JPH0466461A - テープフィーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はテープフィーダに係り、詳しくは、電子部品封
入テープのカバーテープを巻取る巻取りリールを不要に
したテープフィーダの構造に関する。

（従来の技術） 電子部品を基板に搭載するための手段として、テープフ
ィーダに装備された電子部品封入テープをピンチ送りし
て、このテープに封入された電子部品を実装装置へ向っ
て搬送し、移載ヘッドによりこの電子部品をティクアッ
プして基板に移送搭載するようにしたものが広（実施さ
れている。

この種テープフィーダは、例えば特開昭６２１４６８６
１号公？［こ示されるように、供給リールの装着部と、
スプロケット等から成るテープのピッチ送り手段と、ベ
ーステープに収納された電子部品を移載ヘッドによりテ
ィクアップできるように、カバーテープをベーステープ
から剥離するためのカバーテープの剥離手段と、剥離さ
れたカバーテープを巻き取る巻取りり一ル、及びこの巻
取りリールの駆動手段等から成っている。

（発明が解決しようとする課題） 上記のようにこの種従来のテープフィーダは、様々の構
成部品から成っており、その構造はかなり複雑である。

殊に上記従来手段にあっては、カバーテープをベーステ
ープから剥離しながら巻取らねばならないため、巻取り
リールをテープのピンチ送り速度よりも若干速く回転さ
せて強く巻き取る必要があり、このため巻取りリールの
駆動手段はかなり複雑な機構により構成されていた。し
たがってテープフィーダの構造はきわめて複雑であり、
またそれだけ製造コストも高く、更には取り扱いや保守
管理も面倒等の問題があった。

また供給リールのテープが無くなったならば、テープフ
ィーダをこれがセットされたテーブルから取りはずして
テープフィーダに新たな供給リールを装着するとともに
、巻取りリールに巻取られたカバーテープを巻取りリー
ルから除去しなければならない。しかしながら上述のよ
うに、カバーテープは巻取りリールに強く巻取られてい
るため、これを巻取りリールから簡単に取りはずしにく
く、このため従来、カバーテープはナイフより切断する
などして巻取りリールから除去しなければならないなど
、その取り扱いは甚だ面倒であった。

したがって本発明は上記事情に鑑み、構造が簡単で取り
扱いや保守管理が簡便なテープフィーダ、更に詳しくは
カバーテープの巻取りり一ルやその駆動手段を不要にで
きるテープフィーダを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、電子部品封入テープをピッチ送りするスプロ
ケットを備えたテープ送り部と、電子部品封入テープが
巻回された供給リールを備えたテープ供給部とを別体形
成し、このテープ供給部を上記テープ送り部の後部に着
脱自在に結合するとともに、このテープ供給部に、上記
電子部品封入テープから剥離されたカバーテープの回収
室と、上記供給リールから導出された電子部品封入テー
プを前送りする前送り手段と、この前送り手段を操作す
る操作部を設けたものである。

（作用） 上記構成において、電子部品封入テープから剥離された
カバーテープは、回収室に回収される。また供給リール
のテープが無くなったときは、テープ供給部をテープ送
り部から分離し、回収室のカバーテープを除去するとと
もに、新たな供給リールを装着し、また操作部を操作し
てテープを前送りし、テープ供給部をテープ送り部に結
合する。

（実施例） 次に、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。

第１図はテープフィーダの側面図である。このテープフ
ィーダは、テープ供給部■と、テープ送り部３０を別体
形成して構成されている。

後述するように、このテープ供給部１は、テープ送り部
３０の後部に着脱自在に結合される。

２はテープ供給部１の本体部であり、日清状の装着部３
が形成されている。この装着部３には、供給リール４が
ビン５を中心に回転自在に装着される。また本体部２の
後部には、把手〇が設けられている。この供給リール４
には、電子部品封入テープ７が巻回されている。

本体部２の上部には、カバーテープ７ａの回収部８が、
ヒンジ部１０を中心に回転して開閉自在に設けられてい
る。回収部８の内部は回収室９になっており、また回収
室９の前部には、剥離部１１が設けられている。この剥
離部１１は、先鋭なエツジｌｌａを有している。テープ
７が前方へ送られると、チー１７の上面に貼着されたカ
バーテープ７ａはこのエツジｌｌａに剥離され、回収室
９に回収される。回収室９に回収されたカバーテープ７
ａは、第１図鎖線で示すように、回収部８を開いて取り
出される。

