JPS6181914A - 包装機におけるフイルム取り除き機構 - Google Patents

包装機におけるフイルム取り除き機構

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JPS6181914A
JPS6181914A JP20474584A JP20474584A JPS6181914A JP S6181914 A JPS6181914 A JP S6181914A JP 20474584 A JP20474584 A JP 20474584A JP 20474584 A JP20474584 A JP 20474584A JP S6181914 A JPS6181914 A JP S6181914A
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cutter
cut
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、包装機が緊急停止した場合等において無駄に
なったフィルムを取り除くための包装機におけるフィル
ム取り除き機構に関する。
〔従来技術〕
従来、皿型の容器に被包装物を入れ、該包装物を容器ご
と包装する包装機として、包装機のほぼ中央部にフィル
ム移送機構により移送されてきた所定の寸法に分断され
たフィルムを張架し、該フィルムに下部から被包装物を
押゛し上げ機構で、押し上げ、しかる後、折り込み機構
でフィルム下端部の左右前後を容器底部に折り込んで、
前記被包装物を容器ごとフィルムで包装する包装機があ
る。
上記のような包装機においては、フィルムロールから繰
り出されるフィルムのその両端を挟持しながら移動させ
、該フィルムが所定の長さ繰り出されたらカッタを作動
してフィルムを所定の長さに切断し、さらに切断された
フィルムを折り込み機構が設けられている場所まで移動
するフィルム移送機構が用られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記構成の従来のフィルム移送機構においては、包装機
が被包装物の詰まり発生等により緊急停止した場合、あ
るいは作業者が緊急停止スイッチを操作した場合には、
無駄になったフィルムを取り外す必要があるが、従来の
包装機は無駄になったフィルムの取り外しに関し特に考
慮されておらず、フィルムの取り外しに時間がかかり、
また、取り外し作業も困難なものであった。特にフィル
ムがカットされない状態のまま異常停止した場合、1回
空送りをしてフィルムをカットしてから無駄になったフ
ィルムを取り除く必要があり、無駄になるフィルムが多
くなるという欠点もあった。
また、本発明者は、フィルムの幅方向の両端部をグリッ
パ−で挟持した状態でフィルムの繰り出しおよび移送を
行なう新規な包装機を開発したが、この包装機において
は、緊急停止時においてフィルムの幅方向の両端部がし
っかりと挟持された状態となってしまう。このため作業
者が無駄になったフィルムを手でつまんで無理やり取り
出した場合には、グリッパ−で挟持された部分のフィル
ムがひきちぎられて残ってしまい、このフィルムの残片
がチェーンやスプロケット等の機械部分にはさまって、
包装機の故障の原因となるという欠点もあった。
本発明は上述の点にかんがみてなされたもので、無駄に
なったフィルムの取り外しが極めて簡単、確実でしかも
無駄になるフィルムを最少にすることが可能な包装機に
おけるフィルム取り除き機構を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本発明は、フィルムの幅方
向の両端をグリッパ−で挟持しながら移動させ、該フィ
ルムが所定の長さ繰り出されたらカッターを作動させて
フィルムを所定の長さに切断し、さらに切断されたフィ
ルムを包装機の所定部まで移動するフィルム移送機構を
設けると共に、緊急停止した場合、カッターを作動させ
る信号を発すると共にグリッパ−を解放させる信号を発
する操作手段と該操作手段からの信号によりカッターを
作動させると共に前記グリッパ−を解放させるように包
装機におけるフィルム取り除き機構を構成した。
〔作用〕
上記のように構成することにより、包装機がフィルムを
