JP4386752B2 - 部品実装システムに対する部品供給方法及び部品供給装置 - Google Patents

部品実装システムに対する部品供給方法及び部品供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板に電子部品を実装する電子部品実装機を備えてなる部品実装システムに対し電子部品を供給するための部品供給方法及び部品供給装置に関する。
この種の部品実装システムを構成する電子部品実装機には、例えば特許文献1に示すように、複数の部品供給ユニットが着脱可能にセットされた部品供給部と、この各部品供給ユニットから電子部品を採取して基板に実装するヘッド(部品移載装置)を備えたものがある。この種の電子部品実装機ではいずれか1つの部品供給ユニットに部品切れが発生した場合は電子部品実装機の作動を停止させ、部品供給ユニットを新しいものと交換してから電子部品実装機の作動を再開させていたので生産性が低下するという問題があった。そこで特許文献1の技術では部品供給部を複数設けて、その少なくとも1つを主の部品供給部、他の少なくとも1つを予備の部品供給部とし、主の部品供給部において部品切れが発生した場合には、予備の部品供給部からヘッドに部品を供給する構成とし、この状態において、部品切れとなった主の部品供給部の部品供給ユニットを新しいものと交換し、この交換後は再び電子部品を供給するようにしている。このようにすれば主の部品供給部に部品切れが発生してもヘッドに連続して部品を供給できるので、生産性を高めることができる。
上述した特許文献1の技術では、主の部品供給部と予備の部品供給部は、別々にガイドレールにより案内支持されてエアシリンダにより往復動され、手前側に押し出された状態で部品切れとなった部品供給ユニットの交換を行うようになっている。しかしながら基板生産ラインに対する電子部品実装機の配置によっては、図15に示すように、電子部品実装機20の部品供給部40の部品供給ステージ41を第1及び第2の2つの部分ステージ41a,41bに分けて、基板Sに実装すべき全ての電子部品の部品種P1〜P5に対応する数のスロット(供給ユニット保持部)42を各部分ステージ41a,41bに設け、両ステージ41a,41bのスロット42に全ての電子部品の部品種P1〜P5に対応するカセット式などのフィーダ(部品供給ユニット)43をセットすることも可能である。この場合には、例えば第1ステージ41aを主の部品供給部とし第2ステージ41bを予備の部品供給部とし、実装開始時には、部品移載装置30は第1ステージ41aの各フィーダ43から所定の電子部品を採取して基板Sに実装する。第1ステージ41aの何れかのフィーダ43に部品切れが発生すれば部品移載装置30は第2ステージ41bの対応するフィーダ43から電子部品を採取するように作動が切り換えられ、その間に第1ステージ41aの部品切れとなったフィーダ43をスロット42から離脱させてそのスロット42に同じ部品種の新しいフィーダ43をセットし、その後は第1ステージ41aの新しいフィーダ43から電子部品を採取するように部品移載装置30の作動は切り換えられる。このようにしても、部品移載装置30には連続して部品供給部40から電子部品が供給されるので、生産性を高めることができる。
あるいはまた図16に示すように、電子部品実装機20の部品供給部40の部品供給ステージ41に、基板Sに実装すべき全ての電子部品の部品種P1〜P5に対応する数の2倍のスロット42を設け、各部品種P1〜P5に対応するフィーダ43を全て2個ずつ隣り合わせてスロット42にセットすることも考えられる。この場合には、各2つの同一のフィーダ43の一方を主とし他方を予備とし、実装開始時には、部品移載装置30は主の各フィーダ43から所定の電子部品を採取して基板Sに実装する。主のフィーダ43の何れかに部品切れが発生すれば部品移載装置30はそれと対応する予備のフィーダ43から電子部品を採取するように作動が切り換えられ、その間に部品切れとなった主のフィーダ43をスロット42から離脱させてそのスロット42に同じ部品種の新しいフィーダ43をセットし、その後は新しい主のフィーダ43から電子部品を採取するように部品移載装置30の作動は切り換えられる。このようにしても、部品移載装置30には連続して部品供給部40から電子部品が供給されるので、生産性を高めることができる。なお図16の例では、同一の部品種のフィーダ43に主及び予備の区別を付けず、一方のフィーダ43が部品切れとなれば他方のフィーダ43に切り替えて、部品切れとなった一方のフィーダ43は新しいものと交換するが、切り換えられた他方のフィーダ43はそのまま続けて使用し、それが部品切れとなった時点で一方のフィーダ43に切り替えて、他方のフィーダ43を新しいものと交換するようにしてもよい。なお、図15および図16に示す技術は知られてはいるが、それが記載された文献は見当たらない。
特開平11−245123号公報(段落〔0006〕、段落〔0007〕、段落〔0019〕〜〔0023〕、図2〜図5)
しかしながら、上述した各技術では、同一部品種の電子部品に対し2つのスロットを用意しなければならないので、実装すべき全ての電子部品の部品種の数に比して部品供給部が大きくなり、電子部品実装機が大形化するという問題がある。また、各部品種のフィーダを全て2個ずつ隣り合わせに設けた技術では、使用されるフィーダが配置される範囲が広くなるので、電子部品を採取する際の部品移載装置の部品実装ヘッド(または部品供給ステージ)の移動量が大きくなるので電子部品実装機の実行効率が低下する。この低下は部品移載装置が複数の電子部品をまとめて部品供給部から採取し、基板に実装する場合に特に大きくなる。部品供給ステージを2つの部分ステージに分けたものでは、このような実行効率の低下はないが、生産の切り替え時点で発生する仕掛かり部品(使いかけのフィーダ)が2倍になるという問題がある。
本発明はこのような各問題を解決することを目的とする。
このために、本発明の請求項1による部品実装システムに対する部品供給方法は、基板を搬送方向に搬送して実装位置に搬入出する基板搬送装置と、前記基板搬送装置と並んで基台に固定され異なる部品種の電子部品をそれぞれ供給する複数の部品供給ユニットがそれぞれ着脱可能にセットされる複数の供給ユニット保持部を前記搬送方向に沿って設けてなる部品供給部と、前記各部品供給ユニットから電子部品を採取して前記搬送方向およびこれと直交する方向に移動して前記実装位置に搬送された基板に実装する部品移載装置とを備えた電子部品実装機を備えてなる部品実装システムの前記部品供給部に電子部品を供給するための部品実装システムに対する部品供給方法において、前記部品供給部に設ける前記供給ユニット保持部の数は前記基板に実装すべき全ての電子部品の部品種に対応する数よりも少なくとも1個大きい値として前記供給ユニット保持部のうちの少なくとも1個を共用スペアユニット保持部とし、部品切れとなる部品種の電子部品の部品供給ユニットの部品切れ順および部品切れ時間を部品切れ演算手段により演算してその演算結果に基づいて部品切れとなる部品種の部品供給ユニットを前記共用スペアユニット保持部にセットし、前記部品移載装置はそれまで採取していた前記部品供給ユニットの電子部品が部品切れとなれば前記共用スペアユニット保持部にセットされた同一部品種の部品供給ユニットから電子部品を採取するように作動を切り替え、部品切れとなった前記部品供給ユニットを前記供給ユニット保持部から離脱させその供給ユニット保持部を新しい共用スペアユニット保持部として再使用することを特徴とするものである。
請求項1記載の部品実装システムに対する部品供給方法において、前記部品切れ演算手段によって演算された部品切れとなる部品種の部品供給ユニットのうち、最も早く部品切れとなる部品種の電子部品の部品供給ユニットを部品切れ演算手段により演算してそれを共用スペアユニット保持部にセットすることが好ましい。
請求項1または請求項2に記載の部品実装システムに対する部品供給方法において、前記共用スペアユニット保持部は複数個とし、最も早く部品切れとなる部品種の電子部品及びそれに引き続き部品切れとなる部品種の電子部品の各部品供給ユニットを前記部品切れ演算手段により演算してそれらを前記各共用スペアユニット保持部にセットすることが好ましい。
