JPH0128308Y2 - - Google Patents

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JPH0128308Y2
JPH0128308Y2 JP1982135890U JP13589082U JPH0128308Y2 JP H0128308 Y2 JPH0128308 Y2 JP H0128308Y2 JP 1982135890 U JP1982135890 U JP 1982135890U JP 13589082 U JP13589082 U JP 13589082U JP H0128308 Y2 JPH0128308 Y2 JP H0128308Y2
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JP
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ignition
ignition timing
signal
engine
setting means
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JP1982135890U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の点火制御装置に関し、特に
失火を予防した上で可及的に良好な点火制御を行
なうようにした装置に関する。
従来の点火装置としては、例えば機関の吸入空
気量と回転速度とに応じて予め選定されている点
火時期を各点火行程毎に読み出し、その値に応じ
た点火時期に制御するものや、気筒内圧力を検出
し該圧力が極大値となるクランク角度が予め定め
られた所定値となるように点火時期を制御するこ
とによつて発生トルクを最大とするように制御す
るもの(例えば特開昭53−56429号公報)がある。
しかしながら、このような従来の装置において
は、低速低負荷あるいはアイドリング時に点火時
期を燃費が最良となる点に設定すると進んだ点火
時期となるため、失火(ミスフアイヤ)を起しや
すくなる。即ち、点火が早められるとまだ機関が
圧縮行程の初期にあるため、圧縮圧力、温度とも
に低く点火しにくい状態にあるからである。
かかる失火を生じると未燃焼の混合気いわゆる
生ガスがそのまま排出される結果排気中の有害成
分が増加したり、排気浄化用の触媒装置等に悪影
響を及ぼすおそれがある。また失火を起した気筒
ではエネルギが発生しないのでその分燃料が無駄
に消費され、燃費悪化の原因となる。したがつて
通常の機関では前記失火を生じやすい運転時には
本来燃費が最良となる点火時期で点火を行なわ
ず、止むを得ず着火し易い状態となるまで点火時
期を遅らせて点火している。
このため、1回の点火行程毎に複数回連続して
点火を行ない、点火エネルギ及び着火機会を増大
させることによつて失火を防止するようにしたも
のも提案されている。
しかしながら、この方式によると失火防止には
有効であるものの失火したか否かに拘わりなく常
に複数回点火を行なうことになり、点火エネルギ
の増大による電力消費が増大し燃費の悪化を招く
という問題がある。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みなされ
たもので、一点火行程において燃焼効率を考慮し
て最適な点火時期に点火を行ない、その後着火性
を優れた点火時期に点火を行なう構成とし、もつ
て失火を予防した上で可及的に良好な点火時期制
御が行なわれるうよにした内燃機関の点火制御装
置を提供することを目的とする。
以下に本考案を図示実施例に基づいて説明す
る。一実施例を示す第1図において、演算装置1
はCPU2、入出力インターフエース3、ROM4
及びRAM5、からなるマイクロコンピユ−タで
構成されており、入出力インターフエース3を介
して後述するクランク角センサ6、吸入空気量セ
ンサ7、スロツトルセンサ8からの信号を得て演
算を行ない、その出力を点火装置10に与える。
クランク角センサ6はクランク軸が所定角度例
えば1゜回転する毎に単位角信号S1を出力し、また
クランク軸が基準角度例えば6気筒機関の場合は
120゜(一般的には720゜/気筒数)回転する毎に基
準角信号S2を出力する。単位角信号S1は回転速度
検出に用いられる。また吸入空気量センサ7は機
関の吸入空気量に対応した呼気量信号S3を出力
し、スロツトルセンサ8はスロツトル弁開度に応
じたスロツトル信号S4を出力する。
一方、点火装置10は電源11、点火コイル1
2、トランジスタ13、デイストリビユータ14
及び点火プラグ15A〜15Fにより構成されて
おり、演算装置1から点火信号S6が与えられるこ
とによりトランジスタ13がONとなつて電源1
