JPH0472439A - エンジンのスロツトル制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、内燃機関の出力を制御するためのスロットル
制御装置に関するものである。

［従来の技術］ エンジンのスロットル弁をコンピュータにより制御され
るモータで駆動する方法については従来から多くの例が
あり、例えば、特公昭４１−１６８７号公報、特公昭６
２−３０２９４号公報等に開示されている。第３図に従
来のこの種のスロットル制御装置の概略構成図を示す。

同図において、１はエンジン、２はエンジンに供給され
る空気量を調節するスロットル弁、３はスロットル弁２
の開閉を行うスロットルアクチュエータ、４はスロット
ル開度センサ、５はコンピュータ、６はアクセルペダル
、７はアクセルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ
、８は車速センサ、９はブレーキペダル、１０はブレー
キスイッチである。

次に、以上のように構成された従来装置の動作を説明す
る。

エンジン１の出力は、スロットル弁２によって吸入空気
量を調節することによって制御できる。

このスロットル弁２は、コンピュータ５の指令によって
駆動されるスロットルアクチュエータ３により開閉され
、その開度はスロットル開度センサ４において検出され
る。コンピュータ５は、アクセルペダル６の踏み込み量
を検出するアクセルセンサ７の出力信号を入力するとと
もに、その他の不図示のセンサからの入力信号によるエ
ンジンの運転状態を考慮しながら目標とするスロットル
開度を演算し、スロットルアクチュエータ３の駆動信号
を出力する。なお、スロットル弁２の動作は、スロット
ル開度センサ４により監視され、目標とするスロットル
開度になれば、コンピュータ５はスロットルアクチュエ
ータ３への駆動指令を停止する。

また、この装置は、定速走行の機能を有しており、コン
ピュータ５に不図示のスイッチにより定速走行機能を指
令すると、コンピュータ５はその時の車速を車速センサ
８から読み取って記憶する。そして、走行中に、定期的
に車速センサ８から車速を読み収って記憶している車速
と比較し、目標スロットル開度を演算し、現在の車速か
速い場合はスロットル弁２を関しる方向に、また、現在
の車速が遅い場合はスロットル弁２を開く方向に指令す
る。また、この定速走行機能を停止する場合は、ブレー
キペダル９を踏めばブレーキスイッチ１０が作動してこ
の信号がコンピュータ５に送出されることより、スロッ
トルアクチュエータ３への出力信号の演算を通常時の演
算方式に切り換える。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来のスロットル制御装置は、スロットルアク
チュエータの制御が全てコンピュータの指令によって制
御されるため、コンピュータが暴走して常にスロットル
弁が開く方向に制御された場合、エンジンは加速して暴
走を始め、逆に、スロットル弁が閏じる方向に制御され
た場合にはエンジンは急停止する。そして、エンジンが
暴走しているときに、ブレーキペダルを踏み込んでもこ
の信号はコンピュータに受は付けられず、従って自動車
の急激な暴走や急停止につながり非常に危険な事態を招
くという問題があった。

［課題を解決するための手段］ このような課題を解決するために、本発明に係るエンジ
ンのスロットル制御装置は、アクセルセンサの出力信号
とコンピュータの出力信号との和信号を指令信号として
この指令信号によりスロットル弁を駆動するサーボ制御
装置と、ブレーキペダルの踏み込みによりコンピュータ
の出力信号を切り離す手段とを備えたものである。

［作用］ ブレーキペダルの踏み込みによりコンピュータの出力信
号が切り離されるので、コンピュータが暴走した場合に
ブレーキペダルを踏めば自動車の急激な加速や急停止を
防止できる。

［実施例］ 以下、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明に係るエンジンのスロットル制御装置の
一実施例を示すブロック図である。同図において、第３
図の従来装置と同等部分は同一符号を付してその説明を
省略する。第１図において、１１はスロットル弁を駆動
するサーボ制御装置である。

同図によると、アクセルセンサ７の信号は、コンピュー
タ５に送出されるとともにサーボ制御装置１１にも送出
され、このサーボ制御装置１１において入力される。ま
た、コンピュータ５の出力信号およびブレーキスイッチ
１０の信号も、同様に、サーボ制御装置１１に送出され
、この装Ｗ１１において入力される。さらに、スロット
ル開度センサ４の信号もサーボ制御装置１１に送出され
この装置１１において入力される。そして、サーボ制御
装置１１からの信号は、スロットルアクチュエータ３に
出力されスロットル弁２が駆動される。

次に、第２図は、このサーボ制御装置１１の詳細なブロ
ック構成図である。同図において、１２は加算器、１３
は比較器、１４はサーボアンプ、１５はスイッチ装置で
ある。第２図に基づいて本発明に係るエンジンのスロッ
トル制御装置の詳細な動作を説明する。