いまだ切断していない状態で緊急停止した場合でも、操
作手段を操作することにより、カッターを作動させてか
らグリッパ−を解放するので。
無駄フィルムを最小限にできると共に、無駄フィルムの
取り除き作業が極めて簡単でかつ確実となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、はじめに包装機のフィルム移送機構について説明
する。
第2図〜第6図は本発明に係る包装機のフィルム移送機
構を示す図であり、第2図は平面図、第3図は縦断面図
、第4図はカッタ一部分を示す横断面図、第5図はフィ
ルム繰り出し部の一部断面図(第2図A−A’線上断面
図)、第6図はフィルム繰り出し部の正面図である。
フィルム移送機構は、フィルム移送部1とフィルム繰り
出し部2とから構成され、フィルム移送部1とフィルム
繰り出し部2の間にフィルムをカットするカッター機構
3を配設する。フィルム繰り出し部2は、後述のストレ
ッチフィルムロール70からストレッチフィルムを繰り
出し、カッター機構3の入口部まで移送する部分、カッ
ター機構3は、フィルム繰り出し部2およびフィルム移
送部1により所定量繰り出されたストレッチフィルムを
カットする部分、フィルム移送部1は、前記カッター機
構3によりカットされたストレッチフィルムを被包装物
を包装する左右折り込み板、前折り込み板および後折り
込みローラ等から構成される折り込み機構下部の包装部
4に移送する部分である。以下上記各部の詳細を説明す
る。
機枠10の所定位置に対向して一対のアジャストスクリ
ュー11.12が回転可能に設けられており、該アジャ
ストスクリュー11.12の端部にはそれぞれハイポイ
ドギア13.14が固定されている。また機枠10の側
面に沿って回転軸15が配設されており、この回転軸1
5の所定位置には、前記ハイポイドギア13.14と噛
み合うハイポイドギア16.17が固定されている。回
転軸15の右側端部には、ハンドル18が機枠10の外
側に取付けられており、該ハンドル18を回転させるこ
とにより、回転軸15を介して前記アジャストスクリュ
ー11.12を回転させることができる。アジャストス
クリュー1’l、12のねじピンチは、第2図の上側が
密で下側が疎になっており、かつ該上下のねじの回転方
向は互に逆になっている。アジャストスクリュー11.
12の開端近傍には、それぞれのねじ部に噛み合うナン
ドを備えたアジャストブロック19〜22が設けられて
いる。アジャストブロック19.20を基台として、チ
ェーンコンベア23が配設され、アジャストブロック2
1.22を基台としてチェーンコンベア23′が配設さ
れる。各チェーンコンベア23.23’は、中心線x−
x’を中心にして、ストレッチフィルム移送方向に向っ
て末広状に配置されている。これによりストレッチフィ
ルムは後述するチェーンコンベア23.23’に設けら
れたグリッパに両端を挟持されながら移送されるに従っ
てしだいに強く引張られることになる。チェーンコンベ
ア23.23’は、はぼ対称構造となっているので、以
下チェーンコンベア23についてその構造を説明する6 第3図に示すように、アジャストブロック19には取付
は支持部材25、アジャストブロック20には取付は支
持部材26が設けられている。該取付は支持部材25.
26には、取付は基板27が複数のねじ25a、26a
によって取付は固定されている。取付は基板27の両端
部には、それぞれスプロケット28.29が回転自在に
配設されており、該スプロケット28とスプロケット2
9との間には、エンドレスのチェーン23aが張架され
る。該チェーン23aの外周には、第5図に示すように
断面円形のエンドレスの丸ゴムベルト30が周設されて
いる。前記チェーン23aの外側には所定間隔毎に複数
個グリッパ−31が、軸31aを中心に回動自在に取付
けられいる。グリッパ−31の先端部には、前記丸ゴム
ベルト30に嵌合する形状の半円状の凹部31bが形成
されている。なお、取付は基板27の上部には、所定の
範囲にわたって支持板32がねじ33により取付けられ
ており、該支持板32に一体的に形成された突起部32
aがチェーン23aの中央凹部と嵌合してこれを案内支
持するとともに、また、支持板32と一体的に形成され
た突起部32bが前記グリッパ−31を取付ける取付は
