JP7281552B2 - 保管庫 - Google Patents

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Description

本明細書は、保管庫に関する技術を開示する。
特許文献1に記載の保管庫は、実装ヘッドおよびフィーダ装置を保管する。また、特許文献1に記載の交換支援装置は、生産する基板の種類を変更する段取り替えを行うときに、生産ジョブ情報とメンテナンス情報に基づいて、保管庫に保管されている実装ヘッドおよびフィーダ装置の中から、部品実装機に装備させる実装ヘッドおよびフィーダ装置を決定する。交換支援装置は、段取り替え後の生産で必要になる部品種のリールを保持しているフィーダ装置を探索する。さらに、交換支援装置の案内部は、保管庫から出庫させる実装ヘッドおよびフィーダ装置を作業者に案内する。
また、特許文献2に記載のノズル管理機は、セッティング制御部が、部品装着機および管理装置のうちの少なくとも一方から受信した情報に基づいて、部品装着機において必要とされる吸着ノズルをノズルトレイにセットする。
特開2017-37886号公報 国際公開第2014/069016号
対基板作業機を用いた基板製品の生産には、対基板作業機によって基板に設けられる物品などの供給品と、対基板作業機に着脱可能に設けられて対基板作業において用いられる機器の両方が必要になる。また、生産する基板製品の種類が異なると、必要になる供給品および機器の組み合わせも変わるので、生産する基板製品の種類に合致した供給品と機器が必要である。さらに、上述したリールとフィーダ装置のように、供給品が機器に組み込まれた状態で保管されると、出庫する際の供給品および機器の組み合わせが限定される可能性がある。
このような事情に鑑みて、本明細書は、供給品および機器をそれぞれ保管することができ、同一種類の基板製品の生産が指定される単位生産に用いられる供給品と機器を関連付けて出庫可能な保管庫を開示する。
本明細書は、第一収納部と、第二収納部と、出庫部と、移動部とを備える保管庫を開示する。前記第一収納部は、基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機によって前記基板に設けられる物品、および、前記物品が設けられる前の前記基板のうちの少なくとも一方である供給品を収納する。前記第二収納部は、前記対基板作業機に着脱可能に設けられて前記対基板作業において用いられる機器を収納する。前記出庫部は、前記対基板作業機を用いた同一種類の基板製品の生産が指定される単位生産の順序が規定されている生産計画に含まれる所定の前記単位生産に用いられる前記供給品および前記機器を関連付けて出庫する。前記移動部は、前記第一収納部に収納されている前記供給品を前記出庫部に移動させ、前記第二収納部に収納されている前記機器を前記出庫部に移動させる。
上記の保管庫によれば、第一収納部と、第二収納部と、出庫部と、移動部とを備える。これにより、上記の保管庫は、第一収納部に供給品を収納し、第二収納部に機器を収納することができる。また、上記の保管庫は、移動部が第一収納部に収納されている供給品を出庫部に移動させ、第二収納部に収納されている機器を出庫部に移動させて、出庫部が所定の単位生産に用いられる供給品および機器を関連付けて出庫することができる。
基板生産設備の構成例を示す構成図である。 着荷部において供給品および機器が収容ケースに収容されている状態の一例を示す平面図である。 保管庫の一例を示す正面図である。 図3Aの保管庫の平面図である。 図3Bの保管庫の収納部の一例を示す正面図である。 保管庫の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 供給品および機器の入庫作業における制御手順の一例を示すフローチャートである。 供給品および機器の出庫作業における制御手順の一例を示すフローチャートである。 第一単位生産、第二単位生産、第一生産時間帯および第二生産時間帯の関係の一例を示す模式図である。 第一出庫部および第二出庫部の両方が棚に形成されている出庫部の構成例を示す構成図である。 第一出庫部および第二出庫部の両方が台車に形成されている出庫部の構成例を示す構成図である。 第一出庫部が第一台車に形成され、第二出庫部が第二台車に形成されている出庫部の構成例を示す構成図である。 第一出庫部が第一棚に形成され、第二出庫部が第二棚に形成されている出庫部の構成例を示す構成図である。
1.実施形態
図1に示すように、本実施形態の保管庫40は、基板生産設備80に設けられている。基板生産設備80は、対基板作業ライン10Lと、着荷部20と、搬送車30と、保管庫40とを備えている。
1-1.対基板作業ライン10L
対基板作業ライン10Lでは、基板90に所定の対基板作業を行う。対基板作業ライン10Lを構成する対基板作業機10の種類および数は、限定されない。図1に示すように、本実施形態の対基板作業ライン10Lは、印刷機10a、印刷検査機10b、部品装着機10c、リフロー炉10dおよび外観検査機10eの複数(5つ)の対基板作業機10を備えており、基板90は、基板搬送装置によって、この順に搬送される。
印刷機10aは、基板90の複数の部品の装着位置に、はんだを印刷する。基板90に印刷されるはんだは、所定の粘性を有し、はんだは、基板90と、基板90に装着される部品とを接合する接合材として機能する。図2に示すように、はんだは、はんだ収容容器91cに収容されている。はんだ収容容器91cは、例えば、有底筒状またはチューブ状の密閉可能な容器を用いることができる。
印刷検査機10bは、印刷機10aによって印刷されたはんだの印刷状態を検査する。部品装着機10cは、はんだが印刷された基板90に複数の部品を装着する。部品装着機10cは、一つであっても良く、複数であっても良い。部品装着機10cが複数設けられる場合は、複数の部品装着機10cが分担して、基板90に複数の部品を装着することができる。
部品装着機10cは、基板90に装着される部品を供給する部品供給装置を備えている。部品供給装置は、例えば、図2に示すリール91aを備えるフィーダ95b、トレイ91bなどを用いて部品を供給することができる。リール91aには、部品を収容する部品テープ(キャリアテープ)が巻回されている。リール91aは、フィーダ95bに回転可能かつ着脱可能に設けられ、部品テープの先端部がフィーダ95bに設けられる部品取出し部まで引き出されて、部品が順次供給される。リール91aは、例えば、チップ部品などの比較的小型の部品を供給することができる。
トレイ91bには、複数の部品が配列されている。トレイ91bは、例えば、QFP(Quad Flat Package)、BGA(Ball Grid Array)などの比較的大型の部品を供給することができる。また、部品供給装置は、例えば、部品収容容器91dに収容されている部品を供給することもできる。部品収容容器91dには、複数の部品が配列されることなく収容されている。
さらに、部品装着機10cには、装着ヘッド95aが着脱可能(交換可能)に設けられる。装着ヘッド95aは、少なくとも一つの保持部材95cが着脱可能(交換可能)に設けられる。保持部材95cは、例えば、吸着ノズル、チャックなどを用いることができる。部品装着機10cは、装着ヘッド95aおよび保持部材95cを用いて、部品供給装置によって供給される部品を採取し保持して、位置決めされた基板90に部品を装着する。
なお、保持部材95cは、基板90に部品を装着する装着処理において部品の種別に応じて適宜変更され得る。部品装着機10cは、例えば、実行する装着処理に用いる保持部材95cが装着ヘッド95aに取り付けられていない場合に、保持部材収容装置95dに収容されている保持部材95cを装着ヘッド95aに取り付けることができる。保持部材収容装置95dは、複数の保持部材95cを着脱可能(交換可能)に収容することができ、部品装着機10cの機内の所定位置に着脱可能(交換可能)に装備される。
