JP2002184262A - スイッチ装置 - Google Patents
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- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/50—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
- H01H13/56—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force
- H01H13/562—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force making use of a heart shaped cam
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Abstract
スイッチ装置であることから可動、及び固定接点部の構
造が複雑に構成されたり、各接点材料を大電流の切り換
えに耐える高価な接点部材にて構成されたりすることが
成されている。よって、可動、及び固定接点部を収納す
る筐体が大型化したり、高価な接点材料にて形成するこ
とからコスト高なスイッチ装置になるという問題があ
り、安価で、小型化されたスイッチ装置の提供。 【解決手段】 可動端子は第1、第2接点部を有し、第
1接点部が貴金属から成り、一対の固定端子はそれぞれ
固定接点部を有し、第1コイルバネによる可動端子への
付勢力によって、各固定接点部に第1、第2接点部が弾
接され、操作軸は軸方向に沿って下方に移動され、操作
軸の端部を可動端子に当接し、第1コイルバネの付勢力
に抗して、更に操作軸を押し下げることにより、可動端
子の第1接点部が固定接点部から第2接点部よりも先に
離れように成したこと。
Description
し、特に、大電流を切り換えるプッシュプッシュ操作型
のスイッチ装置に関する。
り換えるプッシュプッシュ操作型のスイッチ装置は、大
電流を切り換えることから可動・固定接点部が、各接点
部の大電流の切り換え(オン・オフ)によるアーク放電
によって変形・摩滅することが知られている。このこと
から、可動・固定接点部は、この変形・摩滅を防止する
ために種々の構造が取られているが、何れも重構造(複
雑な構造)に構成されたり、変形・摩滅を防止するため
の高価な接点材料を用いて構成されている。また、この
ことから従来のスイッチ装置は、重構造である可動・固
定接点部の機構が収納された筐体であることから、この
筐体は大きな筐体に構成されている。
イッチ装置は、大電流を切り換えるスイッチ装置である
ことから可動、及び固定接点部の接点構造が重構造(複
雑な構造)に構成されたり、各接点材料を大電流の切り
換えに耐える高価な接点材料を用いた接点部材にて構成
されたりすることが成されている。このことから、可
動、及び固定接点部を収納する筐体が大型化したり、高
価な接点材料を用いた接点部材にて形成することからコ
スト高なスイッチ装置になるという問題があり、小型化
され、安価なスイッチ装置を提供する。
決するもので、その目的は、小型化され、安価なスイッ
チ装置を提供することである。
は、筐体と、筐体内に収納される操作軸と、操作軸の軸
方向に移動するように筐体内に配設された可動端子と、
可動端子の上方に位置するように筐体内に配設された一
対の固定端子と、可動端子を操作軸の軸方向に沿って上
方に付勢するように筐体の底壁側に収納した第1コイル
バネとを備え、可動端子は両端部側に設けられた第1、
第2接点部を有し、第1接点部が貴金属から成り、一対
の固定端子はそれぞれ固定接点部を有し、第1コイルバ
ネによる可動端子への付勢力によって、各固定接点部に
第1、第2接点部が弾接され、操作軸は軸方向に沿って
下方に移動され、操作軸の端部を可動端子に当接し、第
1コイルバネの付勢力に抗して、更に操作軸を押し下げ
ることにより、可動端子の第1接点部が固定端子の固定
接点部から第2接点部よりも先に離れように成し、操作
軸を戻すことにより、第1コイルバネの付勢力で、可動
端子の第1接点部が第2接点部より後に固定端子の固定
接点部に接触するようにしたことである。かかる構成に
よって、貴金属にて形成された第1接点部が、固定接点
部から先に離れ、後から接触することによって、片側の
