JP6893565B2 - 保管装置およびリール保管方法 - Google Patents

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Description

本明細書は、保管装置およびリール保管方法に関する技術を開示する。
特許文献1には、表面実装部品倉庫内において保管されているビンおよびビン装填ユニットのうちの少なくとも一方を、ロボットアームなどのアクチュエータを用いて、自動的に再配分する方法が開示されている。具体的には、複数のビン装填ユニットの各々は、部品テープリールを備えている。アクチュエータは、表面実装部品倉庫内の所定位置に、ビン、パレットまたは部品テープリールを格納する。また、アクチュエータは、表面実装部品倉庫内の所定位置から、ビン、パレットまたは部品テープリールを取り出す。
特表2016−532315号公報
部品装着機は、例えば、リールが着脱可能にセットされているフィーダから供給される部品を採取して基板に装着する。例えば、カセット式のフィーダの場合、フィーダのサイズによってリール径が制限される場合がある。また、カセット式以外のフィーダであっても、例えば、リールの小型化などの要請によってリール径が制限される場合がある。リールには、種々のリール径が存在するので、必要に応じてリール径を変更する必要がある。
このような事情に鑑みて、本明細書は、リール径が異なるリールへの巻き替え、並びに、リールの収納および出庫が可能な保管装置およびリール保管方法を開示する。
本明細書は、リール保管庫と、前記リール保管庫に設けられているリール巻き替え装置と、前記リール保管庫に設けられ、リールを含む収納物を収納するための収納スペースと、巻き替え部と、移動部と、巻き替え判断部とを備える保管装置を開示する。前記リール保管庫は、部品を収容する部品テープが巻き回されている第一リール、および、前記第一リールと比べてリール径が異なる第二リールのうちの少なくとも一方であるリールを保管する。前記巻き替え部は、前記第一リールが前記リール保管庫に入庫するときに、前記第二リールへの巻き替えの必要に応じて、前記リール巻き替え装置を用いて、前記第一リールに巻き回されている前記部品テープを、前記第二リールに巻き替えさせる。前記移動部は、前記リールを所定の前記収納スペースに移動させて収納させ、前記リールの出庫時に、当該収納スペースに収納されている前記リールを前記リール保管庫の出庫口に移動させて出庫させる。前記巻き替え判断部は、前記第一リールのリール径がフィーダにセット可能なリール径と異なるときに、前記第二リールへの巻き替えが必要であると判断する。前記巻き替え部は、前記巻き替え判断部によって前記第二リールへの巻き替えが必要であると判断されたときに、前記第一リールに巻き回されている前記部品テープを、前記フィーダにセット可能なリール径の前記第二リールに巻き替えさせる。
また、本明細書は、リール保管庫と、前記リール保管庫に設けられているリール巻き替え装置と、前記リール保管庫に設けられ、リールを含む収納物を収納するための収納スペースとを備える保管装置に適用され、巻き替え工程と、移動工程と、巻き替え判断工程とを備えるリール保管方法を開示する。前記リール保管庫は、部品を収容する部品テープが巻き回されている第一リール、および、前記第一リールと比べてリール径が異なる第二リールのうちの少なくとも一方であるリールを保管する。前記巻き替え工程は、前記第一リールが前記リール保管庫に入庫するときに、前記第二リールへの巻き替えの必要に応じて、前記リール巻き替え装置を用いて、前記第一リールに巻き回されている前記部品テープを、前記第二リールに巻き替えさせる。前記移動工程は、前記リールを所定の前記収納スペースに移動させて収納させ、前記リールの出庫時に、当該収納スペースに収納されている前記リールを前記リール保管庫の出庫口に移動させて出庫させる。前記巻き替え判断工程は、前記第一リールのリール径がフィーダにセット可能なリール径と異なるときに、前記第二リールへの巻き替えが必要であると判断する。前記巻き替え工程は、前記巻き替え判断工程によって前記第二リールへの巻き替えが必要であると判断されたときに、前記第一リールに巻き回されている前記部品テープを、前記フィーダにセット可能なリール径の前記第二リールに巻き替えさせる。
上記の保管装置によれば、リール保管庫、リール巻き替え装置、収納スペース、巻き替え部移動部および巻き替え判断部を備える。これにより、保管装置は、第一リールのリール径がフィーダにセット可能なリール径と異なるときに、第一リールに巻き回されている部品テープを、フィーダにセット可能なリール径の第二リールに巻き替えることができる。また、保管装置は、第一リールおよび第二リールのうちの少なくとも一方であるリールを収納スペースに収納し、出庫時に当該収納スペースからリールを出庫させることができる。保管装置について上述したことは、リール保管方法についても同様に言える。
第一実施形態に係り、対基板作業ライン10L、着荷エリア20およびリール保管庫30の構成例を示す構成図である。 カセット23に装着されているリール22の一例を示す平面図である。 フィーダ24の一例を示す平面図である。 カセット23に装着されているリール22がフィーダ24にセットされた状態の一例を示す平面図である。 リール保管庫30の一例を示す正面図である。 リール保管庫30の一例を示す平面図である。 収納ユニット34bの一例を示す正面図である。 第一実施形態に係り、保管装置80の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 第一実施形態に係り、保管装置80による制御手順の一例を示すフローチャートである。 第二実施形態に係り、対基板作業ライン10L、着荷エリア20、リール保管庫30、フィーダ保管庫40、リールセット装置50および搬送装置60の構成例を示す構成図である。 第二実施形態に係り、保管装置80の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 第二実施形態に係り、保管装置80による制御手順の一例を示すフローチャートである。 第二実施形態に係り、対基板作業ライン10L、リール保管庫30およびフィーダ保管庫40の配置例を示す平面図である。
本明細書は、実施形態が図面に基づいて説明されている。なお、図面は、各実施形態について、共通する箇所には共通の符号が付されており、本明細書は、重複する説明が省略されている。また、一の実施形態で記述されていることは、適宜、他の実施形態についても適用することができる。
1.第一実施形態
1−1.対基板作業ライン10L
図1に示すように、着荷エリア20に到着したリール22は、リール保管庫30に保管され、対基板作業ライン10Lの部品装着機10cに供給される。対基板作業ライン10Lは、基板90に所定の作業を行う。本実施形態では、対基板作業ライン10Lは、印刷機10a、印刷検査機10b、部品装着機10c、外観検査機10d、リフロー炉10eおよび機能検査機10fの複数(6つ)の作業機を備えている。複数(6つ)の作業機は、上流側から、印刷機10a、印刷検査機10b、部品装着機10c、外観検査機10d、リフロー炉10eおよび機能検査機10fの順に配置されている。基板90は、対基板作業ライン10Lの先頭に位置する印刷機10aに搬入される。そして、基板90は、対基板作業ライン10Lの基板搬送装置(図示略)によって下流側へ搬送され、対基板作業ライン10Lの末尾に位置する機能検査機10fから搬出される。
印刷機10aは、基板90における部品の装着位置にペースト状のはんだを印刷する。基板90に印刷されるはんだは、所定の粘性を有し、はんだは、基板90と、基板90に装着される部品とを接合する接合材として機能する。印刷検査機10bは、印刷機10aによって印刷されたはんだの印刷状態を検査する。部品装着機10cは、印刷機10aによって印刷されたはんだの上に部品を装着する。部品装着機10cは、一つであっても良く、複数であっても良い。部品装着機10cが複数設けられる場合は、複数の部品装着機10cが分担して、部品を装着することができる。