リフロー炉10dは、部品装着機10cによって複数の部品が装着された基板90を加熱し、はんだを溶融させて、はんだ付けを行う。外観検査機10eは、部品装着機10cによって装着された複数の部品の装着状態などを検査する。このように、対基板作業ライン10Lは、複数(5つ)の対基板作業機10を用いて、基板90を順に搬送し、検査処理を含む生産処理を実行して基板製品900を生産することができる。なお、対基板作業ライン10Lは、例えば、機能検査機、バッファ装置、基板供給装置、基板反転装置、シールド装着装置、接着剤塗布装置、紫外線照射装置などの対基板作業機10を必要に応じて備えることもできる。
対基板作業ライン10Lを構成する複数(5つ)の対基板作業機10および管理装置19は、有線または無線の通信部によって、互いに通信可能に設けられている。管理装置19は、対基板作業ライン10Lを構成する複数(5つ)の対基板作業機10の制御を行い、対基板作業ライン10Lの動作状況を監視する。管理装置19には、複数(5つ)の対基板作業機10を制御する種々の制御データが記憶されている。管理装置19は、複数(5つ)の対基板作業機10の各々に制御データを送信する。また、複数(5つ)の対基板作業機10の各々は、管理装置19に動作状況および生産状況を送信する。
1-2.着荷部20および搬送車30
本明細書では、基板90に所定の対基板作業を行う対基板作業機10によって基板90に設けられる物品91、および、物品91が設けられる前の基板90のうちの少なくとも一方を供給品9Sという。また、対基板作業機10に着脱可能に設けられて対基板作業において用いられるものを機器9Fという。
既述したように、対基板作業ライン10Lは、印刷機10aを備えている。この場合、例えば、はんだ収容容器91cに収容されているはんだは、物品91に相当する。また、例えば、スキージによって、はんだをマスクに沿って移動させて基板90に印刷処理を実行する印刷機10aの場合、スキージ、マスクは、機器9Fに相当する。さらに、例えば、印刷ヘッドによって、基板90の複数の印刷位置の各々に、はんだを塗布する印刷機の場合、印刷ヘッド、ディスペンスヘッドは、機器9Fに相当する。
また、対基板作業ライン10Lは、部品装着機10cを備えている。この場合、例えば、リール91aに巻回されている部品テープに収容されている部品は、物品91に相当する。トレイ91bに収容されている部品は、物品91に相当する。部品収容容器91dに収容されている部品は、物品91に相当する。また、部品装着機10cに着脱可能に設けられる装着ヘッド95aは、機器9Fに相当する。部品装着機10cに着脱可能に設けられるフィーダ95bは、機器9Fに相当する。装着ヘッド95aを介して部品装着機10cに着脱可能に設けられる保持部材95cは、機器9Fに相当する。部品装着機10cに着脱可能に設けられる保持部材収容装置95dは、機器9Fに相当する。
さらに、対基板作業ライン10Lは、印刷検査機10bを備えている。また、対基板作業ライン10Lは、外観検査機10eを備えている。これらの場合、例えば、検査対象(はんだ若しくは部品)を検査する検査ヘッドは、機器9Fに相当する。なお、図1に示す印刷機10aには、既述した物品91が設けられる前の基板90が搬送される。当該基板90は、供給品9Sに含まれる。
供給品9Sが着荷部20に到着すると、所定の着荷作業が行われる。そして、供給品9Sは、例えば、収容ケース93に収容されて搬送車30に搭載され、保管庫40に搬送される。供給品9Sは、保管庫40に保管された後、必要に応じて対基板作業ライン10Lに供給される。
図2に示すように、供給品9Sには、識別コード92が設けられる。識別コード92には、供給品9Sを識別する識別情報が記憶される。識別コード92は、例えば、一次元コード、二次元コード、無線タグなどを用いることができる。着荷部20に供給品9Sが到着すると、着荷部20の作業者は、例えば、管理装置を用いて、識別情報を発行する。また、作業者は、バーコードリーダなどを用いて、供給元(ベンダ)によって供給品9Sに設けられているバーコードなどを読み取る。そして、作業者は、供給品9Sに関する供給品情報が登録されているデータベースから、当該供給品9Sの供給品情報を取得することもできる。作業者は、管理装置を用いて、識別情報および供給品情報のうちの少なくとも識別情報を識別コード92に記憶させる。
着荷部20の作業者は、少なくとも識別情報が記憶されている識別コード92を供給品9Sに取り付けて、供給品9Sを収容ケース93に収容する。収容ケース93は、少なくとも一つの供給品9Sを収容することができれば良く、種々の形態をとり得る。また、収容ケース93には、特定コード94が設けられている。特定コード94には、収容ケース93を特定する特定情報が記憶されている。特定コード94は、例えば、一次元コード、二次元コード、無線タグなどを用いることができる。
作業者は、供給品9Sを収容ケース93に収容するときに、特定コード94を読み取り装置を用いて読み取り、当該供給品9Sに設けられている識別コード92を読み取り装置を用いて読み取る。これにより、供給品9Sを収容する収容ケース93を特定する特定情報と、当該供給品9Sを識別する識別情報との間の対応関係が生成され、対応関係が管理装置19の記憶部に送信され記憶される。供給品9Sについて上述されていることは、機器9Fが着荷部20に到着した場合についても同様に言える。
図2は、供給品9Sおよび機器9Fが収容ケース93に収容されている収容状態の一例を示す平面図である。具体的には、同図は、物品91に相当する部品を収容している部品テープが巻回されているリール91aが、収容ケース93に収容された状態の一例を示している。また、同図は、物品91に相当する部品を収容しているトレイ91bが収容ケース93に収容(積載)された状態の一例を示している。トレイ91bは、包装袋に収納されており、識別コード92は、トレイ91bの包装袋に取り付けられている。さらに、同図は、物品91に相当するはんだを収容しているはんだ収容容器91cが収容ケース93に収容された状態の一例を示している。また、同図は、物品91が設けられる前の基板90が収容ケース93に収容された状態の一例を示している。
さらに、同図は、機器9Fに相当する装着ヘッド95a、フィーダ95b、保持部材95cおよび保持部材収容装置95dが収容ケース93に収容された状態の一例を示している。装着ヘッド95aおよびフィーダ95bは、収容ケース93にそれぞれ収容されている。保持部材95cは、保持部材95cを着脱可能に収容する収容スペースに収容することができ、保持部材収容装置95dに着脱可能に収容することもできる。
なお、収容ケース93は、供給品9Sと機器9Fを一緒に収容することもできる。例えば、同図に示す収容ケース93には、物品91に相当する部品を収容している部品収容容器91dと、機器9Fに相当する保持部材95cおよび保持部材収容装置95dとが一緒に収容されている。また、いずれの場合も、収容ケース93には、緩衝材が設けられており、搬送時などに供給品9Sおよび機器9Fに印加される振動などが軽減されている。
着荷部20の作業者は、供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方が収容された収容ケース93を搬送車30に搭載する。搬送車30は、例えば、作業者が牽引することができる。また、搬送車30は、例えば、作業者による牽引が不要な自動走行可能な無人搬送車(AGV:Automatic Guided Vehicle)を用いることもできる。本実施形態の搬送車30は、無人搬送車である。
