JPH0518739B2 - - Google Patents
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- JPH0518739B2 JPH0518739B2 JP61003096A JP309686A JPH0518739B2 JP H0518739 B2 JPH0518739 B2 JP H0518739B2 JP 61003096 A JP61003096 A JP 61003096A JP 309686 A JP309686 A JP 309686A JP H0518739 B2 JPH0518739 B2 JP H0518739B2
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- vehicle speed
- actuator
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は車速をほぼ予め定めた設定車速に維持
するように制御して定速走行を行なわせる自動車
の定速走行装置に関するものである。
するように制御して定速走行を行なわせる自動車
の定速走行装置に関するものである。
(従来技術)
近年、自動車の車速を運転者が設定した所望の
車速に自動的に維持する定速走行装置が実用化さ
れている。この定速走行装置は、車速が所望の車
速になつた時に運転者によるセツト操作によつて
その車速を定速走行の目標値として設定するとと
もに、それ以後は、この設定車速と実車速とを比
較して、両者の間に生じた時にその差に応じてエ
ンジンスロツトルバルブ等を制御することにより
エンジンへの燃料供給量を制御して、実車速をほ
ぼ設定車速に一致させるようにしたものである。
車速に自動的に維持する定速走行装置が実用化さ
れている。この定速走行装置は、車速が所望の車
速になつた時に運転者によるセツト操作によつて
その車速を定速走行の目標値として設定するとと
もに、それ以後は、この設定車速と実車速とを比
較して、両者の間に生じた時にその差に応じてエ
ンジンスロツトルバルブ等を制御することにより
エンジンへの燃料供給量を制御して、実車速をほ
ぼ設定車速に一致させるようにしたものである。
このような定速走行装置を用いて定速走行を行
なわせるには、エンジンの吸気負圧等を用いてス
ロツトルバルブの開閉操作を行なわせることので
きるアクチユエータを設け、実車速が設定車速を
上回つたときにはスロツトルバルブを閉じる方向
に該アクチユエータを作動させ、実車速が設定車
速を下回つたときにはスロツトルバルブを開く方
向に該アクチユエータを作動させる制御が行なわ
れる。ところが、このアクチユエータに何らかの
故障が生じ、アクチユエータが作動しなくなつた
場合には、例えば下り坂走行のときには車速はど
んどん増加してしまい車両が暴走するおそれがあ
るという問題がある。
なわせるには、エンジンの吸気負圧等を用いてス
ロツトルバルブの開閉操作を行なわせることので
きるアクチユエータを設け、実車速が設定車速を
上回つたときにはスロツトルバルブを閉じる方向
に該アクチユエータを作動させ、実車速が設定車
速を下回つたときにはスロツトルバルブを開く方
向に該アクチユエータを作動させる制御が行なわ
れる。ところが、このアクチユエータに何らかの
故障が生じ、アクチユエータが作動しなくなつた
場合には、例えば下り坂走行のときには車速はど
んどん増加してしまい車両が暴走するおそれがあ
るという問題がある。
このようなことから、例えば特開昭58−128432
号には、定速走行制御中に実車速が設定車速に対
して所定値以上高くなつたときには定速走行制御
を解除するようにした制御方法が開示されてい
る。
号には、定速走行制御中に実車速が設定車速に対
して所定値以上高くなつたときには定速走行制御
を解除するようにした制御方法が開示されてい
る。
しかしながら、実車速が設定車速に対して所定
値以上高くなる場合のすべてが、上記アクチユエ
ータの故障という訳でなく、アクチユエータの作
動は正常でなおかつ実車速が高くなるということ
もある。例えば、比較的急な下り坂を走行する場
合に、車速が増加するのに応じてアクチユエータ
がスロツトルバルブを閉じる方向に作動しても、
それを上回つて車速が増加する場合がある。この
ため、実車速が設定車速に対し所定以上高くなつ
た場合にすべて定速走行制御を解除するようにし
たのでは、定速走行装置は正常なのに制御を解除
するということが生じる可能性があり、好ましく
ない。
値以上高くなる場合のすべてが、上記アクチユエ
