JPH0472565B2 - - Google Patents

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JPH0472565B2
JPH0472565B2 JP60025402A JP2540285A JPH0472565B2 JP H0472565 B2 JPH0472565 B2 JP H0472565B2 JP 60025402 A JP60025402 A JP 60025402A JP 2540285 A JP2540285 A JP 2540285A JP H0472565 B2 JPH0472565 B2 JP H0472565B2
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JP
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aqueous solution
alkali
tank
tower
gas
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JP60025402A
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Fumio Ito
Tsutomu Sasaki
Ikuhisa Kano
Hayaaki Fukumoto
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Taiyo Sanso Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Taiyo Sanso Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPS61204022A publication Critical patent/JPS61204022A/ja
Publication of JPH0472565B2 publication Critical patent/JPH0472565B2/ja
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
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    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/74General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/68Halogens or halogen compounds

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は、化学工業・半導体工業その他の分野
で発生する塩化水素、弗化水素、硝酸、硫化水
素、亜硫酸ガス等の酸性ガス成分を含む各種廃ガ
ス等、酸分を含むガスを処理して、ガス中の酸分
を吸収除去させる方法に関する。 <従来の技術> ガス中の酸性成分を除去するため、アルカリ含
有水溶液で洗滌し、酸とアルカリとの中和反応を
伴つた吸収操作で酸分の除去処理を行う方法は従
来から広く行われている。この気液接触反応を伴
う吸収操作を行う装置も従来から種々知られてお
り、各種充填物を充填した充填塔、スプレー塔、
スクラバー、サイクロンスクラバー、濡れ壁塔、
段塔、気泡塔、気泡撹拌塔等が、個々に要求され
る条件に対応して選択され適宜組合せて使用され
ている。 塩化水素や硝酸等の酸性ガスが廃ガス等に混じ
つていると、酸性ガスの除去率が70〜90%に達し
ていても、かかるガスを大気中に放出した場合に
は、酸ミストや酸ヒユームによる白煙を生ずるこ
とがあり、数値的に環境基準値や衛生基準値を達
成し得ていても、白煙が見えるのでは不満足との
声も強く、かゝる酸性ガスの含有量を実質的に0
にする技術が待望されてきたが、種々の既存の吸
収装置の何れを使つてみても、未だ充分この要請
に応えて且つ、経済的な要求、長時間の連続操業
の要求、小さなスペースで実施したいとの要求等
を併せて満たすよい手段は見出し難く、従来は中
途半端なままに間に合せていたという実情にあ
