JPH1167007A - スライド型電子部品 - Google Patents

スライド型電子部品

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Publication number
JPH1167007A
JPH1167007A JP9230598A JP23059897A JPH1167007A JP H1167007 A JPH1167007 A JP H1167007A JP 9230598 A JP9230598 A JP 9230598A JP 23059897 A JP23059897 A JP 23059897A JP H1167007 A JPH1167007 A JP H1167007A
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JP
Japan
Prior art keywords
spring
sliding
insulating case
type electronic
electronic component
Prior art date
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Pending
Application number
JP9230598A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tsuda
達也 津田
Yasuchika Kudo
保親 工藤
Toyoji Fukumura
豊史 福村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1167007A publication Critical patent/JPH1167007A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動復帰式のスライド型電子部品に関し、部
品点数および組立て工程が少なく、安価なものを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 固定接点12を植設した絶縁ケース11
に操作部15Aを有する摺動体15を収納し、その下面
に設けたばね収納部15Fに、コイルばねの両端をアー
ム状に延長して先端に可動接点部14D,14Eを形成
したばね体14の両端をばね収納部15Fの両端壁15
B,15Cおよび絶縁ケース11の端部壁11B,11
Cに設けた左右のばね受け部11D,11Eにも弾接す
るように収納することにより、部品点数および組立て工
程が少なく、安価な自動復帰式のスライド型電子部品を
提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に使
用される自動復帰式のスライド型電子部品に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】操作を行った後、自動的に元の位置に戻
る自動復帰式の電子部品は、各種電子機器の電源の入・
切や動作のコントロールに種々用いられており、一つの
代表的な形態としてスライド型電子部品があり、この自
動復帰式のスライド型電子部品の代表的なものとして、
特開平8−115637号公報に開示された自動復帰式
のスライドスイッチが有り、以下その技術を図8の側面
断面図および図9の分解斜視図を用いて説明する。
【0003】同図において、1は一方の側面が開放され
た箱型のケースで、左右の端部壁1A,1Bの内側から
中央に向けて、間に空間を有したリブ1C,1Dを有す
ると共に、天面に操作部2Aを突出させるための開口部
1Eを有している。
【0004】2は操作部2Aと一体の摺動体で、側面中
央に摺動方向と平行な切り溝2Bを有し、その切り溝2
B中間の広くなった空間部2Cに自動復帰用のばね部材
3をやや撓めて収納し、更に背面にスイッチを構成する
ための摺動接点4をカシメ等の方法で固定している。
【0005】5はフレキシブル配線板等にパターン形成
して固定接点5A,5B,5Cを設けた端子板で、その
裏面には板状の補強板6が配され、固定接点の面に摺動
接点4が弾接するようにケース1の開放側面を覆ってい
る。
【0006】このように構成された従来の自動復帰式の
スライドスイッチの動作について説明すると、まず、ケ