本体部２の上部には、前送り手段としてのスプロケット
１２が設けられている。１３はこのスブロケッ１−１２
に係合する揺動爪、１４はこの揺動爪１３を弾発するば
ね材であり、一方向クラッチを構成している。このスプ
ロケット１２と同軸的に、回転式の手動式操作部１５が
設けられており（第２図も参照）、この操作部１５を時
計方向に回転させると、テープ７は前送りされる。供給
リール４から導出されたテープ７は、このスプロケット
１２に係合しており、操作部１５を指先により時計方向
に回転させると、テープ７はスプロケット３３（後述）
の係合位置まで前送りされる。この操作部としては、レ
バー式でもよい。

１６はテープ７の押え手段である。この押え手段１６は
長尺の板ばねにて形成されている。

この押え手段１６は、上記供給リール４と、上記回収室
９の境界に沿って延出しており、回収室９の底壁を兼務
している。この押え手段１６の後端部は、ビス１７によ
り本体部２に固定されている。またその先端自由端部は
、上記スプロケット１２の上方まで延出し、テープ７が
スプロケット１２から離脱しないように、そのばね性に
よりテープ７をスプロケット１２へ軽く押し付けている
。

本体部２の前部には、連結部１８が延設されている。こ
の連結部１８の前面は、垂直面１９と傾斜面２０から成
る位置決め面となっている。

またこの連結部１８には、ピン２１が設けられている。

第２図に示すように、スプロケット１２を通過したテー
プ７は、この連結部１８の上面上を走行する。連結部１
８には、スプロケット３３が嵌入する溝部２５が形成さ
れており（第２図参照）、テープ７の側縁部に沿って形
成されたピン孔２６は、この溝部２５上に位置している
。このピン孔２６には、テープ送り部３０のスプロケッ
ト３２．３３　（後述）のピンが係合する。

第１図において、テープ送り部３０は、長板状の本体３
１を主体としている。この本体３１の両側部には、スプ
ロケット３２．３３が設けられている。スプロケット３
２．３３には、レバー３４．３５が同軸的に装着されて
おり、レバー３４とレバー３５は、水平なシャフト３６
で連結されている。

このシャフト３６は、ばね材３７により、第１図におい
て右方へ付勢されている。また本体３１の上面には、テ
ープ７の送行を案内するカバー板３８と、テープ７に収
納された電子部品の飛び出しを防止するシャッター３９
が設けられている。このシャッター３９は、上記シャフ
ト３６に取り付けられている。

４０はシャフト３６に連結された駆動レバーであり、そ
の上端部にはローラ４１が軸着されている。電子部品実
装機に設けられた押圧手段（図外）によりこのローラ４
１が押圧されると、レバー４０は揺動し、シャフト３６
は往復運動してスプロケット３２．３３はピンチ回転し
、テープ７はピッチ送りされる。またこれに連動して、
シャッター３９は往復摺動して開閉し、開状態において
、電子部品は移載ヘッド４２のノズル４３に吸着されて
ティクアップされる。

第２図において、本体３１の後部には、上記連結部１８
が挿入される開口部４８が形成されている。上記スプロ
ケット３３は、この開口部４８に配設されている。この
開口部４８の前壁は、上記垂直面１９と傾斜面２０が当
接する位置決め用の垂直面４４と傾斜面４５になってい
る（第３図も参照）。また開口部４８の側部には、上記
ピン２１が係脱自在に係合する係合爪４６が揺動自在に
設けられている。４７は係合爪４６の付勢用ばね、４９
は係合爪４６の操作レバーである。

本体３１の前方には、テープ７を切断処理するカッター
４９が設けられている。本体３１は、テーブル移動装置
５０に載置されたテーブル５１上に装着されている。５
２はこのテーブル５１の下面に設けられたナツト、５３
はこのナツト５２に螺合する送りねしである。この送り
ねじ５３が回転すると、テーブル５１はこの送りねじ５
３に沿って摺動し、所定のテープフィーダを、移載ヘッ
ド４２のティクアップ位置に停止させる。

