JPH039640B2 - - Google Patents

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JPH039640B2
JPH039640B2 JP59278167A JP27816784A JPH039640B2 JP H039640 B2 JPH039640 B2 JP H039640B2 JP 59278167 A JP59278167 A JP 59278167A JP 27816784 A JP27816784 A JP 27816784A JP H039640 B2 JPH039640 B2 JP H039640B2
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JP
Japan
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carrier tape
electronic component
cover
suction
cover film
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Application number
JP59278167A
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English (en)
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JPS61162423A (ja
Inventor
Koichi Asai
Mamoru Tsuda
Nozomi Sugiura
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Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority to JP59278167A priority Critical patent/JPS61162423A/ja
Publication of JPS61162423A publication Critical patent/JPS61162423A/ja
Publication of JPH039640B2 publication Critical patent/JPH039640B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G35/00Mechanical conveyors not otherwise provided for
    • B65G35/04Mechanical conveyors not otherwise provided for comprising a flexible load carrier, e.g. a belt, which is wound up at one end and paid out at the other

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、キヤリヤテープの長手方向に沿つて
等ピツチでかつ上向きに開口して形成された多数
の電子部品収容凹部の各々からチツプ状の電子部
品を取り出す方法に関するものである。
従来技術 プリント基板にチツプ状の電子部品を装着する
電子部品装着装置などへ電子部品を供給するため
の一つの手段として、例えば特開昭55−118698号
公報に記載されているように、長手方向に沿つて
等ピツチで形成された多数の電子部品収容凹部内
にそれぞれ1個ずつの電子部品を保持したキヤリ
ヤテープが用いられている。キヤリヤテープは電
子部品収容凹部からの電子部品の離脱を防止する
ためにカバーフイルムにより覆われるのが普通で
あり、このようなキヤリヤテープに保持された電
子部品を使用する際には、所定のテープ送り装置
によりキヤリヤテープを一定距離ずつ間欠送りす
るとともにカバーフイルムを剥がすことによつ
て、上記多数の電子部品収容凹部を順次開放し、
吸着具の真下に位置させるとともに、そのキヤリ
ヤテープの停止時に吸着具を下降させて電子部品
を吸着させることにより、それぞれの電子部品収
