JP3566831B2 - 電子部品の供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品実装機に付属する電子部品の供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子部品の供給装置を図9〜図15に基づいて説明する。
【0003】
電子部品の供給装置においては、従来から図9に示す電子部品集合テープAを使用して電子部品1を供給するのが一般的である。その理由は、電子部品1を規則的に配列することができ連続供給に適しているという技術的な理由だけではなく、作業者にとっても持ち運びや取扱が容易なためである。
【0004】
図9に示す電子部品集合テープAの構成は、格納凹部2が長さ方向に一定間隔で配列された保持テープ3と、前記格納凹部2に格納された電子部品1と、前記電子部品1の脱落防止と保護のために前記保持テープ3の上面に貼られたトップテープ4と、長さ方向に一定間隔に配列された送り穴5とからなる。
【0005】
従って、電子部品の供給装置において、前記電子部品集合テープAを使用して電子部品1を供給するには、トップテープ4を剥がす剥離工程と、吸着ノズルが電子部品1を吸着する吸着工程と、前記格納凹部2の一定間隔分だけ前記電子部品集合テープAを間欠移動させる移動工程との3工程を1サイクルとする繰り返し動作が必要である。
【0006】
電子部品実装機に取り付けられた従来例の電子部品の供給装置における上記繰り返し動作を図10〜図15に基づいて説明する。
【0007】
図10の正面図、図11の背面図、図12の先端部の平面図及び断面図を使用し、図12に示すタイミングチャートに基づき、吸着ノズルの動作に合わせた各部分の動作を説明する。
【0008】
図13において、電子部品実装機の吸着ノズルの降下・吸着・上昇で構成されるサイクルに合わせた部品供給動作を各部分が繰り返す。
【0009】
図10〜図12において、前記吸着ノズルの動作に合わせて、電子部品実装機の駆動レバー(図示せず)がフィードレバー6(図19に斜線で示す。)に当接し、フィードレバー6を第1回動中心16を軸にして、図10の時計方向に回動・降下させる。フィードレバー6はある程度回動・降下すると同一の回動中心16を有する巻取レバー11に衝突し、巻取レバー11を、図10の時計方向に回動・上昇させる。
【0010】
又、フィードレバー6の1サイクルの降下・停止・上昇動作は、図11に示すように、リンク7を介して、ホイール駆動レバー18の第2回動中心19を軸とする往復回動運動に変換される。
【0011】
又、ホイール駆動レバー18に設けられシャッター24の穴部24aに嵌合している第1ピン20と、テープガイド12に設けられた第2ピン22、22と、シャッター24に設けられ前記第2ピン22、22によってガイドされる長穴23とにより、前記ホイール駆動レバー18の往復回動運動がシャッター24の間欠的な直線往復運動に変換される。シャッター24は、図12(a)、(b)に示すように、先端24bが下方に曲がっており、テープガイド12の部品取出し位置に設けられた吸着窓25の全体を覆うのではなく、前記吸着窓25に露出している電子部品1の中央部分のみを保持する形で、テープガイド12の上面を間欠往復運動する。シャッター24の曲がった先端24bは、シャッター24が吸着窓25を覆わない時には、テープガイド12に設けられた隙間24aに退避している。
【0012】
従って、図11〜図13に示すように、フィードレバー6が回動・降下すると、シャッター24が図11における右方向に後退し始め、前記先端24bは前記隙間24aに退避する。電子部品実装機の駆動レバーが所定位置で停止すると、フィードレバー6が停止し、それに伴って、巻取レバー11とシャッター24とが停止する。そして、シャッター24が後退位置にあるため、テープガイド12に設けられた吸着窓25が完全に開口した状態になる。
【0013】
尚、吸着窓25は、電子部品1を取り出せる以上の開口面積を有し、吸着窓25が開いた状態では電子部品1は吸着窓25の中央付近に位置している。
【0014】
上記の状態で、降下していた吸着ノズルが電子部品1を吸着して上昇する。
【0015】
吸着ノズルが上昇すると、電子部品実装機の駆動レバーが上昇を開始する。復帰バネ9の作用により、フィードレバー6が、前記駆動レバーの上昇に追随し、第1回動中心16を軸にして図10の反時計方向に回動・上昇する。この上昇により、フィードレバー6が巻取レバー11から離れようとするので、復帰バネ10の引張り作用により巻取レバー11は図10の反時計方向に回動・降下する。
【0016】
巻取レバー11とリール8とは、第1回動中心16を共通の軸とし、両者間には周知の一方向回転ラチェット機構が設けられている。そして図10において、巻取レバー11が反時計方向に回動する場合にはリール8も反時計方向に回動し、巻取レバー11が時計方向に回動する場合にはリール8は停止しているように前記一方向回転ラチェット機構が構成されているので、上記のようにして巻取レバー11に加わる復帰バネ10の引張り作用は、リール8を反時計方向に回動させる力になり、トップテープ4を巻き取る力になる。この巻取り力により、電子部品集合テープAが図10の矢印方向に移送される際に、テープガイド12に設けられたスリット13において保持テープ3の上面からトップテープ4は剥離され、固定ローラ15を介してリール8に巻取られる。
【0017】
この時、ホイール駆動レバー18が第2回動中心19を軸にして図11における反時計方向に回動し、これに伴って、シャッター24は図12(a)における左方向に前進して吸着窓25を覆う。
【0018】
又、ホイール駆動レバー18とホイール21とは同じ第2回動中心19を持ち、両者間には周知の一方向回転ラチェット機構が設けられている。そして、ホイール駆動レバー18が図11における反時計方向に回動する時にだけ互いに同一方向に回動する。そして、ホイール21の外周には保持テープ3の送り穴5に係合する等ピッチ複数のピン21aが付いているので、シャッター24が図12(a)における左方向に前進するに伴って、ホイール21が図11における反時計方向に回動し、ホイール21の周縁にあるピン21aが保持テープ3の送り穴5に係合し保持テープ3をホイール21の回動方向に移動させる。
【0019】
この時に、図10に示すように、前記のようにして剥離力が加わっているトップテープ4が保持テープ3の上面から剥離され、固定ローラ15を介してリール8に巻き取られる。フィードレバー6が上死点で停止すると、ホイール駆動レバー18も停止し、シャッター24と電子部品集合テープAとが動作を停止する。
【0020】