請求項に記載の部品実装システムに対する部品供給方法において、前記部品切れ演算手段により演算された部品供給ユニットをセットするべき共用スペアユニット保持部が表示されることが好ましい。
請求項または請求項に記載の部品実装システムに対する部品供給方法において、前記複数の供給ユニット保持部は、連続して配置される複数の部品供給ユニット毎に複数のブロックに分割され、前記共用スペアユニット保持部は各ブロック毎に少なくとも1個を設けられ、部品切れとなる部品種の電子部品の各部品供給ユニットの演算及び共用スペアユニット保持部へのセット並びにそれまで採取していた部品供給ユニットの電子部品が部品切れとなった場合の電子部品の採取先の切り替えは各ブロック毎に行うようにしたことが好ましい。
また、本発明による部品実装システムに対する部品供給装置は、基板を搬送方向に搬送して実装位置に搬入出する基板搬送装置と、前記基板搬送装置と並んで基台に固定され異なる部品種の電子部品をそれぞれ供給する複数の部品供給ユニットがそれぞれ着脱可能にセットされる複数の供給ユニット保持部を前記搬送方向に沿って設けてなる部品供給部と、前記各部品供給ユニットから電子部品を採取して前記搬送方向およびこれと直交する方向に移動して前記実装位置に搬送された基板に実装する部品移載装置とを備えた電子部品実装機を備えてなる部品実装システムの前記部品供給部に電子部品を供給するための部品実装システムに対する部品供給装置において、前記部品供給部に設ける前記供給ユニット保持部の数は前記基板に実装すべき全ての電子部品の部品種に対応する数よりも少なくとも1個大きい値として前記供給ユニット保持部のうちの少なくとも1個を共用スペアユニット保持部とし、部品切れとなる部品種の電子部品の部品供給ユニットの部品切れ順および部品切れ時間を演算する部品切れ演算手段と、前記部品移載装置に、それまで採取していた前記部品供給ユニットの電子部品が部品切れとなれば前記共用スペアユニット保持部にセットされている同一部品種の部品供給ユニットから電子部品を採取させる手段とを備え、部品切れとなった前記部品供給ユニットが離脱された前記供給ユニット保持部を新しい共用スペアユニット保持部とすることを特徴とするものである。

請求項1に記載の部品供給方法の発明によれば、部品供給部に設ける供給ユニット保持部の数は基板に実装すべき全ての電子部品の部品種に対応する数よりも少なくとも1個大きい値として供給ユニット保持部のうちの少なくとも1個を共用スペアユニット保持部とし、部品切れとなる部品種の電子部品の部品供給ユニットの部品切れ順および部品切れ時間を部品切れ演算手段により演算してその演算結果に基づいて部品切れとなる部品種の部品供給ユニットを共用スペアユニット保持部にセットし、部品移載装置はそれまで採取していた部品供給ユニットの電子部品が部品切れとなれば共用スペアユニット保持部にセットされた同一部品種の部品供給ユニットから電子部品を採取するように作動を切り替えるようにしたので、供給ユニット保持部にセットした部品供給ユニットの電子部品に部品切れが発生しても、部品移載装置には共用スペアユニット保持部にセットされている同一部品種の部品供給ユニットから引き続き電子部品が供給され、電子部品実装機の作動が停止されることはないので、生産性を高めることができる。しかも共用スペアユニット保持部は少なくとも1個であり供給ユニット保持部の全数に対し少数であるので、部品供給部が大きくなることはなく、従って電子部品実装機が大形化するおそれはなく、あるいは比較的小形の電子部品実装機で多数の電子部品を必要とする基板の実装を行うことができる。また、部品供給部が大きくなることはなく、従って部品供給ユニットが配置される範囲が広くなることはないので、電子部品を採取する際の部品移載装置の部品実装ヘッドまたは部品供給部の移動量が大きくなることもなく、従って電子部品実装機の実行効率が低下することもない。
さらに、部品切れになり生産を切り換えた後、使用しなくなり空いた供給ユニット保持部をそのまま新しい共用スペアユニット保持部として再使用していくので、最小の作業で(余分な作業を加えることなく)部品供給を続けていくことができる。また、共用スペアユニット保持部にセットされた部品供給ユニットの部品を採取し始めると、部品切れとなるまでその部品供給ユニットから採取し続けるので、仕掛の部品供給ユニットが残らないため部品供給ユニットを余分に必要としない。
部品切れ演算手段によって演算された部品切れとなる部品種の部品供給ユニットのうち、最も早く部品切れとなる部品種の電子部品の部品供給ユニットを部品切れ演算手段により演算してそれを共用スペアユニット保持部にセットするようにした請求項2の部品供給方法によれば、部品切れとなる部品種の電子部品の補給を部品がなくなった順に的確に実行することができる。
部品切れが発生した場合、部品切れとなった部品供給ユニットから共用スペアユニット保持部にセットされた部品供給ユニットへの部品移載装置の採取先の切り替えは自動的に直ちに行われるが、部品切れとなった部品供給ユニットの離脱には多少の時間がかかり、その間は部品切れとなる部品種の部品供給ユニットを共用スペアユニット保持部にセットすることができない。従ってその間に新たな部品切れが生じると電子部品実装機の作動が停止されることになる。しかし、共用スペアユニット保持部は複数個とし、最も早く部品切れとなる部品種の電子部品及びそれに引き続き部品切れとなる部品種の電子部品の各部品供給ユニットを部品切れ演算手段により演算してそれらを複数の共用スペアユニット保持部にセットするようにした請求項の部品供給方法の発明によれば、引き続き部品切れとなる複数の部品種の部品供給ユニットが予め複数の共用スペアユニット保持部にセットされているので、部品切れが連続して発生した場合でも、部品移載装置は直ちに共用スペアユニット保持部にセットされた部品供給ユニットからの電子部品の採取を開始し、電子部品実装機の作動が停止されることはない。
部品切れ演算手段により演算された部品供給ユニットをセットするべき共用スペアユニット保持部が表示されるようにした請求項の部品供給方法の発明によれば、共用スペアユニット保持部を複数設けた場合に、不注意によりセットすべき共用スペアユニット保持部を間違えるという誤りを防ぐことができる。
部品供給ユニットが多数ある場合には、部品切れが生じた部品供給ユニットがセットされていた供給ユニット保持部の位置と、その部品種の部品供給ユニットがセットされる共用スペアユニット保持部の位置とは大きく離れることがあり、そのような場合には部品移載装置がその部品種の電子部品を共用スペアユニット保持部から採取している状態では実行効率が大きく低下する。しかし、複数の供給ユニット保持部を、連続して配置される複数の部品供給ユニット毎に複数のブロックに分割し、共用スペアユニット保持部は各ブロック毎に少なくとも1個を設け、部品切れとなる部品種の電子部品の各部品供給ユニットの演算及び共用スペアユニット保持部へのセット並びにそれまで採取していた部品供給ユニットの電子部品が部品切れとなった場合の電子部品の採取先の切り替えは各ブロック毎に行うようにした請求項の部品供給方法の発明によれば、各ブロック内の部品供給ユニットの数が少なくなるとともに共用スペアユニット保持部は各ブロック毎に設けたので、各ブロック内における、部品切れが生じた部品供給ユニットがセットされていた供給ユニット保持部の位置と、その部品種の部品供給ユニットがセットされる共用スペアユニット保持部の位置との距離は減少し、従って部品移載装置がその部品種の電子部品を共用スペアユニット保持部から採取している状態でも実行効率が低下することはなくなる。