る。 酸性ガスを含むガスを種々の吸収等内で比較的
高濃度のアルカリ水溶液を用いて洗浄すると、酸
性ガスの吸収除去は効率高く行われるが、ガス中
に伴われる二酸化炭素ガスとアルカリとが反応し
て生成する炭酸アルカリ等の塩類が系内に析出堆
積して、遂には運転不能を招くため、この方法で
は定期的に煩雑な水洗操作を行う必要がある外
に、かなり高濃度のアルカリ含有水溶液が残存し
ていても水洗操作の際にこれを無効に流出させざ
るを得ない不利があつた。 酸性ガスを含むガスを低濃度のアルカリ水溶液
を用いて洗滌する方法も試みられたが、炭酸アル
カリの結晶が析出しない程度に低い濃度のアルカ
リ水溶液の使用では、酸性ガスの除去が不充分に
なつて、処理ガスを大気中に放出する場合、白煙
を発生し易く、安全に白煙の発生を防止する為に
ガスの滞留時間を延長しようとすると、吸収塔の
塔高を高くしたり、塔をシリーズに何段も連結せ
ざるを得なくなつて、装置が大きくなりまた圧力
損失が増して動力費がかさむ等の難点を免れ難
い。 <発明が解決しようとする問題点> 本発明は、以上の様な、酸性ガス成分を含むガ
スをアルカリ含有水溶液を用いて洗滌し、ガス中
に含まれる酸分を吸収除去させるガスの処理工程
に於て、炭酸アルカリ等の析出堆積によるトラブ
ルを解決し、しかも、大きな装置を要したりアル
カリ溶液の無効な廃棄を伴う如き問題も併せて一
挙に解決し、効率のよいガス中の酸成分の除去方
法及び該方法を実施するためのコンンパクトな装
置を提供せんとするものである。 <問題点を解決するための手段> 本願第1発明は、「酸性ガス成分(以下酸分と
いう)を含むガスをアルカリ含有水溶液を用いて
洗滌し、ガス中に含まれる酸分を吸収除去させる
ガスの処理工程に於て、洗滌・吸収工程を2工程
に分離し、第1工程に於ては洗滌剤として、PH6
〜13の酸化剤非含有アルカリ含有水溶液を用い、
第2工程に於ては、洗滌剤として濃度0.3〜2.5規
定の酸化剤非含有アルカリ含有水溶液を用いてガ
ス中の酸分を吸収除去させることを特徴とするガ
ス中の酸分の除去方法」をその要旨とする。 また本願第2発明は、「吸収塔A(以下A塔と呼
ぶ」と吸収塔B(以下B塔と呼ぶ)とより成るガ
ス処理装置であつて、A塔の底部にはブロワーか
ら送入される粗ガスの導入口を、A塔頂部には、
A塔で粗ガスを処理して得られる中間ガスの出口
を夫々設け、B塔の底部には上記の中間ガスの導
入口を、B塔の頂部にはB塔で該中間ガスを処理
して得られる処理ガスの出口を夫々設け、A塔頂
部の中間ガス出口から出る中間ガスをB塔底部の
中間ガス導入口へ導く様にA塔とB塔とをシリー
ズに配置し、A塔に附属して、A塔内に噴霧する
アルカリ含有水溶液を収容する貯槽C(以下C槽
と呼ぶ)、該PH6〜13の酸化剤非含有アルカリ含
有水溶液を送液するポンプ、送液配管、該アルカ
リ含有水溶液を噴霧する噴霧装置、A塔内で吸収
操作を終えた後のアルカリ含有水溶液を上記C槽
に循環するためのA塔水溶液抜取口を夫々設け、
一方B塔に附属して、B塔内に噴霧するアルカリ
含有水溶液を収容する貯槽D(以下D槽と呼ぶ)、
該濃度0.3〜2.5規定の酸化剤非含有アルカリ含有
水溶液を送液するポンプ、送液配管、該アルカリ
含有水溶液を噴霧する噴霧装置、B塔内で吸収操
作を終えた後のアルカリ含有水溶液を上記D槽に
循環するためのB塔アルカリ含有水溶液抜取口を
設け、更にD槽に附属してD槽に補給すべき濃ア
ルカリ含有水溶液の貯槽E(以下E槽と呼ぶ)、D
槽内のアルカリ含有水溶液の比重制御装置と之に
連動してE槽内のアルカリ含有水溶液のD槽内へ
の送入を制御する弁と、D槽内のアルカリ含有水
溶液の液面制御装置とこれに連動してD槽内への
水の補給を制御する弁を設け、一方C槽に附属し
てPH制御装置及びこれに連動して、C槽に補給す
べきD槽内のアルカリ含有水溶液のC槽内への送
入を制御する弁を設け、またC槽内のアルカリ含
有水溶液の液面制御装置と之に連動する水のC槽
への補給を制御する弁及び一定水準を超えたC槽
内水溶液を排出する廃水溶液取出口を設け、C
槽、D槽及びE槽には夫々撹拌装置を設置して成
るガス中の酸分の除去装置。」をその要旨とする
ものである。 なお第1工程および第2工程において用いる酸
化剤非含有アルカリ含有水溶液は、酸化剤を加え
ていないアルカリ含有水溶液という意味であるの