板34に一体的に形成された係合鉤部34aとが係合し
、取付は板34を案内支持している。
チェーンコンベア23.23’の近傍外側所定位置には
左側、中央、右側の3個の可動ガイド部材35〜37お
よび35′〜37′が設けられている。各ガイド部材3
5〜37および35′〜37′は、同様な構造をしてお
り、ここでは、中央の可動ガイド部材36についてその
構造を説明する。
第7図に示すように、可動ガイド部材36は、上押圧板
36aと、上押圧板36bとを備えており、上押圧板3
5b、37bとほぼ連続するように構成され、上押圧板
36aは、上押圧板36bより若干短かめに形成されて
いる。上押圧板36aの側面の下部には、上押圧板36
bの側面部にスポット溶接等によって固定されており、
上押圧板36aと上押圧板36bとで形成される空間部
36cにグリッパ−31の後端部が嵌合している。
上押圧板36bの両端部には、該上押圧板36を常時上
側に付勢する一対の付勢手段38.39が設けられてい
る。該付勢手段39は、先端が上押圧板36bにピン3
9cで係合された中心棒体39aがコイルバネ39bに
より常時上方に押し上げられる構造となっている。付勢
手段38の構造も付勢手段39と同じ構造である。上押
圧板36bの中央部には、可動ガイド部材36を下降さ
せるソレノイド40が設けられている。該ソレノイド4
0は、その中央部に上下動する作用枠40aを有し、該
作用枠40aの先端部が上押圧板36bの下部にピン4
0bで係合されている。前記付勢手段38.39および
ソレノイド40は、いずれも取付は基板27に取付けら
れた側板41にねじ42で固定されている。前記ソレノ
イド40は、励磁されていない状態では1作用枠40a
が上下に摺動自在となっており、励磁されたときは、下
降し前記付勢手段38.39の上方向の付勢力に抗して
可動ガイド部材36を下降させる。この下降動作により
、可動ガイド部36の上押圧板36aと上押圧板36b
の間に後端が嵌合されたグリッパ−31が軸31aを中
心に回転し、その凹部31bが丸ゴムベルト30から離
隔する(以下この状態を「解放」と称する)。消磁する
と付勢手段38.39により可動ガイド36が上方向に
押されグリッパ−31が軸31aを中心に回転し、その
凹部31bを丸ゴムベルト3oに当接させる(以後この
状態を「閉じ」と称する)。
前記チェーンコンベア23.23″ノストレッチフィル
ム供給側端部、すなわちカッター機構3の入口手前には
、1個のグリッパ−31を開閉させるグリッパ−可動部
材24.24’が設けられている。グリッパ−可動部材
24.24’の構造はほぼ同じ構造であるのでグリッパ
−可動部材24について説明する。可動ガイド部材は、
第5図に示すように、可動ガイド部材36とほぼ同様な
構造で、ただ、上押圧板24aおよび上押圧板24bの
幅寸法は、1個のグリッパ−31を開閉させるだけなの
で、小さくなっている。ソレノイド68を励磁、消磁す
ることによりグリッパ−31が軸31aを中心に回転し
て、その先端凹部31bを丸ゴムベルト3oから離隔し
あるいは丸ベルト圧接させる点も、可動ガイド部材36
と同様である。
次にフィルム移送部1を駆動する駆動機構にっいて説明
する。前記アジャストスクリュー11に平行に駆動軸4
4が配設され、該駆動軸44には2個の歯車45.45
’が同軸状に設けられている。前記スプロケット28に
は、歯車43が一体的にかつ同軸状に設けられている。
該歯車43と前記歯車45とが直接嵌合する。またスプ
ロケット28′にも同様に歯車43′が設けられており
、該歯車43′と歯車45′とが直接嵌合する。歯車4
5.45’は、チェーンコンベア23.23’の移動に
伴なって移動するようにチェーンコンベア23.23’
のアジャストブロック19.21に支持されている6前
記駆動軸44には、チェーン46、かさ歯車47a、4
7b、チェーン48゜減速機49等の駆動伝達機構を介
して電動機50の駆動力が伝達される。電動aSOを駆
動するとスプロケット28.28’は歯車45.45’
および歯車43.43’を介して回転し、チェーンコン
ベア23.23’が駆動される。
チェーンコンベア23.23’のフィルム供給側の端部
には取付は金具51.51’を介して上下に繰り出しベ