リール8は剥離されたトップテープ4を巻取り、トップテープ4の張力と巻取り力とが釣り合った時点で停止する。そして、前記巻取りレバー11はその動作完了時点ではフィードレバー6から離れた位置に停止し、復帰バネ10によって図10における反時計方向に付勢されている。又、この時の巻取りレバー11の停止位置は、リール8に巻き取られているトップテープ4の巻取り量、即ち、巻取り径によって異なる。
【0021】
図14は、前記テープガイド12を供給装置本体17に弾性的に押さえる押さえ部材14を示している。前述のように、電子部品集合テープAは保持テープ3の格納凹部2内に電子部品1を格納しその上をトップテープ4が押さえて保持しているが、トップテープ4が剥離されて電子部品1が吸着ノズルに吸着されるまでの間は、テープガイド12が、電子部品1を格納凹部2内に保持する役目を果たし、同時に、トップテープ4を剥離する際の電子部品集合テープAの浮き、弛み、ずれ等の乱れを防ぐ役目を果たしている。そして、支点14bに回動可能に軸支されている押さえ部材14は、テープガイド12の浮きをバネ26の押動力により強制的に抑え込む働きをしている。
【0022】
又、図10に示すように、電子部品実装機の駆動レバーがフィードレバー6に当接し、フィードレバー6を第1回動中心16を軸にして、図10の時計方向に回動・降下させる揺動量には、d、cの大小2種類の揺動量がある。このため駆動レバーが小ストロークc揺動した際、フィードレバー6が小ストロークc’揺動する電子部品供給装置と、駆動レバーが大ストロークd揺動した際、フィードレバー6が大ストロークd’揺動する電子部品供給装置との2種類の電子部品供給装置がある。
【0023】
尚、小ストロークc’揺動する電子部品供給装置においては、電子部品実装機の駆動レバーが誤って大ストロークd揺動した際、電子部品供給装置が破損しないようフィードレバー6が大ストロークd’揺動できるように構成されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
上記に述べたように、従来例においては、フィードレバー6が復帰回動時に巻取りレバー11が図10の反時計方向に回動し、これに伴ってリール8を同方向のテープ巻取り方向に回動させてトップテープ4を巻取るように構成している。
【0025】
そしてリール8及び巻取りレバー11のテープ巻取りの際の回動角は、リール8に巻取られたトップテープ4の量により異なり、トップテープ4の巻取り径が小のときは前記回動角は大となり、トップテープ4の巻取り径が大のときは前記回動角は小となる。このように前記回動角が一定でないため、フィードレバー6と巻取りレバー11とは離接可能に構成され、フィードレバー6が図10の反時計方向に回動して、巻取りレバー11を同方向に回動させる際、はじめは両者は一体となって回動するが、途中のトップテープ4の巻取り完了時点で巻取りレバー11は停止し、図15(a)に示すように、フィードレバー6のみが巻取りレバー11から離れる方向に更に回動した後停止するように構成されている。
【0026】
フィードレバー6が往方向に回動するとき、はじめはフィードレバー6のみが図10及び図15(a)の時計方向に回動し、その回動途中で、図15(b)に示すように、フィードレバー6が巻取りレバー11の接触点28に衝突し、その後フィードレバー6と巻取りレバー11とが一体となって時計方向に回動する。
【0027】
この巻取りレバー11は停止中のリール8に対してフリーの状態で図10の時計方向に回動することは、既に述べたとおりである。
【0028】
前記衝突は、図13に示すように、シャッター24が後退動している時に起こる。換言すれば、吸着窓25が開口する直前のタイミングで、前記衝突が生じる。このため前記衝突で生じた衝撃や振動が、開口した吸着窓25の中央付近にあって上面の保持力を失っている電子部品1を振動させる原因になり、時には、格納凹部2内の電子部品1が飛び出したり、立ってしまったりするという問題が発生する。この問題は、微小な電子部品1ほどその影響を受け易く、又、実装スピードが増加するにつれて前記の衝撃や振動が大きくなって起こり易くなり、吸着ノズルの吸着率を低下させるという問題を引起している。
【0029】
又、図14において、テープガイド12と押さえ部材14とは、テープガイド12に設けられた張出し部12aと押さえ部材14に設けられた突起部14aとの接触点27で点接触している。この構造では、接触点27での滑りが悪く、バネ26の力がテープガイド12を押さえる力として効率良く伝わらない。
【0030】
即ち、吸着ノズルが電子部品1の吸着に失敗した場合や保持テープ3とテープガイド12との間に電子部品1が入り込んでしまった場合等の何らかの原因によりテープガイド12が電子部品集合テープAから浮き上がってしまった場合に、前記接触点27での滑りが悪いので、バネ26の力がテープガイド12を速やかに抑え込むことができず、前記の入り込んだ電子部品1がテープの移動に伴って外に出てもすぐには隙間が無くならず、トップテープ4が剥離された位置から吸着位置までの間で電子部品1の上面保持力が失われた形になり、電子部品1の姿勢が乱れて、吸着率を低下させるという問題がある。
【0031】
更に上述のように、小ストロークc’揺動する電子部品供給装置においては、電子部品実装機の駆動レバーが誤って大ストロークd揺動した際、電子部品供給装置が破損しないようフィードレバー6を大ストロークd’揺動できるように構成されているため、次のような問題が生じる。すなわち、電子部品集合テープAを電子部品供給装置にセットする場合、フィードレバー6を手で揺動させながら行うが、小ストロークc’揺動する電子部品供給装置において、フィードレバー6を正確に小ストロークc’揺動させ、停止させることは困難であり、又誤ってフィードレバー6を小ストロークc’より大きなストローク揺動させた際、電子部品集合テープAが所定量以上移動し電子部品1が複数個送出されて、電子部品1の無駄が生じるという問題が生じるばかりか、移動途中でトップテープ4の剥離が終了し、剥離されないまま保持テープ3と共に移動したトップテープ4がテープガイド12と供給装置本体17との間に喰い込むという問題が生じる。
【0032】
また、小ストロークc’揺動する電子部品供給装置が電子部品実装機に取付けられている場合、電子部品実装機のプログラムの設定の誤りにより駆動レバーが大ストロークd揺動した際、その後フィードレバー6は大ストロークd’、図10の反時計方向に回動し初期位置に戻ってしまうため、電子部品実装機のプログラムの設定の誤りを発見することが遅くなり、かつ、シャッター24の移動量が大となって、吸着ノズルがシャッター24に衝突して破損されるという問題が生じる。
