JPH0471762B2 - - Google Patents

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JPH0471762B2
JPH0471762B2 JP18246584A JP18246584A JPH0471762B2 JP H0471762 B2 JPH0471762 B2 JP H0471762B2 JP 18246584 A JP18246584 A JP 18246584A JP 18246584 A JP18246584 A JP 18246584A JP H0471762 B2 JPH0471762 B2 JP H0471762B2
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gripper
chain
belt
round belt
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Toshio Denda
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は包装機のフイルム移送機構に関し、特
に被包装物をストレツチフイルムで包装する包装
機において、ストレツチフイルムを移送するフイ
ルム移送機構に関する。
〔従来技術〕
従来この種の技術としては、例えば特開昭56−
151615号公報、特開昭50−53198号公報及び特開
昭52−34886号公報に開示されたものがあつた。
特開昭56−151615号公報に開示されている包装
方法は、フイルムロール1と、このフイルムロー
ル1から所定量のフイルムを繰り出す駆動装置3
と、挟持手段8,9,8′,9′と、この挟持手段
8,9,8′,9′と前記駆動装置3との間にカツ
タ6を駆動し、移送コンベア10によつてトレイ
12を昇降台11上に供給し、前記挟持手段8,
9,8′,9′で挟持されているフイルムに向かっ
て前記トレイ12を前記昇降台11で上昇させる
とともに、前記フイルムを前記カツタ6で切断
し、包装する方法である。なお、括弧内の数字は
当該公報の図面に付された番号を示す。以下、他
の例においても同様とする。
また、特開昭50−53198号公報に開示されてい
るフイルム供給装置は、帯状フイルム供給装置
を、帯状フイルムの通路の両側に夫々搬送用チエ
ーンを水平に設け、その搬送用チエーンの相対す
る位置に、適宜間隔を隔てた2個1組の常用クリ
ツプの挾みを外側に向けて適数組設けると共に、
通路の入口側に前記クリツプの開閉装置を設け、
且つ通路の途中に帯状フイルム切断装置を設けた
ものであつた。
また、特開昭52−34886号公報に開示されたス
トレツチ包装におけるフイルム供給装置は、フイ
ルムFの供給方向両側で包装ゾーンに位置したと
ころに上部ベルト20,20と下部ベルト21,
21をそれぞれ組として配設し、この上部ベルト
20,20の上方には、それぞれ上部固定フラン
ジ1,1を、又下方には加圧函2を設け、この加
圧函2の開口部に下部固定フランジ3,3が前記
上部固定フランジ1,1と対向するように配設さ
れ、上部固定フランジ1及び下部固定フランジ3
のフイルム供給側端部には切断刃32,33がそ
れぞれ対向して付設している。両側の上部ベルト
20,20間及び下部ベルト21,21間にフイ
ルム保持板30,31のフイルム供給方向の間隔
はフイルムの繰り出し長さに見合つていた。ま
た、上部ベルト20の上部と下部ベルト21の下
部には、コロ35a及び36aを有するベルト抑
え体35,36が対向して配置されている。フイ
ルムは上下部ベルト20,21が回転し、所定長
さ繰り出されると、フイルムFはフイルム保持板
30,31に挾まれ包装ゾーンに供給され、上部
固定フランジ1と下部固定フランジ3とで保持さ
れ、フイルムFの後端は切断刃32,33によつ
て切断され、突き上げ具34によつてフイルムF
の先端側のフイルム保持板30,31による挟着
が解放され、高圧空気が加圧函2内に導入され、
フイルムFが被包装体受具9に接するまでに膨張
した後、中皿4を上昇させ、折込具8で包装を行
なつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来の技術にはそれぞれ下記
のような欠点があつた。
特開昭56−151615号公報の包装方法では、フイ
ルムロール1から引き出したフイルムの最初の先
端を駆動装置3のローラ4,5を挟持させなくて
はならず、又駆動装置3と挟持手段8との間に配
置したカツタ6で切断した残りのフイルム端は、
次の包装のために繰り出すとき、このフイルム端
を自動的に昇降台11の上方へ供給して挟持手段
8,9,8′,9′で挟持するように構成されてい
ない。従つて、この包装方法は自動化を図ること
を目的としたにもかかわらず、この目的を充分に
達成したとはいえない。
また、特開昭50−53198号公報のフイルム供給
装置では、帯状フイルムロールから引き出したフ
イルムの最初の先端をグリツプに挟持させる手段
が開示されておらず、ストレツチ包装機のシート
フイルム供給装置等に好適なものを目的とするに
もかかわらず、この最初のフイルム装填を自動的
に行なう手段を備えていなかつた。
また、特開昭52−34886号公報に開示されたス
トレツチ包装におけるフイルム供給装置では、フ
