JP3064730B2 - 自動精米装置 - Google Patents

自動精米装置

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JP3064730B2
JP3064730B2 JP5064183A JP6418393A JP3064730B2 JP 3064730 B2 JP3064730 B2 JP 3064730B2 JP 5064183 A JP5064183 A JP 5064183A JP 6418393 A JP6418393 A JP 6418393A JP 3064730 B2 JP3064730 B2 JP 3064730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は運転スイツチの操作によ
って作動して張り込みホッパから供給された米を精米処
理する自動精米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】投入されたコインや挿入されたプリペイ
ドカードに応じて作動し、投入された米粒(籾や玄米)
を白米に処理するコイン精米装置が知られている。
【0003】このような従来の自動精米装置では、機体
の内部には精白ロールを備えた精米機が配置されてい
る。また、機体の前面壁には米粒が投入される張込みホ
ツパが設けられており、張込みホツパは昇降機等の搬送
機器を介して精米機に連結されている。さらに機体の前
面壁には、コイン投入部やカード挿入部が設けられてお
り、コインやカードを挿入できる。
【0004】この自動精米装置を利用する際には、張込
みホツパへ米粒を投入すると共に、コイン投入部やカー
ド挿入部へコインやプリペイドカードを挿入し、次いで
運転スイツチを操作すると、投入された米粒が張込みホ
ツパから昇降機等によって搬送されて精米機へ供給さ
れ、さらに精米機の精白ロールが回転して精米処理され
白米となって取り出される。
【0005】このように、従来の自動精米装置は、張込
みホツパへ投入された米粒を自動的に精米処理して白米
にできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
自動精米装置により精米処理される米粒は、それ以前に
乾燥処理されているが、当初は適切に乾燥処理された米
粒であってもその後に水分が戻ることもある。すなわ
ち、利用者が自動精米装置に投入する米粒は、必ずしも
乾燥処理された直後の適切な水分値のものとは限らない
ないため、利用者が誤って気が付かないまま高水分(例
えば、水分値が16%以上)の米粒を投入して装置を運
転すると、これに起因して、精米機の精白ロール等に米
粒の詰まりを生じ、故障の原因であった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、利用者が米粒
を精米処理する場合にこの米粒の水分測定をし忘れるこ
とがなく、米粒の水分値を確実に認知でき、米粒の詰ま
りに起因する故障を未然に防止できる自動精米装置を得
ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動精米装
置は、操作室内に設けられた運転スイッチの操作によっ
て始動して所定時間作動し、張り込みホッパから供給さ
れた米粒を精米処理する自動精米装置において、前記操
作室内に配置され投入された米粒の水分値を測定する水
分測定部と、前記水分測定部によって米粒の水分値が測
定されたか否かを判断し水分測定未了状態であれば前記
運転スイッチの操作の如何に拘わらず装置を不作動状態
とする制御部と、を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成の自動精米装置では、運転スイツチが
操作されると始動して所定時間作動し、張り込みホッパ
から供給された米粒が精米処理される。
【0010】ここで、装置を運転する際には、利用者は
精米する米粒の水分値を水分測定部によって測定した後
に運転スイッチを操作して装置を作動させる。この場
合、運転スイッチが操作されると、制御部によって、測
定部による水分測定行為が実施されたか否かが判断され
る。この場合、水分測定が未了状態であれば、制御部の
制御により運転スイッチの操作の如何に拘わらず装置が
不作動状態となる。
【0011】したがって、利用者は米粒の水分測定をし
忘れることがなく、誤って水分測定を実施しないで高水
分値の米粒を投入して装置を運転することが防止され
る。すなわち、水分値が不明な米粒を精米処理する場合
であっても利用者は米粒の水分値を確実に認知して装置