部品装着機10cは、部品を供給する部品供給装置(図示略)を備えている。部品供給装置は、例えば、フィーダ24、トレイ(図示略)などを用いて、部品を供給することができる。フィーダ24には、リール22が着脱可能にセットされる。図2Aに示すように、リール22には、部品を収容する部品テープ21が巻き回されている。部品テープ21は、紙テープであっても良く、エンボステープであっても良い。また、本実施形態のリール22は、カセット23に着脱可能に装着されている。カセット23は、リール22を着脱可能に保持することができれば良く、種々の形態および形状をとり得る。カセット23は、例えば、第一部位(例えば、上面側の部位)および第二部位(例えば、下面側の部位)を備えており、第一部位および第二部位によってリール22を挟むように保持することができる。また、カセット23は、固定部(例えば、突起部など)によって、リール22を保持することができる。
図2Cに示すように、本実施形態のリール22は、カセット23に装着された状態で、フィーダ24に回転可能かつ着脱可能に設けられる。図2Bに示すように、フィーダ24は、本体部24aと、部品テープ21をピッチ送りするスプロケット24bと、部品取出し部24cとを備えている。本体部24aには、カセット23に装着されたリール22を収容可能な収容部24a1が形成されている。また、本体部24aには、支持部(図示略)が設けられており、支持部がカセット23を支持することにより、カセット23に装着されたリール22が、フィーダ24に対して回転可能になっている。
スプロケット24bは、例えば、ステッピングモータなどの駆動装置(図示略)によって回転されて、部品テープ21をピッチ送りする。ピッチ送りされた部品テープ21の先端部が部品取出し部24cまで引き出されて、部品が順次供給される。リール22は、例えば、チップ部品などの比較的小型の部品を供給することができる。本実施形態の部品装着機10cは、リール22が着脱可能にセットされているフィーダ24から供給される部品を採取して基板90に装着する。
外観検査機10dは、部品装着機10cによって装着された部品の装着状態を検査する。具体的には、外観検査機10dは、基板90に装着された部品の適否、部品の装着位置および姿勢などの基板90における部品の装着状態を認識し、部品の装着状態の良否を管理装置19に送出する。リフロー炉10eは、部品装着機10cによって部品が装着された基板90を加熱し、はんだを溶融させて、はんだ付けを行う。機能検査機10fは、リフロー炉10eによって、はんだ付けされた基板90の機能検査を行う。具体的には、機能検査機10fは、基板90に所定の入力信号を付与して、入力信号に対する出力信号を取得する。機能検査機10fは、取得した出力信号に基づいて、基板90の回路としての機能が正常であるか否かを検査する。
このように、対基板作業ライン10Lは、複数(6つ)の作業機を用いて、基板90を順に搬送し、検査処理を含む生産処理を実行して基板製品を生産する。なお、対基板作業ライン10Lは、例えば、生産する基板製品の種類などに応じて、作業機を適宜追加することができ、対基板作業ライン10Lの構成を適宜変更することができる。対基板作業ライン10Lは、例えば、バッファ装置、基板供給装置、基板反転装置、シールド装着装置、接着剤塗布装置、紫外線照射装置などの作業機を備えることもできる。
対基板作業ライン10Lを構成する複数(6つ)の作業機および管理装置19は、通信可能に接続されている。管理装置19は、対基板作業ライン10Lを構成する複数(6つ)の作業機の制御を行い、対基板作業ライン10Lの動作状況を監視する。管理装置19には、複数(6つ)の作業機を制御する種々のデータが記憶されている。管理装置19は、複数(6つ)の作業機に当該データを送信する。また、対基板作業ライン10Lを構成する複数(6つ)の作業機は、管理装置19に動作状況および生産状況を送信する。
1−2.着荷エリア20
着荷エリア20に少なくとも一つのリール22が到着すると、部品管理装置(図示略)は、リール22を識別する識別情報を発行する。識別情報は、例えば、バーコード、RFID(Radio Frequency IDentifier)の無線タグなどの識別媒体に記憶される。識別媒体は、識別情報以外の種々の情報を併せて記憶可能に、例えば、二次元バーコード、無線タグなどを用いると良い。
部品管理装置は、例えば、供給元(ベンダ)によってリール22に貼り付けられたバーコードなどの情報を読み取ることができる。そして、部品管理装置は、リール22の部品テープ21に収容されている部品に関する情報(部品情報)が登録されているデータベース(図示略)から、部品情報を取得することもできる。部品管理装置は、識別情報および部品情報のうちの少なくとも識別情報を、識別媒体に書き込む。本実施形態の部品管理装置は、識別情報および部品情報の両方を識別媒体に書き込む。
作業者は、これらの情報が記憶されている識別媒体をリール22に取り付ける(例えば、貼り付ける)。なお、上述した作業者が行う作業は、アクチュエータ(例えば、ロボットアームなど)などを用いて、自動化することもできる。逆に、上述した部品管理装置が行う作業の少なくとも一部は、作業者が行うこともできる。識別媒体が取り付けられたリール22は、作業者または搬送装置(図示略)などによって、リール保管庫30に搬送される。作業者または搬送装置などは、複数のリール22をケース等に収容した状態で、リール保管庫30に搬送することもできる。
1−3.リール保管庫30
リール保管庫30に入庫するリール22を第一リール22aとする。第一リール22aに巻き回されている部品テープ21は、必要に応じて、第二リール22bに巻き替えられる。第二リール22bは、第一リール22aと比べてリール径が異なる。第二リール22bのリール径は、第一リール22aと比べて小さくても良く、第一リール22aと比べて大きくても良い。本実施形態では、第二リール22bのリール径は、第一リール22aと比べて小さい。また、部品テープ21が巻き回されていない第二リール22b(空リール)およびカセット23は、第一リール22aと同様にして、着荷エリア20から搬送することができる。
リール保管庫30は、第一リール22aおよび第二リール22bのうちの少なくとも一方であるリール22を保管する。リール保管庫30は、リール22を保管することができれば良く、種々の形態および形状をとり得る。図3Aおよび図3Bに示すように、本実施形態のリール保管庫30は、八角柱形状に形成されている。また、リール保管庫30は、入庫口30a、出庫口30b、読み取り装置30c、リール巻き替え装置31、制御装置32、表示装置33、収納部34およびアクチュエータ35を備えている。第一リール22aは、入庫口30aからリール保管庫30に入庫する。リール22は、出庫口30bから出庫する。本実施形態では、入庫口30aおよび出庫口30bは、共通の開口部に設けられている。入庫口30aおよび出庫口30bは、異なる開口部に設けることもできる。また、入庫口30aおよび出庫口30bは、リール22を搬入および搬出可能に、リール22より大形に形成されている。
読み取り装置30cは、リール保管庫30の入庫口30aに設けられている。読み取り装置30cは、第一リール22aがリール保管庫30に入庫するときに、第一リール22aに取り付けられている識別媒体に記憶されている情報を読み取る。読み取り装置30cは、リール保管庫30の出庫口30bに設けることもできる。この場合、読み取り装置30cは、リール22がリール保管庫30から出庫するときに、リール22に取り付けられている識別媒体に記憶されている情報を読み取ることができる。読み取り装置30cは、公知の読み取り装置(例えば、バーコードを読み取るバーコードリーダ、無線タグと無線通信を行う無線リーダなど)を用いることができる。
本実施形態では、入庫口30aおよび出庫口30bは、共通の開口部に設けられている。そのため、本実施形態では、一つの読み取り装置30cが開口部に設けられている。具体的には、図3Aおよび図3Bに示すように、一つの読み取り装置30cは、開口部に近接する作業スペース34aの上方に設置されており、一つの読み取り装置30cは、第一リール22aの入庫時およびリール22の出庫時の両方において、識別媒体に記憶されている情報を読み取ることができる。なお、リール保管庫30は、複数の読み取り装置30cを備えることもできる。
