JP2562348Y2 - スイッチ - Google Patents
スイッチInfo
- Publication number
- JP2562348Y2 JP2562348Y2 JP1993021851U JP2185193U JP2562348Y2 JP 2562348 Y2 JP2562348 Y2 JP 2562348Y2 JP 1993021851 U JP1993021851 U JP 1993021851U JP 2185193 U JP2185193 U JP 2185193U JP 2562348 Y2 JP2562348 Y2 JP 2562348Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact piece
- movable contact
- actuator
- switch
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/02—Details
- H01H13/12—Movable parts; Contacts mounted thereon
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、フロッピーディスク
検出用、ビデオカセット検出用などに使用される小形ス
イッチに関し、特に可動接片(接触子)の組み込みを容
易にした小形スイッチに関するものである。
検出用、ビデオカセット検出用などに使用される小形ス
イッチに関し、特に可動接片(接触子)の組み込みを容
易にした小形スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人が先に出願したこの種の小形ス
イッチを図8〜図11に示す(実開平1−132025
号公報参照)。図8に示すようにこのスイッチは、ほぼ
直方体の絶縁材よりなるボディ21と、アクチュエータ
34と、このアクチュエータ34を外側へバイアスする
コイルばね46と、ボディ21の上面を蓋をする絶縁材
よりなるカバー25と、アクチュエータ34に組み込ま
れる可動接片37とから構成されている。
イッチを図8〜図11に示す(実開平1−132025
号公報参照)。図8に示すようにこのスイッチは、ほぼ
直方体の絶縁材よりなるボディ21と、アクチュエータ
34と、このアクチュエータ34を外側へバイアスする
コイルばね46と、ボディ21の上面を蓋をする絶縁材
よりなるカバー25と、アクチュエータ34に組み込ま
れる可動接片37とから構成されている。
【0003】ボディ21の上面には2つの角穴22が形
成されており、これら角穴22の対向する内壁面には図
9に示すように第1、第2の固定接片23、24が取り
付けられる。カバー25には2つの貫通孔26が形成さ
れており、これら貫通孔26はボディ21の角穴22と
対向している。カバー25にはU字状の係合片27が両
側縁に一体に形成され、ボディ21の側面に突出した係
合爪28と係合片27が係合することによってカバー2
5がボディ21に取り付けられ、その上面を蓋をする。
なお、図9及び図10に示すように、第1及び第2の固
定接片23及び24とそれぞれ一体の第1及び第2の端
子31及び32がボディ21の一側面から外部に導出さ
れており、また、カバー25の貫通孔26の位置に、こ
れと同軸心の筒状案内部33が一体に形成されている。
成されており、これら角穴22の対向する内壁面には図
9に示すように第1、第2の固定接片23、24が取り
付けられる。カバー25には2つの貫通孔26が形成さ
れており、これら貫通孔26はボディ21の角穴22と
対向している。カバー25にはU字状の係合片27が両
側縁に一体に形成され、ボディ21の側面に突出した係
合爪28と係合片27が係合することによってカバー2
5がボディ21に取り付けられ、その上面を蓋をする。
なお、図9及び図10に示すように、第1及び第2の固
定接片23及び24とそれぞれ一体の第1及び第2の端
子31及び32がボディ21の一側面から外部に導出さ
れており、また、カバー25の貫通孔26の位置に、こ
れと同軸心の筒状案内部33が一体に形成されている。
【0004】アクチュエータ34は、その内端部に角形
の接片保持部35を備え、この接片保持部35からほぼ
垂直方向に柱状部36が立てられた構成を有しており、
角穴22内にコイルばね46を介して配される。柱状部
36はカバー25の貫通孔26を通じて外部へ出入り自
在に導出される。可動接片37は1本の弾性線材を折り
曲げて、両端部に第1及び第2の接触部38及び39と
中央にコイル部とを有する図示する形状に形成された弾
性を有するコンタクト(接触子)であり、アクチュエー
タ34の接片保持部35内に保持される。