ータの故障という訳でなく、アクチユエータの作
動は正常でなおかつ実車速が高くなるということ
もある。例えば、比較的急な下り坂を走行する場
合に、車速が増加するのに応じてアクチユエータ
がスロツトルバルブを閉じる方向に作動しても、
それを上回つて車速が増加する場合がある。この
ため、実車速が設定車速に対し所定以上高くなつ
た場合にすべて定速走行制御を解除するようにし
たのでは、定速走行装置は正常なのに制御を解除
するということが生じる可能性があり、好ましく
ない。
(発明の目的)
本発明はこのような問題に鑑み、スロツトルバ
ルブの開閉操作を行なわせるアクチユエータに故
障が生じた場合には、定速走行を中止させ安全な
走行を行なわせることができるようにした自動車
の定速走行装置を提供することを目的とするもの
である。
ルブの開閉操作を行なわせるアクチユエータに故
障が生じた場合には、定速走行を中止させ安全な
走行を行なわせることができるようにした自動車
の定速走行装置を提供することを目的とするもの
である。
(発明の構成)
本発明の定速走行装置の構成を第3図のクレー
ム対応図に基づいて説明する。本発明の定速走行
装置は、車速検出手段B1により検出された実車
速を車速制御手段B2において設定車速と比較
し、車速制御手段B2からアクチユエータB3へ
作動信号を出力してアクチユエータB3によりス
ロツトルバルブの開閉操作を行なわせ、実車速を
ほぼ設定車速に維持させるようになし、 一方、該アクチユエータB3の作動ストローク
を検出するアクチユエータセンサB4および車速
検出手段B1からの信号を受けた定速走行システ
ム解除手段B5において、実車速が設定車速に対
し所定範囲を越えて上昇し且つアクチユエータが
スロツトルバルブを閉じる方向に作動していない
と判定されたときには、定速走行システム解除手
段B5によつて車速制御手段B2による定速走行
制御を解除させ(再度定速走行セツト操作を行な
わないと定速走行制御を行なわない状態とし)、
実車速が設定車速に対し所定範囲を越えて上昇し
てもアクチユエータがスロツトルバルブを閉じる
方向に作動しているときは、車速制御手段B2に
よる定速走行制御を継続させる(解除しない)よ
うにしたことを特徴とするものである。
ム対応図に基づいて説明する。本発明の定速走行
装置は、車速検出手段B1により検出された実車
速を車速制御手段B2において設定車速と比較
し、車速制御手段B2からアクチユエータB3へ
作動信号を出力してアクチユエータB3によりス
ロツトルバルブの開閉操作を行なわせ、実車速を
ほぼ設定車速に維持させるようになし、 一方、該アクチユエータB3の作動ストローク
を検出するアクチユエータセンサB4および車速
検出手段B1からの信号を受けた定速走行システ
ム解除手段B5において、実車速が設定車速に対
し所定範囲を越えて上昇し且つアクチユエータが
スロツトルバルブを閉じる方向に作動していない
と判定されたときには、定速走行システム解除手
段B5によつて車速制御手段B2による定速走行
制御を解除させ(再度定速走行セツト操作を行な
わないと定速走行制御を行なわない状態とし)、
実車速が設定車速に対し所定範囲を越えて上昇し
てもアクチユエータがスロツトルバルブを閉じる
方向に作動しているときは、車速制御手段B2に
よる定速走行制御を継続させる(解除しない)よ
うにしたことを特徴とするものである。
(実施例)
以下、図面により本発明の実施例について説明
する。
する。
第1図に示すように、定速走行装置は電源1か
らイグニツシヨンスイツチ2を経由して導かれた
電源回路3にメインスイツチ4を介して接続され
たコントローラ5を有し、該コントローラ5に車
速設定手段としてのアクセルスイツチ6、コース
トスイツチ7およびジユームスイツチ8からの信
号と、車速センサ9からの信号とが入力され、ま
た該コントローラ5からアクチユエータ10のソ
レノイド11a,12a,13aに信号が出力さ
れるようになつている。ここで、コントローラ5
は車速制御手段および定速走行システム解除手段
としての役割を果たすものであり、マイクロコン
ピユータにより構成され、各種演算処理部
(CPU)、制御プログラムを内臓した読取専用メ
モリ(ROM)および各種データを一時記憶する
随時書込みメモリ(RAM)を含んでいる。
らイグニツシヨンスイツチ2を経由して導かれた
電源回路3にメインスイツチ4を介して接続され
たコントローラ5を有し、該コントローラ5に車
速設定手段としてのアクセルスイツチ6、コース
トスイツチ7およびジユームスイツチ8からの信
号と、車速センサ9からの信号とが入力され、ま