リール巻き替え装置31は、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、第二リール22bに巻き替える。リール巻き替え装置31は、公知のリール巻き替え装置を用いることができる。本実施形態のリール巻き替え装置31は、第一載置部31aと、第二載置部31bと、カウント部31cとを備えている。第一載置部31aには、部品テープ21が巻き回されている第一リール22aがセットされる。第二載置部31bには、部品テープ21が巻き回されていない第二リール22b(空リール)がセットされる。リール巻き替え装置31は、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を第二リール22bに送出し、第二リール22bに巻き回す。カウント部31cは、第一載置部31aと第二載置部31bとの間に設けられている。カウント部31cは、部品テープ21が第一リール22aから第二リール22bに送出されるときに、部品テープ21に収容されている部品を認識して、部品の数(部品数)を計測することができる。
制御装置32は、公知の中央演算装置および記憶装置を備えており、制御回路が構成されている(いずれも図示略)。中央演算装置は、CPU(Central Processing Unit)であり、種々の演算処理を行うことができる。記憶装置は、第一記憶装置および第二記憶装置を備えている。第一記憶装置は、揮発性の記憶装置(RAM:Random Access Memory)であり、第二記憶装置は、不揮発性の記憶装置(ROM:Read Only Memory)である。
制御装置32は、読み取り装置30c、リール巻き替え装置31、表示装置33およびアクチュエータ35と通信可能に接続されており、これらを制御することができる。また、制御装置32は、図1に示す管理装置19と通信可能に接続されている。管理装置19は、部品装着機10cにおける段取り替えの発生、部品装着機10cに供給されるリール22の不足の発生、または、段取り替え若しくはリール22の不足が生じる可能性の発生を、制御装置32に通知する。制御装置32は、例えば、当該通知に基づいて、リール22を出庫させる。
また、制御装置32は、リール22に関するリール情報を記憶することができ、当該リール情報を管理装置19に通知することもできる。リール情報には、例えば、リール22に収容されている部品の部品種、部品数(残数)、使用期限、型式およびベンダ名などを含むことができる。また、リール情報には、例えば、リール22のリール径およびリール数などを含むこともできる。
表示装置33は、公知の表示装置を用いることができる。表示装置33は、各種データを作業者が視認可能に表示する。表示装置33は、例えば、上述したリール情報などを作業者の操作に応じて表示する。なお、本実施形態の表示装置33は、タッチパネルにより構成されている。よって、表示装置33は、作業者による種々の操作を受け付ける入力装置としても機能する。例えば、作業者は、タッチパネル(入力装置として機能する表示装置33)を用いて、リール保管庫30から出庫させるリール22を指定することができる。この場合、制御装置32は、作業者によって指定されたリール22を出庫させる。
収納部34は、リール22を含む収納物を収納可能であれば良く、種々の形態および形状をとり得る。図3Bに示すように、本実施形態では、収納部34は、複数(本実施形態では、7つ)の収納ユニット34bを備えており、複数(7つ)の収納ユニット34bは、鉛直方向(Z軸方向)視において円状(より正確には、円弧状)に配置されている。図4に示すように、複数(7つ)の収納ユニット34bの各々は、リール22を含む収納物を収納可能な収納スペース34b1,34b2が鉛直方向(Z軸方向)に沿って複数設けられている。本実施形態では、収納ユニット34bは、複数種類(例えば、二種類)の収納スペース34b1,34b2を備えている。収納ユニット34bは、一種類の収納スペースを備えることもできる。また、収納物は、複数(7つ)の収納ユニット34bのいずれの収納ユニット34bに収納しても良い。
同図では、図示の便宜上、複数(10個)の収納スペース34b1と、複数(5個)の収納スペース34b2が図示されている。収納スペース34b1,34b2の数は、適宜設定することができる。リール22は、いずれの収納スペース34b1,34b2に収納することもできる。また、収納スペース34b1,34b2は、例えば、収納する収納物に合わせて、サイズ(幅、奥行き、および、高さ)が設定されている。例えば、収納スペース34b2は、収納スペース34b1と比べて、高さ寸法が大きく設定されており、ケースを収納することもできる。ケースは、例えば、複数のリール22をまとめて収容することができる。なお、同図に示す鉛直方向(Z軸方向)は、X軸方向およびY軸方向によって形成される水平面に直交する方向を示している。
アクチュエータ35は、収納物を移動する。アクチュエータ35は、鉛直方向(Z軸方向)視において、複数(7つ)の収納ユニット34bより内側に設けられていると好適である。アクチュエータ35は、収納物を移動することができれば良く、種々の形態をとり得る。アクチュエータ35は、例えば、ロボットアーム(多関節ロボット)、昇降スライド機構などを用いることができる。
本実施形態によれば、リール保管庫30は、収納部34とアクチュエータ35とを備える。収納部34は、収納スペース34b1,34b2が鉛直方向(Z軸方向)に沿って複数設けられている複数(7つ)の収納ユニット34bを備えている。複数(7つ)の収納ユニット34bは、鉛直方向(Z軸方向)視において円状に配置されている。また、アクチュエータ35は、鉛直方向(Z軸方向)視において、複数(7つ)の収納ユニット34bより内側に設けられ、収納物を移動する。これにより、本実施形態の保管装置80は、複数(7つ)の収納ユニット34bのいずれの収納ユニット34bに収納物を収納する場合であっても、アクチュエータ35の移動距離を、概ね均等化することができる。よって、本実施形態の保管装置80は、例えば、複数(7つ)の収納ユニット34bを直線状に設ける場合と比べて、アクチュエータ35の小型化および簡素化を図ることができる。
1−4.保管装置80
保管装置80は、第二リール22bへの巻き替えの必要に応じて、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、第二リール22bに巻き替えさせる。また、保管装置80は、第一リール22aおよび第二リール22bのうちの少なくとも一方であるリール22を収納スペース34b1に収納し、出庫時に当該収納スペース34b1からリール22を出庫させる。
保管装置80は、制御ブロックとして捉えると、巻き替え部82および移動部83を備える。また、保管装置80は、巻き替え判断部81および記憶部84のうちの少なくとも一方をさらに備えると好適である。図5に示すように、本実施形態の保管装置80は、巻き替え判断部81、巻き替え部82、移動部83および記憶部84を備えている。本実施形態では、巻き替え判断部81、巻き替え部82、移動部83および記憶部84は、リール保管庫30の制御装置32に設けられている。
また、保管装置80は、図6に示すフローチャートに従って、制御を実行する。巻き替え判断部81は、ステップS11に示す判断を行う。巻き替え部82は、ステップS12に示す処理を行う。移動部83は、ステップS13、ステップS15およびステップS17に示す処理を行う。また、移動部83は、ステップS16に示す判断を行う。記憶部84は、ステップS14およびステップS18に示す処理を行う。
1−4−1.巻き替え判断部81