の接片保持部35を備え、この接片保持部35からほぼ
垂直方向に柱状部36が立てられた構成を有しており、
角穴22内にコイルばね46を介して配される。柱状部
36はカバー25の貫通孔26を通じて外部へ出入り自
在に導出される。可動接片37は1本の弾性線材を折り
曲げて、両端部に第1及び第2の接触部38及び39と
中央にコイル部とを有する図示する形状に形成された弾
性を有するコンタクト(接触子)であり、アクチュエー
タ34の接片保持部35内に保持される。
【0005】接片保持部35はその両側面にスリット4
1が形成されており、これらスリット41を通じて可動
接片37の第1及び第2の接触部38及び39が接片保
持部35の両側面より外部に突出している。接片保持部
35のスリット41の形成側面と異なる側面に、ほぼ直
角に外側へ突出する案内突起42、43がそれぞれ一体
に形成されており、これら案内突起42、43が角穴2
2の壁面に形成された案内溝44、45に案内されるこ
とによってアクチュエータ34は角穴22内を上下する
ことができる。
1が形成されており、これらスリット41を通じて可動
接片37の第1及び第2の接触部38及び39が接片保
持部35の両側面より外部に突出している。接片保持部
35のスリット41の形成側面と異なる側面に、ほぼ直
角に外側へ突出する案内突起42、43がそれぞれ一体
に形成されており、これら案内突起42、43が角穴2
2の壁面に形成された案内溝44、45に案内されるこ
とによってアクチュエータ34は角穴22内を上下する
ことができる。
【0006】可動接片37の第1及び第2の接触部38
及び39はアクチュエータ34の上下方向への移動によ
り第1及び第2の固定接片23及び24と弾性的に接触
することができる。アクチュエータ34を外側へ弾性的
にバイアスするコイルばね46の位置決めのために角穴
22の底面に円形凹部47が図9に示すように形成され
ている。
及び39はアクチュエータ34の上下方向への移動によ
り第1及び第2の固定接片23及び24と弾性的に接触
することができる。アクチュエータ34を外側へ弾性的
にバイアスするコイルばね46の位置決めのために角穴
22の底面に円形凹部47が図9に示すように形成され
ている。
【0007】上記構成において、コイルばね46により
アクチュエータ34が押し上げられてカバー25と対接
された図11の(A)に示す状態では、第1、第2の接
触部38、39は角穴22の壁面と接触し、第1、第2
の固定接片23、24とは接触しない。よって第1と第
2の固定接片23、24は電気的に互いに離間された状
態にあるから、スイッチはオフ(OFF)である。
アクチュエータ34が押し上げられてカバー25と対接
された図11の(A)に示す状態では、第1、第2の接
触部38、39は角穴22の壁面と接触し、第1、第2
の固定接片23、24とは接触しない。よって第1と第
2の固定接片23、24は電気的に互いに離間された状
態にあるから、スイッチはオフ(OFF)である。
【0008】この状態からアクチュエータ34をコイル
ばね46の弾性バイアス力に抗して角穴22内に押し込
むと、第1、第2の接触部38、39が第1、第2の固
定接片23、24と図11の(B)に示すように弾性的
に接触するとともに摺動接触し、第1と第2の固定接片
23、24は可動接片37を介して電気的に互いに接続
されるから、スイッチはオン(ON)となる。この状態
からアクチュエータ34に対する力を除くと、コイルば
ね46によりアクチュエータ34は押し上げられて、第
1、第2の接触部38、39は第1、第2の固定接片2
3、24から離れ、スイッチはオフとなる。
ばね46の弾性バイアス力に抗して角穴22内に押し込
むと、第1、第2の接触部38、39が第1、第2の固
定接片23、24と図11の(B)に示すように弾性的
に接触するとともに摺動接触し、第1と第2の固定接片
23、24は可動接片37を介して電気的に互いに接続
されるから、スイッチはオン(ON)となる。この状態
からアクチュエータ34に対する力を除くと、コイルば
ね46によりアクチュエータ34は押し上げられて、第
1、第2の接触部38、39は第1、第2の固定接片2
3、24から離れ、スイッチはオフとなる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】上記構成のスイッチ
は、第1、第2の接触部38、39が第1、第2の固定
接片23、24と摺動接触するから、その接触面が常に
クリーニングされるとともに軽動作力によっても良好な
電気接触が得られ、スイッチの信頼性が向上する。ま
た、可動接片37を薄形化できる上、コイルばね46の
軸心方向の長さを従来のものよりも短くすることができ