第1接点部のみに高価な材料を用いるのみで構成でき、
安価で、大電流のスイッチ操作にても安定した長寿命化
ができる。
子は平板状で、略中央部の基部とその両端部側の第1、
第2腕部とから成り、第1接点部が設けられた第1腕部
は、基部に対して折り曲げ部で下方に折り曲げて設けら
れ、第1コイルバネの可動端子の基部への付勢力によっ
て、基部が固定接点部に対して傾斜し、折り曲げ部が操
作軸の端部に最も近接して、各固定接点部に第1、第2
接点部が弾接されたことである。かかる構成によって、
可動端子を平板で構成し、折り曲げて形成したことか
ら、構成が単純で安価に出来る。
の中央部には孔が形成されており、第2コイルバネが可
動端子の孔を貫通し、第2コイルバネが第1コイルバネ
の内側に第1コイルバネと同軸上に配設され、第2コイ
ルバネが操作軸を操作軸の軸方向に沿って上方に付勢す
るようにしたことである。かかる構成によって、第1コ
イルバネと第2コイルバネとを同軸上に配置し、操作軸
を付勢する第2コイルバネを可動端子の孔を貫通して配
置することで、スペースが有効に活用でき小型化でき
る。
壁には、底壁から垂直に延設された支柱が設けられ、支
柱に第1、第2コイルバネを挿通すると共に、支柱の先
端部に操作軸が軸方向に上下移動出来るように配設され
たことである。かかる構成によって、支柱によって、第
1、第2コイルバネ、及び操作軸の位置決めが容易に出
来る。
筐体内に収納される操作軸と、操作軸の軸方向に移動す
るように筐体内に配設された可動端子と、可動端子の上
方に位置するように筐体内に配設された一対の固定端子
と、可動端子を操作軸の軸方向に沿って上方に付勢する
ように筐体の底壁側に収納した第1コイルバネとを備
え、筐体が上ケースと下ケースとから成り、下ケース
は、対向する側壁を有し、該側壁の開放端側には対向す
る一対の凸部が形成され、一対の凸部にて可動端子の両
端部側を係止することにより、第1コイルバネによって
付勢された可動端子を下ケース内に仮止めし、可動端子
の上方から固定端子を下ケースに取り付け、固定端子を
可動端子に第1コイルバネの付勢力に抗して弾圧するこ
とにより、一対の凸部と可動端子との係止を解除し、下
ケースの開放端側に上ケースを被せ、操作軸を軸方向に
沿って下方に移動し、操作軸の端部を可動端子に当接
し、第1コイルバネの付勢力に抗して、更に操作軸を押
し下げることにより、可動端子を固定端子から離間し、
操作軸を戻すことにより、第1コイルバネの付勢力で、
可動端子が固定端子に接触するようにしたことである。
かかる構成によって、組立工程において、第1コイルバ
ネと可動端子とを下ケース内に仮止めし、組立性の向上
を計ることができる。
施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発
明のスイッチ装置の実施の形態を示す分解斜視図、図2
は、本発明のスイッチ装置の実施の形態を示すである。
チ装置は、上ケース1と下ケース2とから成る筐体3
と、操作軸4と、一対の固定端子5と、可動端子6と、
第1コイルバネ7と、第2コイルバネ8とによって概略
構成されている。
成り、成形加工によって形成され、略箱形であって、略
矩形の上壁1aと、上壁1aの四方の外周縁から垂直に
延設された側壁1b、1cと、上壁1aの略中央部から
外方に延設された矩形の筒部1dとを有している。ま
た、一方の対向する側壁1b、1bには、側壁1b、1
bと平行に延設された係止片1eが設けられている。
一対の孔1jが形成されており、また、一方側には、二
組で4個のL字状の突起部1fと、略中央部に設けられ
た係止部1gとが形成されている。また、筒部1dの側
面には長孔1hが形成されている。
成り、成形加工によって形成され、略箱形であって、底
壁2aと、底壁2aの四方の外周縁から垂直に延設され
た側壁2b、2cと、底壁2aの略中央部から下ケース
2の内方に突出された円柱状の支柱2dとを有してい
る。また、この支柱2dの先端部は、側壁2b、2cの
開放端から外方に突出されている。
囲むように円形の凸部2gが設けられている。また、一
方の対向する側壁2b、2bには、側壁2b、2bと平
行に設けられ、側壁2b、2bの開放端側に延設された
舌片部2e、2eと、舌片部2e、2eから下ケース2
の内方に突出した凸部としての係止部2f、2fとが形
成されている。
ぞれ一対の凸部2hが形成されている。この下ケース2