巻き替え判断部81は、第一リール22aのリール径がフィーダ24にセット可能なリール径と異なるときに、第二リール22bへの巻き替えが必要であると判断する。図2Cに示すように、本実施形態では、カセット23に装着されたリール22がフィーダ24にセットされる。そのため、フィーダ24によって、リール22のリール径およびカセット23が制限される。管理装置19は、リール22、カセット23およびフィーダ24の組み合わせ並びに所在を管理している。巻き替え判断部81は、例えば、管理装置19から、これらの情報を取得することができ、部品装着機10cに設けられるフィーダ24にセット可能なリール22のリール径を取得することができる。
また、巻き替え判断部81は、第一リール22aがリール保管庫30に入庫するときに、読み取り装置30cを用いて、第一リール22aに取り付けられている識別媒体に記憶されている識別情報および部品情報を読み取らせる。巻き替え判断部81は、読み取り装置30cから第一リール22aの識別情報および部品情報を取得する。巻き替え判断部81は、部品情報に含まれるリール径が、管理装置19から取得したフィーダ24にセット可能なリール径であるか否かを判断する(図6に示すステップS11)。
巻き替え判断部81は、第一リール22aのリール径がフィーダ24にセット可能なリール径と異なるときに、第二リール22bへの巻き替えが必要であると判断する(ステップS11でYesの場合)。この場合、制御は、ステップS12に移行する。巻き替え判断部81は、第一リール22aのリール径がフィーダ24にセット可能なリール径と同じときに、第二リール22bへの巻き替えが不要であると判断する(ステップS11でNoの場合)。この場合、制御は、ステップS13に移行する。
1−4−2.巻き替え部82
上述したように、カセット23に装着されたリール22がフィーダ24にセットされる場合、フィーダ24によって、リール22のリール径が制限される場合がある。また、カセット式以外のフィーダであっても、例えば、リール22の小型化などの要請によって、リール22のリール径が制限される場合がある。リール22には、種々のリール径が存在するので、必要に応じてリール径を変更する必要がある。
巻き替え部82は、第一リール22aがリール保管庫30に入庫するときに、第二リール22bへの巻き替えの必要に応じて、リール巻き替え装置31を用いて、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、第二リール22bに巻き替えさせる。本実施形態では、巻き替え部82は、巻き替え判断部81によって第二リール22bへの巻き替えが必要であると判断されたときに、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、フィーダ24にセット可能なリール径の第二リール22bに巻き替えさせると好適である。
巻き替え判断部81によって、第二リール22bへの巻き替えが必要であると判断された場合(ステップS11でYesの場合)、巻き替え部82は、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、フィーダ24にセット可能なリール径の第二リール22bに巻き替えさせる(ステップS12)。具体的には、巻き替え部82は、入庫口30aの作業スペース34aに搬入された第一リール22aを、アクチュエータ35の把持部(図示略)に把持させて、リール巻き替え装置31の第一載置部31aにセットさせる。また、巻き替え部82は、部品テープ21が巻き回されていない第二リール22b(空リール)を、アクチュエータ35の把持部に把持させて、リール巻き替え装置31の第二載置部31bにセットさせる。
巻き替え部82は、リール巻き替え装置31を用いて、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、第二リール22bに巻き替えさせる。具体的には、リール巻き替え装置31は、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を第二リール22bに送出し、第二リール22bに巻き回す。第二リール22bのリール径が第一リール22aのリール径より小さい場合、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21が残存する可能性がある。この場合、巻き替え部82は、テープ切断装置(図示略)を用いて、部品テープ21を切断させる。また、巻き替え部82は、部品テープ21が巻き回されていない第二リール22b(空リール)を、アクチュエータ35の把持部に把持させて、リール巻き替え装置31の第二載置部31bにセットさせる。巻き替え部82は、リール巻き替え装置31を用いて、第一リール22aに残存する部品テープ21を、第二リール22bに巻き替えさせる。
第一リール22aに残存する部品テープ21を巻き回すので、第二リール22bに巻き回す部品テープ21が不足する可能性がある。この場合、巻き替え部82は、別の第一リール22aをアクチュエータ35の把持部に把持させて、リール巻き替え装置31の第一載置部31aにセットさせる。また、巻き替え部82は、スプライシング装置(図示略)を用いて、第一リール22aおよび第二リール22bの部品テープ21同士を接続(スプライシング)させて、第二リール22bに所定の部品テープ21を巻き回す。第二リール22bに所定の部品テープ21が巻き回されているか否かの判断は、例えば、リール巻き替え装置31のカウント部31cの計測値(部品数)によって行うことができる。
巻き替え部82は、上述した工程を繰り返すことによって、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、順次、第二リール22bに巻き替えさせることができる。上述したことは、第二リール22bのリール径が第一リール22aのリール径より大きい場合についても同様に言える。また、上述したリール巻き替え装置31、アクチュエータ35、スプライシング装置およびテープ切断装置が行う作業のうちの少なくとも一部は、作業者が行うこともできる。
本実施形態によれば、保管装置80は、巻き替え判断部81および巻き替え部82を備える。巻き替え判断部81は、第一リール22aのリール径がフィーダ24にセット可能なリール径と異なるときに、第二リール22bへの巻き替えが必要であると判断する。巻き替え部82は、巻き替え判断部81によって第二リール22bへの巻き替えが必要であると判断されたときに、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、フィーダ24にセット可能なリール径の第二リール22bに巻き替えさせる。これにより、本実施形態の保管装置80は、第一リール22aのリール径がフィーダ24にセット可能なリール径と異なるときに、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、フィーダ24にセット可能なリール径の第二リール22bに巻き替えることができる。
なお、例えば、リール22の小型化などの要請によって、リール22のリール径が制限される場合、巻き替え部82は、第一リール22aが所望のリール径と異なるときに、リール巻き替え装置31を用いて、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、第二リール22bに巻き替えさせると好適である。第一リール22aが所望のリール径であるか否かの判断は、巻き替え判断部81と同様に、読み取り装置30cによって第一リール22aの識別情報および部品情報を取得して判断することができる。
1−4−3.移動部83
移動部83は、リール22を所定の収納スペース34b1に移動させて収納させ、リール22の出庫時に、当該収納スペース34b1に収納されているリール22をリール保管庫30の出庫口30bに移動させて出庫させる。また、移動部83は、アクチュエータ35を用いて、リール22の収納スペース34b1への移動および収納、並びに、リール22の収納スペース34b1から出庫口30bへの移動および出庫をさせると好適である。さらに、移動部83は、アクチュエータ35を用いて、リール22をカセット23に装着させると好適である。