るので、スイッチをより一層小型化できる等の利点があ
る。
は、第1、第2の接触部38、39が第1、第2の固定
接片23、24と摺動接触するから、その接触面が常に
クリーニングされるとともに軽動作力によっても良好な
電気接触が得られ、スイッチの信頼性が向上する。ま
た、可動接片37を薄形化できる上、コイルばね46の
軸心方向の長さを従来のものよりも短くすることができ
るので、スイッチをより一層小型化できる等の利点があ
る。
【0010】しかしながら、スイッチが小型化されるに
伴い当然にその構成部品も小型化されるから、アクチュ
エータ34の接片保持部35に可動接片37を挿入する
(組み込む)のに、従来のように可動接片をピンセット
でつかんで押し込んでいたのでは、非常に作業性が悪い
という問題が生じ、また、組み込み時に可動接片が変形
して信頼性が低下する可能性もあった。
伴い当然にその構成部品も小型化されるから、アクチュ
エータ34の接片保持部35に可動接片37を挿入する
(組み込む)のに、従来のように可動接片をピンセット
でつかんで押し込んでいたのでは、非常に作業性が悪い
という問題が生じ、また、組み込み時に可動接片が変形
して信頼性が低下する可能性もあった。
【0011】従って、この考案の目的は、可動接片をア
クチュエータに組み込むときの作業性を向上させるとと
もに、組み込み時の可動接片の変形を防止して品質を安
定にしたスイッチを提供することにある。
クチュエータに組み込むときの作業性を向上させるとと
もに、組み込み時の可動接片の変形を防止して品質を安
定にしたスイッチを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この考案では、絶縁材よ
りなるボディの一面に角穴が形成され、この角穴の対向
する壁面に第1、第2の固定接片が取り付けられ、角穴
と対向する貫通孔を有するカバーで角穴が蓋され、コイ
ルばねで外方に弾性偏倚されたアクチュエータが角穴内
に貫通孔を通じて出入り自在に配され、アクチュエータ
の内端部の接片保持部に可動接片が保持され、この可動
接片の両端部の第1、第2の接触部が第1、第2の固定
接片と摺動接触することにより第1と第2の固定接片が
電気的に接続されてスイッチオンとなるスイッチにおい
て、可動接片にピンのような細い棒状体が挿入できる孔
や細い棒状体を引っ掛けることができる突部のような細
い棒状体の先端部を係止することができる係止部を設
け、一方、アクチュエータの接片保持部に上記細い棒状
体が通るスリットを、可動接片の挿入方向に形成したも
のである。
りなるボディの一面に角穴が形成され、この角穴の対向
する壁面に第1、第2の固定接片が取り付けられ、角穴
と対向する貫通孔を有するカバーで角穴が蓋され、コイ
ルばねで外方に弾性偏倚されたアクチュエータが角穴内
に貫通孔を通じて出入り自在に配され、アクチュエータ
の内端部の接片保持部に可動接片が保持され、この可動
接片の両端部の第1、第2の接触部が第1、第2の固定
接片と摺動接触することにより第1と第2の固定接片が
電気的に接続されてスイッチオンとなるスイッチにおい
て、可動接片にピンのような細い棒状体が挿入できる孔
や細い棒状体を引っ掛けることができる突部のような細
い棒状体の先端部を係止することができる係止部を設
け、一方、アクチュエータの接片保持部に上記細い棒状
体が通るスリットを、可動接片の挿入方向に形成したも
のである。
【0013】
【作用】上記構成によれば、可動接片をアクチュエータ
の接片保持部内に組み込むときにピンのような細い棒状
体の先端部を可動接片の孔又は突部のような係止部に係
止し、接片保持部のスリットに沿って棒状体を移動させ
るだけで可動接片は簡単に接片保持部内の所定の保持位
置に組み込める。従って、可動接片のアクチュエータへ
の組み込み作業が非常に容易になり、熟練した作業者で
なくても簡単に組み込めるので、作業性が一段と向上す
る。また、棒状体をスリットに沿って移動させるだけで
よいので、可動接片を変形させる恐れがなく、品質が安
定する。
の接片保持部内に組み込むときにピンのような細い棒状
体の先端部を可動接片の孔又は突部のような係止部に係
止し、接片保持部のスリットに沿って棒状体を移動させ
るだけで可動接片は簡単に接片保持部内の所定の保持位
置に組み込める。従って、可動接片のアクチュエータへ
の組み込み作業が非常に容易になり、熟練した作業者で
なくても簡単に組み込めるので、作業性が一段と向上す
る。また、棒状体をスリットに沿って移動させるだけで
よいので、可動接片を変形させる恐れがなく、品質が安
定する。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1はこの考案によるスイッチに