で、以下においては単に「アルカリ含有水溶液」
と称することにする。 第1発明の要旨にあるように、酸分を含むガス
をアルカリ含有水溶液で洗滌し酸分を吸収させる
工程を2工程に分け、特定のPHの範囲内にあるア
ルカリ含有水溶液で洗滌した後、特定の濃度の範
囲内にあるアルカリ含有水溶液で洗滌することに
より、ガス中の酸分を実質的に完全に吸収除去す
ることができ、第2工程で使用したアルカリ含有
水溶液を第1工程に於ける消費アルカリ補給に使
用することにより、アルカリ含有水溶液の経済的
な完全利用が可能となり、上記の種々の難点をす
べて解決し得ることを見出した。また、第2発明
の要旨にある如き装置を使用することにより、酸
分を含むガスの洗滌による酸分の吸収除去が、コ
ンパクトな装置で連続的に容易に行い得ることを
見出して本発明を完成するに至つた。 以下本発明を更に詳細に説明する。 本発明の方法・装置を説明するため、その一実
施例を第1図に示した。 第1図に於て、酸性ガス成分を含むガス1は、
ブロワー2で第1工程の洗滌を実施する吸収塔A
(A塔)内に送入され、A塔吸収装置8でPH6〜
13のアルカリ含有水溶液、即ちPH6からアルカリ
側に至るアルカリ含有水溶液で洗滌される。A塔
内の洗滌液は、運転開始時には、アルカリを全く
含有しない水であつても差支えないが、酸性ガス
を含むガスを通すと該水は忽ちPH6以下となり、
PH6〜13を保つためアルカリの補給を要し、一般
に炭酸アルカリの生成を免れないので、PH6〜7
の領域でも事実上アルカリ含有水溶液を使用する
ことにならざるを得ない。 A塔吸収装置8としては、洗滌吸収操作に使用
し得る公知の充填塔、泡鐘塔、その他の気液接触
装置の何れを用いることもできるが、効率と経済
性の両面を考慮すると、充填塔程度のもので充分
である。 洗滌に用いるPH6〜13のアルカリ含有水溶液
は、貯槽C(C槽)4からポンプ5によつてA塔
頂に送られ、噴霧装置7から噴霧され、酸分を含
むガスとA塔吸収装置内で気液接触した後、A塔
水溶液抜取口9を経て、C槽に循環される。 A塔吸収装置内に於て第1工程を経て大部分の
酸分が除去されたガスは、A塔頂から吸収塔B
(B塔)に送入され、B塔吸収装置16内で濃度
0.3〜2.5規定の範囲内のアルカリ水溶液で洗滌さ
れ、ガス中の酸分を完全に除去された後、ミスト
セパレータ20で液滴の脱離を経た処理ガス25
は、処理ガス出口21から系外に出る。B塔吸収
装置16としては、これも洗滌吸収操作に使用し
得る公知の気液接触装置の何れを用いてもよい
が、好ましくは特に気液接触効率の高いものが望
ましく、例えば所謂スプレーデミスターや、特に
効率の良い充填物を充填した充填塔等が好適であ
る。洗滌に用いる濃度0.3〜2.5規定のアルカリ含
有水溶液は貯槽D(D槽)17からポンプ5′によ
つて送られ、B塔吸収装置16の上部に設けた噴
霧装置7′から噴霧され、酸分を含むガスとB塔
吸収装置内で気液接触した後、B塔アルカリ含有
水溶液抜取口18を経て、D槽に循環される。 ガスの洗滌に使用するアルカリ含有水溶液用の
アルカリとしては、ナトリウム或はカリウムの水
酸化物、炭酸水粗塩或は炭酸塩等、最も一般的な
アルカリを単独で或は二者以上の混合物の状態で
使用することができるが、第2工程での炭酸塩結
晶の析出を少しでも減らしたい要求と経済的な要
求とを考慮すると水酸化ナトリウムを使用するこ
とが綜合的に見て有利である。 第1工程に於ては、洗滌剤としてPH6〜13のア
ルカリ含有水溶液を使用する。これはPH6を下廻
る酸性側溶液では、酸分の吸収が実際上期待し得
ないのに対して、アルカリ性の水溶液は勿論、PH
6〜7程度の水溶液でも意外にも、酸分の吸収が
よく行われることを見出したことに基き、更に一
方、PHが13を超えるアルカリ水溶液を使用した場
合には、廃水溶液を排水した場合、残存する有用
なアルカリを無効に廃棄することにならざるを得
ないことに加え、河川等に放流するには水処理を
要すること、PH13を少々超えた位では格別酸の吸
収効率の向上も認められないことに基く。 第2工程に於ては、洗滌剤として濃度0.3〜2.5
規定のアルカリ含有水溶液を使用するが、これは
濃度0.3規定以下のアルカリ含有水溶液を使用し
た場合には、酸分の吸収が不充分で白煙の消滅が
困難であり、酸分の完全除去を図るには、0.3規
