JPH047538Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH047538Y2
JPH047538Y2 JP1986108738U JP10873886U JPH047538Y2 JP H047538 Y2 JPH047538 Y2 JP H047538Y2 JP 1986108738 U JP1986108738 U JP 1986108738U JP 10873886 U JP10873886 U JP 10873886U JP H047538 Y2 JPH047538 Y2 JP H047538Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knob
opening
slider
shaped
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986108738U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6315518U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986108738U priority Critical patent/JPH047538Y2/ja
Publication of JPS6315518U publication Critical patent/JPS6315518U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH047538Y2 publication Critical patent/JPH047538Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、ノブの取付構造、特にスイツチ機構
におけるノブの取付構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のノブ取付構造を第2図を参照して説明す
る。図において、Aはノブで、このノブAは開口
部A1を設け、その開口部A1の縁に嵌合突起A
2を内側に突設する。Bは取付体で、この例では
スイツチ機構のスライダであつて、スライダBを
ノブAの開口部A1に挿入した際に嵌合突起A2
と対応する箇所に嵌合溝B1を設ける。このスラ
イダBをノブAの開口部A1に挿入し、スライダ
Bの嵌合溝B1にノブAの嵌合突起A2を嵌合さ
せてノブAをスライダBに取付ける。Cはスイツ
チ本体、Dはスイツチ本体Cの前面に取付けたフ
ランジ状のブラケツト、EはノブAとブラケツト
Dとの間に介装したスプリングである。
ところが、上述の従来のノブ取付構造は、ノブ
Aに設けた嵌合突起A2をスライダBの嵌合溝B
1に嵌合させてノブAをスライダBに取付けるも
のであるから、後述するようにノブAとスライダ
Bとの間においてがたが生じるという問題があ
る。すなわち、ノブAとスライダBとの結合を特
に軸方向(スライダBの挿入方向と平行な軸方
向)にがたがないように完全結合させるために
は、ノブAの嵌合突起A2とスライダBの嵌合溝
B1との精度が高度に必要である。しかしなが
ら、実際には寸法誤差、成形誤差により上述の精
度は高度に得られず、従つてノブAとスライダB
との間においては軸方向にがたが生じているのが
実情である。
ノブと取付体との間に軸方向のガタを生じさせ
ないためには、有底の穴状の開口部を有するノブ
と、上記開口部に嵌合する杆状の取付体とを備え
たノブ取付構造において、 (a) 前記ノブの開口部付近に係合孔を設けると共
に前記杆状取付体に係合用突起を設け、 (b) 前記ノブの開口部の底面と、前記杆状の取付
体の先端とにそれぞれ当接部を設けるととも
に、取付体側の当接部は弾性的に撓み得る構造
とすること、 が考えられる。この構造は本考案者が創作して別
途出願中のもの(実願昭60−80900号(実開昭61
−197620号)・以下、先願と言う)である。
次に、上記先願に係るノブ取付構造について第
3図および第4図を参照して説明する。
この実施例における本考案のノブ取付構造はス
イツチ機構に使用した例を示す。図において1は
ノブで、このノブ1はほぼ直方体形状をなす本体
10の一面に鍔部11および突部12を一体に設
け、その本体10および突部12に開口部13
(第3図)を突部12側から設ける。突部12に
嵌合孔14を設け、その嵌合孔14の図示右側の
内面に垂直な当接面15を設ける(第3図)。本
体10の開口部13の底部に当る内側面に突起1
6を一体に連設する。2は取付体で、この実施例
においてはスイツチ機構のスライダである。この
スライダ2は一端部にノブ1の開口部13に挿入
する挿入部20を形成し、その挿入部20の一側
面に、前記の嵌合孔14と嵌合する嵌合突起21
を一体に突設する。この嵌合突起21の図示右側
に垂直な当接面22(第3図)を設ける。スライ
ダ2の挿入部20の先端部に開口部を設けて肉薄
の弾性部23を設けて、取付体(スライダ)2が
その長手方向の押圧力を受けたとき弾性的に撓み
得るようにするとともに、ノブ1の開口部13の
底面に突起16を設ける。かくしてなるノブ1の