対基板作業ライン10L、着荷部20、搬送車30および保管庫40は、有線または無線の通信部によって、互いに通信可能に設けられている。供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方が収容された収容ケース93が搬送車30に搭載されると、管理装置19は、搬送車30に搬送指令を送信する。搬送指令には、収容ケース93の搬送先が含まれる。管理装置19は、当該収容ケース93を収納可能な保管庫40を選定して搬送先を決定する。搬送車30は、搬送指令を受信すると、搬送先に指定された保管庫40に収容ケース93を搬送する。
なお、搬送車30は、収容ケース93を用いることなく、供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方を搬送することもできる。また、搬送車30を用いることなく、作業者は、供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方を搬送することもできる。さらに、上述した作業者が行う作業の少なくとも一部は、搬送装置(例えば、ベルトコンベアなど)、アクチュエータ(例えば、ロボットアームなど)、管理装置などを用いて自動化することもできる。
1-3.保管庫40
このようにして、着荷部20に到着した供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方は、保管庫40に搬送される。また、対基板作業ライン10Lで不要になった供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方は、保管庫40に搬送される。保管庫40に搬送された供給品9Sおよび機器9Fは、保管庫40に保管され、必要に応じて対基板作業ライン10Lに搬送される。
保管庫40は、供給品9Sおよび機器9Fを保管することができれば良く、種々の形態をとり得る。図3Aおよび図3Bに示すように、本実施形態の保管庫40は、例えば、八角柱形状に形成されている。また、図3A~図3Cに示すように、保管庫40は、第一開口部41aと、第二開口部41bと、収納部42と、出庫部43と、制御装置40aと、移動装置40bとを備えている。収納部42は、第一収納部42aと、第二収納部42bとを備えており、第三収納部42cをさらに備えることもできる。出庫部43は、第一出庫部43aと、第二出庫部43bとを備えている。出庫部43は、例えば、台車46または棚47に形成することができる。
さらに、図4に示すように、制御装置40aは、制御ブロックとして捉えると、移動部44を備えている。制御装置40aは、案内部45をさらに備えることができる。また、保管庫40は、作業スペース40c、取得装置40d、表示装置40eおよび出庫スペース40fのうちの少なくとも一つを備えることができる。図3A~図3Cおよび図4に示すように、本実施形態の保管庫40は、上述した部位および装置をすべて備えている。また、出庫部43は、棚47に形成されている。
1-3-1.保管庫40の概略構成
図3Aおよび図3Bに示すように、保管庫40の正面には、第一開口部41aが設けられ、保管庫40の側面には、第二開口部41bが設けられている。第一開口部41aは、供給品9Sおよび機器9Fが入庫または出庫する。第一開口部41aは、供給品9Sおよび機器9Fが入庫可能または出庫可能に供給品9Sおよび機器9Fより大形に形成されている。
なお、供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方は、収容ケース93に収容された状態で、第一開口部41aを介して入庫または出庫することもできる。この場合、第一開口部41aは、収容ケース93が入庫可能または出庫可能に収容ケース93より大形に形成される。第二開口部41bは、供給品9Sおよび機器9Fが出庫する。第一開口部41aについて上述されていることは、第二開口部41bについても同様に言える。
また、第一開口部41aには、取得装置40dが設けられている。取得装置40dは、供給品9Sに設けられる識別コード92を読み取って供給品9Sを識別する識別情報を取得する。同様に、取得装置40dは、機器9Fに設けられる識別コード92を読み取って機器9Fを識別する識別情報を取得する。取得装置40dは、公知の読み取り装置(例えば、一次元コード、二次元コードを読み取るコードリーダ、無線タグと無線通信を行う無線リーダなど)を用いることができる。
図3Aおよび図3Bに示すように、取得装置40dは、第一開口部41aの近傍に設けられる作業スペース40cの上方に設置されている。取得装置40dは、第一開口部41aを介して供給品9Sが入庫したときに、供給品9Sに設けられる識別コード92を読み取って、識別情報および供給品情報のうちの少なくとも識別情報を取得する。同様に、取得装置40dは、第一開口部41aを介して機器9Fが入庫したときに、機器9Fに設けられる識別コード92を読み取って、識別情報および機器9Fに関する機器情報のうちの少なくとも識別情報を取得する。
なお、取得装置40dは、第一開口部41aを介して収容ケース93が入庫したときに、収容ケース93に設けられる特定コード94を読み取って、特定情報を取得することもできる。この場合、取得装置40dは、特定情報と識別情報との間の対応関係に基づいて、収容ケース93に収容されている供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方の識別情報を取得することができる。
このように、本実施形態の保管庫40は、取得装置40dが第一開口部41aのみに設けられている。また、第一開口部41aは、供給品9Sおよび機器9Fが入庫可能または出庫可能な入出庫兼用口であり、第二開口部41bは、供給品9Sおよび機器9Fが出庫可能な出庫専用口である。
収納部42は、供給品9Sおよび機器9Fの両方を収納可能であれば良く、種々の形態をとり得る。図3Bに示すように、本実施形態の収納部42は、鉛直方向(Z軸方向)視において円状に配置されている。また、図3Cに示すように、収納部42は、供給品9Sを収納する第一収納部42aと、機器9Fを収納する第二収納部42bとを備えている。
なお、第一収納部42aおよび第二収納部42bの数および配置は、適宜変更することができる。例えば、複数の収納部42のうちの少なくとも一つの収納部42が第一収納部42aのみを備え、複数の収納部42のうちの他の少なくとも一つの収納部42が第二収納部42bのみを備えることもできる。また、図3Bに示すように、本実施形態の保管庫40は、第一収納部42aまたは第二収納部42bの一部が廃止されており、作業スペース40cおよび出庫スペース40fが確保されている。
さらに、第一収納部42aは、収納する供給品9Sに合わせて形状およびサイズ(幅、奥行き、および、高さ)を設定することができ、第二収納部42bは、収納する機器9Fに合わせて形状およびサイズ(幅、奥行き、および、高さ)を設定することができる。また、収納部42は、供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方を収容している収容ケース93を収納することもできる。
この場合、第一収納部42aおよび第二収納部42bは、収容ケース93に合わせて形状およびサイズ(幅、奥行き、および、高さ)を設定することができる。逆に、第一収納部42aおよび第二収納部42bの形状およびサイズ(幅、奥行き、および、高さ)に合わせて収容ケース93の形状およびサイズ(幅、奥行き、および、高さ)を設定することもできる。
また、図3Cに示すように、収納部42は、供給品9Sおよび機器9Fの両方を収納する第三収納部42cを備えることもできる。供給品9Sおよび機器9Fの両方を収容している(機器9Fと供給品9Sとが一緒に収容されている)収容ケース93は、第三収納部42cに収納される。さらに、供給品9S、機器9Fおよび収容ケース93は、適合する収納部42に収納することもできる。この場合、供給品9Sが収納される収納部42は、第一収納部42aである。機器9Fが収納される収納部42は、第二収納部42bである。供給品9Sおよび機器9Fの両方が収納される収納部42は、第三収納部42cである。また、基板生産設備80が複数の保管庫40を備える場合、適合する収納部42を備える保管庫40であれば、いずれの保管庫40に保管しても良い。