は、上ケース1に下ケース2の一対の凸部2hを上ケー
ス1の一対の孔1jに、スナップイン係合することによ
って、係合され、上ケース1と下ケース2とは一体化さ
れ、筐体3が形成される。
合成樹脂材料から成り、成形加工によって形成され、略
箱形であって、矩形の基部4aと、基部4aの上面から
外方に突出されたツマミ部4bとを有している。また、
基部4aとツマミ部4bとの中心部に、所定の径の円筒
状の第1穴4cと、第1穴4cよりも大径で、第1穴4
cに連設された第2穴4dとが形成されている。また、
基部4aのひとつの側面にはいわゆるハートカムを構成
するカム凹部4eが形成されている。
に収納され、この状態のとき、ツマミ部4bは、筒部1
dの上面から外方に突出されて配設されている。また、
この状態のとき、操作軸4の第1穴4c内に下ケース2
の支柱2dが挿通・配置されている。
合金などの金属材料から成り、プレス加工によって形成
され、全体がコ字状で、平板な固定接点部5aと、固定
接点部5aから垂直方向に延設された一対の端子部5
b、5bとを有している。この固定端子5は、下ケース
2の底壁2aに例えば、圧入などによって、固着されて
いる。また、この固定端子5は、底壁2aに一対(2
個)配設され、固定端子5の一対の端子部5b、5bの
各先端部は、底壁2aから外方に突出されている。この
状態のとき、固定端子5の固定接点部5aと底壁2aと
は平行に配設されている。
合金などの金属材料から成り、プレス加工によって形成
され、平板状で、略中央部の基部6aと、基部6aの略
中央部に設けられた孔6mと、基部6aの外周縁の一部
から外方に延設されて設けられた第1腕部6bと、第1
腕部6bと対称となる位置で、基部6aの外周縁の一部
から外方に延設されて設けられた第2腕部6cとを有し
ている。
所定の第1の角度の第1傾斜部6dと、第2の角度の第
2傾斜部6eとを有し、また、第2傾斜部6eの中央部
には、円形の孔6fが設けられている。すなわち、基部
6aと第1傾斜部6dとの間には折り曲げ部6kが設け
られ、第1腕部6bは、折り曲げ部6kで基部6aに対
して下方に折り曲げて設けられている。そして、この前
記孔6fには、例えば、金や銀や銀合金などの貴金属か
ら成り、プレス加工によって形成されたチップ状の第1
接点部6gが配設されている。この第1接点部6gは、
孔6fに例えば、カシメ付けなどで固着され、一体化さ
れている。
面上に形成され、その略中央部には、突き出し加工にて
半球状に突き出された第2接点部6hが形成されてい
る。この可動端子6は、第1接点部6gが一対(2個)
の固定端子5の内の一方の固定接点部5aの内側に接触
し、第2接点部6hが他方の固定接点部5aの内側に接
触するように配設されている。すなわち、この状態のと
き、スイッチ装置は、オンされた構成である。基部6a
と第2傾斜部6eの傾斜角度は、スイッチ装置がオンし
た状態で、第2傾斜部6eと固定端子5の端子部5bが
略平行になる角度に設定されている。また、基部6aの
内周縁部には、突き出し加工された円環状の凸部6jが
設けられている。
状の基部6aは、下ケース2の支柱2dに挿通されて配
設されている。また、さらに、この状態のとき、可動端
子6の基部6a、及び第2腕部6cは、下ケース2の底
壁2aに対して所定の角度で傾斜されて配設され、第1
腕部6bの第2傾斜部6eは、底壁2aと略平行に配設
されている。
成り、巻線加工によって形成され、いわゆる螺旋状に設
けられ、所定の直径を有している。この第1コイルバネ
7は、下ケース2の底壁2a上に、支柱2dに挿通さ
れ、円形の凸部2gの周囲を囲み、凸部2gによって位
置決めされて配設され、上端部は、可動端子6の基部6
aの裏面に設けられた円環状の凸部6jの周囲を囲み、
凸部2gによって位置決めされて配設され、且つ、弾接
されている。すなわち、第1コイルバネ7は、可動端子
6の基部6aの凸部6jと、下ケース2の円形の凸部2
gとの間で位置決めされている。
第2接点部6hとは、第1コイルバネ7の弾発力によっ
て、一対の固定端子5の各固定接点部5aに弾接されて
いる。この状態のとき、可動端子6の基部6aは、各固
定接点部5aに対して傾斜を有して配設されている。こ
の可動端子6の基部6aの傾斜は、第1コイルバネ7の
弾発力によって形成されている。
成り、巻線加工によって形成され、いわゆる螺旋状に設
けられ、前記第1コイルバネ7の外径(直径)寸法より