また、請求項に記載の部品供給装置の発明によれば、部品供給部に設ける供給ユニット保持部の数は基板に実装すべき全ての電子部品の部品種に対応する数よりも少なくとも1個大きい値として供給ユニット保持部のうちの少なくとも1個を共用スペアユニット保持部とし、最も早く部品切れとなる部品種の電子部品の部品供給ユニットを演算する部品切れ演算手段を備え、部品移載装置はそれまで採取していた部品供給ユニットの電子部品が部品切れとなれば共用スペアユニット保持部にセットされている同一部品種の部品供給ユニットから電子部品を採取するよう構成したので、供給ユニット保持部にセットした部品供給ユニットの電子部品に部品切れが発生しても、部品移載装置は共用スペアユニット保持部にセットされている同一部品種の部品供給ユニットから引き続き電子部品を採取することができ、電子部品実装機の作動が停止されることはないので、生産性を高めることができる。しかも共用スペアユニット保持部は少なくとも1個であり供給ユニット保持部の全数に対し少数であるので、部品供給部が大きくなることはなく、従って電子部品実装機が大形化するおそれはなく、あるいは比較的小形の電子部品実装機で多数の電子部品を必要とする基板の実装を行うことができる。また、部品供給部が大きくなることはなくフィーダが配置される範囲が広くなることはないので、電子部品を採取する際の部品移載装置の部品実装ヘッドまたは部品供給部の移動量が大きくなることもなく、従って電子部品実装機の実行効率が低下することもない。
さらに、部品切れになり生産を切り換えた後、使用しなくなり空いた供給ユニット保持部をそのまま新しい共用スペアユニット保持部として再使用していくので、最少の作業で(余分な作業を加えることなく)部品供給を続けていくことができる。また、共用スペアユニット保持部にセットされた部品供給ユニットの部品を採取し始めると、部品切れとなるまでその部品供給ユニットから採取し続けるので、仕掛の部品供給ユニットが残らないため部品供給ユニットを余分に必要としない。
1)第1実施形態
先ず、図1〜図11により本発明の第1実施形態の説明をする。図1は、本発明が適用される電子部品実装機を含む実装ライン10を備えた部品実装システムの全体配置を示す平面図である。この部品実装システムは、実装ライン10と、この実装ライン10を制御するホストコンピュータ50から構成されている。実装ライン10は、直列に配置された供給装置11、印刷装置12,第1シフト装置13、第1電子部品実装機20、第2電子部品実装機20A、第2シフト装置14、リフロー装置15及び収納装置16により構成されている。電子部品実装機20,20Aは、2台に限らず、1台でもよいし、3台以上を直列に設けてもよい。これらの各構成部11〜13、20、20A、14〜16を貫通するように第1ラインL1が設けられ、またこの第1ラインL1と平行に各構成部13、20、20A、14を貫通する第2ラインL2が設けられている。この両ラインL1,L2は各構成部11〜13、20、20A、14〜16内に設けられた各コンベヤ(第1電子部品実装機20に関しては後述)により構成されるものであり、独立して連続されたものではない。この各構成部11〜13、20、20A、14〜16はホストコンピュータ50により制御されて作動されるようになっている。
供給装置11は多数の基板S1,S2を上下方向に並べて収納するものであり、これらの基板S1,S2は1枚ずつ印刷装置12に送り込まれる。印刷装置12は送り込まれた基板S1,S2の電子部品実装部位にクリームはんだを印刷して、第1シフト装置13に送り出す。第1シフト装置13は各基板S1,S2に設けられたIDをID認識ユニット13aにより読み取り、予め設定されたスケジュールに基づいて第1及び第2ラインL1,L2に振り分けて、第1電子部品実装機20に送り出すものである。第1シフト装置13はこのような制御を行うための制御装置13bを備えている。第1シフト装置13から送り出された基板S1,S2は第1電子部品実装機20において電子部品が実装され、引き続き第2電子部品実装機20Aにおいて電子部品が実装されて第2シフト装置14に送り出される。第1及び第2電子部品実装機20,20Aはそれぞれ制御部20a,20Aaを備えた実質的に同一の構成よりなるもので、その詳細は後述する。第2シフト装置14は第2電子部品実装機20Aの第1及び第2ラインL1,L2から送り込まれた基板S1,S2を第1ラインL1のリフロー装置15に送り込むものであり、このような制御を行うための制御装置14aを備えている。リフロー装置15は電子部品が実装された基板S1,S2にはんだ付けを行って収納装置16に送り出し、収納装置16ははんだ付けがなされた基板S1,S2を上下方向に並べて収納するものである。
第1及び第2電子部品実装機20,20Aは実質的に同一の構成であるので、第1電子部品実装機(以下単に電子部品実装機という)20について説明する。図2に示すように、この実施形態の電子部品実装機20はダブルトラックコンベア方式のものであり、電子部品実装機20の基台21上には基板S1,S2を図において右方向に搬送する基板搬送装置25が設けられている。基板搬送装置25は基台21上に互いに平行に設けられた第1及び第2コンベヤ26,27よりなり、この各コンベヤ26,27がラインL1,L2の一部を構成している。第1及び第2コンベヤ26,27は左右方向に互いに平行に延びる各1対の第1及び第2ガイドレール26a,27aを備えており、その下側には各1対のエンドレスのコンベアベルト(図示省略)が互いに平行に設けられている。各基板S1,S2は各コンベアベルトの上側の張り部上に支持され、各ガイドレール26a,27aにより支持されて右向きに搬送される。各コンベアベルト及び各ガイドレール26a,27aは、搬送方向と直交する水平方向に位置調節可能であり、これにより異なる幅の基板S1,S2に対応できるようになっている。基板搬送装置25には、所定の実装位置まで搬送されてきた基板S1を、多数のバックアップピンを介して押し上げて位置決め支持するバックアップ装置28が設けられている。図2では第1コンベヤ26のバックアップ装置28だけが表示され、第2コンベヤ27のバックアップ装置は表示されていない。
電子部品実装機20には、基板搬送装置25を間に挟んで両側に部品供給部40が設けられている。各部品供給部40は、電子部品実装機20の基台21上に固定された部品供給ステージ41と、その上側に基板S1,S2の搬送方向に沿って密着して並設された細長い多数のスロット(供給ユニット保持部)42と、各スロット42に離脱可能にセットされる幅の狭いカセット式フィーダ(部品供給ユニット)43よりなるものである。各カセット式フィーダ43は、本体43aと、その後部に設けられた供給リール43bよりなるもので、基板搬送装置25側となる本体43aの先端部には部品取出部43cが設けられている。供給リール43bには電子部品が所定ピッチで封入された細長いテープが巻回支持され、このテープはスプロケットにより所定ピッチで部品取出部43cに送り込まれ、部品取出部43cでは封入状態が解除されて電子部品は取り出し可能となっている。なお部品供給ユニット43はこのようなカセット式のものに限らず、多数の電子部品をトレイ上に並べたトレイ式のものでもよく、その場合は供給ユニット保持部42もそれに応じた構造のものとする。
基板搬送装置25の上方(図において紙面と直交方向手前側)には、各カセット式フィーダ43の部品取出部43cから電子部品を採取して基板S1,S2に実装する部品移載装置30が設けられている。この部品移載装置30は、基板S1,S2の搬送方向と直交するように基台21の上方に固定された細長い固定レール31と、この固定レール31にその長手方向移動可能に支持されてサーボモータにより往復動が制御される搬送方向に細長い移動台32と、この移動台32にその長手方向移動可能に支持されてサーボモータにより往復動が制御される支持ベース33と、この支持ベース33に紙面と直交する上下方向に移動可能に支持されてサーボモータにより昇降が制御される部品実装ヘッド34と、この部品実装ヘッド34から下方に突出して設けられて下端に電子部品を吸着保持する細い円筒状の吸着ノズル35よりなるものである。この部品移載装置30は、部品実装ヘッド34の下端の吸着ノズル35によりカセット式フィーダ43の部品取出部43cから電子部品を吸着採取して上昇させ、支持ベース33と移動台32により搬送方向及びこれと直交する方向に移動し、所定の位置において下降して基板S1,S2上に電子部品を実装する。部品実装ヘッド34は、1個の吸着ノズル35を備えて電子部品を1個ずつ実装するものでも、複数の吸着ノズル35を備えて複数の電子部品を同時にそれぞれのカセット式フィーダ43から吸着してまとめて実装するものでもよい。