生産計画には、対基板作業機10を用いた同一種類の基板製品900の生産が指定される単位生産UJ0の順序が規定されている。例えば、生産計画には、第一種の基板製品900の生産、第二種の基板製品900の生産、第三種の基板製品900の生産などの順に、複数種類(例えば、三種類)の基板製品900を生産することが規定されている。また、生産計画には、生産する基板製品900の生産数、生産時期、納期、使用する供給品9Sおよび機器9Fなどを含むこともできる。さらに、生産可能な対基板作業ライン10Lが複数存在する場合、生産計画には、使用する対基板作業ライン10Lを含むこともできる。なお、生産計画は、一種類の基板製品900の生産計画であっても良い。
出庫部43は、生産計画に含まれる所定の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sおよび機器9Fを関連付けて出庫する。本実施形態の出庫部43は、第一出庫部43aと、第二出庫部43bとを備えている。第一出庫部43aには、単位生産UJ0に用いられる供給品9Sが出庫される。第二出庫部43bには、第一出庫部43aから出庫される供給品9Sと同一の単位生産UJ0に用いられる機器9Fが出庫される。
第一出庫部43aおよび第二出庫部43bは、例えば、供給品9Sおよび機器9Fを保持可能な台車46または棚47に形成することができる。台車46または棚47は、供給品9Sおよび機器9Fを保持可能であれば良く、種々の形態をとり得る。図3Aに示すように、本実施形態では、第一出庫部43aおよび第二出庫部43bは、複数の収容スペースを備える棚47に形成されている。
例えば、棚47の上段スペースには、第一出庫部43aが形成され、棚47の下段スペースには、第二出庫部43bが形成されている。また、図3Bに示す第二開口部41bには、扉部が設けられている。棚47の上段スペースおよび下段スペースと出庫スペース40fは、第二開口部41bを介して連通可能になっている。具体的には、供給品9Sおよび機器9Fの出庫時に、制御装置40aによって扉部が開状態に制御される。そして、第二開口部41bを介して、同一の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sおよび機器9Fが関連付けられて出庫される。供給品9Sおよび機器9Fが出庫されると、制御装置40aによって扉部は閉状態に制御される。
制御装置40aは、公知の演算装置および記憶装置を備えており、制御回路が構成されている。制御装置40aは、移動装置40b、取得装置40dおよび表示装置40eと通信可能に設けられており、これらを制御することができる。また、制御装置40aは、第一開口部41aおよび第二開口部41bにそれぞれ設けられる扉部を開閉制御することもできる。さらに、制御装置40aは、供給品9Sに関する供給品情報を記憶することができ、当該供給品情報を管理装置19に通知することもできる。
例えば、供給品9Sがリール91aの場合、供給品情報は、リール91aに収容されている部品の部品種、部品数(残数)、リール径、型式および供給元(ベンダ)、使用期限などを含むことができる。同様に、制御装置40aは、機器9Fに関する機器情報を記憶することができ、当該機器情報を管理装置19に通知することもできる。例えば、機器9Fが装着ヘッド95aの場合、機器情報は、装着ヘッド95aの使用回数、使用時間、使用された部品装着機10c、メンテナンス時期などを含むことができる。
移動装置40bは、第一開口部41aを介して供給品9Sが入庫したときに所定の第一収納部42aに供給品9Sを移動し、供給品9Sを出庫するときに第一収納部42aに収納されている供給品9Sを出庫スペース40fに移動する。同様に、移動装置40bは、第一開口部41aを介して機器9Fが入庫したときに所定の第二収納部42bに機器9Fを移動し、機器9Fを出庫するときに第二収納部42bに収納されている機器9Fを出庫スペース40fに移動する。
第一開口部41aを介して供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方が収容された収容ケース93が入庫した場合も同様である。つまり、移動装置40bは、第一開口部41aを介して収容ケース93が入庫したときに所定の第一収納部42a、第二収納部42bまたは第三収納部42cに収容ケース93を移動する。また、移動装置40bは、収容ケース93を出庫するときに第一収納部42a、第二収納部42bまたは第三収納部42cに収納されている収容ケース93を出庫スペース40fに移動する。
図3Bに示すように、本実施形態の移動装置40bは、鉛直方向(Z軸方向)視において、収納部42より内側に設けられている。移動装置40bは、対象物(供給品9Sおよび機器9Fまたは収容ケース93)を移動することができれば良く、種々の形態をとり得る。移動装置40bは、例えば、ロボットアーム(多関節ロボット)、昇降スライド機構などを用いることができる。
移動装置40bは、例えば、昇降部40b1と把持部40b2を備えることができる。昇降部40b1は、鉛直方向(Z軸方向)に沿った軸線回りに回転することができ、鉛直方向(Z軸方向)に沿って把持部40b2を昇降することができる。把持部40b2は、前進または後退することができ、対象物を保持または解放することができる。これにより、移動装置40bは、第一開口部41aを介して入庫した対象物を収納部42に収納することができ、対象物を出庫スペース40fに移動することができる。また、移動装置40bは、出庫スペース40fに移動した対象物を出庫部43に移動することもできる。さらに、移動装置40bは、出庫スペース40fに搬送装置(例えば、ベルトコンベアなど)を備えることもできる。この場合、搬送装置は、出庫スペース40fに移動した対象物を出庫部43に移動することができる。
なお、移動装置40bは、供給品9Sを出庫するときに、第一収納部42aに収納されている供給品9Sを第一開口部41aに設けられる作業スペース40cに移動することもできる。同様に、移動装置40bは、機器9Fを出庫するときに、第二収納部42bに収納されている機器9Fを第一開口部41aに設けられる作業スペース40cに移動することもできる。また、移動装置40bは、供給品9Sおよび機器9Fの両方を出庫するときに、第三収納部42cに収納されている供給品9Sおよび機器9Fを第一開口部41aに設けられる作業スペース40cに移動することもできる。上述したことは、供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方が収容ケース93に収容されている場合についても同様に言える。
本実施形態の保管庫40では、供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方は、収容ケース93に収容された状態で保管され、収容ケース93に収容された状態で出庫される。そのため、収容ケース93に収容された供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方の移動が容易であり、供給品9Sおよび機器9Fの種類に関わらず、移動装置40bの把持部40b2を共通化し易い。また、供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方を収容ケース93に収容した状態で保管し出庫することで、供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方の管理が容易になり、紛失等を軽減することもできる。