も小さな外径寸法に設けられている。この第2コイルバ
ネ8は、下ケース2の底壁2a上に、下ケース2の支柱
2dに挿通されて配設され、且つ、第1コイルバネ7内
に第1コイルバネ7と同軸上に配設されている。この状
態のとき、第2コイルバネ8は、支柱2dによって位置
決めされている。
は、可動端子6の円環状の基部6a内を貫通して配設さ
れている。また、この第2コイルバネ8の上端部は、操
作軸4の第2穴4dの上壁に弾接され、操作軸4を操作
軸4の軸心方向に押し上げている。換言すれば、第2コ
イルバネ8は、下ケース2の底壁2aと操作軸4の第2
穴4dとの間に配設され、且つ、弾接されている。
線状の金属材料から成り、略コ字状に形成されている。
このピン9は、一方の端部が上ケース1の長孔1h内に
挿通され、且つ、その先端部が操作軸4のカム凹部4e
に係合している。また、他方の端部は、上ケース1の係
止部1g内にて係合されている。この状態にて、ピン9
が操作軸4のカム凹部4eに係合していることで、操作
軸4の軸心方向への上下移動に伴う、いわゆるハートカ
ム動作をするように構成されている。
レスなどの弾性を有し、線状の金属材料から成り、略ロ
字状に形成され、対向する一対の係止部10a、10a
と、弾接部10bとを有している。このリーフスプリン
グ10は、上ケース1の二組で4個のL字状の突起部1
fに一対の係止部10a、10aと弾接部10bの両端
とがそれぞれ引っかけられて係止され、上ケース1の側
壁1cに沿って配設されている。
は、ピン9に弾接されている。このピン9への弾接部1
0bの弾接によって、ピン9が側壁1cに沿って保持さ
れる。
ついて説明する。先ず、下ケース2の底壁2aに第1コ
イルバネ7を下ケース2の円柱状の支柱2dが貫通する
ように載置する。次に、第1コイルバネ7の上端部に可
動端子6を載置し、この可動端子6を第1コイルバネ7
の弾発力に抗して下ケース2内に収納する。このとき、
可動端子6の円環状の基部6aには、支柱2dが貫通す
るように配設される。
b、2bの係止部(凸部)2f、2fによって、可動端
子6の第1腕部6b、及び第2腕部6cの両先端部が係
止され、可動端子6が下ケース2の外方に放出されない
ように構成されている。すなわち、可動端子6と第1コ
イルバネ7とは下ケース2内に仮止めされた状態で保持
される。
の上方から一対の固定端子5を圧入・固着し、この一対
の固定端子5によって、下ケース2内に仮止めされた可
動端子6は第1コイルバネ7の付勢力に抗して係止部
(凸部)2f、2fから係止が解除される。また、下ケ
ース2の円柱状の支柱2dに第2コイルバネ8を挿通す
る。このとき、第2コイルバネ8は円環状の基部6aを
貫通した状態で配設される。次に、操作軸4の円筒状の
第1穴4cに支柱2dを挿入する。このとき、第2コイ
ルバネ8の端部は第2穴4dの上壁に弾接して配設され
る。
るように成し、上ケース1と下ケース2とをスナップイ
ン結合にて一体化させる。これによって、筐体3が構成
され、この筐体3内に操作軸4などが収納され、この状
態のとき、上ケース1の筒部1dの上端部から操作軸4
のツマミ部4bが外方に突出されて配設されている。
1の長孔1h内に挿通し、操作軸4のハートカムを構成
するカム凹部4eに係合させる。次に、リーフスプリン
グ10によって、ピン9を上ケース1に留め付けるよう
にする。このようにして、スイッチ装置の組み立ては完
了する。
ついて説明する。図3は、本発明のスイッチ装置の第1
動作を説明するための第1説明図、図4は、本発明のス
イッチ装置の第2動作を説明するための第2説明図、図
5は、本発明のスイッチ装置の第3動作を説明するため
の第3説明図である。
第1接点部6g、及び第2接点部6hが、固定端子5の
各固定接点部5aに弾接されてオンの状態にある。次
に、この状態から、図3に示すように、スイッチ装置の
操作軸4を矢印A方向に例えば約2mm位移動(押圧)
する。この矢印A方向への移動は、第1コイルバネ7と
第2コイルバネ8との弾発力に抗して成される。
基部4aの下端面の一部が可動端子6の基部6aと第1
腕部6bの間の折り曲げ部6kに当接し、可動端子6の
基部6aを移動(押し下げ)し、この基部6aの移動に
よって、可動端子6の貴金属から成る第1接点部6gが
一方の固定端子5の固定接点部5aから先に離間する。
この第1接点部6gの固定接点部5aからの離間によっ