1から点火コイル12の1次側に電流が流れ、2
次側に発生する高電圧がデイストリビユータ14
を介して点火時期にある点火プラグ(15A〜1
5Fの何れか)に印加されて点火が行なわれるよ
うになつている。
第2図は演算装置1における点火演算過程を示
すフローチヤートである。演算装置1はまず単位
角信号S1、基準角信号S2、吸入空気量信号S3、ス
ロツトル信号S4を読込むB1。次にスロツトル信
号S4によつて機関がアイドリング状態(スロツト
ル全閉時)か否かを判別するB2。アイドリング
状態であればアイドリング時の一点火行程におけ
る最初の点火時期を決定するための特性検索を行
なうB3。即ちアイドリング時の最初の点火時期
は燃焼効率(発生トルク)が最大となるように設
定されたもので第3図Aに示す如く回転速度に対
応した値として予めROM4に記憶されており、
これを検索して点火時期を決定する。この検索の
後再点火間隔テーブルにより第1回目の点火に続
いて再点火を行なう場合の点火間隔を求めるB3
1。再点火間隔テーブルは回転速度に応じて再点
火を行なうまでの時間を割出すためのもので、回
転速度が上昇するほど時間が短くなるように設定
されてROM4に記憶されている。
これに対し非アイドリング時は、非アイドリン
グ時の点火時期を決定するための特性検索を行な
うB4。非アイドリング時の点火時期は例えば第
3図Bに示す如く回転速度と吸入空気量とに対応
した値として予めROM4に記憶されている。こ
の検索の後同じくROM4に記憶された再点火間
隔テーブルにより再点火間隔を求めるB41。
そしてこれらアイドリング時、非アイドリング
時について夫々求められた点火時期に応じて第1
回目の点火信号S6を出力するB5。これは基準角
信号S2が入力した時点以後に入力する単位角信号
S1の値を計数しその値が特性検索B3,B4の結
果と一致したときに点火信号S6を出力する方法を
用いる。
ところで、実質的には第1回目の点火の後
TDCに達するまでの時間が第2回目(以降)の
点火を行ない得る時間であり、それ以後の点火は
着火に対して殆ど効果がなく点火エネルギの損失
となるだけである。そこで、このような条件に基
づいて前記B31又はB41で求められた再点火
間隔が実質的に0(再点火時期TDCに達するか極
く近くになる時)であるか否かを判定しB6,0
の場合には再点火は行なわず、≠0の場合は後述
する如く再点火制御を行なう。これを第3図Cに
よつて説明すると、仮に機関がクランキング時に
200rpmで回転していると10ミリ秒で12゜回転する
からBTDC24゜で第1回目の点火を行なつた場合
5ミリ秒間隔で点火をさせるとして第2回目以降
の点火はTDCまで4回行なえる(図中〓印)。同
様に10ミリ秒間隔では2回、20ミリ秒間隔では1
回である。そしててTDCに達するかTDCに極く
近くなると再点火間隔=0となる。
したがつて再点火間隔=0でないときは適当な
ドエル時間(上記例では5ミリ秒等)をとるべく
点火間隔の測定を行つてB7、再点火信号を出力
するB8。これをTDC=点火時期になるまで行
なうB9。ここで、前記B41で設定される再点
火間隔はクランキング等着火を第一目的とする運
転時には点火回数を増大すべく点火間隔を短く設
定し、比較的着火し易い領域では点火回数を減少
させるように点火間隔を長く設定するようにドエ
ル決定を行う。第2図で示す制御機能において、
B3,B4の部分が主点火時期設定手段に相当
し、B31,B41,B6,B7,B9の部分が
再点火時期設定手段に相当し、B5,B8が点火
信号出力手段に相当する。
第4図はかかる再点火制御を行なう具体的な回
路の要部を示したものである。
図において、カウンタ18はクランク角センサ
6(第1図)からの単位角信号S1をカウントし、
基準角信号S2でリセツトされる。したがつてカウ
ンタ18の出力は基準角信号S2が入力したのちに
回転したクランク角度に対応した値となる。カウ
ンタ18の出力は比較器19に与えられ、基準値
Lsと比較される。基準値Lsは基準角信号S2の発
生角度とTDCとの差に対応して設定されており、
比較器19は基準値Lsがカウンタ18の出力よ
り大きいとき出力S7をアンド回路20の一方の入
力端子に与える。
アンド回路20の他方の入力端子にはフリツプ
フロツプ22から出力される再点火指令信号S8
与えられる。該フリツプフロツプ22は例えば第
1回目の点火時期信号の出力と同時にセツトさ
れ、再点火間隔≠0の場合はF=点火時期−再点
火間隔×nにおいてnの一番小さな値でF<0と
なる時のF又、再点火間隔=0の場合は点火時期
終了と同時にリセツトされる。アンド回路20は
比較器19の出力S7とフリツプフロツプ22の出
力とが与えられたときに信号S9を出力する。