通常の運転の場合には、アクセルセンサ７の出力とコン
ピュータ５の出力とは、加算器１２で加算され、これが
スロットル弁を駆動するための目標値となる。この目標
値の信号は比較器１３に送出される。そして、この目標
値の信号は、比較器１３においてスロットル開度センサ
４の出力と比較器１３と比較され、さらにこれら双方の
信号の差分の信号がサーボアンプ１４に送出され、この
サーボアンプ１４においてゲインＧが乗しられスロット
ルアクチュエータ３が駆動されることになる。このゲイ
ンＧを乗じるサーボアンプ１４は、一般に公知となって
いる比例ゲイン、積分ゲインおよび微分ゲイン等によっ
て形成され、公知のサーボ系を構成するものである。

ここで、ブレーキペダル９が踏まれるとブレーキスイッ
チ１０からブレーキスイッチ信号がスイッチ装置１５に
入り、スイッチ装置１５によりコンピュータ５からの信
号が切り離され、この結果、加算器１２から送出される
目標値信号はアクセルセンサ７から送出される信号のみ
となる。

次に、以上のような動作を行うスロットル制御装置の定
時走行機能について説明する。

運転者が不図示のスイッチを操作することにより定速走
行の指令が行われると、コンピュータ５はその時の車速
を車速センサ８により読み取って記憶する。また、コン
ピュータ５はその時のスロットル開度もスロットル開度
センサ４．サーボ制御装置１１を介して同時に記憶して
おき、その値を基準としてスロットル弁の間開を行う、
すなわち、定期的に車速を読み取って不図示のセンサか
らの自動車の運転情報に基づいて目標とするスロットル
開度を演算する。

そして、ブレーキペダル９を踏むことにより、この定速
走行は中止される。すなわち、ブレーキペダル９が踏ま
れると、ブレーキスイッチ１０が作動してその信号はコ
ンピュータ５に送出されるとともに、サーボ制御装置１
１内のスイッチ装置１５にも送出され、この結果、コン
ピュータ５からの出力信号はこのスイッチ装置１５によ
り切り離される。

また、コンピュータ５側では、このブレーキスイッチ信
号を受信して定速走行モードを解除するとともに、通常
の運転状態へ移行させるために、その後のスロットル開
度の演算を、アクセルセンサ７の出力信号を基本とし、
その他の不図示のセンサからの運転状態信号を入力して
これらの運転状態が加味されたスロットル開度の補正量
を演算してこの演算結果を出力する。その後、ブレーキ
ペダル９が離されると、通常の運転状態へ移行する。な
お、この場合、ブレーキスイッチ信号が出力される程度
にブレーキペダル９を踏み込んでおけば、コンピュータ
５の出力信号は切り離されるので、アクセルセンサ７の
信号のみでスロットル弁２の開度は制御されることにな
る。

なお、本実施例においては、ブレーキスイッチ信号によ
ってコンピュータ５からの出力信号を切り離すように構
成したが、コンピュータ５からの出力信号が実質的にア
クセルセンサ７の信号に加算されないようにすれば良く
、従ってコンピュータ５の出力信号が零になるように制
御しても良い。

以上説明したように、アクセルセンサ７の信号にコンピ
ュータ５の出力信号を加算してスロットル開度の目標値
としてのサーボ制御を行うとともに、ブレーキスイッチ
信号によりコンピュータ５の出力信号を切り離すように
したので、コンピュータ５が暴走した場合でもブレーキ
ペダル９を踏めばコンピュータ５からの出力信号が切り
離され、この結果、自動車の暴走が防止されるとともに
、その後のスロットル弁２の制御はアクセルセンサ７の
信号に基づいて行われ、この結果、通常走行への移行が
可能となる。

［発明の効果］ 以上説明したことから明らかなように、本発明に係るエ
ンジンのスロットル制御装置は、ブレーキペダルの踏み
込みによりコンピュータの出力信号が切り離されるので
、コンピュータが暴走した場合でもブレーキペダルを踏
めば自動車の急激な加速や急停止が防止され安全な走行
が可能になるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るエンジンのスロットル制御装置の
一実施例を示すブロック図、第２図はこの装置内のサー
ボ制御装置のブロック図、第３図は従来のスロットル制
御装置のブロック図である。 １・・・・エンジン、２・−・・スロットル弁、３・・
・・スロットルアクチュエータ、４・・・・スロットル
開度センサ、５・・・・コンピュータ、６・・・・アク
セルペダル、７・・・アクセルセンサ、８・・・・車速
センサ、９・・−・ブレーキペダル、１０−・・・ブレ
ーキスイッチ、１１・・・・サーボ制御装置、１２・・
・−加算器、１３・−・・比較器、１４−・・・サーボ
アンプ、１５・−・・スイッチ装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 エンジンへの吸入空気量の制御を行うスロットル弁をコ
   ンピュータにより電気的に駆動するスロットル制御装置
   において、 アクセルセンサの出力信号と前記コンピュータの出力信
   号との和信号を指令信号としてこの指令信号により前記
   スロットル弁を駆動するサーボ制御装置と、 ブレーキペダルの踏み込みにより前記コンピュータの出
   力信号を切り離す手段と を備えたことを特徴とするエンジンのスロットル制御装
   置。