JPH047087Y2 - - Google Patents

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JPH047087Y2
JPH047087Y2 JP1984130173U JP13017384U JPH047087Y2 JP H047087 Y2 JPH047087 Y2 JP H047087Y2 JP 1984130173 U JP1984130173 U JP 1984130173U JP 13017384 U JP13017384 U JP 13017384U JP H047087 Y2 JPH047087 Y2 JP H047087Y2
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JP
Japan
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mounting piece
protrusion
halves
wall
container
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JP1984130173U
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JPS6145315U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、容器本体と蓋体をそれぞれ半体とす
る一対の半体からなる熱可塑性プラスチツクのブ
ロー成形容器に関するものである。
従来の技術 中空二重構造の容器本体と蓋体からなり、その
一方ヒンジ片を一体に形成し、かつその他方に上
記ヒンジ片を取付けた構成のブロー成形容器は、
例えば実開昭56−84947号公報に記載されている。
考案が解決しようとする問題点 上記従来のブロー成形容器にあつては、ヒンジ
片をリベツトにより他方の外壁のみに固定してい
るので、外壁のその部分が僅かでも変形すると、
リベツト孔か拡開してリベツトが外れるおそれが
あつた。特に中空二重構造の容器はブロー成形容
器によつて製造されることが多く、ブロー成形で
は射出成形によるものよりも比較的軟質のプラス
チツクが用いられるので、一層外壁の変形による
リベツトの抜け外れが問題となる。
そこで、本考案は、このような問題に鑑み、容
器本体または蓋体に変形歪が生じても、ヒンジ部
を有する取付片が離脱することのないブロー成形
容器を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するため、その技術
的手段として次のように構成した。すなわち、 中空二重壁構造の容器本体と蓋体をそれぞれ半
体とする一対の半体からなり、その一方の半体の
外周縁部に、ヒンジ部を有する取付片を一体に延
出形成し、上記取付片には樹脂溜まり状の突出端
を有する円筒状の突起を形成し、他方の半体の外
周縁部には外壁と内壁とを一体に溶着して補強部
を形成すると共に、この補強部に上記取付片の突
起挿込み孔を形成し、この突起挿込み孔に取付片
の突起を挿込み、かつ熱カシメすることにより、
その突出端を圧潰して膨出部を形成し、一対の半
体を開閉自在に連結したことを特徴とするブロー
成形容器。
がそれである。ここに、取付片の嵌合孔を設ける
半体の外周縁部とは、この半体と対をなす他方の
半体との合わせ面付近の外周面ないしはその合わ
せ面にかかる部位に指称するものである。
作 用 本考案に係るブロー成形容器を構成する一対の
半体は、熱可塑性プラスチツクのブロー成形によ
つてそれぞれ各半体ごとに形成され、取付片およ
びそれを取付ける補強部はその成形時に同時に成
形される。そして、この一対の半体を取付片によ
つて連結し、開閉自在の容器とするには、取付片
の先端部を補強部に当接し、かつ取付片の突起を
補強部に貫通させ、その突起の内部への突出端を
熱カシメして膨出部を形成することによつて固定
すれば、一対の半体は取付片のヒンジ部をヒンジ
として一方が他方に対して開閉自在のものとな
る。
一対の半体を連結する取付片は、一方の半体に
一体に成形されており、他方の半体には外壁と内
壁を溶着した補強部が形成されていて、取付片を
補強部に固定するので、一対の半体の外壁にたと
えかなりの変形が生じても補強部は変形せず、取
付片の突起が抜け外れることがなく、一対の半体
の連結強度はきわめて大である。
考案の効果 本考案に係るブロー成形容器は、前記の如き技
術的手段を有し、かつ上記の如く作用するもので
あるから、外壁に変形が生じても、一対の半体は
分離破損することがない。特にブロー成形容器で
は比較的軟質のプラスチツクを用いなければなら
ないが、それによるものであつても、きわめて高
い強度をもたせることができる。また、熱カシメ
にて膨出部を簡単に構成して取付強度を向上させ
るとともに、別部材を使用せず簡単に製造するこ
とができる。さらに、取付片に形成される突起
は、円筒状に構成するため突出端は樹脂溜まり状
となり固着を良好に行なえる。尚、この突起の円
筒部分は熱カシメ時の位置決めとしても使用する
ことも可能である。
実施例 第1図および第2図において、1は容器本体、
2は蓋体であつて、この容器本体1および蓋体2
をそれぞれ一方の半体および他方の半体とする一
の半体をもつて開閉自在の容器が構成されてい
る。
上記容器本体1および蓋体2は熱可塑性プラス
チツクのブロー成形によつて中空二重壁構造に構
成されたものであつて、容器本体1の一端面の外
周縁部には取付片3が一体に延出形成されてい
る。この取付片3は基端側が薄肉化された面状に
屈曲自在のヒンジ部4、その先端部が低い台形状
で比較的厚肉の取付部5となつており、取付部5
の中央には円筒状の突起6が一体に突出されてい
る。また、蓋体2には、その一端面の外周縁部に
上記取付片3の取付部5を固定する補強部7が形
成されている。この補強部7は、外壁を内壁側に
陥没させた凹部8と、内壁を外壁に陥没させた凹
陥部9とを形成し、かつその外壁と内壁とを溶着
することによつて形成されており、凹部8は取付
片3の取付部5が嵌合する開口方向へ拡開する形