使用されたアクチュエータの一例を示す立面図、図2
(A)は図1の上面図、図2(B)は図1の下面図、図
3(A)は図1の左側面図、図3(B)は図1の右側面
図、図4は図2(A)を4−4線にて切断した断面図で
ある。
して詳細に説明する。図1はこの考案によるスイッチに
使用されたアクチュエータの一例を示す立面図、図2
(A)は図1の上面図、図2(B)は図1の下面図、図
3(A)は図1の左側面図、図3(B)は図1の右側面
図、図4は図2(A)を4−4線にて切断した断面図で
ある。
【0015】本実施例においても、アクチュエータ11
は、その内端部に可動接片を保持する角形(平面ほぼ長
方形)の接片保持部12を備え、この接片保持部12の
上面の図において右側端部近傍からほぼ垂直方向に、断
面ほぼ長方形の柱状部13が立てられた構成を有してい
る。このアクチュエータ11は、図示しないが、絶縁材
よりなるボディの対応する形状の角穴内に、アクチュエ
ータ11を外方へ弾性的にバイアスするコイルばねを介
して配される。また、柱状部13は絶縁材よりなるカバ
ーの貫通孔を通じて外部へ出入り自在に導出される。
は、その内端部に可動接片を保持する角形(平面ほぼ長
方形)の接片保持部12を備え、この接片保持部12の
上面の図において右側端部近傍からほぼ垂直方向に、断
面ほぼ長方形の柱状部13が立てられた構成を有してい
る。このアクチュエータ11は、図示しないが、絶縁材
よりなるボディの対応する形状の角穴内に、アクチュエ
ータ11を外方へ弾性的にバイアスするコイルばねを介
して配される。また、柱状部13は絶縁材よりなるカバ
ーの貫通孔を通じて外部へ出入り自在に導出される。
【0016】接片保持部12はその長手方向の両側面に
スリット14が段違いになった状態でそれぞれ形成され
ており、図5に示す可動接片(コンタクト)37を接片
保持部12内の所定の保持位置に後述するようにして組
み込んだときに、その第1、第2の接触部38、39が
これらスリット14を通じて接片保持部12の長手方向
の両側面より外部に突出するようになっている。また、
接片保持部12の長手方向の両側面の柱状部13が位置
する部分の近傍に、外側へ突出する案内突起15がそれ
ぞれ一体に形成され、また、接片保持部12のスリット
14の形成側面と異なる側面のうちの柱状部13から離
れた方の側面に、ほぼ直角に外側へ突出する案内突起1
6が一体に形成されており、これら案内突起15、16
がボディの対応する角穴の壁面に形成された案内溝に案
内されることによってアクチュエータ11は角穴内を上
下することができるように構成されている。なお、接片
保持部12の下面にはコイルばねが嵌合するための円弧
状の突起17が一体に形成されている。
スリット14が段違いになった状態でそれぞれ形成され
ており、図5に示す可動接片(コンタクト)37を接片
保持部12内の所定の保持位置に後述するようにして組
み込んだときに、その第1、第2の接触部38、39が
これらスリット14を通じて接片保持部12の長手方向
の両側面より外部に突出するようになっている。また、
接片保持部12の長手方向の両側面の柱状部13が位置
する部分の近傍に、外側へ突出する案内突起15がそれ
ぞれ一体に形成され、また、接片保持部12のスリット
14の形成側面と異なる側面のうちの柱状部13から離
れた方の側面に、ほぼ直角に外側へ突出する案内突起1
6が一体に形成されており、これら案内突起15、16
がボディの対応する角穴の壁面に形成された案内溝に案
内されることによってアクチュエータ11は角穴内を上
下することができるように構成されている。なお、接片
保持部12の下面にはコイルばねが嵌合するための円弧
状の突起17が一体に形成されている。
【0017】本実施例においては、図2(B)に示すよ
うに、接片保持部12の下面のほぼ中央部に、案内突起
16が形成された側面から円弧状の突起17が形成され
た部分にまで達するスリット18が形成されている。こ
のスリット18は、図5に示す可動接片37を接片保持
部12内の所定の保持位置に組み込むときに、可動接片
37のコイル部37aに挿入したピンのような極めて細
い棒状体が確実に通ることができる幅及び可動接片37
を接片保持部12の保持位置に確実に組み込めるだけの
長さを有するように形成される。従って、案内突起16
のうちの下側に形成された案内突起は図2(B)及び図
3(A)に示すようにこのスリット18によって分割さ
れており、また、コイルばねが嵌合するための突起17
も本実施例ではスリット18によって分割されるために
円弧状に形成されている。
うに、接片保持部12の下面のほぼ中央部に、案内突起
16が形成された側面から円弧状の突起17が形成され
