JPH0742866Y2 - 箱状蓋体 - Google Patents

箱状蓋体

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JPH0742866Y2
JPH0742866Y2 JP4241289U JP4241289U JPH0742866Y2 JP H0742866 Y2 JPH0742866 Y2 JP H0742866Y2 JP 4241289 U JP4241289 U JP 4241289U JP 4241289 U JP4241289 U JP 4241289U JP H0742866 Y2 JPH0742866 Y2 JP H0742866Y2
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JP4241289U
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宏 川本
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Inoac Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車のコンソールボックス、グローブボ
ックス等に用いられる箱状蓋体、すなわち蓋本体の開口
底部を塞ぐようにしてその蓋本体に底蓋を固着した箱状
の蓋体に関する。
(従来技術) 自動車のコンソールボックス等の蓋体は、従来、緩衝性
付与、装飾性付与等の観点より、第5図の断面図に示す
ような蓋本体10と底蓋12とからなる箱状の蓋体14が主に
用いられている。蓋本体10は、内部が凹状になって底部
の開口した形状からなるもので、内面にボス15の立設さ
れたプラスチック製基体16と、その表面を覆うプラスチ
ックシート等の表皮18とから構成される。一方、底蓋12
は前記ボス15と対応する位置にネジ穴20が開けられたプ
ラスチック製板状体からなり、そのネジ穴20に挿通され
たネジ(タッピングスクリュー)22により、基体16のボ
ス15に固着されて蓋本体10の開口部を塞ぐ。
なお、コンソールボックスあるいはグローブボックス等
の種類によっては、基体16表面に表皮18を設けない場
合、または実開昭55−155656号公報のように基体16と表
皮18の間に緩衝材(図示せず)を設けることもある。
しかし上記箱状蓋体14は、基体16をプラスチックから成
形する際、ボス15内部の孔を形成する型部分が小さいた
め、該部の冷却が困難であり、基体16の連続成形中に該
ボス内側部が高温になり、第6図のようにボス16内面に
ヒケ17を生ずるようになる。その結果、前記底蓋12をボ
ス15にネジ止めする際、タッピングスクリュー22が空回
りする問題がある。
また、ボス15がプラスチック製からなるため、大きなト
ルクでタッピングスクリュー22を締め付けると、該ボス
が割れ、タッピングスクリューが空回りしたりして、確
実に底蓋12を蓋本体10に固着できないこともある。ま
た、一旦は確実に底蓋12をネジ止めした場合でも、自動
車の振動等により、タッピングスクリューが自然に緩ん
で、底蓋12が分離する虞もある。
さらに、割高なタッピングスクリューの使用、およびそ
のタッピングスクリューをねじ止めする工程が不可欠で
ある等の問題もある。
(考案が解決しようとする課題) そこでこの考案は、前記の点に鑑み、確実に底蓋を蓋本
体に固着でき、しかも一度固着したら振動等によっても
底蓋と蓋本体が分離しない、安価な箱状蓋体を提供しよ
うとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この考案は、底部が開口し、
内部が凹状とされた蓋本体と、その蓋本体底部の開口部
を塞ぐようにして該本体に固着された底蓋とからなる箱
状の蓋体において、 (イ)該蓋本体と該底蓋が形成する内部空間に少なくと
も2本の係合片を該蓋本体、該底蓋のそれぞれに計4本
設け、かつ、蓋本体から突き出る係合片と底蓋から突き
出る係合片が隣接するように配置し、該隣接する係合片
の向かい合う面の先端に凸状の係合部を設けるか、ある
いは該隣接する係合片の向かい合う面に凹凸形状を施し
嵌合関係を有する係合部を設けるかして、蓋本体と底蓋
の位置を固定できるような構造とし、 (ロ)蓋本体と底蓋を組み付ける際、該隣接する2本の
係合片の向かい合わない側の面がつくる最大幅a+b
が、矩形断面の一辺cよりも5〜6mm大きくなっている
筒状体を蓋本体の係合片に挿入し、 (ハ)該蓋本体の係合片と筒状体がつくる空隙に底蓋の
係合片を挿入、押し込むことで 該本体と底蓋を固着することを特徴とする箱状蓋体。