ース1の天面の開口部1Eから突出した操作部2Aを中
央から一方の端部へ向かって押圧すると、摺動体2がケ
ース1の上・下面およびリブ1C,1Dにガイドされて
側方へ移動してケース1の端部壁1A(または1B)に
当接した位置で停止し、この時、摺動体2の空間部2C
に収納されているばね部材3は、一端が摺動体2の空間
部2Cの内壁2E(または2D)に、他端がケース1の
リブ1C(または1D)の端部に当接した状態で圧縮さ
れている。
【0007】また、摺動体2の背面に固定された摺動接
点4が摺動体2の移動と共に端子板5上を摺動して所定
の位置に達した時、固定接点5Aおよび5B間(または
5Bおよび5C間)を電気的に短絡導通させてスイッチ
オンとなる。
【0008】そして、操作部2Aへの押圧力を除くと、
圧縮されたばね部材3の弾性復帰力によって摺動体2が
端部から中央へ戻されると共に、摺動体2の背面に固定
された摺動接点4が端子板5上を移動して固定接点5A
(または5C)から離れてスイッチオフとなるように構
成されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の自動復帰式のスライドスイッチにおいては、摺動接点
4を弾性を有する金属板などを用いて独立して形成し、
摺動体2の背面にカシメ等の方法で固定する構成である
ために、摺動接点4を個別の部品として製作する必要が
あり、またそれを完成品組立ての前に予め摺動体2の背
面に固定するための工程も必要である。
【0010】さらに、上記摺動接点4と共に電気回路を
構成する固定接点5A,5Bおよび5Cはフレキシブル
配線板にパターン形成したものを用い、その裏面に板状
の補強板6を配して端子板5としているため、フレキシ
ブル配線板と補強板6をそれぞれ独立して個別に製作し
て、予め接着等の方法で一体にする工程も必要とするも
のであった。
【0011】従って、上記従来の自動復帰式のスライド
スイッチでは、個別に製作する必要のある部品が多く、
またそれらを組み合わせる工程が増えることとなり、コ
スト高の要因になると共に工程品質の悪化要因ともなる
という課題があった。
【0012】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、部品点数が少なく、組み合わせる工程も少
なくして、工程品質が良好で安価な自動復帰式のスライ
ド型電子部品を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の自動復帰式のスライド型電子部品は、内底面
に複数の固定接点を植設した箱型の絶縁ケースに操作部
を有する摺動体を収納し、その摺動体の下面および絶縁
ケース中央に設けたばね収納部に、コイルばねの両端を
それぞれアーム状に延長して先端に可動接点部を一体に
形成したばね体を収納するものである。
【0014】この本発明により、部品点数が少なく、組
み合わせる工程も少ないため、工程品質が良好で安価な
自動復帰式のスライド型電子部品を実現することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、内底面に複数の固定接点を植設した上面開放の箱型
の絶縁ケースと、絶縁ケースの上面を覆う平板状のカバ
ーと、絶縁ケース内に摺動可能に収納され、絶縁ケース
の側壁またはカバーの開口部から摺動方向に直交して突
出延長された操作部を有すると共に、下面にばね収納部
を設けた摺動体と、コイル部が上記摺動体のばね収納部
に摺動方向にやや撓めた状態で挿入され、両端がばね収
納部の両端壁、およびこの両端壁と同間隔で絶縁ケース
に設けたばね収納部の左右のばね受け部にも同時に弾接
すると共に、その両端から延ばされた二つのアーム部の
先端が上記固定接点と接離する可動接点部となった導電
金属製のばね体からなるスライド型電子部品とした構成
のものであり、複数の固定接点を絶縁ケースの内底面に
インサート成形などにより植設することによって、完成
品になるまでの取り扱いが容易で、取り扱い中での固定
接点へのキズ、打痕等のダメージを与えることを防ぐこ
とができ、更に、可動接点部は、自動復帰の目的を達成
するためのばね体と一体に、その両端をアーム状に延長
して形成するので、ばね体と可動接点部も一個の部品と
して取り扱えることにより、部品点数が少なく、組み合
わせる工程も少ないので、工程品質が良好で安価な自動