イルム原反10から引き出したフイルムの最初の
先端を繰り出しロール13,14、フイルム保持
板30,31、上下ベルト20,21の間に自動
的に供給する手段については開示されておらず、
大量包装を行なう自動包装装置にもかかわらずフ
イルム移送装置への最初のフイルムの装填を自動
的に行なう手段を備えていなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本発明は、包装機の
フイルム移送機構を、 一対のチエーンコンベア23,23′と該チエ
ーンコンベア23,23′の外周の張設した丸ベ
ルト30,30′と、前記チエーンコンベア23,
23′に所定の間隔毎で且つ回動自在に設けられ
たグリツパー31,31′と、該チエーンコンベ
ア23,23′と並設し前記グリツパー31,3
1′を前記丸ベルト30,30′に押圧し任意に離
間させることができる複数の第1のグリツパー開
閉機構(可動ガイド部材35,36,37,3
5′,36′,37′等からなる)とを具備し、該
グリツパー31,31′と前記丸ベルト30,3
0′の間に前記フイルムの両側端を挟持してフイ
ルムを移送するフイルム移送部1と、 前記フイルム移送部1の上流側で前記一対のチ
エーンコンベア23,23′の間に配置し、複数
本のベルトからなるベルトコンベア52,53,
52′,53′でフイルムを挟持してフイルムを該
フイルム移送部1に供給するフイルム繰り出し供
給部2と、 該フイルム繰り出し供給部2により所定の長さ
に繰り出したフイルムをカツトするカツタ機構3
と、 前記フイルム移送部1の一対のチエーンコンベ
ア23,23′の上流端に設け、所定位置で前記
グリツパー31,31′を前記丸ベルト30,3
0′から離間させる第1の固定ガイド66とその
下流側の所定位置で再び該グリツパー31,3
1′を該丸ベルト30,30′上に倒す第2の固定
ガイド部材67,67′と、 前記フイルム繰り出し供給部2に並設し、前記
第2の固定ガイド部材67,67′と前記第1の
グリツパー開閉機構の間に位置し、前記グリツパ
ー31,31′を前記丸ベルト30,30′に押圧
し任意に離間させることができる第2のグリツパ
ー開閉機構(グリツパー可動部材24,24′等
からなる)を設けた構成とした。
〔作用〕
本発明はフイルム移送機構を上記のように構成
することにより、フイルムロール70から引き出
したフイルムの最初の先端をフイルム移送機構に
装填するとき、前記フイルム繰り出し供給部2の
上下2段のベルトコンベア52,53,52′,
53′の供給口にフイルム先端を押込んで、一対
のチエーンコンベア23,23′と共にこのベル
トコンベア52,53,52′,53′を駆動させ
ると、フイルムの前記先端の両端側は、チエーン
コンベア23,23′の上端の第1の固定ガイド
部材66によつてグリツパー31,31′が離間
した丸ベルト30,30′上に載置され、再び第
2の固定ガイド部材67,67′によつてグリツ
パー31,31′を丸ベルト30,30′上のフイ
ルムに向かつて倒し、フイルム両側端を第2のグ
リツパー開閉機構及び第1のグリツパー開閉機構
を通過する複数のグリツパー31,31′と丸ベ
ルト30,30′で挟持した状態でチエーンコン
ベア23,23′でフイルムを所定長さ移送した
後、前記チエーンコンベア23,23′と前記フ
イルム繰り出し供給部2を停止し、そして、カツ
タ機構3によりフイルムを切断し、前記フイルム
繰り出し供給部2に並設している第2のグリツパ
ー開閉機構によりこれに係合するグリツパーを丸
ベルト30,30′から離隔させると共に、チエ
ーンコンベア23,23′のみを駆動して停止し
ているベルトコンベア52,53,52′,5
3′との間でフイルムを引つ張り、該フイルムの
前記カツタ機構3で切断した部分の両側を切離
し、該切り離したフイルムの中心をフイルム包装
装置4の中心まで移送する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図〜第5図は本発明に係る包装機のフイ
ルム移送機構を示す図であり、第1図は平面図、
第2図は縦断側面図、第3図はカツター部分を示
す横断面図、第4図はフイルム繰り出し部の一部
断面図、第5図はフイルム繰り出し部の正面図で
ある。
フイルム移送機構は、フイルム移送部1とフイ
ルム繰り出し部2とから構成され、フイルム移送
部1とフイルム繰り出し部2の間にフイルムをカ
ツトするカツター機構3を配設する。フイルム繰
り出し部2は、後述のストレツチフイルムロール
70からスレトツチフイルムを繰り出し、カツタ
ー機構3の入口部まで移送する部分、カツター機
構3は、フイルム繰り出し部2およびフイルム移
送部1により所定量繰り出されたストレツチフイ
ルムをカツトする部分、フイルム移送部1は、前
記カツター機構3によりカツトされたストレツチ
フイルムを後述の被包装物を包装する左右折り込
み板、前折り込み板および後折り込みローラ等か
ら構成される開口部下部の包装部4に移送する部
分である。以下上記各部の詳細を説明する。
機枠10の所定位置に対向して一対のアジヤス
トスクリユー11,12が回転可能に設けられて
おり、該アジヤストスクリユー11,12の端部
にはそれぞれハイポイドギア13,14が固定さ
れている。また機枠10の側面に沿つて回転軸1