た部分にまで達するスリット18が形成されている。こ
のスリット18は、図5に示す可動接片37を接片保持
部12内の所定の保持位置に組み込むときに、可動接片
37のコイル部37aに挿入したピンのような極めて細
い棒状体が確実に通ることができる幅及び可動接片37
を接片保持部12の保持位置に確実に組み込めるだけの
長さを有するように形成される。従って、案内突起16
のうちの下側に形成された案内突起は図2(B)及び図
3(A)に示すようにこのスリット18によって分割さ
れており、また、コイルばねが嵌合するための突起17
も本実施例ではスリット18によって分割されるために
円弧状に形成されている。
【0018】一方、可動接片37は1本の弾性線材の折
り曲げによって形成され、図5に示すように、全体とし
てほぼV字状をなし、その中央部はコイル状に折り曲げ
られて両端部に十分な弾性を付与し、その先端は互いに
内側に折り曲げられている。従って、可動接片37の両
端部は十分な弾性をもって外方へ突出した態様の第1、
第2の接触部38、39となっている。第1、第2の接
触部38、39はアクチュエータ11の上下方向への移
動により図示しないボディの角穴の対向する内壁面に取
り付けられた第1、第2の固定接片と弾性的に接触及び
接触摺動することができる。
り曲げによって形成され、図5に示すように、全体とし
てほぼV字状をなし、その中央部はコイル状に折り曲げ
られて両端部に十分な弾性を付与し、その先端は互いに
内側に折り曲げられている。従って、可動接片37の両
端部は十分な弾性をもって外方へ突出した態様の第1、
第2の接触部38、39となっている。第1、第2の接
触部38、39はアクチュエータ11の上下方向への移
動により図示しないボディの角穴の対向する内壁面に取
り付けられた第1、第2の固定接片と弾性的に接触及び
接触摺動することができる。
【0019】この考案では上述のように構成したので、
可動接片37をアクチュエータ11の接片保持部12内
に組み込むときに、図6に示すように、作業者はピンの
ような極めて細い棒状体19を使用してその先端部を可
動接片37のコイル部37aに挿入し、次いで、棒状体
19を接片保持部12のスリット18に沿って移動させ
る。これによって可動接片37を簡単に接片保持部12
内に挿入でき、その両端部の第1、第2の接触部38、
39が接片保持部12のスリット14から突出した所定
の保持位置に確実に組み込める。可動接片37の組み込
みが終了したら、棒状体19をスリット18から抜き出
す。かくして、極めて簡単に可動接片37をアクチュエ
ータ11の接片保持部12内に組み込むことができる。
この組み込み作業は上述したようにスリット18に沿っ
て棒状体19を移動させるだけであるので、熟練した作
業者でなくても容易に行え、従って、作業性が一段と向
上する。その上、棒状体19をスリット18に沿って移
動させるだけでよいので、可動接片37を変形させる恐
れがなく、品質が安定する。
可動接片37をアクチュエータ11の接片保持部12内
に組み込むときに、図6に示すように、作業者はピンの
ような極めて細い棒状体19を使用してその先端部を可
動接片37のコイル部37aに挿入し、次いで、棒状体
19を接片保持部12のスリット18に沿って移動させ
る。これによって可動接片37を簡単に接片保持部12
内に挿入でき、その両端部の第1、第2の接触部38、
39が接片保持部12のスリット14から突出した所定
の保持位置に確実に組み込める。可動接片37の組み込
みが終了したら、棒状体19をスリット18から抜き出
す。かくして、極めて簡単に可動接片37をアクチュエ
ータ11の接片保持部12内に組み込むことができる。
この組み込み作業は上述したようにスリット18に沿っ
て棒状体19を移動させるだけであるので、熟練した作
業者でなくても容易に行え、従って、作業性が一段と向
上する。その上、棒状体19をスリット18に沿って移
動させるだけでよいので、可動接片37を変形させる恐
れがなく、品質が安定する。
【0020】上記実施例では可動接片37として線材を
折り曲げたものを使用したが、可動接片37は図示の形
状に限定されるものではない。また、線材に限らず、例
えば板材からなる図7(A)及び(B)に示すような形
状の可動接片51、52を使用しても同様の作用効果が
得られる。図7(A)に示す可動接片51は係止部とし
てその中央部に上述したピンのような極めて細い棒状体
が挿入できる孔51aを有する部片51bを一体に設け
た場合であり、図7(B)に示す可動接片52は係止部
としてその中央部に棒状体を引っ掛けることができる突
部52aを一体に設けた場合である。勿論、これらは単
なる例示に過ぎず、さらに種々の構成、形状の可動接片