た該コントローラ5からアクチユエータ10のソ
レノイド11a,12a,13aに信号が出力さ
れるようになつている。ここで、コントローラ5
は車速制御手段および定速走行システム解除手段
としての役割を果たすものであり、マイクロコン
ピユータにより構成され、各種演算処理部
(CPU)、制御プログラムを内臓した読取専用メ
モリ(ROM)および各種データを一時記憶する
随時書込みメモリ(RAM)を含んでいる。
上記アクセルスイツチ6、コーストスイツチ7
およびジユームスイツチ8はコントローラ5とア
ースとの間に接続されているが、これらのスイツ
チのうちアクセルスイツチ6はセツトスイツチの
機能も兼用するスイツチで上記車速センサ9から
の信号が示す車速が例えば40〜100Km/hの範囲
内にある場合において所望の車速となつた時に
ON操作することにより、その時の車速を定速走
行の設定車速として設定する車速設定機能と、該
ON状態を保持することにより、この間設定車速
を増加させ、OFFとなつた時には、この増加さ
れた車速で定速走行を行なわせる加速機能とを有
するものである。また、コーストスイツチ7は定
速走行中において減速する場合に使用するもの
で、ON操作中は設定車速が低下する。さらに、
ジユームスイツチ8は上記メインスイツチ4の
OFF操作以外の原因で定速走行制御が解除され
た場合において、これをON操作することにより
解除前の設定車速に復帰させるものである。そし
て、これらのスイツチ6,7,8の操作と車速セ
ンサ9からの信号とに基づいてコントローラ5か
らアクチユエータ10のソレノイド11a,12
a,13aに車速を維持し、加速し、減速し、あ
るいは復帰させるように信号が出力されるように
なつている。
およびジユームスイツチ8はコントローラ5とア
ースとの間に接続されているが、これらのスイツ
チのうちアクセルスイツチ6はセツトスイツチの
機能も兼用するスイツチで上記車速センサ9から
の信号が示す車速が例えば40〜100Km/hの範囲
内にある場合において所望の車速となつた時に
ON操作することにより、その時の車速を定速走
行の設定車速として設定する車速設定機能と、該
ON状態を保持することにより、この間設定車速
を増加させ、OFFとなつた時には、この増加さ
れた車速で定速走行を行なわせる加速機能とを有
するものである。また、コーストスイツチ7は定
速走行中において減速する場合に使用するもの
で、ON操作中は設定車速が低下する。さらに、
ジユームスイツチ8は上記メインスイツチ4の
OFF操作以外の原因で定速走行制御が解除され
た場合において、これをON操作することにより
解除前の設定車速に復帰させるものである。そし
て、これらのスイツチ6,7,8の操作と車速セ
ンサ9からの信号とに基づいてコントローラ5か
らアクチユエータ10のソレノイド11a,12
a,13aに車速を維持し、加速し、減速し、あ
るいは復帰させるように信号が出力されるように
なつている。
さらに、この定速走行装置には、上記電源回路
3とコントローラ5との間に定速走行制御を解除
させる定速走行解除手段としてのクラツチスイツ
チ14と、ブレーキスイツチ15とが並列に配置
されており、これらのスイツチ14,15は、そ
れぞれクラツチ切断時およびブレーキ作動時に
ONとなつて解除信号をコントローラ5に入力さ
せコントローラ5による定速走行制御を解除させ
るようになつている。
3とコントローラ5との間に定速走行制御を解除
させる定速走行解除手段としてのクラツチスイツ
チ14と、ブレーキスイツチ15とが並列に配置
されており、これらのスイツチ14,15は、そ
れぞれクラツチ切断時およびブレーキ作動時に
ONとなつて解除信号をコントローラ5に入力さ
せコントローラ5による定速走行制御を解除させ
るようになつている。
また、コントローラ5にはアクチユエータ10
の作動ストローク(S)を検出するアクチユエータセ
ンサ30も接続されており、このためコントロー
ラ5において実車速罠が設定車速(Vs)に対し
所定値(K)以上高くなつたと判定されたときで、且
つアクチユエータセンサ30により検出された作
動ストロークがスロツトルバルブを閉じる方向に
作動していないと判定されたときには、コントロ
ーラ5が定速走行システム解除手段として働き、
定速走行制御を解除させるようになつている。実
車速罠が設定車速(Vs)に対し所定値(K)以上高
くなつたときであつてもアクチユエータセンサ3
0により検出された作動ストロークがスロツトル
バルブを閉じる方向に作動していると判定された
ときには、コントローラ5から成る定速走行シス