容凹部内から電子部品を取り出すのが普通であ
る。
しかしながら、上記のようにしてキヤリヤテー
プを一定距離ずつ間欠送りすると、その送り始め
や停止の際のシヨツク、或いはテープ送り装置自
体の振動などに起因して、電子部品が電子部品収
容凹部内から飛び出したり、電子部品の姿勢が変
化したりすることがある。このため、前記公報に
記載された装置においてはこのような電子部品の
飛び出しや姿勢変化を防止するために、キヤリヤ
テープの上面に近接してカバーが設けられ、電子
部品収容凹部の開口が覆われた状態でキヤリヤテ
ープが送られるようにされている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このようなカバーを設けた場合であつ
ても、吸着具の真下に電子部品を取り出すための
開口を設ける必要があるところから、キヤリヤテ
ープが停止させられる際のシヨツク等により、吸
着具に吸着される前に電子部品がその開口から飛
び出したり、姿勢が変化してしまうことまで防止
することはできなかつた。
問題を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために為された
ものであり、キヤリヤテープの長手方向に沿つて
等ピツチでかつ上向きに開口して形成された多数
の電子部品収容凹部に収容され、カバーフイルム
で収容凹部から離脱を防止された電子部品を、カ
バーフイルムを剥がしながら1個ずつ取り出す方
法であつて、(a)キヤリヤテープから剥がされたカ
バーフイルムを引き出すためのスロツトを備え、
そのキヤリヤテープのカバーフイルムが剥がされ
る前の部分と剥がされた後の部分との両方に跨つ
てキヤリヤテープを覆うカバー部材を、キヤリヤ
テープと同時に前進させて、カバーフイルムの剥
離により開放された電子部品収容凹部の1つをカ
バー部材で覆つた状態のまま、下端面に空気吸引
口を有する吸着具の真下へ移動させるキヤリヤテ
ープ送り工程と、(b)キヤリヤテープを静止状態に
保つてカバー部材を後退させ、吸着具の真下にあ
る電子部品収容凹部を覆わない状態とするカバー
部材後退工程と、(c)遅くともそのカバー部材の後
退時までには吸着具をそれの下端面により電子部
品収容凹部からの電子部品の飛出しを防止し得る
位置まで下降させる吸着具下降工程と、(d)カバー
部材の後退によりカバー部材に覆われない状態と
なつた電子部品収容凹部内に収容されている電子
部品を吸着具に吸着させる吸着工程と、(e)吸着具
を上昇させて電子部品を電子部品収容凹部から取
り出す取出し工程とを含むようにしたものであ
る。
作用および発明の効果 すなわち、本発明は、電子部品収容凹部の開口
をカバー部材により覆つた状態で、カバー部材と
キヤリヤテープとを同時に前進させ、その後キヤ
リヤテープを静止状態に保つてカバー部材を後退
させることにより、吸着具の真下にある電子部品
収容凹部を覆わない状態とし、その電子部品収容
凹部から電子部品を取り出すようにしたものであ
り、キヤリヤテープの送り始めから停止に至るま
で常に電子部品収容凹部の開口はカバー部材に覆
われているため、送り始めや停止時のシヨツク、
或いはテープ送り装置自体の振動などに起因し
て、電子部品が電子部品収容凹武から飛び出した
り姿勢変化したりする虞れはないのである しかも、カバー部材は薄板製で、その上面に吸
着具が接触または近接するまで下降させられたの
ち後退させられるため、カバー部材の後退と同時
に電子部品収容凹部の開口は吸着具の下端面にて
覆われることとなり、仮にこのカバー部材の後退
に伴つてキヤリヤテープが振動させられらとして
も、電子部品が電子部品収容凹部から飛び出した
り姿勢変化したりすることはない。カバー部材の
厚さは、このように、吸着具がその上面に接触ま
たは近接するまで下降させられた状態においてカ
バー部材を後退させた時、その吸着具によつて電
子部品の飛出しや姿勢変化が防止され得るよう
に、電子部品収容凹部の深さや電子部品の寸法な
どを考慮して定められる。
したがつて、このような本発明の電子部品取出
し方法に従えば、キヤリヤテープの電子部品収容
凹部内に保持されて送られて来る電子部品が、吸
着具に吸着される前に電子部品収容凹部内から飛