を運転することができ、米粒の詰まりに起因する故障を
未然に防止できる。
【0012】
【実施例】図2には本発明の実施例に係る自動精米装置
10の概略全体構成図が示されている。
【0013】自動精米装置10は、機体12及び操作室
13によって構成されている。機体12の前面壁には、
操作室13へ向けて張込みホッパ14が設けられてお
り、精米処理するための米粒(籾米Mまたは玄米G)が
投入される。この張込みホッパ14の底壁には排出口1
4Aが設けられており、不要に張り込まれた米粒を開放
することにより排出できる。
【0014】張込みホッパ14の底部には米粒センサ7
8が設けられており、投入された米粒を検知できる。米
粒センサ78は、機械的なリミットスイッチ式のものが
一般的であるが、他の型式のもの、例えば圧力式のもの
あるいは光センサを用いたもの等であっても差し支えな
い。この米粒センサ78は、後に詳述する制御装置70
に接続されている。
【0015】また、張込みホッパ14は米粒搬送用のス
クリユウコンベア15を内蔵しており、さらに、機体1
2の内部に配置された昇降機16に連結されている。昇
降機16は、張込みホッパ14へ投入されスクリユウコ
ンベア15によって供給された米粒を機体12の上部へ
持ち上げ搬送できる。昇降機16の上端部に設けられた
放出口16Aには、切換弁17が取り付けられている。
この切換弁17は、作動することにより、米粒の供給方
向を変更することができる。すなわち、切換弁17は、
昇降機16によって持ち上げ搬送された米粒を通常は後
述する籾摺り機18へ供給するが、切り換わることによ
り、後述する集積タンク26へ供給する。この切換弁1
7も制御装置70に接続されている。
【0016】昇降機16の側方には、脱ぷ部としての籾
摺り機18が昇降機16の放出口16Aに対応して配置
されている。籾摺り機18は、一対のゴムロール機構を
備えたロール式とされており、米粒(籾米M)の脱ぷ処
理ができる。なおこの脱ぷ部は、他の型式のもの例え
ば、高速回転羽を備えた衝撃式の遠心脱ぷ機であっても
差し支えない。
【0017】籾摺り機18の側方には石抜き機20が配
置されており、籾摺り機18の排出口18Aに対応して
いる。このため、籾摺り機18を経由した後の玄米Gは
石抜き機20へ供給されるようになっている。
【0018】機体12内部の昇降機16の下方には、精
米部としての精米機22が配置されており、石抜き機2
0を経由後の玄米Gが供給されるようになっている。精
米機22は、精白ロールを備えた縦型円筒摩擦式とされ
ており、玄米Gの精米処理ができる。なおこの精米部
は、他の型式のもの例えば、横型円筒式のものや、循環
機構を備えた循環式のもの、あるいは金剛砥石ロールを
備えた研削式のものであっても差し支えない。
【0019】精米機22の側方には糠回収機24が配置
されており、精米処理の際に発生する米糠を回収し袋2
5に集積できる。
【0020】また、精米機22の放出口22Aに対応し
た機体12の前面壁には、集積タンク26が配置されて
おり、精米処理後の白米Hを袋27に集積できる。さら
に、この集積タンク26は前述の切換弁17に連結され
ており、切換弁17が作動した場合には、昇降機16に
よって持ち上げ搬送された米粒を直接受け取って集積で
きる。
【0021】機体12の前面壁には操作パネル28が配
置されている。図3に示す如く、操作パネル28にはコ
イン投入部30及びカード挿入部32が設けられてい
る。
【0022】コイン投入部30では、操作パネル28に
開口する投入口34が設けられており、所定のコインC
(例えば、100円硬貨)が投入できる。投入口34の
内方にはコインセンサ74(図4参照)が配置されてお
り、投入口34から投入されたコインCを検出可能であ
る。このコインセンサ74も後述する制御装置70に接
続されている。また、コイン投入部30内には、ソレノ
イド58(図4参照)が配置されており、作動すること
により投入口34から投入されたコインCを返却口33
へ返却することができる。このソレノイド58も制御装
置70に接続されている。
【0023】一方、カード挿入部32では、操作パネル
28に開口する挿入口35が設けられており、所定のカ
ード(本実施例では、所謂クローズド型のプリペイドカ
ード)が挿入できる。挿入口35の内方にはカードセン
サ53(図4参照)が配置されており、挿入口35から
投入されたカードを検出可能である。このカードセンサ
53も制御装置70に接続されている。また、挿入口3
5内には、カード取込み・返却モータ36(図4参照)