5が配設されており、この回転軸15の所定位置
には、前記ハイポイドギア13,14と噛み合う
ハイポイドギア16,17が固定されている。回
転軸15の右側端部には、ハンドル18が機枠1
0の外側に取付けられており、該ハンドル18を
回転させることにより、回転軸15を介して前記
アジヤストスクリユー11,12を回転させるこ
とができる。アジヤストスクリユー11,12の
ねじピツチは、第1図の上側が密で下側が疎にな
つており、かつ該上下のねじの回転方向は互に逆
になつている。アジヤストスクリユー11,12
の両端近傍には、それぞれのねじ部に噛み合うナ
ツトを備えたアジヤストブロツク19〜22が設
けらられている。アジヤストブロツク19,20
を基台として、チエーンコンベア23が配設さ
れ、アジヤストブロツク21,22を基台として
チエーンコンベア23′が配設される。各チエー
ンコンベア23,23′は、中心線X−X′を中心
にして、ストレツチフイルム移送方向に向つて末
広状に配置されている。これによりストレツチフ
イルムは後述するチエーンコンベア23,23′
に設けられたグリツパーに両端を挟持されながら
移送されるに従つてしだいに強く引張られること
になる。チエーンコンベア23,23′は、ほぼ
対称構造となつているので、以下チエーンコンベ
ア23についてその構造を説明する。
第2図に示すように、アジヤストブロツク19
には取付け支持部材25、アジヤストブロツク2
2には取付け支持部材26が設けられている。該
取付け支持部材25,26には、取付け基板27
が複数のねじ25a,26aによつて取付け固定
されている。取付け基板27の両端部には、それ
ぞれスプロケツト28,29が回転自在に配設さ
れており、該スプロケツト28とスプロケツト2
9との間には、エンドレスのチエーン23aが張
架される。該チエーン23aの外周には、第4図
に示すように断面円形のエンドレスの丸ゴムベル
ト30が周設されている。前記チエーン23aの
外側には所定間隔毎に複数個のグリツパー31
が、軸31aを中心に回動自在に取付けられてい
る。グリツパー31の先端部には、前記丸ゴムベ
ルト30に嵌合する形状の半円状の凹部31bが
形成されている。なお、取付け基板27の上部に
は、所定の範囲にわたつて支持板32がねじ33
により取付けられており、該支持板32に一体的
に形成された突起部32aがチエーン23aの中
央凹部と嵌合してこれを案内支持するとともに、
また、支持板32と一体的に形成された突起部3
2bが前記グリツパー31を取付ける取付け板3
4に一体的に形成された係合鉤部34aとが係合
し、取付け板34を案内支持している。
チエーンコンベア23,23′の近傍外側所定
位置には左側、中央、右側の3個の可動ガイド部
材35〜37および35′〜37′が設けられてい
る。各ガイド部材35〜37および35′〜3
7′は、同様な構造をしており、ここでは、中央
の可動ガイド部材36についてその構造を説明す
る。
第6図に示すように、可動ガイド部材36は、
上押圧板36aと、下押圧板36bとを備えてお
り、下押圧板35b,37bとほぼ連続するよう
に構成され、上押圧板36aは、下押圧板36b
より若干短かめに形成されている。上押圧板36
aの側面の下部は、下押圧板36bの側面部にス
ポツト溶接等によつて固定されており、上押圧板
36aと下押圧板36bとで形成される空間部3
6cにグリツパー31の後端部が嵌合している。
下押圧板36bの両端部には、該下押圧板36b
を常時上側に付勢する一対の付勢手段38,39
が設けられている。該付勢手段39は、先端が下
押圧板36bにピン39cで係合された中心棒体
39aがコイルバネ39bにより常時上方に押し
上げられる構造となつている。付勢手段38の構
造も付勢手段39と同じ構造である。下押圧板3
6bの中央部には、可動ガイド部材36を下降さ
せるソレノイド40が設けられている。該ソレノ
イド40は、その中央部に上下動する作用桿40
aを有し、該作用桿40aの先端部が下押圧板3
6bの下部にピン40bで係合されている。前記
付勢手段38,39およびソレノイド40は、い
ずれも取付け板41にねじ42で固定されてい
る。前記ソレノイド40は、励磁されていない状
態では、作用桿40aが上下に摺動自在となつて
おり、励磁されたときは、下降し前記付勢手段3
8,39の上方向の付勢力に抗して可動カイド部
材36を下降させる。この下降動作により、可動
ガイド部材36の上押圧板36aと下押圧板36
bの間に後端が嵌合されたグリツパー31が軸3
1aを中心に回転し、その凹部31bが丸ゴムベ
ルト30から離隔する(以下この状態を「開放」
と称する)。消磁すると付勢手段38,39によ
り可動ガイド部材36が上方向に押されグリツパ
ー31が軸31aを中心に回転し、その凹部31
bを丸ゴムベルト30に当接させる(以後この状
態を「閉じ」と称する)。
前記チエーンコンベア23,23′のストレツ
チフイルム供給側端部、すなわちカツター機構3
の入口手前には、1個のグリツパー31を開閉さ
せるグリツパー可動部材24,24′が設けられ
ている。グリツパー可動部材24,24′の構造
はほぼ同じ構造であるのでグリツパー可動部材2
4について説明する。グリツパー可動ガイド部材
24は、第4図に示すように、可動ガイド部材3