び出したり姿勢変化したりする問題が解消し、電
子部品の取出しミスが確実に防止されて信頼度が
増すとともに、キヤリヤテープを従来より高速度
で送ることが可能となつて電子部品の供給サイク
ルを短くすることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
先ず、第1図は本発明を好適に実施し得る装置
の一例を示す正面図であるが、内部構造を明らか
にするために手前側の正面パネルを取り除いた図
であり、第2図および第3図はそれぞれ第1図に
示す装置の平面図および左側面図である。これら
の図においてブロツク10の上面には矩形のガイ
ド溝12が形成されて、図示しないリール等に巻
き付けられたテーピング電子部品14が、そのガ
イド溝12に案内されつつ第1図に矢印Aで示す
テープ送り方向へ直線的に送られるようになつて
いる。テーピング電子部品14は、第4図に示さ
れているように、上向きに開口する矩形の電子部
品収容凹部(以下、単に収容凹部という。)16
と送り穴18とが長手方向に沿つてそれぞれ等ピ
ツチで形成されたキヤリヤテープ20と、そのキ
ヤリヤテープ20の上面に貼り付けられた薄くて
透明なカバーフイルム22とによつてリード線を
有しないチツプ状の電子部品(以下、単にチツプ
という。)24がテーピングされたものであり、
収容凹部16が形成されて下方に突き出す部分が
前記ガイド溝12内に嵌入するようにされてい
る。
上記ブロツク10の前面には比較的浅い凹所2
6が形成されて、板状の送り部材28およびレバ
ー30が収容されているとともに、その凹所26
の前記テープ送り方向Aに対して上流側に位置す
る部分には、凹所26より深い矩形のガイド溝3
2がテープ送り方向Aと平行な方向に形成され
て、スライダ34が摺動可能に嵌合されている。
また、凹所26のテープ送り方向Aに対して下流
側に位置する部分には、凹所26と同じ深さのガ
イド溝36がテープ送り方向Aと直角な上下方向
に形成されて、板状の位置決め部材38が摺動可
能に嵌合されている。なお、このブロツク10の
前面には、第3図から明らかなように正面パネル
40が取り付けられるようになつている。
スライダ34はガイド溝32内に設けられた一
対のスプリング42,42によつてその前端がガ
イド溝32の端面44に当接する前進位置まで前
進させられるようになつている一方、戻しレバー
46によつて係合突起48がストツパボルト50
に当接する後退位置までスプリング42,42の
付勢力に抗して後退させられるようになつてい
る。戻しレバー46は前記ブロツク10に固定さ
れたブラケツト52にピン54によつて回動可能
に取り付けられており、その下端部には第5図に
示されている断面図から明らかなように長穴56
が形成されて、スライダ34に設けられたピン5
8に係合させられている。また、戻しレバー46
は図示しないカム装置によつて第1図において矢
印Bで示す方向へ回動させられるようになつてお
り、この戻しレバー46の回動運動とスプリング
42,42の付勢力とにより、スライダ34は上
述した前進位置と後退位置との間を往復運動させ
られる。なお、このスライダ34の移動ストロー
ク、すなわち前進位置と後退位置との間の距離
は、ストツパボルト50の締込み量を変更して後
退位置を調節することにより、前記キヤリヤテー
プ20の収容凹部16の1ピツチと同じ距離とさ
れており、戻しレバー46を回動させる上記カム
装置はその後退位置の調節に伴う戻しレバー46
の回動角度の変化を許容するものとされている。
前記送り部材28は、その一端部においてスラ
イダ34の前端部に形成された前記凹所26とほ
ぼ同じ深さの円形の係合凹部60に回動可能に係
合させられており、スライダ34の往復運動に伴
つて前進、後退運動させられるようになつてい
る。送り部材28の他端部すなわち前側の端部に
は、凹所26がブロツク10の上面に開口する切
欠62から上方へ付き出すことが可能な一対の送
りピン64,64が突設されている。送りピン6
4,64間の距離は前記キヤリヤテープ20に形
成された互いに隣接する送り穴18,18の1ピ
ツチと同一の寸法とされ、それら送り穴18,1
8と係合可能に突設されている一方、切欠62は
それら送りピン64,64がテープ送り方向Aに