ルトコンベア52.52’と繰り出しベルトコンベア5
3.53’とが設けられている。下側の繰り出しベルト
コンベア53.53’は、前後端に大径のローラ53a
、53a′と小径のローラ53b、531)’を回転自
在に設け、該ローラ53a、53a’および53b、5
3b’間に、隣接する2本を一組とした丸ゴムベルト5
3c、53cが張架された構造であり、上側の繰り出し
ベルトコンベア52.52’は前後端に設けられた同径
のローラ52a、52bおよび該ローラ52a、52b
の間に複数のローラ52cを設け、陣ローラ52a、5
2bおよび52cに丸ゴムベルト52dを張架した構造
である。上下の繰り出しベルトコンベア52.53の丸
ゴムベルト52d、53Cの間にストレッチフィルムを
挟持して、チェーンコンベア23.23’(7)グIJ
ツバー31.31’、!l:丸ゴムベルト3o、30′
で該ストレッチフィルムの両端を挟持する位置まで移送
する。繰り出しベルトコンベア53のローラ53aは、
断面六角形状の駆動軸54に摺動自在に嵌合されている
。該駆動軸54にはチェーン55を介して駆動手段(図
示せず)により駆動力が伝達される。
上記の構成において、上側の繰り出しベルトコンベア5
2.52’と下側の繰り出しベルトコンベア53.53
’の間にストレッチフィルムを挟持させ、下側の繰り出
しベルトコンベア53,53′を駆動すると、ストレッ
チフィルムはストレッチフィルムロール7oがら繰り出
される。なお。
繰り出しベルトコンベア53.53’の駆動速度は、前
記チェーンコンベア23.23’の移動速度よりも若干
遅くなるように設定する。これはチェーンコンベア23
.23’によるストレッチフィルムの繰り出しよりスト
レッチフィルムにあらがしめある程度の伸長を与えるた
めである。
前記フィルム移送部1とフィルム繰り出し部2の間には
フィルム繰り出し部で所定の長さ繰り出されたストレッ
チフィルムを切断するカッタ機構3が設けられている。
該カッタ機構3は、第4図にその詳細を示すように左右
一対のカッター機構3a、3bからなり、上部に鋸歯状
の刃を、58゜58′を固定した一対の摺動部材59.
59’と、該摺動部材59.59’を支持し、上下動を
案内する一対の支持棒60,61および60’、61’
と摺動部材59.59’を上下動させるソレノイド62
.62″とから構成される。ソレノイド67.27’に
固定されており、チェーンコンベア23.23″の移動
に伴ない左右のカッター機構3a、3bも移動するよう
になっている。
ソレノイド62.62’を励磁することにより。
作動枠62a、62a’は引上げられ、該作動枠62a
、62a″と連結部材64.64″で一体的に固定され
た支持棒60,61および60’、61′は、ガイド部
材60a、61aおよび60a。
61a′に案内され上昇し、摺動部材59.59’およ
び鋸歯状の刃58.58’を上昇させ、ストレッチフィ
ルムをカットする。
チェーンコンベア23.23’がフィルム供給端側のス
プロケット29.29’を回る時のグリッパ31の開閉
動作を図面を用いて説明する。第7図はチェーンコンベ
ア23のスプロケット29近辺の拡大平面図であり、第
9図はその拡大側面図、第1O図は同拡大正面図である
。チェーンコンベア23は、第9図の矢印E、Fに示す
ように回動する。チェーン23aと共に移動してきたグ
リッパ−31の後端は、固定ガイド部材66の先端傾斜
面66aに沿って移動するうちに傾斜面66aに押され
軸31aを中心に回動し、その先端凹部31bが丸ゴム
ベルト30より隔離する。スプロケット29の中央部分
で固定ガイド部材66と平行となる。回動が進み、固定
ガイド部材67の傾斜面67aに接する部分にまで移動
すると、グリッパ−31の両端は固定ガイド部材67の
傾斜面67aに押され、軸31aを中心に前記と反対方
向に回動し、固定ガイド部材67の中央部で先端凹部3
1が丸ゴムベルト30に当接し、グリッパ−可動部材2
4の上押圧板24bと上押圧板24aの間へと進行して
行く。
上記フィルム移送機構において、ストレッチフィルムの
繰り出しは、チェーンコンベア23.23’、および下
側の繰り出しベルトコンベア53,53′を駆動するこ
とにより行なわれる。グリッパ−31は、チェーンコン
ベア23.23’のフィルム供給端側のスプロケット2