復帰式のスライド型電子部品を実現することができると
いう作用を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、アーム部先端の可動接点部を含むばね体
全体の形状が、上面から見てコイル部の中心点に対し点
対称であるようにした構成のものであり、組立て時に起
こり得るばね体の傾き、ねじれなどの不都合を、絶縁ケ
ースと組み合わせた時の固定接点側から可動接点部に与
える反力によってばね体自身が自ずから修整して、二つ
の可動接点が固定接点を押圧する接触圧力を均等にし、
導通の安定した接触構造とすることができるという作用
を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、摺動体のばね収納部に、ばね体
の二つのアーム部根元の上下方向の高さを規制する押え
部を設けた構成のものであり、アーム部根元を所定の高
さに保つことによって、アーム部先端の可動接点部の固
定接点に対する接触圧力の変化を防ぎ、導通の安定した
接触構造とすることができるという作用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、固定接点と対向し
た摺動体の下面、または絶縁ケース内底面の固定接点の
両側にばね体の可動接点部の位置を規制する壁部を設け
た構成のものであり、ばね体のコイル部の両端から延長
したアーム部先端の可動接点部を摺動方向にガイドし
て、摺動動作中あるいは停止状態での可動接点部の横ず
れを防止して、導通の安定した接触構造とすることがで
きるという作用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の発明において、摺動方向端部の絶
縁ケースの一方の端部壁にばね受け部を設けて、摺動体
の摺動方向を一方向のみに規制した構成のものであり、
通常状態で摺動体が摺動方向の片方に寄った位置で停止
しており、使用される機器の必要に応じて、一方向のみ
の摺動動作を可能にした自動復帰式のスライド型電子部
品を提供できるという作用を有する。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、摺動体と一体の操
作部が、摺動方向端部の絶縁ケースの端部壁の少なくと
も一方に設けた開口部から突出した構成のものであり、
操作部を横方向にスライド操作する形態に変えて、摺動
方向端部の絶縁ケースの端部壁の開口部から突出した操
作部を押す、または引くことによって動作させる形態の
自動復帰式のスライド型電子部品を提供することができ
るという作用を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態によ
るスライド型電子部品としての自動復帰式のスライドス
イッチの上面図であり、図2は同図1のA−A線におけ
る側面断面図、図3(a)は同分解斜視図、図3(b)
は同要部である摺動体の下方から見た斜視図である。
【0022】同図において、11は上面開放で箱型の樹
脂製の絶縁ケースで、その内底面11Aにはインサート
成形によって金属薄板製の固定接点12(12A,12
B,12C)が植設されており、それらを絶縁ケース1
1の側面下方より延出して接続用の端子13(13A,
13B,13C)とし、さらに絶縁ケース11の幅方向
の中央には、摺動方向端部の端部壁11B,11Cから
それぞれ中心方向に延びたばね受け部11D,11Eが
所定の空間をあけて設けられている。
【0023】14は全体の形状が上方から見てコイル部
14Aの中心点に対して点対称になった導電金属製のば
ね体であり、自動復帰を行わせるためのコイル部14A
を中心にして、その両端14F,14Gを延長した二つ
のアーム部14B,14Cが、それぞれ反対方向へ延ば
され、同じ長さ、同じ角度でコイル部14Aより下方へ
曲げられ、それらの先端に同形状であるが反対方向に向
いた二つの可動接点部14D,14Eが設けられて固定
接点12Bに弾接している。
【0024】15は操作部15Aを一体に有した摺動体
であり、その両端壁15B,15Cに絶縁ケース11の
左右のばね受け部11D,11Eと嵌合する切欠部15
D,15Eを、下面にはばね体14のコイル部14Aを
収納するばね収納部15Fを有し、その両端壁15B,
15Cと絶縁ケース11の左右のばね受け部11D,1
1Eの端面が、やや撓めて挿入されたばね体14のコイ