沿つて少なくとも前記スライダ34の最大移動ス
トロークと同じ距離だけ移動し得る長さを有して
いる。したがつて、これら送りピン64,64が
ブロツク10の上面から突出して送り穴18,1
8と係合した状態で、送り部材28がスライダ3
4と共に前進運動させられると、キヤリヤテープ
20はそれに伴つてスライダ34の移動ストロー
クによつて定まる一定距離だけ、換言すれば互い
に隣接する収容凹部16の1ピツチだけテープ送
り方向Aへ送られることとなる。
また、この送り部材28の中間部には、正面パ
ネル40に形成された切欠66(第6図参照)か
ら手前側へ付き出して上方へ延びる被駆動部68
が設けられており、この被駆動部68が図示しな
いカム装置によつて第1図において矢印Cで示す
下方へ駆動されることにより、送り部材28は前
記係合凹部60に嵌合させられた端部を回動中心
として送りピン64,64が送り穴18,18か
ら離脱する離脱位置まで回動(離脱運動)させら
れる一方、前記レバー30によつてその離脱位置
から送りピン64,64が送り穴18,18に係
合する係合位置まで回動(係合運動)させられる
ようになつている。そして、このカム装置は、送
り部材28が前進位置まで前進させられたのち後
退運動させられる間はその送り部材28を離脱位
置に保持するが、後退位置に達したのち前進運動
させられる間は送り部材28が係合位置を保つこ
とを許容するように作動する。なお、送り部材2
8の送りピン64,64と係合凹部60に係合さ
せられた端部との間の距離は比較的長く、送り部
材28の回動に伴つて送りピン64,64はテー
プ送り方向Aに対して略直角な方向に上下運動さ
せられるようになつているのであり、また、正面
パネル40に形成された切欠66は、送り部材2
8の前進、後退運動に伴う被駆動部68の移動を
許容する長さを有している。
一方、前記位置決め部材38には上記送りピン
64,64と同様にキヤリヤテープ20の送り穴
18,18と係合可能な一対の位置決めピン7
0,70が立設されているが、この位置決め部材
38は一端がブロツク10に掛け止められたスプ
リング72によつて位置決めピン70,70が送
り穴18,18から離脱する下降位置まで下降
(離脱運動)させられるようになつている。また、
この位置決め部材38には切欠74が形成され
て、前記レバー30の一方の端部76と係合させ
られており、このレバー30によつて位置決めピ
ン70,70が送り穴18,18に係合する上昇
位置までスプリング72の付勢力に抗して上昇
(係合運動)させられるようになつている。
ここで、レバー30は第6図の断面図にも示さ
れているようにブロツク10にピン78によつて
回動可能に取り付けられており、その他端部80
は前記送り部材28に形成された切欠82に係合
させられている。切欠82の上下の壁面84,8
4はテープ送り方向Aにほぼ平行でかつ送り部材
28の前記係合、離脱運動の方向にほぼ直角に形
成されて、送り部材28の前記前進、後退運動を
許容しつつレバー30の他端部80と係合するよ
うになつている。また、このレバー30は、位置
決め部材38が下降位置に保持されている状態に
おいては送り部材28が係合位置に保持され、位
置決め部材38が上昇位置に保持されている状態
においては送り部材28が離脱位置に保持される
ように、位置決め部材38および送り部材28に
係合させられている。したがつて、送り部材28
が前記カム装置によつて離脱運動させられるとそ
の運動はレバー30の回動運動に変換され、この
レバー30の回動運動によつて位置決め部材38
が係合運動させられる一方、カム装置の作動に伴
つて送り部材28の係合運動が許容されるように
なると、位置決め部材38がスプリング72の付
勢力によつて離脱運動させられ、それがレバー3
0の回動運動を介して送り部材28の係合運動に
変換されることになる。
前記スライダ34の前端部には、前記ガイド溝
12と共にテープガイドを構成してテーピング電
子部品14を案内する断面コの字形状のカバー8
6が回動可能に取り付けられ、そのカバー86は
スプリング88によつて付勢されたカバー押え9
0の爪部92によつてテーピング電子部品14に
押圧されている。カバー86はスライダ34に設