6とほぼ同様な構造で、ただ、上押圧板24aお
よび下押圧板24bの幅寸法は、1個のグリツパ
ー31を開閉させるだけなので、小さくなつてい
る。ソレノイド68を励磁、消磁することにより
グリツパー31が軸31aを中心に回転して、そ
の先端凹部31bを丸ゴムベルト30から離隔し
あるいは丸ゴムベルトに圧接される点も、可動ガ
イド部材36と同様である。
次にフイルム移送部1を駆動する駆動機構につ
いて説明する。前記アジヤストスクリユー11に
平行に駆動軸44が配設され、該駆動軸44には
2個の歯車45,45′が同軸状に設けられてい
る。前記スプロケツト28には、歯車43が一体
的にかつ同軸状に設けられている。該歯車43と
前記歯車45′とが直接嵌合する。またスプロケ
ツト28′にも同様に歯車43′が設けられてお
り、該歯車43′と歯車45とが直接嵌合する。
歯車45,45′は、チエーンコンベア23,2
3′の移動に伴なつて移動するようにチエーンコ
ンベア23,23′のアジヤストブロツク19,
20に支持されている。前記駆動軸44には、チ
エーン46、かさ歯車47a,47b,チエーン
48、減速機49等の駆動伝達機構を介して電動
機50の駆動力が伝達される。電動機50を駆動
するとスプロケツト28,28′は歯車45,4
5′および歯車43,43′を介して回転し、チエ
ーンコンベア23,23′が駆動される。
チエーンコンベア23,23′のフイルム供給
側の端部には取付け金具51,51′を介して上
下に繰り出しベルトコンベア52,52′と繰り
出しベルトコンベア53,53′とが設けられて
いる。下側の繰り出しベルトコンベア53,5
3′は、前後端に大径のローラ53a,53a′と
小径のローラ53b,53b′を回転自在に設け、
該ローラ53a,53a′および53b,53b′間
に、隣接する2本を一組とした丸ゴムベルト53
c,53cが張架された構造(第4図および第5
図参照)であり、上側の繰り出しベルトコンベア
52,52′は前後端に設けられた同径のローラ
52a,52bおよび該ローラ52a,52bの
間に複数のローラ52cを設け、該ローラ52
a,52bおよび52cに丸ゴムベルト52dを
張架した構造である。上下の繰り出しベルトコン
ベア52,53の丸ゴムベルト52d,53cの
間にストレツチフイルムを挟持して、チエーンコ
ンベア23,23′のグリツパー31,31′と丸
ゴムベルト30,30′で該ストレツチフイルム
の両端を挟持する位置まで移送する。繰り出しベ
ルトコンベア53のローラ53aは、断面六角形
状の駆動軸54に摺動自在に嵌合されている。該
駆動軸54にはチエーン55を介して駆動手段
(図示せず)により駆動力が伝達される。
なお、前記ローラ53aは、ストレツチフイル
ムロール70を支持する支持ローラ56とベルト
57により連係されておりローラ53aの回転力
が支持ローラ56に伝達されるように構成されて
いる。また、前記支持ローラ56は、導電性の良
い金属性、例えばアルミニユウム材からなつてお
り、少なくともその表面は接地されている。これ
はストレツチフイルムが非常に絶縁性が高く、薄
い上、ストレツチフイルムロールから引き出され
る際の摩擦により、高電圧帯電されやすい。この
帯電がストレツチフイルムが移送される途中で、
ICやLSIで構成される制御回路に、ノイズとして
作用したり、最悪の場合は回路を破壊するのを防
止するためである。
上記の構成において、上側の繰り出しベルトコ
ンベア52,52′と下側の繰り出しベルトコン
ベア53,53′の間にストレツチフイルムを挟
持させ、下側の繰り出しベルトコンベア53,5
3′を駆動すると、ストレツチフイルムはストレ
ツチフイルムロール70から繰り出される。な
お、繰り出しベルトコンベア53,53′の駆動
速度は、前記チエーンコンベア23,23′の移
動速度よりも若干遅くなるように設定する。これ
はチエーンコンベア23,23′によるストレツ
チフイルムの繰り出しよりストレツチフイルムに
あらかじめある程度の伸長を与えるためである。
前記フイルム移送部1とフイルム繰り出し部2
の間にはフイルム繰り出し部で所定の長さ繰り出
されたストレツチフイルムを切断するカツター機
構3が設けられている。該カツター機構3は、第
3図にその詳細を示すように左右一対のカツター
機構3a,3bからなり、上部に鋸歯状の刃、5
8,58′を固定した一対の摺動部材59,5
9′と、該摺動部材59,59′を支持し、上下動
を案内する一対の支持棒60,61および60′,
61′と摺動部材59,59′を上下動させるソレ
ノイド62,62′とから構成される。ソレノイ
ド62,62′を固定する支持板63,63′は、
取付け部材27a,27a′を介して前記取付け基
板27,27′に固定されており、チエーンコン
ベア23,23′の移動に伴ない左右のカツター
機構3a,3bも移動するようになつている。
ソレノイド62,62′を励磁することにより、
作動桿62a,62a′は引上げられ、該作動桿6
2a,62a′と連結部材64,64′で一体的に
固定された支持棒60,61および60′,6
1′は、ガイド部材60a,61aおよび60a′,
61a′に案内され上昇し、摺動部材59,59′
および鋸歯状の刃58,58′を上昇させ、スト
レツチフイルムをカツトする。
チエーンコンベア23,23′がフイルム供給