て、スイッチ装置は、オフの状態になる。
の離間は、このスイッチ装置に比較的大きな直流電流が
流れていると、いわゆるアーク放電が生じるのだが、第
1接点部6gが貴金属から成ることから、アーク放電に
よる第1接点部6gの損傷は少ない。
操作軸4を更に矢印A方向に例えば約3mm位移動(押
圧)する。この矢印A方向への移動は、第1コイルバネ
7と第2コイルバネ8との弾発力に抗して成される。こ
の合計約5mm(約2mm+約3mm)の操作軸4の移
動によって、可動端子6の基部6aを更に移動(押し下
げ)し、この基部6aの更なる平行移動によって、可動
端子6の第2接点部6hが他方の固定端子5の固定接点
部5aから離間する。この第2接点部6hの固定接点部
5aからの離間によって、スイッチ装置は、可動端子6
が確実に一対の固定端子5から離間し、完全にオフの状
態になる。
は、固定端子5の各固定接点部5aに対して平行な位置
に配設されている。
の離間は、すでにスイッチ装置がオフの状態での離間で
あることから、固定接点部5aと第2接点部6hとの間
でアークは生じない。
図5に示すように、スイッチ装置の操作軸4が矢印B方
向に例えば約1.5mm位移動(復帰)する。この矢印
B方向への移動は、第1コイルバネ7と第2コイルバネ
8との自己復帰力によって成される。そして、この移動
によって、ピン9(図1参照)の一端部がハートカムを
構成するカム凹部4e(図1参照)の所定の個所に係合
されて、その約1.5mm位移動(復帰)の個所で操作
軸4が留まるように配置される。
6g、及び第2接点部6hは固定端子5の各固定接点部
5aから離間しており、このスイッチ装置はオフ状態
で、この状態が、操作軸4への押圧力を解除しても維持
される。いわゆる、プッシュロックの状態を保持する。
方向の押圧力の加えると、第1コイルバネ7と第2コイ
ルバネ8との弾発力に抗して、操作軸4と可動端子6と
が約1.5mm位移動し、前述の図4に示すような初期
の操作軸4の位置から約5mm位移動した状態になる。
次に、操作軸4への矢印A方向への押圧力を解除する
と、第1コイルバネ7と第2コイルバネ8との自己復帰
力によって、初期状態まで戻るが、その途中、前述の図
3に示すような操作軸4の初期位置から約2mm位移動
した状態になる。
点部6hが先に接触する。この接触では、第1接点部6
gが固定接点部5aから離間しており、スイッチ装置は
オフ状態であることから、固定接点部5aと第2接点部
6hとの間でアーク放電は生じない。次に、操作軸4は
図3に示す状態から、矢印B方向に更に移動し、図2に
示す初期の位置まで復帰する。このとき、固定接点部5
aに第1接点部6gが接触し、スイッチ装置はオン状態
になる。
と第1接点部6gとの間で、いわゆるアーク放電が生じ
るのだが、第1接点部6gが貴金属から成ることから、
アーク放電による第1接点部6gの損傷は少ないように
形成されている。
は、操作軸の端部を可動端子に当接し、第1コイルバネ
の付勢力に抗して、更に操作軸を押し下げることによ
り、可動端子の貴金属にて形成された第1接点部が固定
端子の固定接点部から第2接点部よりも先に離れように
成し、操作軸を戻すことにより、第1コイルバネの付勢
力で、可動端子の第1接点部が第2接点部より後に固定
端子の固定接点部に接触するようにしたことによって、
片側の第1接点部のみに高価な材料を用いるのみで構成
でき、安価で、大電流のスイッチ操作にても安定した長
寿命化ができるスイッチ装置を提供する。
は平板状で、第1接点部が設けられた第1腕部は、基部
に対して折り曲げ部で下方に折り曲げて設けられ、第1
コイルバネの可動端子の基部への付勢力によって、基部
が固定接点部に対して傾斜し、折り曲げ部が操作軸の端
部に最も近接して、各固定接点部に第1、第2接点部が
弾接されたことによって、可動端子を平板で構成し、折
り曲げて形成したことから、構成が単純で安価に出来
る。
ルバネが可動端子の孔を貫通し、第2コイルバネが第1
コイルバネの内側に第1コイルバネと同軸上に配設さ
れ、第2コイルバネが操作軸を操作軸の軸方向に沿って
上方に付勢するようにしたことによって、スペースが有
効に活用でき小型化されたスイッチ装置を提供できる。
壁から垂直に延設された支柱が設けられ、支柱に第1、
第2コイルバネを挿通すると共に、支柱の先端部に操作
軸が軸方向に上下移動出来るように配設されたことによ
って、第1、第2コイルバネ、及び操作軸の位置決めが