けられたピン94に長穴96(第1図参照)を介
して取り付けられ、テーピング電子部品14の厚
さに応じて僅かな上下動が可能とされているとと
もに、スライダ34の前進、後退運動に伴つて送
り部材28と共に前進、後退させられるようにな
つている。カバー86の上面には、キヤリヤテー
プ20から剥がされたカバーフイルム22を引き
出すスロツト98、送りピン64,64の突出を
許容するスロツト100、位置決めピン70,7
0の突出を許容するスロツト102、およびキヤ
リヤテープ20からチツプ24を取り出すための
取出穴104が設けられている。
スロツト98から引き出されたカバーフイルム
22は前記ブラケツト52に回転可能に取り付け
られた巻取りリール106に巻き取られるように
なつている。巻取りリール106はラチエツトホ
イール108、昇降部材109、送り爪110お
よびブレーキ112等を備えた駆動装置によつて
所定角度ずつ間欠回転させられるようになつてい
る。昇降部材109は図示しないカム装置により
所定の時期に昇降させられてラチエツトホイール
108を回転させるようになつている。このラチ
エツトホイール108の回転に伴つて巻取りリー
ル106がカバーフイルム22を巻き取るのであ
るが、カバーフイルム22が予定量だけ剥がされ
てカバー86によりそれ以上の剥離が阻止された
場合には、巻取りリール106および昇降部材1
09がその位置で停止することを許容するよう
に、カム装置の押下げ力はスプリングを介して昇
降部材109に伝達され、昇降部材109が停止
した後のカム装置の余分な運動はこのスプリング
によつて吸収されるようになつている。また、カ
ム装置は後述する所定の時期には昇降部材109
が自由に上昇することを許容するように構成され
ており、その時期には巻取りリール106が逆転
して一旦巻き取られたカバーフイルム22が再び
一定量引き出され得るようになつている。
また、カバーフイルム22が剥がされたキヤリ
ヤテープ20は、その後その上面に押圧されてい
るカバー86によつて収容凹部16の開口が覆わ
れた状態で、収容凹部16の一つが、下端面11
4に空気吸引口を有する吸着具116の真下に位
置するまでカバー86と共に前進させられ、そこ
で位置決めされたのちカバー86のみが後退させ
られることにより、前記取出穴104が吸着具1
16の真下に位置させられて、上記一つの収容凹
部16がカバー86によつて覆われない状態とさ
れ、これによりその収容凹部16内のチツプ24
が吸着具116に吸着されて取り出されるように
なつている。なお、吸着具116としては、例え
ば実願昭59−173666号の明細書に記載されている
ものが好適であり、図示しない駆動装置によつ
て、スプリングの付勢力でカバー86の上面に押
し付けられる下降位置とその上方の上昇位置との
間で昇降させられるとともに、所定のチツプ取付
位置へ移動させられるようになつている。
次に、以上のように構成された装置が、キヤリ
ヤテープ20からカバーフイルム22を剥がし、
本発明の方法に従つて収容凹部16からチツプ2
4を取り出す作動を説明する。
通常の状態においては、被駆動部68に対する
カムの押圧作用が解除されていて、送りピン64
が係合位置にあり位置決めピン70が離脱位置に
ある。この状態において、キヤリヤテープ20の
先端部がカバー86の下側へ挿入され、それの送
り穴18が送りピン14に係合させられる。この
際、カバー86がカバー押え90を介して加えら
れているスプリング88の付勢力に抗して持ち上
げられることにより送り穴18と送りピン64と
係合が可能となる。また、キヤリヤテープ20の
先端部に設けられている一定長さのカバーフイル
ム延長部がカバー86のスロツト98から引き出
され、巻取りリール106に巻き付けられる。以
上によつてキヤリヤテープ20のセツトが完了
し、以後キヤリヤテープ送り装置の自動運転が行
われるのであるが、キヤリヤテープ20がセツト
されてから運転が定常状態に達するまでの作動は
重要ではないため説明を省略し、定常状態に達し
た後の作動のみを説明する。
さて、戻しレバー46によつて送り部材28が
後退位置に保持された状態において、それの被駆
動部68に対するカム装置の押圧作用が解除され
るのに伴つて、スプリング72により位置決め部