端側のスプロケツト29,29′を回る時のグリ
ツパー31の開閉動作を図面を用いて説明する。
第7図はチエーンコンベア23のスプロケツト2
9近辺の拡大平面図であり、第8図はその拡大側
面図、第9図は同拡大正面図である。チエーンコ
ンベア23は、第8図の矢印E,Fに示すように
回動する。チエーン23aと共に移動してきたグ
リツパー31の後端は、固定ガイド部材66の先
端傾斜面66aに沿つて移動するうちに傾斜面6
6aに押され軸31aを中心に回動し、その先端
凹部31bが丸ゴムベルト30より離隔する。ス
プロケツト29の中央部分で固定ガイド部材66
と平行となる。回動が進み、固定ガイド部材67
の傾斜面67aに接する部分にまで移動すると、
グリツパー31の前端は固定ガイド部材67の傾
斜面67aに押され、軸31aを中心に前記と反
対方向に回動し、固定ガイド部材67の中央部で
先端凹部31が丸ゴムベルト30に当接し、グリ
ツパー可動部材24の下押圧板24bと上押圧板
24aの間へと進行して行く。
以上がフイルム移送機構の構造であるが、次に
上記フイルム移送機構を使用する包装機の構造を
説明する。
第10図は包装機の全体構成を示す平面図、第
11図は同縦断正面図(第10図の矢印A方向か
ら見た図)、第12図は同縦断側面図(第10図
の矢印B方向から見た図)である。
包装機は、被包装物を搬入する搬入機構81、
ストレツチフイルムを繰り出し移送するフイルム
移送機構82、移送されたフイルムに被包装物を
押し上げるエレベータ機構83、被包装物上にか
ぶせられたフイルムの左右および前後を折り込む
折り込み機構84、折り込み機構84で折り込ま
れ包装された物品を搬出する搬出機構85とから
構成される。以下上記各機構を詳細に説明する。
説明の都合上、以後第7図の左側を前面、右側
を後面と称する。
機枠10の前面ほぼ中央部に設けられた搬入口
91に、搬入枠部92を設け、さらに該搬入枠部
92内にプツシヤコンベア93を配設する。プツ
シヤコンベア93は、2本のエンドレスチエーン
93aの所定箇所に2個のプツシヤ93bを設け
た構造のものであり、2個のスプロケツト93
c,93cにより、該プツシヤコンベア93は駆
動され、エンドレスチエーン93aが1/2回動す
る毎に被包装物1個を搬入する。プツシヤコンベ
ア93の前面側に計量機94が設けられ、搬入さ
れる被包装物を計量する。プツシヤコンベア93
の搬入側には、前記プツシヤコンベア93で搬入
される被包装物をエレベータ機構83のエレベー
タヘツド97上に運ぶベルトコンベア95が設け
られている。該ベルトコンベア95は、遊転自在
に設けられたローラ95a,95bの間に6本の
丸ベルト95cを張設した構造のものである。前
記プツシヤコンベア93、ベルトコンベア95で
搬入機構81を構成する。
エレベータ機構83は、エレベータヘツド97
と該エレベータヘツド97を取付ける取付け台9
8および該取付け台98を支持する一対のアーム
99,99とから構成され、電動機50の回転に
対応して減速機49を介しあらかじめ設定したタ
イミングで上下動するようになつている。この上
下動のタイミングは、電動機50の動力を取付け
台98に伝達する機構中に介在されたカム機構の
カム形状によつて設定される。エレベータヘツド
97はプツシヤコンベア93およびベルトコンベ
ア95によつて搬入された被包装物を折り込み機
構84まで押し上げ上昇させる。そのため、上下
動するエレベータヘツド97の下降端位置は、ベ
ルトコンベア95の搬送面とほぼ同一面となる位
置に設定され、また、上昇端位置は、折り込み機
構84を構成する後述の左右折り込み板101,
102、および前折り込み板103とほぼ同一面
となる位置に設定する。
エレベータヘツド97および取付け台98は、
第10図、第12図に示されるように、スリツト
状のブロツク97−1〜97−5より構成され、
エレベータヘツド97が上下動するに際し、ベル
トコンベア95の丸ゴムベルト95cに該エレベ
ータヘツド97および取付け台98が当接しない
ようにしている。
なお、第10図および第11図中の、100は
前記エレベータヘツド97の後方に設けられた位
置決め板で、ベルトコンベア95で搬入されてき
た被搬送物を後端基準で位置決めするためのもの
である。折り込み機構84は、上記フイルム移送
機構の包装部4の上部に配置され(第1図参照)
第10図に示すように右折り込み板101,10
2と前折り込み板103と後折り込みローラ10
4とでエレベータヘツド97で押し上げられた被
包装物を通過させる開口部105を上記包装部4
の上部に形成する。左折り込み板101および右
折り込み板102は、被包装物上を覆つたフイル
ムの左側および右側の折り込みを行なうもので、
開口部105に臨む辺の前後折り込み側端部を曲
率半径の大きな円弧状に他端を曲率半径の小さな
円弧状に形成した板である。機枠10の上部両側
には、開口部105に向けて平行なガイドバー1
06,106′を各々設け、各ガイドバー106,
106,106′,106′に各々摺動部材10
7,107,107′,107′を摺動自在に設
け、該摺動部材107,107,107′,10
7′の下部にそれぞれ前記左折り込み板101、
および右折り込み板102を取付ける。摺動部材
107,107,107′,107′は、クランク