テム解除手段は定速走行制御を継続させる。
の作動ストローク(S)を検出するアクチユエータセ
ンサ30も接続されており、このためコントロー
ラ5において実車速罠が設定車速(Vs)に対し
所定値(K)以上高くなつたと判定されたときで、且
つアクチユエータセンサ30により検出された作
動ストロークがスロツトルバルブを閉じる方向に
作動していないと判定されたときには、コントロ
ーラ5が定速走行システム解除手段として働き、
定速走行制御を解除させるようになつている。実
車速罠が設定車速(Vs)に対し所定値(K)以上高
くなつたときであつてもアクチユエータセンサ3
0により検出された作動ストロークがスロツトル
バルブを閉じる方向に作動していると判定された
ときには、コントローラ5から成る定速走行シス
テム解除手段は定速走行制御を継続させる。
次に、上記アクチユエータ10の構成を説明す
ると、第2図に示すように、該アクチユエータ1
0は負圧ダイヤフラム式のアクチユエータであつ
て、ケーシング16内をゴム製のダイヤフラム1
7により外部に対して気密とされた負圧室18と
通孔19によつて連通された大気室20とに画成
し、且つ、該ダイヤフラム17を負圧室18内に
配置されたスプリング21によつて大気室20側
に付勢するとともに、上記ケーシング16の端面
に負圧室18内への負圧の導入をコントロールす
る負圧導入用ソレノイド弁11と第1、第2大気
導入用ソレノイド弁12,13(第2大気導入用
ソレノイド弁13については図示せず)とを設け
た構成とされている。そして、上記ダイヤフラム
17に連結されたロツド22が、ケーシング16
に設けられた軸受部23に摺動自在に保持された
状態で大気室20を貫通して外部に突出されてい
るとともに、ワイヤ24を介してエンジンの吸気
通路に備えられたスロツトルバルブ25に連結さ
れ、ダイヤフラム17のA方向(負圧室18側)
への移動時にスロツトルバルブ25を開方向に作
動させるようになつている。ロツド22上にはこ
のロツド22の図中左右方向の動きを検出するア
クチユエータセンサ30が取り付けられており、
このアクチユエータセンサ30によりロツド22
の左右方向の動きを検出してアクチユエータ10
の作動ストローク罐を検出するようになつてい
る。
ると、第2図に示すように、該アクチユエータ1
0は負圧ダイヤフラム式のアクチユエータであつ
て、ケーシング16内をゴム製のダイヤフラム1
7により外部に対して気密とされた負圧室18と
通孔19によつて連通された大気室20とに画成
し、且つ、該ダイヤフラム17を負圧室18内に
配置されたスプリング21によつて大気室20側
に付勢するとともに、上記ケーシング16の端面
に負圧室18内への負圧の導入をコントロールす
る負圧導入用ソレノイド弁11と第1、第2大気
導入用ソレノイド弁12,13(第2大気導入用
ソレノイド弁13については図示せず)とを設け
た構成とされている。そして、上記ダイヤフラム
17に連結されたロツド22が、ケーシング16
に設けられた軸受部23に摺動自在に保持された
状態で大気室20を貫通して外部に突出されてい
るとともに、ワイヤ24を介してエンジンの吸気
通路に備えられたスロツトルバルブ25に連結さ
れ、ダイヤフラム17のA方向(負圧室18側)
への移動時にスロツトルバルブ25を開方向に作
動させるようになつている。ロツド22上にはこ
のロツド22の図中左右方向の動きを検出するア
クチユエータセンサ30が取り付けられており、
このアクチユエータセンサ30によりロツド22
の左右方向の動きを検出してアクチユエータ10
の作動ストローク罐を検出するようになつてい
る。
また、上記負圧導入用ソレノイド弁11は、一
端が負圧源から導かれた負圧導入パイプ26に接
続され且つ他端が負圧室18内に連通された通路
11bを弁体11cで開通、遮断するようにした
もので、この弁体11cはスプリング11dによ
り通路11bを遮断するように押圧付勢されてい
るとともに、ソレノイド11aの通電時には上記
スプリング11dに抗して通路11bを開通させ
るように移動される。同様に、第1大気導入用ソ
レノイド弁12(第2大気導入用ソレノイド弁1
3についても同様)も、一端が大気に開放され且
つ他端が負圧室18内に連通された通路12bを
弁体12cで開通、遮断する構成で、該弁体12
cはスプリング12dにより通路12bを開通さ
せるように引張付勢されているとともに、ソレノ
イド12aの通電時に上記スプリング12dに抗
して通路12bを遮断するようになつている。そ
して、これらのソレノイド弁11,12,13に