【0033】
本発明は上記従来例の問題点を解消することを課題とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子部品の供給装置は、電子部品集合テープの保持テープを間欠一方向回転により移送し、保持テープの格納凹部に保持される電子部品を順次部品取出し位置に導くホイールと、電子部品集合テープのトップテープを保持テープから剥離するためにトップテープを巻取るリールと、電子部品集合テープを受入れてガイドするテープガイドと、前記テープガイドに案内支持され、トップテープが剥離された保持テープの格納凹部に保持される電子部品の上面を覆うようにして前後動し、後退位置にあるときのみ前記部品取出し位置の上方を開放して電子部品の取出しを可能とするシャッターと、シャッターに一体に設けられ、保持テープから剥離されたトップテープを通過させて前記リール側へ導くスリットと、リールと同一の回動中心を有して往回動、停止、復回動を順次繰返す間欠往復回動を、電子部品実装機からの駆動力を受けて行うフィードレバーと、フィードレバーの間欠往復回動を前記ホイールの間欠一方向回転に変換し、フィードレバーの復回動時にのみホイールを回転させて保持テープを前進させる伝動手段と、フィードレバーの間欠往復回動を前記シャッターの間欠前後動に変換し、フィードレバーの往回動時にシャッターを後退させ、フィードレバーの復回動時にシャッターを前進させる伝動手段と、リールと同一の回動中心を有して往復回動する巻取りレバーと、巻取りレバーをテープ巻取り方向に回動させるように付勢するバネと、フィードレバーに駆動されて巻取りレバーに対し離接可能に往復動し、フィードレバーの往回動時に巻取りレバーから離れる方向に移動して前記バネで付勢される巻取りレバーのテープ巻取り方向の回動を可能とし、フィードレバーの復回動時に巻取りレバーに接近した後当接し、次いで巻取りレバーを反テープ巻取り方向に回動させる巻取りレバー駆動部材と、巻取りレバーのテープ巻取り方向の回動をリールに伝えてリールをテープ巻取り方向に回動させる一方、巻取りレバーの反テープ巻取り方向の回動をリールに伝えず巻取りレバーをフリー回動させる一方向回動伝達手段とを備えたことを特徴とする。
【0035】
上記発明によると、フィードレバーの往回動時に、リールがテープ巻取り方向に回動してトップテープを巻取り、その際シャッターに一体に設けたスリットが後退動するので、トップテープの剥離と巻取りをスムースに行うことができ、又リールをテープ巻取り方向に駆動する巻取りレバーはバネに付勢されて同方向に回動するので、従来例のように電子部品を取出すタイミングの直前に巻取りレバーの衝突による衝撃や振動が発生するという事態を防止することができる。その後のフィードレバーの停止時にシャッターが部品取出し位置の上方を開放して電子部品が吸着ノズル等によって取出されることになるが、その直前に衝撃や振動が発生しないので電子部品の姿勢を正しく安定させた状態に維持できる結果、吸着等による電子部品の取出しを効率良く、確実に行うことができる。フィードレバーの復回動時に、ホイールの回動によって電子部品集合テープが、シャッターと共に前進せしめられるが、その際トップテープは剥離されず又格納凹部上で露呈する電子部品は同期移動するシャッターによってその上面が拘束されるので、電子部品集合テープの前進中においても電子部品の姿勢は安定した状態を維持する。なお、フィードレバーの復回動中に、巻取りレバー駆動部材が巻取りレバーに衝突するが、前記衝突は電子部品の取出し後に生ずるので、電子部品の取出しにほとんど影響しない。
【0036】
上記発明において、前記剥離されたトップテープを前記リールにガイドする固定ローラと、前記スリットと前記固定ローラとの中間に位置し、スリットと固定ローラとの間のトップテープの長さをほぼ一定に保つ移動ローラとを備えた構成とすると、移動ローラのトップテープを余裕をもって保持する働きによって、フィードレバーの復回動時に、リールが停止しているにもかかわらず、電子部品集合テープと共にシャッターが前進し、シャッターに設けたスリットが前進しても、その前進した分移動ローラが移動して、剥離されたトップテープに過大な引張り力が作用することを防ぎ、前記トップテープの切断を防止できると共に、固定ローラの働きによって、リールに巻取られたトップテープの巻取り径の影響を受けずに、移動ローラの上記作用を正しく営ませることができる。
【0037】
なお、上記移動ローラをフィードレバーに一体に設けると、構造の簡単化を図れて好適である。
【0038】
又上記発明において、テープガイドは押さえ部材を介して供給装置本体に弾性的に押し付けた状態で取付けられ、テープガイドと押さえ部材とはローラを介して接触する構成とすると、テープガイドと押さえ部材との摩擦をローラが低減させるので、電子部品集合テープに対するテープガイドの追従性が向上し、電子部品集合テープの走行の安定性が良くなり、電子部品の種類による電子部品集合テープの厚みの相違に問題なく対応することができ、吸着等の電子部品取出しの効率の向上、より微小な電子部品への対応力の向上、実装スピードの向上等が可能になる。
【0039】
又本発明の電子部品の供給装置は、電子部品集合テープの保持テープを間欠一方向回転により移送し、保持テープの格納凹部に保持される電子部品を順次部品取出し位置に導くホイールと、電子部品集合テープのトップテープを保持テープから剥離するためにトップテープを巻取るリールと、電子部品集合テープを受入れてガイドするテープガイドと、前記テープガイドに案内支持されて前後動し、後退位置にあるときのみ前記部品取出し位置の上方を開放して電子部品の取出しを可能とするシャッターと、前記部品取出し位置の後方位置に設けられ、保持テープから剥離されたトップテープを通過させて前記リール側へ導くスリットと、リールと同一の回動中心を有して往回動、停止、復回動を順次繰返す間欠往復回動を、電子部品実装機からの駆動力を受けて行うフィードレバーと、フィードレバーの間欠往復回動と、前記ホイールの間欠一方向回転に変換する伝動手段と、フィードレバーの間欠往復回動を、前記シャッターの間欠前後動に変換する伝動手段と、フィードレバーの間欠往復回動を、前記リールのテープ巻取り動に変換する伝動手段と、フィードレバーが所定量以上往回動方向に回動した際、その所定回動位置でフィードレバーに回動阻止抵抗を与え、フィードレバーがこの回動阻止抵抗に打勝って更に往回動方向に回動した際、その後の復回動方向の回動を所定回動位置で阻止するストッパーとを備えたことを特徴とする。
【0040】