9の周囲を回るとき、その後端部固定ガイド部材66で
押圧されるため、先端凹部31bは丸ゴムベルト3oが
ら離隔しているがスプロケット29を回り終った部分で
ガイド部材67で案内され先端凹部31bを丸ゴムベル
ト30上に当接する。そしてカッター機構3の手前に設
けられている前記グリッパ−可動部材24の位置に到達
すると上押圧板24bで押し上げられ、先端凹部31b
と丸ゴムベルト3゜の間にストレッチフィルム71の両
端部を挟持する。ストレッチフィルム71は、繰り出し
ベルトコンベア52.53により移送され、グリッパ−
31が可動部材35〜37および35′〜37′の上押
圧板35b〜37bおよび35b〜37b′に押上げら
れることによりその両端部がプリンパ−31が可動部材
35〜37および35′〜37″の上押圧板35b〜3
7bおよび35b″〜37b′に押上げられることによ
りその両端部がグリッパ31の先端凹部31bと丸ゴム
ベルト30の間に挟持されてさらに移送される。このと
き、繰り出しベルトコンベアS3の速度に対して、チェ
ーンコンベア23.23’速度が多少速く設定しである
のでストレッチフィルム71はチェーンコンベア23.
23’により引張られ、その長さ方向にブレストレッチ
される。ストレッチフィルム71が所定量送り出された
ら、カッター機構3のソレノイド62および62′を励
磁し、支持棒60゜61および60′、61′、摺動部
材59および59′を介して鋸歯状の刃58および58
′を押し上げストレッチフィルム71をカットする。そ
の後グリッパ−可動部材24は、ソレノイド68の励磁
により下降しており、上押圧板24aによりグリッパ3
1の後端は押圧され、先端凹部31は丸ゴムベルト30
より離隔されている。また、この時チェーンコンベア2
3.23’は回動しているが繰り出しベルトコンベア5
3.53’はソレノイド68の励磁に同期して停止させ
る。次に所定長さにカットされたストレッチフィルムは
、チェーンコンベア23.23’により移送され、その
中心部が包装部4の中心部と一致するように位置合せが
行なわれる。このストレッチフィルム中心と包装部4の
中心を一致させる方法は、ストレッチフィルムの最大繰
り出し量から実際のカット長さを引いて、その差の1/
2の長さだけ移送させて行なう。この位置合せ中、繰り
出しベルトコンベア53は停止されたままである。前記
位置合せが終了した時、ソレノイド68の励磁を解除し
て、グリッパ−可動部材24を復帰させ、グリッパ−可
動部材24に係合する。グリッパ−31を閉じてストレ
ッチフィルムの両端部を挟持する。
前記所定長さにカットされたストレッチフィルムが包装
部4に位置決めされた後、図示しないエレベータヘッド
は上昇し、その上部に載置された被包装物をチェーンコ
ンベア23.23’のグリッパ−で両端が挟持され、前
記包装部4の上部に張架されたストレッチフィルム71
に下から押しつける。この状態で同じく図示しない左右
折り込み板を包装部4の中心部に向けて直進させ、スト
レッチフィルム71の左右端を被包装物トレイ下部に折
り込む、この時所定のタイミングで前記左右の可動ガイ
ド部材35.35’および37.37’を作動させそれ
に係合するグリッパ−31,31’を解放する。続いて
図示しない前折り込み板を直進させストレッチフィルム
の前端を被包装物トレイ下部に折り込む、このとき所定
のタイミングで前記中央の可動ガイド部材36′を作動
させてそれに係合するグリッパ−31を解放する。次に
図示しない排出ブツシャで被包装物を押すことによりス
トレッチフィルムの後端を被包装物トレイ下部に折り込
む。このとき所定のタイミングで前記中央の可動ガイド
部材36を作動させてそれに係合するグリッパ−31を
解放する。
以上が、フィルム移送機植によるフィルムの所定長さに
切断されたストレッチフィルムの所定位置までの移送、
および包装作業の概要であるが、前記左右折り込み板、
前折り込み板、排出ブツシャは電磁クラッチ等の駆動手
段により、個々独立して駆動できるようになっていおり
、包装失敗の場合は各電磁クラッチの励磁を解除する等
して各個独立して手で動かすことができるように構成さ
れている。
なお第2図、第3図において、80は不必要になったフ