既述したように、収容ケース93は、種々の供給品9Sを収容することができ、種々の機器9Fを収容することができる。また、収容ケース93は、供給品9Sおよび機器9Fの両方を収容する(機器9Fと供給品9Sを一緒に収容する)こともできる。例えば、対基板作業機10が、供給品9Sである部品を供給品9Sである基板90に装着する部品装着機10cの場合を想定する。この場合、例えば、部品種によっては保持可能な保持部材95cが限定される場合があり、部品と当該部品を保持可能な保持部材95cとを一緒に管理することが好ましい場合がある。この場合、収容ケース93には、部品を採取し保持して基板90に装着する機器9Fである保持部材95cと、保持部材95cによって保持可能な部品とが一緒に収容されていると良い。このように、供給品9Sおよび機器9Fの関連度(関連付けの度合)が高くなるほど、機器9Fと供給品9Sとを一緒に収容ケース93に収容すると良い。
図3Aに示すように、保管庫40は、表示装置40eを備えている。表示装置40eは、公知の表示装置を用いることができ、各種データを作業者が視認可能に表示する。表示装置40eは、例えば、第一収納部42aに収納されている供給品9Sに関する供給品情報、第二収納部42bに収納されている機器9Fに関する機器情報などを作業者の操作に応じて表示する。
また、制御装置40aは、収納部42における供給品9Sおよび機器9Fの位置情報、入出庫情報および保管情報を記憶することができ、表示装置40eは、これらの情報を表示することもできる。位置情報は、供給品9Sおよび機器9Fの収納場所を示す。入出庫情報は、供給品9Sおよび機器9Fの入庫日時および出庫日時を示す。保管情報には、例えば、収納部42の雰囲気温度、収納部42の湿度などの情報が含まれる。制御装置40aは、供給品9Sおよび機器9Fの収納時に供給品9Sおよび機器9Fの位置情報および入庫日時を記憶する。制御装置40aは、供給品9Sおよび機器9Fの保管中に保管情報を記憶する。制御装置40aは、供給品9Sおよび機器9Fの出庫時に供給品9Sおよび機器9Fの出庫日時を記憶する。
なお、本実施形態の表示装置40eは、タッチパネルによって構成されており、表示装置40eは、作業者による種々の操作を受け付ける入力装置としても機能する。例えば、作業者は、タッチパネル(入力装置として機能する表示装置40e)を用いて、保管庫40から出庫させる所望の供給品9Sおよび機器9Fを指定することもできる。この場合、保管庫40は、指定された供給品9Sおよび機器9Fを出庫する。
1-3-2.供給品9Sおよび機器9Fの入出庫の制御例
図4に示すように、制御装置40aは、制御ブロックとして捉えると、移動部44および案内部45を備えている。また、制御装置40aは、図5Aおよび図5Bに示すフローチャートに従って、制御プログラムを実行する。
図5Aは、供給品9Sおよび機器9Fの入庫作業における制御手順の一例を示している。制御装置40aは、第一開口部41aを介して供給品9Sが入庫したときに、取得装置40dを用いて、供給品9Sの識別情報を取得する(ステップS11)。同様に、制御装置40aは、第一開口部41aを介して機器9Fが入庫したときに、取得装置40dを用いて、機器9Fの識別情報を取得することもできる。
また、制御装置40aは、第一開口部41aを介して収容ケース93が入庫したときに、取得装置40dを用いて、収容ケース93の特定情報を取得することもできる。この場合、制御装置40aは、特定情報と識別情報との間の対応関係に基づいて、収容ケース93に収容されている供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方の識別情報を取得する。いずれの場合も、制御装置40aは、取得した識別情報を記憶装置に記憶させる。
次に、移動部44は、移動装置40bを用いて、所定の第一収納部42aに供給品9Sを移動させて収納させる(ステップS12)。同様に、移動部44は、移動装置40bを用いて、所定の第二収納部42bに機器9Fを移動させて収納させることもできる。また、移動部44は、移動装置40bを用いて、所定の第三収納部42cに供給品9Sおよび機器9Fを移動させて収納させることもできる。さらに、移動部44は、移動装置40bを用いて、所定の収納部42に収容ケース93を移動させて収納させることもできる。いずれの場合も、制御装置40aは、供給品9Sおよび機器9Fの位置情報および入庫日時を記憶装置に記憶させる。
次に、制御装置40aは、入庫予定のすべての供給品9Sおよび機器9Fが入庫したか否かを判断する(ステップS13)。入庫予定のすべての供給品9Sおよび機器9Fが入庫した場合(ステップS13でYesの場合)、入庫作業における制御は、一旦、終了する。入庫予定のすべての供給品9Sおよび機器9Fが入庫していない場合(ステップS13でNoの場合)、入庫作業における制御は、ステップS11に示す処理に戻る。そして、入庫予定のすべての供給品9Sおよび機器9Fが入庫されるまで、ステップS11~ステップS13に示す処理および判断が繰り返される。
図5Bは、供給品9Sおよび機器9Fの出庫作業における制御手順の一例を示している。生産計画は、例えば、管理装置19によって管理されており、管理装置19は、生産計画に基づいて、保管庫40に対して同一の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sおよび機器9Fの出庫指令を送信する。保管庫40は、出庫指令を受信すると、指定された同一の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sおよび機器9Fを関連付けて出庫する。
具体的には、移動部44は、第一収納部42aに収納されている供給品9Sを出庫部43に移動させ、第二収納部42bに収納されている機器9Fを出庫部43に移動させる。また、移動部44は、第一収納部42aに収納されている供給品9Sを第一出庫部43aに移動させ、第二収納部42bに収納されている機器9Fを第二出庫部43bに移動させることもできる。本実施形態では、移動部44は、移動装置40bを用いて、第一収納部42aに収納されている供給品9Sを出庫スペース40fに移動し、出庫スペース40fに移動した供給品9Sを第一出庫部43aに移動する。
また、移動部44は、移動装置40bを用いて、第二収納部42bに収納されている機器9Fを出庫スペース40fに移動し、出庫スペース40fに移動した機器9Fを第二出庫部43bに移動する(ステップS21)。移動部44は、移動装置40bを用いて、収納部42に収納されている収容ケース93を出庫スペース40fに移動し、出庫スペース40fに移動した収容ケース93を出庫部43に移動することもできる。いずれの場合も、制御装置40aは、供給品9Sおよび機器9Fの出庫日時を記憶装置に記憶させる。
次に、制御装置40aは、出庫予定のすべての供給品9Sおよび機器9Fが出庫したか否かを判断する(ステップS22)。出庫予定のすべての供給品9Sおよび機器9Fが出庫した場合(ステップS22でYesの場合)、出庫作業における制御は、一旦、終了する。出庫予定のすべての供給品9Sおよび機器9Fが出庫していない場合(ステップS22でNoの場合)、出庫作業における制御は、ステップS21に示す処理に戻る。そして、出庫予定のすべての供給品9Sおよび機器9Fが出庫されるまで、ステップS21およびステップS22に示す処理および判断が繰り返される。
ここで、対基板作業機10によって基板製品900の生産が行われている一の単位生産UJ0を第一単位生産UJ1とする。また、図6に示すように、第一単位生産UJ1より後の少なくとも一つの単位生産UJ0を第二単位生産UJ2とする。第一単位生産UJ1では、対基板作業機10によって基板製品900の生産が行われているので、機器9Fは、既に対基板作業機10に装備されている。そのため、第一単位生産UJ1における機器9Fの出庫要請は、第二単位生産UJ2と比べて少ない。