定以上の濃度を要すること、一方、アルカリ含有
水溶液中のアルカリ濃度が高い程、酸分の捕捉は
確実である反面、アルカリが、ガス通に混入して
いる二酸化炭素を吸収すると、炭酸アルカリを生
成し、このものは水酸化アルカリに比し水に対す
る溶解度が小さく、炭酸アルカリ濃度が上つた所
に高濃度のアルカリが補給されると、炭酸塩が析
出し易くなるので、その点を考慮して、アルカリ
含有水溶液の濃度は2.5規定以下に抑える必要が
あることに基く。結局適当な上限・下限をまとめ
ると、0.3〜2.5規定の範囲内のアルカリ濃度のア
ルカリ含有水溶液を用いることが必須であり、こ
れを外れると本発明を円滑に実施し得ない。 本願の第1発明を実施するに当り、第1工程に
於ても第2工程に於ても、ガス中の酸分を吸収し
て洗滌剤の水溶液は次第にそのPHを低下させ、或
はそのアルカリ濃度を低下させる。従つて、C槽
及びD槽内のアルカリ含有水溶液は、上記の一定
のPHの範囲、或は一定の濃度範囲を外れない様
に、時々入換えるか、連続的に入換える必要があ
る。 本願第1発明の第1工程で使用するPH6〜13の
アルカリ含有水溶液は、第2工程で使用するアル
カリ含有水溶液に比して、アルカリ度は圧倒的に
低いので、第1工程で使用するC槽内のアルカリ
含有水溶液が、ガス中の酸分を吸収して水溶液の
PHが低下し6〜13内の制御範囲を外れたときは、
第2工程で使用するD槽内のアルカリ含有水溶液
を補給してPH値を一定の制御範囲に保つ様にすれ
ばよい。 また、第2工程で使用する濃度0.3〜2.5規定の
D槽内のアルカリ含有水溶液が、ガス洗滌に使用
され、ガス中に含まれる酸分で中和され、そのア
ルカリ度を減じて、上記の濃度範囲内の制御範囲
を外れたときは、D槽内のアルカリ含有水溶液よ
り高濃度のアルカリ含有水溶液をE槽内に準備し
ておき、これを補給して、D槽内のアルカリ含有
水溶液の濃度を一定範囲に保つ様に制御すればよ
い。 本発明の方法は、この様にして、第2工程で使
用したアルカリ含有水溶液を第1工程で消費した
アルカリ含有水溶液の補給に使用する様にして円
滑に実施し得る。これが、本願特許請求の範囲2
に記載した本発明の方法の実施態様である。 この様な本発明の方法を連続的に実施するのに
適した装置も、本発明者等は発明し、本願の第二
発明として、特許請求の範囲3に示した。また
かゝる装置に於て、第1工程を実施する吸収塔A
(A塔)と第2工程を実施する吸収塔B(B塔)と
をシリーズに連結した装置を構成するに当り、A
塔の上にB塔を載せた配置にする構成と、A塔と
B塔を独立させて連結する配置にする構成と、2
種の実施態様があるので、之等を本願特許請求の
範囲4及び5に示した。 第1図及び第2図には、これ等の装置の実例を
夫々示したのであるが、ガスの流通に関しても、
アルカリ含有水溶液の流通に関しても両者は共通
しているので、代表例として第1図について説明
する。またガスの流通については既に第1図につ
いて説明してあるので、アルカリ含有水溶液の流
通を中心に以下更に説明を加える。 第1図に示したC槽は、PH6〜13のアルカリ含
有水溶液が収容され、このアルカリ含有水溶液
は、ポンプ5及び送液配管28を経て、A塔内塔
頂近くの噴霧装置7で噴霧され、粗ガスと接触
し、粗ガス中の酸分を吸収除去し、水溶液はその
PHを低下させてC槽内に循環される。そこでC槽
内のPH値が低下し、制御しているPHの下限を切る
と、C槽に附属して設置されたPH制御装置19
が、これを検出して、C槽内に於ける水溶液より
アルカリ度の高いD槽17内のアルカリ含有水溶
液をC槽内に導入する弁12′を開く。C槽内の
アルカリ含有水溶液は、撹拌装置14によつて絶
えず撹拌され、C槽内の水溶液のPHの均一を保つ
様にする。こうしてC槽内のPHが制御範囲内に戻
るとPH制御装置19が働いて上記の弁12′を閉
じる。C槽内の液位が、廃水溶液取出口27を超
えると、C槽内のアルカリ含有水溶液は外部へ流
出する。また蒸発等によつて、C槽内アルカリ含
有水溶液の液位が制御範囲の下限以下に低下する
と、C槽附属の液面制御装置11が、補給用水1
3導入のための弁12を開いて、C槽内に水を補
給し、C槽内の液面が、制御範囲内の液位を回復
すると、液面制御装置11が作働して水補給用の
弁12′を閉じる。この様にしてC槽内のアルカ