ィルムを検出する無駄フィルム検出器である。該無駄フ
ィルム検出器80は、枢軸82を中心に回転自在に設け
られたレバー81と該レバー83を反時計方向に付勢す
るコイルバネ83とから構成される装失敗等により無駄
になったフィルムがレバー81に当接し、該レバー81
を変位させることを光センサ等の適当な手段で検出して
無駄フィルムの存在を検知する。
上記構成のフィルム移送機構において、包装失敗、被包
装物の転倒、詰まり等なんらかの原因で包装機が異常停
止した場合、無駄フィル検出器が無駄フィルムを検出し
た場合、または、作業者が危険を感じたり、装置の異常
状態を発見して緊急停止スイッチを操作した場合などの
ようにグリッパ−31により、ストレッチフィルムの両
端が挟持されたままで停止した場合、あるいはフィルム
がカッター機構3でカットされない状態で停止した場合
には、包装機の運転を再会するためには作業者は無駄に
なったフィルムを手でつまんで取り除く必要があるが、
上記のように左右折り込み板、前折り込み板、排出ブツ
シャを個々に手で元の位置に戻しても、グリッパ−31
によりフィルムが挟持されているため、あるいはフィル
ムがカットされていないため、無駄になったフィルムを
除去するのが容易な作業ではない。そこで本発明では、
包装機がなんらかの理由で非常停止したり、無駄フィル
ムを検出したり、ストレッチフィゆム折りは、カッター
機構3を駆動すると共に前記可動ガイド部材35,36
,37,35’、36’、37’を作動させてこ九ら可
動部材35〜37.35′〜37′に係合するグリッパ
−31を開放させて、ストレッチフィルムカットおよび
ストレッチフィルム両端部の挟持を解放して、無駄にな
ったフィルムを取り除く作業を簡単にするフィルム取り
除き機構を設けた。以下フィルム取り除き機構ついて説
明する。
第1図は、包装機が異常停止した場合グリッパ−を開放
する制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置
は、中央処理装置100、操作部101、記憶部103
、入出力制御回路104、異常検出回路105.駆動回
路106〜109で構成される。
異常検出部105において、包装機の被包装物の転倒、
詰まり、無駄フィルム検出、フィルム終端の検出折り込
み異常等の異常が検出されたら、入出力制御回路104
を通して中央処理装置100に異常検出信号を送る。異
常検出信号が供給された場合、中央処理装置100は包
装機を停止させ、操作部101の表示部に異常停止状態
である旨を表示する。
作業者は、包装機が異常停止した場合には操作部101
の緊急停止スイッチを操作し、包装機を確実に停止させ
た後、その原因を調べ、安全を確認した後フィルムが繰
り出されていれば、操作部101の所定位置に設けられ
たスイッチ等のグリッパ−解放用の操作手段(以下、グ
リッパ−解放スイッチと称する)を操作する。この解放
スイッチの操作によりカッター機構3およびグリッパ−
31を解放させる可動ガイド部材35〜37.35′〜
37′の作動指令信号が中央処置装置100に供給され
る。中央処理装置100’は、操作手段の信号に基づき
、種々の条件を加味し、入出力制御回路104を通して
駆動回路106〜109に信号を送り、カッター1+、
’!13の駆動ソレノイド62゜62′、可動ガイド部
材35〜37.35′〜37′に信号を送り、カッター
機構3の鋸肯状の刃58.58′を上昇させストレッチ
フィルムをカットすると共に可動ガイド部材35〜37
.35′〜37′に係合するグリッパ−31を解放する
。これにより無欲なストレッチフィルムは切り離され、
かう両端が解放されるから、作業者は無駄なフィルムを
つまんで引張るだけでフィルムの取り除きが簡単かつ確
実に行なえる。また、この時左右折り込み板および前折
り込み板が作動途中であったら、各折り込み板を手で元
の位置に戻し、無駄になったフィルムおよび包装の失敗
した被包装物を取り除く。
なお、上記緊急停止スイッチは、作業者が危険を感じた
り装置の異常状態を発見した場合に操作を緊急停止させ
る場合に操作するスイッチで、このスイッチを操作した
場合も上記の場合と同様である。
第11図は上記制御装置の動作を流れを示すフローチャ
ートである。
中央処理装置100は、操作部101の概作スイッチか