が使用できることは言うまでもない。また、アクチュエ
ータ11も単に一例を示したに過ぎず、その構成、形状
等について必要に応じて種々の変形及び変更がなし得る
ことは勿論である。
折り曲げたものを使用したが、可動接片37は図示の形
状に限定されるものではない。また、線材に限らず、例
えば板材からなる図7(A)及び(B)に示すような形
状の可動接片51、52を使用しても同様の作用効果が
得られる。図7(A)に示す可動接片51は係止部とし
てその中央部に上述したピンのような極めて細い棒状体
が挿入できる孔51aを有する部片51bを一体に設け
た場合であり、図7(B)に示す可動接片52は係止部
としてその中央部に棒状体を引っ掛けることができる突
部52aを一体に設けた場合である。勿論、これらは単
なる例示に過ぎず、さらに種々の構成、形状の可動接片
が使用できることは言うまでもない。また、アクチュエ
ータ11も単に一例を示したに過ぎず、その構成、形状
等について必要に応じて種々の変形及び変更がなし得る
ことは勿論である。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、小形スイッチのアクチュエータの接片保持部に可動
接片の挿入方向にスリットを形成したので、可動接片を
アクチュエータの接片保持部内に組み込むときに、ピン
のような細い棒状体の先端部を可動接片に設けた孔や突
部のような係止部に係止し、接片保持部のスリットに沿
って単に棒状体を移動させるだけで可動接片を簡単に接
片保持部内の所定の保持位置に組み込める。従って、可
動接片のアクチュエータへの組み込み作業が非常に容易
になり、熟練した作業者でなくても簡単に組み込めるの
で、作業性が一段と向上するという顕著な効果がある。
その上、棒状体を単にスリットに沿って移動させるだけ
でよいので、可動接片を変形させる恐れがなく、従っ
て、品質が安定し、信頼性が向上するという効果もあ
る。
ば、小形スイッチのアクチュエータの接片保持部に可動
接片の挿入方向にスリットを形成したので、可動接片を
アクチュエータの接片保持部内に組み込むときに、ピン
のような細い棒状体の先端部を可動接片に設けた孔や突
部のような係止部に係止し、接片保持部のスリットに沿
って単に棒状体を移動させるだけで可動接片を簡単に接
片保持部内の所定の保持位置に組み込める。従って、可
動接片のアクチュエータへの組み込み作業が非常に容易
になり、熟練した作業者でなくても簡単に組み込めるの
で、作業性が一段と向上するという顕著な効果がある。
その上、棒状体を単にスリットに沿って移動させるだけ
でよいので、可動接片を変形させる恐れがなく、従っ
て、品質が安定し、信頼性が向上するという効果もあ
る。
【図1】この考案によるスイッチに使用されたアクチュ
エータの一例を示す立面図である。
エータの一例を示す立面図である。
【図2】(A)は図1の上面図、(B)は図1の下面図
である。
である。
【図3】(A)は図1の左側面図、(B)は図1の右側
面図である。
面図である。
【図4】図2(A)を4−4線にて切断した断面図であ
る。
る。
【図5】この考案によるスイッチに使用された可動接片
の一例を示し、(A)は平面図であり、(B)は(A)
を図の下側から見た側面図である。
の一例を示し、(A)は平面図であり、(B)は(A)
を図の下側から見た側面図である。
【図6】可動接片をアクチュエータの接片保持部に組み
込む作業を説明するための図である。
込む作業を説明するための図である。
【図7】(A)及び(B)はそれぞれ可動接片の他の例
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図8】従来のスイッチの一例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図9】図8をA−A線にて切断した断面図である。
【図10】図8をB−B線にて切断した断面図である。
【図11】(A)は図8のスイッチがオフである状態を
示す図であり、(B)は図8のスイッチがオンである状
態を示す図である。
示す図であり、(B)は図8のスイッチがオンである状
態を示す図である。
11 アクチュエータ 12 アクチュエータの接片保持部 13 アクチュエータの柱状部 14 スリット 15、16 案内突起 17 円弧状の突起 18 棒状体を通すためのスリット 19 極めて細い棒状体 21 絶縁材よりなるボディ 22 角穴 23、24 固定接片 25 絶縁材よりなるカバー 26 貫通孔 31、32 端子 33 筒状案内部 34 アクチュエータ 35 アクチュエータの接片保持部 36 アクチュエータの柱状部 37 可動接片 37a 可動接片のコイル部 38、39 可動接片の接触部 41 スリット 42、43 案内突起 44、45 案内溝 46 コイルばね 51 可動接片 51a 棒状体が挿入できる孔 52 可動接片 52a 可動接片の突部