材38が離脱運動させられるとともに送り部材2
8が係合運動させられることによつて、第7図a
に示されているように、送りピン64,64がカ
バー86によつてブロツク10の上面に押圧され
ているキヤリヤテープ20の送り穴18,18に
係合させられる。この時、カバーフイルム22が
剥がされた収容凹部16のうち、チツプ24を保
持しているものの開口はカバー86によつて覆わ
れている。
続いて、戻しレバー46に対するカム装置の押
圧作用が解除されるのに伴つてスライダ34がス
プリング42,42により前進運動させられるこ
とによつて、第7図bに示されているように、キ
ヤリヤテープ20はカバー86と共にテープ送り
方向Aへ収容凹部16の1ピツチ(以下、単に1
ピツチという)だけ前進させられ、上記チツプ2
4を保持している収容凹部16のうち最前のもの
が吸着具116の真下に位置させられる(キヤリ
ヤテープ送り工程)。このキヤリヤテープ20の
前進時には、スライダ34や送り部材28の移動
に伴う振動、或いは移動開始時や停止時のシヨツ
ク等によつてチツプ24が収容凹部16内で浮き
上がることがあるが、収容凹部16の開口はカバ
ー86によつて覆われているため、チツプ24が
収容凹部16から飛び出したり転倒したりするこ
とはない。また、この時カバーフイルム22を巻
き取りリール106が逆回転し、カバーフイルム
22はキヤリヤテープ20の前進に伴つて巻取り
リール106から一定長さ引き出される。
その後、吸着具116が空気吸引を開始させら
れるとともに第7図bにおいて一点鎖線で示す下
降位置まで下降させられ(吸着具下降工程)、そ
の下端面114がカバー86の上面に接触させら
れる。続いて、被駆動部68に対するカム装置の
押圧作用により、送り部材28が離脱運動させら
れて送りピン64,64が送り穴18,18から
離脱させられる一方、位置決め部材38が係合運
動させられて位置決めピン70,70が送り穴1
8,18に係合させられ、キヤリヤテープ20が
精度良く位置決めされる。
そして、このようにキヤリヤテープ20が位置
決めされた状態において、カバー86は離脱位置
に保持された送り部材28と共に、戻しレバー4
6に対するカム装置の押圧作用によつて後退位置
まで後退させられる(カバー部材後退工程)。こ
のカバー86の後退に伴つてキヤリヤテープ20
の収容凹部16の内、まだカバーフイルム22に
より覆われているものの最前のものが第7図cに
示されているようにスロツト98をテープ送り方
向に通過することとなる。その結果、カバーフイ
ルム22の既に剥がされた部分が折り返されてま
だ剥がされていない部分に重なり、上記スロツト
98を通過した収容凹部16を二重に覆う状態でキ
ヤリヤテープ20とカバー86との間に挟まれた
状態となる。
また、上記カバー86の後退に伴つて取出穴1
04が吸着具116の真下に位置させられ、スプ
リングで付勢されている吸着具116はカバー8
6から外れると同時に更に下降してチツプ24に
接触し、これを吸着する(吸着工程)。このよう
に吸着具116がチツプ24を吸着する直前に
は、吸着具116の真下にある収容凹部16の開
口がカバー86によつては覆われない状態となる
が、吸着具116は前記吸着具下降工程工程にお
いて既に下降位置まで下降させられているため、
カバー86や送り部材28、スライダ34の移動
に伴う振動に起因してチツプ24に浮き上がつて
も、収容凹部16から飛び出したり転倒したりす
ることはない。すなわち、吸着具116の下降位
置は、その下端面114によつて収容凹部16の
開口を覆うことにより、チツプ24が飛び出した
り転倒したりしない高さに設定されているのであ
り、カバー86はその下降位置まで吸着具116
が下降することを許容する薄板製(例えば、厚さ
0.2mm)とされているのである。なお、図面では
キヤリヤテープ20、カバー86を明確に示す都
合上、吸着具116の下端面114とチツプ24
との間に実際とは異なる大きな隙間が描かれてい
る。
その後、吸着具116が下降位置から上昇させ
られることによつて収容凹部16からチツプ24
が取り出される(取出し工程)のであるが、これ
と並行して昇降部材109がカム装置によつて押