おけるソレノイド11a,12a,13aが第1
図に示すコントローラ5からの信号で通電制御さ
れることにより、該アクチユエータ10の負圧室
18内における負圧がコントロールされるととも
に、この負圧に応じてダイヤフラム17が変位す
ることにより上記スロツトルバルブ25の開度が
制御されるようになつている。
端が負圧源から導かれた負圧導入パイプ26に接
続され且つ他端が負圧室18内に連通された通路
11bを弁体11cで開通、遮断するようにした
もので、この弁体11cはスプリング11dによ
り通路11bを遮断するように押圧付勢されてい
るとともに、ソレノイド11aの通電時には上記
スプリング11dに抗して通路11bを開通させ
るように移動される。同様に、第1大気導入用ソ
レノイド弁12(第2大気導入用ソレノイド弁1
3についても同様)も、一端が大気に開放され且
つ他端が負圧室18内に連通された通路12bを
弁体12cで開通、遮断する構成で、該弁体12
cはスプリング12dにより通路12bを開通さ
せるように引張付勢されているとともに、ソレノ
イド12aの通電時に上記スプリング12dに抗
して通路12bを遮断するようになつている。そ
して、これらのソレノイド弁11,12,13に
おけるソレノイド11a,12a,13aが第1
図に示すコントローラ5からの信号で通電制御さ
れることにより、該アクチユエータ10の負圧室
18内における負圧がコントロールされるととも
に、この負圧に応じてダイヤフラム17が変位す
ることにより上記スロツトルバルブ25の開度が
制御されるようになつている。
次に、上記アクチユエータの具体的作動を説明
する。
する。
通常の走行時において車速が例えば40〜100
Km/hの範囲内にある時に、定速走行装置の制御
装置5に接続されたアクセルスイツチ6をON操
作すると、車速センサ9からの信号が示すその時
の車速が設定車速として該コントローラ5に設定
されるとともに、それ以後はこの設定車速と上記
車速センサ9からの信号が示す実車速とを比較し
ながら実車速を設定車速に一致させるようにコン
トローラ5からアクチユエータ10に信号が出力
される。
Km/hの範囲内にある時に、定速走行装置の制御
装置5に接続されたアクセルスイツチ6をON操
作すると、車速センサ9からの信号が示すその時
の車速が設定車速として該コントローラ5に設定
されるとともに、それ以後はこの設定車速と上記
車速センサ9からの信号が示す実車速とを比較し
ながら実車速を設定車速に一致させるようにコン
トローラ5からアクチユエータ10に信号が出力
される。
つまり、実車速が設定車速より低くなると、コ
ントローラ5からアクチユエータ10における負
圧導入用ソレノイド弁11および大気導入用ソレ
ノイド弁12のソレノイド11a,12aに通電
信号が出力されて、負圧導入用ソレノイド弁11
が開き、第1大気導入用ソレノイド弁12が閉じ
る。そのため、アクチユエータ10の負圧室18
に負圧が導入されてダイヤフラム17がA方向に
変位されるとともに、これに伴つてロツド22お
よびワイヤ24を介してスロツトルバルブ25が
開方向に作動されたエンジンへの燃料供給量が増
加する。これにより、実車速が上昇し、設定車速
に一致されることになる。一方、実車速が設定車
速より高い時は、上記ソレノイド11a,12a
に対する通電が行なわれないことにより、負圧導
入用ソレノイド弁11が閉じ且つ第1大気導入用
ソレノイド弁12が開き、そのため負圧室18内
の負圧が低下される。そのため、上記ダイヤフラ
ム17が反A方向に変位されてスロツトルバルブ
25が閉方向に作動されてエンジンへの燃料供給
量が減少し、これにより実車速が設定車速に一致
するように低下されている。尚、このような定速
走行制御時においては、第2大気導入用ソレノイ
ド弁13のソレノイド13aは常時通電されて、
該弁13が閉じた状態に保持されている。また、
定速走行制御の解除手段としてのクラツチスイツ
チ14またはブレーキスイツチ15がONになる
と、上記各ソレノイド11a,12a,13aへ
の通電が全て停止されて、負圧導入用ソレノイド
弁11が閉じ、且つ第1、第2大気導入用ソレノ
イド弁12,13が開いて負圧室18内が大気に
開放されることによりアクチユエータ10の作動
が完全に停止され、エンジンのスロツトルバルブ
25はアクセルペダルの操作によつて作動される
ことになる。
ントローラ5からアクチユエータ10における負
圧導入用ソレノイド弁11および大気導入用ソレ
ノイド弁12のソレノイド11a,12aに通電
信号が出力されて、負圧導入用ソレノイド弁11