機構(図示せず)を介して駆動軸(図示せず)に
連係し、左折り込み板101および右折り込み板
102を同期して開口部105の中心に向つて前
進あるいは中心から後退させるようになつてい
る。前折り込み板103は、第11図に示すよう
に開口部105に臨む辺に前折り込みローラ10
3aを遊転自在に設けてなる平板である。開口部
105の両側機枠10には側ガイドレール10
8,108′を各々配設し、該各側ガイドレール
108,108′に第1の摺動部材109,10
9′および第2の摺動部材110,110′を各々
摺動自在に設ける。摺動部材109,109′に
前記前折り込み板103を渡して取付ける。一方
の摺動部材109と第1駆動軸111とをクラン
ク機構113を介して連係し、前折り込み板10
3が開口部105の中心に向つて前進あるいは中
心から後退させるようになつている。摺動部材1
10,110′にはプツシヤ149を渡して取付
ける。
搬出機構85は、前記折り込み機構84により
左右および前のストレツチフイルムが折り込まれ
た被包装物を押し出すプツシヤ149、該プツシ
ヤ149を押し出すクランク機構113′、プツ
シヤ149によつて押し出された被包装物を載置
し幅寄せする幅寄せスライダー150、ヒートベ
ルト151等により構成される。被包装物はプツ
シヤ149によつて押圧されることにより、後の
ストレツチフイルムは後折り込みローラ104に
より折り込まれる。幅寄せのためのスライダー1
50上に載置された包装物は、ヒートベルト15
1に載置され、フイルムの溶着およびラベルの自
動貼付けが行なわれた後に外部に搬出される。
次に上記フイルム移送機構の動作について説明
する。まずストレツチフイルムロール70の幅に
合せてチエーンコンベア23,23′の間隔を調
整する。この調整は、前記ハンドル18を回転さ
せることにより行なう。すなわち、ハンドル18
を時計方向に回転させるとハイポイドギア13,
14および16,17を介してアジヤストスクリ
ユー11,12が回転し、チエーンコンベア2
3,23′間の間隔は広くなり、反時計方向に回
転させることによりその間が狭くなる。このとき
前記の如く、アジヤストスクリユー11,12の
ねじピツチは、第1図の上側が密で下側が疎にな
つているから、上側のチエーンコンベア23の移
動量が下側のチエーンコンベア23′より大きく
なる。これは、図示しない折り込み機構の折り込
み作用を考慮したための構成であるが、本発明に
は直接関係ないので詳細は省略する。
なお、アジヤストスクリユー11のねじピツチ
が全体的にアジヤストスクリユー12のピツチよ
り大きく形成すると、チエーンコンベア23,2
3′の間隔もアジヤストスクリユー11側の間隔
が広くなる。これによりチエーンコンベア23,
23′間の間隔を使用するストレツチフイルムの
幅寸法に合わせて前記末広角度を変化させ、スト
レツチフイルムの幅を変えて張力が一定になる様
にしてもよい。
上記チエーンコンベア23,23′の間隔を調
整することにより、前記鋸歯状刃58,58′も、
その間隔に合せて調整させることになる。
上記のようにチエーンコンベア23,23′の
間の間隔調整終了後、前記ストレツチフイルム7
1を支持ローラ56および終端検出ローラ65を
経由して繰り出した後、ストレツチフイルムの先
端部を繰り出しベルト52,52′および53,
53′の間に挟持させる。繰り出しベルトコンベ
ア53の大径のローラ53aを手動で回転させる
ことで、さらにストレツチフイルム71の先端が
カツター機構3の鋸歯状の刃58,58′の上部
に位置するまで前繰り出しを行なう(この状態で
ストレツチフイルム71の両端を挟持する)。
上記の状態で、前準備は終了し、包装機は使用
できる状態になる。包装に必要なストレツチフイ
ルム71の繰り出し量はあらかじめ操作パネルの
設定ダイヤル(図示せず)によりマニユアルで設
定するか、あるいは、搬入機構81に設置される
被包装物の大きさをセンサで検出することにより
決定する。ストレツチフイルムの繰り出しは、チ
エーンコンベア23,23′、および下側の繰り
出しベルトコンベア53,53′を駆動すること
により行なわれる。グリツパー31は、チエーン
コンベア23,23′のフイルム供給端側のスプ
ロケツト29の周囲を回るとき、その後端部が第
1固定ガイド部材66で押圧されるため、先端凹
部31bは丸ゴムベルト30から離隔しているが
スプロケツトを回り終つた部分で第2のガイド部
材67で案内され先端凹部31bを丸ベルト30
の上のフイルム上に倒す。そしてカツター機構3
の手前に設けられている前記グリツパー可動部材
24,24′の位置に到達すると下押圧板24b
で押上げられ、先端凹部31bと丸ベルト30と
の間にストレツチフイルム71の両側端部を挟持
する(このグリツパー可動部材24,24′及び
これを駆動するソレノイドで構成されるグリツパ
ー開閉機構が特許請求の範囲の第2のグリツパー
開閉機構に相当する。)。ストレツチフイルム71
は、繰り出しベルトコンベア52,53により移
送され、グリツパー31が可動部材35〜37及
び可動部材35′〜37′の下押圧板35b〜37
b及び下押圧板35′b〜37′bに押上げられる
ことによりその両端部がグリツパー31の先端凹
部31bと丸ゴムベルト30の間に挟持されてさ
らに移送される(この可動部材35〜37,3