開口部13にスライダ2の挿入部20を挿入し
て、スライダ2の挿入部20の先端面をノブ1の
突起16に当接させてスライダ2の弾性部23を
撓ませながら、ノブ1の嵌合孔14にスライダ2
の嵌合突起21を嵌合させる。このとき、撓ませ
られた弾性部23の反発力がスライダ2の挿入方
向と反対方向の押圧力としてスライダ2に作用
し、ノブ1の嵌合孔14の当接面15とスライダ
2の嵌合突起21の当接面22とを確実に当接さ
せる。従つて、嵌合孔14と嵌合突起21との精
度、ノブ1の開口部13の深さとスライダ2の先
端から嵌合突起21までの寸法と精度が高度に得
られなくとも、ノブ1とスライダ2との間におけ
る軸方向のがたをなくすことができる。
29はスライダ2の他端部の一側面に設けたカ
ムであつて、スライダ2に2段作動機能を与える
ものである。3はスイツチ機構のケースで、この
ケース3内にスライダ2がスライド可能に取付け
られている。4は2個のターミナル40を植設し
たインシユレータであつて、このインシユレータ
4は上述のケース3の底部に組み込まれる。5は
コ字形に折曲したガイドピンであつて、このガイ
ドピン5の固定端50をケース3の孔30に回動
自在に挿入し、かつガイドピン5の自由端51を
スライダ2のハートカム29に係合させる。6は
スプリングで、ケース3とガイドピン5との間に
介装されて、ガイドピン5を自由端51がハート
カム29に係合する方向に付勢させる。7はコ字
形状をなすホルダで、上述のケース3に外嵌させ
る。8は取付ブラケツトであつて、この取付ブラ
ケツト8の取付孔80にホルダ7の加締部70を
挿入して加締めることにより、ケース3、スライ
ダ2、インシユレータ4、ガイドピン5、スプリ
ング6、ホルダ7、取付ブラケツト8が組立てら
れる。9はノブ1の鍔部11と取付ブラケツト8
との間に介装した圧縮スプリングであつて、ノブ
1を元の位置に戻すためのスプリングである。か
かるスイツチ機構においてノブ1を押すと、スラ
イダ2がスライドして、そのスライダ2の可動タ
ーミナル(図示せず)がインシユレータ4の2個
のターミナル40の何れかに接触して導通が切替
えられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は前記先願の考案(第3図、第4図)に
ついて実用化試験を継続した結果、所期の効果
(ガタを無くする)を確認したが、これを工業的
に大量生産する場合、(第4図参照)ノブ1とス
ライダ2とをX−X′軸方向に心合わせして、杆
状の取付体である挿入部20をノブ1の穴状の開
口部13(第3図)に嵌め合わせる操作は熟練を
要し、かつ多大の時間と労力を費やすため組立作
業性が良くない。
本考案の目的は、前記先願に係るノブ取付構造
(第3図、第4図)に改良を加え、その長所(ガ
タを無くする)を損うことなく組立作業性を改善
しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、本考案のノブ取付
構造は、先願の取付構造(第3、第4図)を母体
とし、更に、前記ノブの有底の穴状の開口部の側
壁には該穴状開口部の深さ方向と平行な溝を設け
るとともに、前記杆状の取付体の側面には該杆状
取付体の長さ方向の突条を設け、上記の溝と突条
とを摺動可能に嵌合せしめる。
〔作用〕
上記の構成によれば、上記の溝と突条とを係合
せしめることによりノブと取付体とが容易かつ迅
速に、しかも正確に心合わせされる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図で
ある。
本例は前記の先願に本考案を適用して改良した
一例であつて、先願(第4図)と同一の図面参照
番号を付した部材は前記先願に係るノブ取付構造
におけると同様乃至類似の構成部分である。本第
1図は第4図に示した矢印I方向に相当する方向
から見たところを描いてある。21は先願につい
て説明した係合用の突起、14は同じく嵌合孔で
ある。本例は一対の突起21と嵌合孔14とを設
けてあるが、本考案を実施する際、挿入部20の
上、下両面に突起21を設けるとともに、これに
対応せしめて2個の嵌合孔14を設けることも出
来る。
杆状の取付体である挿入部20の側面に、X−
X′軸と平行な突条80を設けるとともに、開口
部13の側壁にこれと摺動自在に係合する溝を設
ける(本例においては溝孔81を設けてある。) これにより、突条80を溝孔81に係合せしめ
ると、ノブ1及び挿入部20がX−X′軸方向に
迅速、容易に心合わせされる。図示の23は、第
3図について説明した弾性部であつて、スライダ
2の先端がその長手方向(X−X′方向)の押圧
力を受けると弾性的に撓むようになつている。本
第1図では隠れているが、ノブ1の開口部13の
底面には、第3図について説明した突起16が設
けられていて前記弾性部23に当接してこれを弾
性的に撓ませるようになつている。
上述の構成(第1図)及び作用から明らかなよ
うに、本実施例においては先願に係るノブ取付構
造の効果(ガタを無くする)が妨げられることは
無い。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の取付構造を適用
すると、ノブの取付にガタを生じる虞れが無く、