が開き、第1大気導入用ソレノイド弁12が閉じ
る。そのため、アクチユエータ10の負圧室18
に負圧が導入されてダイヤフラム17がA方向に
変位されるとともに、これに伴つてロツド22お
よびワイヤ24を介してスロツトルバルブ25が
開方向に作動されたエンジンへの燃料供給量が増
加する。これにより、実車速が上昇し、設定車速
に一致されることになる。一方、実車速が設定車
速より高い時は、上記ソレノイド11a,12a
に対する通電が行なわれないことにより、負圧導
入用ソレノイド弁11が閉じ且つ第1大気導入用
ソレノイド弁12が開き、そのため負圧室18内
の負圧が低下される。そのため、上記ダイヤフラ
ム17が反A方向に変位されてスロツトルバルブ
25が閉方向に作動されてエンジンへの燃料供給
量が減少し、これにより実車速が設定車速に一致
するように低下されている。尚、このような定速
走行制御時においては、第2大気導入用ソレノイ
ド弁13のソレノイド13aは常時通電されて、
該弁13が閉じた状態に保持されている。また、
定速走行制御の解除手段としてのクラツチスイツ
チ14またはブレーキスイツチ15がONになる
と、上記各ソレノイド11a,12a,13aへ
の通電が全て停止されて、負圧導入用ソレノイド
弁11が閉じ、且つ第1、第2大気導入用ソレノ
イド弁12,13が開いて負圧室18内が大気に
開放されることによりアクチユエータ10の作動
が完全に停止され、エンジンのスロツトルバルブ
25はアクセルペダルの操作によつて作動される
ことになる。
さらに、実車速罠が設定車速(Vs)に対し所
定値絅以上高くなり且つアクチユエータの作動ス
トロークがスロツトルバルブ25を閉じる方向に
作動していないときにも、上記各ソレノイド11
a,12a,13aへの通電が全て停止されて定
速走行制御が解除され、スロツトルバルブ25は
アクセルペダルの操作によつて作動されるように
なる。
定値絅以上高くなり且つアクチユエータの作動ス
トロークがスロツトルバルブ25を閉じる方向に
作動していないときにも、上記各ソレノイド11
a,12a,13aへの通電が全て停止されて定
速走行制御が解除され、スロツトルバルブ25は
アクセルペダルの操作によつて作動されるように
なる。
以上において説明した定速走行装置におけるコ
ントローラ5による制御内容を第4図のフローチ
ヤートにより説明する。
ントローラ5による制御内容を第4図のフローチ
ヤートにより説明する。
ステツプS1からスタートする本制御は、まず
ステツプS2において定速走行制御がなされる。
この定速走行制御は前述のように、設定車速と実
車速とを比較し、実車速が設定車速より低い場合
にはスロツトルバルブの開度を大きくし、逆に実
車速が設定車速より高い場合にはスロツトルバル
ブの開度を小さくして実車速をほぼ設定車速に一
致されるようにアクチユエータの作動制御するも
のである。次いで、ステツプS3において実車速
罠と設定車速(Vs)の差(V−Vs)を算出し、
この差(V−Vs)が所定値絅より大きいか否か
を判定する。この差(V−Vs)が所定値(K)より
小さいかこれに等しい場合にはステツプS2に戻
つてこのまま定速走行制御を継続し、この差(V
−Vs)が所定値絅より大きい場合にはステツプ
S4においては、アクチユエータセンサ30によ
り検出されたアクチユエータ10の作動ストロー
ク罐の変化率(ds/dt)を算出し、この変化率
(ds/dt)が正か負か判定する。この変化率
(ds/dt)が負のとき、すなわちクチユエータ1
0がスロツトルバルブを閉じる方向に作動してい
る場合にはステツプS2に戻り定速走行制御を継
続する。一方、この変化率(ds/dt)が正のと
き、すなわちアクチユエータ10がスロツトルバ
ルブを開放する方向に作動する場合には、アクチ
ユエータ10は作動不良を起していると考えられ
るため、ステツプS5に進んで定速走行制御を解
除する。このステツプS3からステツプS5に至
る場合における車速、アクチユエータの作動およ
び定速走行制御のオン・オフの変化を示すのが第
5図のグラフで、この場合には定速走行制御中で
の時間(t1)において例えば降坂路走行に移行
し、車速が徐々に増加した場合の変化を示す。車
速が増加して時間(t2)において実車速罠と設定
車(Vs)との差(V−Vs)が所定値(K)を越える
と、このときのアクチユエータの作動ストローク
の変化率を検出する。本例では、この変化率は正
であり、このため、時間(t2)において定速走行
制御(オートクルーズ)を解除し通常の走行に移
行する。
ステツプS2において定速走行制御がなされる。
