子写真複
写装置の一例の構成略図。 1は被帯電体としての感光ドラム等の像担持体、2は接
触帯電装置の総括符号、2a・10は接触帯電部材、O1・O2
・P1・P2は被帯電体に対する当接部、7a・7bは対向面、
X・X′・Y・Y′は放電領域。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧を印加した帯電部材を面移動する被帯
    電体面に接触させることで被帯電体面を帯電処理する接
    触帯電装置であり、 前記帯電部材は、被帯電体に対して面移動しない固定式
    の導電性部材であり、被帯電体に対する当接部よりも被
    帯電体面移動方向下流側に被帯電体面から徐々に離間す
    る対向面を同一部材中に少なくとも2つ以上有してい
    る、 ことを特徴とする接触帯電装置。
  2. 【請求項2】前記帯電部材は、前記被帯電体と静電的に
    影響する部位が導電性部材より電気抵抗値の大きい一種
    類以上の抵抗層で被覆されている、ことを特徴とする請
    求項1記載の接触帯電装置。
  3. 【請求項3】前記帯電部材へ印加される電圧が交流成分
    を重畳した直流電圧であって、かつ前記交流成分のピー
    ク間電圧値が前記被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上で
    ある、ことを特徴とする請求項1又は同2記載の接触帯
    電装置。
  4. 【請求項4】前記帯電部材は弾性体で形成されており、
    帯電部材自身の弾性力で被帯電体と当接しているブレー
    ド形状である、ことを特徴とする請求項1、同2、又は
    同3記載の接触帯電装置。
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