JPH0476034B2 - - Google Patents

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JPH0476034B2
JPH0476034B2 JP60043805A JP4380585A JPH0476034B2 JP H0476034 B2 JPH0476034 B2 JP H0476034B2 JP 60043805 A JP60043805 A JP 60043805A JP 4380585 A JP4380585 A JP 4380585A JP H0476034 B2 JPH0476034 B2 JP H0476034B2
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engine
ignition timing
temperature
correction amount
predetermined
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JP60043805A
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Yoji Fukutomi
Shuichi Kano
Akira Kato
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/836,394 priority patent/US4703733A/en
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Publication of JPH0476034B2 publication Critical patent/JPH0476034B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/021Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine
    • F02D41/0235Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with the state of the exhaust gas treating apparatus
    • F02D41/024Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with the state of the exhaust gas treating apparatus to increase temperature of the exhaust gas treating apparatus
    • F02D41/0255Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with the state of the exhaust gas treating apparatus to increase temperature of the exhaust gas treating apparatus to accelerate the warming-up of the exhaust gas treating apparatus at engine start
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/1502Digital data processing using one central computing unit
    • F02P5/1506Digital data processing using one central computing unit with particular means during starting
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は内燃エンジンの点火時期制御方法に関
し、特にエンジン始動時における点火時期制御方
法に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 従来、内燃エンジンの動作パラメータに応じた
基本点火時期を決定し、この基本点火時期をエン
ジン冷却水温度に応じて補正することにより低水
温時に点火時期を進角させ、もつて運転性能の向
上を図つた点火時期制御方法は、公知である。斯
かる点火時期制御方法に依れば、基本点火時期は
最適な点火時期に補正され、エンジンは最良な出
力特性で運転される。
しかしながら、排気ガス中の有害成分をエンジ
ンに備えられた触媒式排気浄化装置により浄化す
るものでは触媒床温度が所定値以上にならないと
触媒が活性化せず浄化効率が低下する。該触媒床
はエンジン排気熱により加熱されるものであり、
エンジン始動時に排気温が低いと、床温度が活性
化温度にまでなかなか上昇しない、従つて、排気
ガス特性の改善からは排気温を始動直後からより
高くした方が有利である。