(作用) 蓋本体から突き出た係合片と底蓋か突き出た係合片を固
着する筒状体の矩形断面の一辺cは、上記係合片の組み
付け時に擦れ違う係合部がつくる最大幅a+bより所定
量小さくなっている。(図2参照)すなわち、ここでい
う所定量とは、蓋本体と底蓋を組み付けるときに擦れ違
う係合部がつくる最大厚みよりも矩形断面の一辺cが小
さく、かつ組み付け完了時に2本の係合片の向かい合わ
ない側の面がつくる面間隔よりも大きい量をいう。
従って、蓋本体内面の係合片と底蓋内面の係合片は、筒
状体両側から挿入されて筒状体内で擦れ違うする際に、
係合部の厚みの和a+bは、筒状体の矩形断面の一辺c
より大になるため、筒状体内面を外側へ押すとともに、
その反力によって内側へ強く押される。
そしてその後、係合片が更に強引に筒状体内へ挿入され
て、係合部同士が係合位置に至ると、両係合片が前記筒
状体内面により押されて両係合部が確実に係合し、蓋本
体と底蓋が固着される。
そして、一旦上記のようにして蓋本体と底蓋の固着がな
されると、その蓋本体と底蓋の固着を解除しようとして
も、前記係合片の外側への屈曲が筒状体内面によって規
制されるために係合片の係合解除ができず、蓋本体と底
蓋体を分離させることができない。
そのため、蓋本体と底蓋体が一度固着されて形成された
箱状蓋体は、自動車の振動等によってもその固着が解除
されることがない。
(実施例) 以下実施例に基づきこの考案を説明する。
第1図はこの考案の一実施例にかかる箱状蓋体24の断面
図であり、第2図および第3図はその箱状蓋体24の組み
立て時の断面図である。
箱状蓋体24は、底部が開口し、内部が凹状とされた蓋本
体26と、その蓋本体26の底部を塞ぐ底蓋28、および筒状
体29からなる。
蓋本体26は、内面所定部に係合片30の形成されたプラス
チック製基体32と、その表面を覆う表皮34からなる。基
体32は、基体24に必要な強度を付与するもので、AS樹脂
またはABS樹脂、あるいは強化プラスチック樹脂等の硬
いプラスチックからなる。基体32内面の係合片30は、所
定幅、所定厚みからなり、その一側に凸形状の係合部30
aが形成されている。また表皮34は、装飾性、あるいは
緩衝性付与のためのもので、軟質塩化ビニル樹脂等の軟
質プラスチックからなる。なお、基体32と表皮34との間
にポリウレタンフォーム等を介在させて、より緩衝性を
高めることもできる。
底蓋28は蓋本体26の底面の美観向上、あるいは箱状蓋体
24の強度を増大させるため、さらには箱状蓋体24をコン
ソールボックス本体等(図示せず)に開閉可能に取り付
けるためのものでポリプロピレン等の硬質プラスチック
からなり、前記蓋本体の係合片30と対向する位置の内面
に係合片36が形成されている。その係合片36は蓋本体の
係合片30と係合するもので、係合部30a、36aを凸形状と
した。
勿論、前記係合部30a,36aは、図示のものに限らず、一
方を凸、他方を凹形状としてもよい。
筒状体29は、ポリプロピレン等の硬質プラスチック製か
らなり、第4図の斜視図に示すような四角形の中空筒形
状をしたものである。その筒状体29の矩形断面の一辺c
は、蓋本体から突き出た係合片と底蓋から突き出た係合
片の組み付け時に擦れ違う係合部がつくる最大幅a+b
より所定量、通常数mm、小となっている。なお、筒状体
29の矩形断面の他辺dは、前記係合片30,36の幅と同一
もしくは僅かに大となっている。
このような構成部品から次のようにして、箱状蓋体26が
組み立てられる。
まず筒状体29の一端から蓋本体の係合片30を筒状体29内
に挿入し第3図のように、筒状体29を蓋本体26の内面に
配置する。このとき、筒状体29は、その一内面29aと係
合片30の凸状係合部30aとの間に隙間31が形成されるよ
うに位置される。
次いで蓋本体26の底部開口部上に底蓋28を配置し、前記
筒状体29の他端(上端)から筒状体の隙間31に底蓋28内
面の係合片36を挿入する。その際、前記のように筒状体
29の矩形断面の一辺cは、蓋本体から突き出た係合片と
底蓋から突き出た係合片の組み付け時に擦れ違う係合部
がつくる最大幅a+bより所定量小となっているため、
底蓋係合片36の凸状係合部36aが蓋本体係合片30の係合
部30aを乗り越えて係合する時に、筒状体29内面から大
きな圧力を受けることになる。従って、その筒状体内面
の圧力に打ち勝つべく、底蓋28を強く蓋本体26側へ押
し、底蓋係合片36を強引に筒状体29内に挿入することに
より、底蓋係合片36の係合部36aと蓋本体係合片30の係
合部30aを係合させる。
これにより、蓋本体26と底蓋28が固着し、第1図の箱状
蓋体24が得られる。