そこで、出庫部43が供給品9Sおよび機器9Fを関連付けて出庫する形態として、第二単位生産UJ2に用いられる供給品9Sおよび機器9Fを出庫する場合が想定される。この場合、移動部44は、第二単位生産UJ2に用いられる供給品9Sおよび機器9Fを移動させることができる。具体的には、移動部44は、管理装置19から受信した出庫指令に基づいて、移動装置40bを用いて、第二単位生産UJ2に用いられる供給品9Sおよび機器9Fを移動する。
また、本実施形態の保管庫40は、案内部45を備えている。案内部45は、第二単位生産UJ2に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aと、第二単位生産UJ2に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bとを作業者に案内する。これにより、作業者は、第二単位生産UJ2に用いられる供給品9Sおよび機器9Fを認識し易くなる。
案内部45は、上記の第一出庫部43aおよび第二出庫部43bを作業者に案内することができれば良く、種々の形態をとり得る。例えば、案内部45は、図3Aに示す表示装置40eを用いて、棚47に形成されている上記の第一出庫部43aおよび第二出庫部43bの位置を表示することができる。また、図7Aに示すように、案内部45は、棚47に表示装置を設けて、当該表示装置を用いて、棚47に形成されている上記の第一出庫部43aおよび第二出庫部43bの位置を表示することもできる。
具体的には、案内部45は、棚47の上段スペースの近傍に供給品9Sの出庫場所であることを表示して、棚47の上段スペースに上記の第一出庫部43aが形成されていることを案内する。同様に、棚47の下段スペースの近傍に機器9Fの出庫場所であることを表示して、棚47の下段スペースに上記の第二出庫部43bが形成されていることを案内する。
また、第一単位生産UJ1では、対基板作業機10によって基板製品900の生産が行われているので、例えば、リール91aに収容されている部品の不足(供給品9Sの不足)が発生する可能性がある。供給品9Sの不足が発生した場合、若しくは、供給品9Sの不足が発生する可能性がある場合、管理装置19は、保管庫40に当該供給品9Sの出庫指令を送信する。保管庫40は、出庫指令を受信すると、当該供給品9Sを出庫する。
この場合、移動部44は、第一単位生産UJ1に用いられる供給品9Sを第一出庫部43aに移動させる。具体的には、移動部44は、管理装置19から受信した出庫指令に基づいて、移動装置40bを用いて、第一単位生産UJ1に用いられる供給品9Sを第一出庫部43aに移動する。この場合、案内部45は、第一単位生産UJ1に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aと、第二単位生産UJ2に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aとを識別可能に案内すると良い。
具体的には、案内部45は、図7Aに示す棚47の上段スペースの一部が現在の生産用であることを表示して、当該スペースに第一単位生産UJ1に用いられる供給品9Sが出庫されることを案内することができる。また、案内部45は、図7Aに示す棚47の上段スペースの残りが次の生産用であることを表示して、当該スペースに第二単位生産UJ2に用いられる供給品9Sが出庫されることを案内することができる。これにより、作業者は、第一単位生産UJ1に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aと、第二単位生産UJ2に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aとを識別することができる。
なお、既述したように、第一単位生産UJ1における機器9Fの出庫要請は、第二単位生産UJ2と比べて少ないが、例えば、機器9Fのトラブルなどによって、第一単位生産UJ1において新たな機器9Fが必要になる可能性もある。そのため、供給品9Sの場合と同様にして、移動部44は、第一単位生産UJ1に用いられる機器9Fを第二出庫部43bに移動させることもできる。この場合、案内部45は、第一単位生産UJ1に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bと、第二単位生産UJ2に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bとを識別可能に案内すると良い。
具体的には、案内部45は、図7Aに示す棚47の下段スペースの一部が現在の生産用であることを表示して、当該スペースに第一単位生産UJ1に用いられる機器9Fが出庫されることを案内することができる。また、案内部45は、図7Aに示す棚47の下段スペースの残りが次の生産用であることを表示して、当該スペースに第二単位生産UJ2に用いられる機器9Fが出庫されることを案内することができる。これにより、作業者は、第一単位生産UJ1に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bと、第二単位生産UJ2に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bとを識別することができる。
また、棚47には、仕切り板49を設けることができる。図7Aに示す第一出庫部43aに設けられる仕切り板49は、第一単位生産UJ1に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aと、第二単位生産UJ2に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aとを区分している。また、第二出庫部43bに設けられる仕切り板49は、第一単位生産UJ1に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bと、第二単位生産UJ2に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bとを区分している。案内部45について記述されている事項は、図7Bに示す台車46についても同様に言え、図7Cおよび図7Dに示す形態についても同様に言える。
作業者は、直近の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sと、当該単位生産UJ0より後の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sとを識別することが困難な場合がある。そこで、案内部45は、第一単位生産UJ1の次の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aと、第一単位生産UJ1の次の単位生産UJ0より後の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aとを識別可能に案内すると良い。
具体的には、案内部45は、図7Aに示す棚47の上段スペースの残りが次の生産用であることを表示する代わりに、棚47の上段スペースの残りが次の生産用と、それ以降の生産用であることを表示する。これにより、作業者は、第一単位生産UJ1の次の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aと、第一単位生産UJ1の次の単位生産UJ0より後の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aとを識別することができる。なお、これらの第一出庫部43aの間に仕切り板49を設けることもできる。
供給品9Sについて上述されていることは、機器9Fについても同様に言える。そこで、案内部45は、第一単位生産UJ1の次の単位生産UJ0に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bと、第一単位生産UJ1の次の単位生産UJ0より後の単位生産UJ0に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bとを識別可能に案内すると良い。