上記事情に鑑み、前記最適点火時期を遅角補正
することにより排気温を上昇させるようにし、前
記触媒床が所定状態になつたことを検出し、この
時点から時間経過に応じて遅角補正量を減少する
ようにした内燃エンジンの点火時期制御方法が例
えば特開昭56−72257号公報により知られている。
しかしながら、この方法によるとエンジン始動
後、エンジンが特定の運転状態にあるとき、例え
ば即座に発進加速を行つた場合にも遅角補正がさ
れてしまい、必要なエンジンの出力が得られず、
車両の発進加速に支承をきたすことがあつた。
又、エンジンが高速回転状態となつても遅角補正
されることがあるので、バツクフアイヤ等を起こ
す虞があるという問題があつた。
(発明の目的) 本発明は斯かる問題点を解決するためになされ
たもので、エンジン始動時に触媒床温度を逸早く
上昇させて排気ガス特性の向上を図ると共に車両
の発進加速等の特定の運転状態においては必要な
エンジン出力が確保できるようにした内燃エンジ
ンの点火時期制御方法を提供することを目的とす
る。
(発明の構成) 斯かる目的を達成するために、本発明に依れ
ば、有害排気ガス成分を触媒により浄化する排気
浄化装置を備えた内燃エンジンの混合気の点火時
期をエンジンの動作パラメータに応じて設定され
る遅角補正量により補正された最適点火時期に基
づいて制御する点火時期制御方法において、エン
ジンの吸入空気温度及びエンジン始動後のエンジ
ン温度を検出し、前記吸入空気温度が第1の所定
温度以上であつて且つ前記エンジン温度が第2の
所定温度以下の運転状態にあるときは、エンジン
始動時点からの経過時間に応じて遅角補正量を決
定した後、該遅角補正量に基づいて最適点火時期
を補正し、斯く補正された最適点火時期により点
火時期を制御する一方、前記吸入空気温度が前記
第1の所定温度以下の運転状態にあるときは、前
記最適点火時期の前記遅角補正量による補正を停
止するようにしたことを特徴とする内燃エンジン
の点火時期制御方法が提供される。
(発明の実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明方法が適用される点火時期制御
装置の全体構成を示すブロツク図で、該点火時期
制御装置は例えば図示しない4気筒内燃エンジン
の点火時期を制御する。符号10は中央演算ユニ
ツト(以下「CPU」という)で、CPU10の入
力側には入力回路11を介して各種パラメータセ
ンサが接続される。より具体的には、エンジンの
例えばカム軸周囲に取り付けられ、各気筒の圧縮
行程終りの上死点(TDC)前記所定クランク角
度位置(例えば10゜BTDC)で各気筒の基準クラ
ンク角度位置を表すT04信号パルスを発生する
T04センサ12が入力回路11の波形整形回路1
1aを介してCPU10に接続されている。波形
整形回路11aはT04センサ12からのT04信号
パルスを矩形パルス(第2図aのパルスSa4
Sa2)に整形してCPU10に供給する。T24セン
サ13はT04センサ12と同様にカム軸周囲に取
り付けられ、カム軸が1回転する間、即ち、クラ
ンク軸(図示せず)が2回転する間に24個の等間
隔(クランク角度で30゜間隔)パルスを発生する。
T24センサ13は波形整形回路11bを介して
CPU10に接続され、波形整形回路11bで波
形整形されたT24信号パルス(第2図bのパルス
S35,S40〜S45,S20…)がCPU10に供給され
る。
更に、エンジンのスロツトル弁下流の吸気管
(共に図示せず)内絶対圧PBAを検出する絶対圧
PBAセンサ14、吸気温度TAを検出する吸気温
TAセンサ16、吸気管内のスロツトル弁の弁開
度θTHを検出するスロツトル開度(θTH)センサ1
7及びエンジン本体の冷却水が充満した気筒周壁
内に装着され、冷却水温度Twを検出するエンジ
ン水温Twセンサ15が入力回路11のレベル修
正回路11c及びA/Dコンバータ11dを介し
てCPU10に接続されている。A/Dコンバー
タ11dはレベル修正回路11cで所定電圧レベ
ルに修正された上述の絶対圧センサ14、吸気温
センサ16、スロツトル開度センサ17及びエン
ジン水温センサ15からの各アナログ信号をデジ
タル信号に変換して該デジタル信号をCPU10
に供給する。
一方、CPU10の出力側には点火コイル22
の一次側コイル22aにコイル付勢電力を供給す
る駆動回路20が接続される。点火コイル22の
二次側コイル22bは配電器24を介して各気筒
の点火栓25a〜25dに接続されている。
尚、CPU10にはバス26を介して演算プロ
グラム等を記憶するROM27及び演算結果等を
一時的に記憶するRAM28が接続されている。
次いで、上述の様に構成される点火時期制御装
置の作用を第2図を参照しながら説明する。
先ず、CPU10はT04センサ12からのT04
号及びT24センサ13からのT24信号に基づき、
各気筒の基準クランク角度位置からのクランク角
度ステージ(以下これを単に「ステージ位置」と
いう)を検出する。即ち、例えば第2図aのT04
信号パルスSa4及びSa2が発生した直後に検出さ