第二リール22bへの巻き替えが必要な場合、移動部83は、部品テープ21が巻き替えられた第二リール22bを、アクチュエータ35の把持部に把持させて、当該第二リール22bをカセット23に装着させる(ステップS13)。移動部83は、カセット23に装着された第二リール22bをアクチュエータ35の把持部に把持させて、当該第二リール22bを収納可能な収納スペース34b1を備える収納ユニット34bに移動させる。そして、移動部83は、アクチュエータ35を用いて、当該第二リール22bを当該収納スペース34b1に収納させる(ステップS15)。なお、図6に示すステップS14に示す処理は、次節(1−4−4.記憶部84)において説明されている。
次に、移動部83は、第二リール22bの出庫時であるか否かを判断する(ステップS16)。既述したように、管理装置19は、部品装着機10cにおける段取り替えの発生、部品装着機10cに供給されるリール22の不足の発生、または、段取り替え若しくはリール22の不足が生じる可能性の発生を、制御装置32に通知する。移動部83は、例えば、当該通知に基づいて、当該第二リール22bを出庫させることができる。また、作業者がタッチパネル(入力装置として機能する表示装置33)を用いて、リール保管庫30から出庫させるリール22として当該第二リール22bを指定した場合、移動部83は、当該第二リール22bを出庫させることができる。
当該第二リール22bの出庫時の場合(ステップS16でYesの場合)、移動部83は、収納スペース34b1に収納されている当該第二リール22bを、アクチュエータ35の把持部に把持させ、当該第二リール22bを出庫口30bの作業スペース34aに移動させて、当該第二リール22bを搬出させる(ステップS17)。当該第二リール22bの出庫時でない場合(ステップS16でNoの場合)、制御は、ステップS16に示す判断に戻る。つまり、移動部83は、当該第二リール22bを出庫させる必要が生じるまで待機する。
第二リール22bへの巻き替えが不要な場合、移動部83は、入庫口30aの作業スペース34aに搬入された第一リール22aを、アクチュエータ35の把持部に把持させて、当該第一リール22aをカセット23に装着させる(ステップS13)。移動部83は、カセット23に装着された第一リール22aをアクチュエータ35の把持部に把持させて、当該第一リール22aを収納可能な収納スペース34b1を備える収納ユニット34bに移動させる。そして、移動部83は、アクチュエータ35を用いて、当該第一リール22aを当該収納スペース34b1に収納させる(ステップS15)。このように、第二リール22bへの巻き替えが不要な場合の説明は、第二リール22bへの巻き替えが必要な場合の説明において、第二リール22bを第一リール22aに読み替えれば良い。
本実施形態によれば、移動部83は、アクチュエータ35を用いて、リール22の収納スペース34b1への移動および収納、並びに、リール22の収納スペース34b1から出庫口30bへの移動および出庫をさせる。これにより、本実施形態の保管装置80は、リール22の入出庫の自動化を図ることができる。また、既述したように、リール保管庫30は、収納部34とアクチュエータ35とを備える。よって、本実施形態の保管装置80は、リール22の入出庫の自動化と、アクチュエータ35の小型化および簡素化との両立を図ることができる。さらに、移動部83は、アクチュエータ35を用いて、リール22をカセット23に装着させる。これにより、本実施形態の保管装置80は、リール22のカセット23への装着を自動化することができる。
1−4−4.記憶部84
記憶部84は、リール22に巻き回されている部品テープ21に収容されている部品の部品種、部品数および使用期限、並びに、リール22のリール径およびリール数のうちの少なくとも一つを記憶する。リール22に関するこれらの情報は、既述したリール情報に含まれる。記憶部84は、上記情報の他に、リール22の部品テープ21に収容されている部品の型式、ベンダ名などを記憶することもできる。また、記憶部84は、リール22に装着されているカセット23に関する情報(カセット情報)を記憶することもできる。カセット情報には、例えば、カセット23を識別する識別情報、型式、使用可能なリール22およびフィーダ24に関する情報などが含まれる。なお、リール情報およびカセット情報のうちの少なくとも一部は、管理装置19が記憶することもできる。このように、記憶部84は、リール保管庫30および管理装置19のうちの少なくとも一方に設けることができる。
既述したように、リール保管庫30の制御装置32は、不揮発性の第二記憶装置(図示略)を備えている。第二記憶装置は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの記憶されているデータを書き換え可能な記憶装置を用いることができる。また、第二記憶装置は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)などの磁気記憶装置、光ディスクなどの光学記憶装置などを用いることもできる。
第二リール22bへの巻き替えが必要な場合、記憶部84は、第二リール22bに巻き替えられた部品テープ21に収容されている部品の部品種、部品数および使用期限、並びに、第二リール22bのリール径およびリール数のうちの少なくとも一つを、第二記憶装置において記憶する(ステップS14)。また、制御装置32は、第二リール22bに取り付けられている識別媒体に、これらの情報を記憶させる。この場合、部品テープ21の巻き替えに伴って、部品数、リール径およびリール数が、リール保管庫30の入庫時と比べて変動する。
第二リール22bへの巻き替えが不要な場合、記憶部84は、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21に収容されている部品の部品種、部品数および使用期限、並びに、第一リール22aのリール径およびリール数のうちの少なくとも一つを、第二記憶装置において記憶する(ステップS14)。この場合、部品テープ21の巻き替えが行われないので、これらの情報は、リール保管庫30の入庫時と比べて変動しない。よって、第一リール22aに取り付けられている識別媒体の情報の書き換えなどは、不要である。
このように、記憶部84は、リール22に関するリール情報を第二記憶装置において記憶することができる。また、記憶部84は、リール22の出庫時に、リール情報(例えば、リール22のリール数など)を更新する(ステップS18)。さらに、記憶部84は、リール情報を管理装置19に通知することもできる。リール情報について上述したことは、カセット情報についても同様に言える。
本実施形態によれば、記憶部84は、リール22に巻き回されている部品テープ21に収容されている部品の部品種、部品数および使用期限、並びに、リール22のリール径およびリール数のうちの少なくとも一つを記憶する。これにより、本実施形態の保管装置80は、リール22(第一リール22aおよび第二リール22bのうちの少なくとも一方)に関するリール情報を記憶することができる。
なお、記憶部84は、位置情報、入出庫情報および保管情報のうちの少なくとも一つをさらに記憶すると好適である。位置情報は、リール22の収納場所を示す。入出庫情報は、リール22の入庫日時および出庫日時を示す。保管情報は、リール保管庫30内の雰囲気温度および湿度のうちの少なくとも一方を示す。本実施形態では、記憶部84は、位置情報、入出庫情報および保管情報(リール保管庫30内の雰囲気温度および湿度)を第二記憶装置において記憶する。具体的には、記憶部84は、リール22の収納時に、リール22の位置情報および入庫日時を第二記憶装置において記憶する。記憶部84は、リール22の保管中に、保管情報を第二記憶装置において記憶する。記憶部84は、リール22の出庫時に、リール22の出庫日時を第二記憶装置において記憶する。
2.第二実施形態
図7に示すように、本実施形態では、フィーダ保管庫40、リールセット装置50および搬送装置60がさらに設けられている点で、第一実施形態と異なる。また、図8に示すように、本実施形態の保管装置80は、管理部85をさらに備えている点で、第一実施形態と異なる。
2−1.フィーダ保管庫40、リールセット装置50および搬送装置60
