JPH0473236B2 - - Google Patents

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JPH0473236B2
JPH0473236B2 JP59245355A JP24535584A JPH0473236B2 JP H0473236 B2 JPH0473236 B2 JP H0473236B2 JP 59245355 A JP59245355 A JP 59245355A JP 24535584 A JP24535584 A JP 24535584A JP H0473236 B2 JPH0473236 B2 JP H0473236B2
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JP
Japan
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digital signal
signal
level
amplifier
adder
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Kenichi Sato
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気デイスク,磁気テープなどの
記録媒体に記録されたデジタル信号を再生する装
置の波形等価を行なうデジタル信号処理装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、デジタル信号は0,1または−1,1の
2値信号からなり、デジタル信号の1例である
NRZ(Non Return to Zero)信号の場合、その
周波数成分は第3図に示すように周波数0の直流
から無限大周波数まで存在する。なお、第3図に
おいてfoはビツトレートの周波数を示す。
ところでデジタル信号の伝送を行なう場合は、
たとえばナイキスト(Nyqnist)の無歪み伝送条
件などで明らかなように、伝送するデジタル信号
の周波数の上限を前述のfoに制限しても、信号劣
化の生じることがなく伝送可能になる。
一方、デジタル信号を磁気デイスク,磁気テー
プなどの記録媒体に記録再生する場合は、記録・
再生周波数の上限が種々の条件にもとづいて制限
されるが、このとき、記録・再生周波数の上限を
前述のfoに設定することにより、デジタル信号の
記録・再生が可能になる。
しかし、直流領域を含む低周波数領域について
は主に、再生ヘツドなどの再生装置の特性にもと
づき、信号劣化が生じ、再生されたデジタル信号
の周波数特性は、たとえば第4図の破線に示す自
乗余弦の理想的な特性から同図の実線に示す特性
に劣化する。
そして第4図から明らかなように、高周波数領
域の劣化に比して低周波数領域の劣化が著しく、
とくに直流領域では再生レベルが0になるため、
高周波数領域の補償は容易に行なえるが、低周波
数領域とくに直流領域の補償は困難になり、低周
波数領域の補償をどのようにして行なうかが重要
な問題となつている。
ところで前述のような低周波数領域の補償の問
題は、たとえば電話回線を用いたデジタル伝送の
場合にも生じる。
すなわち、電話回線によりデジタル伝送を行な
う場合は、1対の信号線でデジタル信号の伝送と
給電とを行なう必要があるため、直流領域を含む
低周波数領域が前述の給電に割当てられ、この場
合、デジタル信号の低周波数領域が伝送されず、
たとえば受信側で低周波数領域を補償しなければ
ならない。
そこで電話回線を用いたデジタル伝送では、エ
フ デー ワーールドハワー「同軸伝送のための
実験的な280メガビツト/秒デジタル再生機にお
ける量子化帰還(アイイーイーイートランスアク
シヨン コミユニケーシヨン ボリユーム コミ
ユニケーシヨン22 1〜5頁1974年1月)〔F.D.