リ含有水溶液は、所望の制御PHの範囲を保ちなが
ら連続的に入換る。 D槽には、濃度0.3〜2.5規定のアルカリ含有水
溶液が収容され、このアルカリ含有水溶液は、ポ
ンプ5′及び送液配管28′を経て、B塔内上部の
噴霧装置7′で噴霧され、ガスと接触し、A塔で
洗滌されてもまだ残つているガス中の微量の酸分
を実質的に完全に吸収され、中和し、その分僅か
ながらアルカリ濃度を低下させてD槽内に循環さ
れる。そこでD槽内のアルカリ濃度が次第に低下
し、制御している濃度の下限を切ると、D槽に附
属して設置された比重制御装置22がこれを検出
する。アルカリ含有水溶液の規定濃度を制御する
手段として、本願特許請求の範囲3に記載した、
本願第2発明の装置に於ては、比重制御装置を採
用する。これは、アルカリの種類・酸性ガスの種
類によつて比重の絶対値は異るが、一定のアルカ
リ含有水溶液で酸性ガスを洗滌する場合に、アル
カリ含有水溶液の規定濃度と同水溶液の比重との
間には、一定の対応関係が成立し、規定濃度を測
定して制御する代りに、比重を測定して制御する
ことにより、制御操作が簡略化され得て、格別の
支障もないことを確認したことによる。 かくて、D槽内のアルカリ濃度の低下をD槽に
附属して設置された比重制御装置22が検出する
と、該制御装置がアルカリ濃度の回復を目指して
作働し、D槽17内のアルカリ含有水溶液より高
濃度のアルカリ含有水溶液を収容したE槽23か
らのアルカリ含有水溶液をD槽に導入する弁12
を開く。D槽内のアルカリ含有水溶液は、撹拌
装置14′によつて絶えず撹拌され、D槽内のア
ルカリ含有水溶液の濃度を均一に保つ。こうして
D槽内のアルカリ含有水溶液の比重従つて濃度
が、制御範囲内に戻ると、上記比重制御装置22
が作働して上記の弁12を閉じる。D槽内のア
ルカリ含有水溶液が、C槽内のアルカリ含有水溶
液の補給や、蒸発等によつて、その液位を低下さ
せると、D槽附属の液面制御装置11′が作働し
て弁12″を開き、補給用水13′を導入させる。
D槽内のアルカリ含有水溶液の液面が制御範囲内
の液位を回復すると、液面制御装置11′が働い
て水補強用弁12″を閉じる。この様にして、D
槽内のアルカリ含有水溶液は、所望の制御濃度
(比重)の範囲を保ちながら連続的に入換わる。 補強用の比較的高濃度のアルカリ含有水溶液
は、E槽23中に常備しておく必要があるが、そ
の管理については当業界であれば、適宜行い得る
範囲のことであり、敢て説明を要さないところで
ある。 上に説明したPH制御装置19としては、ガラス
電極PHメーターの原理を利用した各種市販の装置
を用いればよい。 比重制御装置22としては、振動式密度計の原
理を応用したもの、フロート式密度計の原理を応
用したもの等これも各種の市販品があるので、そ
れを利用すればよい。 また液面制御装置11,11′としては、浮力
(フロート)式、超音波式、圧力式、静電容量式
等各種のものが市販されており、何れも使用可能
である。 アルカリ含有水溶液の噴霧装置7,7′として
は、スプレーノズル、多孔板、回転噴霧板式等こ
れも公知の何れの型式のものを用いてもよい。 A塔塔頂を出たガスをB塔に導入する場合に、
必要に応じ飛沫同伴によつて低濃度のアルカリ含
有水溶液をB塔内に持込むことを避ける意味でA
塔の塔頂にミストセパレータを設け、またB塔を
出る処理ガスが、飛沫同伴によつてアルカリ含有
水溶液を伴うのを防ぐ意味で、必要に応じB塔の
塔頂にミストセパレータ20を配置することもで
きる。第1図に示した如く、A塔からB塔へガス
を導入する中間ガス導入口15(同時に中間ガス
出口26を兼ねる)の部分に、B塔内を落下する
アルカリ含有水溶液がA塔内に落下せず、A塔内
を上昇するガスのみB塔内に導入される様に傘状
遮蔽板をつける等の設備をすると、同伴飛沫はこ
の遮蔽板に当つて、A塔内に落下するのでこの様
な混合は、A塔頂にミストセパレータを設ける必
要性も薄れる。 第2図に示した様に、A塔とB塔とを分離、独
立させた場合も、A塔頂、B塔頂に夫々ミストセ
パレータを必要に応じ適宜設置してもよく、又省
略することもできる。殊に飛沫同伴によつて多少
のアルカリ含有水溶液がA塔側からB塔側へ混入
したとしても、アルカリ濃度については上に説明
した如く、制御装置がついているので、実際上支