上記発明によれば、電子部品集合テープを電子部品供給装置に手で取付けてセットする場合において、フィードレバーを誤って手で必要量以上揺動しようとした際、フィードレバーはストッパーに当接し停止するため、フィードレバーを手で必要量だけ揺動させることができ、電子部品集合テープが所定距離だけ移動し電子部品が1個のみ送出されるので、電子部品の無駄が最小になり、電子部品集合テープの交換作業等が容易に行える。
【0041】
又、電子部品供給装置が電子部品実装機に取付けられている場合において、電子部品実装機のプログラムの設定の誤りにより駆動レバーが必要量以上揺動した際、フィードレバーは必要量以上回動した後、復帰バネの作用によりストッパーに当接後引っかかって停止し、初期位置に戻らないため、電子部品の供給が停止して、早期に電子部品実装機のプログラムの設定の誤りを発見することができ、かつ吸着ノズルの破損を防止することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。
【0043】
本実施の形態で使用する電子部品集合テープAは図9に示す従来例のものと同一であるので説明を省略する。
【0044】
図1に斜線で示すフィードレバー29は、第1回動中心41を軸として間欠往復回動するように構成されている。このフィードレバー29は、電子部品実装機の駆動レバー62(図8参照)の駆動力を受けると共に、復帰バネ43(図2、図8参照)の復元力を受けて、前記駆動レバー62の下動、停止、上動に対応して、往回動、停止、復回動を行う。すなわち、電子部品実装機の吸着ノズルが降下するとき同時に前記駆動レバー62が降下し、この駆動レバー62がフィードレバー29に当接して、これを第1回動中心41を軸にして図1の時計方向に回動・降下(往回動)させる。吸着ノズルが下死点位置で電子部品を吸着するときは、駆動レバー62は下死点位置で停止しており、フィードレバー29も停止している。次に吸着ノズルが上昇するとき駆動レバー62が上動する。その際フィードレバー29は復帰バネ43の復元力を受けて、第1回動中心41を軸にして図1の反時計方向に回動・上昇(復回動)する。
【0045】
電子部品集合テープAの保持テープ3を間欠一方向回転により移送し、保持テープ3の格納凹部2に保持される電子部品1を順次部品取出し位置に導くホイール47は、図2に示すように、従来例と同一に構成されている。又このホイール47はフィードレバー29の復回動時にのみ回転して、保持テープ3を前進させるものであるが、このようにフィードレバー29の間欠往復回動をホイール47の間欠一方向回転に変換する伝動手段も、従来例と同一に構成されている。
【0046】
前記ホイール47及び前記伝動手段を具体的に説明すると以下のとおりである。図2に示すように、ホイール47は第2回動中心48を軸として回転する。この第2回動中心48を軸として回動するホイール駆動レバー46と、前記フィードレバー29とはリンク30によって連結され、フィードレバー29の往回動、停止、復回動が、ホイール駆動レバー46の図2における時計方向回動、停止、反時計方向回動に変換される。ホイール駆動レバー46とホイール47との間には、ホイール駆動レバー46が図2における反時計方向に回動するときにだけその回転力をホイール47に伝える周知の一方向回転ラチェット機構が設けられている。又ホイール47の外周には保持テープ3の送り穴5に係合する等ピッチ複数のピン47aが設けられている。
【0047】
従って、フィードレバー29の往回動時には、ホイール駆動レバー46が図2の時計方向に回動するが、ホイール駆動レバー46はホイール47に対してフリーの状態で回動するので、ホイール47は停止したままである。フィードレバー29の停止時にも、ホイール47は停止状態を維持する。フィードレバー29の復回動時に、ホイール駆動レバー46が図2の反時計方向に回動し、この回動が一方向回転ラチェット機構を介してホイール47に伝達され、ホイール47を図2の反時計方向に回動させる。このホイール47の回動によって、前記ピン47aに係合する保持テープ3、ひいては電子部品集合テープAが前進させられる。
【0048】
電子部品集合テープAを受入れてガイドするテープガイド35は、図1、図2、図3、図7に示すように、供給装置本体36に弾性的に押し付けられた状態で取付けられている。テープガイド35を弾性的に押し付ける押さえ部材33は、図7に示すように、テープガイド35に設けられたローラ50を押さえる押さえ突起59を有すると共に、押さえバネ60によって前記ローラ50に押さえ力を与えられるように構成されている。押さえ突起59はローラ50と転がり接触するので、摩擦に対する抵抗が小さく、テープガイド35の上下動に対する追従が早くなる。
【0049】
テープガイド35の上面には、図3に示すように、電子部品1を取出すため、及びトップテープ4を保持テープ3から剥離してリール42側に導くための開口部が形成されている。又このテープガイド35に案内支持されて前後動し、後退位置にあるときのみ電子部品1の取出しを可能とするため部品取出し位置の上方を開放するシャッター34は、従来例のものとは異なり、フラットシャッター構造のものであって、前記テープガイド35の開口部を覆い、トップテープ4が剥離された保持テープ3の格納凹部2に保持される電子部品1の上面を、平面で覆うようにして前後動する。図3に示すように、シャッター34の前端には、シャッター34が後退位置にあるとき電子部品1を取出しうるようにするための部品取出口34aが凹形に形成されている。又保持テープ3から剥離されたトップテープ4を通過させてリール42側に導くためのスリット51が、前記部品取出口34aの後方位置においてシャッター34に設けられている。このように、シャッター34にスリット51が一体に設けられていることは、従来例とは異なる特徴点である。
【0050】
前記シャッター34はフィードレバー29の往回動時に後退し、フィードレバー29の停止時に停止して部品取出し位置の上方を開放し、フィードレバー29の復回動時に前進するように構成されているが、このようにフィードレバー29の間欠往復回動をシャッター34の間欠前後動に変換する伝動手段は、従来例と同一に構成されている。すなわち、すでに説明したように、フィードレバー29の往回動、停止、復回動は、ホイール駆動レバー46の図2の時計方向回動、停止、反時計方向回動に変換される。ホイール駆動レバー46には、シャッター34の係合凹部34aに係合する第1ピン49が設けられ、また前後方向に伸びる長穴45が設けられている。他方テープガイド35には、前後1対の第2ピン44、44が設けられ、これら第2ピン44、44にシャッター34の長穴45が嵌合している。そして、ホイール駆動レバー46の間欠往復回動は、第1ピン49を通じてシャッター34の間欠前後動に変換され、その前後動は前記長穴45と第2ピン44、44との嵌合によって案内支持される。
