JPH0466462A - フィルム等のしわ取りロール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、プラスチックフィルム等の走行途中において
発生する１しわ１ｔ−取り除くためのしわ取りロールに
係り、特に厚さが数μｍもしくはそれ以下の薄物フィル
ムのしわ取りに適したロールに関するものである。

（従来の技術） フィルム等のしわ取りロールとしては、ロール本体のロ
ール面上に、その長手方向中央部から左右にねじれ方向
が逆のらせん状突条を設け、らせん状突条の回転による
中央から両端側への送り作用にエリフィルム等を巾方向
へ拡張してしわを取り除くものがあった。

（発明が解決しょうとする課題） 上記らせん状突条によるしわ取りロールは、比較的厚イ
フィルムの工うに比較的剛性を有するフィルム等のしわ
取りには有効であるが、厚さが数μｍもしくはそれ以下
のグラスチックフィルムの工うに低剛性のフィルム等は
、突条間の溝に落ち込んで、これが再びしわを発生させ
る原因になっていた。なお、らせん状突条をゴム等の弾
力性を有する部材を介してロール本体に取付けることに
工す、フィルム等に対するらせん状突条の当りを和らげ
るようにしたしわ取りロールも提案されている（実開昭
６０−１’？３３４６号公報）が、このしわ取りロール
もらせん状突条間の弾力性を有する溝内にフィルム等が
落ち込むため、薄物フィルムのしわを完全に除去するこ
とは困難であった。

本発明は、特に薄物フィルムのような低剛性のフィルム
等のしわ全エリ完全に除去することのできるしわ取りロ
ール全提供すること全目的としている。

〔発明の構成〕

（課題全解決するための手段） 上記目的を達成するための本発明は、フィルム等のしわ
取りロールにおいて、ロール本体と、このロール本体の
ロール面に沿って設けられると共にロール本体の長手方
向中央部から左右にねじれ方向全通に形成されたゴム製
のらせん状突条と、ロール本体のロール面およびらせん
状突条全被うゴム製の被覆層とからなり、被覆層の外表
面は自由状態において実質的になめらかな円筒表面に形
成され、かつらせん状突条と被覆層の硬度は前者が高く
後者が低く設定されているものである。

（作用） 上記らせん状突条は、被覆層に工って被われているため
にフィルム等に直接に接触することはない。フィルム等
は自由状態においてなめらかな円筒表面に形成されてい
る被覆層の外表面に接触する。被覆層の硬度はらせん状
突条エリ低いため、フィルム等の張力に工って圧縮され
ると、らせん状突条がある部分に比較してらせん状突条
がないすなわち溝部の部分の方がエリ大きく変形する。

この被覆層の変形お工びわずかではあるがらせん状突条
の変形にエリ、被覆層の外表面にはらせん状突条に沿っ
た凹凸を生じ、しわ取りロールの回転に↓リフイルム等
を中央から両端へ向けて拡張し、しわ上堰る。被覆層の
上記変形はフィルム等がしわ取りロールから離れる際に
復元してなめらかな円筒表面になるため、上記被覆層の
部分的な変形によるしわの再発は生じない。

（実施例） 以下本発明の実施例について第１図ないし第４図を参照
して説明する。第１図において、１０は本発明によるし
わ取りロールである。しわ取りロール１０は、第２図に
一部を拡大して示す工うに、中空の金属製ロール（以下
、ロール本体という）１１のロール面＋１Ｈの上にらせ
ん状突条１３を有する突条ゴム層１２を設け、突条ゴム
層１２の上にゴム製の被覆層１４を設けである。

突条ゴム層１２は、硬度が７０ないし９ＱＨｓ程度のネ
オグレンゴム等のゴムで形成されている。

らせん状突条１３は、第１図に示す工うに、しわ取りロ
ール１０の長手方向中央部Ｍを境に左右でねじれ方向が
逆になっている。らせん状突条１３の山中ａと溝巾すは
それぞれ５ないし１５謹程度に設定し、高さｈは３ない
しＩＯ−程度に設定することが好ましい。なお、本実施
例はらせん状突条１３金２条とした例を示しているが、
リード角は１ないし１０°程度に設定することが好まし
い０被覆層１４は、硬度が２０ないし４　Ｑ　Ｈｓ程度
で、上記突条ゴム層１２工リ硬度が低いネオプレンゴム
等のゴムで形成され、らせん状突条１３を完全に被って
おり、その外表面は自由状態において実質的になめらか
な円筒表面となる工うに形成されている。被覆層１４が
らせん状突条１３の山の頂部上被う厚さＣは、１ないし
３．、程度に設定することが好ましい０ 次いで本しわ取りロール１００作用について説明する。