フィーダ保管庫40は、フィーダ24を保管する。フィーダ保管庫40は、フィーダ24を保管可能であれば良く、種々の形態および形状をとり得る。フィーダ保管庫40は、例えば、入庫時にフィーダ24を一つずつ入庫させ、出庫時にフィーダ24を一つずつ出庫させることができる。また、フィーダ保管庫40は、例えば、複数のフィーダ24を収容可能なフィーダパレット(図示略)を用いて、入庫時に複数のフィーダ24を一度に入庫させ、出庫時に複数のフィーダ24を一度に出庫させることもできる。また、フィーダ保管庫40は、リール保管庫30と同様に、アクチュエータを用いて、フィーダ24の収納スペースへの移動および収納、並びに、フィーダ24の収納スペースから出庫口への移動および出庫をさせることもできる。この場合、フィーダ保管庫40は、フィーダ24の入出庫の自動化を図ることができる。
リールセット装置50は、リール22をフィーダ24にセットする作業の少なくとも一部を自動で行う。本実施形態においても、リール22には、カセット23が装着されていると好適である。既述したように、部品テープ21の先端部が、図2Cに示す部品取出し部24cまで引き出されて、部品が順次供給される。リールセット装置50は、図2Bに示すフィーダ24の本体部24aに形成されている収容部24a1に合わせて、カセット23に装着されたリール22を収容する。リール22の収容は、例えば、把持部を備えるアクチュエータ(図示略)を用いることができる。
また、リールセット装置50は、部品テープ21を部品取出し部24cまで送出する。部品テープ21の送出は、例えば、図2Bに示すスプロケット24bおよびその駆動装置(図示略)を用いることができる。また、部品テープ21の送出は、リールセット装置50に設けられるテープ送り機構(図示略)を用いることもできる。さらに、リールセット装置50は、部品取出し部24cの直前において、部品テープ21からカバーテープを剥離する。カバーテープの剥離は、リールセット装置50に設けられる剥離機構(図示略)を用いることができる。リールセット装置50は、これらの作業の少なくとも一部を自動で行う。自動で行われない作業は、作業者が行うことができる。なお、リールセット装置50は、フィーダ24にセットするリール22およびフィーダ24の識別情報を照合することもできる。
搬送装置60は、リール22およびフィーダ24のうちの少なくとも一方を、部品装着機10cまで搬送する。リール22を搬送する場合、搬送装置60は、リール保管庫30から部品装着機10cまでリール22を搬送する。フィーダ24を搬送する場合、搬送装置60は、フィーダ保管庫40から部品装着機10cまでフィーダ24を搬送する。リールセット装置50によってセットされたリール22およびフィーダ24を搬送する場合、搬送装置60は、リールセット装置50から部品装着機10cまでリール22およびフィーダ24を搬送する。
また、搬送装置60は、部品装着機10cからリール保管庫30までリール22を返送する。当該リール22には、部品装着機10cにおいて使用されなかった部品が含まれる。さらに、搬送装置60は、部品装着機10cからフィーダ保管庫40までフィーダ24を返送する。当該フィーダ24は、部品装着機10cにおいて使用されなかった部品を含むリール22がセットされていたフィーダ24、および、部品装着機10cにおいてリール22が使用された後の当該リール22がセットされていたフィーダ24のうちの少なくとも一方である。搬送装置60は、上述した搬送物を搬送可能であれば良く、種々の形態をとり得る。搬送装置60は、例えば、無人搬送車(AGV:Automatic Guided Vehicle)を用いることができる。
2−2.管理部85
図8に示すように、本実施形態の保管装置80は、制御ブロックとして捉えると、巻き替え判断部81、巻き替え部82、移動部83、記憶部84および管理部85を備えている。本実施形態では、巻き替え判断部81、巻き替え部82、移動部83および記憶部84は、リール保管庫30の制御装置32に設けられている。管理部85は、管理装置19の制御装置(図示略)に設けられている。管理部85は、部品装着機10cの生産を管理する。
管理部85は、例えば、図9に示すフローチャートに従って制御することにより、部品装着機10cの生産を管理することができる。具体的には、管理部85は、リール22を出庫させる必要があるか否かを判断する(ステップS21)。管理部85は、例えば、部品装着機10cの段取り替えの発生の有無、部品装着機10cに供給される部品の不足の発生の有無、または、段取り替え若しくは部品の不足が生じる可能性の発生の有無により、上記判断を行うことができる。
管理部85は、部品装着機10cの段取り替えの発生、部品装着機10cに供給される部品の不足の発生、または、段取り替え若しくは部品の不足が生じる可能性の発生により(ステップS21でYesの場合)、移動部83を用いて、リール22を出庫させる(ステップS22)。リール保管庫30の制御装置32と管理装置19とは、通信可能に接続されている。管理部85は、上記条件が成立すると、リール保管庫30に対して、リール22の出庫を指示する。上記条件が成立しない場合(ステップS21でNoの場合)、制御は、ステップS21に示す判断に戻る。この場合、管理部85は、上記条件が成立するまで待機する。
次に、管理部85は、フィーダ保管庫40に対して、リール22の出庫数に応じてフィーダ24を出庫させる(ステップS23)。フィーダ保管庫40の制御装置(図示略)と管理装置19とは、通信可能に接続されている。管理部85は、リール保管庫30に対してリール22の出庫を指示すると、フィーダ保管庫40に対して、リール22の出庫数に応じたフィーダ24の出庫を指示する。
また、管理部85は、リールセット装置50を用いて、リール22をフィーダ24にセットさせる(ステップS24)。リールセット装置50の制御装置(図示略)と管理装置19とは、通信可能に接続されている。リール保管庫30からリール22を出庫すると、リール保管庫30は、管理装置19に対して、リール22の出庫完了を通知する。フィーダ保管庫40からフィーダ24を出庫すると、フィーダ保管庫40は、管理装置19に対して、フィーダ24の出庫完了を通知する。リール22およびフィーダ24の出庫完了が通知されると、管理部85は、リールセット装置50に対して、リール22とフィーダ24のセットを指示する。
さらに、管理部85は、搬送装置60を用いて、リール22およびフィーダ24を部品装着機10cまで搬送させる(ステップS25)。本実施形態の搬送装置60は、無人搬送車(AGV)であり、搬送装置60と管理装置19は、無線通信が可能になっている。リール22とフィーダ24のセットが完了すると、リールセット装置50は、管理装置19に対して、リール22とフィーダ24のセット完了を通知する。リール22とフィーダ24のセット完了が通知されると、管理部85は、搬送装置60に対して、セットされたリール22およびフィーダ24の搬送を指示する。
なお、管理部85は、搬送装置60を用いて、リール22のみを搬送させることもできる。この場合、作業者は、フィーダ保管庫40から部品装着機10cまでフィーダ24を搬送する。また、管理部85は、搬送装置60を用いて、フィーダ24のみを搬送させることもできる。この場合、作業者は、リール保管庫30から部品装着機10cまでリール22を搬送する。さらに、管理部85は、リール22とフィーダ24がセットされていない状態で、搬送装置60を用いて、リール保管庫30から部品装着機10cまでリール22を搬送させ、フィーダ保管庫40から部品装着機10cまでフィーダ24を搬送させることもできる。このように、管理部85は、搬送装置60を用いて、リール22およびフィーダ24のうちの少なくとも一方を部品装着機10cまで搬送させることができる。
また、部品装着機10cまでの搬送と同様にして、管理部85は、搬送装置60を用いて、リール22をリール保管庫30まで返送させる(ステップS26)。当該リール22には、部品装着機10cにおいて使用されなかった部品が含まれる。さらに、管理部85は、搬送装置60を用いて、フィーダ24をフィーダ保管庫40まで返送させる(ステップS27)。当該フィーダ24は、部品装着機10cにおいて使用されなかった部品を含むリール22がセットされていたフィーダ24、および、部品装着機10cにおいてリール22が使用された後の当該リール22がセットされていたフィーダ24のうちの少なくとも一方である。なお、ステップS23〜ステップS27のうちの少なくとも一つの処理は、作業者が行うこともできる。
また、管理部85は、リール22、カセット23およびフィーダ24の組み合わせ並びに所在を対応づけて管理すると好適である。既述したように、管理装置19は、リール保管庫30、フィーダ保管庫40、リールセット装置50および搬送装置60と通信可能である。また、本実施形態の記憶部84は、リール22に巻き回されている部品テープ21に収容されている部品の部品種、部品数および使用期限、並びに、リール22のリール径およびリール数のうちの少なくとも一つを記憶している。さらに、本実施形態の記憶部84は、リール22に装着されているカセット23に関する情報(カセット情報)を記憶している。
管理部85は、リール保管庫30、フィーダ保管庫40、リールセット装置50および搬送装置60と通信を行い、リール22、カセット23およびフィーダ24の組み合わせ並びに所在を取得することができる。管理部85は、ステップS22〜ステップS27の各ステップにおいて、これらの情報を取得することができる。また、管理装置19は、リール保管庫30の制御装置32と同様の不揮発性の記憶装置(図示略)を備えている。管理部85は、取得した情報を当該記憶装置において記憶することができる。取得した情報は、例えば、対応表などによって、対応づけて記憶することができる。
本実施形態によれば、管理部85は、部品装着機10cの段取り替えの発生、部品装着機10cに供給される部品の不足の発生、または、段取り替え若しくは部品の不足が生じる可能性の発生により、移動部83を用いて、リール22を出庫させる。これにより、本実施形態の保管装置80は、部品装着機10cの段取り替えに合わせて、リール22を出庫することができる。また、保管装置80は、部品装着機10cに供給される部品の不足に合わせて、リール22を出庫することができる。
また、管理部85は、フィーダ24を保管するフィーダ保管庫40に対して、リール22の出庫数に応じてフィーダ24を出庫させる。これにより、本実施形態の保管装置80は、リール22の出庫数に合わせてフィーダ24の出庫を行うことができる。また、管理部85は、リールセット装置50を用いて、リール22をフィーダ24にセットさせる。これにより、本実施形態の保管装置80は、リール22をフィーダ24にセットする作業の少なくとも一部の自動化を図ることができる。さらに、管理部85は、搬送装置60を用いて、リール22およびフィーダ24のうちの少なくとも一方を部品装着機10cまで搬送させる。これにより、本実施形態の保管装置80は、リール22およびフィーダ24のうちの少なくとも一方の搬送の自動化を図ることができる。
また、管理部85は、搬送装置60を用いて、部品装着機10cにおいて使用されなかった部品を含むリール22をリール保管庫30まで返送させる。これにより、本実施形態の保管装置80は、リール22が不要になった際のリール22の返送を自動化することができる。さらに、管理部85は、搬送装置60を用いて、部品装着機10cにおいて使用されなかった部品を含むリール22がセットされていたフィーダ24、および、部品装着機10cにおいてリール22が使用された後の当該リール22がセットされていたフィーダ24のうちの少なくとも一方を、フィーダ保管庫40まで返送させる。これにより、本実施形態の保管装置80は、フィーダ24が不要になった際のフィーダ24の返送を自動化することができる。また、管理部85は、リール22、カセット23およびフィーダ24の組み合わせ並びに所在を対応づけて管理する。これにより、本実施形態の保管装置80は、リール22、カセット23およびフィーダ24の組み合わせ並びに所在を容易に把握することができ、これらの管理が容易である。
2−3.配置例
図10は、対基板作業ライン10L、リール保管庫30およびフィーダ保管庫40の配置例を示している。同図に示すように、2つのリール保管庫30および2つのフィーダ保管庫40は、2つの対基板作業ライン10Lの間に設けられている。なお、同図では、2つの対基板作業ライン10Lの各々について、印刷機10a、印刷検査機10b、外観検査機10d、リフロー炉10eおよび機能検査機10fの記載が省略されている。また、2つの対基板作業ライン10Lの各々は、複数(6つ)の部品装着機10cを備えており、複数(6つ)の部品装着機10cには、識別番号M1〜M6が付されている。
2つのリール保管庫30のうちの一方のリール保管庫30の開口部(入庫口30aおよび出庫口30bに相当)と、2つのフィーダ保管庫40のうちの一方のフィーダ保管庫40の開口部(入庫口および出庫口に相当)とが対向するように、当該リール保管庫30と当該フィーダ保管庫40が配置されている。同図では、これらの配置が模式的に示されているが、当該リール保管庫30と当該フィーダ保管庫40との間には、リール22およびフィーダ24を入出庫させる作業スペースが設けられている。また、当該リール保管庫30と当該フィーダ保管庫40との間において、リールセット装置50を配置することもでき、搬送装置60を搬送させることもできる。上述したことは、2つのリール保管庫30のうちの他方のリール保管庫30、および、2つのフィーダ保管庫40のうちの他方のフィーダ保管庫40についても同様に言える。
2つの対基板作業ライン10Lの各々の先頭の部品装着機10c(識別番号M1の部品装着機10c)の近傍には、準備エリア11が設けられている。準備エリア11には、管理装置19と通信可能な監視装置(図示略)が設けられている。例えば、搬送装置60によって、リール22およびフィーダ24が準備エリア11に搬送されると、作業者は、監視装置を用いて、リール22およびフィーダ24の識別情報を照合することができる。また、作業者は、準備エリア11において、リール22をフィーダ24にセットすることができる。なお、リールセット装置50によって識別情報の照合が行われている場合、準備エリア11における照合作業は、省略することができる。また、リールセット装置50によってリール22がフィーダ24にセットされている場合、準備エリア11におけるセット作業は、不要である。
また、準備エリア11には、一時保管装置(図示略)が設けられている。一時保管装置は、複数のスロットを有しており、リール22がセットされたフィーダ24を一のスロットにセットして一時保管することができる。フィーダ24がスロットにセットされると、フィーダ24と監視装置との間で通信可能な状態となる。これにより、一時保管装置のスロットと当該スロットにセットされたフィーダ24の識別情報が関連付けられて、監視装置に記録される。
また、2つの対基板作業ライン10Lの各々には、交換装置12が設けられている。交換装置12は、移動機構(図示略)によって、複数(6つ)の部品装着機10cの並設方向(X軸方向)に沿って移動することができる。交換装置12は、準備エリア11の一時保管装置に一時保管されているフィーダ24などを、所望の部品装着機10cに供給することができる。また、交換装置12は、使用済みのフィーダ24などを部品装着機10cから回収することができる。回収された使用済みのフィーダ24は、搬送装置60によって、準備エリア11からフィーダ保管庫40に返送される。部品装着機10cにおいて使用されなかった部品を含むリール22が存在する場合、当該リール22は、搬送装置60によって、準備エリア11からリール保管庫30に返送される。
本実施形態によれば、リール保管庫30およびフィーダ保管庫40は、2つの対基板作業ライン10Lの間に設けられている。これにより、本実施形態の保管装置80は、搬送装置60が2つの対基板作業ライン10Lに移動する際の移動距離を均等化することができる。よって、本実施形態の保管装置80は、搬送装置60の搬送効率を向上させることができる。
2−4.その他