ル部14Aの両端14F,14Gと同時に弾接してばね
体14を保持している。
【0025】更に、絶縁ケース11の内底面11Aと対
向した摺動体15の両側壁15G,15Hの下面には、
ばね体14の二つのアーム部14B,14Cの根元が当
接する二つの押え部15I,15Jを設けたアーム部1
4B,14Cの根元の高さを一定に保ち、固定接点12
に対する二つの可動接点部14D,14Eの接触圧力を
安定なものにしており、また、同じ両側壁15G,15
Hの下面に二組の壁部15K,15Lと15M,15N
を設けて可動接点部14D,14Eの横ずれを防止して
摺動方向にガイドし、固定接点12との電気的導通を安
定なものにしている。
【0026】16は金属薄板製の平板状のカバーで、上
面に操作部15Aを突出させる開口部16Aを有し、両
端面に設けた係止穴16B,16Cを絶縁ケース11の
端部壁11B,11Cの外側の突起11F,11Gには
め込んで固定されている。
【0027】次に、このように構成された本実施の形態
の自動復帰式のスライドスイッチの動作について説明す
る。
【0028】まず、図2の側面断面図において摺動体1
5の操作部15Aを図中の右方向へ押圧すると、ばね収
納部15Fの一方の端壁15Bに設けた切欠部15Dと
絶縁ケース11の一方のばね受け部11Eの嵌合部にガ
イドされて摺動体15が右方向へ移動し、図4の側面断
面図に示すように、端壁15Bの外側面が絶縁ケース1
1の端部壁11Cの内側に当たって停止すると共に、他
方の端壁15Cがばね体14のコイル部14Aの端部1
4Fを右方向へ押圧移動させ、端部14Fの延長部であ
るアーム部14Bも移動させて、図4に示すように、そ
の先端の可動接点部14Dを固定接点12Bとの接触か
ら離れて摺動させ、右端の固定接点12Cに接触させる
ことにより、ばね体14を介して固定接点12Bと12
Cを電気的に短絡導通させる。
【0029】このように摺動体15が右方向へ移動する
時には、ばね体14のコイル部14Aの他方の端部14
Gは、絶縁ケース11のばね受け部11Eの端面に当接
したままその位置に保持されるため、コイル部14Aは
摺動体15のばね収納部15Fの端壁15Cとばね受け
部11Eの間で圧縮されている。
【0030】そして、操作部15Aの右方向への押圧力
を除くと、圧縮されていたばね体14のコイル部14A
の弾性復帰力によってコイル部14Aの端部14Fがば
ね収納部15Fの端壁15Cを左方向へ押し戻し、摺動
体15全体を元の位置へ復帰させ、同時に、端部14F
の延長部であるアーム部14Bも左方向へ戻ることによ
って、先端の可動接点部14Dが左方向へ摺動して固定
接点12Cより離れて固定接点部12B上の元の位置へ
戻り、固定接点部12Bと12Cの間は再び電気的にO
FFとなる。
【0031】また、操作体15を元の位置から左方向へ
押圧する場合も上記の右方向への動作と同様の動作であ
るので、その説明を省略する。
【0032】以上のように本実施の形態によれば、複数
の固定接点12(12A,12B,12C)を樹脂製の
絶縁ケース11の内底面11Aにインサート成形等で一
体に植設することによって一つの部品として形成し、本
製品の組立て完成までの部材の取扱いおよび管理を容易
にでき、また、固定接点12を箱型の絶縁ケース11の
内底面11Aに配しているので、取扱い中の固定接点1
2へのキズ、打痕等のダメージを与えて品質を劣化させ
るということを防ぐことができる。
【0033】また、スイッチを構成するための要部であ
る可動接点部14D,14Eをばね体14のコイル部1
4Aの両端14F,14Gから延ばした二つのアーム部
14B,14Cの先端に設けて一体のばね体14として
一つの部品に形成しているので、絶縁ケース11と同様
に取扱いおよび管理が容易で、しかも可動接点部14
D,14Eを別体で設ける場合と比べて材料費、製作工
数を減らしてコストを軽減できるものである。
【0034】更に、上記に述べたように絶縁ケース11
と固定接点12、ばね体14のコイル部14Aと可動接
点部14D,14Eがそれぞれ一体の部品として形成さ
れているので、各部品を別体で製作する場合と比べて、
それらの部品を組み合わせる工程を削減でき、余分な工
程での品質不良も避けることができてコストの軽減に有
効なものとなっている。
【0035】そして、上面から見た形状が点対称のばね