【0051】
電子部品集合テープAのトップテープ4を保持テープ3から剥離するためにトップテープ4を巻取るリール42は、第1回動中心41を軸として、図1の反時計方向、すなわちトップテープ4を巻取る方向にのみ間欠回動できるように構成されている。前記第1回動中心41にはこれを軸として往復回動する巻取りレバー40が設けられている。又第3回動中心38aを軸として往復回動するく字形レバー(巻取りレバー駆動部材)38が設けられている。このく字形レバー38の下方突出部38bはリンク37を介してフィードレバー29に連結されている。又このく字形レバー38のリール方向突出部38cは、前記巻取りレバー40の接触点40aに離接可能に当接する。前記巻取りレバー40は、復帰バネ39によって前記リンク37に連結され、復帰バネ39の引張力によって、図1の反時計方向、すなわちテープ巻取り方向に付勢されている。巻取りレバー40と供給装置本体36との間に復帰バネ39を設けて、巻取りレバー40をテープ巻取り方向に付勢するように構成してもよい。
【0052】
前記巻取りレバー40と前記リール42との間には、巻取りレバー40のテープ巻取り方向の回動をリール42に伝えてリール42をテープ巻取り方向に回動させる一方、巻取りレバー40の反テープ巻取り方向の回動をリール42に伝えず巻取りレバー40をフリー回動させる周知の一方向回転ラチェット機構(一方向回動伝達手段)が設けられている。
【0053】
フィードレバー29が図1の時計方向に回動(往回動)すると、リンク37を介してく字形レバー38は図1の時計方向に回動し、く字形レバー38のリール方向突出部38cは下方に回動して、巻取りレバー40の接触点40aから離れようとする。復帰バネ39によって付勢されている巻取りレバー40はく字形レバー38の回動に伴って、図1の反時計方向(テープ巻取り方向)に回動する。
【0054】
この巻取りレバー40の回動が一方向回転ラチェット機構を介してリール42に伝えられ、リール42は図1の反時計方向(テープ巻取り方向)に回動してトップテープ4を巻取る。リール42は所定量のトップテープ4を巻取った時点で、トップテープ4の張力と釣合い、その抵抗によって停止し、これに伴って巻取りレバー40もその回動を停止する。その後もく字形レバー38は回動を続け、そのリール方向突出部38cが巻取りレバー40の接触点40aから離れた所定位置で停止する。
【0055】
他方、フィードレバー29が図1の反時計方向に回動(復回動)すると、リンク37を介してく字形レバー38は図1の反時計方向に回動する。く字形レバー38のリール方向突出部38cが巻取りレバー40の接触点40aに接近した後衝突し、その後巻取りレバー40はく字形レバー38に駆動されて図1の時計方向(反テープ巻取り方向)に回動して、所定位置に達したときに停止する。この際巻取りレバー40は、リール42に対しフリーの状態で回動し、リール42は停止したままである。又この際復帰バネ39は伸張して復元エネルギーを蓄える。
【0056】
上記のように、本実施の形態では、フィードレバー29の往回動時にリール42を回動させて、トップテープ4を巻取るように構成しているが、この点は、フィードレバーの復回動時にリールを回動させてトップテープを巻取るように構成した従来例と異なる特徴点である。又フィードレバー29の復回動時にく字形レバー38が巻取りレバー40に衝突して、巻取りレバー40を復帰回動させる点も従来例に無い特徴点である。
【0057】
電子部品集合テープAのトップテープ4は、リール42のテープ巻取り方向の回動により巻取られ、前記スリット51を通過して方向を変える際に保持テープ3から剥離される。スリット51から導出されるトップテープ4は、図1に示すように、移動ローラ32及び固定ローラ31にガイドされてリール42に導かれる。固定ローラ31は供給装置本体36の所定位置に固定状態に設けられている。移動ローラ32は、スリット51と固定ローラ31との中間に位置し、スリット51と固定ローラ31との間のトップテープ4を屈曲させ、その屈曲度を変化させるように移動する。そして移動ローラ32は、スリット51を備えたシャッター34の移動にかかわらずスリット51と固定ローラ31との間のトップテープ4の長さをほぼ一定に保つようにスリット51の動きに対応して移動する。具体的には、図1に示すように、フィードレバー29のシャッター方向突出片29aの先端に移動ローラ32が固定されている。
【0058】
前述のように、本実施の形態においては、フィードレバー29の往回動時に、リール42がテープ巻取り方向に回動してトップテープ4を巻取り、同時にシャッター34を後退動させている。この際前記ホイール47は停止したままであり、保持テープ3は静止している。保持テープ3の静止時に、トップテープ4を保持テープ3からスムースに剥離させるために、シャッター34に一体にスリット51を設けてスリット51を可動構造とし、スリット51が後退する分量のトップテープ4が漸次保持テープ3から剥離されて、リール42に巻取られるようになっている。
【0059】
フィードレバー29の復回動時には、リール42は停止している一方、シャッター34の前進動に伴ってスリット51が前進し、かつホイール47が回動して保持テープ3を前進させる。従って、仮に前記移動ローラ32が設けられていないとすれば、スリット51の前進によってトップテープ4は切断される。このような不具合いを解消するために前記移動ローラ32が設けられているのであり、図5に基づき、その作用を説明する。
【0060】
図5において、実線でスリット51が前進位置54にあるときの移動ローラ32の位置及びトップテープ4の状態を示し、破線でスリット51が後退位置55にあるときの移動ローラ32の位置及びトップテープ4の状態を示している。フィードレバー29の往回動時には、スリット51の後退動に伴って、移動ローラ32は図5の下方に回動し、固定ローラ31とスリット51との間のトップテープ4の屈曲度を高める。他方、フィードレバー29の復回動時には、スリット51が前進するのに伴って、移動ローラ32は図5の上方に回動し、前記屈曲度を低めて、スリット51のスムースな前進動を可能とする。そして、図5において、実線、破線で示す状態及びその中間の状態においても、上述のように、スリット51と固定ローラ31との間のトップテープ4の長さをほぼ一定に保つように移動ローラ32が移動するので、スリット51の前進時のトップテープ4の切断が防がれる。
【0061】