し下げられ、巻取りリール106が正方向へ回転
させられて、カバーフイルム22がスロツト98
から引き出され、第7図cに示されている状態か
らスロツト98の位置まで剥がされ、第7図aの
状態となる。この状態になればカバーフイルム2
2の剥離はカバー86によつて、更に詳細にはス
ロツト98の縁によつて阻止され、カバーフイル
ム22が余分に剥がされることはない。カバーフ
イルム22が剥がされる際キヤリヤテープ20に
は振動が生じ易く、その振動によつてチツプ24
が浮き上がることが多いのであるが、カバーフイ
ルム22が剥がされる際には収容凹部16が既に
スロツト98を通過しているため、チツプ24の
かど部がスロツト98の縁に引つ掛かる恐れはな
い。また、カバーフイルム22は二重に重なつた
状態でキヤリヤテープ20とカバー86との間に
介在しているのであるが、カバーフイルム22自
体は極めて薄いものであるため、キヤリヤテープ
20の上面とカバー86の下面との間には微小な
隙間が存在するのみであり、この隙間内にチツプ
24が噛み込まれることもない。
チツプ24が収容凹部16から取り出された
後、位置決め部材38は離脱運動させられて位置
決めピン70,70が送り穴18,18から離脱
させられ、キヤリヤテープ20の送りが許容され
るとともに、送り部材28が係合運動させられて
送りピン64,64が送り穴18,18に係合さ
せられる。
そして、以後、上述したように送り部材28の
前進、離脱、後退および係合運動が繰り返される
ことにより、キヤリヤテープ20は一定距離ずつ
送られるとともに、位置決め部材38の係合、離
脱運動によつてその都度位置決めされ、この位置
決めされた状態において収容凹部16からチツプ
24が1個ずつ取り出される。また、チツプ24
が1個取り出される毎にカバーフイルム22は収
容凹部16の1ピツチに等しい長さずつキヤリヤ
テープ20から剥がされて巻取りリール106に
巻き取られる。
このように、本実施例によれば、カバーフイル
ム22の剥離はカバー86のスロツト98を有し
ない部分の下で行われるため、チツプ24のかど
部がスロツト98の縁に引つ掛かつてジヤミング
を惹き起こすことがない。また、キヤリヤテープ
20の送り時には収容凹部16の開口が常にカバ
ー86によつて覆われているため、キヤリヤテー
プ20の送り開始時や停止時のシヨツク、或いは
装置各部の移動に伴う振動などによつてチツプ2
4が浮き上がつても収容凹部16から飛び出した
り転倒したりすることがなく、しかも、キヤリヤ
テープ20の送りと位置決めとが別々に行われて
キヤリヤテープ20の位置決め精度が高いため、
吸着具116によるチツプ24の取出しミスが効
果的に防止される。また、チツプ24の飛出しや
転倒等がないことから、カバーフイルム22の剥
離およびキヤリヤテープ20の送りを高速で行う
ことが可能となり、チツプ24の供給サイクルを
短縮し得る。
また、カバー86はキヤリヤテープ20を送る
送り部材28と共にスライダ34によつて駆動さ
れるため、キヤリヤテープ20とカバー86とを
別々に駆動する場合に比較して装置が簡単かつコ
ンパクトに構成される。その上、本実施例に係る
装置は、送り部材28および位置決め部材38が
テープ送り方向Aと平行な一平面内において運動
するように構成されているため、装置の幅すなわ
ちテープ送り方向Aに対して直角な方向の寸法が
小さくなり、かかる装置を多数並列に配置して複
数種類の電子部品を供給する場合においてその設
置スペースが大幅に節減され得るとともに、電子
部品の供給のために必要な部品の供給側と受取り
側との相対移動距離が短くて済み、チツプ24の
供給サイクルを一層短縮することができる。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明したが、本発明はその他の態様においても
実施できる。
例えば、前記装置ではカバー86が送り部材2
8と共に前進、後退運動させられるようになつて
いるが、それら送り部材28とカバー86とを
別々に駆動するようにしても差支えない。
一方、前記実施例では吸着下降工程において吸
着具116はその下端面114がカバー86の上
面に接触する位置まで下降させられるようになつ
ているが、この時吸着具116をその下端面11