体14は、その二つのアーム部14B,14Cが同じ長
さ、同じ角度で固定接点12Bに対向して可動接点部1
4D,14Eを弾接させるようになっているので、例
え、組み立て時に摺動体15のばね収納部15Fへばね
体14のコイル部14Aを少し傾いた状態あるいは少し
ねじれた状態で挿入しても、絶縁ケース11と組み合わ
された時点で、固定接点12Bからのそれぞれの可動接
点部14D,14Eへの反力の差でばね体14自身が自
ずとその傾きやねじれをばね収納部15Fの中で修整し
て、二つの可動接点部14D,14Eの固定接点12に
対する接触圧力を常に均等にさせて電気的導通を安定な
ものにしている。
【0036】そのうえ、固定接点12と対向した摺動体
15の両側壁15G,15Hの下面に、ばね体14の二
つのアーム部14B,14Cの根元に当接して設けた押
え部15I,15Jによっても、アーム部14B,14
Cの上下方向の変動をなくして、可動接点部14D,1
4Eの固定接点12に対する接触圧力を所定の値に保つ
ことができ、また同じ両側壁15G,15Hの下面に設
けた壁部15K,15L,15M,15Nがスイッチの
動作中における可動接点部14D,14Eの横方向への
ズレを防止するので、接触圧力の変動が少なく固定接点
12との安定した電気的導通を得られるものである。
【0037】更に、上記実施の形態1では、可動接点部
14D,A4Eを摺動方向にガイドする壁部15K,1
5L,15M,15Nを摺動体15の両側壁15G,1
5Hの下面に設けたが、図5の絶縁ケースの他の形状の
一部断面の斜視図に示すように絶縁ケース21の内底面
21Aの固定接点12上に、二つの可動接点部14D,
14Eが弾接摺動する部分の両側に高くした壁部21
K,21L,21M,21Nを設けても同様の効果が得
られるものである。
【0038】(実施の形態2)図6は本発明の第2の実
施の形態によるスライド型電子部品としての自動復帰式
のスライドスイッチの側面断面図であり、上記実施の形
態1に対して絶縁ケース31とカバー36の形状が異な
っているものである。
【0039】すなわち、絶縁ケース31の摺動方向端部
の一方の端部壁31Cのみにばね受け部31Eを設けて
他方の端部壁31B側にはばね受け部を設けず、内底面
31Aには二つの固定接点32B,32Cのみを設けて
絶縁ケース31の摺動方向の全長を短くしたものであ
る。
【0040】また、カバー36も上面の開口部36Aよ
り左側を短くし、絶縁ケース31の全長に合わせたもの
になっている。
【0041】そして、本スライドスイッチの動作につい
ては、図6において操作部15Aを右方向へ向かって押
す場合は、上記実施の形態1で説明したものと全く同じ
であるが、左方向へ押す場合は、通常状態で既に摺動体
15の左側の端壁15Cが絶縁ケース31の端部壁31
Bの内側に当接していて、動かない構成となっている。
【0042】このように本実施の形態によれば、右また
は左の一方向へのみ動作させる自動復帰式のスライドス
イッチを提供できるものであって、その特長とするとこ
ろは、実施の形態1の場合と同じである。
【0043】(実施の形態3)図7(a)は、本発明の
第3の実施の形態によるスライド型電子部品としての自
動復帰式のスライドスイッチの側面断面図、図7(b)
はカバーの斜視図、図7(c)は絶縁ケースの斜視図で
あり、上記実施の形態1および2によるものに対して、
絶縁ケース41、摺動体45、およびカバー46の形状
が異なっているものである。
【0044】すなわち、摺動体45の端壁45Bの外側
に摺動方向に突出して設けた操作部45Aを、絶縁ケー
ス41の一方の端部壁41Cに設けた切欠部41Hとカ
バー46の側部に設けた開口部46Bから突出させるよ
うにしたものである。
【0045】このように構成したスライドスイッチは、
摺動方向へ突出した操作部45Aをプッシュ操作として
押す、またはプル操作として引くことにより動作するプ
ッシュ・プル型の自動復帰式のスライドスイッチを提供
できるものであって、その特長とするところは、上記実
施の形態1の場合と同じである。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、構成部品
点数が少なく、組み合わせる工程も少なくて、工程品質
が良好で安価な自動復帰式のスライド型電子部品を提供
することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるスライドスイ
ッチの上面図
【図2】図1のA−A線における側面断面図
【図3】(a)本発明の第1の実施の形態によるスライ
ドスイッチの分解斜視図 (b)同摺動体を下方から見た斜視図
【図4】同右方向へ操作した状態の側面断面図
【図5】同要部である絶縁ケースの他の形状を示す一部
断面斜視図
【図6】本発明の第2の実施の形態によるスライドスイ
ッチの側面断面図
【図7】(a)本発明の第3の実施の形態によるスライ
ドスイッチの側面断面図 (b)同カバーの斜視図 (c)同絶縁ケースの斜視図
【図8】従来のスライドスイッチの側面断面図
【図9】同分解斜視図
【符号の説明】
11,21,31,41 絶縁ケース 11A,21A,31A 内底面 11B,11C,31B,31C,41C 端部壁 11D,11E,31E ばね受け部 11F,11G 突起 12,12A,12B,12C,32B,32C 固定
接点 13,13A,13B,13C 端子 14 ばね体 14A コイル部 14B,14C アーム部 14D,14E 可動接点部 14F,14G 端部 15,45 摺動体 15A,45A 操作部 15B,15C,45B 端壁 15D,15E 切欠部 15F ばね収納部 15G,15H 摺動体側壁 15I,15J 押え部 15K,15L,15M,15N,21K,21L,2
1M,21N 壁部 16,36,46 カバー 16A,36A,46B 開口部 16B,16C 係止穴 41H 切欠部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内底面に複数の固定接点を植設した上面
    開放の箱型の絶縁ケースと、絶縁ケースの上面を覆う平
    板状のカバーと、絶縁ケース内に摺動可能に収納され、
    絶縁ケースの側壁またはカバーの開口部から摺動方向に
    直交して突出された操作部を有すると共に、下面にばね
    収納部を設けた摺動体と、コイル部が上記摺動体のばね
    収納部に摺動方向にやや撓めた状態で挿入され、両端が
    ばね収納部の両端壁、およびこの両端壁と同間隔で絶縁
    ケースに設けたばね収納部の左右のばね受け部にも同時
    に弾接すると共に、その両端から延ばされた二つのアー
    ム部の先端が上記固定接点と接離する可動接点部となっ
    た導電金属製のばね体からなるスライド型電子部品。
  2. 【請求項2】 アーム部先端の可動接点部を含むばね体
    全体の形状が、上面から見てコイル部の中心点に対し点
    対称である請求項1記載のスライド型電子部品。
  3. 【請求項3】 摺動体のばね収納部に、ばね体の二つの
    アーム部根元の上下方向の高さを規制する押え部を設け
    た請求項1または2記載のスライド型電子部品。
  4. 【請求項4】 固定接点と対向した摺動体の下面、また
    は絶縁ケース内底面の固定接点の両側にばね体の可動接
    点部の位置を規制する壁部を設けた請求項1〜3のいず
    れか一つに記載のスライド型電子部品。
  5. 【請求項5】 摺動方向端部の絶縁ケースの一方の端部
    壁にばね受け部を設けて、摺動体の摺動方向を一方向の
    みに規制した請求項1〜4のいずれか一つに記載のスラ
    イド型電子部品。
  6. 【請求項6】 摺動体と一体の操作部が、摺動方向端部
    の絶縁ケースの端部壁の少なくとも一方に設けた開口部
    から突出した請求項1〜5のいずれか一つに記載のスラ
    イド型電子部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1351269A2 (en) * 2002-04-04 2003-10-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Slide switch and manufacturing method of the same
JP2012059603A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Panasonic Electric Works Co Ltd スイッチユニット

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