具体的には、案内部45は、図7Aに示す棚47の下段スペースの残りが次の生産用であることを表示する代わりに、棚47の下段スペースの残りが次の生産用と、それ以降の生産用であることを表示する。これにより、作業者は、第一単位生産UJ1の次の単位生産UJ0に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bと、第一単位生産UJ1の次の単位生産UJ0より後の単位生産UJ0に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bとを識別することができる。なお、これらの第二出庫部43bの間に仕切り板49を設けることもできる。
また、作業者は、所定の生産時間帯(例えば、午前の基板製品900の生産)に用いられる供給品9Sと、当該生産時間帯より遅い生産時間帯(例えば、午後の基板製品900の生産)に用いられる供給品9Sとを識別したい場合がある。そこで、案内部45は、第一生産時間帯TM1に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aと、第二生産時間帯TM2に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aとを識別可能に案内すると良い。第一生産時間帯TM1は、第二単位生産UJ2のうちの少なくとも一つの単位生産UJ0が行われる。図6に示すように、第二生産時間帯TM2は、第一生産時間帯TM1より遅く第二単位生産UJ2のうちの他の少なくとも一つの単位生産UJ0が行われる。
この形態では、案内部45は、図7Aに示す棚47の上段スペースの残りが次の生産用であることを表示する代わりに、棚47の上段スペースの残りが第一生産時間帯TM1の生産用と、第二生産時間帯TM2の生産用であることを表示する。これにより、作業者は、第一生産時間帯TM1に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aと、第二生産時間帯TM2に用いられる供給品9Sが出庫される第一出庫部43aとを識別することができる。なお、これらの第一出庫部43aの間に仕切り板49を設けることもできる。
供給品9Sについて上述されていることは、機器9Fについても同様に言える。そこで、案内部45は、第一生産時間帯TM1に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bと、第二生産時間帯TM2に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bとを識別可能に案内すると良い。
この形態では、案内部45は、図7Aに示す棚47の下段スペースの残りが次の生産用であることを表示する代わりに、棚47の下段スペースの残りが第一生産時間帯TM1の生産用と、第二生産時間帯TM2の生産用であることを表示する。これにより、作業者は、第一生産時間帯TM1に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bと、第二生産時間帯TM2に用いられる機器9Fが出庫される第二出庫部43bとを識別することができる。なお、これらの第二出庫部43bの間に仕切り板49を設けることもできる。
本実施形態では、第一出庫部43aおよび第二出庫部43bは、供給品9Sおよび機器9Fを保持可能な棚47に形成されている。例えば、第一出庫部43aおよび第二出庫部43bは、供給品9Sおよび機器9Fを保持可能な台車46に形成することもできる。図7Bに示すように、台車46は、既述した棚47と同様の構成を備えている。また、台車46は、例えば、搬送車30と同様の搬送車を用いることができ、無人搬送車であっても良く、作業者によって牽引されても良い。
第一出庫部43aおよび第二出庫部43bは、複数の台車46または複数の棚47に形成することもできる。また、一つの台車46または一つの棚47において、複数の第一出庫部43aが形成されても良く、複数の第二出庫部43bが形成されても良い。いずれの場合も、第一出庫部43aを識別する必要があり、第二出庫部43bを識別する必要がある。そこで、台車46または棚47には、第一出庫部43aを識別する第一識別部48aと、第二出庫部43bを識別する第二識別部48bとが設けられていると良い。
第一識別部48aは、第一出庫部43aを識別することができれば良く、種々の形態をとり得る。同様に、第二識別部48bは、第二出庫部43bを識別することができれば良く、種々の形態をとり得る。第一識別部48aおよび第二識別部48bは、例えば、一次元コード、二次元コード、無線タグなどを用いることができる。第一識別部48aおよび第二識別部48bは、案内部45による案内であっても良い。
また、図7Cに示すように、第一出庫部43aは、供給品9Sを保持可能な第一台車46aに形成され、第二出庫部43bは、機器9Fを保持可能な第二台車46bに形成されても良い。この場合、第一台車46aには、第一出庫部43aを識別する第一識別部48aが設けられ、第二台車46bには、第二出庫部43bを識別する第二識別部48bが設けられていると良い。
さらに、図7Dに示すように、第一出庫部43aは、供給品9Sを保持可能な第一棚47aに形成され、第二出庫部43bは、機器9Fを保持可能な第二棚47bに形成されても良い。この場合、第一棚47aには、第一出庫部43aを識別する第一識別部48aが設けられ、第二棚47bには、第二出庫部43bを識別する第二識別部48bが設けられていると良い。いずれの場合も、保管庫40および作業者は、第一出庫部43aを識別することができ、第二出庫部43bを識別することができる。
1-4.その他
実施形態の保管庫40では、第二開口部41bを介して供給品9Sおよび機器9Fを関連付けて出庫する。しかしながら、保管庫40は、第一開口部41aを介して供給品9Sおよび機器9Fを関連付けて出庫することもできる。例えば、移動部44は、移動装置40bを用いて、供給品9Sおよび機器9Fを収容している収容ケース93を、第一開口部41aを介して出庫することができる。また、保管庫40の外部に搬送装置を設けることもできる。この場合、搬送装置は、第一開口部41aを介して出庫された供給品9Sを出庫部43に搬送する。搬送装置は、第一開口部41aを介して出庫された機器9Fを出庫部43に搬送する。また、搬送装置は、第一開口部41aを介して出庫された供給品9Sを第一出庫部43aに搬送することができる。搬送装置は、第一開口部41aを介して出庫された機器9Fを第二出庫部43bに搬送することができる。さらに、搬送装置は、第一開口部41aを介して出庫された供給品9Sおよび機器9Fのうちの少なくとも一方を収容する収容ケース93を、出庫部43に搬送することもできる。
また、出庫部43は、第一出庫部43aおよび第二出庫部43bのように、専用の出庫部として区画されている形態に限定されない。出庫部43は、例えば、第一出庫部43aに相当する部位と、第二出庫部43bに相当する部位とが混在している形態であっても良い。この場合、保管庫40は、同一の単位生産UJ0ごとに出庫部43を区画して、それぞれの区画に同一の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sと機器9Fを出庫するようにしても良い。また、出庫部43は、一つの単位生産UJ0に用いられる供給品9Sおよび機器9Fのみが出庫され、同時に他の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sおよび機器9Fが出庫されないようにしても良い。
2.実施形態の効果の一例