4がカバー86の上面に微小間隙を隔てて近接す
るのみとすることも可能であり、その場合にはカ
バー86の後退に伴う摺動によつて下端面114
が磨耗することがなくなる利点が生ずる。また、
その場合にチツプ24を吸着する際には、吸着具
116をそれ以上下降させることなくそのままの
位置でチツプ24を吸引して吸着するようにして
も、或いはその後チツプ24に接する位置まで下
降させてそのチツプ24を吸着するようにしても
差支えない。
また、前記実施例ではキヤリヤテープ20が前
進させられたのち吸着具116が下降させられる
ようになつているが、キヤリヤテープ20の前進
と平行して、またはそれに先立つて吸着具116
を下降させるようにすることも可能である。
さらに、キヤリヤテープ20は上記実施例にお
いて使用されているものに限られるわけではな
く、またそれを送るキヤリヤテープ送り装置も一
定角度ずつ間欠的に回転させられるスプロケツト
を備えたものなど、他の形式の装置を採用しても
差支えない。
その他一々例示はしないが、本発明はその精神
を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて
種々の変更、改良を施した態様にて実施すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を好適に実施し得る装置の一例
を示す正面パネルを取り除いた正面図である。第
2図は第1図に示す装置の平面図である。第3図
は第1図に示す装置の左側面図である。第4図は
第1図の装置に用いられるキヤリヤテープの一部
を示す平面図である。第5図は第1図における
−断面図である。第6図は第1図における−
断面図である。第7図は第1図の装置の作動を
説明する工程図で、本発明の一実施例を示す図で
ある。 14:テーピング電子部品、16:電子部品収
容凹部、18:送り穴、20:キヤリヤテープ、
24:チツプ(電子部品)、28:送り部材、3
0:レバー、34:スライダ、38:位置決め部
材、42:スプリング、46:戻しレバー、6
4:送りピン、68:被駆動部、70:位置決め
ピン、72:スプリング、86:カバー(カバー
部材)、98:スロツト(カバーフイルム引出
用)、104:取出穴、106:巻取りリール、
114:下端面、116:吸着具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 キヤリヤテープの長手方向に沿つて等ピツチ
    でかつ上向きに開口して形成された多数の電子部
    品収容凹部に収容され、カバーフイルムで収容凹
    部からの離脱を防止された電子部品を、カバーフ
    イルムを剥がしながら1個ずつ取り出す方法であ
    つて、 前記キヤリヤテープから剥がされたカバーフイ
    ルムを引き出すためのスロツトを備え、そのキヤ
    リヤテープのカバーフイルムが剥がされる前の部
    分と剥がされた後の部分との両方に跨つてキヤリ
    ヤテープを覆うカバー部材を、キヤリヤテープと
    同時に前進させて、カバーフイルムの剥離により
    開放された前記電子部品収容凹部の1つをカバー
    部材で覆つた状態のまま、下端面に空気吸引口を
    有する吸着具の真下へ移動させるキヤリヤテープ
    送り工程と、 前記キヤリヤテープを静止状態に保つて前記カ
    バー部材を後退させ、前記吸着具の真下にある電
    子部品収容凹部を覆わない状態とするカバー部材
    後退工程と、 遅くともそのカバー部材の後退時までには前記
    吸着具を前記下端面により前記電子部品収容凹部
    からの前記電子部品の飛出しを防止し得る位置ま
    で下降させる吸着具下降工程と、 前記カバー部材の後退によりカバー部材に覆わ
    れない状態となつた電子部品収容凹部内に収容さ
    れている電子部品を前記吸着具に吸着させる吸着
    工程と、 前記吸着具を上昇させて前記電子部品を前記電
    子部品収容凹部から取り出す取出し工程と を含むキヤリヤテープから電子部品を取り出す方
    法。
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