この電子部品実装機20は、図3に示すように、制御部20aを備えている。制御部20aに接続された通信部20bはLAN60を介してホストコンピュータ50に接続されており、電子部品実装機20とホストコンピュータ50は相互に通信可能である。制御部20aはマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも図示省略)を備えている。CPUは、所定のプログラムを実行して、基板への電子部品の実装を制御する。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMは前記プログラムを記憶するものである。
制御部20aには入力部20c、表示部20d、書き換え可能な記憶部20e、基板搬送部26,27、部品供給部43,43、部品移載部30および画像処理部20fが接続されている。入力部20cは、作業者が操作して基板の実装に必要な指令、データなどを入力するものである。表示部20dは、基板実装制御に関する種々の状態、例えば部品切れとなる電子部品の部品種、その電子部品がセットされているスロット42の位置、補給(セット)すべき部品種のカセット式フィーダをセットすべきスロット42の位置、または種々の警告、例えば部品切れなどを表示するものである。記憶部20eは、装置全体を制御するシステムプログラム、システムプログラム上で装置の各要素をそれぞれ個別に制御する制御プログラム、基板の生産プログラム、キャリブレーションプログラム、その他各種アプリケーションプログラムやデータを記憶するものである。画像処理部20fは、撮像した移載途中の部品の画像データ、撮像した基板の画像データなどを処理するものである。
またホストコンピュータ50は、主として各電子部品実装機20の運転を統括して制御するとともに、電子部品実装機20にて消費される電子部品を集中管理するものである。このホストコンピュータ50は、図4に示すように、制御部51を備えていて、制御部51に接続された通信部52はLAN60を介して電子部品実装機20に接続されている。制御部51はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも図示省略)を備えている。CPUは、所定のプログラムを実行して、各電子部品実装機20などの運転を統括する制御を実行するとともに、電子部品実装機20からカセット式フィーダ43の部品状況、生産情報(生産予定枚数、基板1枚あたりの生産時間など)を取り込んで、それらカセット式フィーダ43に装着された供給リール43bを管理するとともに、電子部品実装機20にセットすべきカセット式フィーダ43と、そのカセット式フィーダ43をセットするセット時間までの残り時間を作業者に予告する制御を実行する。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMは前記プログラムを記憶するものである。
制御部51には入力部53、表示部(出力部)54、書き換え可能な記憶部55、部品残数管理部56、部品補充予告部57および情報取込部58が接続されている。入力部53は、作業者が操作して必要な情報、データなどを入力するものである。入力部53は、バーコードリーダ(図示省略)を備えていて、バーコードリーダによって供給リール43bおよびカセット式フィーダ43に貼り付けられたバーコードに示されたそれぞれのID(識別記号)を読み込む。表示部54は、電子部品実装機20にセットすべきカセット式フィーダ43と、そのカセット式フィーダ43をセットするセット時間までの残り時間を表示するものである。なお、この表示部54に、上述した表示部20dと同様に部品切れとなる電子部品の部品種、その電子部品がセットされているスロット42の位置、補給(セット)すべき部品種のカセット式フィーダをセットすべきスロット42の位置を表示するようにしてもよい。
記憶部55は、各電子部品実装機20から取り込んだ稼動状況に関する情報(例えば、部品の消費数、基板1枚あたりの部品使用数、基板1枚あたりの生産時間、生産予定枚数、生産した基板枚数など)を記憶し、さらに、下記表1に示すように、カセット式フィーダ43のIDをキーとして、搭載されている供給リール43bのID、部品残数、搭載部品名、および部品切れ時間から構成されるフィーダ部品情報データベース(フィーダ部品情報DB)、および、下記表2に示すように、カセット式フィーダ43のIDをキーとして、搭載される電子部品実装機20のID、その電子部品実装機20の部品供給部27のセット位置ID、およびその電子部品実装機20が属する電子部品実装ライン10のIDから構成されるフィーダ位置情報データベース(フィーダ位置情報DB)を記憶するものである。
Figure 0004386752
Figure 0004386752
部品残数管理部56は、実装開始前のカセット式フィーダ43が保有する部品の数量と電子部品実装機20から受信した部品の消費数とから電子部品実装機20の各カセット式フィーダ43の部品残数をそれぞれ算出するものである。部品補充予告部57は、記憶部55に記憶されている各カセット式フィーダ43の部品残数と電子部品実装装置20から受信した基板1枚あたりの生産時間とからカセット式フィーダ43が保有している部品が空になる時間(部品切れ時間)、すなわち部品を補充する残り時間(または補充すべき時間)を算出するものである。この部品を補充する残り時間が、電子部品実装機20にカセット式フィーダ43をセットすべきセット時間までの残り時間である。なお、このセット時間は部品が空になる時刻すなわち部品を補充すべき時刻のことをいう。情報取込部58は、各電子部品実装機20の状態(稼働状況)に関する情報(例えば、部品の消費数、基板1枚あたりの部品使用数、基板1枚あたりの生産時間、生産予定枚数、生産した基板枚数)を取り込むものである。なお、ホストコンピュータ50は、同コンピュータ50が統括管理する各電子部品実装ライン10のライン編成を変更する場合の登録処理を行うものであり、変更された最新のライン編成データを記憶部55に記憶する。
次に上記のように構成した部品実装システムの作動を説明する。なお、電子部品実装機20、ホストコンピュータ50の各制御部20a(20Aa),51はそれぞれ独自の処理を並列に行うとともに、必要に応じてデータの送受信を行っている。電子部品実装機20の作動を図5のフローチャートおよび図6、図7の作動説明図により説明し、ホストコンピュータ50の作動を図8〜11のフローチャートにより説明する。
まず本発明の要部である部品供給装置の第1実施形態を、図6により説明する。この第1実施形態では電子部品実装機20により基板Sに実装する電子部品の部品種の数は5個であり、これに対応して電子部品実装機20の部品供給部40には、5個のカセット式フィーダ43がスロット42を介して着脱可能に設けられ、部品供給部40の部品供給ステージ41上にはカセット式フィーダ43の数より1個多い6個のスロット42a〜42fが取り付けられている。なお図は1枚の基板Sの片側に部品供給部40を設け、各カセット式フィーダ43から供給される電子部品P1〜P5を部品移載装置30により基板Sに実装するものとして示したが、図2に示すように、部品供給部40は基板Sの両側に設けてもよいし、コンベアをダブルトラック式として2枚の基板S1,S2に同時に実装を行うようにしてもよい。
次にこの第1実施形態の作動を、図7の説明図及び図5のフローチャートにより説明する。作動開始時には、図6に示すように、第1のスロット42aは空いており、残る5個のスロット42(42b〜42f)にはそれぞれ電子部品P1〜P5を供給するカセット式フィーダ43がセットされており、この空いた第1のスロット42aが共用スペアスロット(共用スペアユニット保持部)42xになっているものとする。この共用スペアスロット42xの数、位置は、装備されているスロット42の数および使用部品種の数などから自動で設定されるようにしてもよいし、作業者の入力によって設定されるようにしてもよい。