が配置されており、作動することにより挿入口35から
挿入されたカードを取込みまたは返却することができ
る。このカード取込み・返却モータ36も制御装置70
に接続されている。
【0024】コイン投入部30の側方の操作パネル28
には、運転スイツチとしての白度選択スイツチ76が設
けられており、同様に制御装置70に接続されている。
【0025】また、図1に示す如く、機体12の前面壁
の張込みホッパ14の直上には、水分測定器40が配置
されている。水分測定器40は、詳細な図示は省略する
が対向して配置され回転する一対の電極ロールを有する
圧砕式とされており、サンプル投入口42から投入され
た米粒を圧砕して電気抵抗を測定することによりその水
分値(含水率)を検出することができる。なお、この水
分測定器40は、静電容量式(非圧砕式)のものであっ
ても差し支えない。
【0026】水分測定器40の前面パネルには、測定ス
イッチ44が設けられており、水分測定器40を作動す
ることができる。この測定スイッチ44も制御装置70
に接続されている。さらに、測定スイッチ44の近傍に
は、精米可能ランプ46(青色)及び精米不可能ランプ
48(赤色)が設けられている。これらの各ランプも制
御装置70に接続されている。
【0027】この水分測定器40の下部に設けられた排
出口40Aは、前述の張込みホッパ14の直上に位置し
ており、このため水分測定された後の米粒は張込みホッ
パ14内へ排出されるようになっている。
【0028】水分測定器40の下方には電光表示部50
が設けられている。この電光表示部50は、例えば「米
粒投入禁止」や「水分測定して下さい」等の表示をする
ことができる。この電光表示部50も制御装置70に接
続されている。
【0029】図4には制御装置70の概略構成が示され
ている。制御装置70は、CPU80、RAM82、R
OM84、入出力ポート86及びこれらを接続するバス
88を含んで構成されている。入出力ポート86には、
前述のコインセンサ74、白度選択スイツチ76、米粒
センサ78、カードセンサ53及び測定スイッチ44が
接続されており、さらに、張込みホッパ14のスクリユ
ウコンベア15、昇降機16、籾摺り機18、石抜き機
20、精米機22の各駆動モータ、精米機22の白度設
定モータ23、コイン返却用のソレノイド58、カード
取込み・返却用モータ36、水分測定器40、精米可能
ランプ46、精米不可能ランプ48、電光表示部50、
及び切換弁17がそれぞれ接続されている。また、CP
U80は、予め記憶された後述する制御ルーチンのプロ
グラムに従って前記各部品を制御する。
【0030】次に本実施例の作用を図5に示す制御ルー
チンの流れ図に従って説明する。上記構成の自動精米装
置10を利用する際には、先ず、利用者は精米する米粒
(籾米Mあるいは玄米G)を水分測定器40のサンプル
投入口42から投入してその水分値を測定する。水分測
定器40へ米粒のサンプルが投入されると、ステツプ1
00においてフラグが0にリセットされた後に、ステッ
プ102において測定スイッチ44が操作されたか否か
判断される。測定スイッチ44が操作されるとステツプ
104においてフラグが1にセットされ、ステップ10
6において水分測定器40が作動されて米粒の水分測定
が実施される。
【0031】次いで、ステップ108へ進み、測定した
水分値が所定の水分値(例えば、16%)以下であるか
否か判断される。測定した水分値が所定の水分値以下で
あればステップ110へ進み、精米可能ランプ46が点
灯される。これにより、水分値が不明な米粒を精米処理
する場合であっても、利用者はこの米粒の水分値(換言
すれば、精米処理が可能か否か)を容易に認知すること
ができる。
【0032】精米可能ランプ46が点灯した後には、利
用者は張込みホッパ14へ籾米Mあるいは玄米Gを投入
すると共に、コインCをコイン投入部30の投入口34
へ投入するか、カードをカード挿入部32の挿入口35
へ挿入する。
【0033】張込みホッパ14へ籾米Mあるいは玄米G
が投入されるとステツプ112において米粒センサ78
によってこれが検知され、さらに、コインCまたはカー
ドが挿入されるとステップ114においてコインセンサ
74またはカードセンサ53によってこれが検知され
る。
【0034】なお、ステップ102において測定スイッ
チ44が操作されない場合も、ステップ112、ステッ
プ114へ進み、米粒及びコインCまたはカードの検出
が行われる。
【0035】次いで、ステップ116において、白度選
択スイツチ76が操作されたか否か判断される。ステッ
プ116において白度選択スイツチ76が操作が確認さ