この定速走行制御は前述のように、設定車速と実
車速とを比較し、実車速が設定車速より低い場合
にはスロツトルバルブの開度を大きくし、逆に実
車速が設定車速より高い場合にはスロツトルバル
ブの開度を小さくして実車速をほぼ設定車速に一
致されるようにアクチユエータの作動制御するも
のである。次いで、ステツプS3において実車速
罠と設定車速(Vs)の差(V−Vs)を算出し、
この差(V−Vs)が所定値絅より大きいか否か
を判定する。この差(V−Vs)が所定値(K)より
小さいかこれに等しい場合にはステツプS2に戻
つてこのまま定速走行制御を継続し、この差(V
−Vs)が所定値絅より大きい場合にはステツプ
S4においては、アクチユエータセンサ30によ
り検出されたアクチユエータ10の作動ストロー
ク罐の変化率(ds/dt)を算出し、この変化率
(ds/dt)が正か負か判定する。この変化率
(ds/dt)が負のとき、すなわちクチユエータ1
0がスロツトルバルブを閉じる方向に作動してい
る場合にはステツプS2に戻り定速走行制御を継
続する。一方、この変化率(ds/dt)が正のと
き、すなわちアクチユエータ10がスロツトルバ
ルブを開放する方向に作動する場合には、アクチ
ユエータ10は作動不良を起していると考えられ
るため、ステツプS5に進んで定速走行制御を解
除する。このステツプS3からステツプS5に至
る場合における車速、アクチユエータの作動およ
び定速走行制御のオン・オフの変化を示すのが第
5図のグラフで、この場合には定速走行制御中で
の時間(t1)において例えば降坂路走行に移行
し、車速が徐々に増加した場合の変化を示す。車
速が増加して時間(t2)において実車速罠と設定
車(Vs)との差(V−Vs)が所定値(K)を越える
と、このときのアクチユエータの作動ストローク
の変化率を検出する。本例では、この変化率は正
であり、このため、時間(t2)において定速走行
制御(オートクルーズ)を解除し通常の走行に移
行する。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によればアクチユ
エータによるスロツトルバルブの開度制御を行な
つて定速走行制御を行なつている場合において、
実車速が設定車速に対し所定値を越えて高くなつ
た場合で、アクチユエータがスロツトルバルブを
閉じる方向に作動しない場合には定速走行制御を
解除し、アクチユエータがスロツトルバルブを閉
じる方向に作動している場合には定速走行制御を
継続するようにしているので、急な下り坂走行で
あるが故に車速が増大したのでありアクチユエー
タは未だ正常である様な場合にも定速走行制御を
解除してしまうという虞れを排除し、真にアクチ
ユエータが故障した場合にのみ定速走行制御を解
除して車両の暴走を防止することができ、定速走
行装置故障時の安全性を確保することができる。
エータによるスロツトルバルブの開度制御を行な
つて定速走行制御を行なつている場合において、
実車速が設定車速に対し所定値を越えて高くなつ
た場合で、アクチユエータがスロツトルバルブを
閉じる方向に作動しない場合には定速走行制御を
解除し、アクチユエータがスロツトルバルブを閉
じる方向に作動している場合には定速走行制御を
継続するようにしているので、急な下り坂走行で
あるが故に車速が増大したのでありアクチユエー
タは未だ正常である様な場合にも定速走行制御を
解除してしまうという虞れを排除し、真にアクチ
ユエータが故障した場合にのみ定速走行制御を解
除して車両の暴走を防止することができ、定速走
行装置故障時の安全性を確保することができる。
第1図は本発明に係る定速走行装置の回路図、
第2図は該装置におけるアクチユエータの断面
図、第3図は該装置の構成を示すブロツク図、第
4図は該装置による定速走行制御内容を示すフロ
ーチヤート、第5図は上記定速走行制御時におけ
る車速、アクチユエータの作動および定速走行制
御のオン・オフの変化を示すグラフである。 1……電源、4……メインスイツチ、5……コ
ントローラ、6……アクセルスイツチ、7……コ
ーストスイツチ、8……リジユームスイツチ、1
0……アクチユエータ、17……ダイヤフラム、
25……スロツトルバルブ、30……アクチユエ
ータセンサ。
第2図は該装置におけるアクチユエータの断面
図、第3図は該装置の構成を示すブロツク図、第
4図は該装置による定速走行制御内容を示すフロ
ーチヤート、第5図は上記定速走行制御時におけ
る車速、アクチユエータの作動および定速走行制
御のオン・オフの変化を示すグラフである。 1……電源、4……メインスイツチ、5……コ