5′〜37′及びこれを駆動するソレノイドで構成
されるグリツパー開閉機構が特許請求の範囲の第
1のグリツパー開閉機構に相当する。)。このと
き、繰り出しベルトコンベア53の速度に対し
て、チエーンコンベア23,23′の速度が多少
速く設定しているので、ストレツチフイルム71
はチエーンコンベア23,23′により引張られ
る。これによりストレツチフイルム71はその長
さ方向にプレストレツチされる。ストレツチフイ
ルム71が所定量送り出されたら、カツター機構
3のソレノイド62及び62′を励磁し、支持棒
60,61及び60′,61′、摺動部材59及び
59′を介して鋸歯状の刃58及び58′を押し上
げストレツチフイルム71をカツトする。その後
グリツパー可動部材24は、ソレノイド68の励
磁により下降し、上押圧板24aによりグリツパ
ー31の後端は押圧され、その先端凹部31bは
丸ゴムベルト30より離隔する。また、この時の
チエーンコンベア23,23′は回動しているが
繰り出しベルトコンベア53,53′はソレノイ
ド68の励磁に同期して停止させる。従つて、チ
エーンコンベア23,23′の回動により、スト
レツチフイルム71は、カツター機構3の刃58
及び58′でカツトされた部分の両側から切れ移
送される。このとき第2の固定ガイド部材67,
67′により、グリツパー31,31′の先端凹部
31bは丸ゴムベルト30上のフイルム上に当接
するが、これは単にフイルム上に接触するだけで
あるから、このグリツパー31,31′停止して
いる繰り出しベルトコンベア53,53′とベル
トコンベア52,52′とに挟持されているスト
レツチフイルム71の両側端部上を滑つて移動
し、該ストレツチフイルム71になんら影響を与
えない。
所定長さにカツトされたストレツチフイルム
は、チエーンコンベア23,23′により移送さ
れ、その中心部が包装部4の中心部と一致するよ
うに位置合せが行なわれる。このストレツチフイ
ルム中心と包装部4の中心を一致させる方法は、
ストレツチフイルムの最大繰り出し量から実際の
カツトの長さを引いて、その差の1/2の長さだけ
移送させて行なう。この位置合わせ中、繰り出し
ベルトコンベア53,53′は停止されたままで
ある。前記位置合せが終了した時、ソレノイド6
8の励磁を解除して、グリツパー可動部材24に
係合するグリツパー31を閉じてストレツチフイ
ルムの両側端部を挟持する。
前記所定長さにカツトされたストレツチフイル
ムが包装部4に位置決めされた後、エレベータ機
構83は、エレベータヘツド97を上昇させ、そ
の上部に載置された被包装物をチエーンコンベア
23,23′のグリツパーで両端が挟持され、前
記包装部4の上部に張架されたストレツチフイル
ム71に下から押しつける。この状態で左右折り
込み板101,102を開口部105の中心部に
向けて直進させ、ストレツチフイルム71の左右
端を被包装物トレイ下部に折り込む。この時所定
のタイミングで前記左右の可動ガイド部材35,
35′および37,37′を作動させそれに係合す
るグリツパー31,31′を開放する。次に前折
り込み板103を後折り込みローラ104近傍に
向けて直進させストレツチフイルムの前端を被包
装物トレイ下部に折り込む、このとき所定のタイ
ミングで前記中央の可動ガイド部材36′を作動
させてそれに係合するグリツパー31を開放す
る。前折り込みが終了したら排出プツシヤ149
を前進させ被包装物を幅寄せスライダー150の
上に押し出す。このとき後折り込みローラ104
により、ストレツチフイルムの後端を被包装物ト
レイ下部に折り込む。この時所定のタイミングで
前記中央の可動ガイド部材36を作動させて、そ
れに係合するグリツパー31を開放する。幅寄せ
スライダーを引き込み、トレイ下部をヒートベル
ト151上に載置し、ストレツチフイルムの折り
込み部を溶着し、さらに価格等が印字されたラベ
ルをラベラー等により貼付し搬出する。上記動作
を繰り返して被包装物の包装を行なう。
なお、上記実施例では、上側の繰り出しベルト
コンベア52,52′は、ローラでもよく、この
場合、下側の繰り出しベルトコンベアは一対のま
まとする。そして下側の繰り出しベルトコンベア
のゴムベルトとローラとでストレツチフイルムを
挟持して移送する。また、ローラは上下動できる
構造とし、ストレツチフイルムを装填する場合、
ローラを持ち上げて装填すれば、装填が簡単とな
る。さらに、繰り出しベルトコンベアのゴムベル
ト52d,53cは断面円形の丸ゴムベルトに限
定されるものではなく、たとえば平形のゴムベル
トでもよい。
また、グリツパー31の構造も、上記に示す構
造に限定されるものでなく、たとえば、上下とも
グリツパーで構成し、このグリツパーでストレツ
チフイルムの両端を挟持するようにしてもよい。
上記実施例によれば、カツトされて残つたスト
レツチフイルムは、カツトされた時の位置に繰り
出しベルトコンベア52,52′および53,5
3′に挟持されているので、次にストレツチフイ
ルムを移送させるときカツター機構3の手前のグ
リツパー可動部材24を不動作とし、該グリツパ
ー可動部材24に係合するグリツパーでストレツ
チフイルム71の両端を挟持して移送でき、カツ
ター機構3の部分を容易に通過させることができ
る。さらに、繰り出しベルト53の先端に、カツ