このテープフィーダは上記のような構成より成り、次に
その取り扱いと動作の説明を行う。

テープフィーダをテーブル５１上にセットするにあたっ
ては、供給リール４を装着部３に装着し、また供給リー
ル４から導出したテープ７を、スプロケット１２に係合
させる。次いで操作部１５を指先で回転操作する。する
とテープ７は連結部１８の上面上に前送りされる。次い
で連結部１８を開口部４８に挿入し、テープ供給部１を
テープ送り部３０に結合する。この場合、一方の垂直面
１９と傾斜面２０が、他方の垂直面４４と傾斜面４５に
当接することにより、テープ供給部１はテープ送り部３
０に位置決めされ、また係合爪４６がピン２１に着脱自
在に保合することにより、両者１，３０は結合される。

またこの状態で、スプロケット３３のピン３３ａは、溝
部２５に露呈するテープ７のビン孔２６に保合する。な
お、両者１．３０の結合状態におけるスプロケット１２
とスプロケット３３の互いのピンの位置関係を、ビン孔
２６のピッチの整数倍にしておけば、テープ供給部１を
テープ送り部３０に装着すれば、テープ７のビン孔２６
をスプロケット３３のピンに確実に係合させることがで
きる。

このようにしてテープ供給部１とテープ送り部３０を結
合することにより、テープフィーダは、組み立てられる
。この状態で、ローラ４１が押圧されることにより、レ
バー４０は揺動して、テープ７はピンチ送りされ、移載
ヘッド４２のノズル４３により電子部品はティクアップ
されて、基板（図外）に移送搭載される。またテープ７
がピッチ送りされるのにともない、カバーテープ７ａは
剥離部１１に剥離され、回収室９に回収される。

供給リール４のテープ７が無くなったならば、把手６を
保持してテープ供給部ｌをテープ送り部３０から取りは
ずす。次いで回収部８を開いて、回収室９に回収された
カバーテープ７ａを除去するとともに、装着部３に新た
な供給り一ル４を装着する。次いで上述したように、テ
ープ供給部１をテープ送り部３０に結合する。

なおテープ供給部１は、高い成形精度は要求されないこ
とから、安価に製造することが可能であり、したがって
テープ供給部１は使い捨てにして、新たなテープ供給部
１をテープ送り部３０に結合するようにしてもよい。ま
たこのようなテープ供給部１のテープ送り部３０に対す
る着脱作業は、テープフィーダ全体をテーブル５１から
取りはずしたうえで行ってもよく、あるいはテープ供給
部１だけをテープ送り部３０から取りはずし、テープ送
り部３０はテーブル５１に載置したままで行ってもよい
。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は、電子部品封入テープをピ
ンチ送りするスプロケットを備えたテープ送り部と、電
子部品封入テープが巻回された供給リールを備えたテー
プ供給部とを別体形成し、このテープ供給部を上記テー
プ送り部の後部に着脱自在に結合するとともに、このテ
ープ供給部に、上記電子部品封入テープから剥離された
カバーテープの回収室と、上記供給リールから導出され
た電子部品封入テープを前送りする前送り手段と、この
前送り手段を操作する操作部を設けてテープフィーダを
構成しているので、カバーテープの巻取りリールや、巻
取りリールの駆動手段を不要にでき、テープフィーダの
構造を簡単化できるだけでなく、従来、きわめて面倒で
あった剥離されたカバーテープの除去処理を簡単に行う
ことができ、更には、テープの前送り手段を設けること
により、テープ送り部に対するテープのセントを簡単迅
速に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すものであって、第１図はテー
プフィーダの側面図、第２図は連結部分の斜視図、第３
図は部分側面図である。 １・・・テープ供給部 ４・・・供給リール ７・・・電子部品封入テープ ７ａ・・・カバーテープ ９・・・回収室 ・前送り手段 ・操作部 ・テープ送り部 ・スプロケット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電子部品封入テープをピッチ送りするスプロケットを備
   えたテープ送り部と、電子部品封入テープが巻回された
   供給リールを備えたテープ供給部とを別体形成し、この
   テープ供給部を上記テープ送り部の後部に着脱自在に結
   合するとともに、このテープ供給部に、上記電子部品封
   入テープから剥離されたカバーテープの回収室と、上記
   供給リールから導出された電子部品封入テープを前送り
   する前送り手段と、この前送り手段を操作する操作部を
   設けたことを特徴とするテープフィーダ。