固定ローラ31は、移動ローラ32の上記作用を確実なものとするために設けられている。図5はリール42に巻取られたトップテープ4の巻取り径53が小の場合を、図6はその巻取り径58が大の場合を示している。図5、図6を比較すれば明らかなように、トップテープ4がリール42に巻取られるときの巻取り径53、58に対する接点52、57は巻取り径53、58の大小によって、その位置が異なることになる。従って、固定ローラ31を設けずに、移動ローラ32のみを設け、スリット51と巻取り径53、58に対する接点との間のトップテープ4の長さを常に一定となるように移動ローラ32の移動をコントロールすることは非常に困難となる。このような巻取り径53、58の変化が移動ローラ32のコントロールに影響することを避けるため、上述のように固定ローラ31を設けたのであり、これによってフィードレバー29に移動ローラ32を設けるという簡単な構造でスリット51すなわちシャッター34のスムースな前後動を可能にしたのである。
【0062】
図2、図8において、61はフィードレバー29の過回動を規制するストッパーを示す。このストッパー61は、フィードレバー29が所定量以上往回動方向に回動した際、その所定回動位置eでフィードレバー29に回動阻止抵抗を与え、フィードレバー29がこの回動阻止抵抗に打勝って更に往回動方向に回動した際、その後の復回動方向の回動を所定回動位置fで阻止する機能を有するものである。このストッパー61を図8を参照して、具体的に説明する。
【0063】
図8は、フィードレバー29が必要以上揺動した際、ストッパー61が前記フィードレバー29を停止させる2つの場合を(a)、(b)に示したものである。ストッパー61は板バネで構成されており、先端部分に板を折り返した爪部61aを設けている。
【0064】
(a)は、電子部品集合テープAを電子部品供給装置に手で取付けてセットする場合、フィードレバー29を手で揺動し電子部品1を1個送出しようとした場合である。電子部品集合テープAを電子部品供給装置に手で取付ける場合、フィードレバー29を手でeストローク揺動させながら電子部品集合テープAを所定位置に移動させる。フィードレバー29はfストロークまで揺動可能であるため、フィードレバー29を手で揺動し電子部品1を1個送出しようとした場合、フィードレバー29は第1回動中心41を軸にしてeストローク図8の反時計方向に回動し、ストッパー61に当接後、停止する。そして、フィードレバー29が図8の時計方向に復帰バネ43の力により復帰する際、電子部品集合テープAが所定距離だけ移動し電子部品1が1個のみ送出される。
【0065】
(b)は、電子部品供給装置が電子部品実装機に取付けられており、電子部品実装機のプログラムの設定の誤りにより電子部品実装機の駆動レバー62が必要量以上揺動した場合である。
【0066】
電子部品供給装置が電子部品実装機に取付けられている場合、電子部品実装機のプログラム設定の誤りにより、電子部品実装機の駆動レバー62がフィードレバー29に当接し、フィードレバー29を第1回動中心41を軸にしてfストローク、図8の反時計方向に回動させる。その時点で前記駆動レバー62は停止する。その途中、フィードレバー29がeストローク図8の反時計方向に回動するとストッパー61の爪部61aに当接するが、前記駆動レバー62がフィードレバー29を回動させる力が、ストッパー61がフィードレバー29を停止させる力よりも大きいため、フィードレバー29はその地点で停止せず、fストローク地点で停止する。その際、ストッパー61の爪部61aがフィードレバー29に(b)に示すように引っかかる。そして、前記駆動レバー62が図8の時計方向に回動を開始すると、フィードレバー29は復帰バネ43の力により前記駆動レバー62の回動に追随しようとするが、フィードレバー29はストッパー61の爪部61aに引っかかって停止しているため、初期位置に戻らない。
【0067】
上記のようなストッパー61を設けることにより、電子部品供給装置に電子部品集合テープAを手で取付けてセットする場合に、確実にフィードレバー29を所定のストローク往回動させて、1個ずつ正確に電子部品1を移送させることができ、又トップテープ4がテープガイド35と供給装置本体36との間に喰い込むという問題を解消することができる。又小ストローク揺動する電子部品供給装置が電子部品実装機に取付けられている場合において、電子部品実装機のプログラムの設定の誤りにより、駆動レバー62が大ストローク揺動したとき、フィードレバー29は前記所定回動位置fで停止してしまうので、前記プログラムの設定の誤りを早期に発見でき、又吸着ノズルが破損されることを防止することができる。なお、上記ストッパー61を設けた構造は、本実施の形態に適用できるばかりでなく、図10、図11に示す従来の電子部品供給装置に対しても適用することができる。
【0068】
次に、図4に示すタイミングチャートに基づき、吸着ノズルの動作に合わせた本実施の形態の各部分の動作を説明する。
【0069】
図1において、電子部品集合テープAは、図1の左側にあり図示していないリールスタンドから矢印方向に供給され、右側に示すシャッター34に設けたスリット51でトップテープ4が剥離され、電子部品1が供給され、テープガイド35から保持テープ3が排出される。前記スリット51において剥離されたトップテープ4は移動ローラ32により、固定ローラ31と前記スリット51間の長さを一定値に保たれて、前記固定ローラ31を経てリール42に巻き取られる。この場合、前記固定ローラ31と前記スリット51間のトップテープ4の長さを一定値に保つように前記移動ローラ32を移動させることにより、シャッター34の移動を円滑にさせ、トップテープ4を保持テープ3から剥離しながら、トップテープ4をリール42に巻き取ることができる。
【0070】
前記吸着ノズルの動作に合わせて、電子部品実装機の駆動レバー62が駆動されてフィードレバー29に当接し、フィードレバー29を第1回動中心41を軸にして図1の時計方向に回動・降下(往回動)させる。
【0071】
フィードレバー29にはリンク37とく字形レバー38とが連結されており、フィードレバー29の所定の往復揺動運動のく字形レバー38を介した力と復帰バネ39の力とにより、巻取りレバー40が第1回動中心41を回動中心として往復揺動運動する構造になっている。
【0072】
先ず、フィードレバー29が図1の時計方向に回動(往回動)すると、リンク37も図1の時計方向に回動し、く字形レバー38は第2回動中心38aで回動可能に軸支されて図1の時計方向に回動する。
【0073】
第1回動中心41には、前記フィードレバー29と巻取レバー40とリール42とが回動可能に取り付けられている。巻取レバー40は復帰バネ39でリンク37に接続されている。前記フィードレバー29が図1の反時計方向に回動・上昇(復回動)すると、く字形レバー38が図1において第3回動中心38aを回動中心として反時計方向に回動する。