れるT24信号パルスS40及びS20(第2図b)は例え
ば夫々第4気筒及び第2気筒の圧縮行程の終りの
TDC位置で発生するものとすればCPU10は
T04信号パルスSa4の発生直後に入力するT24信号
パルスS40により第4気筒の基準クランク角度位
置(TDC位置)を検出すると共に第2気筒の基
準クランク角度位置(第2図bのパルスS20発生
位置)前の第0ステージ位置(第2図bのパルス
S40及びS41の立上り時点間を第0ステージ位置と
定義する。以下同様)を検出する。そして、その
後に入力するT24信号パルスS41,S42…により
#1ステージ位置、#2ステージ位置…を検出す
る。
CPU10は所定ステージ位置(例えば、第1
ステージ位置)を検出したとき、上述した各種パ
ラメータセンサからの出力信号により点火進角
θig、点火コイル通電時間TON等の演算を行なう。
点火進角θigは次式(1)及び(2)に基づき演算される。
θig=θigMAp+θcR ……(1) θig=θig−θOWU ……(2) ここに点火進角θigは基準クランク角度位置
(例えば第2図bのT24信号パルスS20の発生クラ
ンク角度位置)からのクランク角度で表わされ、
θigMApは基本点火進角であり、その値はエンジ
ン回転数Neとエンジン負荷を表わすパラメータ、
例えば吸気管内絶対圧PBAとの関数として与えら
れる。具体的には、ROM27に記憶されたNe−
θigマツプから絶対圧検出値PBAとエンジン回転数
検出値Neとに応じた値がθigMAp値として読出さ
れる。尚、エンジン回転数Neは、前記T24信号パ
ルスが入力する毎に演算され、この手法はT24
号のパルス発生時間間隔に於る所定クロツクのパ
ルス数を計数することにより求められた値Meの
逆数として演算される。
θCRは他の進遅角補正量であり、エンジン冷却
水温度Tw、吸気温度TA等によつて決定される。
式(2)はエンジンが始動後の所定運転状態にある
ときのみ適用され、θOWUは本発明に係る、エンジ
ン始動後の補正変数値、即ち遅角補正量であり、
その詳細については後述する。
次いで、CPU10は点火コイル22の一次コ
イル22aの通電時間TONを演算する。この通電
時間TONはコイルの過熱防止及び点火栓での失火
防止の双方の要請から最適値に設定され、一般に
はエンジン回転数Neの関数として求められる。
次に、CPU10は上述のようにして求めた点
火進角θig及び通電時間TONから一次コイル22
aの通電開始時期TCg及び通電停止時期Tigを演
算する。先ず、点火進角θig、通電時間TONより
一次コイル22aに通電開始すべきクランク角度
(第2図cのt1時点に対応する位置を基準クラン
ク角度位置から逆算し、この通電開始すべきクラ
ンク角度位置がどのステージ位置にあるかを判別
する。そして、判別されたステージ位置(図示例
では#2ステージ位置)のT24信号パルスが入力
する時点t0(第2図c)からクランク軸の回転に
より通電開始すべきクランク角度位置に至るに要
する時間を求め、この時間を通電開始時期Tcgと
するのである。同様にして、点火進角θigからコ
イル22aの通電を停止すべきクランク角度位置
(第2図cのt3時点に対応する位置)がどの位置
ステージ位置にあるかを判別する。そして、判別
されたステージ位置(図示例では#4ステージ位
置)のT24信号パルスが入力する時点t2からクラ
ンク軸の回転により通電を停止すべきクランク角
度位置に至るに要する時間を求め、この時間を通
電停止時期Tigとする。
CPU10はコイル22aの通電開始すべきス
テージ位置のT24信号パルスS42を検出したとき
(t0時点)からCPU10の内部に備えられている
通電用カウンタにより通電開始時期Tcg経過を待
ち、通電開始時期Tcgが経過した時点(t1時点)
で駆動回路20に通電制御信号を供給する。そし
て、コイル22aの通電を停止すべきステージ位
置のT24信号パルスS44を検出したとき(t2時点)
から、CPU10の内部に備えられている通電停
止用カウンタにより通電停止時期Tigの経過を待
ち、通電停止時期Tigが経過した時点(t3時点)
で駆動回路20への通電制御信号の供給停止す
る。
駆動回路20はCPU10からの通電制御信号
が供給されている間に亘つて点火コイル22の一
次コイル22aにコイル付勢電力を供給する。こ
の駆動回路20からのコイル付勢電力の供給が遮
断されたとき、点火コイル22の二次コイル22
b側に高電圧が発生し、この高電圧は配電器24
を介して点火栓(図示例では点火栓25c)に供
給され、該点化栓で火花で火花放電、即ち点火が
生じる。
第3図はCPU10内で実行され、本発明に係
る前記エンジン冷間始動時の補正変数値θOWUK
設定し、これによつて前記点火進角θigを補正す
る手順を示すフローチヤートである。
先ず、ステツプ30において、エンジンがクラ
ンキング状態にあるか否かを判別する。この判別
は例えばエンジン回転数Neが所定クランキング
回転数NecR(例えば350rpm)以下且つ、図示しな
いスタータが作動状態にあればエンジンはクラン
キング状態にあると見倣し、この場合点火進角