WALDHAUER,“Quantized Feedback in an
Hxp−erimental280−Mb/s Digital
Repeater for Co−axial Transmission”,
(IEEE Trans.Commun.Vol,COM−22,pp,
1−5,Jan.1974)〕に記載の量子化帰還法を用
いて直流領域を含む低周波数領域の補償が行なわ
れている。
そして量子化帰還法により低周波数領域の補償
を行なうデジタル処理般置は第5図に示すように
構成され、いま、信号入力端子1にたとえば第4
図の実線の周波数特性のデジタル信号が入力され
ると、信号入力端子1のデジタル信号の高周波数
領域のレベルが等価器2の波形等価により上昇制
御され、等価器2によりデジタル信号の高周波数
領域が補償され、等価器2から加算器3の一方の
入力端子4に、第6図の実線に示すように高周
波数領域が適正レベルに補償されたデジタル信号
が出力される。
また、加算器3の出力端子5のデジタル信号が
ゼロクロスコンパレータからなる識別再生器6に
入力され、該再生器6により入力されたデジタル
信号が元の2値信号からなる復元デジタル信号に
ゼロクロス識別再生処理され、このとき復元デジ
タル信号は、直流領域を含む低周波数領域にも周
波数成分が存在する特性、すなわち第1図の特性
の信号になる。
さらに、再生器6のデジタル信号がローパスフ
イルタ7に入力され、このときローパスフイルタ
7が、信号入力端子1のデジタル信号の低周波数
領域のみを通過する特性、すなわち給電のために
削除された所定周波数以下の領域のみを通過する
特性に設定され、フイルタ7から加算器3の他方
の入力端子8に、第6図の実線に示すように直
流領域を含む低周波数領域を補償する補償信号が
出力される。
そして加算器3により第6図の実線,の信
号が加算され、加算器3の出力端子5から再生器
6に出力されるデジタル信号の周波数特性が同図
の実線に示すように直流領域を含む低周波数領
域および高周波数領域を補償した特性になり、再
生器2に、ほぼ第4図の破線に示す理想的な特性
に補償されたデジタル信号が入力され、再生器2
による誤識別が防止され、再生器2から信号出力
端子9を介して後段回路部に、信号入力端子1の
デジタル信号に直流領域を含む低周波数領域がな
くても、信号入力端子1のデジタル信号を正確に
識別再生した復元デジタル信号が出力される。
すなわち、電話回線を用いたデジタル伝送のよ
うに、低周波数領域の成分が除去されたデジタル
信号を伝送する場合は、量子化帰還法にもとづく
第5図の装置より、再生器6に入力されるデジタ
ル信号の高,低周波数領域の補償を行なつて再生
器6の誤識別を防止し、正確な再生処理を行なえ
る。
ところで磁気デイスク,磁気テープなどの記録
媒体のデジタル記録,再生の場合にも、第5図の
装置を再生に用いて正確な再生を行なうことが考
えられるが、この場合、電話回線を用いて信号入
力端子1に伝送されるデジタル信号のレベルがほ
ぼ常に一定レベルに保持されるのに対し、記録媒
体から再生されるデジタル信号のレベルは、たと
えば磁気ヘツドと記録媒体である磁気テープとの
間隙,磁気テープのトラツクずれ、磁気テープの
傷などにより変動する。
そして第5図の信号入力端子1に磁気テープの
再生デジタル信号を供給すると、再生デジタル信
号のレベル変動に比例して等価器2から入力端子
4に出力されるデジタル信号のレベルが変化し、
たとえば信号入力端子1の再生デジタル信号のレ
ベルが低下すると、等価器2から入力端子4に出
力されるデジタル信号の周波数成分のレベルは、
第6図の実線′から実線″に低下する。
一方、再生器6から出力される復元デジタル信
号の周波数特性およびレベルは、信号入力端子1
の再生デジタル信号のレベル変動によらず一定に
なり、このときローパスフイルタ7の出力信号の
レベルは第7図の実線′に示すように再生デジ
タル信号のレベル変動の影響を受けない。
したがつて、加算器3の出力端子5から再生器
6に出力されるデジタル信号は、第7図の破線
′に示す実線′,′の加算によつて得られる
理想的な周波数特性から破線′に示す特性、す
なわち実線″,″の加算によつて得られる周波
数特性に劣化し、再生器6に入力されるデジタル
信号に信号劣化が生じ、再生器6による誤識別が
生じる。
そこで加藤正昭他,“固定ヘツド形PCM録音
機”,(電気通信学会 電気音響研究会 EA83−
56,p.54,1983年12月)には、記録媒体の再生装
置に、第8図に示すように等価器2と加算器3の
一方の入力端子4との間に自動利得整器10を設
けたデジタル信号処理装置を備え、媒体から再生
されたデジタル信号のレベル変動にもとづき、等
価器2から出力されたデジタル信号のレベルが変
動しても、調整器10の動作により、入力端子4
に入力されるデジタル信号のレベルを常に一定レ
ベルに保持し、再生器6からローパスフイルタ7
および信号出力端子9に、常に、理想的な周波数
特性、たとえば第7図の波線′の特性あるいは
該特性に相似する特性のデジタル信号が出力され
るようにし、記録媒体を用いたデジタル録,再の
場合にも、量子化帰還法による周波数特性の補償
が行なえるようにすることが記載されている。
なお、調整器10は第9図aまたはbに示すよ
うに、可変利得増幅器11とレベル検出器12と
により形成され、同図aの場合は、等価器2から
出力されたデジタル信号を入力端子13,増幅器
11,出力端子14を介して加算器3の一方の入
力端子4に出力するとともに、入力端子13のデ
ジタル信号のレベルを検出器12により検出し、
検出器12から増幅器11に検出レベルに反比例
した利得制御信号を出力して入力端子4に入力さ
れるデジタル信号のレベルを一定に制御する。ま
た、同図bの場合は、等価器2から出力されたデ
ジタル信号を入力端子13,増幅器11,出力端
子14を介して入力端子4に出力するとともに、
出力端子14のデジタル信号のレベルを検出器1
2により検出し、検出器12から増幅器11に検
出レベルに反比例した利得制御信号を出力して入
力端子4に入力されるデジタル信号のレベルを一
定に制御する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで第8図のように信号入力端子1から等
価器2,加算器3,再生器6を介して信号出力端
子9に至る信号路中、すなわち主処理略中に調整
器10を設けた場合は、調整器10の利得制御の
応答速度が問題になる。
すなわち、調整器10に設けられた第9図aま
たはbのレベル検出器12の検出時定数を小さく
して小さなレベル変動に対しても増幅器11の利
得を可変制御し、利得制御の応答速度を速くする
と、入力端子4に入力されるデジタル信号の波形
歪が増加し、逆に、波形歪を少なくするためにレ
ベル検出器12の検出時定数を大きくし、ある程
度以上のレベル変動に対してのみ増幅器11の利
得を可変制御し、利得制御の応答速度を遅くする
と、速いレベル変動が生じたときに、入力端子4
に入力されるデジタル信号のレベルが一定に保持
されなくなる問題点がある。
なお、レベル検出器12の検出時定数にもとづ
くデジタル信号の波形の歪み率は、検出時定数が
小さい順の第10図の実線α,β,γに示すよう
に、検出時定数が小さくなる程増加し、また、第
9図から明らかなようにデジタル信号の低周波数
領域の歪み率の方が高周波数領域の歪み率より大
きくなる。
また、増幅器10は直流領域からビツトレート
周波数foまでの間の広帯域増幅器により形成する
必要があり、非常に高価になる問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、記録媒体から再生されたデジタル
信号の高周波数領域を補償し、高域補償された再
生デジタル信号を加算器の一方の入力端子に出力
する等価器と、前記加算器の出力信号をゼロクロ
ス識別再生処理し、直流領域を含む低周波数領域
成分を有する復元デジタル信号を後段回路部に出
力する識別再生器と、前記復元デジタル信号の前
記低周波数領域の成分を抽出するローパスフイル
タと、該フイルタと前記加算器の他方の入力端子
との間に設けられ、前記フイルタの出力信号を増
幅して前記低周波数領域の補償信号を出力する可
変利得増幅器と、前記再生されたデジタル信号ま
たは前記高域補償されたデジタル信号のレベルを
検出し、検出レベルに比例して前記増幅器の利得
を可変制御するレベル検出器とを備えたことを特
徴とするデジタル信号処理装置である。
〔作 用〕
そして識別再生器をローパスフイルタとの間に
設けられた可変利得増幅器の利得を、レベル検出
器により、記録媒体から再生されたデジタル信号
または等価器の高域補償された再生デジタル信号
のレベルに比例して可変するため、可変利得増幅
器から加算器に出力される低周波数領域成分の補
償信号のレベルが、等価器から加算器に出力され
るデジタル信号、すなわち高周波数領域成分の補
償されたデジタル信号のレベルに比例して増減
し、このとき、高周波数領域成分が補償されたデ
ジタル信号と低周波数領域成分の補償信号とを加
算器により加算して形成されたデジタル信号、す
なわち識別再生器に入力されるデジタル信号の周
波数特性は、たとえば第4図の破線の理想的な特
性になる。
そして可変利得増幅器が、等価器から加算器を
介して識別再生器に至る再生デジタル信号の主処
理路中ではなく、識別再生器からローパスフイル
タを介して加算器に至る低周波数領域成分の補償
用の副処理路中に設けられるため、可変増幅器の
利得制御の応答速度を速くしても、前記主処理路
のデジタル信号の周波数特性に与える影響が少な
くなる。
また、可変増幅器により低周波数領域の成分の
みを増幅すればよいため、可変増幅器の帯域は、
直流領域からビツトレート周波数foより十分低い
周波数までの狭帯域にすればよい。
〔実施例〕
つぎに、この発明を、その1実施例を示した第
1図および第2図とともに詳細に説明する。
第1図において、第8図と同一記号は同一もし
くは相当するものを示し、第8図と異なる点は、
等価器2と加算器3の一方の入力端子4との間に
自動利得調整器10を設ける代わりに、ローパス
フイルタ7と加算器3の他方の入力端子8との間
に可変利得増幅器15を設けるとともに、該増幅
器15の得を、等価器2の出力デジタル信号が入
力されるレベル検出器16により、出力デジタル
信号のレベルに比例して可変した点である。
そして記録媒体であるたとえば磁気テープに記
録されたデジタル信号が磁気ヘツドにより再生さ
れ、記録媒体から再生されたデジタル信号が磁気
ヘツド,ヘツドアンプなどを介して信号入力端子
1に入力されると、このとき磁気テープに記録さ
れているデジタル信号の上限周波数が第3図のビ
ツトレート周波数foに設定され、かつ再生デジタ
ル信号の直流領域を含む低周波数領域で磁気ヘツ
ドなどの特性にもとづく信号劣化が生じるため、
信号入力端子1に入力される再生デジタル信号の
周波数特性は、たとえば第4図の実線の特性にな
る。
さらに、信号入力端子1の再生デジタル信号が
等価器2に入力され、該等価器2により、入力さ
れた再生デジタル信号の高周波数領域は、たとえ
ば周波数fo/2より高周波数領域の特性がほぼ二
乗余弦の理想的な特性になるように補償され、再
生デジタル信号の高周波数領域が波形等価により
補償される。
そして等価器2から加算器3の一方の入力端子
4に、たとえば第7図の実線′または実線″に
示すように、高周波数領域は補償されているが信
号入力端子1に入力されるデジタル信号のレベル
変動に比例してレベルが変化する信号,すなわち
高域補償された再生デジタル信号が出力される。
さらに、加算器5は一方の力端子4の高域補償
された再生デジタル信号と、他方の入力端子8に
入力された後述の低域周波数領域の補償信号とを
加算して出力する。
そして加算器5から出力されたデジタル信号が
入力される識別再生器6は、入力されたデジタル
信号のゼロクロス識別再生処理により入力された
デジタル信号を元の2値信号からなる復元デジタ
ル信号に変換し、該復元デジタル信号をローパス
フイルタ7および信号出力端子9に出力する。
なお、復元デジタル信号は第3図に示す周波数
特性の信号、すなわち周波数0の直流領域を含む
低周波数領域から無限大周波数まで周波数成分が
存在する信号である。また、信号出力端子9の復
元デジタル信号が後段回路部を形成するデータ処
理装置に入力され、該装置により、復元デジタル
信号の復調処理などが行なわれる。
一方、ローパスフイルタ7は、直流領域を含む
低周波数領域たとえば約fo/10より低周波数領域
の信号劣化特性の逆特性のフイルタ特性を有し、
復元デジタル信号のfo/10以下の低周波数領域成
分を抽出する。
そして復元デジタル信号の直流領域を含む低周
波数領域の成分に信号劣化がないため、ローパス
フイルタ7から増幅器15に出力される信号は、
等価器2の入,出力デジタル信号にレベル変動が
生じても、たとえば第7図の実線′に示す理想
的な周波数特性を有する低周波数領域分のみの信
号になる。
さらに、増幅器15によりローパスフイルタ7
の出力信号が増幅され、増幅器15から加算器3
の他方の入力端子8に、ローパスフイルタ7の出
力信号のレベルを増幅または減衰した低周波数領
域の補償信号が出力される。
ところで増幅器15の利得がレベル検出器16
により制御されるとともに、検出器16が等価器
2の高域補償された再生デジタル信号のレベルを
検出して増幅器15に利得制御信号を出力する。
そして検出器16から増幅器15に出力される
利得制御信号のレベルが等価器2の高域補償され
た再生デジタル信号のレベルに比例して変化する
とともに、利得制御信号のレベルに比例して増幅
器15の利得が上昇する。
したがつて、等価器2から出力された再生デジ
タル信号、すなわち高周補償された再生デジタル
信号が、たとえば第7図の実線′から実線″に
低下変動すると、増幅器15から入力端子8に出
力される補償信号のレベルも、たとえば第7図の
実線′から低下し、実線″の高域補償された再
生デジタル信号との加算により二乗余弦の理想的
な特性のデジタル信号を形成する補償信号が、増
幅器15から入力端子8に出力される。
そこで加算器3の出力端子5から再生器6に出
力されるデジタル信号は、信号入力端子1に入力
される再生デジタル信号のレベルを有し、直流領
域を含む低周波数領域および高周波数領域が補償
されて周波数特性が理想的な余弦二乗特性に補正
された信号になる。
そして再生器6に低周波数領域および高周波数
領域の補償されたデジタル信号が入力されるた
め、信号入力端子1に入力される再生デジタル信
号の直流領域を含む低周波数領域の成分が欠落し
ていても、再生器6により、記録媒体から再生さ
れたデジタル信号が正確にゼロクロス判別処理さ
れ、再生器6から信号出力端子9を介して後段の
データ処理に、誤識別することなく、理想的な二
乗余弦特性の復元デジタル信号が出力される。
ところで8図,第9図のように信号入力1から
加算器3,再生器6を介して信号入力端子9に至
る主処理路中に調整器10の増幅器11を設ける
のではなく、フイルタ7から加算器3に至る補償
路中に増幅器15を設けるため、レベル検出器1
6の検出時定数を小さくして利得制御の応答速度
を速くしても、たとえば加算器3の入力端子4に
入力されるデジタル信号には波形歪の生じること
がなく、主処理路中のデジタル信号に与える影響
が少ない。
そこで第1図では、検出器16の検出時定数を
小さくし、速いレベル変動に対しても増幅器15
の利得制御を確実に行なつて、常に理想的な特性
のデジタル信号を再生器6に出力することによ
り、再生器6による識別再生の精度を高めること
が可能になり、この場合、利得制御の応答速度に
もとづく波形歪がほとんどなく、量子化帰還法の
効果を最大限有効に利用して波形等価の処理が行
なえる。
また、フイルタ7により抽出された復元デジタ
ル信号の低周波数領域の成分のみが増幅器15に
入力されるため、増幅器15の帯域は、第9図の
増幅器11のように広帯域にする必要がなく、比
較的狭帯域の安価な増幅器により増幅器15が形
成される。
なお、等価器2の高域補償されたデジタル信号
と、増幅器15から出力された補償信号とが、加
算器3から再生器6に出力されるデジタル信号の
周波数領域での割合いは第2図に示すようにな
り、同図の実線が高域補償されたデジタル信号
の信号成分を示し、実線が補償信号の信号成分
を示す。
そして第2図から明らかなように、補償信号の
帯域は、加算算器2から再生器6に出力されるデ
ジタル信号の全帯域の1割以下に設定される。
なお、前記実施例では、等価器2の高域補償さ
れた再生デジタル信号のレベルを検出器16によ
り検出するようにしたが、検出器16により、信
号入力端子1に入力されるデジタル信号、すなわ
ち記録媒体から再生されたデジタル信号のレベル
を検出するようにしても同様の効果が得られる。
また、再生されたデジタル信号がNRZ変調以
外の変調により形成されたときに適用できるのは
勿論である。
〔発明の効果〕
したがつて、この発明のデジタル信号処理装置
によると、識別再生器6から出力された復元デジ
タル信号の直流領域を含む低周波数領域の成分の
みを抽出するローパスフイルタ7と、等価器2の
高域補償された再生デジタル信号が一方の入力端
子4に入力される加算器3の他方の入力端子8と
の間に、可変利得増幅器15を設け、レベル検出
器16により、記録媒体から再生されたデジタル
信号または前記高域補償された再生デジタル信号
のレベルに比例して増幅器15の利得を制御した
ことにより、加算器3から再生器6に出力される
デジタル信号の周波数特性を理想的な特性に補償
し、再生器による誤識別を防止することができ
る。
そして増幅器15を、等価器2から加算器3を
介して再生器6に至る主処理路ではなく、再生器
6からフイルタ7を介して加算器3に至る低周波
数領域の補償路中に設けたことにより、増幅器1
5の利得制御にもとづく主処理路中のデジタル信
号の波形歪が少なく、増幅器15の利得制御の応
答速度を速くして、再生器6により高精度かつ正
確なゼロクロス識別再生処理を行なうことができ
る。
また、増幅器6が比較的狭帯域の増幅器により
形成でき、安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のデジタル信号処理装置の1
実施例のブロツク図、第2図は第1図の可変利得
増幅器の帯域説明用の周波数特性図、第3図は
NRZ信号の周波数特性図、第4図は記録媒体か
ら再生されたデジタル信号の周波数特性図、第5
図は電話回線を用いたデジタル伝送に適用される
従来のデジタル信号処理装置のブロツク図、第6
図は第5図の動作説明用の周波数特性図、第7図
は第5図の装置をデジタル記録,再生に適用した
ときの周波数特性図、第8図はデジタル記録,再
生に適用される従来のデジタル信号処理装置のブ
ロツク図、第9図a,bは第8図の自動利得調整
器の詳細なブロツク図、第10図は第9図a,b
のレベル検出器の検出時定数にもとづく波形歪の
説明図である。 2…等価器、3…加算器、4,8…一方,他方
の入力端子、6…識別再生器、7…ローパスフイ
ルタ、15…可変利得増幅器、16…レベル検出
器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 記録媒体から再生されたデジタル信号の高周
    波数領域を補償し、高域補償された再生デジタル
    信号を加算器の一方の入力端子に出力する等価器
    と、前記加算器の出力信号をゼロクロス識別再生
    処理し、直流領域を含む低周波数領域成分を有す
    る復元デジタル信号を後段回路部に出力する識別
    再生器と、前記復元デジタル信号の前記低周波数
    領域の成分を抽出するローパスフイルタと、該フ
    イルタと前記加算器の他方の入力端子との間に設
    けられ、前記フイルタの出力信号を増幅して前記
    低周波数領域の補償信号を出力する可変利得増幅
    器と、前記再生されたデジタル信号または前記高
    域補償されたデジタル信号のレベルを検出し、検
    出レベルに比例して前記増幅器の利得を可変制御
    するレベル検出器とを備えたことを特徴とするデ
    ジタル信号処理装置。
JP59245355A 1984-11-20 1984-11-20 デジタル信号処理装置 Granted JPS61123064A (ja)

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JPS6068748A (ja) * 1983-09-24 1985-04-19 Toshiba Corp 信号識別装置

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