【0074】
第1回動中心41に取り付けられた巻取レバー40とリール42とは、図1において、巻取レバー40が時計方向(反テープ巻取り方向)に回動する場合にはリール42は停止しており、巻取レバー40が反時計方向(テープ巻取り方向)に回動する場合にはリール42は巻取レバー40と同一の回動をする。
【0075】
従って、前記のように吸着ノズルの動作に合わせて電子部品実装機の駆動レバー62がフィードレバー29に当接し、フィードレバー29を第1回動中心41を軸にして図1の時計方向に回動・降下させると、く字形レバー38が図1の時計方向に回動・降下する。
【0076】
く字形レバー38と巻取レバー40との接触が離れるが、復帰バネ39がリンク37と巻取レバー40とを接続しているので、復帰バネ39の引張り作用により巻取りレバー40は衝撃や振動なく図1の反時計方向(テープ巻取り方向)に回動・降下する。
【0077】
電子部品集合テープAは、図1の左側から矢印の方向に供給されているので、巻取りレバー40が図1の反時計方向に回動・降下すると、上記のようにリール42が反時計方向(テープ巻取り方向)に回転し、シャッター34に設けたスリット51においてトップテープ4が剥離され、リール42は剥離されたトップテープ4を巻き取る。
【0078】
図2に示すように、ホイール駆動レバー46に設けられシャッター34の係合凹部34aに嵌合している第1ピン49と、テープガイド35に設けられた第2ピン44、44とシャッター34に設けられ前記第2ピン44、44をガイドする長穴45とによって、シャッター34は、テープガイド35内の電子部品集合テープAの上面で所定の往復直線運動をするようになっている。
【0079】
従って、図2において、フィードレバー29が降下(往回動)すると、シャッター34が、図3の右方向に後退する。この時にはスリット51に剥離力が働き始めるので、シャッター34が後退した分だけトップテープ4が剥離され、剥離されたトップテープ4は移動ローラ32、固定ローラ31を経てリール42に巻き取られる。
【0080】
上記により、図4において、巻取りレバー40のテープ巻取り方向の回動に伴って、リール42が、トップテープ4を剥離された分だけ巻き取るように回転する。
【0081】
図4において、実装機側の駆動レバー62が停止すると、フィードレバー29が停止し、同時に、シャッター34、リンク37、く字形レバー38が停止する。この場合、巻取りレバー40及びリール42は、トップテープ4の張力と釣り合った状態で、く字形レバー38の停止前に停止する。
【0082】
上記の状態で、シャッター34は、図3の右方向に後退し、図3におけるシャッター34の左端にある部品取出口34aが、吸着すべき電子部品1が格納されている格納凹部2の上に位置し、降下してきた吸着ノズルがこの部品取出口34aの中央部にある電子部品1を吸着し、上昇を始める。
【0083】
吸着ノズルの上昇に合わせて、実装機側の駆動レバー62が上昇を開始し、フィードレバー29は復帰バネ43の力で駆動レバーの上昇に追従して復回動する。
【0084】
これに伴いリンク30とホイール駆動レバー46とが上昇し、シャッター34が図2、図3における左方向に前進する。
【0085】
トップテープ4は、剥離が停止しシャッター34が前進している状態でも移動ローラ32の動きにより切断されることなく追従する。
【0086】
ホイール駆動レバー46とホイール47とは、第2回動中心48を軸にして図2における反時計方向に同一運動をするように構成されているので、ホイール47はフィードレバー29の上昇により図2の反時計方向に回動し周縁の複数のピン47aが電子部品集合テープAの送り穴5に係合していることにより電子部品集合テープAを図2、図3の左方向に前進させる。
【0087】
く字形レバー38の先端が図1における反時計方向に回動・上昇し、停止していた巻取りレバー40に衝突し、更に押し上げて巻取りレバー40を上昇させる。
【0088】
そして、ホイール47が電子部品集合テープAを所定距離だけ移動させた時点で、全体が停止し、1サイクルの動作を終了する。
【0089】
【発明の効果】
本発明によると、電子部品を安定した姿勢で確実に電子部品実装機に供給することができると共に、剥離したトップテープの巻取りを安定して行うことができ、実装スピードの向上を図ることができる電子部品の供給装置を提供することができる。
【0090】
又本発明によると、電子部品集合テープを電子部品供給装置に手で取り付けてセットする作業を、電子部品の無駄を最小にして行うことができ、かつ電子部品供給装置が電子部品実装機に取付けられて使用される際に、電子部品実装機のプログラムの設定の誤りにより駆動レバーが必要以上揺動した際、そのプログラムの設定の誤りを早期に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の背面図である。
【図3】本発明の一実施の形態の前端部の平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態のトップテープの巻取り機構を示す模式図である。
【図6】本発明の一実施の形態のトップテープの巻取り機構を示す模式図である。
【図7】本発明の一実施の形態のテープガイドの押さえ構造を示す拡大図である。
【図8】本発明の一実施の形態のストッパーの働きを、(a)、(b)に示す拡大図である。
【図9】電子部品集合テープの構成を示す斜視図である。
【図10】従来例の正面図である。
【図11】従来例の背面図である。
【図12】従来例の前端部を示し、(a)はその平面図、(b)はその断面図である。
【図13】従来例の動作を示すタイミングチャートである。
【図14】従来例のテープガイドの押さえ構造を示す拡大図である。
【図15】従来例のフィードレバーと巻取りレバーとの関係を(a)、(b)に示す模式図である。
【符号の説明】
A 電子部品集合テープ
1 電子部品
2 格納凹部
3 保持テープ
4 トップテープ
5 送り穴
6、29 フィードレバー
7、30 リンク
31 固定ローラ
32 移動ローラ
33 押さえ部材
24、34 シャッター
12、35 テープガイド
36 供給装置本体
37 リンク
38 く字形レバー(巻取りレバー駆動部材)
10、39 復帰バネ
11、40 巻取りレバー
16、41 第1回動中心
8、42 リール
18、46 ホイール駆動レバー
21、47 ホイール
20、49 第1ピン
50 ローラ
13、51 スリット
61 ストッパー