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁材よりなるボディの一面に角穴が形
成され、この角穴の対向する壁面に第1及び第2の固定
接片が取り付けられ、前記角穴と対向する貫通孔を有す
るカバーで前記角穴が蓋され、コイルばねで外方に弾性
偏倚されたアクチュエータが前記角穴内に前記貫通孔を
通じて出入り自在に配され、前記アクチュエータの内端
部の接片保持部に、前記第1及び第2の固定接片と摺動
接触する第1及び第2の接触部を有する可動接片が保持
され、該可動接片の第1及び第2の接触部が前記第1及
び第2の固定接片と摺動接触することにより前記第1と
第2の固定接片が電気的に接続されてスイッチオンとな
るスイッチにおいて、 前記可動接片に細い棒状体が係止できる係止部を設け、
前記アクチュエータの接片保持部に前記細い棒状体が通
るスリットを、前記可動接片の挿入方向に形成したこと
を特徴とするスイッチ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993021851U JP2562348Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | スイッチ |
US08/226,821 US5512723A (en) | 1993-04-26 | 1994-04-13 | Self-cleaning type switch |
MYPI94000921A MY110799A (en) | 1993-04-26 | 1994-04-18 | Self-cleaning type switch |
CN94104634A CN1034452C (zh) | 1993-04-26 | 1994-04-25 | 自洁型开关 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993021851U JP2562348Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680230U JPH0680230U (ja) | 1994-11-08 |
JP2562348Y2 true JP2562348Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=12066617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993021851U Expired - Lifetime JP2562348Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | スイッチ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5512723A (ja) |
JP (1) | JP2562348Y2 (ja) |
CN (1) | CN1034452C (ja) |
MY (1) | MY110799A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19703345A1 (de) * | 1997-01-30 | 1998-08-06 | Abb Patent Gmbh | Tulpenkontaktstück für ein Hochspannungsschaltgerät und Kontaktanordnung |
TWI269329B (en) * | 2003-12-02 | 2006-12-21 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Detecting switch |
USD761212S1 (en) | 2013-11-21 | 2016-07-12 | Omron Corporation | Push switch |
USD743917S1 (en) * | 2013-11-21 | 2015-11-24 | Omron Corporation | Push switch |
USD761211S1 (en) | 2013-11-21 | 2016-07-12 | Omron Corporation | Push switch |