障はなく、ミストセパレータの設置を省略して、
設備費用を削減した方が経済上有利という場合も
ある。第2図に示した如く、A塔とB塔とを独立
させた場合A塔頂の中間ガス出口26′から出た
中間ガスをB塔底に送り込む中間ガス配管29中
に飛沫同伴により運ばれたアルカリ含有水溶液が
管壁に当つて液硫化し、管を閉塞或は溢汪現象が
起きない様、管径の設計と、管に傾斜をつける点
には配慮が必要である。 C槽、D槽及びE槽に附ける撹拌装置として
は、公知の櫂型撹拌機、プロペラ型撹拌機、ター
ビン型撹拌機、円板又は円錐台撹拌機、往復動撹
拌機、エゼクター型撹拌機等のジエツト撹拌機等
何れのものを用いてもよく、遠心ポンプや歯車ポ
ンプを撹拌機として使用することもできる。 <作用> 本発明を実施すると、塩化水素、弗化水素、硫
化水素、亜硫酸ガス、硝酸等の酸性ガスを含むガ
ス中の酸分を実質的に完全に吸収除去させること
ができる。従つて、向上に於ける排ガス中に酸分
が入つているために白煙を生ずる様な現象は完全
に解消することができる。 <実施例> 以下実施例を挙げて更に本発明に説明を加える
が、これ等の実施例は、本発明を説明するもので
はあつても、本発明を制限するものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない限り、本発明の実施態様
はこれ等の実施例に制約されず、必要に応じ任意
に変形し得ることは勿論である。 実施例1及び対照例1〜3 第1図に示した如きA塔の上にB塔を載せた配
置にした装置を用いて、ガス中の酸分を除去する
実験を行つた。 A塔としては、ガラス繊維強化ポリエステル樹
脂製の内径15cmの円筒形の塔内に、市販の磁製ラ
シヒリング(Raschig Ring)充填物を高さ1m
充填したものを用い、B塔としては、同じくガラ
ス繊維強化ポリエステル樹脂製の内径15cmの円筒
形塔内に、ステンレス鋼(SUS−304)線の網を
重ねて成型した所謂セクシヨン(ストリツプ)型
のデミスター(厚み30cm)を組込みミストセパレ
ータを載せたものを用い、A塔・B塔を重ねて鋼
鉄製支持枠の中に固定した。 A塔とB塔との間には、ガスのみ上向きに流
れ、B塔内の液がA塔内に流入しない様に板上に
堰を設けた泡鐘板状の中間ガス導入口を設けた。 アルカリ水溶液を収容するC槽、D槽及びE槽
としては、夫々ポリ塩化ビニル系合成樹脂製の容
量50Lのタンクを用いた。アルカリ含有水溶液の
E槽からD槽への補強は、ヘツド差によつて行え
る様にE槽の据付けは位置を高くした。アルカリ
含有水溶液のD槽及びC槽から夫々B塔及びA塔
への送入には、接液部にステンレス鋼SUS304を
用いた渦巻型ポンプ(揚水能力10L/分、全揚程
27m)を用い、アルカリ含有水溶液はポリ塩化ビ
ニル系合成樹脂製の配管中を通した。A塔及びB
塔中にアルカリ含有水溶液を噴霧するノズルとし
ては、ステンレス鋼SUS304製、液圧力1.0Kg/cm2
Gに於て噴射角65°、噴出量2L/分の充円錐ノズ
ル型式のものを1箇宛用いた。 B塔の塔頂近くには、処理ガス中の液滴を完全
に除去する様に、ステンレス鋼(SUS 304)線
の網を重ねたミストセパレータ(厚み5cm、空間
率97%)を設けた。C槽には、ガラス電極PHメー
ター式のPH制御装置(上限下限調節方式)を組込
み、D槽には、接液部をステンレス鋼
(SUS316)製とした浮力(フロート)式比重制
御装置(測定範囲0.2g/cm3以上、上限下限調節
方式)を組込み、またD槽・C槽共にリード式液
面スイツチを利用した液面制御装置(ステム外径
14mm、ステム長さ400mm)を装備させた。液面制
御装置の接液部には、ポリ塩化ビニル系合成樹脂
を被覆して用いた。またアルカリ含有水溶液の流
路に設置した電磁弁としては、接液部に弗素樹脂
(商品名テフロン)を被覆した直動式の弁(接続
口径PT1/4)を用いた。 ガス送入用のブロワーには、ガス流通部をガラ
ス繊維強化ポリエステル樹脂(FRP)製にした
ターボブロワー(定格風量2.5m3/分、静圧240mm
水柱)を使用し、ガス流通系の配管にはポリ塩化
ビニル系合成樹脂製のものを用いた。 各種装置駆動のモータには、三菱電機株式会社
製の汎用品を用いた。 アルカリ含有水溶液としては、水酸化ナトリウ
ムを水に溶解させ、水で稀釈して表に示した如き