しかも組立作業性が良く、別段の熟練を要せず迅
速容易に取り付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図で
ある。第2図は従来例の取付構造を示す断面図で
ある。第3図及び第4図は先願に係る取付構造の
一例を示し、第3図は断面図、第4図は分解斜視
図である。 1……ノブ、13……開口部、14……嵌合
孔、15……当接面、16……押圧部、2……ス
ライダ(取付体)、21……嵌合突起、22……
当接面、23……弾性部、80……突条、81…
…溝孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 有底の穴状の開口部を有するノブと、上記開口
    部に嵌合する杆状の取付体とを備えたノブ取付構
    造において、 (a) 前記ノブの開口部付近に係合孔を設けると共
    に前記杆状取付体に係合用突起を設け、 (b) 前記杆状の取付体の先端に、該取付体の長手
    方向の押圧力を受けたとき弾性的に撓み得る弾
    性部を設けるとともに、 (c) 前記ノブの開口部の底面に、前記杆状の取付
    体の弾性部に当接する突起を設け、 (d) 前記ノブの有底の穴状の開口部の側壁には該
    穴状開口部の深さ方向と平行な溝を設けるとと
    もに、前記杆状の取付体の側面には該杆状取付
    体の長さ方向の突条を設け、上記の溝と突条と
    を摺動可能に嵌合せしめたこと、 を特徴とするノブ取付構造。
JP1986108738U 1986-07-17 1986-07-17 Expired JPH047538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986108738U JPH047538Y2 (ja) 1986-07-17 1986-07-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986108738U JPH047538Y2 (ja) 1986-07-17 1986-07-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6315518U JPS6315518U (ja) 1988-02-01
JPH047538Y2 true JPH047538Y2 (ja) 1992-02-27

Family

ID=30986211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986108738U Expired JPH047538Y2 (ja) 1986-07-17 1986-07-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH047538Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5200710B2 (ja) * 2008-07-09 2013-06-05 パナソニック株式会社 スイッチ装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58176334U (ja) * 1982-05-20 1983-11-25 三洋電機株式会社 押し釦装置
JPS59139920U (ja) * 1983-03-09 1984-09-19 シャープ株式会社 押釦装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6315518U (ja) 1988-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4327264A (en) Fastening device for a switch
JPH047538Y2 (ja)
KR100268523B1 (ko) 전기부품
KR100347241B1 (ko) 기판고정기구를가지는전기커넥터
JPH0541468Y2 (ja)
JP2562348Y2 (ja) スイッチ
US4725702A (en) Miniature switch with self-aligning movable contactor
JPH04502Y2 (ja)
JPH0538493Y2 (ja)
KR100515682B1 (ko) 슬라이드스위치
US11128078B1 (en) Current carrying retention clip
JPH03657Y2 (ja)
JPH08306408A (ja) Fpc用コネクタ
JPH0231951Y2 (ja)
JPS6312534Y2 (ja)
JP2757854B2 (ja) スイッチ装置
JPH0519982Y2 (ja)
JP2525884Y2 (ja) ウエッジベースバルブ用ソケット
JPH0711417Y2 (ja) ランプソケット
JPH04503Y2 (ja)
JP3684753B2 (ja) 蛍光ランプソケット
JPH0334032Y2 (ja)
JPS64667Y2 (ja)
JPH024424Y2 (ja)
JPS5928580Y2 (ja) スイツチ