容易なスイッチ装置を提供できる。
ケースと下ケースとから成り、下ケースは、対向する側
壁を有し、該側壁の開放端側には対向する一対の凸部が
形成され、一対の凸部にて可動端子の両端部側を係止す
ることにより、第1コイルバネによって付勢された可動
端子を下ケース内に仮止めすることによって、組立性の
向上を計る。
斜視図である。
図である。
めの第1説明図である。
めの第2説明図である。
めの第3説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】筐体と、該筐体内に収納される操作軸と、
該操作軸の軸方向に移動するように前記筐体内に配設さ
れた可動端子と、該可動端子の上方に位置するように前
記筐体内に配設された一対の固定端子と、前記可動端子
を前記操作軸の軸方向に沿って上方に付勢するように前
記筐体の底壁側に収納した第1コイルバネとを備え、 前記可動端子は両端部側に設けられた第1、第2接点部
を有し、該第1接点部が貴金属から成り、一対の前記固
定端子はそれぞれ固定接点部を有し、前記第1コイルバ
ネによる前記可動端子への付勢力によって、各前記固定
接点部に前記第1、第2接点部が弾接され、前記操作軸
は軸方向に沿って下方に移動され、前記操作軸の端部を
前記可動端子に当接し、前記第1コイルバネの付勢力に
抗して、更に前記操作軸を押し下げることにより、前記
可動端子の前記第1接点部が前記固定端子の前記固定接
点部から前記第2接点部よりも先に離れように成し、前
記操作軸を戻すことにより、前記第1コイルバネの付勢
力で、前記可動端子の前記第1接点部が前記第2接点部
より後に前記固定端子の前記固定接点部に接触するよう
にしたことを特徴とするスイッチ装置。 - 【請求項2】前記可動端子は平板状で、略中央部の基部
とその両端部側の第1、第2腕部とから成り、前記第1
接点部が設けられた前記第1腕部は、前記基部に対して
折り曲げ部で下方に折り曲げて設けられ、前記第1コイ
ルバネの前記可動端子の前記基部への付勢力によって、
前記基部が前記固定接点部に対して傾斜し、前記折り曲
げ部が前記操作軸の端部に最も近接して、各前記固定接
点部に前記第1、第2接点部が弾接されたことを特徴と
する請求項1記載のスイッチ装置。 - 【請求項3】前記可動端子の中央部には孔が形成されて
おり、前記第2コイルバネが前記可動端子の前記孔を貫
通し、前記第2コイルバネが前記第1コイルバネの内側
に前記第1コイルバネと同軸上に配設され、前記第2コ
イルバネが前記操作軸を前記操作軸の軸方向に沿って上
方に付勢するようにしたことを特徴とする請求項1、又
は2記載のスイッチ装置。 - 【請求項4】前記筐体の前記底壁には、前記底壁から垂
直に延設された支柱が設けられ、該支柱に前記第1、第
2コイルバネを挿通すると共に、前記支柱の先端部に前
記操作軸が軸方向に上下移動出来るように配設されたこ
とを特徴とする請求項3記載のスイッチ装置。 - 【請求項5】筐体と、該筐体内に収納される操作軸と、
該操作軸の軸方向に移動するように前記筐体内に配設さ
れた可動端子と、該可動端子の上方に位置するように前
記筐体内に配設された一対の固定端子と、前記可動端子
を前記操作軸の軸方向に沿って上方に付勢するように前
記筐体の底壁側に収納した第1コイルバネとを備え、 前記筐体が上ケースと下ケースとから成り、該下ケース
は、対向する側壁を有し、該側壁の開放端側には対向す
る一対の凸部が形成され、一対の該凸部にて前記可動端
子の両端部側を係止することにより、前記第1コイルバ
ネによって付勢された前記可動端子を前記下ケース内に
仮止めし、前記可動端子の上方から前記固定端子を前記
下ケースに取り付け、前記固定端子を前記可動端子に前
記第1コイルバネの付勢力に抗して弾圧することによ
り、一対の前記凸部と前記可動端子との係止を解除し、
前記下ケースの開放端側に前記上ケースを被せ、前記操
作軸を軸方向に沿って下方に移動し、前記操作軸の端部
を前記可動端子に当接し、前記第1コイルバネの付勢力
に抗して、更に前記操作軸を押し下げることにより、前
記可動端子を前記固定端子から離間し、前記操作軸を戻
すことにより、前記第1コイルバネの付勢力で、前記可
動端子が前記固定端子に接触するようにしたことを特徴
とするスイッチ装置。
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