保管庫40によれば、第一収納部42aと、第二収納部42bと、出庫部43と、移動部44とを備える。これにより、保管庫40は、第一収納部42aに供給品9Sを収納し、第二収納部42bに機器9Fを収納することができる。また、保管庫40は、移動部44が第一収納部42aに収納されている供給品9Sを出庫部43に移動させ、第二収納部42bに収納されている機器9Fを出庫部43に移動させて、出庫部43が所定の単位生産UJ0に用いられる供給品9Sおよび機器9Fを関連付けて出庫することができる。
10:対基板作業機、10c:部品装着機、40:保管庫、
42a:第一収納部、42b:第二収納部、43:出庫部、
43a:第一出庫部、43b:第二出庫部、44:移動部、
45:案内部、46:台車、46a:第一台車、46b:第二台車、
47:棚、47a:第一棚、47b:第二棚、48a:第一識別部、
48b:第二識別部、90:基板、91:物品、93:収容ケース、
95c:保持部材、9S:供給品、9F:機器、900:基板製品、
UJ0:単位生産、UJ1:第一単位生産、UJ2:第二単位生産、
TM1:第一生産時間帯、TM2:第二生産時間帯。

Claims (10)

  1. 基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機によって前記基板に設けられる物品、および、前記物品が設けられる前の前記基板のうちの少なくとも一方である供給品を収納する第一収納部と、
    前記対基板作業機に着脱可能に設けられて前記対基板作業において用いられる機器を収納する第二収納部と、
    前記対基板作業機を用いた同一種類の基板製品の生産が指定される単位生産の順序が規定されている生産計画に含まれる所定の前記単位生産に用いられる前記供給品および前記機器を関連付けて出庫する出庫部と、
    前記第一収納部に収納されている前記供給品を前記出庫部に移動させ、前記第二収納部に収納されている前記機器を前記出庫部に移動させる移動部と、
    を備え
    前記供給品および前記機器のうちの少なくとも一方は、収容ケースに収容された状態で保管され、前記収容ケースに収容された状態で出庫され、
    前記収容ケースには、前記機器と前記供給品とが一緒に収容されている保管庫。
  2. 前記対基板作業機は、前記供給品である部品を前記供給品である前記基板に装着する部品装着機であり、
    前記収容ケースには、前記部品を採取し保持して前記基板に装着する前記機器である保持部材と、前記保持部材によって保持可能な前記部品とが一緒に収容されている請求項に記載の保管庫。
  3. 基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機によって前記基板に設けられる物品、および、前記物品が設けられる前の前記基板のうちの少なくとも一方である供給品を収納する第一収納部と、
    前記対基板作業機に着脱可能に設けられて前記対基板作業において用いられる機器を収納する第二収納部と、
    前記対基板作業機を用いた同一種類の基板製品の生産が指定される単位生産の順序が規定されている生産計画に含まれる所定の前記単位生産に用いられる前記供給品および前記機器を関連付けて出庫する部位であって、前記単位生産に用いられる前記供給品が出庫される第一出庫部と、前記第一出庫部から出庫される前記供給品と同一の前記単位生産に用いられる前記機器が出庫される第二出庫部とを備える出庫部と、
    前記第一収納部に収納されている前記供給品を前記出庫部に移動させ、前記第二収納部に収納されている前記機器を前記出庫部に移動させる部位であって、前記対基板作業機によって前記基板製品の生産が行われている一の前記単位生産である第一単位生産より後の少なくとも一つの前記単位生産である第二単位生産に用いられる前記供給品および前記機器を移動させる移動部と、
    前記第二単位生産に用いられる前記供給品が出庫される前記第一出庫部と、前記第二単位生産に用いられる前記機器が出庫される前記第二出庫部とを作業者に案内する案内部と、
    を備る保管庫。
  4. 前記案内部は、前記第一単位生産の次の前記単位生産に用いられる前記供給品が出庫される前記第一出庫部と、前記第一単位生産の次の前記単位生産より後の前記単位生産に用いられる前記供給品が出庫される前記第一出庫部とを識別可能に案内する請求項に記載の保管庫。
  5. 前記案内部は、前記第一単位生産の次の前記単位生産に用いられる前記機器が出庫される前記第二出庫部と、前記第一単位生産の次の前記単位生産より後の前記単位生産に用いられる前記機器が出庫される前記第二出庫部とを識別可能に案内する請求項または請求項に記載の保管庫。
  6. 前記案内部は、前記第二単位生産のうちの少なくとも一つの前記単位生産が行われる第一生産時間帯に用いられる前記供給品が出庫される前記第一出庫部と、前記第一生産時間帯より遅く前記第二単位生産のうちの他の少なくとも一つの前記単位生産が行われる第二生産時間帯に用いられる前記供給品が出庫される前記第一出庫部とを識別可能に案内する請求項に記載の保管庫。
  7. 前記案内部は、前記第二単位生産のうちの少なくとも一つの前記単位生産が行われる第一生産時間帯に用いられる前記機器が出庫される前記第二出庫部と、前記第一生産時間帯より遅く前記第二単位生産のうちの他の少なくとも一つの前記単位生産が行われる第二生産時間帯に用いられる前記機器が出庫される前記第二出庫部とを識別可能に案内する請求項または請求項に記載の保管庫。
  8. 前記移動部は、前記第一単位生産に用いられる前記供給品を前記第一出庫部に移動させ、
    前記案内部は、前記第一単位生産に用いられる前記供給品が出庫される前記第一出庫部と、前記第二単位生産に用いられる前記供給品が出庫される前記第一出庫部とを識別可能に案内する請求項~請求項のいずれか一項に記載の保管庫。
  9. 前記出庫部は、
    前記単位生産に用いられる前記供給品が出庫される第一出庫部と、
    前記第一出庫部から出庫される前記供給品と同一の前記単位生産に用いられる前記機器が出庫される第二出庫部と、
    を備え、
    前記第一出庫部および前記第二出庫部は、前記供給品および前記機器を保持可能な台車または棚に形成されており、
    前記台車または前記棚には、前記第一出庫部を識別する第一識別部と、前記第二出庫部を識別する第二識別部とが設けられている請求項1~請求項のいずれか一項に記載の保管庫。
  10. 基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機によって前記基板に設けられる物品、および、前記物品が設けられる前の前記基板のうちの少なくとも一方である供給品を収納する第一収納部と、
    前記対基板作業機に着脱可能に設けられて前記対基板作業において用いられる機器を収納する第二収納部と、
    前記対基板作業機を用いた同一種類の基板製品の生産が指定される単位生産の順序が規定されている生産計画に含まれる所定の前記単位生産に用いられる前記供給品および前記機器を関連付けて出庫する出庫部と、
    前記第一収納部に収納されている前記供給品を前記出庫部に移動させ、前記第二収納部に収納されている前記機器を前記出庫部に移動させる移動部と、
    を備え、
    前記出庫部は、
    前記単位生産に用いられる前記供給品が出庫される第一出庫部と、
    前記第一出庫部から出庫される前記供給品と同一の前記単位生産に用いられる前記機器が出庫される第二出庫部と、
    を備え、
    前記第一出庫部は、前記供給品を保持可能な第一台車または第一棚に形成され、
    前記第二出庫部は、前記機器を保持可能な第二台車または第二棚に形成されており、
    前記第一台車または前記第一棚には、前記第一出庫部を識別する第一識別部が設けられ、
    前記第二台車または前記第二棚には、前記第二出庫部を識別する第二識別部が設けられている保管庫。
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