濃度に調整してE、D、Cの各槽に入れた。実験
開始時には、C槽柱の液は水のみであつても差支
えない。ガス流入が始まるとPHが酸性側に移動
し、アルカリが補給されることになる。 粗ガス試料は、例えば60〜70%硝酸水溶液を90
℃に加熱し蒸発するガスに空気を混入して使用
し、硝酸は連続的に蒸発器中の補給した。この粗
ガスを既述の説明に示した操作により、アルカリ
含有水溶液で洗滌し酸分を除去する実験を行つ
た。 同一組成の粗ガスを用い、アルカリ含有水溶液
の濃度を、本発明の範囲内にした場合(実施例
1)本発明の範囲外にした場合(対照例)につき
実験を行つた。 これ等の条件及び実験の結果をまとめて第1表
に示した。
【表】
【表】 ガス中の酸性成分の分析には、株式会社ガステ
ツク発売の各種ガス検知管を使用した。実施例1
以外で使用したものも含めて以下に列挙してお
く。 検知ガス別 型 番 測定範囲 二酸化炭素 No.2LL 300〜5000ppm 硝酸ガス No.15L 0.2〜40 ppm 塩化水素 No.14L 0.2〜40 ppm 二酸化硫黄 No.15La 0.5〜60 pp 弗化水素 No.17 0.5〜60 ppm 硫化水素 No.4LL 0.5〜60 ppm 測定範囲の下限は検出限界であり、この値以下
の場合は不検出となる。 実施例2〜3及び対照例4 実施例1と同一の装置、同一組成の粗ガスを用
い、水酸化ナトリウム含有水溶液のアルカリ度を
変えて実験を行つた(実施例2、実施例3)。ま
た、本発明の範囲外のアルカリ水溶液を用い、そ
の他の操作は、前と同様にした場合も実験(対照
例4)を行つた。これ等の条件、結果を第2表に
まとめた。
【表】 実施例4〜14及び対照例5 実施例1と同一の装置を用い、粗ガスの組成を
変えて実験を行つた。実験の主な条件と結果を第
3表にまとめた。
【表】
【表】
【表】 粗ガス試料として、空気や窒素に夫々酸性ガス
を混合したものは、以下の様にして調製した。 塩化水素混合試料は、市販のボンベ入り塩化水
素(大陽酸素株式会社製品、純度99.0%)と空気
或は空気とをガス混合器を用いて混合して調製し
た。 二酸化硫黄混合試料は、市販のボンベ入り二酸
化硫黄(大陽酸素株式会社製品、純度99.9%)
と、空気或は窒素とをガス混合器にて混合して調
製した。 弗化水素混合試料は、55%工業様弗化水素酸水
溶液を約70℃に加熱しながら、空気或は窒素をバ
ブリングさせて、蒸発同伴した弗化水素を混じた
ガスを使用した。 硫化水素混合試料は、市販のボンベ入り硫化水
素(大陽酸素株式会社製品、純度99.0%)と空気
或は窒素とをガス混合器で混合して調製した。 実施例 15〜18 アルカリ含有水溶液として水酸化カリウムを溶
解した水溶液を用いた場合を実験した例を実施例
15〜18として第4表に示した。
【表】
【表】 実施例19〜24、対照例6〜7 第2図に示した如きA塔とB塔とを独立させ、
シリーズに連結した装置を用い、アルカリ含有水
溶液として水酸化ナトリウム水溶液を用いてガス
中の酸分を除去する実験を行つた。 装置の部品は、実施例1と共通しており、A塔
とB塔の両者共、その塔頂に、ミストセパレータ
を設け、B塔底の中間ガス導入口を簡略化した点
が、実施例1と異る。 条件及び結果は、まとめて第5表に示した。
【表】
【表】 <発明の効果> 本発明を実施すると、酸性ガスを含むガス中の
酸分が実質的に完全に除去され、処理ガスを大気
中に放出しても白煙を生ずる様なことがなくな
り、しかもガス洗滌に当つて頻繁に塔を切替えて
水洗操作を行つたりしないで済み、第2工程で使
用したアルカリを第1工程で使用できるので、ア
ルカリを無駄に廃棄することなく有効に利用でき
る。装置をコンパクトに設計でき、圧力損失を大
きくしない設計とし得るので動力費も節減でき、
省資源・省エネルギー型装置として運転でき、操
作も簡単で、自動化し得るので、工業的に実施す
る場合経済的に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、夫々本発明の方法及び装
置の実施態様を示すフローシートである。 A……吸収塔A(A塔)、B……吸収塔B(B
塔)、1……酸を含むガス、2……ブロワー、3
……粗ガス導入口、4……貯槽C(C槽)、5,
5′……ポンプ、6,6′……液圧計、7,7′…