CN109585194A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-04-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 门控开关壳体、门控开关及烤箱 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3940585A (en) * | 1974-05-13 | 1976-02-24 | Indak Manufacturing Corporation | Heavy duty push-button electrical switch |
JPS61151214U (ja) * | 1985-03-09 | 1986-09-18 | ||
IT206270Z2 (it) * | 1985-10-09 | 1987-07-20 | Vimercati Off Mec | Interruttore stagno a pulsante |
US5382767A (en) * | 1992-11-12 | 1995-01-17 | Daiichi Denso Buhin Co., Ltd. | Push-button switches |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP1993021851U patent/JP2562348Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-04-13 US US08/226,821 patent/US5512723A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-04-18 MY MYPI94000921A patent/MY110799A/en unknown
- 1994-04-25 CN CN94104634A patent/CN1034452C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
MY110799A (en) | 1999-04-30 |
US5512723A (en) | 1996-04-30 |
CN1094538A (zh) | 1994-11-02 |
CN1034452C (zh) | 1997-04-02 |
JPH0680230U (ja) | 1994-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080259467A1 (en) | Voice coil type lens drive assembly | |
US4758809A (en) | Electromagnetic relay having a multifunction retaining spring | |
JP2562348Y2 (ja) | スイッチ | |
US4684775A (en) | Miniature push button switch with coil spring movable contact | |
JP2002184262A (ja) | スイッチ装置 | |
US5566819A (en) | Push button switch with over center bridge | |
JP2002216589A (ja) | スイッチ装置 | |
EP0216160B1 (en) | Electromagnetic contactor | |
JPH0542580Y2 (ja) | ||
US4383153A (en) | Locking type push-button switch | |
JP2000195638A (ja) | インタロック付きランプソケット | |
JP3277479B2 (ja) | スイッチ装置 | |
JP2002358850A (ja) | スイッチ装置 | |
JPH10255630A (ja) | 電磁継電器 | |
JP2004247188A (ja) | 押しボタンスイッチ | |
JPH0515406U (ja) | スライド操作型電気部品 | |
JP2001143571A (ja) | スイッチ装置 | |
JP3858303B2 (ja) | 自動復帰式スライドスイッチ | |
JPH047538Y2 (ja) | ||
JPS5928580Y2 (ja) | スイツチ | |
KR890000053Y1 (ko) | 레버스위치 | |
JPS6026418Y2 (ja) | 押釦装置 | |
JP2563340B2 (ja) | プツシユスイツチ | |
JPH1167007A (ja) | スライド型電子部品 | |
JP3043045U (ja) | フットスイッチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |