JPH0628750Y2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JPH0628750Y2
JPH0628750Y2 JP1988069740U JP6974088U JPH0628750Y2 JP H0628750 Y2 JPH0628750 Y2 JP H0628750Y2 JP 1988069740 U JP1988069740 U JP 1988069740U JP 6974088 U JP6974088 U JP 6974088U JP H0628750 Y2 JPH0628750 Y2 JP H0628750Y2
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JP
Japan
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push button
switch
cup
switch frame
shaped rubber
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JP1988069740U
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Inventor
誠 深沢
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は押釦スイッチに係り、特にパーソナルコンピュ
ータ等の電子機器に使用される押釦スイッチに関する。
従来の技術 従来の押釦スイッチの一例を第4図及び第5図に示す。
各図に示す押釦スイッチ1は、大略してスイッチ枠体
2,スライダ3,カップ状ラバー4及びメンブレンスイ
ッチ5等より構成されている。スライダ3はスイッチ枠
体2内で上下に変位するガイドチップ6と、その上部に
取付けられた押釦7とにより構成されている。またカッ
プ状ラバー4はスイッチ枠体2と押釦7との間に配設さ
れており、押釦7を上方に向け付勢している。
上記の押釦スイッチ1では、押釦7を下方へ押圧操作す
ることにより、第4図に示すようにガイドチップ6に取
付けられたコイルスプリング8がメンブレンスイッチ5
を押圧してこれを閉成し、押圧操作を解除するとカップ
状ラバー4によりスライダ3は上動し、第5図に示す状
態となり、メンブレインスイッチ5は開成される構成と
されていた。
考案が解決しようとする課題 しかるに、上記従来の押釦スイッチ1では、押釦7の押
圧操作を解除しスライダ3が操作前状態に復帰する時、
ガイドチップ6の上面がスイッチ枠体2の上内面とぶつ
かるため、このぶつかり音が騒がしいという課題があっ
た。
本考案は上記の点に鑑みて創作されたものであり、操作
音の静かな押釦スイッチを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案では、 上部に穴が形成されたスイッチ枠体と、 このスイッチ枠体内で変位するガイドチップの上方に押
釦を設けてなるスライダと、 スイッチ枠体と押釦の間に配設されると共に、上記穴を
介してスイッチ枠体内に延出する突起部が形成されたカ
ップ状ラバーとを設けた構成の押釦スイッチにおいて、 上記押釦の押圧操作解除時に上動する該ガイドチップ
が、スイッチ枠体と当接する前に、スイッチ枠体内に延
出するカップ状ラバーの突起部と当接するよう構成し
た。
作用 上述の如く押釦スイッチを構成することにより、押圧操
作後スライダが復帰する時、ガイドチップはスイッチ枠
体内に延出するカップ状ラバーの突起部と当接するた
め、当接の際生ずる音は小となり、消音効果を奏するこ
とができる。
実施例 次に本考案の実施例について図面と共に説明する。第1
図及び第2図に本考案の一実施例である押釦スイッチ9
を示す。第1図は押釦スイッチ9の分解斜視図であり、
第2図は組立て状態の縦断面図である。
押釦スイッチ9は、スイッチ枠体10,押釦11,ガイ
ドチップ12,カップ状ラバー13及びメンブレンスイ
ッチ14等より構成されている。
スイッチ枠体10は、樹脂成形されてなり、上部に後述
するガイドチップ12の軸部12aが挿通される挿通孔
10aが形成されると共に、この挿通孔10aを挟んで
その両側部には一対の穴10b,10cが形成されてい
る。また、挿通孔10aの縁部には環状突起10dが形
成されている。このスイッチ枠体10の内側にはガイド
チップ12が移動する内室10eが形成されている。
押釦スイッチ11は周知の構造とされており、下面には
ガイドチップ12の軸部12aと係合する係合突起部1
1aが形成されている。
ガイドチップ12は樹脂成形されてなり、前記の軸部1
2aと摺動部12bとより構成される。軸部12aは、
摺動部12bに立設された構造とされており、上端部に
は押釦11の係合突起部11aと係合する係合凹部12
cが形成されている。摺動部12bはスイッチ枠体10
の内室10eに案内されて円滑に上下動し得る形状とさ
れると共に、その下部にはコイルスプリング15が取付
けられている。
カップ状ラバー13は、本考案の要部となるもので、カ
ップ状の形状を有したシリコンゴム材よりなる部材であ
る。このカップ状ラバー13は、小径を有する下方環状
部13a,これより大径でかつ肉厚とされた上方環状部
13b,そしてこの両環状部13a,13b間をテーパ
ーを有して連続する肉薄の座屈部13cとより構成さ
れ、更に下方環状部13aの下縁には一対の突起部13
d,13eが形成されている。また、下方環状部13a
はスイッチ枠体10に形成された環状突起部10dと嵌
着されるよう構成されると共に、一対の突起部13d,
13eはスイッチ枠体10の上部に形成された穴10
b,10cと対応した位置に配設されている。
メンブレンスイッチ14は周知の構造であり、上部接点
16aを有した上部シート16,下部接点17aを有し
た下部シート17,及び両シート16,17を離間させ
るスペーサ18とにより構成され、各接点部16a,1
7aが当接されることにより閉成されるスイッチであ
る。
押釦スイッチ9の組立ては、まずカップ状ラバー13を
各突起部13d,13eがスイッチ枠体10の穴10
b,10cに挿入されるようスイッチ枠体10に装着し
た上で、ガイドチップ12の軸部12aを挿通孔10a
に挿入し、その上部に押釦11を取付ける。これにより
押釦11とガイドチップ12はスライダ19を形成す
る。この状態において、カップ状ラバー13はスイッチ
枠体10と押釦11の間に位置することとなる。続いて
上記組立体の下部にメンブレンスイッチ14が取付けら
れることにより押釦スイッチ9は完成する。
この時、カップ状ラバー13に形成された突起部13
d,13eは穴10b,10cを介してスイッチ枠体1
0の内室10e内に延出している。また、コイルスプリ
ング15はメンブレンスイッチ14の接点16a,17
aと対向するよう構成されている。
次に、上記構成になる押釦スイッチ9の動作について第
2図及び第3図を用いて説明する。
第2図は操作前状態の押釦スイッチ9を示している。こ
の状態では、カップ状ラバー13の弾性力により上方向
へ付勢されており、スライダ19は上動位置にある。こ
の時、ガイドチップ12の上面は内室10e内に延出し
たカップ状ラバー13の突起部13d,13eと当接し
ている。また、コイルスプリング15はメンブレンスイ
ッチ14から離間しており、メンブレンスイッチ14は
開成された状態となっている。
押釦スイッチ9を閉成するには押釦11を下方へ押圧操
作する。押釦11を押圧することによりスライダ9は下
動し、ガイドチップ12はスイッチ枠体10の内室10
eに案内されて下動し、コイルスプリング15はメンブ
レンスイッチ14を押圧し、各接点16a,17aは当
接してメンブレンスイッチ14は閉成される。
押釦スイッチ9が閉成された状態を第3図に示す。押釦
11が押圧され下動することにより、スイッチ枠体10
と押釦11との離間寸法は小となり、両者間に挟まれて
配設されているカップ状ラバー13は圧縮される。前記
のように下方環状部13aは環状突起10dに嵌着され
ており、また上方環状部13bは肉厚とされているた
め、上記圧縮により、強度の弱い座屈部13cは弾性変
形し座屈する。この時、座屈した座屈部13cはスイッ
チ枠体10の上部と当接するよう構成されている(具体
的には、座屈部13cの長さ及びテーパーの角度等によ
り上記当接が行なわれるよう調整し得る)。これによ
り、座屈部13cはクッションとして機能し、摺動部1
2bとメンブレンスイッチ14がぶつかる際の衝突音が
発生せず、消音効果を奏すると共に、座屈が生じた時に
適宜なクリック感を操作者に与える。
次に、押圧操作を解除した場合の押釦スイッチ9の動作
について述べる。
押圧操作を解除すると、カップ状ラバー13の弾性復元
力によりスライダ19は上動し、よって、ガイドチップ
12は内室10eに案内されて上動して第2図に示す操
作前状態に復帰する。この時、カップ状ラバー13の突
起部13d,13eは内室10e内に延出しているた
め、ガイドチップ12は内室10eの上部に形成された
ストッパ部10e-1に当接する前に突起部13d,13
eとぶつかる。しかるに、カップ状ラバー13はシリコ
ンゴム材よりなるため、突起部13d,13eとガイド
チップ12がぶつかる際衝突音は発生せず消音効果をも
たせることができる。
このように押釦スイッチ9は、押圧操作時及び操作解除
によるスライダ19の復帰時の双方において消音効果を
奏するため打鍵音は小さくなり、操作性を向上させるこ
とができる。特に多数の押釦スイッチ9を集中配設した
キーボード等に押釦スイッチ9を用いた場合には、その
効果は極めて大となる。
尚、上記実施例ではカップ状ラバー13に一対の突起部
13d,13eを形成した構成を示したが、これに限る
ものではなく、突起部を複数個(3個以上)配設した構
成としても良い。
また、カップ状ラバー13に形成した突起13d,13
eに代えて、ガイドチップ12の上面にスイッチ枠体1
0に形成した穴10b,10cに対応させて突起を形成
し、スライダが復起する際、この突起が穴を介してカッ
プ状ラバーの下方環状部と当接するようにした構成にし
ても同様の効果が得られる。
考案の効果 上述の如く、本考案によれば、押圧操作解除時に上動す
るガイドチップがカップ状ラバーに形成された突起部
に、又はガイドチップ上面に形成された突起がカップ状
ラバーに夫々ぶつかるため消音効果を奏することができ
るため、よって操作音の静かな押釦スイッチを実現でき
る等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である押釦スイッチの分解斜
視図、第2図及び第3図は押釦スイッチの動作を説明す
るための縦断面図、第4図及び第5図は従来の押釦スイ
ッチの一例を説明するための図である。 9……押釦スイッチ、10……スイッチ枠体、10b,
10c……穴、11……押釦、12……ガイドチップ、
13……カップ状ラバー、13c……座屈部、13d,
13e……突起部、14……メンブレンスイッチ、19
……スライダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に穴が形成されたスイッチ枠体と、 該スイッチ枠体内で変位するガイドチップの上方に押釦
    を設けてなるスライダと、 該スイッチ枠体と該押釦の間に配設されると共に、上記
    穴を介して該スイッチ枠体内に延出する突起部が形成さ
    れたカップ状ラバーとを設けてなる押釦スイッチであっ
    て、 上記押釦の押圧操作解除時に上動する該ガイドチップ
    が、該スイッチ枠体と当接する前に、該スイッチ枠体内
    に延出する該カップ状ラバーの突起部と当接するよう構
    成してなる押釦スイッチ。
JP1988069740U 1988-05-26 1988-05-26 押釦スイッチ Expired - Lifetime JPH0628750Y2 (ja)

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