JPH0475785B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、昇降機の残留取出装置に係るもので
ある。

（従来技術） 従来、昇降機下部の残留米を取出すため、取出
口を設けたものは公知である。

（発明が解決しようとする問題点） 公知のものは、自動取出しができないため、こ
れを自動化したものである。

（問題を解決するための手段） よつて、本願は、昇降機１と、精米機４とを有
し、昇降機１の排出樋３を精米機４の供給タンク
５に開口したものにおいて、該供給タンク５に
は、供給された穀物の有無を検出するセンサー６
を設け、昇降機１の揚穀筒１４の内部の底部には
倒ハ状の底板１５，１６を設け、一方の底板１５
はコンベア１７のバケツト１８の回転上昇側の下
部に設け、他方の底板１６は回転下降側の下部に
設け、前記一方の底板１５の下端は底壁１９に密
着固定し、他方の底板１６の下端は底壁１９に密
着させず、そこに吹込口２０を形成し、吹込口２
０にはブロワー２１またはコンプレツサー２５を
取付け、前記センサー６とブロワー２１またはコ
ンプレツサー２５を、センサー６が穀物の無いこ
とを検出したら、風を吹き込むように接続してな
る昇降機の残留米取出装置としたものである。

（実施例） 本発明の一実施例を図面により説明すると、１
は一番機用昇降機、２はその供給ホツパー、３は
その排出樋で、排出樋３は一番精米機４の供給タ
ンク５に開口する。供給タンク５には、供給タン
ク５に供給された穀物の有無を検出するセンサー
６が設けられる。７は一番精米機４の排出樋であ
る。前記一番精米機４は複数台並設される場合が
あり、２台並設したときは、隣接されたものが二
番精米機８となる。

９は二番精米機８に穀物を供給する二番機用昇
降機であり、前記排出樋７は二番機用昇降機９の
供給ホツパー１０に開口し、二番機用昇降機９は
排出樋１１は二番精米機８の供給タンク１２に開
口する。供給タンク１２にも穀物の有無を検出す
るセンサー１３が設けられる。

以上は従来周知の構成であるが、本発明の一番
機用昇降機１および二番機用昇降機９のそれぞれ
の揚穀筒１４の内部の底部には倒ハ状の底板１
５，１６を設けるが、一方の底板１５はコンベア
１７のバケツト１８の回転上昇側の下部に設けら
れ、他方の底板１６は回転下降側の下部に設けら
れる。そして、底板１５の下端は底壁１９に密着
固定されるが、底板１６の下端は底壁１９に密着
されず、そこに吹込口２０を形成し、吹込口２０
のそれぞれにブロワー２１，２２を取付ける。

ブロワー２１は前記センサー６とタイマーを介
して接続し、ブロワー２２は前記センサー１３と
タイマーを介して接続し、センサー６，１３で穀
物が無いことを検知したら、ブロワー２１，２２
を回転させ、もつて風により底部上の残米を吹き
上げ、バケツト１８に放り上げて掬わせ揚穀す
る。その時間は、数秒であり、自動的に停止す
る。

第二実施例は、ブロワー２１，２２に代えて、
コンプレツサー２５と電磁弁２３，２４を用いた
ものであり、前記センサー６と前記電磁弁２３
を、前記センサー１３と前記電磁弁２４とを関連
的に接続する。

（作用） 次に作用を述べる。

供給ホツパー２に玄米を投入すると、一番機用
昇降機１のコンベア１７のバケツト１８で掬い上
げて揚穀し、排出樋３より供給タンク５に投入
し、一番精米機４により精米して排出樋７より半
搗米を排出する。排出樋７より排出された半搗米
は、二番機用昇降機９のコンベア１７、バケツト
１８で揚穀され、排出樋１１より供給タンク１２
内に投入し、二番精米機８で完全搗精する。

しかして、供給タンク５に供給された玄米が無
くなると、センサー６はその旨検知するが、この
場合一番機用昇降機１と二番機用昇降機９の底板
１５、底板１６、底壁１９上にはまだ残留米が残
つている状態である。すると、センサー６の信号
でブロワー２１は回転を開始し、吹込口２０より
風を吹込み、穀物を吹き上げるが、穀物は底板１
５を吹き上がつたのち、揚穀筒１４の内壁面を反
射するので第３図のようにバケツト１８に放り込
まれ、数秒間も風を設き込むと全部の残留米が放
り込まれて、完全に揚穀することができる。揚穀
したものは一番精米機４により精米される。

この状態は二番機用昇降機９でも行なわれる。

第二実施例は電磁弁２３、電磁弁２４とコンプ
レツサー２５により作用させるものであるが、同
一の作用効果を奏する。

（効果） 従来、昇降機下部の残留米を取出すため、取出
口を設けたものは公知である。

公知のものは、自動取出しができないため、こ
れを自動化したものである。

しかるに、本願は、昇降機１と、精米機４とを
有し、昇降機１の排出樋３を精米機４の供給タン
ク５に開口したものにおいて、該供給タンク５に
は、供給された穀物の有無を検出するセンサー６
を設け、昇降機１の揚穀筒１４の内部の底部には
倒ハ状の底板１５，１６を設け、一方の底板１５
はコンベア１７のバケツト１８の回転上昇側の下
部に設け、他方の底板１６は回転下降側の下部に
設け、前記一方の底板１５の下端は底壁１９に密
着固定し、他方の底板１６の下端は底壁１９に密
着させず、そこに吹込口２０を形成し、吹込口２
０にはブロワー２１またはコンプレツサー２５を
取付け、前記センサー６とブロワー２１またはコ
ンプレツサー２５を、センサー６が穀物の無いこ
とを検出したら、風を吹き込むように接続してな
る昇降機の残留米取出装置としたものであるか
ら、センサー６が穀物の無いことを検出したら、
風を吹き込むことによつて昇降機の残留米を自動
的に取出すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例一部断面側面図、第２図は
要部の拡大側面図、第３図は第２実施例断面図で
ある。 符号の説明、１……一番機用昇降機、２……供
給ホツパー、３……排出樋、４……一番精米機、
５……供給タンク、６……センサー、７……排出
樋、８……二番精米機、９……二番機用昇降機、
１０……供給ホツパー、１１……排出樋、１２…
…供給タンク、１３……センサー、１４……揚穀
筒、１５……底板、１６……底板、１７……コン
ベア、１８……バケツト、１９……底壁、２０…
…吹込口、２１……ブロワー、２２……ブロワ
ー、２３……電磁弁、２４……電磁弁、２５……
コンプレツサー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 昇降機１と、精米機４とを有し、昇降機１の
   排出樋３を精米機４の供給タンク５に開口したも
   のにおいて、該供給タンク５には、供給された穀
   物の有無を検出するセンサー６を設け、昇降機１
   の揚穀筒１４の内部の底部には倒ハ状の底板１
   ５，１６を設け、一方の底板１５はコンベア１７
   のバケツト１８の回転上昇側の下部に設け、他方
   の底板１６は回転下降側の下部に設け、前記一方
   の底板１５の下端は底壁１９に密着固定し、他方
   の底板１６の下端は底壁１９に密着させず、そこ
   に吹込口２０を形成し、吹込口２０にはブロワー
   ２１またはコンプレツサー２５を取付け、前記セ
   ンサー６とブロワー２１またはコンプレツサー２
   ５を、センサー６が穀物の無いことを検出した
   ら、風を吹き込むように接続してなる昇降機の残
   留米取出装置。