ター機構3を設け、繰り出されたストレツチフイ
ルムをカツトさせる構造としたので、ストレツチ
フイルムのカツト位置を被包装物の大きさに合せ
最大繰り出し量とすることができるので、小型化
が可能となり、ひいては包装物全体を小型化でき
る。
また、チエーンコンベア23,23′の間の間
隔調整に伴なつて鋸歯状の刃58,58′のカツ
ト可能な範囲も変化し、しかも刃58,58′の
チエーンコンベア23,23′側の端部がグリツ
パー31の先端近辺まで伸長しているので、スト
レツチフイルム幅方向全体にわたつてカツトで
き、切口が直線的になる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば下記のよ
うな優れた効果が得られる。
(1) フイルムロールから最初に繰り出した先端を
フイルム繰り出し供給部に押し込むだけで、フ
イルムの両側端をグリツパーと丸ベルトで挟持
して搬送させることができ、フイルムの装填性
を極めて容易にし、フイルム移送部への装填か
ら包装終了まで自動化することができる。
(2) フイルムの両側部を除く部分を複数のベルト
コンベアで略水平に保持するので、フイルムの
両側端がチエーンコンベアの弾性ベルトから外
れて包装が行なえなかつたり、切断後のフイル
ムの中心を包装位置中心まで移送するとき、フ
イルム繰り出し供給部のゴムベルトが切断後の
フイルムを保持しているので、残りのフイルム
がズレて包装に仕上がりを悪くしてしまうこと
がない。
(3) フイルム最大切断長さの一端がカツター位置
に対応しているので、フイルム最大長ではセン
タリングする必要がないため、使用できるフイ
ルムの最大切断長さの割に装置を小型にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明に係る包装機のフイル
ム移送機構を示す図で、第1図は平面図、第2図
は縦断面図、第3図はカツター部分を示す横断面
図、第4図はフイルム繰り出し部の一部断面図、
第5図はフイルム繰り出し部の正面図、第6図は
グリツパーを開閉する可動ガイド部材の構成を示
す図である。第7図はチエーンコンベアのスプロ
ケツト近辺の拡大平面図、第8図はその拡大側面
図、第9図は拡大正面図である。第10図〜第1
2図は本発明に係るフイルム移送機構を用いた包
装機の構造を示す図で、第7図は包装機の全体構
成を示す平面図、第11図は同縦断面正面図(第
10図の矢印A方向から見た図)、第12図は同
断面側面図(第10図の矢印B方向から見た図)
である。 図中、1……フイルム移送部、2……フイルム
繰り出し部、3……カツター機構、4……包装
部、11,12……アジヤストスクリユー、2
2,23′……チエーンコンベア、24,24′…
…グリツパー可動部材、52,52′,53,5
3′……繰り出しコンベア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 包装機の包装位置にフイルムを張設し、該フ
    イルムの下部に被包装物を搬入し、該被包装物を
    前記フイルムに押し上げ、該フイルムの端部を被
    包装物の底部に折り込んで被包装物を包装する包
    装機の該フイルムを包装位置に移送し張設するフ
    イルム移送機構において、 少なくとも上流側がフイルム幅より狭い間隔で
    配置した一対のチエーンコンベアで、該チエーン
    コンベアのチエーンの外周に張設した丸ベルト
    と、このチエーンに所定の間隔毎で且つ前記丸ベ
    ルトと接離動自在に設けられたグリツパーと、前
    記チエーンコンベアと並設し前記包装位置側辺を
    通過する前記グリツパーを前記丸ベルトに押圧し
    任意に離間させることができる複数の第1のグリ
    ツパー開閉機構とを具備し、該グリツパーと前記
    丸ベルトの間に前記フイルムの両側端を挟持して
    フイルムを移送するフイルム移送部と、 前記フイルム移送部の上流端領域で前記一対の
    チエーンコンベアの間に配置し、上下2段の複数
    本のベルトからなるベルトコンベアでフイルムを
    挟持してフイルムを該フイルム移送部に供給する
    フイルム繰り出し供給部と、 この繰り出し供給部の下流に対向して前記チエ
    ーンコンベアと該フイルム繰り出し供給部により
    所定の長さに繰り出してフイルムを切断するカツ
    タ機構と、 前記フイルム移送部の一対のチエーンコンベア
    の上流端に設け、フイルム移送部の上流端で前記
    グリツパーを前記丸ベルトから離間させる第1の
    固定ガイドとその下流側の所定位置で再び該グリ
    ツパーを該丸ベルト上に倒す第2の固定ガイド部
    材と、 前記フイルム繰り出し供給部に並設し、前記固
    定ガイド部材と前記第1のグリツパー開閉機構の
    間に前記グリツパーを前記丸ベルトに押圧し任意
    に離間させることができる第2のグリツパー開閉
    機構を設けたことを特徴とする包装機のフイルム
    移送機構。
JP18246584A 1984-08-31 1984-08-31 包装機のフイルム移送機構 Granted JPS6160419A (ja)

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