Claims (7)

  1. 電子部品集合テープの保持テープを間欠一方向回転により移送し、保持テープの格納凹部に保持される電子部品を順次部品取出し位置に導くホイールと、
    電子部品集合テープのトップテープを保持テープから剥離するためにトップテープを巻取るリールと、
    電子部品集合テープを受入れてガイドするテープガイドと、
    前記テープガイドに案内支持され、トップテープが剥離された保持テープの格納凹部に保持される電子部品の上面を覆うようにして前後動し、後退位置にあるときのみ前記部品取出し位置の上方を開放して電子部品の取出しを可能とするシャッターと、
    シャッターに一体に設けられ、保持テープから剥離されたトップテープを通過させて前記リール側へ導くスリットと、
    リールと同一の回動中心を有して往回動、停止、復回動を順次繰返す間欠往復回動を、電子部品実装機からの駆動力を受けて行うフィードレバーと、
    フィードレバーの間欠往復回動を前記ホイールの間欠一方向回転に変換し、フィードレバーの復回動時にのみホイールを回転させて保持テープを前進させる伝動手段と、
    フィードレバーの間欠往復回動を前記シャッターの間欠前後動に変換し、フィードレバーの往回動時にシャッターを後退させ、フィードレバーの復回動時にシャッターを前進させる伝動手段と、
    リールと同一の回動中心を有して往復回動する巻取りレバーと、
    巻取りレバーをテープ巻取り方向に回動させるように付勢するバネと、
    フィードレバーに駆動されて巻取りレバーに対し離接可能に往復動し、フィードレバーの往回動時に巻取りレバーから離れる方向に移動して前記バネで付勢される巻取りレバーのテープ巻取り方向の回動を可能とし、フィードレバーの復回動時に巻取りレバーに接近した後当接し、次いで巻取りレバーを反テープ巻取り方向に回動させる巻取りレバー駆動部材と、
    巻取りレバーのテープ巻取り方向の回動をリールに伝えてリールをテープ巻取り方向に回動させる一方、巻取りレバーの反テープ巻取り方向の回動をリールに伝えず巻取りレバーをフリー回動させる一方向回動伝達手段とを
    備えたことを特徴とする電子部品の供給装置。
  2. 前記剥離されたトップテープを前記リールにガイドする固定ローラと、
    前記スリットと前記固定ローラとの中間に位置し、スリットと固定ローラとの間のトップテープの長さをほぼ一定に保つ移動ローラとを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の電子部品の供給装置。
  3. 移動ローラはフィードレバーに一体に設けられた請求項2記載の電子部品の供給装置。
  4. テープガイドは押さえ部材を介して供給装置本体に弾性的に押し付けた状態で取付けられ、テープガイドと押さえ部材とはローラを介して接触する請求項1、2又は3記載の電子部品の供給装置。
  5. フィードレバーが所定量以上往回動方向に回動した際、その所定回動位置でフィードレバーに回動阻止抵抗を与え、フィードレバーがこの回動阻止抵抗に打勝って更に往回動方向に回動した際、その後の復回動方向の回動を所定回動位置で阻止するストッパーを設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の電子部品の供給装置。
  6. 電子部品集合テープの保持テープを間欠一方向回転により移送し、保持テープの格納凹部に保持される電子部品を順次部品取出し位置に導くホイールと、
    電子部品集合テープのトップテープを保持テープから剥離するためにトップテープを巻取るリールと、
    電子部品集合テープを受入れてガイドするテープガイドと、
    前記テープガイドに案内支持されて前後動し、後退位置にあるときのみ前記部品取出し位置の上方を開放して電子部品の取出しを可能とするシャッターと、
    前記部品取出し位置の後方位置に設けられ、保持テープから剥離されたトップテープを通過させて前記リール側へ導くスリットと、
    リールと同一の回動中心を有して往回動、停止、復回動を順次繰返す間欠往復回動を、電子部品実装機からの駆動力を受けて行うフィードレバーと、
    フィードレバーの間欠往復回動を、前記ホイールの間欠一方向回転に変換する伝動手段と、
    フィードレバーの間欠往復回動を、前記シャッターの間欠前後動に変換する伝動手段と、
    フィードレバーの間欠往復回動を、前記リールのテープ巻取り動に変換する伝動手段と、
    フィードレバーが所定量以上往回動方向に回動した際、その所定回動位置でフィードレバーに回動阻止抵抗を与え、フィードレバーがこの回動阻止抵抗に打勝って更に往回動方向に回動した際、その後の復回動方向の回動を所定回動位置で阻止するストッパーとを
    備えたことを特徴とする電子部品の供給装置。
  7. 電子部品実装機に付属し、長さ方向に等間隔に設けられた格納凹部に電子部品を保持する保持テープと前記保持テープ上面に貼り付けられたトップテープと前記保持テープの長さ方向に等間隔に設けられた送り穴とからなる電子部品集合テープから、前記トップテープを剥離して前記格納凹部内の電子部品を前記電子部品実装機に順次供給する電子部品の供給装置において、
    前記電子部品集合テープを受け入れてガイドするテープガイドと、
    前記テープガイドの動揺を押さえる押さえ部材と、
    前記電子部品集合テープを間欠移送するホィールと、
    前記テープガイドにガイドされて前記電子部品集合テープ上面を直線往復運動すると共に剥離されたトップテープを通すスリットを備えたシャッターと、
    移送リンクを介して前記ホィールと前記シャッターとを間欠運動させるために前記電子部品実装機からの駆動力と復帰バネの力とで往復揺動するフィードレバーと、
    前記の剥離されたトップテープを巻き取るリールと、
    前記リールを間欠回転させるために前記フィードレバーからのリンクを介した駆動力と復帰バネの力とで往復揺動運動する巻取りレバーと、
    前記剥離されたトップテープを前記リールにガイドする固定ローラと、
    前記固定ローラと前記スリットとの間のトップテープの長さを一定に保つように移動する移動ローラとを有し、
    前記リンクの作用により、フィードレバーの往回動、停止、復回動の動作に合わせて、巻取りレバーがテープ巻取り方向回動、停止、反テープ巻取り方向回動を行い、電子部品の供給後に前記リンクと前記巻取りレバーとが元位置へ復帰中に衝突するように構成したことを
    特徴とする電子部品の供給装置。
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