本実施形態の保管装置80は、巻き替え判断部81、巻き替え部82、移動部83、記憶部84および管理部85を備えている。しかしながら、巻き替え判断部81、巻き替え部82、移動部83および記憶部84のうちの少なくとも一つは、省略することができる。また、巻き替え判断部81および巻き替え部82が省略される場合、リール巻き替え装置31は、省略することができる。さらに、本実施形態の記憶部84は、リール保管庫30の制御装置32に設けられているが、記憶部84は、管理装置19に設けることもできる。
3.リール保管方法
保管装置80について既述したことは、リール保管方法についても同様に言える。具体的には、リール保管方法は、リール保管庫30と、リール巻き替え装置31と、収納スペース34b1,34b2とを備える保管装置80に適用される。また、巻き替え判断部81が行う制御は、巻き替え判断工程に相当する。巻き替え部82が行う制御は、巻き替え工程に相当する。移動部83が行う制御は、移動工程に相当する。記憶部84が行う制御は、記憶工程に相当する。管理部85が行う制御は、管理工程に相当する。リール保管方法においても、保管装置80の作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
4.実施形態の効果の一例
保管装置80は、リール保管庫30、リール巻き替え装置31、収納スペース34b1,34b2、巻き替え部82および移動部83を備える。これにより、保管装置80は、第二リール22bへの巻き替えの必要に応じて、第一リール22aに巻き回されている部品テープ21を、第二リール22bに巻き替えることができる。また、保管装置80は、第一リール22aおよび第二リール22bのうちの少なくとも一方であるリール22を収納スペース34b1に収納し、出庫時に当該収納スペース34b1からリール22を出庫させることができる。保管装置80について上述したことは、リール保管方法についても同様に言える。
10c:部品装着機、
21:部品テープ、22:リール、
22a:第一リール、22b:第二リール、
23:カセット、24:フィーダ、
30:リール保管庫、30b:出庫口、
31:リール巻き替え装置、
34:収納部、34b:収納ユニット、
34b1,34b2:収納スペース、
35:アクチュエータ、
40:フィーダ保管庫、50:リールセット装置、60:搬送装置、
80:保管装置、
81:巻き替え判断部、82:巻き替え部、
83:移動部、84:記憶部、85:管理部、
90:基板。

Claims (11)

  1. 部品を収容する部品テープが巻き回されている第一リール、および、前記第一リールと比べてリール径が異なる第二リールのうちの少なくとも一方であるリールを保管するリール保管庫と、
    前記リール保管庫に設けられているリール巻き替え装置と、
    前記リール保管庫に設けられ、前記リールを含む収納物を収納するための収納スペースと、
    前記第一リールが前記リール保管庫に入庫するときに、前記第二リールへの巻き替えの必要に応じて、前記リール巻き替え装置を用いて、前記第一リールに巻き回されている前記部品テープを、前記第二リールに巻き替えさせる巻き替え部と、
    前記リールを所定の前記収納スペースに移動させて収納させ、前記リールの出庫時に、当該収納スペースに収納されている前記リールを前記リール保管庫の出庫口に移動させて出庫させる移動部と、
    前記第一リールのリール径がフィーダにセット可能なリール径と異なるときに、前記第二リールへの巻き替えが必要であると判断する巻き替え判断部と、
    を備え
    前記巻き替え部は、前記巻き替え判断部によって前記第二リールへの巻き替えが必要であると判断されたときに、前記第一リールに巻き回されている前記部品テープを、前記フィーダにセット可能なリール径の前記第二リールに巻き替えさせる保管装置。
  2. 前記リール保管庫は、前記収納スペースが鉛直方向に沿って複数設けられている収納ユニットを複数備え、前記複数の収納ユニットが鉛直方向視において円状に配置されている収納部と、
    前記鉛直方向視において前記複数の収納ユニットより内側に設けられ、前記収納物を移動するアクチュエータと、
    を備え、
    前記移動部は、前記アクチュエータを用いて、前記リールの前記収納スペースへの移動および収納、並びに、前記リールの前記収納スペースから前記出庫口への移動および出庫をさせる請求項1に記載の保管装置。
  3. 前記リールに巻き回されている前記部品テープに収容されている前記部品の部品種、部品数および使用期限、並びに、前記リールのリール径およびリール数のうちの少なくとも一つを記憶する記憶部を備える請求項1または請求項2に記載の保管装置。
  4. 前記リールが着脱可能にセットされているフィーダから供給される前記部品を採取して基板に装着する部品装着機の生産を管理する管理部を備え、
    前記管理部は、前記部品装着機の段取り替えの発生、前記部品装着機に供給される前記部品の不足の発生、または、前記段取り替え若しくは前記部品の不足が生じる可能性の発生により、前記移動部を用いて、前記リールを出庫させる請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の保管装置。
  5. 前記管理部は、前記フィーダを保管するフィーダ保管庫に対して、前記リールの出庫数に応じて前記フィーダを出庫させる請求項に記載の保管装置。
  6. 前記管理部は、前記リールを前記フィーダにセットする作業の少なくとも一部を自動で行うリールセット装置を用いて、前記リールを前記フィーダにセットさせる請求項または請求項に記載の保管装置。
  7. 前記管理部は、搬送装置を用いて、前記リールおよび前記フィーダのうちの少なくとも一方を、前記部品装着機まで搬送させる請求項〜請求項のいずれか一項に記載の保管装置。
  8. 前記管理部は、搬送装置を用いて、前記部品装着機において使用されなかった前記部品を含む前記リールを前記リール保管庫まで返送させる請求項に記載の保管装置。
  9. 前記管理部は、搬送装置を用いて、前記部品装着機において使用されなかった前記部品を含む前記リールがセットされていた前記フィーダ、および、前記部品装着機において前記リールが使用された後の当該リールがセットされていた前記フィーダのうちの少なくとも一方を、前記フィーダを保管するフィーダ保管庫まで返送させる請求項に記載の保管装置。
  10. 前記リールは、カセットに着脱可能に装着されており、
    前記管理部は、前記リール、前記カセットおよび前記フィーダの組み合わせ並びに所在を対応づけて管理する請求項〜請求項のいずれか一項に記載の保管装置。
  11. 部品を収容する部品テープが巻き回されている第一リール、および、前記第一リールと比べてリール径が異なる第二リールのうちの少なくとも一方であるリールを保管するリール保管庫と、
    前記リール保管庫に設けられているリール巻き替え装置と、
    前記リール保管庫に設けられ、前記リールを含む収納物を収納するための収納スペースと、
    を備える保管装置に適用され、
    前記第一リールが前記リール保管庫に入庫するときに、前記第二リールへの巻き替えの必要に応じて、前記リール巻き替え装置を用いて、前記第一リールに巻き回されている前記部品テープを、前記第二リールに巻き替えさせる巻き替え工程と、
    前記リールを所定の前記収納スペースに移動させて収納させ、前記リールの出庫時に、当該収納スペースに収納されている前記リールを前記リール保管庫の出庫口に移動させて出庫させる移動工程と、
    前記第一リールのリール径がフィーダにセット可能なリール径と異なるときに、前記第二リールへの巻き替えが必要であると判断する巻き替え判断工程と、
    を備え
    前記巻き替え工程は、前記巻き替え判断工程によって前記第二リールへの巻き替えが必要であると判断されたときに、前記第一リールに巻き回されている前記部品テープを、前記フィーダにセット可能なリール径の前記第二リールに巻き替えさせるリール保管方法。
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