ントローラ、6……アクセルスイツチ、7……コ
ーストスイツチ、8……リジユームスイツチ、1
0……アクチユエータ、17……ダイヤフラム、
25……スロツトルバルブ、30……アクチユエ
ータセンサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 実車速を検出する車速検出手段と、 エンジンスロツトルバルブの開閉操作を行なう
アクチユエータと、 上記車速検出手段により検出された実車速と予
め設定された設定車速とを比較し、上記アクチユ
エータの作動を制御して実車速をほぼ上記設定車
速に維持して定速走行させる車速制御手段と、 上記アクチユエータの作動ストロークを検出す
るアクチユエータセンサと、 該アクチユエータセンサおよび上記車速検出手
段からの信号を受け、実車速が設定車速に対し所
定範囲を越えて上昇したことを検出し、且つ上記
アクチユエータがスロツトルバルブを閉じる方向
に作動していないことを検出した場合に、上記車
速制御手段による定速走行制御を解除させ、実車
速が設定車速に対し所定範囲を越えて上昇して
も、上記アクチユエータがスロツトルバルブを閉
じる方向に作動している場合は、上記車速制御手
段による定速走行制御を継続させる定速走行シス
テム解除手段とを備えてなることを特徴とする自
動車の定速走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP309686A JPS62160927A (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | 自動車の定速走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP309686A JPS62160927A (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | 自動車の定速走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62160927A JPS62160927A (ja) | 1987-07-16 |
JPH0518739B2 true JPH0518739B2 (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=11547810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP309686A Granted JPS62160927A (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | 自動車の定速走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62160927A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH061862Y2 (ja) * | 1986-09-30 | 1994-01-19 | 自動定速走行装置 | |
JP2822381B2 (ja) * | 1988-01-27 | 1998-11-11 | 松下電器産業株式会社 | アクチュエータの制御信号監視装置並びその装置を用いた自動車用定速走行装置 |
JP2706926B2 (ja) * | 1988-11-28 | 1998-01-28 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用自動走行制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58128432A (ja) * | 1982-01-25 | 1983-08-01 | Toyota Motor Corp | 車速制御方法 |
-
1986
- 1986-01-10 JP JP309686A patent/JPS62160927A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58128432A (ja) * | 1982-01-25 | 1983-08-01 | Toyota Motor Corp | 車速制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62160927A (ja) | 1987-07-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |