JPH0472789A - フレキシブルプリント基板の取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフレキシブルプリント基板を位置決め用のピン
に圧入して取付けるフレキシブルプリント基板の取付構
造に関する。

〔従来の技術〕

従来、フレキシブルプリント基板（以後省略してフレキ
と称す）を地仮に取付ける場合、フレキに設けられる位
置決め用の孔をフレキが取付けられる地板に植設された
、位置決め用のピンに挿入させていた、この時通常、フ
レキに設けられている位置決め用の孔の径は、フレキが
取付けられる地板に植設されたピンの径よりも単純に嵌
合余裕分だけ大きく構成されている。

（発明が解決しようとしている課題） 従来例では、フレキの位置決め用孔の径とフレキが取付
けられる地板に植設されたフレキの位置決め用のピンの
径との間に必然的に嵌合余裕分だけの隙間が生じてしま
うため、フレキ平面が取付は用の地板から浮き上がって
位置決め用の孔が位置決めピンから抜けてしまい位置ず
れを起こし、他の基板との接続ミスを誘発したり、フレ
キ上に電極露出部が設けられている場合には、露出部が
周囲の金属部分に接触し、ショートするなどの事故の発
生原因となっていた。

上記欠点を解決するためにフレキを取付ける地板に植設
された位置決め用のピンの全長を長くしたり、フレキの
抜けを防止するための押え部材を別途追加する方法も考
えられるが、構造が複雑になフてしまうという問題が新
たに発生してしまう。

又、仮にフレキの位置決め用孔の内径を、位置決め用の
ピンの外径より小さくし、圧入により取付けられるよう
にすることも考えられるが、この場合では鎖孔が応力に
より裂けてしまう可能性があり、最悪の場合は導通パタ
ーンの断線が発生してしまう。

〔課題を解決する為の手段〕

本発明はフレキシブルプリント基板に孔を形成し、この
孔を位置決め用のピンに圧入して取付けることを前提と
し、この際での鎖孔を該ピンに対して異形且つ複数カ所
の圧入用嵌合部を形成し、更に鎖孔の該圧入用合部を除
く縁部に、鎖孔の端縁位置まで補強用のパターンを形成
したことにより、圧入時に孔の端縁が裂けてしまうこと
を防止すると共に圧入操作性を向上させたフレキシブル
プリント基板の取付構造を提供する。

又、本発明は両面フレキシブルプリント基板に孔を形成
し、この孔を位置決め用のピンに圧入して取付けること
を前提とし、この際での両面フレキシブルプリント基板
の一方面での鎖孔の周縁部に補強用のパターン及びカバ
ーレイを形成し、他方面での鎖孔の周ａ部はベース部材
が露出するように形成し、この両面フレキシブルプリン
ト基板を該ピンに圧入する時に、該他方面を該ピンの基
部方向となるようにしたことにより、圧入時に孔の端部
が裂けてしまうのを防止すると共に、圧入操作性を向上
させたフレキシブルプリント基板の取付構造を提供する
。

〔実施例〕

第１図は第１実施例の取付構造を示すもので、１は片面
のフレキシブルプリント基板であり、ＩＣ，抵抗等の複
数の回路素子３が実装されている。ｌａは前記プリント
基板１に形成された位置決め用の孔である。２はフレキ
シブルプリント基板１を取付ける地板であり、位置決め
用のピン２ａが形成されている。

第２図は第１図でのフレキシブルプリント基板ｌの孔１
ａの部分の拡大図を示すもので、孔１ａは一辺の幅がｒ
の正四角形状である。、１ｂは孔１ａの内接円を示し、
直径はｒとなる。１ｃは上記位置決め用ピン２ａの外径
であり、図にて明らかなように、該ピン２ａの外径より
実質小径となる４つの辺部１ｄが圧入時の圧入用嵌合部
となる。なお、１ｅは圧入時に嵌合部とはならない４つ
の隅部である。１ｆは孔１ａの縁部に形成した補強用の
銅箔パターンであり、上記辺部１ｄ（圧入用嵌合部）で
は端縁より逃げた位置に形成され、隅部１ｅでは端縁位
置まで形成している。この銅箔パターン１ｆはピン２ａ
への圧入時に、実際に変形して嵌合し、保持力を作り出
す辺部１ｄは変形しやすくして、圧入操作をやりゃすく
し、一方、圧入後の応力により裂けやすくなる曲率部と
しての隅部１ｅは補強して裂けることを防止する意味を
持つ。

第３図は実際にフレキシブルプリント基板１を位置決め
用のピン２ａに圧入した状態のｘ−Ｘ線断面図を示すも
ので、１ｇはフィルムベース、１ｈは絶縁用のカバーレ
イである。図において明らかなように、孔１ａの辺部１
ｄは圧入により変形し、保持力を発生させている。又、
図のように辺部１ｄは変形するが、第２図での隅部１ｅ
は補強用パターン１ｆが端縁まで形成されているので、
裂けたりしないで済む。

第４図は他の実施例としてのフレキシブルプリント基板
１の位置決め用の孔の他の例を示すもので、孔１ａ’　
は長孔状に形成され、ピン２ａの外径（ｌｃ　　として
示した）より幅の狭い直線部（圧入用嵌合部となる）１
ｄ′が形成されている。ｌｅ　　は曲線部であり、圧入
時にはピン２ａとは非接触となる。ここでの補強用パタ
ーンｉｆ’は圧入時に変形する前記直線部１ｄ’では端
縁より逃げて形成され、一方、圧入後に応力により裂け
やすい曲線部１ｅ　は端縁位置まで形成して裂けを防止
している。

第５図は更に他の実施例を示すものでピンへの圧入状態
を示している。３は両面のフレキシブルプリント基板で
あり、位置決め用の孔３ａが形成されている。孔３ａの
形状は第１図もしくは第４図に示したように、ピン２ａ
の外形に対して異形としでも良いが、ピン２ａの外径よ
り小径の円孔としても良い。この基板３は一方面Ａには
孔３ａの＃６縁位置まで補強用となる銅箔パターン３ｂ
。

が形成され（孔３ａの全周もしくは複数カ所が端縁と接
するように）、他方面ＢにはＩｉ＆位置から逃げた位置
に銅箔パターン３ｂ、が形成されている。又、一方面Ａ
のカバーレイ３ｃ、は銅箔パターン３ｂ、と同じ領域に
孔３ａのｔ４縁位置まで形成され、他方面Ｂのカバーレ
イ３ｃ２は端縁位置より逃げた銅箔パターン３ｂ２上に
形成されている。

この実施例では他方面Ｂの方をピン２ａの基部（図にお
いて下側）に位置するように圧入する。

この圧入の際により変形するのは孔３ａの他方面Ｂ側で
あるが、この面には銅箔パターン３ｂ、、及びカバーレ
イ３ｃ、が端縁を逃げているので変形しやすく、操作性
は悪くならない、一方、一方面Ａ側は孔３ａの端縁位置
まで補強用の銅箔パターン３ｂ、が形成されているので
、圧入後の変形に応力による孔３ａの裂けはほとんどの
場合防止できる。

上述の３つの実施例において、ピン２ａは外形と円（円
柱）としたが、他の形状、例えば角（角柱）としても同
様な効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

本発明はフレキシブルプリント基板に孔を形成し、この
孔を位置決め用のピンに圧入する際に、操作性を悪くし
ないで応力による孔の裂けの問題を解決したフレキシブ
ルプリント基板の取付は構造を提供する。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例としての取付構造を示す断面図。 第２図は第１図でのフレキシブルプリント基板の孔の部
分の拡大平面図。 第３図は第１図の圧入部の要部の拡大断面図。 第４図は他の実施例としてのフレキシブルプリント基板
の要部平面図。 第５図は更に他の実施例としての圧入部の拡大断面図。 １・・・フレキシブルプリント基板 １　ａ−１ａ’・・・孔 １ｄ・・・圧入嵌合部としての辺部 １ｅ・・・圧入時にピンと非接触となる隅部１ｆ・Ｉｆ
’　・・・補強用の銅箔パターンｌｄ’・・・圧入嵌合
部としての直線部１ｅ　・・・圧入時にピンと非接触と
なる隅部３・・・両面のフレキシブルプリント基板３ａ
・・・孔 ３ｂ、　　・３ｂ２・・・銅箔パターン３ｃ、　　・３
ｃ２・・・カバーレイ 第２ 日 −ｘ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　フレキシブルプリント基板に孔を形成し、この
   孔を位置決め用のピンに圧入することにより取付けるフ
   レキシブルプリント基板の取付構造において、 前記孔を前記ピンの外形に対して異形且つ複数カ所の圧
   入用嵌合部を形成し、 更に、前記孔の前記圧入用嵌合部を除く縁部に、該孔の
   端縁位置まで補強用のパターンを形成したことを特徴と
   するフレキシブルプリント基板の取付構造。
2. （２）　上記補強用パターンは上記孔の縁部の全周に形
   成したことを特徴とする請求項（１）記載のフレキシブ
   ルプリント基板の取付構造。
3. （３）　両面フレキシブルプリント基板に孔を形成し、
   この孔を位置決め用のピンに圧入することにより取付け
   るフレキシブルプリント基板の取付構造において、 前記フレキシブルプリント基板の一方面での前記孔の周
   縁部に補強用のパターン及びカバーレイを形成し、一方
   、該プリント基板の他方面での該孔の周縁部はベース部
   材が露出するように形成し、 前記孔を前記位置決め用のピンへ圧入する際には、前記
   他方面が該ピンの基部方向に位置するようにしたことを
   特徴とするフレキシブルプリント基板の取付構造。