図1の実装ライン10が作動を開始すれば、図5のフローチャートに示すように、電子部品実装機20の制御部20aは、先ずホストコンピュータ50から、稼働状況に関する情報(基板1枚当たりの各電子部品の使用数、基板1枚当たりの生産時間、生産予定枚数など)を取り込み(ステップ102)、部品移載装置30を作動させて基板Sに対する電子部品の実装を開始する(ステップ104)。なお、電子部品実装機20の制御部20aは、実装開始にあたり、基板1枚あたりの生産時間をホストコンピュータ50に送信している。
そして制御部20aは、フラグF1が0であるか否かを判断する(ステップ106)。フラグF1はホストコンピュータ50からの部品切れ予告データの受信の有無を示すものであり、F1が0であれば予告データの受信なしを示し、1であれば受信有りを示している。実装開始時点においては各カセット式フィーダには電子部品が相当数装填されているため、ホストコンピュータ50から部品切れ予告データを受信していないので、ステップ106,108においてそれぞれYES,NOと判定し、プログラムをステップ134に進める。実装開始時点なので、ステップ134においてはNOと判定し、プログラムをステップ104に戻す。すなわち、制御部20aは、一枚の基板に対する部品実装が完了するまでは、ステップ104,106,108,134の処理を繰り返し実行する。
制御部20aは、一枚の基板に対する部品実装が完了すると、ステップ134にてYESと判定してプログラムをステップ136に進め、各カセット式フィーダの部品消費数などの最新データをホストコンピュータ50に送信する。そして、フラグF1を0にクリアする(ステップ138)。そして、制御部20aはそれまでに実装がなされた各基板の枚数と生産予定枚数から基板の生産が完了したか否かを判断して(ステップ140)、生産が完了していなければプログラムをステップ102に戻してステップ102以降の処理を実行し、生産が完了していれば電子部品実装機20の作動を停止させる。
ここで、電子部品実装機20から送信した各カセット式フィーダの部品消費数などの最新データを受信するホストコンピュータ50の作動について説明する。ホストコンピュータ50は、所定の短時間毎に、図8に示すフローチャートに対応したプログラムを繰り返し実行する。ホストコンピュータ50はプログラムの実行を開始する毎に、ステップ202,204,206にて、部品リール管理ルーチン、部品残数管理ルーチン、部品補充予告ルーチンの各処理を実行する。
ホストコンピュータ50は、作業者によりフィーダ部品情報が入力されると、図9に示す部品リール管理ルーチンにおいて、上記表1に示すフィーダ部品情報DBに新しいフィーダ部品情報を追加登録する(ステップ302,304)。入力の具体的な一例として、作業者が、カセット式フィーダ43に供給リール43bをセットする際には、両方に付されているバーコードラベルをバーコードリーダで読み取り、バーコードラベルに示されているカセット式フィーダ43のIDに、バーコードラベルに示されている供給リール43bのID、搭載部品名および搭載部品数を関連付けてフィーダ部品情報として登録するようにすればよい。
次に、ホストコンピュータ50は、図10に示す部品残数管理ルーチンを実行する。具体的には、電子部品実装機20から基板への部品の実装にともない部品が消費されたカセット式フィーダ43のIDとその部品の消費数を受信すると、該当するIDのカセット式フィーダ43のフィーダ部品情報を記憶部55から読み出し(ステップ402,404)、部品残数から消費数を減算して減算結果を新しい部品残数として該当するフィーダ部品情報を記憶部55に更新登録する(ステップ406)。これにより、ホストコンピュータ50は、LAN60を介して接続されている電子部品実装機20にセットされているカセット式フィーダ43の部品残数を全て管理する。
そして、ホストコンピュータ50は、図11に示す部品補充予告ルーチンを実行する。ステップ502において、ホストコンピュータ50はフラグFが「0」であるかを判定する。フラグFはホストコンピュータ50が電子部品実装機20の制御部20aから基板1枚あたりの生産時間を受信したか否かを示すフラグであり、フラグFが「1」のとき生産時間は受信済みであることを示す。ホストコンピュータ50の起動当初はフラグFは「0」にリセットされているので、ホストコンピュータ50は、ステップ502,504にてそれぞれYES、NOと判定し、このプログラムの実行を一旦終了する。
ホストコンピュータ50は、電子部品実装機20から基板1枚あたりの生産時間を受信すると、ステップ504にてYESと判定し、ステップ506にてフラグFを「1」にする。これにより、次回以降ステップ502にてNOと判定し、ステップ504,506の処理を飛ばしてプログラムをステップ508に進めることができる。
ホストコンピュータ50は、上記表2に示すフィーダ位置情報DBに基づいて現在生産に関与しているカセット式フィーダ43のIDを全て読み出し、それらのカセット式フィーダ43のフィーダ部品情報を記憶部55に記憶されているフィーダ部品情報DBから読み出し(ステップ508)、部品残数および生産時間からカセット式フィーダ43が部品切れとなる部品切れ時間を算出して算出結果を含めたフィーダ部品情報をフィーダ部品情報DBに更新登録する(ステップ510)。これにより、ホストコンピュータ50は、電子部品実装機20にセットされているカセット式フィーダ43の部品切れ時間を全て管理する。なお、部品切れ時間は下記数1により算出される。
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基板1枚あたりの部品使用数は、電子部品実装機20の制御部20aから取得される。
次にホストコンピュータ50は、ステップ510にて算出された部品切れ時間の短い順にカセット式フィーダ43を並び替えてその結果を表示部54に表示する(ステップ512)。具体的には、下記表3に示すように、カセット式フィーダ43のIDをキーとしてカセット式フィーダ43のセット位置および部品切れ時間が時間の短い順に表示される。フィーダセット位置は左から順にラインID、電子部品実装機ID、セット位置IDを示しており、カセット式フィーダ43がセットされている場所を特定している。これにより、部品切れとなるカセット式フィーダ43を部品切れとなる時間と合わせて作業者に予告することができる。
また、ホストコンピュータ50は、生産中に部品切れとなるカセット式フィーダ43を監視しており、そのカセット式フィーダ43を警告する。具体的には、生産予定枚数および生産時間から生産完了時間を算出し(ステップ514)、先に算出した部品切れ時間と比較して、部品切れ時間が生産完了時間以下である場合に、そのカセット式フィーダ43は生産中に部品切れとなると判定し、表示部44に警告を表示する(ステップ516,518)。これにより、同一の基板種を生産する場合には、部品切れ時間の短いものから部品切れとなり並び順に部品を補充すればよいので特に警告を発する必要もないが、異なる基板種を複数生産する場合にはその基板種によって生産完了時間が異なるため、部品切れ時間が同一または長い場合であっても、部品補充を優先的に行わなければならないカセット式フィーダ43を作業者に警告することができる。また、警告が発せられたカセット式フィーダ43に部品が補充されると、部品切れ時間が生産完了時間より長くなるので、そのカセット式フィーダ43は生産中に部品切れとならないと判定し、表示部44の警告を解除する(ステップ516,520)。なお、生産完了時間は下記数2により算出される。
(数2)
生産完了時間=生産予定枚数×生産時間
なお、生産予定枚数は、電子部品実装機20から取得するようにしてもよい。
作業者は、上述したホストコンピュータ50による部品切れの予告または警告に基づいて、電子部品実装機20に必要な供給リール43bを保有するカセット式フィーダ43を前もって準備することができる。
また、ホストコンピュータ50が発する上記部品切れの予告または警告はその情報(部品切れ予告データ)が電子部品実装機20に送信され(ステップ522)、電子部品実装機20においても警告が発せられる。これにより、電子部品実装機20の作業者は、部品切れとなるカセット式フィーダ43の代わりである新しいカセット式フィーダ43を電子部品実装機20の部品供給部41に装着することができる。