れなければ、ステップ118へ進み、フラグが1に設定
されているか否か、すなわち水分測定器40によって水
分値の測定が実施されたか否か判断される。ステップ1
18においてフラグが1に設定されていれば(水分測定
器40によって水分値の測定が実施されていれば)、再
びステップ116へ戻り、白度選択スイツチ76の操作
確認の待機状態となる。また、ステップステップ118
においてフラグが1に設定されていなければ(水分測定
器40によって水分値の測定が実施されていなけれ
ば)、再びステップ102へ戻る。
【0036】ステツプ116において白度選択スイツチ
76の操作が確認されると、ステツプ120へ進み、測
定した水分値が0か否か判断される。
【0037】すなわち、ステップ102において測定ス
イッチ44の操作が確認されずステップ116において
のみ白度選択スイツチ76の操作が確認された場合(利
用者が水分測定を実施しないで白度選択スイツチ76を
操作した場合)や、ステップ102において測定スイッ
チ44の操作が確認されかつステップ116において白
度選択スイツチ76の操作が確認されても、利用者が水
分測定器40のサンプル投入口42から実際に米粒を投
入しないで測定スイッチ44を操作した場合(実質的な
水分測定を実施しない場合)には、水分測定器40によ
る測定値は0となるため、これにより、利用者が実質的
に水分測定を実施したか否かが判断される。
【0038】ステップ120において実質的な水分測定
の実施が確認されると、ステップ122において、張込
みホッパ14のスクリユウコンベア15、昇降機16、
籾摺り機18、石抜き機20、精米機22の各駆動モー
タ、精米機22の白度設定モータ23が作動されて運転
が開始される。
【0039】一方、ステップ120において実質的な水
分測定の実施が確認されなければ、ステップ124にお
いて電光表示部50が「水分測定して下さい」の表示が
される。これにより、利用者に水分測定の実施が喚起さ
れる。次いでステップ130へ進む。
【0040】また一方、ステップ108において測定し
た水分値が所定の水分値(例えば、16%)以上であれ
ば、ステップ126において精米不可能ランプ48が点
灯され、さらに、ステップ128において電光表示部5
0が「米粒投入禁止」の表示をする。これにより、水分
値が不明な米粒を精米処理する場合であっても、利用者
はこの米粒の水分値(換言すれば、精米処理が可能か否
か)を容易に認知することができる。したがって、精米
不可能ランプ48及び電光表示部50の「米粒投入禁
止」の表示が点灯した場合には、利用者が張込みホッパ
14へ籾米Mあるいは玄米Gを投入することを防止でき
る。次いでステップ130へ進む。
【0041】ステップ130においては、切換弁17が
作動して米粒の供給方向が変更され、さらに、ステップ
132において張込みホッパ14のスクリユウコンベア
15及び昇降機16の駆動モータが駆動される。これに
より、張込みホッパ14へ不要に(精米処理できないに
も拘わらず)投入された米粒が、昇降機16によって一
旦持ち上げ搬送された後に集積タンク26へ返送され
る。
【0042】さらに、ステップ134において、ソレノ
イド58が作動し、誤って投入されたコインC及びカー
ドが返却されて処理を終了する。
【0043】このように、本実施例に係る自動精米装置
10では、白度選択スイツチ76の操作が確認される
と、制御装置70によって、水分測定器40による実質
的な水分測定行為が実施されたか否かが判断され(ステ
ップ120)、水分測定が未了状態であれば、制御装置
70の制御により白度選択スイツチ76の操作の如何に
拘わらず装置が不作動状態となる。
【0044】したがって、利用者は米粒の水分測定をし
忘れることがなく、誤って水分測定を実施しないで高水
分値の米粒を投入して装置を運転することが防止され
る。
【0045】また、水分測定器40により水分値が測定
されると、制御装置70によってこの水分値が所定の値
と比較判断され(ステップ108)、所定水分値以下で
あれば精米可能ランプ46が点灯して精米可能表示がな
され、所定水分値以上であれば精米不可能ランプ48が
点灯すると共に電光表示部50が「米粒投入禁止」の表
示をして精米不可能表示がされる。したがって、水分値
が不明な米粒を精米処理する場合であっても、利用者は
この米粒の水分値を容易に認知することができ、不適切
な水分値の米粒を精米処理して米粒が詰まることが防止
され、米粒の詰まりに起因する故障を未然に防止でき
る。
【0046】さらに、水分測定器40により測定された
米粒の水分値が所定水分値以上であれば、制御装置70