ら指令信号が入力されたが、あるいは切替スイッチが切
替えられたか等、操作部101がらの信号に変化がある
か常時監視している。操作部101からの信号に変化が
ある場合(ステップ′200)には、それがグリッパ−
解放スイッチが縁作されたことによるか否かの判断を行
なう(ステップ2o1)。グリッパ−解放スイッチが操
作されたのでない場合には、どのスイッチが操作された
かを調べ、操作されたスイッチに対応した処理を行なう
(ステップ202)、グリッパ−解放スイッチが操作さ
れた場合には、包装機が緊急停止中であるか否かの判断
を行ない(ステップ2゜3)、緊急停止中でない場合に
は、解放スイッチの操作を無効として処理を終了する(
ステップ209)。緊急停止中の場合には、駆動回路1
06に信号を送り、カッター機構3を駆動するソレノイ
ド62.62’を励磁し、カッター機構3を作動させる
(ステップ204)。続いて駆動回路107〜109に
信号を送り可動部材35〜37.35′〜36′を作動
させ、該可動部材35〜37゜35′〜36′に係合す
るグリッパ−31を解放する(ステップ205)。次に
所定時間を経過したか盃かを調べ(ステップ206)、
所定時間経過シタラ、カッターV&栂3を駆動するソレ
ノイド62の励磁を渭除し、カッター4!l!13を元
に戻す(ステップ207)、続いて可動ガイド部材65
〜67.65′〜67′を元に戻し、グリッパ−31を
閉じ(ステップ208)処理を終了する(ステップ20
9)。上記の作動は記憶部103のROMに格納された
フィルム除去処理を行なう制御プログラムによって行な
う。
上記実施例は、前述のように記憶部103のROMに格
納された制御プログラムにより、いわゆるソフト的手法
で行なう場合であるが、ハード的手法においても可能で
あり、以下ハード的手法について説明する。
第12図は、フィルム取り除き機構のハード的制御装置
の構成を示す回路図である6図中、120は操作パネル
に設けられた、グリッパ−解放スイッチ、121はOR
回路、122はモノステーブルマルチ回路、123はス
イッチングトランジスタである。モノステーブルマルチ
回路122は、入力信号の立慧りで、トリガーされ、所
定のパルス中のパルス信号を発生する。スイッチングト
ランジスタ123のコレクタにはカッター機構3を駆動
するソレノイド62.62’および可動ガイド部材65
〜67.65′〜67′を駆動するソレノイド40が接
続される。端子Vccには電源電圧が印加され、OR回
路121の一方の端子には?急停止信号MNが入力され
る。緊急停止信号は第13図に示すように包装機が緊急
停止状態の時「L」となり、緊急停止状態でない時rH
Jとなる信号である。包装機が緊急停止状態でない時。
操作スイッチ120をオンとし、信号P1をrL」にし
てもOR回路121の出力信号P2はrLJにならずモ
ノステーブルマルチ回路122は作動しないが、包装機
が緊急停止し緊急停止スイッチが操作された場合には、
緊急停止信号MNがrLJとなり、この状態で操作スイ
ッチ120をオンとすると信号P1が「L」となる。こ
の結果P2が「L2」 となりモノステーブルマルチ回
路122が作動し、所定時間t1だけ出力パルス信号P
3を発する。この出力パルス信号P3によりスイッチン
グトランジスタ124がON状態となり、カッター機1
3を駆動するソレノイド62.62’。
可動ガイド部材65〜67.65′〜67′を駆動する
ソレノイド40に起動電流を流し、カッター@構3およ
び可動ガイド部材65〜67.65’〜67′を作動さ
せ、ストレッチフィルムの切断および該切断されたスト
レッチフィルムの両端を挟持するグリッパ−31を解放
する。
なお、上記実施例では、カッター機構3と可動ガイド部
材65〜67.65’〜67′を同時に駆動しているが
、カッター機[3が駆動した後、可動ガイド部材65〜
67.65’〜67′が駆動されるように、ソレノイド
40をディレィ回路を介して駆動することも考えられる
。また、上記実施例ではグリッパ−解放スイッチの操作
を緊急停止スイッチが操作された場合のときのみ有効と
している。これは、異常停止した場合でも装置が完全に
停止状態となっていない場合には、フィルムの取り除き
作業を行なうことは非常に危険であり、このような事態