再び、図5に示すフローチャートに沿って電子部品実装機20の作動を説明する。電子部品実装機20の制御部20aは、一枚の基板に対する部品実装が完了した時点において、ホストコンピュータ50から取り込んだデータ中の部品切れ予告データを受信していると、ステップ108において、YESと判定しプログラムをステップ110に進め、ステップ110以降の処理を実行する。制御部20aは、フラグF1を1にセットし(ステップ110)、図7(a)に示すように、電子部品実装機20の表示部20dに最も早く部品切れとなる部品種の電子部品(図7では単に「次の部品」と表示)の部品切れが近づいたことを予告表示(ステップ112)することにより、共用スペアスロット42xに新しい電子部品P3を搭載したカセット式フィーダ43をセットすることをうながして実装を続行する。
この予告表示に基づき、作業者は図7(a)に示すように、表示された部品種の電子部品P3を搭載した新しいカセット式フィーダ43を共用スペアスロット42x(=第1のスロット42a)にセットする。このセットがなされたか否かの判断(ステップ114)は第1のスロット42aに設けたセンサにより行われ、このセットが完了すれば制御部20aは表示部20dからこの予告表示を消去し(ステップ116)、フラグF2が0であるか否かを判断する(ステップ118)。フラグF2は、「1」にて部品移載装置30が共用スペアスロット42x(=第1のスロット42a)にセットされたカセット式フィーダ43から部品を採取していることを示している。
この時点では電子部品P3のカセット式フィーダ43は第1及び第4のスロット42a,42dの両方にセットされている。部品移載装置30はこの後もステップ104,106,112〜ステップ120の処理を繰り返して部品切れが予告されたカセット式フィーダ43から電子部品の採取を続け、部品切れにより電子部品の採取ができなくなれば(ステップ120)、制御部20aからの指令に基づき自動的に部品採取先を共用スペアスロット42x(=第1のスロット42a)にセットされたカセット式フィーダ43に切り替え(ステップ122)、フラグF2を1にセットする。これにより、次回以降ステップ118にてNOと判定し、ステップ120〜124の処理を飛ばしてプログラムをステップ126に進めることができる。
制御部20aはステップ126にて第4のスロット42dにセットされている部品切れのカセット式フィーダ43を離脱すべき旨の案内表示を行う。この案内表示に基づき、作業者は図7(b)に示すように、部品切れのカセット式フィーダ43を第4のスロット42dから離脱する。この離脱がなされたか否かの判断(ステップ128)は第4のスロット42dに設けたセンサにより行われ、この離脱が完了するまではそのまま実装を続行し、この離脱が完了すれば制御部20aは表示部20dからこの案内表示を消去し(ステップ130)、フラグF2に0をセットして(ステップ132)実装を続行する。
この状態では、図7(b)に示すように、共用スペアスロット42xが第1のスロット42aから第4のスロット42dに移動されたのを除き、最初に述べたのと同様にして実装がなされる。
上述した第1実施形態によれば、スロット42にセットしたカセット式フィーダ43の電子部品に部品切れが発生しても、部品移載装置30には共用スペアスロット42xにセットされている同一部品種のカセット式フィーダ43から引き続き電子部品が供給され、電子部品実装機20の作動が停止されることはないので、生産性を高めることができる。しかも共用スペアスロット42xは1個でありスロット42の全数に対し少数であるので、部品供給部40が大きくなることはない。従って電子部品実装機20が大形化するおそれはなく、あるいは比較的小形の電子部品実装機20で多数の電子部品を必要とする基板Sの実装を行うことができる。また、部品供給部40が大きくなることはなく、従ってカセット式フィーダ43が配置される範囲が広くなることはないので、電子部品を採取する際の部品移載装置30の部品実装ヘッド34の移動量が大きくなることもなく、従って電子部品実装機20の実行効率が低下することもない。なお電子部品実装機20の構造によっては、部品供給部40を移動させるようにしたものもあるが、そのような場合でも部品供給部40の移動量が大きくなることはないので、電子部品実装機20の実行効率が低下することはない。
また上述した第1実施形態においては、ホストコンピュータ50によって演算された部品切れとなる部品種のカセット式フィーダ43のうち、最も早く部品切れとなる部品種のカセット式フィーダ43を部品切れ演算手段により演算してそれを共用スペアユニット保持部にセットするようにしているので、部品切れとなる部品種の電子部品の補給を部品がなくなった順に的確に実行することができる。
また上述した第1実施形態においては、部品切れとなったカセット式フィーダ43をスロット42から離脱させそのスロット42を新しい共用スペアスロット42xとして使用するようにしているので、上述した効果は連続して繰り返して得ることができる。
また上述した第1実施形態においては、部品切れになり生産を切り換えた後、使用しなくなり空いたスロットをそのまま新しい共用スペアスロット42xとして再使用していくので、最少の作業で(余分な作業を加えることなく)部品供給を続けていくことができる。また、共用スペアスロット42xにセットされたカセット式フィーダ43の部品を採取し始めると、部品切れとなるまでそのフィーダから採取し続けるので、仕掛のフィーダ43が残らないため供給リール43bカセット本体43aを余分に必要としない。また、既に別の部品が部品切れ予告状態にあれば、カセット式フィーダ43を外す作業と同時に次の部品の配置作業を行える。

2)第2実施形態
次に図12及び図13に示す第2実施形態の説明をする。この種の電子部品実装機20の部品移載装置30は、部品供給部40の各カセット式フィーダ43から一定の順序で電子部品を採取して基板Sに実装するようになっており、各カセット式フィーダ43はこのような実装を行う際の実行効率が最大となるように配置順が決定されている。しかし上述した第1実施形態のように、部品切れとなったカセット式フィーダ43がセットされていたスロット42を新しい共用スペアスロット42xとして使用するようにすると、カセット式フィーダ43の配置順が変わって実行効率が低下するという問題が生じる。この第2実施形態は、共用スペアスロット42xを部品供給部40内の所定位置(図示の例では第1のスロット42a)としてこのような問題を解決したものである。
この第2実施形態は、図12に示すフローチャートの一部と、図13に示すその作動を除き前述した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態との相違部分についてのみ説明する。図12に示すフローチャートは、図5に示すフローチャートのステップ126〜130の処理に代えて実行されるものであり、従って部品切れが予告されたカセット式フィーダ43が部品切れになって、部品採取先を共用スペアスロット42x(=第1のスロット42a)にセットされたカセット式フィーダ43に切り替え、フラグF2に1をセットした後の作動が異なっている。この第2実施形態でも、最も早く部品切れとなる部品種の電子部品が第4のスロット42dにセットされたカセット式フィーダ43の電子部品P3である場合について説明する。