の制御により白度選択スイツチ76の操作の如何に拘わ
らず装置が不作動状態となる。したがって、これによっ
ても、利用者が誤って高水分の米粒を投入して装置を運
転することが防止され、米粒の詰まりに起因する故障を
一層確実に未然に防止できる。
【0047】また、自動精米装置10では、水分測定器
40の排出口40Aは、張込みホッパ14の直上に位置
しており、このため水分測定された後の米粒は張込みホ
ッパ14内へ排出されるため、水分測定後の米粒が周辺
に飛散して周辺が汚れることもなく、また米粒が無駄に
なることもない。
【0048】なお、本実施例においては、水分測定器4
0による実質的な水分測定行為が実施されたか否かが判
断され(ステップ120)実質的な水分測定が未了状態
である場合に、切換弁17が作動して米粒の供給方向が
変更され(ステップ130)さらに張込みホッパ14の
スクリユウコンベア15及び昇降機16の駆動モータが
駆動され(ステップ132)、張込みホッパ14へ不要
に投入された米粒を自動的に集積タンク26へ返送する
構成としたが、これに限らず、この切換弁17の作動及
び、スクリユウコンベア15及び昇降機16の駆動を省
略する構成としてもよい。
【0049】すなわち、図6に示す制御ルーチンの流れ
図の如く、実質的な水分測定が未了状態である場合に、
ステップ124において電光表示部50が「水分測定し
て下さい」の表示をした後に直ちにステップ134へ進
みコインC及びカードを返却するように構成してもよ
い。この場合には、装置の利用者は、張込みホッパ14
の底壁に設けられた排出口14Aを開放することによ
り、張込みホッパ14へ不要に(精米処理できないにも
拘わらず)投入された米粒を排出することができる。
【0050】また、本実施例においては、水分測定器4
0の測定スイッチ44や精米可能ランプ46、精米不可
能ランプ48を水分測定器40の前面パネルに設けた構
成としたが、これに限らず、他の部位に設けることも当
然に可能であり、例えば、操作パネル28に白度選択ス
イツチ76等と併設してもよい。
【0051】さらに、本実施例においては、精米処理が
可能か否かを精米可能ランプ46、精米不可能ランプ4
8によって表示する構成としたが、これに限らず、音声
によって利用者に認知させる構成としてもよい。この場
合であっても、不適切な水分値の米粒を利用者が精米処
理して米粒が詰まることが防止され、米粒の詰まりに起
因する故障を未然に防止できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る自動精米
装置は、水分測定が未了状態であれば運転スイッチの操
作の如何に拘わらず装置が不作動状態となるため、利用
者が米粒を精米処理する場合にこの米粒の水分測定をし
忘れることがなく、米粒の水分値を確実に認知でき、米
粒の詰まりに起因する故障を未然に防止できるという優
れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動精米装置の水分測定
器及び張込みホッパを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る自動精米装置の概略全体
構成図である。
【図3】コイン投入部及びカード挿入部を示す操作パネ
ルの正面図である。
【図4】制御装置の概略構成図である。
【図5】制御ルーチンを示す流れ図である。
【図6】制御ルーチンの他の例を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 自動精米装置 14 張込みホッパ 40 水分測定器(水分測定部) 44 測定スイッチ 46 精米可能ランプ 48 精米不可能ランプ 50 電光表示部 70 制御装置(制御部) 76 白度選択スイツチ(運転スイツチ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作室内に設けられた運転スイッチの操
    作によって始動して所定時間作動し、張り込みホッパか
    ら供給された米粒を精米処理する自動精米装置におい
    て、前記操作室内に 配置され投入された米粒の水分値を測定
    する水分測定部と、前記水分測定部によって米粒の水分
    値が測定されたか否かを判断し水分測定未了状態であれ
    ば前記運転スイッチの操作の如何に拘わらず装置を不作
    動状態とする制御部と、を有することを特徴とする自動
    精米装置。
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