…噴霧装置、8……A塔吸収装置、9……A塔水
溶液抜取口、10,10′……循環アルカリ含有
水溶液、11,11′……液面制御装置、12,
12′,12″,12……弁、13,13′……
補強用水、14,14′,14″……撹拌装置、1
5……中間ガス導入口、16……B塔吸収装置、
17……貯槽D(D槽)、18……B塔アルカリ含
有水溶液抜取口、19……PH制御装置、20……
ミストセパレータ、21……処理ガス出口、22
……比重制御装置、23……貯槽E(E槽)、24
……廃水溶液、25……処理ガス、26,26′
……中間ガス出口、27……廃水溶液取出口、2
8,28′,28″……送液配管、29……中間ガ
ス配管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸性ガス成分(以下酸分という)を含むガス
    をアルカリ含有水溶液を用いて洗滌し、ガス中に
    含まれる酸分を吸収除去させるガスの処理工程に
    於て、洗滌・吸収工程を2工程に分離し、第1工
    程に於ては洗滌剤としてPH6〜13の酸化剤非含有
    アルカリ含有水溶液を用い、第2工程に於ては洗
    滌剤として濃度0.3〜2.5規定の酸化剤非含有アル
    カリ含有水溶液を用いてガス中の酸分を吸収除去
    させることを特徴とするガス中の酸分の除去方
    法。 2 第2工程で使用したアルカリ含有水溶液を、
    第1工程で消費したアルカリ含有水溶液中のアル
    カリの補給に使用することを特徴とする特許請求
    の範囲1記載の方法。 3 吸収塔A(以下A塔と呼ぶ)と吸収塔B(以下
    B塔と呼ぶ)とより成るガス処理装置であつて、
    A塔の底部にはブロワーから挿入される粗ガスの
    導入口を、A塔頂部には、A塔で粗ガスを処理し
    て得られる中間ガスの出口を夫々設け、B塔の底
    部には上記の中間ガスの導入口を、B塔の頂部に
    はB塔で該中間ガスを処理して得られる処理ガス
    の出口を夫々設け、A塔頂部の中間ガス出口から
    出る中間ガスをB塔底部の中間ガス導入口へ導く
    様にA塔とB塔とをシリーズに配置し、A塔に附
    属して、A塔内に噴霧するPH6〜13の酸化剤非含
    有アルカリ含有水溶液を収容する貯槽C(以下C
    槽と呼ぶ)、該アルカリ含有水溶液を送液するポ
    ンプ、送液配管、該アルカリ含有水溶液を噴霧す
    る噴霧装置、A塔内で吸収操作を終えた後のアル
    カリ含有水溶液を上記C槽に循環するためのA塔
    水溶液抜取口を夫々設け、一方B塔に附属して、
    B塔内に噴霧する濃度0.3〜2.5規定の酸化剤非含
    有アルカリ含有水溶液を収容する貯槽D(以下D
    槽と呼ぶ)、該アルカリ含有水溶液を送液するポ
    ンプ、送液配管、該アルカリ含有水溶液を噴霧す
    る噴霧装置、B塔内で吸収操作を終えた後のアル
    カリ含有水溶液を上記にD槽に循環するためのB
    塔アルカリ含有水溶液抜取口を設け、更にD槽に
    附属してD槽に補給すべき濃アルカリ含有水溶液
    の貯槽E(以下E槽と呼ぶ)、D槽内のアルカリ含
    有水溶液の比重制御装置と之に連動してE槽内の
    アルカリ含有水溶液のD槽内への送入を制御する
    弁と、D槽内のアルカリ含有水溶液の液面制御装
    置とこれに連動してD槽内への水の補給を制御す
    る弁を設け、一方C槽に附属して、PH制御装置及
    びこれに連動して、C槽に補給すべきD槽内のア
    ルカリ含有水溶液のC槽内への送入を制御する弁
    を設け、またC槽内のアルカリ含有水溶液の液面
    制御装置と之に連動する水のC槽への補給を制御
    する弁及び一定水準を超えたC槽内水溶液を排出
    する廃水溶液取出口を設け、C槽、D槽及びE槽
    には夫々攪拌装置を設置して成るガス中の酸分の
    除去装置。 4 A塔の上にB塔を載せた配置にしたことを特
    徴とする、特許請求の範囲3記載の装置。 5 A塔とB塔とを独立させ且つシリーズに連結
    したことを特徴とする、特許請求の範囲3記載の
    装置。
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