JPH047536Y2 - - Google Patents

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JPH047536Y2
JPH047536Y2 JP1986115514U JP11551486U JPH047536Y2 JP H047536 Y2 JPH047536 Y2 JP H047536Y2 JP 1986115514 U JP1986115514 U JP 1986115514U JP 11551486 U JP11551486 U JP 11551486U JP H047536 Y2 JPH047536 Y2 JP H047536Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は各種のキイーボードに用いられるキ
イーボード用ダミーケースに関する。
「従来の技術」 レジスタ等の各種事務器、或いは各種の制御用
機器の操作部に使われるキイーボードでは同一の
キイーボード上においてキイーの種類別に操作性
を考慮して大小各種の形状のキイートツプが用い
られる。
つまりキイースイツチの平面積と1:1に対応
した平面積を持つ1倍キイートツプ、2倍の平面
積を持つ2倍キイートツプ、4倍の平面積を持つ
4倍キイートツプ等が用いられる。
2倍キイートツプ及び4倍キイートツプはキイ
ースイツチに対して面積が大きいためキイートツ
プの端に押下操作力が与えられるとキイースイツ
チに片寄つた力が加わり、キイースイツチに悪い
影響を与える。またキイースイツチの動きが悪く
なるため操作感覚が悪くなる。
このため従来より2倍キイートツプ及び4倍キ
イートツプにはキイースイツチの他にダミースイ
ツチを配設し、このダミースイツチでキイートツ
プの平行度を保つ方法が採られている。
第3図にキイーボードにおける1倍キイートツ
プ、2倍キイートツプ、4倍キイートツプの取付
状況の一例を示す。図中100はキイーボードの
骨格となるフレームを示す。フレーム100には
角形のスイツチ取付孔101が均等に配列されて
形成される。スイツチ取付孔101にキイースイ
ツチ200が所望の位置に取付けられる。
この例ではキイースイツチ200Aに1倍キイ
ートツプ300Aを被せ、キイースイツチ200
Bに2倍キイートツプ300Bを被せ、キイース
イツチ200Cに4倍キイートツプ300Cを被
せた場合を示す。
従つて2倍キイートツプ300Bと4倍キイー
トツプ300Cを被せたキイースイツチ200B
と200Cにはダミースイツチ400を配設し、
ダミースイツチ400によつて2倍キイートツプ
300Bと4倍キイートツプ300Cをガイド
し、キイースイツチ200に片寄つた力が加わる
ことを阻止する構造としている。
ダミースイツチ400として、従来はキイース
イツチ200と同一のものが用いられ、そのダミ
ースイツチ400に対する配線は省略されてい
た。このダミースイツチ400によれば、キイー
トツプの平行度や操作性は非常によいが、キイー
スイツチ200と同一構成であるため、かなり高
価なものとなつていた。
そこで、本考案者はダミースイツチ400を安
価に構成するために第4図に示すものを考えた。
第4図はキイースイツチ200と安価に構成され
たダミースイツチ400の構造を示したものであ
る。キイースイツチ200は上面が開放された箱
状のスイツチケース201と、この箱状のスイツ
チケース201の開口部分に弾性的に突出して支
持された可動子の202と、スイツチケース20
1の両側面に形成された係合部203と、可動子
202の上端に突設した嵌合子204とによつて
構成される。スイツチケース201をフレーム1
00に形成したスイツチ取付孔101に挿入する
と係合部203がスイツチ取付孔101の縁に係
合し、スイツチケース201をその位置に係止す
る。
可動子202はケース201の内部に装着した
バネ(特に図示しない)によつて上方に偏倚力が
与えられ、バネの偏倚力によつて弾性的にスイツ
チケース201の開口部分から上方に突出した状
態に支持される。図に見える舌片205は可動子
202に形成された舌片を示し、この舌片205
がスイツチケース201に形成した長孔206に
係合し可動子202の抜け止めを構成している。
このような構造によつて可動子202はスイツチ
ケース201の内部を上下に移動できスイツチを
オンとオフに操作する。
スイツチ機構としては例えば可動子202の底
面に導電性のコイルスプリング(特に図示しな
い)の一端を取付けると共にスイツチケース20
1の底面に透孔を形成し、可動子202を押下操
作することによつて導電性スプリングをスイツチ
ケース201の底面から突出させ、その先端をプ
リント板等に形成した導電パターンに接触させ、
その接触により導電パターンの相互を電気的に導
通させてスイツチオンの信号を発信させるような
構造とすることができる。
可動子202の上端に形成した嵌合子204は
例えばほぼ十字状の断面を持つ形状とされ、この