制御部20aは、ステップ140において、第4のスロット42dのカセット式フィーダ43入れ替えを行うべき旨の案内表示を行う。この案内表示に基づき、作業者は図13(b)に示すように、部品切れのカセット式フィーダ43を第4のスロット42dから離脱してそのあとに同一の電子部品P3を搭載した新しいカセット式フィーダ43をセットする。このセットがなされたか否かの判断(ステップ142)は第4のスロット42dに設けたセンサにより行われ、このセットが完了するまではそのまま実装を続行する。このセットが完了すれば制御部20aは表示部20dから先の案内表示を消去し(ステップ144)、部品移載装置30は制御部20aからの指令に基づき自動的に部品採取先をもとの第4のスロット42dにセットされたカセット式フィーダ43に切り替える(ステップ146)。次いで制御部20aは共用スペアスロット42xにセットされたカセット式フィーダ43の離脱を行うべき旨の案内表示を行い(ステップ148)、この案内表示に基づき、作業者は図13(b)に示すように、共用スペアスロット42xに一旦セットされて部品移載装置30による部品の採取がなされたカセット式フィーダ43を離脱させる。この離脱がなされたか否かの判断(ステップ150)は共用スペアスロット42xに設けたセンサにより行われ、この離脱が完了するまではそのまま実装を続行する。この離脱が完了すれば制御部20aは表示部20dからステップ148で行った案内表示を消去し(ステップ152)、フラグF2を0にリセットして(ステップ132)、プログラムをステップ134以降に進める。
この状態では、図13(b)に示すように、共用スペアスロット42xは部品供給部40内の所定位置(第1のスロット42a)になっており、部品切れとなった電子部品P3のカセット式フィーダ43が離脱された第4のスロット42dには同じ電子部品P3が搭載されたカセット式フィーダ43が再びセットされるのでカセット式フィーダ43の配置順が変わることはない。従って部品供給部40から基板に電子部品を実装する際の実行効率は常に最大となるように維持される。
上述した各実施形態では、部品供給部40に設けるスロット42の数は、基板Sに実装すべき5つの部品種の電子部品に対応する5個よりも1個大きい6個としてスロット42のうちの1個を共用スペアスロット42xとしている。しかし本発明はこれに限られるものではなく、共用スペアスロット42xはスロット42の数より少ない複数個とし、ホストコンピュータ50が上述のように演算した部品切れ時間およびのその順番に基づいて最も早く部品切れとなる部品種の電子部品及びそれに引き続き部品切れとなる複数の部品種の電子部品を演算し、ステップ114における部品切れが近づいたことの予告表示は、これらの複数の部品種の電子部品を搭載した新しい各カセット式フィーダ43を複数の共用スペアスロット42xにセットすることをうながすように行うこともできる。部品切れが発生した場合、部品切れとなったカセット式フィーダ43から共用スペアスロット42xにセットされたカセット式フィーダ43への部品移載装置30の採取先の切り替えは自動的に直ちに行われるが、部品切れとなったカセット式フィーダ43の離脱には多少の時間がかかり、その間は部品切れとなる部品種のカセット式フィーダ43を共用スペアスロット42xにセットすることができない。従ってその間に新たな部品切れが生じると電子部品実装機の作動が停止されることになる。しかしながら、上述のように共用スペアスロット42xは複数個としたものによれば、引き続き部品切れとなる複数の部品種のカセット式フィーダ43が予め複数の共用スペアスロット42xにセットされているので、部品切れが連続して発生した場合でも、部品移載装置30は直ちに共用スペアスロット42xにセットされたカセット式フィーダ43からの電子部品の採取を開始し、電子部品実装機20の作動が停止されることはない。
このように複数の共用スペアスロット42xを設けたものでは、不注意または不慣れによりカセット式フィーダ43をセットすべき共用スペアスロット42xを間違えるおそれがあるが、このような誤りは表示部20dに、演算されたカセット式フィーダ43をセットするべき共用スペアスロット42xを表示するようにして防ぐことができる。
なお、複数の共用スペアスロット42xを設けたものでは、電子部品実装機20は、部品切れ順にしたがって部品種とそのセット先を表示するようにすればよい。
3)第3実施形態
上述した各実施形態では、部品供給部40の部品供給ステージ41に設ける全部のカセット式フィーダ43に対し1個または複数個の共用スペアスロット42xを設けるようにしているが、カセット式フィーダ43が多数ある場合には、部品切れが生じたカセット式フィーダ43がセットされていたスロット42の位置と、その部品種のカセット式フィーダ43がセットされる共用スペアスロット42xの位置とは大きく離れることがあり、そのような場合には部品移載装置30がその部品種の電子部品を共用スペアスロット42xから採取している状態では実行効率が大きく低下することになる。図14に示す第3実施形態はこのような問題に対処するためのものであり、全部で16の部品種の電子部品P1〜P16をそれぞれ搭載した16個のカセット式フィーダ43は、それぞれが互いに連続した4個のカセット式フィーダ43よりなる4つのブロックB1〜B4にグループ分けされ、各ブロックB1〜B4にはそれらを構成する各カセット式フィーダ43と連続してそれぞれ1個の共用スペアスロット42xが設けられている。
前述のようにこの種の電子部品実装機20の部品移載装置30は、部品供給部40の各カセット式フィーダ43から一定の順序で電子部品を採取して基板Sに実装するようになっており、この順序は、例えば基板Sを右半分と左半分に分けて実装する、形状または大きさが類似したものをまとめて実装する等で、各カセット式フィーダ43はこのような実装を行う際の実行効率が最大となるように部品供給部40上の配置順が決定されている。上述した各ブロックB1〜B4はこのような配置順に基づいて分けられたものであり、各ブロック内のカセット式フィーダ43の数及び共用スペアスロット42xの数は通常は異なったものである。第1及び第2実施形態で説明した、部品切れとなる部品種の電子部品の各カセット式フィーダ43の演算、部品切れの予告表示、共用スペアスロット42xへのカセット式フィーダ43のセット、それまで採取していたカセット式フィーダ43の電子部品が部品切れとなった場合の電子部品の採取先の切り替え、部品切れカセット式フィーダ43の離脱案内表示及びその離脱などは各ブロックB1〜B4毎に行うようにしている。
このようにブロック分けすれば、部品移載装置30は多くの場合1つのブロック内から電子部品を採取することになり、採取の際の移動範囲が狭くなり、また共用スペアスロット42xから電子部品を採取する場合でも本来のスロット42の位置と共用スペアスロット42xの位置とが大きく離れることもないので、電子部品実装機20の実行効率が向上する。この実行効率の向上は、1つのブロックをできる限り小さくすることにより増大する。またこの効果は、部品移載装置30が複数の電子部品をまとめて部品供給部40から採取し、基板Sに実装する場合に特に大きくなる。
また、共用スペアスロット42xへのカセット式フィーダ43のセット、それまで採取していたカセット式フィーダ43の電子部品が部品切れとなった場合の電子部品の採取先の切り替え、部品切れカセット式フィーダ43の離脱案内表示及びその離脱などは各ブロックB1〜B4毎に行うようにしている。これにより、複数空きスロットがある中で、案内表示にしたがって作業を行えば、誤装着を有効に防止することができる。また、誤装着した場合には、警告表示によってカセット式フィーダ43の再セットをうながしてもよいし、誤装着のままそのことを制御部にて認識して実装を続けるようにしてもよい。
なお上述した各実施形態においては、電子部品実装機20の表示部20dに最も早く部品切れとなる部品種の電子部品の部品切れが近づいたことを予告表示(ステップ112)することにより、または、最も早く部品切れとなる部品種の電子部品及びそれに引き続き部品切れとなる複数の部品種の電子部品の部品切れが近づいたことを予告表示することにより、共用スペアスロット42xに新しい電子部品P3を搭載したカセット式フィーダ43をセットすることをうながすようにしたが、上記表3に示すように部品切れとなるカセット式フィーダ43を部品切れとなる時間と合わせて部品切れ順を表示する一覧表を作業者に自動的に予告するようにしてもよい。これによれば、作業者はいつまでに補充作業を行わなければならないかを知ることができ、その情報により補充の準備を作業者の都合のよい時間にまとめてすることができるので、作業者の作業時間を有効に使用しまた作業の段取り性を向上させることができる。さらに、この表示をフィーダ部品情報DBの更新に合わせて更新するようにすれば、常に最新の情報に基づいて作業者が作業を行うことができる。
また、部品切れとなるカセット式フィーダ43を部品切れとなる時間と合わせて部品切れ順を表示する一覧表を作業者に自動的に予告するようにしたが、作業者がスイッチを押すことにより一覧表を表示するようにしてもよい。
なお、上述した実施の形態においては、ホストコンピュータ50が、フィーダ部品情報DBを記憶するとともに、各カセット式フィーダの残数を管理し、各カセット式フィーダの部品切れ時間を演算し、補充が必要なカセット式フィーダを予告または警告するようにしたが、電子部品実装機20がこれらの処理を実施するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、本発明を、電子部品実装機20を複数台有する実装ライン10とホストコンピュータ50から構成した部品実装システムに適用するようにしたが、1台の電子部品実装機から構成した部品実装システムに適用することも可能である。
上述した各実施形態では、各カセット式フィーダ43のセット及び離脱は作業者が手動で行うものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、ロボットなどにより自動的に行うようにした場合でも適用することができる。
本発明が適用される電子部品実装機を含む部品実装システムの全体配置を示す平面図である。 図1に示す電子部品実装機を示す平面図である。 図1に示す電子部品実装機を示す機能ブロック図である。 図1に示すホストコンピュータを示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態の電子部品実装機の作動を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態の部品供給部の要部を示す平面図である。 本発明の第1実施形態の部品供給部の作動を説明する平面図である。 本発明の第1実施形態のホストコンピュータの作動を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態のホストコンピュータの作動を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態のホストコンピュータの作動を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態のホストコンピュータの作動を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態の電子部品実装機の作動を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態の部品供給部の作動を説明する平面図である。 本発明の第3実施形態の部品供給部の要部を示す平面図である。 第1の従来技術の部品供給部の要部を示す平面図である。 第2の従来技術の部品供給部の要部を示す平面図である。
符号の説明
20…電子部品実装機、30…部品移載装置、40…部品供給部、42…供給ユニット保持部(スロット)、42x…共用スペアユニット保持部(共用スペアスロット)、43…部品供給ユニット(カセット式フィーダ)、B1〜B4…ブロック、S,S1,S2…基板。

Claims (6)

  1. 基板を搬送方向に搬送して実装位置に搬入出する基板搬送装置と、前記基板搬送装置と並んで基台に固定され異なる部品種の電子部品をそれぞれ供給する複数の部品供給ユニットがそれぞれ着脱可能にセットされる複数の供給ユニット保持部を前記搬送方向に沿って設けてなる部品供給部と、前記各部品供給ユニットから電子部品を採取して前記搬送方向およびこれと直交する方向に移動して前記実装位置に搬送された基板に実装する部品移載装置とを備えた電子部品実装機を備えてなる部品実装システムの前記部品供給部に電子部品を供給するための部品実装システムに対する部品供給方法において、
    前記部品供給部に設ける前記供給ユニット保持部の数は前記基板に実装すべき全ての電子部品の部品種に対応する数よりも少なくとも1個大きい値として前記供給ユニット保持部のうちの少なくとも1個を共用スペアユニット保持部とし、
    部品切れとなる部品種の電子部品の部品供給ユニットの部品切れ順および部品切れ時間を部品切れ演算手段により演算してその演算結果に基づいて部品切れとなる部品種の部品供給ユニットを前記共用スペアユニット保持部にセットし、
    前記部品移載装置はそれまで採取していた前記部品供給ユニットの電子部品が部品切れとなれば前記共用スペアユニット保持部にセットされた同一部品種の部品供給ユニットから電子部品を採取するように作動を切り替え
    部品切れとなった前記部品供給ユニットを前記供給ユニット保持部から離脱させその供給ユニット保持部を新しい共用スペアユニット保持部として再使用することを特徴とする部品実装システムに対する部品供給方法。
  2. 請求項1記載の部品実装システムに対する部品供給方法において、前記部品切れ演算手段によって演算された部品切れとなる部品種の部品供給ユニットのうち、最も早く部品切れとなる部品種の電子部品の部品供給ユニットを部品切れ演算手段により演算してそれを共用スペアユニット保持部にセットすることを特徴とする部品実装システムに対する部品供給方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の部品実装システムに対する部品供給方法において、前記共用スペアユニット保持部は複数個とし、最も早く部品切れとなる部品種の電子部品及びそれに引き続き部品切れとなる部品種の電子部品の各部品供給ユニットを前記部品切れ演算手段により演算してそれらを前記各共用スペアユニット保持部にセットすることを特徴とする部品実装システムに対する部品供給方法。
  4. 請求項に記載の部品実装システムに対する部品供給方法において、前記部品切れ演算手段により演算された部品供給ユニットをセットするべき共用スペアユニット保持部が表示されることを特徴とする部品実装システムに対する部品供給方法。
  5. 請求項または請求項に記載の部品実装システムに対する部品供給方法において、前記複数の供給ユニット保持部は、連続して配置される複数の部品供給ユニット毎に複数のブロックに分割され、前記共用スペアユニット保持部は各ブロック毎に少なくとも1個を設けられ、部品切れとなる部品種の電子部品の各部品供給ユニットの演算及び共用スペアユニット保持部へのセット並びにそれまで採取していた部品供給ユニットの電子部品が部品切れとなった場合の電子部品の採取先の切り替えは各ブロック毎に行うようにしたことを特徴とする部品実装システムに対する部品供給方法。
  6. 基板を搬送方向に搬送して実装位置に搬入出する基板搬送装置と、前記基板搬送装置と並んで基台に固定され異なる部品種の電子部品をそれぞれ供給する複数の部品供給ユニットがそれぞれ着脱可能にセットされる複数の供給ユニット保持部を前記搬送方向に沿って設けてなる部品供給部と、前記各部品供給ユニットから電子部品を採取して前記搬送方向およびこれと直交する方向に移動して前記実装位置に搬送された基板に実装する部品移載装置とを備えた電子部品実装機を備えてなる部品実装システムの前記部品供給部に電子部品を供給するための部品実装システムに対する部品供給装置において、
    前記部品供給部に設ける前記供給ユニット保持部の数は前記基板に実装すべき全ての電子部品の部品種に対応する数よりも少なくとも1個大きい値として前記供給ユニット保持部のうちの少なくとも1個を共用スペアユニット保持部とし、
    部品切れとなる部品種の電子部品の部品供給ユニットの部品切れ順および部品切れ時間を演算する部品切れ演算手段と、
    前記部品移載装置に、それまで採取していた前記部品供給ユニットの電子部品が部品切れとなれば前記共用スペアユニット保持部にセットされている同一部品種の部品供給ユニットから電子部品を採取させる手段とを備え、
    部品切れとなった前記部品供給ユニットが離脱された前記供給ユニット保持部を新しい共用スペアユニット保持部とすることを特徴とする部品実装システムに対する部品供給装置。
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