状をなしている。なお、本考案において補強部の
肉厚は、内壁あるいは外壁の肉厚の1.2倍以上、
2倍以下でブロー成形時溶着一体化されている。
補強部7の中央には凹陥部9に貫通する突起挿込
孔10があけられている。取付片3の取付部5に
は突起6と対応して凹陥部11が形成されてい
る。また、本体1と蓋体2の合わせ面外周にはそ
れぞれ対向した壁を成形時一体に溶着した嵌合段
部1a,2aが形成される。
容器本体1に蓋体2を連結して開閉自在の容器
を構成するには、取付片3の取付部5を補強部7
の凹部8に嵌込み、かつ突起6を補強部7の突起
挿込孔10に挿通する。そして、突起6の樹脂溜
まり状となつた内側突出端を熱カシメし、その際
の加熱押圧作用によつて圧潰して拡径されるとと
もに突起挿込孔10の周壁面に溶着し、その結果
突出端を膨出部12として固定する。第3図には
上記熱カシメのための装置が示されており、13
は治具、14は加熱押圧具である。なお、凹陥部
11は熱カシメ工程において位置決め用として利
用される。
第4図には以上説明したものの他例が示されて
いる。この実施例では、容器本体1の蓋体2に対
する合わせ面をなすように補強部7を形成すると
共に、その補強部7の合わせ面側には取付片3の
嵌込み凹部15を形成し、取付片3は蓋体2の外
周縁部に一体に延出形成している。また合わせ面
と反対側の外壁には傾斜状の凹部16が形成され
ている。
以上のように連結された容器本体1と蓋体2
は、容器本体1と一体に形成された取付片3が蓋
体2の補強部7に固定されるので、外壁に変形が
生じても補強部7はその影響を受けることがな
く、取付片3を補強部7に固定している突起6突
起挿込孔10から抜け外れることがない。したが
つて、容器はきわめて強度の高いものとすること
ができる。
なお、前記2実施例とも、取付片3が外壁面と
同一面をなすか、または外部に露出しないので、
その破損等を防止でき、外観上もすぐれたものと
することができる。
ブロー成形容器を構成する熱可塑性プラスチツ
クとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩
化ビニル等ブロー成形可能なものが用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の縦断斜
視図、第2図は同上全体の斜視図、第3図は熱カ
シメ工程を示す断面図、第4図は他の実施例を示
す要部の縦断斜視図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……取付片、
4……ヒンジ部、5……取付部、6……突起、7
……補強部、8……凹部、10……突起挿込孔、
15……凹部、16……傾斜状の凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空二重壁構造の容器本体と蓋体をそれぞれ半
    体とする一対の半体からなり、その一方の半体の
    外周縁部に、ヒンジ部を有する取付片を一体に延
    出形成し、上記取付片には樹脂溜まり状の突出端
    を有する円筒状の突起を形成し、他方の半体の外
    周縁部には外壁と内壁とを一体に溶着して補強部
    を形成すると共に、この補強部に上記取付片の突
    起挿込み孔を形成し、この突起挿込み孔に取付片
    の突起を挿込み、かつ熱カシメすることにより、
    その突出端を圧潰して膨出部を形成し、一対の半
    体を開閉自在に連結したことを特徴とするブロー
    成形容器。
JP13017384U 1984-08-28 1984-08-28 ブロ−成形容器 Granted JPS6145315U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13017384U JPS6145315U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 ブロ−成形容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13017384U JPS6145315U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 ブロ−成形容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6145315U JPS6145315U (ja) 1986-03-26
JPH047087Y2 true JPH047087Y2 (ja) 1992-02-26

Family

ID=30688784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13017384U Granted JPS6145315U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 ブロ−成形容器

Country Status (1)

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JP (1) JPS6145315U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59130174A (ja) * 1983-12-05 1984-07-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波解凍装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59130174A (ja) * 1983-12-05 1984-07-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波解凍装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6145315U (ja) 1986-03-26

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