第5図A,Bは第4図の回路各部の信号波形を
示したものである。比較器19の出力S7は、カウ
ンタ18の内容が基準角信号S2でリセツトされた
後単位角信号をカウントし基準値Lsに達するま
での期間生じ、この期間に発生したフリツプフロ
ツプの出力に応じて再点火制御がなされる。即
ち、Aの場合は、第1回目の点火のみで再点火は
行なわれず、Bは第1回目の点火から上死点まで
の間に計3回の点火が行なわれることを示してい
る。
本考案は上述のように、第1回目の点火を最適
点火時期に行ない、その後に失火対策としての第
2回目(以降)の点火を行なうようにしたため、
機関効率の良好な点火方式であり、しかも再点火
を有効なときのみ、かつ着火性を考慮した点火間
隔をもつて設定された回数分行つて失火を防止で
きるもので、燃費向上に寄与するところ大なるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク線図
的説明図、第2図は同実施例の動作説明用フロー
チヤート、第3図A,B,Cは同じく動作説明用
特性図、第4図は同実施例の要部の回路図、第5
図A,Bは第4図の回路各部の信号波形図であ
る。 1……演算装置、6……クランク角センサ、7
……吸入空気量センサ、8……スロツトルセン
サ、10……点火装置、11……電源、12……
点火コイル、13……トランジスタ、14……デ
イストリビユータ、15A〜15F……点火プラ
グ、S1……単位角信号、S2……基準角信号、S3
…吸入空気量信号、S4……スロツトル信号、S6
…点火信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関の運転条件に対応した最適点火時期を設定
    する主点火時期設定手段と、前記主点火時期設定
    手段により設定された最適点火時期とその直後の
    上死点との間に再点火が有効な間隔を有している
    時に、運転領域の着火性に応じた点火間隔で失火
    防止用の再点火時期を設定する再点火時期設定手
    段と、前記各設定手段により設定された点火時期
    に共通の点火コイルに点火信号を出力して点火を
    行わせる点火信号出力手段とを設けたことを特徴
    とする内燃機関の点火制御装置。
JP13589082U 1982-09-09 1982-09-09 内燃機関の点火制御装置 Granted JPS5939780U (ja)

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JP13589082U JPS5939780U (ja) 1982-09-09 1982-09-09 内燃機関の点火制御装置

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JP13589082U JPS5939780U (ja) 1982-09-09 1982-09-09 内燃機関の点火制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5939780U JPS5939780U (ja) 1984-03-14
JPH0128308Y2 true JPH0128308Y2 (ja) 1989-08-29

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ID=30305708

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JP13589082U Granted JPS5939780U (ja) 1982-09-09 1982-09-09 内燃機関の点火制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02142916U (ja) * 1989-05-01 1990-12-04

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4712992U (ja) * 1971-03-12 1972-10-16
JPS4910644U (ja) * 1972-04-27 1974-01-29
JPS53123731A (en) * 1977-04-06 1978-10-28 Ngk Spark Plug Co Ltd Ignition system
JPS56167852A (en) * 1980-05-29 1981-12-23 Nippon Soken Inc Ignition apparatus for internal combustion engine

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