を避けることを意図したものであるが、この構成に限定
されるものではないことは言うまでもない。また、上記
実施例の場合には、グリッパ−解放スイッチを操作して
いるが、緊急停止状態となる以前にカッター機構3が駆
動されたか否かを記憶しておき、カッター機構3が駆動
されていない場合のみ、カッター機構3を駆動するよう
にすれば、消費電力を節約することがでる。
よSip さらに、丑裁実施例の場合には、グリッパ−解放スイッ
チを操作すると、予め設定された所定時間の間のもカッ
ター機構3および可動ガイド部材65〜67.65’〜
67′が駆動される場合であったが、可動ガイド部材6
5〜67.65’〜67′に関してはグリッパ−解放ス
イッチを操作している間中、駆動されるように構成する
ことも考えられる。
なお、上記実施例では可動ガイド部材65〜67.65
’〜67′を同時に作動する例を示したが節電等のため
フィルムが取り除かれる順番にしたがってソレノイド4
0を作動させることも当然可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれは゛、不必要となっ
たフィルムを取り除く場合、操作手段を操作しカッター
を作動させ、グリッパ−を開放させるようにしたので、
たとえばフィルムが切断される以前に包装機が異常停止
した場合でも無駄フィルムの取り外しが極めて簡単にし
かも確実に行なうことができるという極めて優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフィルム取り除き機構の制御装置
の構成を示すブロック図である。 第2図〜第7図は本発明に係る包装機のフィルム移送機
構を示す図で、第2図は平面図、第3図は縦断面、第4
図はカッタ一部分を示す横断面図、第5図はフィルム繰
り出し部の一部断面図、第6図はフィルム繰り出し部の
正面図、第7図はグリッパ−を開閉する可動ガイド部材
の構成を示す図である。 第8図はチ、エーンコンベアのスプロケット近辺の拡大
平面図、第9図はその拡大側面図、第10図は拡大正面
図である。 第11図は第1図に示す制御装置の動作を流れを示すフ
ローチャート図である。 第12図は本発明に係る他のフィルム取り除き機構の制
御装置の構成を示す回路図、第13図はその同動きを示
すタイミングチャートである。 図中、1・・・フィルム移送部、2・・・フィルム繰り
出し部、3・・・カッター機構、31・・・グリッパ−
165〜67.65′〜67′・・・可動ガイド部材。 100・・・中央処理装置、101・・操作部、103
・・・記tα部、105・・・異常検出部、106〜1
09・・駆動回路。 第11図 手続ネ市正書(万民) 昭和60年2月14日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、包装機の所定部分にフィルムを張架し、該フィ
    ルム下部からフィルムに被包装物を押し上げ、左右折り
    込み板および前折り込み板等から構成されるフィルム折
    り込み機構によりフィルム下端部を被包装物底部に折り
    込み被包装物をフィルムで包装する包装機において、フ
    ィルムの幅方向の両端をグリッパーで挟持しながら移動
    させて、該フィルムが所定の長さ繰り出されたらカッタ
    ーを作動させてフィルムを所定の長さに切断し、さらに
    切断されたフィルムを前記包装機の所定部分まで移送す
    るフィルム移送機構を設けると共に、前記カッターを作
    動させると共に前記グリッパーを解放させる信号を発生
    する操作手段を設けたことを特徴とする包装機における
    フィルム取り除き機構。
  2. (2)、前記操作手段からの信号は、包装機が緊急停止
    状態の時のみ有効とされるようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項記載の包装機におけるフィル
    ム取り除き機構。
JP20474584A 1984-09-29 1984-09-29 包装機におけるフイルム取り除き機構 Granted JPS6181914A (ja)

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