θigの遅角補正を行なわずに本プログラムを終了
する。ステツプ30の判別結果が否定(NO)の
場合にはステツプ31に進み、前回プログラム実
行時にエンジンがクランキング状態にあつたか否
かを判別する。
ステツプ31の判別結果が肯定(Yes)の場
合、即ち、今回ループがクランキング状態を離脱
した後の最初のループである場合、後続の2つの
ステツプ32及び33でエンジン冷却水温度検出
値Twが所定上下限値範囲内にあるか否かを判別
する。即ち、ステツプ32では冷却水温度検出値
Twが所定下限値TWOWUL(例えば15℃)以下であ
るか否かを判別し、ステツプ33では所定上限値
TWOWUH(たとえたば35℃)以上であるか否かを判
別する。ステツプ32又は33のいずれかの判別
結果が肯定(Yes)の場合、即ち、Tw値が第6
図に示す前記所定上下限値で規定される範囲外に
あるときには点火進角θigに遅角補正を行なうこ
となく本プログラムを終了し、以後本プログラム
は実行されない。
Tw値が前記所定上下限値で規定される範囲内
にあるときCPU10の構成要素であるtoWUタイ
マ(図示せず)を0にリセツトし且つ再びスター
トさせる(ステツプ34)。
ステツプ31の判別結果が否定(NO)の場
合、以下のステツプ35乃至38において、エン
ジンが特定運転状態にあるか否かを判別する。先
ず、ステツプ35においてエンジン回転数Neが
所定回転数NeoWU(例えば3000rpm)以上である
か否かを判別し、その答が肯定(Yes)であれば
遅角補正を行わずに本プログラムを終了する。こ
れは、エンジンが高回転域にあるときに遅角補正
すれば、バツクフアイヤの虞があり、又高回転域
では出力特性が良いことが望ましいためである。
ステツプ35の判別結果が否定(NO)の場
合、次のステツプ36においてスロツトル弁の弁
開度θTHが所定開度θTHOWU(例えば20deg)以上で
あるか否かを判別し、その答が肯定(Yes)であ
れば遅角補正は行わずに本プログラムを終了す
る。これは、スロツトル弁の弁開度θTHが所定開
度θTHOWU以上である場合は発進又は加速状態であ
ることを意味し、斯かる場合はエンジンの出力特
性を最良な状態として必要なエンジン出力を確保
するためである。
ステツプ36の判別結果が否定(NO)の場
合、次のステツプ37において吸気温度TAが所
定温度TAOWU(例えば15℃)以下であるか否かを
判別し、その答が肯定(Yes)であれば遅角補正
は行わずに本プログラムを終了する。これは、吸
気温度TAが所定温度TAOWU以下である場合は気筒
内の混合気が着火しにくい状態であることを意味
し、斯かる場合は混合気の燃焼状態を良好にすべ
く点火時期を進角させたいためである。
ステツプ37の判別結果が否定(No)の場合、
次のステツプ38においてエンジン冷却水温度
Twが所定温度TWOWU(例えば70℃)以上であるか
否かを判別し、その答が肯定(Yes)であれば遅
角補正は行わずに本プログラムを終了する。これ
は、エンジン冷却水温度Twが所定温度TWOWU
上である場合は排気温が高く、点火時期の遅角補
正を行わなくても触媒床が逸早く高温となるの
で、斯かる場合に遅角補正を行うことなく本プロ
グラムを終了するのである。
ステツプ38の判別結果が否定(No)の場合、
次のステツプ46においてエンジンがアイドル状
態であるか否かを判別し、その答が肯定(Yes)
であれば遅角補正は行わずに本プログラムを終了
する。これは、エンジンがアイドル状態にある場
合はアイドル回転の安定化を図る必要があるため
である。尚、前記エンジンのアイドル状態は、エ
ンジンの吸気系に配設されたスロツトル弁の弁開
度θTHが全閉又は全閉付近の状態であるか、又は
スロツトル弁下流の吸気管内負圧が所定負圧以下
の状態であるかを検出することにより求められ
る。
ステツプ46の判別結果が否定(No)の場合、
先ずプログラム変数kを1に初期設定し(ステツ
プ39)、次に変数kに対応した所定タイマ判別
値toWUk(例えばk=1のとき10sec)を読出し
(ステツプ40)、前記toWUタイマが計時したtoWU
値が所定判別値toWUk未満であるか否かを判別す
る(ステツプ41)。
ステツプ41の判別結果が肯定(yes)の場合、
前記ステツプ40で読出した所定判別値toWUkに
応じた遅角補正量θOWUkをテープより求める(ス
テツプ42)。
第4図はtoWUk値とθOWUk値の関係の一例を示
すテーブルでtoWUk値がtoWU1(例えば10sec)乃
至toWU5(例えば210sec)の5段階に対してθpWU
値はθOWU1(例えば6゜)乃至θOWU5(例えば3゜)の各
値に設定されており、これらの判別値toWUk及び
遅角補正量θOWUkはROMに記憶されている。尚、
第4図のtoWUk値に対する遅角補正量θOWUkは実
験によりエンジン始動後、触媒式排気浄化装置が
逸早く活性化状態に至るに最適な値に設定してあ
る。
次のステツプ43では前記式(2)に基づき、得ら
れた遅角補正量θOWUによりり点火進角θigの遅角
補正を行なう。
ステツプ41においてtoWU値が所定判別値toWU