このしわ取りロール１０は、第４図に斜線で示し、かつ
符号１０３．ＩＯｂ、ＩＯＣで示す↓うに、トリミング
部２１．コロナ処理などの各種処理部２２ならびに巻取
部２３等の前にそれぞれ設置され、走行しているフィル
ム２０に対し、らせん状突条１３がフィルム２０の巾方
向中央から両端に向けてそれぞれ送り力全与える方向に
回転させて使用する。

シワ取りロール１０にフィルム２０が巻き掛けられると
、フィルム２０の張力に基づく接圧力に工って比較的硬
度が低い被覆層１４が圧縮されて第３図に示す工うに変
形する。なお、らせん状突条１３は、比較的硬度が高い
几め、わずかに変形するのみである。そこで、被覆層１
４は、第３図に示す工うに、らせん状突条１３の山部で
は変形が押えられて高く、溝部では比較的大きく変形し
て低くなり、らせん状突条１３に沿う凹凸を生ずる。す
なわち、しわ取りロール１０の外表面にらせん状突条１
３に沿うらせん状突条が存在すると同様の状態になり、
送りねじの作用に工っでフィルム２０をその巾方向中央
から両端に向けて送り、フィルム２０を巾方向に拡張し
てしわを除去する。

らせん状突条１３の断面形状は、被覆層１４が上記の工
うにフィルム２０に工っで変形したとき、被覆層１４の
外表面に生じる凹凸が送り力の付与に適し、かつ比較的
なめらかな曲面となる工うに足めることが好ましく、ら
せん状突条１３を第２図に示す工うに、しわ取りロール
１０の長手方向中央部Ａから両端に向けて傾斜させてお
くと、第３図に示す工うに、ロール端側の肩部１３２が
比較的大きく変形してロール端側に向って傾斜する几め
、エリ大きな送り力を得ることができる。

しわ取りロール１０の外表面に対するフィルム２０の接
圧力は、フィルム２０がし７わ取りロール０から離れる
手前から次第に減少し、離れる点では接圧力が零になる
。そこで、上記被覆層１４お工びらせん状突条１３の変
形は、フィルム２０がしわ取りロール１０から離れる手
前力・ら減少し、離れる点では変形が零になり、被覆層
１４の外表面は自由状態である実質的になめらかな円筒
表面に復帰する。この几め、しわ取りロール１０から離
れるフィルム２０は工す完全な平面状態になされ、しわ
取りロール１０が凹凸に変形したことによるしわの再発
を生ずることはない。

なお、突条ゴム層１３を硬度８ＱＨｓのネオプレンゴム
、被覆層１４を硬度３ＱＨｓのネオプレンゴムとし、し
わ取りロール１０の外径３００．、、らせん状突条１３
を２条で山中ａと溝巾ｂｙそれぞれ１０■、高さｈｋ５
■、頂部被覆厚さＣを２ｍ、’Ｊ−ドを４０■（リード
角は約２．５°）とし、厚さが１ないし９μｍ、巾が５
５００−のポリエステル２軸延伸フイルムｔ２５０ｍ／
ｍで走行させた引取機お工び巻取機にそれぞれ適用し九
ところ、いずれの場合にもしわが完全に除去され、良好
な巻取りロールが得られ几。

前述し７を冥施例は、らせん状突条１３をロール本体１
１のロール面＋１ａ上に設けるのに、突条ゴム層１２の
シート状の基部＋２Ａの表面にらせん状突条１３を設け
、これ全ロール面＋１ａ上に設は比例を示したが、ロー
ル面＋１ａ上に直接にらせん状突条１３全設は定り、ま
几は別の弾性体もしくは非弾性体を介して取付けてもよ
い。

〔発明の効果〕

以上述べｆｃＬうに本発明に工れば、フィルム等のしわ
をニジ確実に取シ除くことができ、特に薄物フィルムの
工うな低剛性のフィルム等のしわ取りに大きな効果が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるしわ取りロールの笑施例を示す正
面図、第２図は第１図のＡ部拡大断面図、第３図は第２
図に示す部分がフィルム等に工っで変形し几状態全示す
断面図、第４図は本発明によるしわ取りロールを適用す
るフィルム処理装置の概要図である。 １０、　ｌｏａ、　ｊｏｂ、　１０・・・しわ取すロー
ル、１１・・・ロール本体、　　１３・・・らせん状突
条、４・・・被覆層、　２０−０．フィルム、２１・・
・トリミング部、　２２・・・処理部、２３・・・巻取
部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フィルム等のしわ取りロールにおいて、ロール本体と、
   同ロール本体のロール面に沿って設けられると共に該ロ
   ール本体の長手方向中央部から左右にねじれ方向を逆に
   形成されたゴム製のらせん状突条と、前記ロール本体の
   ロール面および前記らせん状突条を被うゴム製の被覆層
   とからなり、前記被覆層の外表面は自由状態において実
   質的になめらかな円筒表面に形成され、かつ前記らせん
   状突条と被覆層の硬度は前者が高く後者が低く設定され
   ていることを特徴とするフィルム等のしわ取りロール。