嵌合子204がキイートツプ300に形成した十
字状の嵌合孔301に嵌合し、キイースイツチ2
00にキイートツプ300が取付けられる。図の
例では2倍キイートツプの場合を示す。
一方ダミースイツチ400はキイースイツチ2
00のスイツチケース201とほぼ同じ形状のダ
ミーケース401と、ダミーケース401の上面
に突設したロツド402と、ダミーケース401
の両側面に形成した係合部403と、ロツド40
2に嵌合してダミーケース401の上面に被着さ
れるゴムワツシヤ404と、ロツド402に係合
して支持されキイートツプ300に復帰力を与え
るコイルスプリング405とによつて構成され
る。
ダミーケース401とロツド402及び係合部
403を構成する弾性片は樹脂材によつて一体に
成形される。ロツド402はキイートツプ300
に形成したガイド孔302に係合し、ガイド孔3
02とロツド402の係合によつてキイートツプ
300をフレーム100に対して平行を保つた状
態で上下動するようにガイドしている。
ゴムワツシヤ404はキイートツプ300の押
下力を受けて衝撃を吸収すると共に音の発生を抑
える働きを行なう。
図では2倍キイートツプによつて説明している
が、4倍キイートツプでも同様の構造でキイート
ツプとダミースイツチ400とが係合しキイート
ツプを平行にガイドする動作を行なう。
「考案が解決しようとする問題点」 以上説明したように、本考案者が従来考えたダ
ミースイツチ400においては、キイートツプ3
00に復帰力を与える手段としてコイルスプリン
グ405を用いている。またキイートツプ300
の押下力を受け止めて衝撃を吸収し、音の発生を
阻止するためにゴムワツシヤ404を用いてい
る。
このようにコイルスプリング405とゴムワツ
シヤ404の二つの部品を必要とし、部品数が多
くなる欠点がある。
更にコイルスプリング405の長さはバラツキ
が大きいためキイートツプ300に与える復帰力
が一様にならない欠点がある。つまりコイルスプ
リング405の偏倚力にバラツキがあるとキイー
トツプ300に対する復帰力にバラツキが生じ
る。この結果キイートツプ300を平行に保持し
ようとする力が製品ごとに変化し、キイートツプ
300を押下操作したときの感触がキイーごとに
異なるような不都合が生じる。
更にキイートツプ300を押下操作から解放し
たとき、コイルスプリング405が自由振動を起
こし、この自由振動によつてキイートツプ300
を上下方向に振動させる不都合が生じる。
この考案の目的は部品数を少なくし、組立を容
易にすることができること、及びどのダミースイ
ツチでもキイートツプに与える復帰力を均一化し
平行に保つ力を均一化して操作の感触を一様にす
ることができること、更に操作を解除したときキ
イートツプが上下方向に振動することのないダミ
ースイツチを提供しようとするものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案ではダミースイツチのロツドにキイー
トツプの押下位置を規制するフランジ部と、この
フランジ部の外周部からキイートツプ側に弾性的
に変形することが可能なように突出した弾性部と
をゴムのような弾性材によつて一体に成形し、弾
性部の弾性変形によつてキイートツプに復帰力を
与える復帰用弾性体を設けた構造を特徴とするも
のである。
この考案の構造によれば復帰用弾性体はゴムの
ような弾性材を金型等に注入し、固化させること
によつて得ることができる。よつてどの復帰用弾
性体も正確な寸法で作られるためキイートツプに
対する復帰力が一様となり、操作の感触が製品ご
とに均一化することができる。
またワツシヤ部分と変形可能な弾性部を一体に
成形したから部品数が少なくなり組立を容易に行
なうことができる利点が得られる。更に押下操作
を理解しても弾性部が自由振動をすることはな
い。よつてキイーと振動することを阻止すること
ができる。
「実施例」 第1図にこの考案の一実施例を示す。図中10
0はフレーム、200はキイースイツチ300は
キイートツプ、400はダミースイツチを示す点
は第4図と同じである。従つて第4図と対応する
各部には同一符号を付して重複説明は省略する。
この考案においてはダミースイツチ400のロ
ツド402に弾性材によつて一体成形した復帰用
弾性体600を装着した構造とするものである。
復帰用弾性体600は例えばシリコンゴムのよ
うな弾性体によつて一体成形され、第2図に断面
で示すように底面側にフランジ部601を有し、
このフランジ部601の周縁から上方向に向つて
円筒状の弾性部602を突出させて構成される。
フランジ601の中心には孔603を形成し、
この孔6032ダミースイツチ400のロツド4
02を嵌合させダミースイツチ400に装着す
る。
復帰用弾性体600がロツド402に装着され
ることにより円筒状の弾性部602の上部がキイ
ートツプ300の裏面に接するように弾性部60
2の長さを設定する。
このように構成することによりキイートツプ3
00を押下操作すると弾性部602が第2図に点
線で示すように弾性形成し、この弾性形成によつ
てキイートツプ300に上方に向う復帰力を与え
る。この復帰力によつてキイートツプ300が受
ける復帰力はキイースイツチ200から受ける復
帰力と平衡し、キイートツプ300はフレーム1
00に対して平行な状態を維持して上下に動くこ
とができる。
キイートツプ300が下端に達するとキイート
ツプ300の裏面がフランジ部601と衝合する
が、フランジ部601によつてその衝撃を吸収す
る。よつて音の発生も抑えられる。
「考案の作用効果」 以上説明したようにこの考案によれば復帰用弾
性体600を装着するだけでキイートツプ300
に対する復帰力を与えることと、キイートツプ3
00が下端に達したときの衝撃を吸収することの
二つの作用を達する部品を取付けることができ
る。よつて一つの取付工程で二つの部品を取付け
たのと等価となり組立工数を少なくできる利点が
得られる。また部品数を減すことができるから部
品数の減少と組立工数の削減でコスト低減を達す
ることができる。
更にこの考案によれば復帰用弾性体600は金
型によつて作られるものであるから弾性部602
の高さ寸法は均一化されて作られる。よつてどの
ダミースイツチにも一様な復帰力を与えることが
できるため2倍キイートツプ、4倍キイートツプ
を同一キイーボードに複数設けてもその操作感覚
を一様にすることができる利点が得られ、その効
果は実用に供して頗る大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図はこの考案に用いた復帰用弾性体を説明する
ための断面図、第3図はキイースイツチとキイー
トツプの関係を説明するための平面図、第4図は
本考案者が従来考えた技術を説明するための斜視
図である。 100……フレーム、200……キイースイツ
チ、300……キイートツプ、400……ダミー
スイツチ、401……ダミーケース、402……
ロツド、403……係合部、600……復帰用弾
性体、601……フランジ部、602……弾性
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 A フレームに形成されたスイツチ取付孔に挿入
    され得るダミーケースと、 B そのダミーケースと一体に形成され、そのダ
    ミーケースが上記スイツチ取付孔に挿入される
    と、そのスイツチ取付孔と係合して上記ダミー
    ケースを上記フレームに支持させる係合部と、 C この係合部によつて上記ダミーケースが上記
    フレームに支持された状態でキイートツプの取
    付面側に突出し、キイートツプに形成した穴と
    係合してキイートツプの動きをガイドし、上記
    ダミーケース及び上記係合部と共に樹脂材の成
    形品として一体に形成されているロツドと、 D このロツドに嵌合しキイートツプの押下位置
    を規制するフランジ部と、このフランジ部の外
    周部からキイートツプ側に突出し弾性的に変形
    することが可能な弾性部とを具備し、弾性材に
    よつて一体に成形されキイートツプに復帰力を
    与える復帰用弾性体と、 から成るキイーボード用ダミースイツチ。
JP1986115514U 1986-07-28 1986-07-28 Expired JPH047536Y2 (ja)

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JPS6322037U JPS6322037U (ja) 1988-02-13
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628750Y2 (ja) * 1988-05-26 1994-08-03 ミツミ電機株式会社 押釦スイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038435B2 (ja) * 1976-09-09 1985-08-31 三菱化学株式会社 コ−クス炉燃焼排ガスの窒素酸化物除去法

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JPS6038435U (ja) * 1983-08-24 1985-03-16 日置電機株式会社 操作ボタン取付装置

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JPS6038435B2 (ja) * 1976-09-09 1985-08-31 三菱化学株式会社 コ−クス炉燃焼排ガスの窒素酸化物除去法

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JPS6322037U (ja) 1988-02-13

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