k以上である場合、変数値kに値1を加え(ステ
ツプ44)、次のステツプ45で変数値kが5よ
り大であるか否かを判別し、変数値kが5より大
きくなれば、前記ステツプ40に戻り、新たな値
kに応じた判別値tOWUkを読出す。
変数値k=5となつたときのループにおける
toWUタイマの検出値toWUがk=5に対応する所定
判別値toWU5より小さいときには前記ステツプ4
2及び43が実行されて遅角補正量θOWU5による
進角値θigの補正が実行されるが、toWU値が所定
判別値toWU5を越えるとステツプ45の判別結果
も肯定(Yes)となり本プログラムによる遅角補
正を終了する。
上記のようにして、エンジン始動後の所定時間
(例えば0〜210sec)、徐々に遅角補正量が減少し
て点火進角θigが遅角制御される。尚、第4図の
実施例に示す遅角制御はエンジン始動後、すぐに
最大遅角補正量によつて行なわれるのでなく、所
定時間toWU1(10sec)経過後に最大遅角補正量に
よつて行われ、所定時間toWU1の経過前は最大遅
角補正量(θOWU2、例えば10゜)より小さい補正量
(θOWU1、6゜)により遅角補正が行なわれる。これ
は、エンジン始動直後はエンジンの回転変動が大
きい場合が多く、斯かる場合に大きな遅角補正を
行うと出力が大きく損なわれる場合が生じ、スト
ールに至る虞があるのでこれを防止している。
又、ステツプ35〜38の遅角補正条件が一度不
成立となつても、車両のの発進後の所定時間
(210sec)内において再び遅角補正条件(ステツ
プ35〜38)が成立すると、ステツプ39以下
で所定時間(0〜210sec)に応じた遅角補正が行
なわれる。尚、遅角制御は第5図に示すように遅
角補正量が徐々に増加して又徐々に減少するよう
にして行なつてもよい。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明の内燃エンジンの点
火時期制御方法によれば、エンジンの吸入空気温
度及びエンジン始動後のエンジン温度を検出し、
前記吸入空気温度が第1の所定温度以上であつて
且つ前記エンジン温度が第2の所定温度以下の運
転状態にあるときは、エンジン始動時点からの経
過時間に応じて遅角補正量を決定した後、該遅角
補正量に基づいて最適点火時期を補正し、斯く補
正された最適点火時期により点火時期を制御する
ので、エンジン冷間始動時に触媒床温度を逸早く
上昇させて排気ガス特性の向上を図れると共に車
輌の発進加速等の特定の運転状態において必要な
エンジン出力を確保することができ、またバツク
フアイヤ等の弊害が生じるのを回避することが可
能となる。
ことに、前記吸入空気温度が前記第1の所定温
度以下の運転状態にあるときは前記最適点火時期
の前記遅角補正量による補正を停止するので、混
合気が着火しにくい状態のときは点火時期を進角
させることができ、低温時における燃焼状態を良
好にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された内燃エンジンの点
火時期制御装置の全体の構成を示すブロツク図、
第2図はT04センサ、T24センサからの各T04信号
及びT24信号並びに点火コイル通電制御信号の発
生時間変化を示すタイミングチヤート、第3図は
本発明に係る点火進角の遅角補正を行う手順を示
すフローチヤート、第4図は補正変数値θOWUと時
間toWUとの関係のテーブルを示すグラフ、第5図
は補正変数値θOWUと時間tOWUとのその他の関
係のテーブルを示すグラフ、第6図は遅角制御水
温範囲を示す線図である。 10……中央演算ユニツト(CPU)、12……
T04センサ、13……T24センサ、14……吸気
管内絶対圧(PBAセンサ、15……エンジン冷却
水温度(Tw)センサ、20……駆動回路、22
……点火コイル、25a−d……点火栓。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有害排気ガス成分を触媒により浄化する排気
    浄化装置を備えた内燃エンジンの混合気の点火時
    期をエンジンの動作パラメータに応じて設定され
    る遅角補正量により補正された最適点火時期に基
    づいて制御する点火時期制御方法において、エン
    ジンの吸入空気温度及びエンジン始動後のエンジ
    ン温度を検出し、前記吸入空気温度が第1の所定
    温度以上であつて且つ前記エンジン温度が第2の
    所定温度以下の運転状態にあるときは、エンジン
    始動時点からの経過時間に応じて遅角補正量を決
    定した後、該遅角補正量に基づいて最適点火時期
    を補正し、斯く補正された最適点火時期により点
    火時期を制御する一方、前記吸入空気温度が前記
    第1の所定温度以下の運転状態にあるときは、前
    記最適点火時期の前記遅角補正量による補正を停
    止することを特徴とする内燃エンジンの点火時期
    制御方法。
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