一方、前記係合により一旦蓋本体26と底蓋28が固着する
と、蓋本体26と底蓋28を分離させようとする力が加わっ
ても、前記係合部の厚みa,bと筒状体の矩形断面の一辺
cとの関係から、互いに係合している係合片30,36の外
側への動き(係合解除方向への動き)が、その筒状体29
内面により規制されることになるため、その係合解除が
阻止され、蓋本体の26の底蓋28が分離する虞がない。
(効果) この考案は、前記の構成からなるため、蓋本体と底蓋を
確実に固着でき、固着後は自動車の振動等によってもそ
の固着解除の虞がない箱状蓋体を得ることができる。
しかも、割高なタッピングスクリューを使用せず、その
タッピングスクリュー止めのための作業も不要であるた
め、安価な箱状蓋体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例に係るもの
で、そのうち第1図は箱状蓋体の断面図、第2図および
第3図は箱状蓋体の組み立てを示す断面図、第4図は筒
状体の斜視図であり、また第5図は従来の箱状蓋体の断
面図、第6図はその従来の箱状蓋体の部分断面図であ
る。 26:蓋本体、28:底蓋、29:筒状体、30:蓋本体の係合片、
30a:係合部、36:底蓋の係合片、36a:係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部が開口し、内部が凹状とされた蓋本体
    と、その蓋本体底部の開口部を塞ぐようにして該蓋本体
    に固着された底蓋とからなる箱状の蓋体において、 (イ)該蓋本体と該底蓋が形成する内部空間に少なくと
    も2本の係合片を該蓋本体、該底蓋のそれぞれに計4本
    設け、かつ、蓋本体から突き出る係合片と底蓋から突き
    出る係合片が隣接するように配置し、該隣接する係合片
    の向かい合う面の先端に凸状の係合部を設けるか、ある
    いは該隣接する係合片の向かい合う面に凹凸形状を施し
    嵌合関係を有する係合部を設けるかして、蓋本体と底蓋
    の位置を固定できるような構造とし、 (ロ)蓋本体と底蓋を組み付ける際、該隣接する2本の
    係合片の向かい合わない側の面がつくる最大幅a+b
    が、矩形断面の一辺cよりも5〜6mm大きくなっている
    筒状体を蓋本体の係合片に挿入し、 (ハ)該蓋本体の係合片と筒状体がつくる空隙に底蓋の
    係合片を挿入、押し込むことで 該本体と底蓋を固着することを特徴とする箱状蓋体。
JP4241289U 1989-04-11 1989-04-11 箱状蓋体 Expired - Lifetime JPH0742866Y2 (ja)

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JP4241289U JPH0742866Y2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 箱状蓋体

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JP4241289U JPH0742866Y2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 箱状蓋体

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JPH02132540U JPH02132540U (ja) 1990-11-02
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Families Citing this family (4)

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JPH0730437Y2 (ja) * 1990-01-31 1995-07-12 日本プラスト株式会社 グローブボックス
JP5911708B2 (ja) * 2011-11-29 2016-04-27 小島プレス工業株式会社 ボックス
JP5962448B2 (ja) * 2012-11-12 2016-08-03 豊田合成株式会社 収納ボックス
JP6715045B2 (ja) * 2016-03-22 2020-07-01 株式会社イノアックコーポレーション 車両搭載用ロック装置

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JPH02132540U (ja) 1990-11-02

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